JPH05101537A - Fm復調装置 - Google Patents

Fm復調装置

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Publication number
JPH05101537A
JPH05101537A JP26236591A JP26236591A JPH05101537A JP H05101537 A JPH05101537 A JP H05101537A JP 26236591 A JP26236591 A JP 26236591A JP 26236591 A JP26236591 A JP 26236591A JP H05101537 A JPH05101537 A JP H05101537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
pass filter
supplied
low
circuit
Prior art date
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Application number
JP26236591A
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English (en)
Inventor
Hajime Nitta
元 新田
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH05101537A publication Critical patent/JPH05101537A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生イコライザでの直線降下等化特性を実現
すると共に、反転現象を良好に防止する。 【構成】 ローパスフィルタ8からの信号が再生イコラ
イザの機能を含むローパスフィルタ21に供給され、こ
のローパスフィルタ21からの信号が位相補正回路22
を通じて加算器23に供給される。またローパスフィル
タ8からの信号がバンドパスフィルタ24に供給され、
このバンドパスフィルタ24からの信号がリミッタ25
に供給され、このリミッタ25からの信号が係数回路2
6を通じて加算器23に供給される。この加算器23か
らの信号がリミッタ11に供給される。さらにこのリミ
ッタ11からの信号がFM復調器12に供給され、復調
された輝度信号が出力端子13に取り出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばVTRの輝度信
号の再生に用いられるFM復調装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えばVTRの輝度信号の記録再生は図
5に示すように行われている。すなわち図において、入
力端子1に供給される輝度信号がFM変調器2で変調さ
れて記録アンプ3に供給される。この記録アンプ3から
の信号が入出力トランス4を通じてヘッド5に供給され
てテープ6に記録される。またこのヘッド5にてテープ
6から再生された信号が入出力トランス4を通じて再生
アンプ7に供給される。この再生アンプ7からの信号が
ローパスフィルタ8に供給されて信号帯域外のノイズが
除去され、このローパスフィルタ8からの信号が再生イ
コライザ9を通じて反転防止回路10に供給される。そ
してこの反転防止回路10からの信号がリミッタ11を
通じてFM復調器12に供給され、復調された輝度信号
が出力端子13に取り出される。
【0003】このようなVTRにおいて、FM変調され
た信号をテープに記録再生すると、高周波にくらべて低
周波の方が大きく出力される。一方ノイズは高域になる
ほど増加する。そこでFM波では下側帯波を大きく利用
すれば、復調後のS/Nは改善されることになる。この
ため例えばローパスフィルタ8の周波数特性を図6のA
に示すような特性にし、再生イコライザ9の周波数特性
を同図のBに示すような特性にすることが行われてい
る。しかしながら高域が相対的に減衰すると、復調時に
ゼロクロスが欠落して反転現象が生じる恐れがある。こ
の反転現象は、例えばハイビジョンVTRのように記録
波長が短くなると、分離損失によっていっそう生じ易く
なるものである。
【0004】そこで輝度信号の再生系に用いられるFM
復調装置においては、低搬送波FM信号の反転防止のた
めに、いわゆるダブルリミッタと呼ばれる回路が実施さ
れている。しかしながらこの回路では、帯域の広い信号
の場合に上側帯波の出力レベルが低く、また再生アンプ
のノイズが高域で増加する傾向がある。このため高域フ
ィルタで搬送波を抜き出しリミッタをかけてキャリアロ
スを改善した場合に、白から黒への反転現象は防止でき
るが、逆に黒から白への反転現象は起こり易くなってし
まうものである。
【0005】これに対して本願出願人は、先に高域通過
フィルタの代わりに帯域通過フィルタを用いて、反転現
象を防止する回路を提案した(特願平2−35727
号)。しかしながらこの回路で、反転余裕が改善された
分を再生の振幅イコライザでの直線降下等化特性の実現
に割り振って、復調後のS/Nの改善を狙った場合に、
再生イコライザを通った時点では反転現象が起こり易く
なっているので、次段の反転防止回路でもキャリアロス
を回復できなくなる恐れがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、再生イコライザでの直線降下等化特性を実現する
場合に、反転現象が起こり易くなってしまうというもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、FM信号(ロ
ーパスフィルタ8)の両側帯波を抑圧(バンドパスフィ
ルタ24)して振幅制限(リミッタ25)した信号と、
下側帯波を強調(ローパスフィルタ21)した信号とを
加算(加算器23)し、この加算信号を振幅制限(リミ
ッタ11)してFM復調(復調器12)するようにした
FM復調装置である。
【0008】
【作用】これによれば、再生イコライザでの直線降下等
化特性を実現すると共に、反転現象を良好に防止するこ
とができる。
【0009】
【実施例】図1において、この実施例は上述の再生イコ
ライザ9及び反転防止回路10の2つの回路に相当する
ものである。この図においてローパスフィルタ8からの
信号が再生イコライザ9の機能を含むローパスフィルタ
21に供給され、このローパスフィルタ21からの信号
が位相補正回路22を通じて加算器23に供給される。
またローパスフィルタ8からの信号がバンドパスフィル
タ24に供給され、このバンドパスフィルタ24からの
信号がリミッタ25に供給され、このリミッタ25から
の信号が係数回路26を通じて加算器23に供給され
る。この加算器23からの信号がリミッタ11に供給さ
れる。さらにこのリミッタ11からの信号がFM復調器
12に供給され、復調された輝度信号が出力端子13に
取り出される。
【0010】そしてこの回路において、ローパスフィル
タ21〜位相補正回路22の系は、低域通過フィルタを
通すことによって、S/Nのよい下側帯波を多く利用す
るイコライズを行っている。一方バンドパスフィルタ2
4〜係数回路26の系は、帯域通過フィルタを通して両
側帯波を抑圧し、リミッタをかけるこによってキャリア
ロスを回復した系である。そしてこれらの2つの系を時
間合わせをして適当な割合で加算し、さらにリミッタを
かけることにより、反転しないFM信号を得ることがで
きる。
【0011】すなわち上述の回路において、例えばロー
パスフィルタ21の周波数特性を図2のAに示すような
特性にし、バンドパスフィルタ24の周波数特性を同図
のBに示すような特性にすることが行われている。これ
によって例えばサイドバンドの周波数特性が同図のCに
示すような特性であった場合に、ローパスフィルタ21
の出力の周波数特性は同図のDに示すようになり、一方
バンドパスフィルタ24の出力の周波数特性を同図のE
に示すようになって、加算器23からは同図のFに示す
ような周波数特性の出力が取り出される。
【0012】こうして上述の装置によれば、再生イコラ
イザ(ローパスフィルタ21)での直線降下等化特性を
実現すると共に、反転現象を良好に防止することができ
るものである。
【0013】また上述の装置によれば、再生イコライザ
をローパスフィルタ21で兼用しているので、全体の回
路のハードウェア量を削減することもできる。
【0014】さらに図3は、ローパスフィルタ21及び
バンドパスフィルタ24として共にリニアフェイズのF
IRフィルタを用いた場合の実施例を示す。この図にお
いて、FM搬送波を1/2τとした場合に、 ローパスフィルタ21の特性 AL(ω) =1−kcosωτ バンドパスフィルタ24の特性 AB(ω) =1−k′cosω2τ τ″:2つの系の時間差に相当する遅延素子 K :係数回路 となる。
【0015】またローパスフィルタ21及びバンドパス
フィルタ24は図4に示すようなLC回路や、IIRフ
ィルタで実現することもできる。なお同図のAはローパ
スフィルタを構成するLC回路でこれはさらに高次のL
C回路を用いてもよい。また同図のBはバンドパスフィ
ルタを構成するLC回路でこれはさらに高次のLC回路
を用いてもよい。さらに同図のCはIIRフィルタの例
である。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、再生イコライザでの
直線降下等化特性を実現すると共に、反転現象を良好に
防止することができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるFM復調装置の一例の構成図であ
る。
【図2】その説明のための図である。
【図3】具体例の構成図である。
【図4】具体例の他の例の構成図である。
【図5】VTRの記録再生系の構成図である。
【図6】その説明のための図である。
【符号の説明】
8 ローパスフィルタ 11 リミッタ 12 FM復調器 13 出力端子 21 ローパスフィルタ 22 位相補正回路 23 加算器 24 バンドパスフィルタ 25 リミッタ 26 係数回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM信号の両側帯波を抑圧して振幅制限
    した信号と、下側帯波を強調した信号とを加算し、この
    加算信号を振幅制限してFM復調するようにしたFM復
    調装置。
JP26236591A 1991-10-09 1991-10-09 Fm復調装置 Pending JPH05101537A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26236591A JPH05101537A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 Fm復調装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26236591A JPH05101537A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 Fm復調装置

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Publication Number Publication Date
JPH05101537A true JPH05101537A (ja) 1993-04-23

Family

ID=17374731

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26236591A Pending JPH05101537A (ja) 1991-10-09 1991-10-09 Fm復調装置

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