JP2722447B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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- JP2722447B2 JP2722447B2 JP61171395A JP17139586A JP2722447B2 JP 2722447 B2 JP2722447 B2 JP 2722447B2 JP 61171395 A JP61171395 A JP 61171395A JP 17139586 A JP17139586 A JP 17139586A JP 2722447 B2 JP2722447 B2 JP 2722447B2
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は磁気記録再生装置に係り、低域変換VTRにお
いて記録時、輝度信号及びクロマ信号を分離し、再生
時、両者を加算して取出す磁気記録再生装置に関する。 従来の技術及び問題点 低域変換VTRは、一般に、磁気テープと磁気ヘッドの
相対速度変動による時間軸変動について、輝度信号系は
何の補正処理もせず、クロマ系についてのみAPC処理回
路で時間軸補正を行なった後輝度信号とクロマ信号との
加算を行なって再生コンポジット信号を得ている。この
ため、輝度信号とクロマ信号とにインタリーブ関係がな
い。 又、低域変換VTRは輝度信号帯域が狭く、もしこの程
のVTRにおいて輝度信号帯域を広帯域化すると上記イン
タリーブ関係がないことから輝度信号とクロマ信号との
間に干渉を生じる問題点があった。 本発明は、輝度信号を広帯域化し、輝度信号とクロマ
信号との間の干渉を除去し得る磁気記録再生装置を提供
することを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明は、複合ビデオ信号から輝度信号を記録用クシ
形フィルタで分離し、該記録用クシ形フィルタにより分
離された該輝度信号及びクロマ信号を夫々信号処理した
後、加算して磁気テープに記録すると手段と、 該磁気テープから再生された信号から該輝度信号と該
クロマ信号とを分離し、該分離された再生輝度信号を再
生用クシ形フィルタを通した後、該分離された再生クロ
マ信号と加算して複合ビデオ信号を得る手段とを有し、 前記記録用クシ形フィルタのクシ形特性が有効となる
帯域幅を広帯域フィルタの帯域幅だけ有効とすることに
より広帯域に設定する一方、前記再生用クシ形フィルタ
のクシ形特性を有効となる帯域幅を狭帯域フィルタの帯
域幅だけ有効とすることにより前記記録用クシ形フィル
タのクシ形特性が有効となる帯域幅より狭い帯域幅に設
定することを特徴とする。 作用 本発明によれば、記録時には広帯域フィルタによりク
シ形特性が有効となる帯域幅が設定された記録用クシ形
フィルタにより輝度信号とクロマ信号とを分離すること
により、輝度信号とクロマ信号とを確実に分離し得、再
生時には狭帯域フィルタによりクシ形特性が有効となる
帯域幅が記録時のクシ形特性の有効となる帯域幅より狭
くなるように設定された再生用クシ形フィルタにより輝
度信号の帯域のエッジ部分の減衰を低減できるので、再
生輝度信号のにじみを防止できる。このため、輝度信号
とクロマ信号との間の干渉を除去でき、輝度信号を広帯
域化でき、画質の向上を計れる。 実施例 第１図は本発明装置の第１実施例のブロック系統図を
示す。同図において、記録時、スイッチＳ1,S2を端子Ｒ
に接続する。端子１に入来した複合ビデオ信号は比較的
広いくし形帯域をもつREC用クシ形フィルタ２で輝度信
号を取出され、AGC回路３、プリエンファシス回路４を
介してFM変調器５に供給されてここでFM変調され、高域
フィルタ６を介して加算器７に供給される。一方、入力
ビデオ信号は、帯域フィルタ８に供給されてクロマ信号
を取出され、スイッチＳ2、ACC回路９を介して周波数変
換器10に供給され、ここで発振回路11の出力に応じて低
域（例えば629kHz）に変換され、低域フィルタ12を介し
て加算器７に供給されて輝度信号と加算される。加算器
７の出力は記録アンプ13、スイッチＳ1、を介して磁気
ヘッド14に供給され、磁気テープ15に供給される。 再生時、スイッチＳ1,S2を端子Ｐに接続する。磁気テ
ープ15から磁気ヘッド14にて再生された信号はスイッチ
Ｓ1、再生アンプ16を介して高域フィルタ17に供給され
ここで輝度信号が取出され、リミッタ18でAM変動成分を
除去されると共に上側波帯を復活され、FM復調器19にて
FM復調され、ディエンファシス回路20、比較的狭いくし
形帯域をもつPB用クシ形フィルタ21を介して加算器22に
供給される。一方、再生アンプ16の出力は低域フィルタ
23にてクロマ信号とされ、スイッチＳ2、ACC回路９を介
して周波数変換器10に供給されて高域に変換され、帯域
フィルタ43、カラーキラー回路24を介してクシ形フィル
タ25に供給されて隣接クロストークを除去される。クシ
形フィルタ25の出力は加算器22に輝度信号と加算され、
出力端子29より取出される。 ここで、再生輝度信号はPB用くし形フィルタ21を通さ
れて再生クロマ信号と加算されるため、輝度信号とクロ
マ信号とのインタリーブ関係が保たれていないための両
者間の干渉を防止し得る。しかもPB用クシ形フィルタ21
の帯域は記録時に比して狭いのでいわゆるにじみがな
く、高画質を得ることができる。 第２図（Ａ）〜（Ｃ）にREC用クシ形フィルタ２或い
はPB用クシ形フィルタ21の各例の具体的ブロック図を示
す。各図において、1Hディレー回路26はガラスディレー
ライン又はCCDディレーラインが用いられ、帯域フィル
タ27はREC用クシ形フィルタ２の場合は比較的広帯域、P
B用クシ形フィルタ21の場合は比較的狭帯域に設定され
ている。なお、31,32,33は減算器、34は加算器であり、
又は第２図（Ｂ），（Ｃ）に示す帯域フィルタ27は高域
フィルタとしてもよい。又、ディレー回路28は帯域フィ
ルタ27のディレー量に対応したディレー量をもつもの
で、全体のタイミングを合わせる。 第３図は本発明装置の第２実施例のブロック系統図を
示し、同図中、第１図と同一構成部分には同一番号を付
してその説明を省略する。このものは、第１図中のREC
用クシ形フィルタ２とPB用クシ形フィルタ21とをクシ形
フィルタ30で兼用したものである。 記録用、スイッチＳ1〜Ｓ3を端子Ｒに接続する。端子
１に入来したビデオ信号はスイッチＳ3を介してクシ形
フィルタ30にて輝度信号を取出され、第１実施例と同様
にクロマ信号と加算されて磁気テープ15に記録される。
一方、再生時、スイッチＳ1〜Ｓ3を端子Ｐに接続する。
高域フィルタ17から取出された輝度信号はFM復調された
後スイッチＳ3、クシ形フィルタ30を介して加算器22に
供給される。この場合、輝度信号はクシ形フィルタ30を
通るため、第１実施例と同様に輝度信号及びクロマ信号
間の干渉を防止し得る。 第４図（Ａ），（Ｂ）はクシ形フィルタ30の各実施例
の具体的ブロック系統図を示す。REC用帯域フィルタ351
は第５図（Ａ）の特性Ｉに示すように比較的広帯域をも
ち、これによりクシ形フィルタ30内のREC用帯域フィル
タ351は、第５図（Ｂ）に示すようにクシ形の特性が有
効となる帯域幅が広帯域幅となるクシ形のフィルタ特性
とされる。また、PB用帯域フィルタ352は第５図（Ａ）
の特性IIに示すように比較的狭帯域をもち、これにより
クシ形フィルタ30は、第５図（Ｃ）に示すようにクシ形
の特性が有効となる帯域幅が狭帯域幅となるクシ形のフ
ィルタ特性とされる。これによりクシ形フィルタ30は、
第５図（Ｃ）に示すようにクシ形の特性が有効となる帯
域幅が狭帯域幅となるクシ形のフィルタ特性とされる1H
ディレー回路36はCCDディレーラインが用いられ、又、3
7,38は減算器である。又、ディレー回路39,391,392はRE
C用帯域フィルタ351、PB用帯域フィルタ352のディレー
量に対応したディレー量をもつ（帯域フィルタ351,352
のディレー量が同一であれば、第４図（Ａ）にようにデ
ィレー回路を切換えなくてよい）。 記録時、第３図のスイッチＳ1〜3を端子Ｒに接続する
と共に第４図（Ａ），（Ｂ）のスイッチ40〜42を端子Ｒ
に接続する。記録時にビデオ信号からクロマ信号を除去
しようとするには約1MHz以上の比較的広いしく形帯域が
必要である。そこで、本実施例では、記録時には輝度信
号をクシ形フィルタ30内に設けたREC用帯域フィルタ351
に通すことにより確実に輝度信号を取出せるように構成
している。（狭いくし形帯域にするとエッジ部分にクロ
マ信号が残る）。一方、再生時、第３図のスイッチＳ1
〜Ｓ3を端子Ｐに接続すると共に第４図（Ａ），（Ｂ）
のスイッチ40〜42を端子Ｐに接続する。再生時は、輝度
信号をクシ形フィルタ30内に設けたPB用帯域フィルタ35
2に通せば、クシ形帯域を狭く設定できるので、輝度信
号とクロマ信号との干渉を防止できるため、にじみがな
く、高画質を得ることができる。 第３図示の回路を用いれば、第１図示の回路よりも簡
単であり、小形で安価に構成し得る。 発明の効果 本発明によれば、記録時には広帯域フィルタによりク
シ形特性が有効となる帯域幅が設定された記録用クシ形
フィルタによりクシ形特性が輝度信号の帯域幅より広い
領域まで達し、輝度信号とクロマ信号とを確実に分離し
得る。 また、再生時には狭帯域フィルタによりクシ形特性が
有効となる帯域幅が記録時のクシ形特性の有効となる帯
域幅より狭くなるように設定された再生用クシ形フィル
タにより輝度信号の帯域のエッジ部分の減衰させること
なく再生クロマ信号を加算することができ、再生輝度信
号のにじみを防止でき、画質を向上させることができ
る。 さらに、クシ形フィルタを記録系と再生系とで兼用し
て１つとすることにより回路構成を簡単にでき、小型、
安価に構成できる等の特長を有する。
いて記録時、輝度信号及びクロマ信号を分離し、再生
時、両者を加算して取出す磁気記録再生装置に関する。 従来の技術及び問題点 低域変換VTRは、一般に、磁気テープと磁気ヘッドの
相対速度変動による時間軸変動について、輝度信号系は
何の補正処理もせず、クロマ系についてのみAPC処理回
路で時間軸補正を行なった後輝度信号とクロマ信号との
加算を行なって再生コンポジット信号を得ている。この
ため、輝度信号とクロマ信号とにインタリーブ関係がな
い。 又、低域変換VTRは輝度信号帯域が狭く、もしこの程
のVTRにおいて輝度信号帯域を広帯域化すると上記イン
タリーブ関係がないことから輝度信号とクロマ信号との
間に干渉を生じる問題点があった。 本発明は、輝度信号を広帯域化し、輝度信号とクロマ
信号との間の干渉を除去し得る磁気記録再生装置を提供
することを目的とする。 問題点を解決するための手段 本発明は、複合ビデオ信号から輝度信号を記録用クシ
形フィルタで分離し、該記録用クシ形フィルタにより分
離された該輝度信号及びクロマ信号を夫々信号処理した
後、加算して磁気テープに記録すると手段と、 該磁気テープから再生された信号から該輝度信号と該
クロマ信号とを分離し、該分離された再生輝度信号を再
生用クシ形フィルタを通した後、該分離された再生クロ
マ信号と加算して複合ビデオ信号を得る手段とを有し、 前記記録用クシ形フィルタのクシ形特性が有効となる
帯域幅を広帯域フィルタの帯域幅だけ有効とすることに
より広帯域に設定する一方、前記再生用クシ形フィルタ
のクシ形特性を有効となる帯域幅を狭帯域フィルタの帯
域幅だけ有効とすることにより前記記録用クシ形フィル
タのクシ形特性が有効となる帯域幅より狭い帯域幅に設
定することを特徴とする。 作用 本発明によれば、記録時には広帯域フィルタによりク
シ形特性が有効となる帯域幅が設定された記録用クシ形
フィルタにより輝度信号とクロマ信号とを分離すること
により、輝度信号とクロマ信号とを確実に分離し得、再
生時には狭帯域フィルタによりクシ形特性が有効となる
帯域幅が記録時のクシ形特性の有効となる帯域幅より狭
くなるように設定された再生用クシ形フィルタにより輝
度信号の帯域のエッジ部分の減衰を低減できるので、再
生輝度信号のにじみを防止できる。このため、輝度信号
とクロマ信号との間の干渉を除去でき、輝度信号を広帯
域化でき、画質の向上を計れる。 実施例 第１図は本発明装置の第１実施例のブロック系統図を
示す。同図において、記録時、スイッチＳ1,S2を端子Ｒ
に接続する。端子１に入来した複合ビデオ信号は比較的
広いくし形帯域をもつREC用クシ形フィルタ２で輝度信
号を取出され、AGC回路３、プリエンファシス回路４を
介してFM変調器５に供給されてここでFM変調され、高域
フィルタ６を介して加算器７に供給される。一方、入力
ビデオ信号は、帯域フィルタ８に供給されてクロマ信号
を取出され、スイッチＳ2、ACC回路９を介して周波数変
換器10に供給され、ここで発振回路11の出力に応じて低
域（例えば629kHz）に変換され、低域フィルタ12を介し
て加算器７に供給されて輝度信号と加算される。加算器
７の出力は記録アンプ13、スイッチＳ1、を介して磁気
ヘッド14に供給され、磁気テープ15に供給される。 再生時、スイッチＳ1,S2を端子Ｐに接続する。磁気テ
ープ15から磁気ヘッド14にて再生された信号はスイッチ
Ｓ1、再生アンプ16を介して高域フィルタ17に供給され
ここで輝度信号が取出され、リミッタ18でAM変動成分を
除去されると共に上側波帯を復活され、FM復調器19にて
FM復調され、ディエンファシス回路20、比較的狭いくし
形帯域をもつPB用クシ形フィルタ21を介して加算器22に
供給される。一方、再生アンプ16の出力は低域フィルタ
23にてクロマ信号とされ、スイッチＳ2、ACC回路９を介
して周波数変換器10に供給されて高域に変換され、帯域
フィルタ43、カラーキラー回路24を介してクシ形フィル
タ25に供給されて隣接クロストークを除去される。クシ
形フィルタ25の出力は加算器22に輝度信号と加算され、
出力端子29より取出される。 ここで、再生輝度信号はPB用くし形フィルタ21を通さ
れて再生クロマ信号と加算されるため、輝度信号とクロ
マ信号とのインタリーブ関係が保たれていないための両
者間の干渉を防止し得る。しかもPB用クシ形フィルタ21
の帯域は記録時に比して狭いのでいわゆるにじみがな
く、高画質を得ることができる。 第２図（Ａ）〜（Ｃ）にREC用クシ形フィルタ２或い
はPB用クシ形フィルタ21の各例の具体的ブロック図を示
す。各図において、1Hディレー回路26はガラスディレー
ライン又はCCDディレーラインが用いられ、帯域フィル
タ27はREC用クシ形フィルタ２の場合は比較的広帯域、P
B用クシ形フィルタ21の場合は比較的狭帯域に設定され
ている。なお、31,32,33は減算器、34は加算器であり、
又は第２図（Ｂ），（Ｃ）に示す帯域フィルタ27は高域
フィルタとしてもよい。又、ディレー回路28は帯域フィ
ルタ27のディレー量に対応したディレー量をもつもの
で、全体のタイミングを合わせる。 第３図は本発明装置の第２実施例のブロック系統図を
示し、同図中、第１図と同一構成部分には同一番号を付
してその説明を省略する。このものは、第１図中のREC
用クシ形フィルタ２とPB用クシ形フィルタ21とをクシ形
フィルタ30で兼用したものである。 記録用、スイッチＳ1〜Ｓ3を端子Ｒに接続する。端子
１に入来したビデオ信号はスイッチＳ3を介してクシ形
フィルタ30にて輝度信号を取出され、第１実施例と同様
にクロマ信号と加算されて磁気テープ15に記録される。
一方、再生時、スイッチＳ1〜Ｓ3を端子Ｐに接続する。
高域フィルタ17から取出された輝度信号はFM復調された
後スイッチＳ3、クシ形フィルタ30を介して加算器22に
供給される。この場合、輝度信号はクシ形フィルタ30を
通るため、第１実施例と同様に輝度信号及びクロマ信号
間の干渉を防止し得る。 第４図（Ａ），（Ｂ）はクシ形フィルタ30の各実施例
の具体的ブロック系統図を示す。REC用帯域フィルタ351
は第５図（Ａ）の特性Ｉに示すように比較的広帯域をも
ち、これによりクシ形フィルタ30内のREC用帯域フィル
タ351は、第５図（Ｂ）に示すようにクシ形の特性が有
効となる帯域幅が広帯域幅となるクシ形のフィルタ特性
とされる。また、PB用帯域フィルタ352は第５図（Ａ）
の特性IIに示すように比較的狭帯域をもち、これにより
クシ形フィルタ30は、第５図（Ｃ）に示すようにクシ形
の特性が有効となる帯域幅が狭帯域幅となるクシ形のフ
ィルタ特性とされる。これによりクシ形フィルタ30は、
第５図（Ｃ）に示すようにクシ形の特性が有効となる帯
域幅が狭帯域幅となるクシ形のフィルタ特性とされる1H
ディレー回路36はCCDディレーラインが用いられ、又、3
7,38は減算器である。又、ディレー回路39,391,392はRE
C用帯域フィルタ351、PB用帯域フィルタ352のディレー
量に対応したディレー量をもつ（帯域フィルタ351,352
のディレー量が同一であれば、第４図（Ａ）にようにデ
ィレー回路を切換えなくてよい）。 記録時、第３図のスイッチＳ1〜3を端子Ｒに接続する
と共に第４図（Ａ），（Ｂ）のスイッチ40〜42を端子Ｒ
に接続する。記録時にビデオ信号からクロマ信号を除去
しようとするには約1MHz以上の比較的広いしく形帯域が
必要である。そこで、本実施例では、記録時には輝度信
号をクシ形フィルタ30内に設けたREC用帯域フィルタ351
に通すことにより確実に輝度信号を取出せるように構成
している。（狭いくし形帯域にするとエッジ部分にクロ
マ信号が残る）。一方、再生時、第３図のスイッチＳ1
〜Ｓ3を端子Ｐに接続すると共に第４図（Ａ），（Ｂ）
のスイッチ40〜42を端子Ｐに接続する。再生時は、輝度
信号をクシ形フィルタ30内に設けたPB用帯域フィルタ35
2に通せば、クシ形帯域を狭く設定できるので、輝度信
号とクロマ信号との干渉を防止できるため、にじみがな
く、高画質を得ることができる。 第３図示の回路を用いれば、第１図示の回路よりも簡
単であり、小形で安価に構成し得る。 発明の効果 本発明によれば、記録時には広帯域フィルタによりク
シ形特性が有効となる帯域幅が設定された記録用クシ形
フィルタによりクシ形特性が輝度信号の帯域幅より広い
領域まで達し、輝度信号とクロマ信号とを確実に分離し
得る。 また、再生時には狭帯域フィルタによりクシ形特性が
有効となる帯域幅が記録時のクシ形特性の有効となる帯
域幅より狭くなるように設定された再生用クシ形フィル
タにより輝度信号の帯域のエッジ部分の減衰させること
なく再生クロマ信号を加算することができ、再生輝度信
号のにじみを防止でき、画質を向上させることができ
る。 さらに、クシ形フィルタを記録系と再生系とで兼用し
て１つとすることにより回路構成を簡単にでき、小型、
安価に構成できる等の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第１図及び第２図は夫々本発明装置の第１実施例のブロ
ック系統図及びそのクシ形フィルタの具体的ブロック系
統図、第３図及び第４図は夫々本発明装置の第２実施例
のブロック系統図及びそのクシ形フィルタの具体的ブロ
ック系統図、第５図はクシ形フィルタの帯域フィルタの
帯域特性、及び、クシ形フィルタの特性図である。 １……複合ビデオ信号入力端子、２……REC用クシ形フ
ィルタ、５……FM変調器、7,22,34……加算器、8,27…
…帯域フィルタ、10……周波数変換器、14……磁気ヘッ
ド、15……磁気テープ、17……高域フィルタ、19……FM
復調器、21……PB用クシ形フィルタ、23……低域フィル
タ、26,36……1Hディレー回路、28,39……ディレー回
路、29……出力端子、30……クシ形フィルタ、31,32,3
3,37,38……減算器、351……REC用帯域フィルタ、352…
…PB用帯域フィルタ、40〜42……スイッチ。
ック系統図及びそのクシ形フィルタの具体的ブロック系
統図、第３図及び第４図は夫々本発明装置の第２実施例
のブロック系統図及びそのクシ形フィルタの具体的ブロ
ック系統図、第５図はクシ形フィルタの帯域フィルタの
帯域特性、及び、クシ形フィルタの特性図である。 １……複合ビデオ信号入力端子、２……REC用クシ形フ
ィルタ、５……FM変調器、7,22,34……加算器、8,27…
…帯域フィルタ、10……周波数変換器、14……磁気ヘッ
ド、15……磁気テープ、17……高域フィルタ、19……FM
復調器、21……PB用クシ形フィルタ、23……低域フィル
タ、26,36……1Hディレー回路、28,39……ディレー回
路、29……出力端子、30……クシ形フィルタ、31,32,3
3,37,38……減算器、351……REC用帯域フィルタ、352…
…PB用帯域フィルタ、40〜42……スイッチ。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．複合ビデオ信号から輝度信号を記録用クシ形フィル
タで分離し、該記録用クシ形フィルタにより分離された
該輝度信号及びクロマ信号を夫々信号処理した後、加算
して磁気テープに記録する手段と、 該磁気テープから再生された信号から該輝度信号と該ク
ロマ信号とを分離し、該分離された再生輝度信号を再生
用クシ形フィルタを通した後、該分離された再生クロマ
信号と加算して複合ビデオ信号を得る手段とを有し、 前記記録用クシ形フィルタのクシ形特性が有効となる帯
域幅を広帯域フィルタの帯域幅だけ有効とすることによ
り広帯域に設定する一方、前記再生用クシ形フィルタの
クシ形特性が有効となる帯域幅を狭帯域フィルタの帯域
幅だけ有効とすることにより前記記録用クシ形フィルタ
のクシ形特性が有効となる帯域幅より狭い帯域幅に設定
することを特徴とする磁気記録再生装置。 ２．前記記録用クシ形フィルタと前記再生用クシ形フィ
ルタを１つのクシ形フィルタで構成し、且つ、前記広帯
域フィルタと前記狭帯域フィルタとを切り換え手段によ
り切り換えることにより前記記録時と前記再生時とでク
シ形特性が有効となる帯域幅を切り換えることを特徴と
する請求項１記載の磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61171395A JP2722447B2 (ja) | 1986-07-21 | 1986-07-21 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61171395A JP2722447B2 (ja) | 1986-07-21 | 1986-07-21 | 磁気記録再生装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6327188A JPS6327188A (ja) | 1988-02-04 |
| JP2722447B2 true JP2722447B2 (ja) | 1998-03-04 |
Family
ID=15922361
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61171395A Expired - Lifetime JP2722447B2 (ja) | 1986-07-21 | 1986-07-21 | 磁気記録再生装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2722447B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5231479A (en) * | 1989-10-25 | 1993-07-27 | Hitachi, Ltd. | Luminance/chrominance signal separation circuit having filter circuit using pulse patterns suppressing circuit |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60163592A (ja) * | 1984-02-06 | 1985-08-26 | Hitachi Ltd | 映像信号処理回路 |
| JPS6129289A (ja) * | 1984-07-20 | 1986-02-10 | Hitachi Ltd | 映像信号記録再生装置の信号処理回路 |
-
1986
- 1986-07-21 JP JP61171395A patent/JP2722447B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6327188A (ja) | 1988-02-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| EXPY | Cancellation because of completion of term |