JPH0583741A - 色にじみ補正回路 - Google Patents

色にじみ補正回路

Info

Publication number
JPH0583741A
JPH0583741A JP3268756A JP26875691A JPH0583741A JP H0583741 A JPH0583741 A JP H0583741A JP 3268756 A JP3268756 A JP 3268756A JP 26875691 A JP26875691 A JP 26875691A JP H0583741 A JPH0583741 A JP H0583741A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
band
component
circuit
output signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3268756A
Other languages
English (en)
Inventor
Michio Kono
道夫 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP3268756A priority Critical patent/JPH0583741A/ja
Publication of JPH0583741A publication Critical patent/JPH0583741A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】搬送色信号の帯域制限にともなって生じる色に
じみを補正するための色にじみ補正回路を提供する。 【構成】本発明の色にじみ補正回路は、入力された搬送
色信号のサイドバンドの色信号成分を減少させる帯域に
フィルタ周波数が設定されたバンドパスフィルタ回路
と、入力された搬送色信号のサイドバンドの信号成分を
抽出するサイドバンド抽出手段と、前記バンドパスフィ
ルタ回路及びサイドバンド抽出手段の出力に接続され、
前記バンドパスフィルタ手段及びサイドバンド抽出手段
からの出力信号を混合する混合手段とを備え、前記混合
回路の出力を搬送色信号出力とするように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTRの色信号再生回
路等において用いられる色にじみ補正回路に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の色信号再生回路のブロッ
ク図である。図2を参照してビデオテープレコーダ(V
TR)の磁気ヘッド(図示せず)により再生された低域
変換再生クロマ信号S1が入力端子1を介して再生コン
バータ2に与えられる。再生コンバータ2は、与えられ
た再生クロマ信号S1を高域(NTSC方式では3.5
8MHz、PAL方式では4.43MHz)に変換す
る。変換された信号S2はクロストークを除去するため
のコムフィルタ3に与えられる。コムフィルタ3の出力
信号S3は、帯域制限のためのバンドパスフィルタ(B
PF1)4に与えられる。フィルタ4は色信号以外の不
要な信号成分を除去するため、その帯域が中心周波数f
0±Δf(Δf=500KHz)に設定されている。従
って、フィルタ4により色信号のエネルギーが制限され
る。フィルタ4の出力信号S4は端子13を介して搬送
色信号として出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、図2に示
した従来の色信号再生回路では、バンドパスフィルタ4
の帯域が中心周波数f0の±500KHz程度の帯域に
設定されており、出力信号S4から得られる画面上の映
像において、色の境目においてにじみが生じてしまう。
これは中心周波数f0から±500KHzの部分のサイ
ドバンド成分が失われてしまうためである。本発明は、
上記のような課題を解決するために成されたもので、搬
送色信号の帯域制限にともなって生じる色にじみを補正
するための色にじみ補正回路を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の色にじみ補正回路は、入力された搬送色信号
のサイドバンドの色信号成分を減少させる帯域にフィル
タ周波数が設定されたバンドパスフィルタ回路と、入力
された搬送色信号のサイドバンドの信号成分を抽出する
サイドバンド抽出手段と、前記バンドパスフィルタ回路
及びサイドバンド抽出手段の出力に接続され、前記バン
ドパスフィルタ手段及びサイドバンド抽出手段からの出
力信号を混合する混合手段とを備え、前記混合回路の出
力を搬送色信号出力とするように構成されている。
【0005】
【作用】本発明における色にじみ補正回路では、サイド
バンド抽出手段が入力の搬送色信号に含まれるサイドバ
ンドの信号成分を抽出し、混合手段が抽出されたサイド
バンドの信号成分とバンドパスフィルタ回路の出力信号
とを混合する。従って、バンドパスフィルタ回路によっ
て減少されたサイドバンド信号成分が補われるので、画
面上の色の境目においてにじみが生じるのが回避され
る。
【0006】
【実施例】色信号再生回路はVTRの磁気ヘッド(図示
せず)により再生された低域変換再生クロマ信号S1を
入力端子1を介して受ける再生信号S2を受けるコムフ
ィルタ3と、コムフィルタ3の出力信号S3を受ける帯
域制限のための第1のバンドパスフィルタ4とを含む。
再生コンバータ2、コムフィルタ3及び第1のバンドパ
スフィルタ4は、図2に示したものにそれぞれ対応す
る。この色信号再生回路は、さらにコムフィルタ3の出
力信号S3を受けるように接続された第2のバンドパス
フィルタ5を含む。このフィルタ5の中心周波数は第1
のバンドパスフィルタ4と同じf0であるが、帯域が第
1のバンドパスフィルタ4より広くf0±1MHzで信
号の減衰が0dBに設定される。第2のバンドパスフィ
ルタ5によって再生コンバータ2で発生した不要な成分
を取り除く。第2のバンドパスフィルタ5の出力信号S
5は次のリミッタ回路6により第2のバンドパスフィル
タ5の帯域内の大きなクロマ成分(特に主搬送色信号f
0成分)を落し、エネルギー成分を一様にする。このリ
ミッタ回路6の出力信号S6はコンデンサC1、C2、
コイルL1、L2で構成されるトラップ回路8にて搬送
色信号のf0成分を減衰され、サイドバンド成分を取り
出す。その後、オペレーションアンプ7にて増幅された
後、その出力信号S7は混合器12に与えられ、ここで
第1のバンドパスフィルタ4からの出力信号S4と混合
される。混合された信号S8は端子13を介して出力さ
れる。
【0007】次に、図1に示した色信号再生回路のより
詳細な動作をスペクトル図を参照して以下に説明する。
図5は、コムフィルタ3の出力信号S3のスペクトル図
である。図5に示すようにコムフィルタ3の出力信号S
3として色信号成分Cが得られる。なお、輝度信号成分
Yはコムフィルタ3により除去されるもので、参考のた
め点線で示されている。このスペクトル図において、横
軸は周波数を示し、fHは水平同期信号の周波数を示し
ている。図5に示したスペクトルを有する信号S3が第
1、第2のバンドパスフィルタ4、5にそれぞれ与えら
れる。図6は、第1のバンドパスフィルタ4の出力信号
S4のスペクトル図である。図6に示すように、出力信
号S4は、サイドバンドの信号成分、すなわち、f0±
Δfの周波数の信号成分が減衰している。これは、第1
のバンドパスフィルタ4によりサイドバンドのエネルギ
ーが減衰されてしまうことによる。したがって、この出
力信号S4をそのまま搬送色信号として映像を得ると、
既に説明したように画面上で色の境目においてにじみが
生じてしまう。そこで、本実施例の色信号再生回路では
次のような処理が追加されている。
【0008】図7は第2のバンドパスフィルタ5の出力
信号S5のスペクトル図である。第2のバンドパスフィ
ルタ5は中心周波数f0から±1MHzで搬送色信号の
帯域を広く通過させるように設定されており、再生コン
バータ2で搬送色信号の帯域外の不要成分を減衰させて
いる。第2のバンドパスフィルタ5の出力信号S5は次
のリミッタ回路6で図に示すように点線のリミッタレベ
ルで制限され、搬送色信号帯域のエネルギーを一様にす
る。
【0009】図8は、リミッタ回路6の出力信号S6の
スペクトル図である。図8により搬送色信号のエネルギ
ーの成分が一様になっている。リミッタ回路6の出力信
号S6はトラップ回路8に入力され、搬送色信号のf0
付近のエネルギーが減衰される。トラップ特性は図11
に示された特性に設定されている。トラップ回路にて減
衰された信号はオペレーションアンプ7に増幅され、サ
イドバンドのエネルギーの信号S7が出力信号として得
られる。図9はオペレーションアンプ出力信号S7のス
ペクトル図である。図9よりサイドバンドのエネルギー
が抽出されていることがわかる。
【0010】図10は混合器12の出力信号S8のスペ
クトル図である。図6に示したスペクトル図と比較する
と、混合器12の出力信号S8は、サイドバンドの信号
成分、すなわちf0+Δfの周波数成分が増加されてい
る。これは、第2のバンドパスフィルタ5からリミッタ
回路6、トラップ回路8、オペレーションアンプで構成
されたサイドバンド抽出回路で抽出された信号成分S7
が混合器12により混合されることによる。言い換える
と、混合器12の出力信号S8は第1のバンドパスフィ
ルタ4の出力信号S4と比較して、サイドバンドのエネ
ルギーが増加されており、この信号S8に基づいて画面
上に得られる映像において、色の境目におけるにじみが
回避される。
【0011】このように、図1に示した色信号再生回路
を用いると、帯域制限のための第1のバンドパスフィル
タ4により失われたサイドバンドの信号成分が、サイド
バンドの信号成分S7に基づいて混合器12により増加
されるので、搬送色信号の帯域が広げられ、映像の境目
においてにじみが生じるのが防止される。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、バ
ンドパスフィルタ回路により減少されたサイドバンドの
信号成分が混合手段により増加されるので、搬送色信号
の帯域制限に伴って生じる色にじみを補正することので
きる色にじみ補正回路が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す色信号再生回路のブ
ロック図。
【図2】 従来の色信号再生回路のブロック図。
【図3】 本実施例における第1のバンドパスフィルタ
の特性図。
【図4】 本実施例における第2のバンドパスフィルタ
の特性図。
【図5】 本実施例におけるコムフィルタの出力信号の
スペクトル図。
【図6】 本実施例における第1のバンドパスフィルタ
の出力信号のスペクトル図。
【図7】 本実施例における第2のバンドパスフィルタ
の出力信号のスペクトル図。
【図8】 本実施例におけるリミッタ回路の出力信号の
スペクトル図。
【図9】 本実施例におけるオペレーションアンプの出
力信号のスペクトル図。
【図10】 本実施例における混合器の出力信号のスペ
クトル図。
【図11】 本実施例におけるトラップ回路の出力信号
の特性図。
【符号の説明】
1 入力端子 4 第1のバンドパスフィルタ 7 オペレーションアンプ 8 トラップ回路 12 混合器 13 出力端子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力された搬送色信号のサイドバンドの色
    信号成分を減少させる帯域にフィルタ周波数が設定され
    たバンドパスフィルタ回路と、 入力された搬送色信号のサイドバンドの信号成分を抽出
    するサイドバンド抽出手段と、 前記バンドパスフィルタ回路及びサイドバンド抽出手段
    の出力に接続され、前記バンドパスフィルタ手段及びサ
    イドバンド抽出手段からの出力信号を混合する混合手段
    と、 を備え、前記混合回路の出力を搬送色信号出力とする色
    にじみ補正回路。
JP3268756A 1991-09-19 1991-09-19 色にじみ補正回路 Pending JPH0583741A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3268756A JPH0583741A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 色にじみ補正回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3268756A JPH0583741A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 色にじみ補正回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0583741A true JPH0583741A (ja) 1993-04-02

Family

ID=17462892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3268756A Pending JPH0583741A (ja) 1991-09-19 1991-09-19 色にじみ補正回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0583741A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8029634B2 (en) 1994-04-12 2011-10-04 Sca Hygiene Products Aktiebolag Method for manufacturing a pants-type diaper or sanitary panty, and such an article

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8029634B2 (en) 1994-04-12 2011-10-04 Sca Hygiene Products Aktiebolag Method for manufacturing a pants-type diaper or sanitary panty, and such an article

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0419886Y2 (ja)
JPH0154915B2 (ja)
US5047840A (en) Luminance signal/chrominance signal separating circuit and a noise reduction circuit using a 3 line logical comb filter
US4750033A (en) Comb filter, chrominance and luminance signal separating circuit for modifying the level-frequency characteristic of the luminance signal
JPH0583741A (ja) 色にじみ補正回路
JP2722447B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2666290B2 (ja) 映像信号記録/再生装置
JP3103909B2 (ja) 撮像記録再生システム及び記録再生装置
JP3428148B2 (ja) フィルタ回路
KR100236357B1 (ko) 파이로트 신호 제거 회로
JPS6184195A (ja) 磁気録画再生装置
JPH04631Y2 (ja)
JP2590946B2 (ja) 磁気記録再生装置
JP2815580B2 (ja) 映像信号処理装置
JP2892869B2 (ja) 色信号処理回路
JPH075738Y2 (ja) テレビ一体型ビデオテープレコーダ
JPH02241286A (ja) 色信号処理回路
JPH04247794A (ja) 色滲み補正回路
JPH0417485A (ja) ビデオ信号処理装置
JPH08331579A (ja) 映像信号処理装置
JPH04320194A (ja) 映像信号処理回路及び映像信号記録再生装置
JPH0134435B2 (ja)
JPS61135289A (ja) Pal方式ビデオテ−プレコ−ダ
JPH02270496A (ja) 磁気記録再生装置
JPH0738727B2 (ja) 再生色信号の信号処理回路