JPH05297413A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH05297413A
JPH05297413A JP35164892A JP35164892A JPH05297413A JP H05297413 A JPH05297413 A JP H05297413A JP 35164892 A JP35164892 A JP 35164892A JP 35164892 A JP35164892 A JP 35164892A JP H05297413 A JPH05297413 A JP H05297413A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トレンチ内壁に沿って形成された多結晶半導
体層の固相成長処理を均一且つ有効に行なう事を目的と
する。 【構成】 アクティブマトリクスタイプの液晶表示装置
は、一対の絶縁基板とその間に挟持された液晶層とから
構成されいてる。一方の絶縁基板1の上にはマトリクス
状に配列された画素電極2と、この画素電極2に接続さ
れた薄膜トランジスタ3と、画素電極2の電荷を保持す
る為の補助容量4とが形成されている。薄膜トランジス
タ3は、絶縁基板1に形成された側面がテーパを有する
溝部5の内壁に沿って形成された多結晶半導体層6と、
この多結晶半導体層上に形成されたゲート絶縁膜7と、
このゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極8とからな
る。多結晶半導体層6はテーパ面に沿って形成されてい
るのでSiイオンの全面的なイオン注入が可能となり
均一な固相成長処理が実現できる。一方、別の溝部12
に形成された補助容量4の第1電極13を構成する多結
晶半導体は、その膜厚よりも大きな粒径サイズを有する
結晶を含んでおり周波数追従性が改善できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアクティブマトリクスタ
イプの液晶表示装置に関し、より詳しくは画素電極、薄
膜トランジスタ、補助容量等が形成された駆動基板の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に一般的なアクティブマトリクス
タイプ液晶表示装置の等価回路を示す。互いに直交配列
されたm本のゲート線(G1,G2,…Gm)とn本の
ソース線(S1,S2…Sn)の交点にMOS−FET
型の薄膜トランジスタ101、補助容量としての電荷蓄
積用コンデンサ102、及び画素を構成する液晶セル1
03が形成されている。かかる構造を有するアクティブ
マトリクスタイプ液晶表示装置は以下の様に駆動する。
即ち、ゲート線G1,G2,…Gmには、パルス幅が一
水平走査期間に設定されている走査信号が順次印加され
る。1本のゲート線が選択されている期間内に、サンプ
リングされた表示信号がソース線S1,S2,…Snに
順次ホールドされ、その直後夫々の画素に表示信号が書
き込まれる。画素に書き込まれた表示信号は液晶セル1
03及びコンデンサ102によって1フィールド期間保
持され、次のフィールドで反対極性の信号に書き換えら
れる。これにより液晶が交流駆動される。
【0003】個々の液晶セル103が有する画素容量は
大きい程、画素電位の保持を確実に行なう事ができるの
でコントラストむらが生ぜず一定の表示品質を確保でき
る。従って、画素電極面積が大きい場合(例えば200
μm角以上)には特に補助容量を設ける必要はない。し
かしながら、小型の表示装置において画素を高精細化あ
るいは微細化した場合には、画素電極面積が顕著に小さ
くなるので(例えば100μm角以下)画素容量を補う
為の補助容量が必要不可欠となる。
【0004】一般に、表示信号の安定したサンプリング
ホールドを行なう為には、補助容量は画素容量の5倍程
度の大きさである事が要求される。この補助容量は一般
にMOS構造を有し基板平面上に形成される。必要な容
量を確保する為には電極面積を大きくする必要があり、
画素を微細化した場合容量電極の占める割合が高くなる
為、開口率(表示面に占める画素面積の割合)が低下す
る。特に、画素面積が50μm角以下の場合には、補助
容量の為に開口率が極端に悪くなるという欠点がある。
【0005】この対応策として、例えば特開昭64−8
1262号公報には所謂トレンチ型の補助容量を用いた
改良例が示されている。図11を参照してこの例を先ず
簡潔に説明する。石英基板104の表面には溝あるいは
トレンチ105が形成されている。トレンチ105の内
壁には順に一方の電極膜106、誘電体膜107、他方
の電極膜108が積層されており所謂トレンチ容量素子
109を構成する。図から明らかな様に、トレンチ10
5の平面的な開口面積に比べて、一対の電極膜106,
108の有効面積が大きくなっており、素子寸法を大き
くする事なく容量値のみを増加できる。従って、かかる
トレンチ型容量素子109を用いた場合には、表示面に
占める割合を小さく抑える事ができるので、画素を微細
化した場合にも所定の開口率を達成できる。一方、薄膜
トランジスタ110はプレーナ型であり、半導体領域を
構成するシリコン多結晶薄膜111の上に形成されてい
る。半導体領域の上には二層のゲート絶縁膜112,1
13を介してゲート電極114が形成されているととも
に、層間絶縁膜115を介して画素電極116が薄膜ト
ランジスタ110のドレイン領域に電気接続している。
又、薄膜トランジスタ110のソース領域には個々のソ
ースラインに接続する電極117が設けられている。こ
れらの積層構造の最上部にはパッシベーション膜118
が被覆されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図11に示す従来例に
おいては、補助容量をトレンチ型とする事により平面寸
法の縮小化を図っているが、薄膜トランジスタの方はプ
レーナ型である。このトランジスタの素子平面積を縮小
化できれば、さらに画素の開口率が向上できる。この点
に鑑み、出願人は先に補助容量に加えて薄膜トランジス
タをトレンチ型にする構造を提案しており、図12にそ
の模式的な断面形状を示す。なお、図12の構造は従来
技術に属するものではなく、本発明の理解に供する為参
考に示したものである。図示する様に、薄膜トランジス
タ120はトレンチ121を利用して形成されている。
トレンチ121の内壁面には順に半導体領域を構成する
第1ポリシリコン層122、ゲート絶縁膜123、ゲー
ト電極を構成する第2ポリシリコン層124が重ねられ
ており、丁度トレンチ121を充填した形になってい
る。薄膜トランジスタ120のソース領域には第1層間
絶縁膜125を介して引き出し電極126が接続されて
いる。この引き出し電極126はソースラインに接続さ
れている。一方、トランジスタ120のドレイン領域に
は第1層間絶縁膜125を介して画素電極127が電気
接続している。トランジスタ120の表面には第2層間
絶縁膜128が被覆されている。
【0007】補助容量130も同様にトレンチ構造を有
しており、トレンチ131の内側面には順に第1ポリシ
リコン層122、誘電体膜あるいは絶縁体膜123、第
2ポリシリコン層124が堆積している。その上には、
さらに第1層間絶縁膜125及び第2層間絶縁膜128
が重ねられている。
【0008】この様に、薄膜トランジスタ120をトレ
ンチ構造にする事によって、平面的に見たトランジスタ
の寸法、特にゲート長を小さくする事ができる。これに
より、薄膜トランジスタの微細化が促進できるので、画
素スイッチング用のトランジスタに限らず周辺回路に用
いられるトランジスタも小型化できシフトレジスタ部等
の高集積化が可能になる。一方、トレンチの内壁に沿っ
た有効三次元ゲート長は通常の寸法に設定できる為通常
の電源電圧レベルを使用できる。又、見掛上の二次元ゲ
ート長が縮小されても実際の三次元ゲート長を通常の寸
法に設定できるので所謂ショートチャネル効果等に関す
る対策を講じなくても良い。加えて、トレンチ型素子の
表面は平坦性に優れているので、液晶分子配向制御の為
のラビング処理も均一に行なう事ができる。この為、ト
レンチ素子の形成された領域を特にブラックマスク等で
遮蔽する必要がないのでそのまま開口部として利用でき
る。
【0009】図13に薄膜トランジスタが形成されるト
レンチ121の形状を拡大して示す。一般に、トレンチ
121は垂直な側壁部を要する。表面部、側壁部及び底
面部を連続して被覆する様に第1ポリシリコン層122
が堆積されている。この第1ポリシリコン層122はト
ランジスタの半導体領域として用いる為、ポリシリコン
結晶粒径の増大の為の固相成長処理が必要となる。この
固相成長処理を行なわないとトランジスタに要求される
所望の電流駆動特性が得られず、例えばIon/Iof
f特性やVth特性にばらつきが生じる。固相成長を行
なう為には、加熱処理に先立って第1ポリシリコン層1
22の表面にSiイオンを注入する必要がある。しか
しながら、この注入は異方性を有するイオンインプラン
テーションで行なわれるので、垂直な側壁部に付着した
ポリシリコン膜は影の部分141となり均一な固相成長
を行なう事ができないという問題点がある。加えて、垂
直な段差部142では所謂ステップカバレッジが悪くな
るので、第1ポリシリコン層の段切れが多発するという
問題点がある。
【0010】以上、トレンチ構造を有する薄膜トランジ
スタに関し解決すべき課題を説明したが、トレンチ構造
を有する補助容量についても解決すべき課題が残されて
いる。絶縁基板上に形成された画素スイッチング用薄膜
トランジスタの動作特性は、これに対応する画素容量及
び補助容量と密接な関係にある。特に、補助容量の周波
数依存性は画素に対する表示信号の書き込み特性とその
後の信号電位保持能力に対して大きな影響を与える。こ
の点につき図14を参照して簡潔に説明する。図14の
グラフは画素電位波形を示しており、縦軸は画素電位V
を表わし横軸は時間を表わしている。正常な画素電位波
形では、表示信号の書き込みとともに電位が直ちに上昇
し、その後次の選択時間まで保持される。一方、従来の
トレンチ容量を用いた場合の画素電位波形は書き込み不
足が生じており、所望の画素電位に到達できない。この
原因は主としてトレンチ容量の周波数追従性低下によ
る。補助容量を絶縁基板の平面上に形成する場合には、
下部電極を構成する多結晶シリコンは容易に再結晶化で
き、且つその結晶粒径サイズも大きくする事が容易であ
る。又、多結晶シリコンの膜厚もステップカバーを考慮
する事なく薄層化する事が可能である。しかしながら、
トレンチ構造とした場合、トレンチ壁面での結晶状態や
ステップカバーの影響を受けて、当該部分のキャリア移
動度が低下し抵抗値が上昇する。その為、従来のトレン
チ容量では、周波数に対する容量の追従性が悪化する。
従って、図14に示す様に高速で画素書き込みを行なっ
た場合等画素電位の書き込み不足が生じるという課題が
ある。
【0011】図15はトレンチ容量値と下部電極を構成
する多結晶シリコンのキャリア移動度との関係を示すグ
ラフである。なおトレンチ容量値の測定は周波数10kH
z で行ない、キャリア移動度は電子の電界効果移動度で
あり対応するトランジスタ特性から見積った値である。
このグラフから明らかな様に、多結晶シリコンの電子移
動度が20cm2 /V・sec 以下に低下すると膜抵抗値が
増大し周波数追従性が悪化する為、目標容量値に対して
十分なトレンチ容量値を確保する事ができない。
【0012】キャリア移動度を高める為には、シリコン
のイオン注入によりトレンチ内の多結晶シリコンを一旦
非晶質化させた後固相成長で大粒径化を図る事も考えら
れる。結晶粒径サイズが大きくなるとその分キャリア移
動度が改善できる。しかしながら、トレンチ側壁部に堆
積した多結晶シリコン膜に対してイオン注入を行なう事
は斜め入射となる為困難且つ煩雑である。非晶質化を十
分に行なう為にはシリコンイオン注入のエネルギーを複
数回変えて注入を実施しなくてはならない。この為、イ
オン注入工程に長時間を要する。又、結晶化、特に粒径
サイズの再現性にもばらつきが発生しやすい。
【0013】
【課題を解決するための手段】上述した問題点に鑑み、
本発明は多結晶シリコン薄膜の均一な固相成長処理を可
能とし電気的に好ましい特性を有するトレンチ構造の薄
膜トランジスタ及び補助容量を提供する事を目的とす
る。かかる目的を達成する為に講じられた手段のうち主
として薄膜トランジスタに関係する部分を図1に基いて
説明する。本発明にかかる液晶表示装置は一対の絶縁基
板とこれら絶縁基板間に挟持された液晶層とから構成さ
れている。一方の絶縁基板1の上にはマトリクス状に配
列された画素電極2と、この画素電極2に接続された薄
膜トランジスタ3と前記画素電極2の電荷を保持する為
の補助容量4とが形成されている。薄膜トランジスタ3
は、絶縁基板1に形成された側面がテーパを有する溝部
5の内壁に沿って形成された半導体層6と、この半導体
層上に形成されたゲート絶縁膜7と、このゲート絶縁膜
上に形成されたゲート電極8とから構成されている。図
から明らかな様に、半導体層6、ゲート絶縁膜7及びゲ
ート電極8を溝部5に対して略平坦になるまで埋め込ん
だ形状を有している。なお、この様にして形成された薄
膜トランジスタ3のソース領域にはソースラインもしく
は信号ラインに連続している引き出し電極9が第1層間
絶縁膜10を介して接続されている。又、画素電極2は
ITO等の透明導電薄膜をパタニングして得られ、薄膜
トランジスタ3のドレイン領域に電気接続されている。
引き出し電極9の上には更に第2層間絶縁膜11が被覆
されている。
【0014】溝部5あるいはトレンチ部の形状は、0<
tanθ≦a/2bを満たす様に設定されている。ここ
で、aは溝部5の溝幅を示しており、bは溝部5の深さ
を示しており、θはテーパ角を表わしている。素子設計
上、トレンチの溝幅a及び溝深さbは予め所望の値に設
計されている。そして、上述の関係式を満たす様にトレ
ンチ側壁のテーパ角θを形成すると、傾斜面は溝部5の
底部まで到達できるとともに、垂直壁とはならない。仮
に、上述した関係式を満たさない場合には、傾斜側壁は
底部まで到達できず設計値よりも浅い溝部が形成される
為、所望のゲート長が得られず期待されるトランジスタ
の電気特性が得られない。
【0015】一方、補助容量4は前記溝部5と同時に絶
縁基板1に形成された別の溝部12の内壁に沿って形成
された第1電極13と、前記薄膜トランジスタのゲート
絶縁膜7と同一材料で形成された誘電膜14を介して設
けられた第2電極15とで形成されている。好ましく
は、第1電極13は薄膜トランジスタ3の半導体層6と
同一材料の第1ポリシリコン16で形成されているとと
もに、第2電極15は薄膜トランジスタ3のゲート電極
8と同一材料の第2ポリシリコン17で形成されてい
る。図1に示す例においては薄膜トランジスタ3及び補
助容量4の両者がトレンチ構造を有している。しかしな
がら、本発明はこれに限られるものではなく、補助容量
4のみをテーパ形状を有するトレンチに形成しても良
い。逆に、薄膜トランジスタ3の方をテーパ形状を有す
る溝部5に形成しても良い。
【0016】次に、前述した本発明の目的を達成する為
に講じられた手段のうち主として補助容量に関する部分
を図16に基いて説明する。石英等からなる絶縁基板6
1の表面内にはトレンチ又は溝部62が形成されてい
る。補助容量63はこの溝部62内に設けられトレンチ
構造を有している。補助容量63は第1の電極層64と
誘電膜65と第2の電極層66とから構成されている。
第1の電極層64は溝部62の内壁に沿って形成された
ポリシリコン等の多結晶半導体からなる。又、誘電膜6
5は同一基板上に形成される薄膜トランジスタ(図示せ
ず)に用いられるゲート絶縁膜と同一構造を有してお
り、SiO2 /Si3 4 /SiO2 の三層構造を有す
る。第2の電極層66もポリシリコン等からなり溝部6
2内に埋め込まれている。なお、第2の電極層66の上
には第1層間絶縁膜67及び第2層間絶縁膜68が重ね
て形成されている。本発明の特徴事項として第1の電極
層を構成する多結晶半導体の最小粒径サイズが、その膜
厚よりも大きく設定されている。好ましくは、前記多結
晶半導体は化学気相成長により成膜された非晶質半導体
を固相成長で大粒径化したものである。
【0017】図17は、図16に示したトレンチ型の補
助容量63に加えて同一基板上に平面型の画素スイッチ
ング用薄膜トランジスタ71を形成した状態を示す模式
的な断面図である。薄膜トランジスタ71は絶縁基板6
1の平面上に形成された活性領域となる多結晶半導体層
72と、この多結晶半導体層72上に形成されたゲート
絶縁膜73と、このゲート絶縁膜73上に形成されたゲ
ート電極74とから構成されている。活性領域となる多
結晶半導体層72は、前述した補助容量を構成する第1
の電極層64と同一材料同一層厚で形成されている。又
ゲート絶縁膜73は前述した誘電膜65と同一材料で形
成されており三層構造を有する。さらにゲート電極74
は補助容量を構成する第2の電極層66と同一材料で形
成されている。好ましくは、薄膜トランジスタ71の活
性領域となる多結晶半導体層72は、イオン注入により
一旦非晶質化し、それを固相成長させたものである。な
お薄膜トランジスタ71のドレイン領域には第1層間絶
縁膜67、第2層間絶縁膜68を介して開口されたコン
タクトホールを通じITO等の透明導電膜からなる画素
電極75が電気接続されている。薄膜トランジスタ71
のソース領域には第1層間絶縁膜67を介して開口した
コンタクトホールを通じて金属アルミニウム等からなる
配線パタン76が電気接続している。さらに、第2層間
絶縁膜68の上部にはP−SiNからなるパッシベーシ
ョン膜77がパタニング形成されている。
【0018】
【作用】次に、図2を参照して本発明の作用のうち主と
して図1に示したトレンチ型薄膜トランジスタに関係す
る部分を詳細に説明する。前述した様に、絶縁基板1の
表面にはテーパ形状あるいは略V字形状を有する溝部5
が形成されておりその表面には第1ポリシリコン16が
堆積されている。この第1ポリシリコン16は薄膜トラ
ンジスタの半導体層となる為、固相成長処理が必要であ
る。固相成長処理は先ずSiイオン粒子をイオン注入
し第1ポリシリコン16の結晶粒径を1度微細化した
後、加熱処理あるいはアニールを行なって再結晶化させ
結晶粒径の増大を図るものである。結晶粒径が増大する
に従って、半導体層の電荷移動度等が改善され、より単
結晶薄膜に近い特性を得る事ができる。イオン注入の入
射角度は基板表面に対して垂直である為、影の部分が生
じると均一な注入ができない。特に、薄膜トランジスタ
の製造工程に用いるイオン注入は注入射程が短かい。そ
の為、Siイオン注入を行なう場合には、第1ポリシ
リコン16が全面に露出している必要がある。即ち、基
板上面から観察した時、第1ポリシリコン16の影が生
じない様にトレンチ形状を設定する必要がある。この
為、本発明においては、溝部5にテーパを設けている。
このテーパはゲート配線の長手方向に沿って形成され
る。又、補助容量の場合には、これに接続される配線の
長手方向に沿って形成する。かかるテーパ構造を採用す
る事により、Siイオン注入時におけるトレンチ部の
影を軽減でき、溝部内壁に沿って均一な結晶構造を有す
る第1ポリシリコンからなる半導体層6あるいは第1電
極13(図1参照)を形成する事ができる。
【0019】続いて本発明の作用のうち主として図16
及び図17に示したトレンチ型補助容量に関する部分を
詳細に説明する。前述した様に、本発明においては、ト
レンチ容量の下部に使用するポリシリコンを再結晶化し
て、ポリシリコン自体の膜厚よりポリシリコン中の結晶
粒径サイズが大きくなる様に成膜する。再結晶化により
キャリア移動度が増加しトレンチ側壁部における抵抗の
増大を防ぎ、周波数追従性を改善している。かかる構造
により、トレンチ型補助容量は、画素スイッチング用薄
膜トランジスタの選択動作速度に十分追従でき従来の様
な書き込み不足を防ぐ事ができる。
【0020】本発明によれば、ポリシリコンの結晶粒径
サイズをその膜厚より大きくする事により低抵抗化を図
りトレンチ型補助容量の周波数追従性を改善している。
従って、低抵抗化の為にポリシリコンの膜厚を大きくす
る必要がなく、図17に示した様にトレンチ型補助容量
の下部電極64として用いられるポリシリコンは、同時
に平面型薄膜トランジスタ71の活性領域となる多結晶
半導体層72にも利用できる。従って、アクティブマト
リクス型液晶表示装置用駆動基板の製造工程が簡略化で
きる。仮に、ポリシリコン膜を厚くすれば移動するキャ
リアの個数が増加して抵抗を減少させる事が可能となる
が、これではトレンチ型補助容量の下部電極64と、画
素スイッチング用平面型薄膜トランジスタ71の活性領
域を構成する多結晶半導体層72とが兼用できなくな
る。これでは駆動基板作成の為の工程数が増加してしま
う。又、トレンチ型補助容量と薄膜トランジスタの活性
領域を分離する構造も考えられるが、補助容量部とトラ
ンジスタ部を接続する為のコンタクトホールが必要とな
り、この為画素内に追加コンタクトホール分のレイアウ
トが必要となる。この構造では最終的にアクティブマト
リクス型液晶表示装置の開口率が犠牲になってしまう。
【0021】上述した本発明の作用を、以下具体的なデ
ータを挙げてさらに説明を加える。図18は補助容量値
と周波数との関係を示すグラフであって、本発明による
特性カーブと従来法による特性カーブとを対比して示し
ている。この特性カーブはバイアス電圧を10Vに設定
した時の測定値である。本発明に従って作成されたトレ
ンチ構造の補助容量については、下部電極を構成するポ
リシリコンの膜厚は95nmに設定されており、粒径サイ
ズは500nm程度である。一方、従来法に従って形成さ
れたトレンチ型補助容量の下部電極膜厚は同じく95nm
でありポリシリコン粒径サイズは50nmである。粒径サ
イズが50nm程度のポリシリコンは略成膜されたままの
状態であり、トレンチ側壁部のポリシリコンの移動度は
1cm2 /V・sec 以下である。この為、10kHz 以上の
範囲では、抵抗成分の増加により周波数追従性が極端に
悪くなっている。これに対して、本発明に従って下部電
極を構成するポリシリコンに対して固相成長を行ない5
00nm程度の結晶粒径サイズに成長させた場合、100
cm2 /V・sec 程度の電子移動度が得られる。実際の電
荷移動は略電子移動度に比例する為、従来に比し100
倍以上の高周波に応答する事が可能である。
【0022】図19は補助容量値とトレンチ型補助容量
の下部電極を構成するポリシリコンの膜厚との関係を示
すグラフである。ポリシリコンの粒径サイズを500nm
にした場合と40nmにした場合を示している。粒径サイ
ズが500nmの場合にはポリシリコンの膜厚を100nm
以下にしても抵抗値は減少せず周波数追従性が悪化しな
いので、所望の補助容量値を維持できる。従って、図1
7に示した様に、トレンチ型補助容量の下部電極と平面
型薄膜トランジスタの活性領域とで、ポリシリコン膜を
兼用できる。一方、粒径サイズが40nmの場合にはポリ
シリコンの膜厚を100nm以下にした場合抵抗値の増大
に伴ない周波数追従性が悪化し補助容量値が極端に減少
する。
【0023】図20は、ポリシリコン内における結晶粒
径サイズによる電子移動度の差異を模式的に表わしたも
のである。(A)は結晶粒径サイズがポリシリコン膜厚
より小さい場合を示しており、(B)は結晶粒径サイズ
がポリシリコン膜厚より大きい場合を表わしている。何
れも、補助容量が形成されるトレンチ側壁部における結
晶状態を示すものである。なお理解を容易にする為、図
16に示したトレンチ型補助容量と対応する部分には対
応する参照番号を付してある。(A)に示す様に、下部
電極64を構成するポリシリコンの結晶粒径サイズが膜
厚より小さいと結晶粒界78のランダム配列により、ポ
リシリコン膜中を走行する電子の移動方向が散乱を受け
る。半導体における伝導状態は、主に伝導帯、価電子帯
に存在するキャリアの個数とその移動度で決定される。
従って、これを妨げる様な結晶粒界78に代表される電
子散乱要因は伝導率を低下させる。一方、(B)に示す
様に、本発明においてはポリシリコン内に存在する結晶
粒界無秩序性を低減し電子散乱を極力抑える為、結晶粒
界78の方向を絶縁基板61に対して垂直に形成する事
により、結晶粒界78の散乱方向を均一化させる事がで
きる。これを達成する為、下部電極64となるポリシリ
コンの膜厚に対し、結晶粒径サイズを大きくする必要が
ある。
【0024】
【実施例】以下本発明にかかる液晶表示装置駆動用基板
の第1実施例を、図3ないし図9の工程図に従って詳細
に説明する。先ず、図3は溝部の形成及び第1ポリシリ
コンの形成を示す工程図である。この例では、絶縁基板
として石英基板31を用意する。この石英基板31の表
面にフォトレジスト膜を塗布して露光現像処理を行ない
パタニングした後、HFとNH4 Fの1対6溶液を用い
てウエットエッチングを行ない浅いが略垂直壁を有する
溝32を形成する。次に、CF4 とO2 の95対5混合
気体を反応ガスとしてプラズマドライエッチングを行な
い略テーパ形状を有する溝33を形成する。等方的なウ
エットエッチングと異なり、プラズマドライエッチング
は異方性を有するので、プラズマ粒子の加速エネルギー
や反応ガスの蒸気圧等の諸パラメータを適当に設定する
事により、所望のテーパ形状を有する溝部33が得られ
る。本例においては、ウエットエッチングとドライエッ
チングを組み合わせてトレンチを形成しているが、場合
によっては石英基板の場合ドライエッチングのみによっ
てテーパ形状を作る事もできる。次に、石英基板31の
全面に第1ポリシリコン層34を堆積する。低圧化学気
相成長法(LPCVD法)を用い膜厚80nmで堆積す
る。この処理により、基板表面のみならず溝部33の内
壁部も略均一の膜厚で第1ポリシリコン層34が形成で
きる。続いて、第1ポリシリコン層34の固相成長処理
を行なう為イオン注入によりSiイオンを注入する。
例えば、30keV の加速エネルギーで、ドーズを1×1
15個/cm2 に設定する。あるいは、Siイオンの加
速エネルギーを50keV に設定しても良い。この注入処
理により、10nm〜50nmの平均結晶粒径を有していた
第1ポリシリコンは微細化され一旦アモルファスな状態
に近くなる。次に、620℃程度で一定時間加熱処理あ
るいはアニールを行なう事により再結晶化が起こり50
0nm程度の平均結晶粒径を有する膜が得られる。この膜
は、その結晶構造が単結晶に近いので優れた電気特性を
有する薄膜トランジスタを作り込む事ができる。仮に、
固相成長処理を行なわないとトランジスタ周波数特性の
悪化は避けられない。最後に、第1ポリシリコン層34
を所定の形状にパタニングし、薄膜トランジスタの半導
体層35と補助容量の第1電極36とを同時に対応する
溝部33に形成する。
【0025】続いて、図4を参照してゲート絶縁膜の形
成工程を説明する。先ず、第1ポリシリコン層34の表
面を熱酸化処理して、50nm程度の膜厚を有するSiO
2 熱酸化膜37を形成する。次に、トランジスタの形成
されるべき領域をフォトレジスト38で部分的に被覆し
た後、露出した領域に対して砒素陽イオン粒子をイオン
注入する。この時の条件は例えば加速エネルギー30ke
V でドーズが5×1014/cm2 である。このイオン注入
により補助容量を構成すべき第1電極36の低抵抗化を
行なう。このイオン注入は熱酸化膜37を介して行なわ
れる。次に、レジスト38を除去した後、熱酸化膜37
の表面にLPCVD法を用いて約30nmの膜厚の窒化シ
リコン膜を堆積する。この窒化シリコン膜をさらに熱酸
化してその表面に約2nmの熱酸化膜を形成する。この様
にして、三層構造を有するゲート絶縁膜39が形成され
る。三層構造を有する為耐圧性が向上する。
【0026】次に、図5を参照してトランジスタのゲー
ト電極並びに補助容量の第2電極の形成を説明する。L
PCVD法を用いておよそ350nmの膜厚で第2ポリシ
リコン層をゲート絶縁膜39の上に堆積する。この上
に、図示しないが燐のドーピングされたガラス(PS
G)の膜を堆積する。続いて、加熱処理を施しPSG中
の燐を第2ポリシリコン層40に拡散し低抵抗化を行な
う。PSGを除去した後、フォトレジスト膜を用いて第
2ポリシリコン層40のパタニングを行ない、所定の形
状を有するゲート電極41と第2電極42を形成する。
これらの電極は溝部33に各々埋め込まれた形となって
いる。従って、溝部の表面は略平坦に加工する事ができ
る。このパタニングはCF4 とO2 の95対5混合気体
を反応ガスとしてプラズマエッチングにより行なう。な
お、ゲート電極41は溝部33を通ってゲートラインあ
るいは走査線に接続されている。一方、第2電極42も
溝部33を通って所定の共通ラインに接続されている。
以上の加工により、右側の溝部33には第1電極36、
誘電体膜あるいは絶縁膜34、第2電極42とからなる
トレンチ型の補助容量56が形成できる。トレンチ型で
あるので、見掛上の平面積よりも大きな電極面積を有し
容量が増加している。又、トレンチはテーパ形状を有す
るので段差部における断線故障等が生じにくい構造とな
っている。一方、左側の溝部33には、半導体層35、
ゲート絶縁膜34、ゲート電極41とからなるトランジ
スタの基本構造が形成される。同じく、トレンチ構造で
あるので実際の三次元チャネル長に比べて見掛上の二次
元チャネル長を短かくでき、トランジスタの微細化が達
成できるとともに、半導体層35はテーパ面に沿って形
成されているので段切れ故障等の惧れが少ない。加え
て、平面的に見て半導体層35は当初略完全に露出して
いたので、前述した様に固相成長処理におけるSi
オンの注入を略均一に行なう事ができた。
【0027】次に図6を参照して薄膜トランジスタのソ
ース及びドレイン領域形成工程を説明する。先ず、左側
の溝部33の上部をレジスト43で被覆した後砒素陽イ
オン粒子をイオン注入し、低濃度にドーピングされたド
レイン領域(LDD)を形成する。この時の注入条件は
加速エネルギーを160keV に設定し、ドーズを1×1
13/cm2 に設定する。所謂LDD構造は短チャネル効
果を防止する事を目的とする。本例においては、トラン
ジスタはトレンチ構造を有するので十分なチャネル長を
確保でき、必ずしもLDD構造を採用する必要はない。
続いて、前述したレジスト膜43よりも大きな寸法を有
するレジスト膜44を用いて溝部33をマスクした後、
砒素陽イオンを注入しNチャネル型のソース領域及びド
レイン領域を形成する。この時のイオン注入条件は加速
エネルギーを140keV に設定し、ドーズを2×1015
/cm2 に設定する。この様にして作成されたNチャネル
型MOS−FETトランジスタは画素駆動用として用い
られる。一方、走査回路や駆動回路等の周辺回路におい
てはCMOS構造が多く採用されているので、Pチャネ
ル型MOS−FETを作成する必要もある。この場合に
は、レジスト45を介してボロン陽イオン粒子を半導体
層34の平坦部にイオン注入し、P型の不純物が高濃度
にドーピングされたソース領域S及びドレイン領域Dを
形成する。この時のイオン注入条件は、加速エネルギー
を30keV に設定しドーズを2×1015/cm2 に設定し
た。
【0028】次に図7を参照して配線工程を説明する。
先ず、平坦化された絶縁膜39の上にLPCVD法を用
いてPSGからなる第1層間絶縁膜46を堆積する。こ
の第1層間絶縁膜46を選択的にエッチングして第1コ
ンタクトホール47を形成する。この処理はHFとNH
4 Fの混合溶液を用いたウエットエッチングにより行な
う。次に、配線となるアルミニウム薄膜あるいはアモル
ファスシリコン薄膜48をスパッタリングにより膜厚約
600nmで堆積する。この時、堆積された膜はコンタク
トホール47を埋め、薄膜トランジスタ49のソース領
域Sに導通する。最後に、H3 PO4 とH2 Oの2対1
0混合溶液を用いてアルミニウム薄膜あるいはアモルフ
ァスシリコン薄膜48の選択的エッチングを行ない電極
パタニングをして配線50を形成する。この配線50は
ソースラインあるいは信号線に接続している。
【0029】続いて、図8を参照して第1ポリシリコン
層34に対する水素拡散処理を説明する。先ず、第1層
間絶縁膜46の上に第2層間絶縁膜51を形成する。こ
の膜はPSGをLPCVD法により堆積して形成する。
続いて、第2層間絶縁膜51の上に水素拡散源となるシ
リコン窒化膜52を形成する。この窒化膜52は物理気
相成長法(PCVD)により400nmの膜厚で成膜さ
れ、約20%の水素原子を含有している。この状態で4
00℃のアニールあるいは加熱処理を行なうと、水素原
子は第2層間絶縁膜51、第1層間絶縁膜46、ゲート
絶縁膜39を通過して第1ポリシリコン膜34に含まれ
るトラップに結合する。この結果、第1ポリシリコン膜
34の電荷移動度がさらに改善される。なお、水素拡散
処理が終った段階で、拡散源となったシリコン窒化膜5
2は全面的に除去される。
【0030】最後に図9を参照して画素電極の形成工程
を説明する。ドライエッチング及び/又はウエットエッ
チングを用いて第2層間絶縁膜51、第1層間絶縁膜4
6及びゲート絶縁膜39の積層構造を部分的に除去し第
2コンタクトホール53を形成する。このホール53は
薄膜トランジスタ49のドレイン領域Dに連通してい
る。ドライエッチングは例えばCF4 /O2 の95対5
混合気体を用いたプラズマエッチングで行なう事ができ
る。又、ウエットエッチングの場合にはHFとNH4
の混合溶液を用いる。第2層間絶縁膜51の上に、IT
O膜54を成膜する。例えば400℃の成膜温度で14
0nm程度の膜厚とする。この時、第2コンタクトホール
53はITO膜54によって埋められ電気的な導通がと
られる。最後に、ITO膜54をパタニングし薄膜トラ
ンジスタ49のドレイン領域Dに導通する画素電極55
が形成される。このパタニングは例えば、HCl/H2
O/NO3 の300対300対50混合溶液を用いたウ
エットエッチングにより行なわれる。
【0031】次に図21ないし図25の工程図を参照し
て、本発明にかかる液晶表示装置駆動用基板の第2実施
例を詳細に説明する。先ず図21の工程Aにおいて石英
基板201を用意する。工程Bにおいて石英基板201
の表面にトレンチ202を形成する。このトレンチ20
2は所定のテーパが付されており、先に説明した第1実
施例と同様に加工できる。工程Cにおいて石英基板20
1の表面全体に第1ポリシリコン203を成膜する。L
PCVD法を用い200nm程度の膜厚とする。但し、本
実施例では600℃以下の温度で成膜し、実質的には非
晶質シリコンとする。工程Dにおいて所定のアニール処
理により固相成長を行ない非晶質シリコンを多結晶シリ
コンに転換する。この結果、トレンチ202内において
も、ポリシリコン203の結晶は大粒径化され、そのサ
イズは膜厚よりも十分大きくなる。又、ポリシリコン2
03の平面部に対してはSiイオンの注入により非晶
質化し、これを固相成長させる事により極めて特性の優
れたポリシリコン203を得る事ができる。工程Eにお
いて第1ポリシリコン203を所定の形状にパタニング
する。この結果、トレンチ202には補助容量の第1電
極204が形成され、平坦部には薄膜トランジスタの多
結晶半導体層又は活性領域205が形成される。
【0032】図22の工程Fにおいてポリシリコンの表
面を酸化しSiO2 からなるゲート絶縁膜206を形成
する。工程GにおいてAsイオンを注入し第1電極2
04の低抵抗化を図る。工程HにおいてCVDによりS
3 4 からなるゲート絶縁膜207を堆積する。さら
に熱酸化法によりこのゲート絶縁膜207を酸化してそ
の表面の薄いSiO2 からなるゲート絶縁膜208を形
成する。この様にしてゲート絶縁膜206,207,2
08からなる三層構造209が得られる。工程Iにおい
てLPCVD法により第2ポリシリコン210を全面的
に堆積する。さらに、燐拡散により低抵抗化を図る。工
程Jにおいてドライエッチングにより第2ポリシリコン
をパタニングし、トレンチ202の上部に第2電極21
1を形成するとともに、活性領域205の上にゲート電
極212を形成する。この工程により、トレンチ202
内に、第1電極204、三層構造209からなる誘電
膜、第2電極211で構成される補助容量213が得ら
れる。
【0033】図23の工程Kにおいてゲート絶縁膜の三
層構造209をドライエッチングにより部分的に除去す
る。工程LにおいてN型不純物の選択的なイオン注入を
行ない活性領域205中にLDD領域とN領域を形成
し、薄膜トランジスタ214を得る。この不純物イオン
注入工程は前述した第1実施例と同様である。工程Mに
おいてPSGからなる第1層間絶縁膜215を堆積す
る。工程Nにおいてウエットエッチングにより第1層間
絶縁膜215にコンタクトホール216を開口し薄膜ト
ランジスタ214のソース領域Sを露出させる。工程O
において金属アルミニウム217を全面的に堆積しコン
タクトホール216を埋める。
【0034】図24の工程Pにおいて金属アルミニウム
217を所定の形状にパタニングし配線218を得る。
工程QにおいてPSGからなる第2層間絶縁膜219を
LPCVD法により堆積する。工程Rにおいて第2層間
絶縁膜219及び第1層間絶縁膜215をエッチングし
コンタトホール220を形成して、薄膜トランジスタ2
14のドレイン領域Dを露出する。工程SにおいてIT
Oからなる透明導電膜をスパッタにより成膜した後、ウ
エットエッチングでパタニングし所定の形状の画素電極
221を得る。この画素電極221は上述したコンタク
トホールを介して薄膜トランジスタ214のドレイン領
域Dに電気接続している。
【0035】図25の工程TにおいてプラズマCVD法
によりP−SiN膜222を堆積する。工程Uにおいて
このP−SiN膜222を所定の形状にパタニングす
る。パタニングされたP−SiN膜222を用いて水素
化処理を施す。最後に工程Vにおいて石英基板201と
対面する様に対向基板224を貼り合わせる。対向基板
224の内面側には予め共通電極225が形成されてい
る。貼り合わされた両基板201,224の間に液晶2
26を封入充填してアクティブマトリクス型液晶表示装
置が完成する。
【0036】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の第1面によ
れば、薄膜トランジスタ及び/又は補助容量はテーパ形
状を有するトレンチ内に形成される。第1段階として、
トランジスタの半導体層及び補助容量の電極膜を構成す
る第1ポリシリコン膜がテーパ面に沿って堆積される。
この膜の固相拡散処理を行なう際第1ポリシリコン膜が
テーパ面に沿って略完全に露出されているので、Si
イオンを均一に注入できる。この為、固相拡散処理が一
様に行なえトレンチの側壁部においてもシリコン単結晶
の組成に近い半導体層が得られトランジスタ及び/又は
補助容量の電気的特性を向上できるという効果がある。
加えて、第1ポリシリコン膜はテーパ面に沿って形成さ
れるのでステップカバレッジが良くなり段切れ等の故障
を有効に防止できるという効果がある。
【0037】本発明の第2面によれば、トレンチ型補助
容量の第1電極を構成する多結晶半導体が、その膜厚よ
りも大きなサイズを有する結晶粒を含んでいる。この
為、該多結晶半導体のキャリア移動度が増加しトレンチ
型補助容量は高周波帯まで追従する事が可能となり、ア
クティブマトリクス型液晶表示装置の高精細化に伴なう
高周波駆動に対して十分機能を発揮する事ができるとい
う効果がある。又、キャリア移動度が改善された分多結
晶半導体の膜厚を薄くでき、同一基板上に作成する薄膜
トランジスタの活性領域と共用できる為、工程数の低減
につながるという効果がある。さらに、多結晶半導体の
薄膜化によりトレンチにおける段差が軽減できるという
効果がある。加えて、非晶質半導体の固相成長により多
結晶半導体の結晶粒径を増大させる事により特にSi
イオンの注入に依存する必要がなくなる為、注入回数を
軽減でき工程短縮が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる液晶表示装置に用いられる駆動
用基板の基本的な構成を示す断面図である。
【図2】本発明の作用を説明する為の模式図である。
【図3】駆動用基板のテーパ型トレンチ溝及び第1ポリ
シリコン膜の形成工程を示す工程図である。
【図4】同じく、ゲート絶縁膜の形成工程を示す工程図
である。
【図5】同じく、第2ポリシリコン膜の成膜及びパタニ
ング工程を示す工程図である。
【図6】同じく、薄膜トランジスタのソース領域及びド
レイン領域形成工程を示す工程図である。
【図7】同じく、配線電極の形成工程を示す工程図であ
る。
【図8】同じく、第1ポリシリコン膜に対する水素拡散
処理を示す工程図である。
【図9】同じく、画素電極の形成工程を示す工程図であ
る。
【図10】アクティブマトリクスタイプの液晶表示装置
の一般的な等価回路を示す回路図である。
【図11】従来の駆動用基板の断面構造を示す模式図で
ある。
【図12】トレンチ型の薄膜トランジスタ及びトレンチ
型の補助容量を有する駆動用基板の断面形状を示す参考
図である。
【図13】図12に示す参考例の問題点を説明する為の
模式図である。
【図14】アクティブマトリクス型液晶表示装置の画素
電位波形を示すグラフである。
【図15】トレンチ容量値と補助容量の下部電極を構成
するポリシリコンのキャリア移動度との関係を示すグラ
フである。
【図16】本発明にかかるトレンチ型補助容量の基本的
な構成を示す部分拡大断面図である。
【図17】本発明にかかる液晶表示装置に用いられる駆
動用基板の他の基本的な構成を示す断面図である。
【図18】トレンチ型補助容量の容量値と周波数との関
係を示すグラフである。
【図19】トレンチ型補助容量の容量値とトレンチ型補
助容量の下部電極を構成するポリシリコンの膜厚との関
係を示すグラフである。
【図20】トレンチ側壁における下部電極の結晶状態を
示す模式図である。
【図21】図17に示したアクティブマトリクス型液晶
表示装置用駆動基板の製造工程を示す工程図である。
【図22】同じく製造工程図である。
【図23】同じく製造工程図である。
【図24】同じく製造工程図である。
【図25】同じく製造工程図である。
【符号の説明】
1 絶縁基板 2 画素電極 3 薄膜トランジスタ 4 補助容量 5 溝部 6 半導体層 7 ゲート絶縁膜 8 ゲート電極 12 溝部 13 第1電極 14 誘電膜 15 第2電極 16 第1ポリシリコン 17 第2ポリシリコン 61 絶縁基板 62 トレンチ 63 補助容量 64 第1電極 65 誘電膜 66 第2電極 71 薄膜トランジスタ 72 活性領域 73 ゲート絶縁膜 74 ゲート電極 75 画素電極

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の絶縁基板と、これら絶縁基板間に
    挟持された液晶層と、前記絶縁基板の一方の基板上にマ
    トリクス状に配列された画素電極と、この画素電極に接
    続された薄膜トランジスタと、前記画素電極の電荷を保
    持する為の補助容量とを備えた液晶表示装置において、
    前記薄膜トランジスタは、絶縁基板に形成された側面が
    テーパを有する溝部の内壁に沿って形成された半導体層
    と、この半導体層上に形成されたゲート絶縁膜と、この
    ゲート絶縁膜上に形成されたゲート電極とからなる事を
    特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記溝部の形状が、以下の式を満たす事
    を特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。0<tan
    θ≦a/2b(ただし、溝部の溝幅をa、深さをb、テ
    ーパ角をθとする。)
  3. 【請求項3】 前記補助容量は、前記溝部と同時に絶縁
    基板に形成された別の溝部の内壁に沿って形成された第
    1電極と、前記薄膜トランジスタのゲート絶縁膜と同一
    材料で形成された誘電膜を介して設けられた第2電極と
    で形成されている事を特徴とする請求項1記載の液晶表
    示装置。
  4. 【請求項4】 前記第1電極が前記薄膜トランジスタの
    半導体層と同一材料で形成され、前記第2電極が前記薄
    膜トランジスタのゲート電極と同一材料で形成される事
    を特徴とする請求項3記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 一対の絶縁基板と、これら絶縁基板間に
    挟持された液晶層と、前記絶縁基板の一方の基板上にマ
    トリクス状に配列された画素電極と、この画素電極に接
    続された薄膜トランジスタと、前記画素電極の電荷を保
    持する為の補助容量とを備えた液晶表示装置において、
    前記補助容量は、絶縁基板に形成された側面がテーパを
    有する溝部の内壁に沿って形成された第1の電極層と、
    この第1の電極層上に形成された誘電膜と、この誘電膜
    上に形成された第2の電極層とからなる事を特徴とする
    液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 一対の絶縁基板と、これら絶縁基板間に
    挟持された液晶層と、前記絶縁基板の一方の基板上にマ
    トリクス状に配列された画素電極と、この画素電極に接
    続された薄膜トランジスタと、前記画素電極の電荷を保
    持する為の補助容量とを備えた液晶表示装置において、
    前記補助容量は、絶縁基板に設けられた溝部の内壁に沿
    って形成された多結晶半導体からなる第1の電極層と、
    この第1の電極層上に形成された誘電膜と、この誘電膜
    上に形成された第2の電極層とにより構成されており、
    該多結晶半導体の最小粒径サイズがその膜厚よりも大き
    い事を特徴とする液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 前記多結晶半導体は、化学気相成長によ
    り成膜された非晶質半導体を固相成長で大粒径化したも
    のである事を特徴とする請求項6記載の液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 前記薄膜トランジスタは、絶縁基板の平
    面上に形成された多結晶半導体層と、この多結晶半導体
    層上に形成されたゲート絶縁膜と、このゲート絶縁膜上
    に形成されたゲート電極とから構成されており、該多結
    晶半導体層は第1の電極層と同一材料同一層厚で形成さ
    れ、該ゲート絶縁膜は誘電膜と同一材料で形成され、該
    ゲート電極は第2の電極層と同一材料で形成される事を
    特徴とする請求項6記載の液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 前記薄膜トランジスタの多結晶半導体層
    は、イオン注入により一旦非晶質化し、それを固相成長
    させたものである事を特徴とする請求項8記載の液晶表
    示装置。
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