JPH05292709A - 電動機用固定子の製造方法 - Google Patents

電動機用固定子の製造方法

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JPH05292709A
JPH05292709A JP9056792A JP9056792A JPH05292709A JP H05292709 A JPH05292709 A JP H05292709A JP 9056792 A JP9056792 A JP 9056792A JP 9056792 A JP9056792 A JP 9056792A JP H05292709 A JPH05292709 A JP H05292709A
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JP
Japan
Prior art keywords
teeth
yoke
stator
section
sections
Prior art date
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Pending
Application number
JP9056792A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Suzuki
孝史 鈴木
Tokihiko Tanaka
時彦 田中
Shigeyasu Mori
繁保 森
Yuji Kawai
裕司 河合
Koji Mori
幸司 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05292709A publication Critical patent/JPH05292709A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固定子の漏洩磁束を減らし、電動機の効率を
高める。 【構成】 図は電動機の固定子の概略構成を表してい
る。固定子は枠状のヨーク1と、連結ティース体3と、
ボビン8に巻いたコイル7とで構成する。ヨーク1の内
側には対向する四辺に凹部型の溝部2がある。連結ティ
ース体3には4個のティース部4があり、これらは連結
部5により連結している。ヨーク1および連結ティース
体3は何れも打抜き鋼板を多数枚積層したものである。
組立手順は、先ず、コイル7をティース部4に装着す
る。次に、各ティース部4をヨーク1の溝部2に圧入す
る。その後、ヨーク1と連結ティース体3間に溶融樹脂
を注入して固める。しかる後、各ティース部4ー4を連
結している連結部5の中央部に切れ込み10を入れて連結
部5と樹脂9の一部を切除する。このようにすれば、連
結部5の磁気抵抗が大きくなり、漏洩磁束が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヨークとティース部とを
結合して固定子を形成する電動機用固定子の製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】電動機用固定子を製造するのに、例えば
図3に示すような枠状のヨーク21と、複数個例えば4個
のティース部22を放射状に連結してなる連結ティース体
23と、コイル24とを別々に形成しておき、各ティース部
22にコイル24を装着後、これらのティース部22とヨーク
21とを結合させ、しかる後に連結ティース体23とヨーク
21間に溶融樹脂を充填する方法がある。ところで、前記
4個のティース部22は図示しない回転子に対向する内径
側が幅狭な連結部25にて連結されて一体化され、連結テ
ィース体23を構成している。この連結ティース体23およ
びヨーク21は、何れも珪素鋼板を図示のような形状に打
ち抜いて多数枚積層したものである。また、コイル24は
予めボビン26に巻回されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示されるような従来の固定子では、コイル24に通電され
て各ティース部22が図示しない回転子に作用させるため
の磁束を発生すると、その磁束の一部がティース部22同
士を連結している連結部25にて各磁極が磁気的に短絡さ
れ、この連結部25における磁束漏洩が大きくなり、電動
機の効率が低下してしまうという問題がある。したがっ
て、本発明においては、上述の漏洩磁束をより少なくす
ることのできる電動機用固定子の製造方法を提供するこ
とを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであり、複数個のティース部
を放射状に連結してなる連結ティース体を形成し、前記
ティース部にコイルを装着した後、前記ティース部を枠
状に形成されたヨークの内面に結合させ、同ヨークと前
記連結ティース体間に溶融樹脂を充填した後、前記ティ
ース部を連結している連結部を切除することにした。
【0005】
【作用】上記の製造方法によれば、連結ティース体の各
ティース部にコイルを装着して各ティース部とヨークと
を結合させた後、このヨークと連結ティース体間に溶融
樹脂が充填される。しかる後に各ティース間の連結部が
切除されるので、複数個のティース部を各々独立させる
ことができ、連結部の切除によって、磁極間の磁気抵抗
を増大させることができるので、磁気的な短絡をより少
なくすることができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図2に基づい
て説明する。図1、図2は何れも電動機の固定子の概略
構成を表す平面図である。図において、1は打抜き鋼板
を多数枚積層して形成された八角形の枠状のヨークで、
その内側の対向する四辺にはそれぞれに略凹部型の溝部
2が形成されている。3は4個のティース部4をそれぞ
れ連結部5で連結してなる連結ティース体で、ヨーク1
と同様に、打抜き鋼板を多数枚積層して形成されてい
る。ティース部4の外周先端部はヨーク1の溝部2に対
応するように形成され、内周側の連結部5の中程には磁
気抵抗を大にすると共に、後述の切り込み処理を楽にす
るために凹部状の窪み6が形成されている。7はティー
ス部4に装着されたコイルであるが、このコイル7は予
め絶縁材を用いて矩形筒状に成形されたボビン8に巻回
されたものである。このように、ヨーク1、連結ティー
ス体3、コイル7は何れも別々に形成される。
【0007】続いて、組立手順について説明する。ま
ず、連結ティース体3の各ティース部4にコイル7を巻
回してなるボビン8を装着する。次に、この連結ティー
ス体3の各ティース部4の先端部をヨーク1側に形成さ
れている各溝部2に合わせて圧入し、両者を係合させ
る。このようにして、連結ティース体3がヨーク1の所
定位置に収まった後、両者3ー1間にできた空隙部に溶
融樹脂(絶縁樹脂)9を注入する、いわゆるモールド成
形を行う。しかる後、図1の(B)に示されるように、
各ティース部4ー4を連結している連結部5の中央部に
切れ込み10を入れて連結部5と樹脂9の一部を切除す
る。このようにすれば各ティース部4をそれぞれ独立し
た状態にできる。
【0008】図2の(A)および(B)は、もう一つの
実施例を表したもので、図1の(A)および(B)に示
す第1の実施例との相違点は連結部5の形状だけであ
る。この第2の実施例では、連結部5の中央部に予め位
置決め用の孔11が形成されている。これらの孔11は前述
のモールド成形後に連結部5を孔開けにより切除すると
きに利用するためのもので、ドリル等の位置決めに利用
される。図2の(B)は孔開け終了後の状態を表してお
り、孔開けによって広められた孔12により連結部5は二
分され、各ティース部4はそれぞれ独立した状態となっ
ている。
【0009】
【発明の効果】以上、説明したような製造方法であるな
らば、モールド成形後に連結部を二分するのでモールド
成形前の組立が楽にでき、連結部が二分されることによ
り、同連結部における漏洩磁束の低減が図れ、効率の高
い固定子が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す固定子の概略平面
図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す固定子の概略平面
図である。
【図3】従来例を示す固定子の概略平面図である。
【符号の説明】 1 ヨーク 2 溝部 3 連結ティース体 4 ティース部 5 連結部 6 窪み 7 コイル 8 ボビン 9 溶融樹脂 10 切り込み 11 孔 12 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 裕司 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内 (72)発明者 森 幸司 川崎市高津区末長1116番地 株式会社富士 通ゼネラル内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個のティース部を放射状に連結して
    なる連結ティース体を形成し、前記ティース部にコイル
    を装着した後、前記ティース部を枠状に形成されたヨー
    クの内面に結合させ、同ヨークと前記連結ティース体間
    に溶融樹脂を充填した後、前記ティース部を連結してい
    る連結部を切除することを特徴とする電動機用固定子の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記連結部の切除が切り込みによりなさ
    れる請求項1記載の電動機用固定子の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記連結部の切除が孔開けによりなされ
    る請求項1記載の電動機用固定子の製造方法。
JP9056792A 1992-04-10 1992-04-10 電動機用固定子の製造方法 Pending JPH05292709A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10285841A (ja) * 1997-04-10 1998-10-23 Toshiba Corp 回転電機のステータ
KR20040037680A (ko) * 2002-10-29 2004-05-07 엘지전자 주식회사 전동기의 고정자 구조
JP2017192226A (ja) * 2016-04-14 2017-10-19 ファナック株式会社 絶縁構造を有する電動機のステータ

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