JPH0650939B2 - 電動機の固定子製造方法 - Google Patents
電動機の固定子製造方法Info
- Publication number
- JPH0650939B2 JPH0650939B2 JP63158686A JP15868688A JPH0650939B2 JP H0650939 B2 JPH0650939 B2 JP H0650939B2 JP 63158686 A JP63158686 A JP 63158686A JP 15868688 A JP15868688 A JP 15868688A JP H0650939 B2 JPH0650939 B2 JP H0650939B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic pole
- pole piece
- stator
- yoke
- supporting ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、電動機の固定子製造方法に関するものであ
る。
る。
第５図は例えば特開昭58−33945 号に公報に示された従
来の電動機の固定子を示す斜視図であり、図において
(1)はヨーク(2)と磁極(3)からなる磁極片(4)とが一体に
形成された鉄心板、(5)はこの鉄心板が積層された固定
子、(6)はこの固定子のスロットで、図示されない巻線
が収納される。(7)はこのスロット開口部である。
来の電動機の固定子を示す斜視図であり、図において
(1)はヨーク(2)と磁極(3)からなる磁極片(4)とが一体に
形成された鉄心板、(5)はこの鉄心板が積層された固定
子、(6)はこの固定子のスロットで、図示されない巻線
が収納される。(7)はこのスロット開口部である。
従来の電動機の固定子は上記のように構成され、鉄心板
(1)が複数枚積層され、固定子(5)が形成される。そして
巻線が磁極片(4)にインサート方式により巻回されるこ
とにより、スロット(6)内に収納される。
(1)が複数枚積層され、固定子(5)が形成される。そして
巻線が磁極片(4)にインサート方式により巻回されるこ
とにより、スロット(6)内に収納される。
上記のような従来の電動機の固定子の製造においては、
ヨーク(2)と磁極片(4)とが一体に形成され、磁極(3)が
固定子(5)内側方向へ突出する形状であることより巻線
方式がインサート式になる為、磁極片(4)に巻回された
巻線部の外周長が長くなり固定子(5)両端より外側へ余
分なはみだしができ、巻回後に成形、ワニス処理、レー
シング等の後加工を要するという課題があった。
ヨーク(2)と磁極片(4)とが一体に形成され、磁極(3)が
固定子(5)内側方向へ突出する形状であることより巻線
方式がインサート式になる為、磁極片(4)に巻回された
巻線部の外周長が長くなり固定子(5)両端より外側へ余
分なはみだしができ、巻回後に成形、ワニス処理、レー
シング等の後加工を要するという課題があった。
この発明は係る従来の課題を解決するためになされたも
のでその目的は、巻線の固定子両端から外側へのはみ出
しを小さくでき、後加工も少なく、精度維持も容易な生
産性の良い電動機の固定子製造方法を提供することであ
る。
のでその目的は、巻線の固定子両端から外側へのはみ出
しを小さくでき、後加工も少なく、精度維持も容易な生
産性の良い電動機の固定子製造方法を提供することであ
る。
この発明にかかる電動機の固定子製造方法は、鉄心の打
ち抜きによるリング状のヨークを複数枚積層してヨーク
部を構成し、ヨーク部と同心状の磁極片支持リングと、
この磁極片支持リングとは先端側において切り離された
状態で接合していて、磁極片支持リングの外周から放射
状に突き出す複数の磁極片とからなる鉄心板を積層して
磁極支持リングに保持された形態の歯部鉄心を構成し、
この歯部鉄心に巻線を巻回してから、ヨーク部の内周部
に磁極片の各外端を固着し、その後で磁極片を保持して
いる磁極片支持リングを磁極片との切り離し箇所におい
て分離除去することである。
ち抜きによるリング状のヨークを複数枚積層してヨーク
部を構成し、ヨーク部と同心状の磁極片支持リングと、
この磁極片支持リングとは先端側において切り離された
状態で接合していて、磁極片支持リングの外周から放射
状に突き出す複数の磁極片とからなる鉄心板を積層して
磁極支持リングに保持された形態の歯部鉄心を構成し、
この歯部鉄心に巻線を巻回してから、ヨーク部の内周部
に磁極片の各外端を固着し、その後で磁極片を保持して
いる磁極片支持リングを磁極片との切り離し箇所におい
て分離除去することである。
この発明においては、磁極片支持リングに保持されてい
る歯部鉄心に巻線を巻回してから、ヨーク部と歯部鉄心
を固着することができ、この後に磁極片を保持している
磁極片支持リングを磁極片との切り離し箇所において分
離除去することにより固定子が製造できることになる。
る歯部鉄心に巻線を巻回してから、ヨーク部と歯部鉄心
を固着することができ、この後に磁極片を保持している
磁極片支持リングを磁極片との切り離し箇所において分
離除去することにより固定子が製造できることになる。
第１図はこの発明の一実施例を示す打抜き時の固定子の
平面図、第２図は同じくヨークの平面図、第３図は同じ
く磁極片の平面図、第４図は同じく固定子の平面図であ
り、(5)〜(7)は上記従来例と同一または相当部分を示
し、(10)は図示されない鉄心をプレス加工により打抜き
されたヨークで、固定子(5)の外周を形成するもので、
内周に複数の凹状に形成された切欠部(11)を等間隔に有
する。(12)はこのヨークが複数個積層されたヨーク部、
(13)はこのヨーク部と同じく鉄心よりプレス加工によっ
て打抜きされた磁極片部で、後述する磁極片と磁極片支
持リングとからなり、複数個積層されて歯部鉄心(14)が
形成される。(15)はこの磁極片部の磁極片で、磁極片支
持リング(16)に先端(17)が分離可能に切断部(18)を介し
て取着されている。(19)はこの磁極片の他端で、上記切
欠部(11)と嵌合する形状に形成されている。
平面図、第２図は同じくヨークの平面図、第３図は同じ
く磁極片の平面図、第４図は同じく固定子の平面図であ
り、(5)〜(7)は上記従来例と同一または相当部分を示
し、(10)は図示されない鉄心をプレス加工により打抜き
されたヨークで、固定子(5)の外周を形成するもので、
内周に複数の凹状に形成された切欠部(11)を等間隔に有
する。(12)はこのヨークが複数個積層されたヨーク部、
(13)はこのヨーク部と同じく鉄心よりプレス加工によっ
て打抜きされた磁極片部で、後述する磁極片と磁極片支
持リングとからなり、複数個積層されて歯部鉄心(14)が
形成される。(15)はこの磁極片部の磁極片で、磁極片支
持リング(16)に先端(17)が分離可能に切断部(18)を介し
て取着されている。(19)はこの磁極片の他端で、上記切
欠部(11)と嵌合する形状に形成されている。
上記のように構成された電動機の固定子製造方法におい
ては、磁極片部(13)を複数個積層された歯部鉄心(14)に
図示されない巻線が巻回され、この歯部鉄心(14)の磁極
片(15)の他端(19)がヨーク部(12)の切欠部(11)に例えば
圧入により嵌合されることにより歯部鉄心(14)とヨーク
部(12)が一体化され固定子(5)が形成される。次に上記
磁極片(15)の先端(17)の切断部(18)にて磁極片支持リン
グ(16)を分離することによりスロット開口部(7)が形成
される。このように固定子(5)をヨーク部(12)と歯部鉄
心(14)との分割構造にしたことにより、巻線の直巻が可
能となり固定子(5)両端への必要以上の余分なはみ出し
が小さくなるとともに、仕上がり状態において巻崩れが
少なく巻線部分の外周長さが短くなる為、成形等の後加
工が少なくなり、生産性がよくなる。さらに各磁極片(1
5)が独立していることにより磁極相互間に漏れ磁束が少
なく効率の低下がなくなる。また、磁極片支持リング(1
6)はその中心部より図示されない回転子を抜取った後に
設けられるエアーギャップ代を形成、管理することがで
きる。即ち、磁極片支持リング(１６)に保持され、安定
な状態にある歯部鉄心(１４)に巻線を巻回すことにな
り、その後にヨーク部(１２)と歯部鉄心(１４)を固着し
て、最後に磁極片(１５)を保持している磁極片支持リン
グ(１６)を分離除去することになる。従って、巻線の巻
回しも容易であり、磁極片支持リング(１６)の分離除去
に大きな力を固定子に加えなくて済むので固定子の精度
維持が容易になる。
ては、磁極片部(13)を複数個積層された歯部鉄心(14)に
図示されない巻線が巻回され、この歯部鉄心(14)の磁極
片(15)の他端(19)がヨーク部(12)の切欠部(11)に例えば
圧入により嵌合されることにより歯部鉄心(14)とヨーク
部(12)が一体化され固定子(5)が形成される。次に上記
磁極片(15)の先端(17)の切断部(18)にて磁極片支持リン
グ(16)を分離することによりスロット開口部(7)が形成
される。このように固定子(5)をヨーク部(12)と歯部鉄
心(14)との分割構造にしたことにより、巻線の直巻が可
能となり固定子(5)両端への必要以上の余分なはみ出し
が小さくなるとともに、仕上がり状態において巻崩れが
少なく巻線部分の外周長さが短くなる為、成形等の後加
工が少なくなり、生産性がよくなる。さらに各磁極片(1
5)が独立していることにより磁極相互間に漏れ磁束が少
なく効率の低下がなくなる。また、磁極片支持リング(1
6)はその中心部より図示されない回転子を抜取った後に
設けられるエアーギャップ代を形成、管理することがで
きる。即ち、磁極片支持リング(１６)に保持され、安定
な状態にある歯部鉄心(１４)に巻線を巻回すことにな
り、その後にヨーク部(１２)と歯部鉄心(１４)を固着し
て、最後に磁極片(１５)を保持している磁極片支持リン
グ(１６)を分離除去することになる。従って、巻線の巻
回しも容易であり、磁極片支持リング(１６)の分離除去
に大きな力を固定子に加えなくて済むので固定子の精度
維持が容易になる。
この発明は以上説明したとおり、磁極片支持リングに保
持されている歯部鉄心に巻線を巻回してから、ヨーク部
と歯部鉄心を固着することができ、この後に磁極片を保
持している磁極片支持リングを磁極片との切り離し箇所
において分離除去するものであるから、直巻の巻線方式
が適用できるため、巻線の固定子両端へのはみだしが少
なくなり、最終的な磁極片支持リングの分離除去に大き
な力を固定子に加えなくて済むので固定子の精度維持が
容易になるとともに、後加工も少なく生産性も向上す
る。
持されている歯部鉄心に巻線を巻回してから、ヨーク部
と歯部鉄心を固着することができ、この後に磁極片を保
持している磁極片支持リングを磁極片との切り離し箇所
において分離除去するものであるから、直巻の巻線方式
が適用できるため、巻線の固定子両端へのはみだしが少
なくなり、最終的な磁極片支持リングの分離除去に大き
な力を固定子に加えなくて済むので固定子の精度維持が
容易になるとともに、後加工も少なく生産性も向上す
る。
第１図はこの発明の一実施例を示す打抜き時の固定子の
平面図、第２図は同じくヨークの平面図、第３図は同じ
く磁極片の平面図、第４図は同じく固定子の平面図、第
５図は従来の電動機の固定子製造方法を示す斜視図であ
る。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示し、
(5)は固定子、(12)はヨーク部、(14)は歯部鉄心、(15)
は磁極片、(16)は磁極片支持リング、(17)は先端、(19)
は他端である。
平面図、第２図は同じくヨークの平面図、第３図は同じ
く磁極片の平面図、第４図は同じく固定子の平面図、第
５図は従来の電動機の固定子製造方法を示す斜視図であ
る。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示し、
(5)は固定子、(12)はヨーク部、(14)は歯部鉄心、(15)
は磁極片、(16)は磁極片支持リング、(17)は先端、(19)
は他端である。
Claims (1)
- 【請求項１】鉄心の打ち抜きによりリング状のヨークを
形成するとともに、このヨークを複数枚積層してヨーク
部を構成し、上記ヨーク部と同心状の磁極片支持リング
と、この磁極片支持リングとは先端側において切り離さ
れた状態で接合していて、磁極片支持リングの外周から
放射状に突き出す複数の磁極片とからなる鉄心板を積層
して上記磁極支持リングに保持された形態の歯部鉄心を
構成し、この歯部鉄心に巻線を巻回してから、上記ヨー
ク部の内周部に上記磁極片の各外端を固着し、その後で
上記磁極片を保持している上記磁極片支持リングを磁極
片との切り離し箇所において分離除去することを特徴と
する電動機の固定子製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63158686A JPH0650939B2 (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 | 電動機の固定子製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63158686A JPH0650939B2 (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 | 電動機の固定子製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH027851A JPH027851A (ja) | 1990-01-11 |
| JPH0650939B2 true JPH0650939B2 (ja) | 1994-06-29 |
Family
ID=15677140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63158686A Expired - Lifetime JPH0650939B2 (ja) | 1988-06-27 | 1988-06-27 | 電動機の固定子製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0650939B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3137510B2 (ja) * | 1993-08-26 | 2001-02-26 | トヨタ自動車株式会社 | 同期機の固定子，その製造方法並びにティース片及びヨーク片 |
| GB0503085D0 (en) * | 2005-02-15 | 2005-03-23 | Compactcaddy Ltd | Electric motor |
| JP5688919B2 (ja) * | 2010-05-11 | 2015-03-25 | 株式会社三井ハイテック | 積層鉄心の製造方法 |
| JP5860555B2 (ja) * | 2015-01-26 | 2016-02-16 | 株式会社三井ハイテック | 積層鉄心の製造方法 |
| JP6335944B2 (ja) * | 2015-08-11 | 2018-05-30 | 株式会社三井ハイテック | 積層鉄心の樹脂封止方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01138953A (ja) * | 1987-11-26 | 1989-05-31 | Toshiba Corp | 回転電機用固定子の製造方法 |
-
1988
- 1988-06-27 JP JP63158686A patent/JPH0650939B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH027851A (ja) | 1990-01-11 |
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