JPH05292239A - ファクシミリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 既存のファクシミリ装置において市外また海
外局番及び送信規制時間帯によって送信を規制できる装
置を付加して送信を規制できる装置とする。 【構成】 既存のファクシミリ装置において送信を規制
したい市外また海外局番及び送信規制時間帯を記憶でき
る記憶素子を追加する事により、画像信号の送信を開始
する時に予め送信できるデータかどうか読みだし専用記
憶装置に記憶しているプログラムによって判断できる回
路構成にした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は電話網利用のファクシミ
リ装置に関し、殊に送信地域と送信の時間帯において送
信を規制する技術に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来のファクシミリ装置においては光学
装置を利用して読み取った画像信号を直ちに電話回線等
を用いて送信するか、もしくは一旦メモリに蓄え、指定
された時刻になると自動的に送信するという構成が一般
的である。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いずれ
の送信方法であっても、画像信号は地域及び送信時間帯
に関わらずダイヤル操作されるか指定時刻になれば無条
件に送信してしまい、送信したくない地域及び送信料金
の関係で送信したくない時間帯にも送信してしまうとい
う不都合が生ずる。

【０００４】本発明は上記問題点に鑑み送信したくない
地域・時間帯にはダイヤル操作されたとしても送信規制
をすることのできるファクシミリ装置を提供する事を目
標とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明に係わるファクシミリ装置は送信規制先のダ
イヤル番号と送信規制時間帯とを対応させて格納する記
憶手段と、操作されるダイヤル番号が記憶手段のダイヤ
ル番号に該当しかつ操作時刻が送信規制時間帯にある事
を判定する判定手段と、当該判定手段により、送信規制
されていると判定されたとき送信できない旨を表示する
表示手段を備えている事を特徴としている。

【０００６】

【作用】本発明によれば、記憶手段には送信を規制する
市外局番及び海外局番と、その局番の送信を規制する時
間帯が１対１で対応づけて記憶されており、操作パネル
から送信先のダイヤル番号が入力されると、送信を規制
するプログラムを自動的に実行し、以下の動作が行われ
る。即ち、入力された市外また海外局番が予め規制され
ている局番かどうかまず記憶手段に記憶されている局番
を参照して決定し、規制された局番なら次にこの局番に
対応づけて記憶されている規制された時間帯を参照す
る。現在時刻は予めファクシミリ装置に内蔵された現在
時刻を示す装置に記憶されているのでその時刻と規制さ
れた時間帯が一致するかどうか判定し、一致すれば送信
できない旨を表示して送信を中止し、一致しなければ送
信を可能にする信号を出して送信する。

【０００７】

【実施例】以下本発明の一実施例のファクシミリ装置に
ついて、図面を参考にしながら説明する。図１は本発明
の実施例におけるファクシミリ装置のブロック図を示す
ものである。この図において、読み取り処理部１は、例
えばＣＣＤカメラ等に使用される光電変換素子を用い、
結像された原稿画像を画像信号に変換する。記録処理部
２は、例えば電子プロセスにより画像形成を行うレーザ
プリンタを用いて入力画像信号によって変調されたレー
ザ光信号を感光体に感光走査することで現像する。ライ
ンメモリ３は、読み取り走査部で読み取られた画像信号
を記憶する。ＭＰＵ４はファクシミリ装置全体を制御す
る。ＲＯＭ５は、ファクシミリ装置全体の動作を制御す
るプログラムを記憶している。ＲＯＭ６は、送信を規制
するプログラムを記憶している。ＲＡＭ７はバッファメ
モリで、データバス上の画像信号を記憶する。ＲＡＭ８
は送信を規制する市外局番と海外局番と時間帯を記憶す
る。計時装置９は、画像信号を送信する時間を計測す
る。モデム１０は、画像信号を変調復調する。ＮＣＵ１
１はファクシミリ装置とモデムの接続を制御する。操作
パネル１２上には、相手ファックス番号を設定するため
のテンキー８１と、原稿情報を送信するための通信キー
８２及び送信規制をするかしないか選択するためのキー
８２及び短縮ダイヤル等の各種キー（不図示）が設けら
れている。オートダイヤラ１３で、自動的に相手と交信
を行う。

【０００８】操作パネル１２でキー８２を送信規制に選
択しておけばＲＯＭ６に格納された送信を規制するプロ
グラムにもとずき、ＭＰＵ４はこのファクシミリ装置の
送信規制を行う。操作パネル１２のテンキー８１からＲ
ＡＭ８に規制する市外局番と海外局番とその局番に１対
１に対応する送信規制時間を記憶する。その後、テンキ
ー８１から送信先のファックス番号の市外局番、海外局
番を入力するとＲＡＭ８１に記憶された市外局番、海外
局番と比較し、一致すれば次に規制時間帯と送信時間を
比較して送信の規制を決定し送信を中止する。以上の条
件が成立しなければＭＰＵ４はＲＯＭ５に記憶されてい
る制御プログラムにもとずき、このファクシミリ装置の
送信受信の制御を行う。

【０００９】次に、送信規制動作を図２、図３、図４、
図５に示す流れ図に従って詳細に説明する。まず、図２
の流れ図で操作パネル１２のキー８２が規制モードでな
ければ図４へ飛び画像信号を出力して終了する（Ｓ
１）。規制モードであれば操作パネルから入力した１文
字目の局番が０か０でないか判断し０でないなら市外局
番また海外局番でないから図４へ飛び画像信号を出力し
て終了する（Ｓ２）。０なら図３へ移り２文字目の市外
局番が０か０でないか判断し０でないなら単なる国内の
市外局番だから国内の市外局番が記憶されている表を探
し、表になければ図４へ飛び画像信号を出力して終了す
る（Ｓ３）。もし表にあれば、その市外局番の送信時間
が規制時間帯になっているかどうか規制時間を記憶して
いる表と比較し（Ｓ４）、規制時間帯であれば図５へ飛
び送信不能である旨を表示して終了する（Ｓ５）。２文
字目の市外局番が０であれば次に３文字目の市外局番が
０かどうか判断し、０でなければ海外の局番か、第二電
信電話会社の市外局番の可能性があり海外の局番を記憶
している表を探し（Ｓ６）、なければ図４へ飛び画像信
号を出力して終了する。もし表にあれば（Ｓ７）、次に
その市外局番の規制時間帯に相当するかどうか規制時間
を記憶している表から探して判断し（Ｓ８）、あれば図
５へ飛び送信不能である旨を表示して終了するが、なけ
れば図４へ飛び画像信号を出力して終了する。３文字目
の市外局番が０でなく、第二電信電話会社の市外局番な
ら、その表から一致する局番を探し（Ｓ９）、表になけ
れば図４へ飛び画像信号を出力して終了する。表にあれ
ば規制時間帯かどうか規制時間帯の表から判断し（Ｓ１
０）、規制時間帯でなければ画像信号を出力し規制時間
帯であれば図５へ飛び送信不能である旨をを表示して終
了する。

【００１０】

【発明の効果】以上の説明により明らかなように本発明
により、送ってはならない地域へ送信したり、更に送信
しては行けない時間帯に送信したりするという人為的誤
り、ミスは確実になくなり、料金の節約、時間の節約に
つながる効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のファクシミリ装置の全体構成図であ
る。

【図２】流れ図のメインルーチンである。

【図３】規制モードに入った流れ図である。

【図４】海外局番もしくは第二電信電話会社の市外局番
をサーチしている流れ図である。

【図５】出力不能と表示する流れ図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 送信規制先のダイヤル番号と送信規制時
   間帯とを対応させて格納する記憶手段と、操作されるダ
   イヤル番号が記憶手段のダイヤル番号に該当しかつ操作
   時刻が送信規制時間帯にある事を判定する判定手段と、
   当該判定手段により、送信規制されていると判定された
   とき送信できない旨を表示する表示手段とを備えている
   ことを特徴とするファクシミリ装置。