JPH0528970Y2 - - Google Patents
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- JPH0528970Y2 JPH0528970Y2 JP1985190244U JP19024485U JPH0528970Y2 JP H0528970 Y2 JPH0528970 Y2 JP H0528970Y2 JP 1985190244 U JP1985190244 U JP 1985190244U JP 19024485 U JP19024485 U JP 19024485U JP H0528970 Y2 JPH0528970 Y2 JP H0528970Y2
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- JP
- Japan
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- port
- operating lever
- operating
- piston
- solenoid
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- Expired - Lifetime
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 28
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 13
- 210000000707 wrist Anatomy 0.000 claims description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 5
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 3
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000003971 tillage Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は、トラクタに設けられているダツシン
グ防止機構を油圧昇降装置を昇降する操作レバー
の操作によつて解除することができるトラクタの
ダツシング防止機構解除装置に係るものである。
グ防止機構を油圧昇降装置を昇降する操作レバー
の操作によつて解除することができるトラクタの
ダツシング防止機構解除装置に係るものである。
機体重量が比較的に軽い小型のトラクタ等に
は、機体に連結したロータリ作業機を接地させる
際、耕耘爪が回転しながら接地するロータリ作業
機の接地反力により機体が急激に跳び出すという
ダツシング現象を防止するためにダツシング防止
機構が設けられている。
は、機体に連結したロータリ作業機を接地させる
際、耕耘爪が回転しながら接地するロータリ作業
機の接地反力により機体が急激に跳び出すという
ダツシング現象を防止するためにダツシング防止
機構が設けられている。
このダツシング防止機構は、第3図Aに示すよ
うに、ロータリ作業機を昇降するための油圧伸縮
機構1のヘツド2に設けたオートフローバルブ3
を、手動操作により第2ポート4を閉塞する作動
状態となし、このオートフローバルブ3の作動状
態でシリンダ室5内の油を第1ポート6を経由さ
せて抜くことによつてピストン7は第一速度で移
動するようになつている。
うに、ロータリ作業機を昇降するための油圧伸縮
機構1のヘツド2に設けたオートフローバルブ3
を、手動操作により第2ポート4を閉塞する作動
状態となし、このオートフローバルブ3の作動状
態でシリンダ室5内の油を第1ポート6を経由さ
せて抜くことによつてピストン7は第一速度で移
動するようになつている。
次に、第3図Bに示すように、ヘツド2側へ移
動したピストン7によつてピストンピン8が第1
ポート6内に嵌入することにより第1ポート6が
絞られるので、ピストン7は第一速度よりもはる
かに遅い緩速度の第二速度で移動することにな
り、このピストン7に連動してリフトアームとと
もに下降するロータリ作業機が地面近くからこの
緩速度で所定の耕深まで下降することによつて、
その耕耘爪が回転しながら接地するロータリ作業
機の接地反力により機体が急激に跳び出すという
ダツシング現象を防止するようになつている。
動したピストン7によつてピストンピン8が第1
ポート6内に嵌入することにより第1ポート6が
絞られるので、ピストン7は第一速度よりもはる
かに遅い緩速度の第二速度で移動することにな
り、このピストン7に連動してリフトアームとと
もに下降するロータリ作業機が地面近くからこの
緩速度で所定の耕深まで下降することによつて、
その耕耘爪が回転しながら接地するロータリ作業
機の接地反力により機体が急激に跳び出すという
ダツシング現象を防止するようになつている。
しかしながら、このダツシング現象防止のオー
トフローバルブ3を作動位置に切換えたままで耕
深自動制御機構による耕起作業を行うので、耕深
を一定にするために上下動するロータリ作業機の
下降速度が緩速度となることによつてロータリ作
業機が耕深自動制御機構による昇降動作に追随し
て上下できず、耕深自動制御機構が正常に作動し
ないという問題点があつた。
トフローバルブ3を作動位置に切換えたままで耕
深自動制御機構による耕起作業を行うので、耕深
を一定にするために上下動するロータリ作業機の
下降速度が緩速度となることによつてロータリ作
業機が耕深自動制御機構による昇降動作に追随し
て上下できず、耕深自動制御機構が正常に作動し
ないという問題点があつた。
さらに、ダツシング防止機構及び解除機構を有
するものもあるが、従来の機構は、いずれも純機
械的であるため、構造が非常に複雑であり、かつ
部品点数も非常に多かつた。
するものもあるが、従来の機構は、いずれも純機
械的であるため、構造が非常に複雑であり、かつ
部品点数も非常に多かつた。
その結果、製造コストがアツプすると共に、故
障が発生し易いという問題があつた。しかも、メ
ンテナンスも非常に面倒になるという問題もあつ
た。
障が発生し易いという問題があつた。しかも、メ
ンテナンスも非常に面倒になるという問題もあつ
た。
本考案は上述した従来の実情に鑑み、その問題
点を解消すべく創案されたものであつて、構造が
非常に簡単で、部品点数も少なく、製造コストの
低減が図れると共に、故障も発生し難く、さら
に、作業機を下降させた後の耕起作業中は、オー
トフローバルブの作動を、油圧昇降装置を昇降す
る操作レバーの操作によつて簡単に解除すること
ができるトラクタのダツシング防止機構解除装置
を提供することを目的とするものである。
点を解消すべく創案されたものであつて、構造が
非常に簡単で、部品点数も少なく、製造コストの
低減が図れると共に、故障も発生し難く、さら
に、作業機を下降させた後の耕起作業中は、オー
トフローバルブの作動を、油圧昇降装置を昇降す
る操作レバーの操作によつて簡単に解除すること
ができるトラクタのダツシング防止機構解除装置
を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本考案によるトラクタのダ
ツシング防止機構解除装置は、リフトアームに取
付けたロータリ作業機の自重によりピストンを油
圧シリンダのヘツドに向かつて付勢させると共
に、前記ヘツドに前記ピストンの先端に取付けた
ピストンピンが挿入する第1ポートを設け、更に
前記第1ポートと第1ポートの近傍に配設した第
2ポートを連通させるバイパス管路内にダツシン
グ防止用オートフロートバルブを配設し、更に、
前記油圧シリンダの側方に設けた操作レバーによ
り前記油圧シリンダ内に供給される油の切換えを
行つて前記リストアームを昇降させるようにした
トラクタのダツシング防止機構解除装置におい
て、前記オートフロートバルブに連結具を介して
ソレノイドを取りつけると共に、該ソレノイドに
電気的に接続するスイツチを前記操作レバーに対
向して配設し、該操作レバーを上昇位置Bから下
降位置Aを通過した作動位置Cに回動させて前記
操作レバーを前記スイツチに接触させた時、前記
ソレノイドの作動によりオートフロートバルブが
第2ポートを閉鎖すると共に前記ピストンピンが
第1ポート内に挿入して第1ポートの油量を絞り
トラクタのダツシングを防止し、前記操作レバー
を作動位置Cから下降位置Aに戻した時、スイツ
チが切れてダツシング防止用オートフロートバル
ブによる第2ポートの閉鎖を解除するようにした
ことを特徴とするものである。
ツシング防止機構解除装置は、リフトアームに取
付けたロータリ作業機の自重によりピストンを油
圧シリンダのヘツドに向かつて付勢させると共
に、前記ヘツドに前記ピストンの先端に取付けた
ピストンピンが挿入する第1ポートを設け、更に
前記第1ポートと第1ポートの近傍に配設した第
2ポートを連通させるバイパス管路内にダツシン
グ防止用オートフロートバルブを配設し、更に、
前記油圧シリンダの側方に設けた操作レバーによ
り前記油圧シリンダ内に供給される油の切換えを
行つて前記リストアームを昇降させるようにした
トラクタのダツシング防止機構解除装置におい
て、前記オートフロートバルブに連結具を介して
ソレノイドを取りつけると共に、該ソレノイドに
電気的に接続するスイツチを前記操作レバーに対
向して配設し、該操作レバーを上昇位置Bから下
降位置Aを通過した作動位置Cに回動させて前記
操作レバーを前記スイツチに接触させた時、前記
ソレノイドの作動によりオートフロートバルブが
第2ポートを閉鎖すると共に前記ピストンピンが
第1ポート内に挿入して第1ポートの油量を絞り
トラクタのダツシングを防止し、前記操作レバー
を作動位置Cから下降位置Aに戻した時、スイツ
チが切れてダツシング防止用オートフロートバル
ブによる第2ポートの閉鎖を解除するようにした
ことを特徴とするものである。
以下、本考案を一実施例として示す図面につい
て説明する。
て説明する。
第1図に示すように、油圧伸縮機構1のヘツド
2には、ヘツド2に設けた第2ポート4を開閉す
るためのオートフローバルブ3が設けられてお
り、オートフローバルブ3は、第2ポート4と第
1ポート6とを連通させるバイパス管路30内に
設けられている。更に、第1ポート6には、第1
ポート6を通過する油量を調節できるフローコン
トロールバルブ9が設けれ、この第1ポート6
は、更にメインポート10に連通されている。
2には、ヘツド2に設けた第2ポート4を開閉す
るためのオートフローバルブ3が設けられてお
り、オートフローバルブ3は、第2ポート4と第
1ポート6とを連通させるバイパス管路30内に
設けられている。更に、第1ポート6には、第1
ポート6を通過する油量を調節できるフローコン
トロールバルブ9が設けれ、この第1ポート6
は、更にメインポート10に連通されている。
また、ピストン7の先端に突設したピストンピ
ン8の先端は、ピストン7とともに移動してヘツ
ド2に接近した際に第1ポート6内に嵌入するこ
とによつて、シリンダ室5内から第1ポート6内
に流れる油量が絞られるようになつている。
ン8の先端は、ピストン7とともに移動してヘツ
ド2に接近した際に第1ポート6内に嵌入するこ
とによつて、シリンダ室5内から第1ポート6内
に流れる油量が絞られるようになつている。
前記油圧伸縮機構1のピストン7をロツド11
を介してリフトアーム16に連動連結することに
よりリフト装置15が構成されるようになつてい
る。つまり、シリンダ本体14に支架されるリフ
ト軸12にはアーム13が固定され、このアーム
13の先端に前記ロツド11の一端が枢支連結さ
れており、前記シリンダ本体14から左右に突出
するリフト軸12の左右両端には作業機(図外)
を連結するための左右一対のリフトアーム16が
それぞれ固定されている。
を介してリフトアーム16に連動連結することに
よりリフト装置15が構成されるようになつてい
る。つまり、シリンダ本体14に支架されるリフ
ト軸12にはアーム13が固定され、このアーム
13の先端に前記ロツド11の一端が枢支連結さ
れており、前記シリンダ本体14から左右に突出
するリフト軸12の左右両端には作業機(図外)
を連結するための左右一対のリフトアーム16が
それぞれ固定されている。
前記ポート10の末端はメインコントロールバ
ルブ17に連結されており、また油圧伸縮機構1
はトランスミツシヨンケース(図外)の上部に固
定され、この油圧伸縮機構1の左右両側には下部
がトランスミツシヨンケース上に固定されるフエ
ンダ18がそれぞれ設けられている。
ルブ17に連結されており、また油圧伸縮機構1
はトランスミツシヨンケース(図外)の上部に固
定され、この油圧伸縮機構1の左右両側には下部
がトランスミツシヨンケース上に固定されるフエ
ンダ18がそれぞれ設けられている。
油圧伸縮機構1の一側には前記リフト装置15
のリフトアーム16を上昇位置Uと下降位置Dと
にわたつて昇降させるための操作レバー20が切
換弁(図外)の切換軸19を中心にして揺動固定
自在に設けられており、この操作レバー20はそ
の操作経路内を上昇位置Bに操作することによつ
て切換弁が切り換り、シリンダ室5内へ油が供給
されることによつてピストン7が移動し、リフト
アーム16が上昇位置Uに上昇するようになつて
おり、また操作レバー20はその操作経路内を下
降位置Aに操作することによつて切換弁が切り換
り、シリンダ室5内の油が排出されることによつ
てシリンダ7が移動し、リフトアーム16が下降
位置Dに下降するようになつている。
のリフトアーム16を上昇位置Uと下降位置Dと
にわたつて昇降させるための操作レバー20が切
換弁(図外)の切換軸19を中心にして揺動固定
自在に設けられており、この操作レバー20はそ
の操作経路内を上昇位置Bに操作することによつ
て切換弁が切り換り、シリンダ室5内へ油が供給
されることによつてピストン7が移動し、リフト
アーム16が上昇位置Uに上昇するようになつて
おり、また操作レバー20はその操作経路内を下
降位置Aに操作することによつて切換弁が切り換
り、シリンダ室5内の油が排出されることによつ
てシリンダ7が移動し、リフトアーム16が下降
位置Dに下降するようになつている。
さらに、この操作レバー20の操作経路に接続
する下降位置Aの近傍には操作レバー20の作動
位置Cが設けられており、操作レバー20はその
操作経路内を作動位置Cに操作することによつて
切換弁が前記下降位置Aと同様に切り換り、シリ
ンダ室5内の油が排出されることによつてピスト
ン7が移動し、リフトアーム16が下降位置Dに
下降するようになつている。なお、操作レバー2
0を左右方向に揺動可能にした場合には、作動位
置Cを下降位置Aの横側方に設けてもよいもので
ある。
する下降位置Aの近傍には操作レバー20の作動
位置Cが設けられており、操作レバー20はその
操作経路内を作動位置Cに操作することによつて
切換弁が前記下降位置Aと同様に切り換り、シリ
ンダ室5内の油が排出されることによつてピスト
ン7が移動し、リフトアーム16が下降位置Dに
下降するようになつている。なお、操作レバー2
0を左右方向に揺動可能にした場合には、作動位
置Cを下降位置Aの横側方に設けてもよいもので
ある。
シリンダ本体14に固定された取付プレート2
1の一方にはソレノイド22が固定され、他方に
は作動位置Cに操作された操作レバー20が接触
することによりONとなり、この作動位置Cから
操作レバー20が逃げることによりOFFとなる
スイツチ23が固定されており、前記ソレノイド
22は連結具24を介してオートフローバルブ3
に連動連結されている。
1の一方にはソレノイド22が固定され、他方に
は作動位置Cに操作された操作レバー20が接触
することによりONとなり、この作動位置Cから
操作レバー20が逃げることによりOFFとなる
スイツチ23が固定されており、前記ソレノイド
22は連結具24を介してオートフローバルブ3
に連動連結されている。
また、フエンダ18の上方には制御室25が固
定され、この制御室25にソレノイド22および
スイツチ23がそれぞれに連繋されている。な
お、符号27はポート10に設けたシリンダ室5
側に向かうリリーフバルブであり、またソレノイ
ド22に換えてワイパーモータを使用してもよ
く、さらにオートフローバルブ3を操作レバーの
移動に連動するリンクまたはワイヤー等で作動と
停止状態とに切り換えるようにしてもよい。
定され、この制御室25にソレノイド22および
スイツチ23がそれぞれに連繋されている。な
お、符号27はポート10に設けたシリンダ室5
側に向かうリリーフバルブであり、またソレノイ
ド22に換えてワイパーモータを使用してもよ
く、さらにオートフローバルブ3を操作レバーの
移動に連動するリンクまたはワイヤー等で作動と
停止状態とに切り換えるようにしてもよい。
さらに、操作レバー20の操作経路に作動位置
Cの操作レバー20を下降位置Aに押し戻すリタ
ーンスプリング26を設けた場合には、作動位置
Cで操作レバー20から手を離すことにより操作
レバー20は自動的に下降位置Aに復帰すると同
時に、スイツチ23もOFF状態にすることがで
きるようになつている。
Cの操作レバー20を下降位置Aに押し戻すリタ
ーンスプリング26を設けた場合には、作動位置
Cで操作レバー20から手を離すことにより操作
レバー20は自動的に下降位置Aに復帰すると同
時に、スイツチ23もOFF状態にすることがで
きるようになつている。
そして、リフト装置15を昇降操作するための
操作レバー20を、その操作経路の下降位置A近
傍に設けた作動位置Cに移動操作することによ
り、切換弁が排出側に切換えられると共に、スイ
ツチ23がONとなつて駆動されるソレノイド2
2によりオートフローバルブ3を作動状態とする
ことができ、この作動状態のオートフローバルブ
3が第2ポート4を閉塞することによつて、耕耘
爪が回転するロータリ作業機を、機体のダツシン
グ現象を防止する緩速度で所定の耕深に下降させ
ることができる。
操作レバー20を、その操作経路の下降位置A近
傍に設けた作動位置Cに移動操作することによ
り、切換弁が排出側に切換えられると共に、スイ
ツチ23がONとなつて駆動されるソレノイド2
2によりオートフローバルブ3を作動状態とする
ことができ、この作動状態のオートフローバルブ
3が第2ポート4を閉塞することによつて、耕耘
爪が回転するロータリ作業機を、機体のダツシン
グ現象を防止する緩速度で所定の耕深に下降させ
ることができる。
そして、操作レバー20を作動位置Cから下降
位置Aに復帰操作することによつて、スイツチ2
3が自動的にOFFとなりオートフローバルブ3
の作動が解除状態となつて第2ポート4が開放さ
れ、シリンダ室5内の油が第2ポート4を経由し
て第1ポート6に流れることによつて、第2図A
に示すようにピストン7の下降当初は、シリンダ
室5内の油を第1ポート6と第2ポート4との両
ポートからフローコントロールバルブ9によつて
制御されるメインポート10を経由して排出する
ことができ、また、第2図Bに示すピストン7の
下降終端では、ヘツド2側へ移動したピストン7
によつてピストンピン8先端が第1ポート6内に
嵌入しても、この第1ポート6とは別の第2ポー
ト4が開放されており、シリンダ室5内の油は第
2ポート4を経由して第1ポート6に流れるの
で、ピストン7はオートフローバルブ3が作動し
ているときのように緩速度となることなく通常の
速度で移動できるので、耕深自動制御機構による
耕起作業を行つた時でも、ロータリ作業機を耕深
自動制御機構による昇降動作に追随させて上下さ
せることができる。これに伴い耕深自動制御機構
を正常に作動させ得ることができ、これにより従
来の問題点を解消することができる。
位置Aに復帰操作することによつて、スイツチ2
3が自動的にOFFとなりオートフローバルブ3
の作動が解除状態となつて第2ポート4が開放さ
れ、シリンダ室5内の油が第2ポート4を経由し
て第1ポート6に流れることによつて、第2図A
に示すようにピストン7の下降当初は、シリンダ
室5内の油を第1ポート6と第2ポート4との両
ポートからフローコントロールバルブ9によつて
制御されるメインポート10を経由して排出する
ことができ、また、第2図Bに示すピストン7の
下降終端では、ヘツド2側へ移動したピストン7
によつてピストンピン8先端が第1ポート6内に
嵌入しても、この第1ポート6とは別の第2ポー
ト4が開放されており、シリンダ室5内の油は第
2ポート4を経由して第1ポート6に流れるの
で、ピストン7はオートフローバルブ3が作動し
ているときのように緩速度となることなく通常の
速度で移動できるので、耕深自動制御機構による
耕起作業を行つた時でも、ロータリ作業機を耕深
自動制御機構による昇降動作に追随させて上下さ
せることができる。これに伴い耕深自動制御機構
を正常に作動させ得ることができ、これにより従
来の問題点を解消することができる。
上記のように、本考案は、トラクタのダツシン
グ防止機構解舒装置において、オートフロートバ
ルブに連結具を介してソレノイドを取りつけると
共に、ソレノイドに電気的に接続するスイツチを
操作レバーに対向して配設し、操作レバーを上昇
位置Bから下降位置Aを通過した作動位置Cに回
動させて操作レバーをスイツチに接触させた時、
ソレノイドの作動によりオートフロートバルブが
第2ポートを閉鎖すると共にピストンピンが第1
ポート内に挿入して第1ポートの油両を絞りトラ
クタのダツシングを防止し、操作レバーを作動位
置Cから下降位置Aに戻した時、スイツチが切れ
てダツシング防止用オートフロートバルブによる
第2ポートの閉鎖を解除するようにしたので、従
来に比べてダツシング防止及び解除機構の構造が
非常に簡単で、かつ部品点数も非常に少なくなつ
た。その結果、製造コストの低減が図られるよう
になると共に、故障も発生し難くなつた。
グ防止機構解舒装置において、オートフロートバ
ルブに連結具を介してソレノイドを取りつけると
共に、ソレノイドに電気的に接続するスイツチを
操作レバーに対向して配設し、操作レバーを上昇
位置Bから下降位置Aを通過した作動位置Cに回
動させて操作レバーをスイツチに接触させた時、
ソレノイドの作動によりオートフロートバルブが
第2ポートを閉鎖すると共にピストンピンが第1
ポート内に挿入して第1ポートの油両を絞りトラ
クタのダツシングを防止し、操作レバーを作動位
置Cから下降位置Aに戻した時、スイツチが切れ
てダツシング防止用オートフロートバルブによる
第2ポートの閉鎖を解除するようにしたので、従
来に比べてダツシング防止及び解除機構の構造が
非常に簡単で、かつ部品点数も非常に少なくなつ
た。その結果、製造コストの低減が図られるよう
になると共に、故障も発生し難くなつた。
さらに、ロータリ作業機を下降させた後の耕起
作業中は、オートフローバルブの動作をリフト装
置を昇降させる操作レバーの操作によつて簡単に
解除することができるようになつた。
作業中は、オートフローバルブの動作をリフト装
置を昇降させる操作レバーの操作によつて簡単に
解除することができるようになつた。
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図はダツシング防止機構を備えた油圧伸縮装
置の縦断面図、第2図Aおよび第2図Bは作用説
明図、第3図Aおよび第3図Bは従来例の作用説
明図である。 1……油圧伸縮装置、3……オートフローバル
ブ、15……リフト装置、20……操作レバー、
22……ソレノイド、23……スイツチ、26…
…リターンスプリング。
第1図はダツシング防止機構を備えた油圧伸縮装
置の縦断面図、第2図Aおよび第2図Bは作用説
明図、第3図Aおよび第3図Bは従来例の作用説
明図である。 1……油圧伸縮装置、3……オートフローバル
ブ、15……リフト装置、20……操作レバー、
22……ソレノイド、23……スイツチ、26…
…リターンスプリング。
Claims (1)
- リストアーム16に取付けたロータリ作業機の
自重によりピストン7を油圧シリンダのヘツド2
に向かつて付勢させると共に、前記ヘツド2に前
記ピストン7の先端に取付けたピストンピン8が
挿入する第1ポート6を設け、更に前記第1ポー
ト6と第1ポート6の近傍に配設した第2ポート
4を連通させるパイパス管路30内にダツシング
防止用オートフロートバルブ3を配設し、更に、
前記油圧シリンダの側方に設けた操作レバー20
により前記油圧シリンダ内に供給される油の切換
えを行つて前記リストアーム16を昇降させるよ
うにしたトラクタのダツシング防止機構解除装置
において、前記オートフロートバルブ3に連結具
24を介してソレノイド22を取りつけると共
に、該ソレノイド22に電気的に接続するスイツ
チ23を前記操作レバー20に対向して配設し、
該操作レバー20を上昇位置Bから下降位置Aを
通過した作動位置Cに回動させて前記操作レバー
20を前記スイツチ23に接触させた時、前記ソ
レノイド22の作動によりオートフロートバルブ
3が第2ポート4を閉鎖すると共に前記ピストン
ピン8が第1ポート6内に挿入して第1ポート6
の油量を絞りトラクタのダツシングを防止し、前
記操作レバー20を作動位置Cから下降位置Aに
戻した時、スイツチ23が切れてダツシング防止
用オートフロートバルブ3による第2ポート4の
閉鎖を解除するようにしたトラクタのダツシング
防止機構解除装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985190244U JPH0528970Y2 (ja) | 1985-12-12 | 1985-12-12 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985190244U JPH0528970Y2 (ja) | 1985-12-12 | 1985-12-12 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6297509U JPS6297509U (ja) | 1987-06-22 |
JPH0528970Y2 true JPH0528970Y2 (ja) | 1993-07-26 |
Family
ID=31143283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985190244U Expired - Lifetime JPH0528970Y2 (ja) | 1985-12-12 | 1985-12-12 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0528970Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55104804A (en) * | 1979-02-05 | 1980-08-11 | Iseki Agricult Mach | Lifting device of earth treating machine on tractor |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6242647Y2 (ja) * | 1979-02-10 | 1987-11-02 | ||
JPS59105806U (ja) * | 1982-12-30 | 1984-07-17 | 株式会社神崎高級工機製作所 | 農用油圧リフト装置 |
-
1985
- 1985-12-12 JP JP1985190244U patent/JPH0528970Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55104804A (en) * | 1979-02-05 | 1980-08-11 | Iseki Agricult Mach | Lifting device of earth treating machine on tractor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6297509U (ja) | 1987-06-22 |
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