JPH0528971Y2 - - Google Patents

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JPH0528971Y2
JPH0528971Y2 JP1985190245U JP19024585U JPH0528971Y2 JP H0528971 Y2 JPH0528971 Y2 JP H0528971Y2 JP 1985190245 U JP1985190245 U JP 1985190245U JP 19024585 U JP19024585 U JP 19024585U JP H0528971 Y2 JPH0528971 Y2 JP H0528971Y2
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port
solenoid
switch
float valve
piston
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  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案はトラクタに設けられているダツシング
防止機構を、作業機が降下した後に自動的に解除
することができるトラクタのダツシング防止機構
自動解除装置に係るものである。
〔従来技術〕
機体重力が比較的に軽い小型のトラクタ等に
は、機体に連結したロータリ作業機を接地させる
際、耕耘爪が回転しながら接地するロータリ作業
機の接地反力により機体が急激に跳び出すという
ダツシング現象を防止するためにダツシング防止
機構が設けられている。
このダツシング防止機構は、第3図Aに示すよ
うに、ロータリ作業機を昇降するための油圧伸縮
機構1のヘツド2に設けたオートフローバルブ3
を、手動操作により第2ポート4を閉塞する作動
状態となし、このオートフローバルブ3の作動状
態でシリンダ室5内の油を第1ポート6を経由さ
せて抜くことによつてピストン7は第一速度で移
動するようになつている。
次ぎに、第3図Bに示すように、ヘツド2側へ
移動したピストン7によつてピストンピン8が第
1ポート6内に嵌入することにより第1ポート6
が絞られるので、ピストン7は第一速度よりもは
るかに遅い緩速度の第二速度で移動することにな
り、このピストン7に連動してリフトアームとと
もに下降するロータリ作業機が地面近くからこの
緩速度で所定の耕深まで下降することによつて、
その耕耘爪が回転しながら接地するロータリ作業
機の接地反力により機体が急激に跳び出すという
ダツシング現象を防止するようになつている。
しかしながら、このダツシング現象防止のオー
トフローバルブ3を作動位置に切換えたままで耕
深自動制御機構による耕起作業を行うので、耕深
を一定にするために上下動するロータリ作業機の
下降速度が緩速度となることによつて、ロータリ
作業機が耕深自動制御機構による昇降動作に追随
して上下できず、耕深自動制御機構が正常に作動
しないという問題点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上述した従来の実情に鑑み、その問題
点を解消すべく創案されたものであつて、油圧昇
降装置を昇降する操作レバーの上昇位置から下降
位置に向かう移動操作により作動させたオートフ
ローバルブの作動を、ロータリ作業機の下降後に
自動的に解除することができるトラクタのダツシ
ング防止機構自動解除装置を提供することを目的
とするものである。
〔考案の構成〕
上記目的を達成する本考案によるトラクタのダ
ツシング防止機構自動解除装置は、リフトアーム
に取付けたロータリ作業機の自重によりピストン
を油圧シリンダのヘツドに向かつて付勢させると
共に、前記ヘツドに前記ピストンの先端に取付け
たピストンピンが挿入する第1ポートを設け、更
に前記第1ポートと第1ポートの近傍に配設した
第2ポートとを連通させるバイパス管路内にダツ
シング防止用オートフロートバルブを配設し、更
に、前記油圧シリンダの側方に設けた操作レバー
により前記油圧シリンダ内に供給される油の切換
えを行つて前記リストアームを昇降させるように
したトラクタのダツシング防止機構解除装置にお
いて、前記オートフロートバルブに連結具を介し
てソレノイドを取付けると共に、該ソレノイドに
電気的に接続するスイツチを操作レバーの上昇位
置Uに臨ましめ、更に前記ソレノイド及びスイツ
チに電気的に接続するタイマースイツチを設け、
前記操作レバーを上昇位置Uから下降位置Dに回
動させて前記スイツチを入れた時、前記ソレノイ
ドの作動によりオートフロートバルブが第2ポー
トを閉鎖すると共に前記ピストンピンが第1ポー
ト内に挿入して第1ポートの油量を絞つてトラク
タのダツシングを防止し、所定時間経過後に前記
タイマースイツチが切れた時、ダツシング防止用
オートフロートバルブによる第2ポートの閉鎖を
自動的に解除するようにしたことを特徴とするも
のである。
〔実施例〕
以下、本考案を一実施例として示す図面につい
て説明する。
第1図に示すように、油圧伸縮機構1のヘツド
2には、ヘツド2に設けた第2ポート4を開閉す
るためのオートフローバルブ3が設けられてお
り、オートフローバルブ3は、第2ポート4と第
1ポート6とを連通させるバイパス管路28内に
設けられている。更に、第1ポート6には、第1
ポート6を通過する油量を調節できるフローコン
トロールバルブ9が設けれている。更に、第1ポ
ート6は、排油ポート10に連通されており、排
油ポート10には、シリンダ室5側に向かうリリ
ーフバルブ27が設けられている。
また、ピストン7の先端に突設したピストンピ
ン8の先端は、ピストン7とともに移動してヘツ
ド2に接近した際に第1ポート6内に嵌入するこ
とによつて、シリンダ室5内から第1ポート6内
に流れる油量が絞られるようになつている。
前記油圧伸縮装置1のピストン7をロツド11
を介してリフトアーム16に連動連結することに
より油圧昇降装置15が構成されるようになつて
いる。つまり、シリンダ本体14に支架されるリ
フト軸12にはアーム13が固定され、このアー
ム13の先端に前記ロツド11の一端が枢支連結
されており、前記シリンダ本体14から左右に突
出するリフト軸12の左右両端には作業機(図
外)を連結するための左右一対のリフトアーム1
6がそれぞれ固定されている。
前記ポート10の末端はメインコントロールバ
ルブ17に連結されており、また油圧伸縮機構1
はトランスミツシヨンケース(図外)の上部に固
定され、この油圧伸縮機構1の左右両側には下部
がトランスミツシヨンケース上に固定されるフエ
ンダ18がそれぞれ設けられている。
油圧伸縮機構1の一側には前記油圧昇降装置1
5のリフトアーム16を上昇位置U′と下降位置
D′とにわたつて昇降させるための操作レバー2
0が切換弁(図外)の切換軸19を中心にして揺
動固定自在に設けられており、この操作レバー2
0はその操作経路内を上昇位置Uに操作すること
によつて切換弁が切り換り、シリンダ室5内へ油
が供給されることによつてピストン7が移動し、
リフトアーム16が上昇位置U′に上昇するよう
になつており、また操作レバー20はその操作経
路内を下降位置Aに操作することによつて切換弁
が切り換り、シリンダ室5内の油が排出されるこ
とによつてピストン7が移動し、リフトアーム1
6が下降位置D′に下降するようになつている。
シリンダ本体14に固定された取付プレート2
1の一方にはソレノイド22が固定され、他方に
はタイマースイツチ26が固定されており、この
タイマースイツチ26は操作レバー20の上昇位
置U近傍に設けられたスイツチ23に連繋するこ
とによつてオートフローバルブ3の作動を自動的
に解除する自動解除機構に構成されており、前記
スイツチ23は操作レバー20を上昇位置Uから
下降位置Dに向けて操作したときにONとなり、
下降位置Dから上昇位置Uに向けて操作したとき
に、OFF状態が保持されるようになつている。
また、前記ソレノイド22は連結具24を介して
オートフローバルブ3に連動連結されると共に、
タイマースイツチ26に連繋されている。
また、フエンダ18の上方には切換スイツチ2
5が固定され、この切換スイツチ25にソレノイ
ド22およびスイツチ23がそれぞれに連繋され
ている。この切換スイツチ25の開閉操作により
オートフローバルブ3を、操作レバー20の操作
位置に関係なく作動または解除状態とすることが
できるようになつている。なお、このソレノイド
22に換えてワイパーモータを使用してもよく、
またスイツチ23はリストアーム16の上昇位置
U′に設けてもよい。
そして、油圧昇降装置15を昇降操作するため
の操作レバー20を、その操作経路の上昇位置U
から下降位置Dに向けて移動操作することによ
り、切換弁が排出側に切換えられると共に、スイ
ツチ23がONとなつて駆動されるソレノイド2
2によりオートフローバルブ3を作動状態とする
ことができ、この作動状態のオートフローバルブ
3が第2ポート4を閉塞することによつて、耕耘
爪が回転するロータリ作業機を地面近くから機体
のダツシング現象を防止する緩速度で所定の耕深
に下降させることができる。
そして、ロータリ作業機が下降した後、予め設
定された所定時間を経過することにより自動解除
機構が作動し、オートフローバルブ3の作動を解
除して第2ポート4を開放することができ、シリ
ンダ室5内の油が第2ポート4を経由して第1ポ
ート6に流れることによつて、第2図Aに示すよ
うにピストン7の下降当初は、シリンダ室5内の
油を第1ポート6と第2ポート4との両ポートか
らフローコントロールバルブ9によつて制御され
る給排油ポート10を経由して排出することがで
き、また、第2図Bに示すピストン7の下降終端
では、ヘツド2側へ移動したピストン7によつて
ピストンピン8の先端が第1ポート6内に嵌入し
ても、この第1ポート6とは別の第2ポート4が
開放されており、シリンダ室5内の油は第2ポー
ト4を経由して第1ポート6に流れるので、ピス
トン7はオートフローバルブ3が作動していると
きのように緩速度となることなく通常の速度で移
動することができるので、耕深自動制御機構によ
る耕起作業を行つた時でも、ロータリ作業機を耕
深自動制御機構による昇降動作に追随させて上下
させることができる。
これに伴い耕深自動制御機構を正常に作動させ
得ることができ、これにより従来の問題点を解消
することができる。
〔考案の効果〕
上記のように、本考案は、トラクタのダツシン
グ防止機構解除装置において、前記オートフロー
トバルブに連結具を介してソレノイドを取りつけ
ると共に、該ソレノイドに電気的に接続するスイ
ツチを操作レバーの上昇位置Uに臨ましめ、更に
前記ソレノイド及びスイツチに電気的に接続する
タイマースイツチを設け、前記操作レバーを上昇
位置Uから下降位置Dに回動させて前記スイツチ
を入れた時、前記ソレノイドの作動によりオート
フロートバルブが第2ポートを閉鎖すると共に前
記ピストンピンが第1ポート内に挿入して第1ポ
ートの油量を絞つてトラクタのダツシングを防止
し、所定時間経過後に前記タイマースイツチが切
れた時、ダツシング防止用オートフロートバルブ
による第2ポートの閉鎖を自動的に解除するよう
にしたため、ロータリ作業機が下降した後、オー
トフロートバルブの作動を自動解除機構によつて
自動的に解除することができ、オートフロートバ
ルブが作動しているときのように緩速度となるこ
となく通常の速度でロータリ作業機を下降させる
ことができるので、耕深自動制御機構による耕起
作業を行つた時でも、ロータリ作業機を耕深自動
制御機構による昇降動作に追随させて上下させる
ことができ、これに伴い耕深自動制御機構を正常
に作動させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図はダツシング防止機構を備えた油圧伸縮装
置の縦断面図、第2図Aおよび第2図Bは作用説
明図、第3図Aおよび第3図Bは従来例の作用説
明図である。 1……油圧伸縮装置、3……オートフローバル
ブ、15……油圧昇降装置、20……操作レバ
ー、22……ソレノイド、23……スイツチ、2
6……タイマースイツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. リフトアーム16に取付けたロータリ作業機の
    自重によりピストン7を油圧シリンダのヘツド2
    に向かつて付勢させると共に、前記ヘツド2に前
    記ピストン7の先端に取付けたピストンピン8が
    挿入する第1ポート6を設け、更に前記第1ポー
    ト6と第1ポート6の近傍に配設した第2ポート
    4とを連通させるパイパス管路28内にダツシン
    グ防止用オートフロートバルブ3を配設し、更
    に、前記油圧シリンダの側方に設けた操作レバー
    20により前記油圧シリンダ内に供給される油の
    切換えを行つて前記リストアーム16を昇降させ
    るようにしたトラクタのダツシング防止機構解除
    装置において、前記オートフロートバルブ3に連
    結具24を介してソレノイド22を取付けると共
    に、該ソレノイド22に電気的に接続するスイツ
    チ23を操作レバー20の上昇位置Uに臨まし
    め、更に前記ソレノイド22及びスイツチ23に
    電気的に接続するタイマースイツチ26を設け、
    前記操作レバー20を上昇位置Uから下降位置D
    に回動させて前記スイツチ23を入れた時に、前
    記ソレノイド22の作動によりオートフロートバ
    ルブ3が第2ポート4を閉鎖すると共に前記ピス
    トンピン8が第1ポート6内に挿入して第1ポー
    ト6の油量を絞つてトラクタのダツシングを防止
    し、所定時間経過後に前記タイマースイツチ26
    が切れた時、ダツシング防止用オートフロートバ
    ルブ3による第2ポート4の閉鎖を自動的に解除
    するようにしたことを特徴とするトラクタのダツ
    シング防止機構自動解除装置。
JP1985190245U 1985-12-12 1985-12-12 Expired - Lifetime JPH0528971Y2 (ja)

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Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55104804A (en) * 1979-02-05 1980-08-11 Iseki Agricult Mach Lifting device of earth treating machine on tractor

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JPS6297510U (ja) 1987-06-22

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