JPS6083505A - トラクタ用作業機の昇降制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、トラクタ用作業機の昇降制御装置に係るもの
である。

この種、トラクタ用作業機の昇降制御装置に用いる流体
圧シリンダ作動用の切換バルブを、作業機を上昇方向に
制御する上昇バルブと、作業機を下降方向に制御する下
降用バルブとを設けるようにしたものが、例えば特公昭
５７−５５３６２号公報のように提案されている。

このものは、作業機の下降時（上昇時）に、上昇用（下
降用）バルブをインチイングさせることにより、作業機
の速度を低下するようにしているため、上昇時には流体
圧シリンダへの供給量を制御して速度を低下することが
できても、下降時には流体圧シリンダから戻る流体とこ
れを押し戻そうとする流体との衝突で、ショックが依然
として大きいという欠点がある。

またミこの種トラクタ用作業機の昇降制御装置は、作業
機が昇降動作する作動の開始時または停止時近傍を除く
中間位置では昇降速度を高速にすることによって、回向
時の旋回用のための枕地を少なくできる利点があるため
に、流体圧シリンダ作動用の切換バルブは流量の大きい
ものを採用しているのが普通であるが、このように流量
の大きいものにおいてインチイングを行う際には、ショ
ックがかなり大きいものである。

一方、絞り付の切換バルブでは、逆に流量が少ないため
、前記した中間位置での昇降速度を高速にできないとい
う問題点がある。

本発明は上述した従来の実情に鑑の、それらの欠点を解
消すべく創案されたものであって、作業機昇降作動の中
間位置では高速で作業機を昇降することができるもので
ありながら、作業機昇降作動の開始時または停止時には
低速で作業機を昇降することにより、昇降作動の開始時
や停止時のショックを緩和することができるトラクタ用
作業機の昇降制御装置を提供することを目的とするもの
である。

上記目的を達成する本発明によるトラクタ用作業機の昇
降制御装置は、トラクタ用作業機の昇降制御装置に設け
た流体圧シリンダに、流体圧供給系を作動させる上昇用
バルブと、この上昇用バルブとは別に独立する流体圧シ
リンダの流体圧戻し系を作動させる下降用バルブとを設
り、さらにこれら上昇用バルブと下降用バルブとにそれ
ぞれ別箇に絞り付上昇用パルプと絞り（＝Ｊ下降用バル
ブとを並列に連結し、これら各バルブを、作業機昇降作
動の開始時または停止時には絞り付上昇または下降用バ
ルブに切換ると共に、作業機昇降作動の中間位置では上
昇またば下降用）＼ルブに切換るように構成したことを
特徴とするものである。

以下、本発明を一実施例に示す図面について説明する。

第１図は作業機を装着した農用１−ラククの側面図であ
って、Ａはトラクタ本体、Ｂは連結装置、Ｃは作業機で
実施例ではロークリ耕耘整地機が装着されている。

前記Ｉ・ラクタ本体Ａは、操向可能な左右の前輪１およ
び左右の後輪２が設けられており、後方にはトップリン
ク３と左右のロアリンク４からなる連結装置Ｂが装着さ
れ、この連結装置Ｂは左右のロアリンク４に下端が連結
された左右のりフテングロッド５の上端を、油圧シリン
ダ６の伸縮によって機体の回動支点を中心として回動す
る左右のリフトアーム７に連結す゛ることにより昇降可
能となっている。

この連結装置Ｂを構成するトップリンク３とロアリンク
４との後端に、作業機Ｃを連結するようになっている。

□ トラクタ本体Ａの前方に搭載したエンジンにはエンジン
回転数検出器８が連結されており、またリフトアーム７
の回動支点部には、ポジションレバー９により設定され
たポジション位置をリフトアーム７の回動角度として検
出するボジンヨンセンザー１０を設け、このポジション
レバ−１０で検出した電気信号を作業機Ｃの地面からの
高さに変換した値を現在値１０として表現している。

また、作業機Ｃのロータリ耕耘整地機には、回動支点１
１を中心として回動するリヤカバー１２が設けられてい
て、このリヤカバー１２の回動角度を検出する耕深セン
サー１３を設けるようになっている。

前記ポジションレバー９には、ポジションレバー９を操
作位置に移動した際のポジションレバー９の動きに連動
するポテンショメータ１４か設けられており、このポテ
ンショメータ１４による作業機Ｃの昇降設定位置を設定
値１４として表現している。

前記油圧シリンダ６と油圧ポンプＩ５とを連結する油圧
回路には、油圧シリンダ６を作動させるための油圧バル
ブを配置する。本発明では、圧油の供給により作動する
常開の上昇用バルブ１６と、この上昇用バルブ１６とは
別に独立し油圧シリンダ６からの圧油を戻ずように作動
する常開の下降用バルブ１７とが配置され、・さらにこ
れら上昇用バルブ１６および下降用バルブ１７には、そ
れぞれ別箇に常開の絞り１８付きの上昇用バルブ１９お
よび常閉の絞り２０付きの下降用バルブ２１を並列に連
結配置している。なお、絞り１８および２０を可変のも
のにすることにより、あらゆる条件下においても作業ｔ
ＪＭ　Ｃの昇降速度を最適状態とすることもできる。ま
た第３図に示す油圧回路図において、２２ば供給通路、
２３は戻し通路、２４はチェックバルブ、２５はアンロ
ードバルブ、２６はタンクである。

前記油圧シリンダ６を作動する各油圧バルブは、第２図
のブロック図に示すように、エンジン回転数検出器８と
、リフトアーム７の回動角度を検出するポジションセン
サー１０とが連繋され、さらにリフトアーム７の回動角
度を検出するポジションセンサー１０による現在値と、
ボシシワンレハ−９の動きに連動するポテンショメータ
１４による設定値とを比較して比較信号を出す比較器２
７が並列に配設されており、また、エンジンか低速回転
の時には、エンジン回転数検出器８からの信号により上
昇用バルブ１６または下降用バルブ１７か作動するよう
に自動的に切換り、またエンジンが高速回転の時には、
作業機Ｃの昇降作動の開始時または停止時では、絞り付
上昇用バルブ１９または絞りイ′ＮＪ下降用バルブ２１
が作動するようになっていると共に、作業機Ｃの昇降作
動開始時または停止時近傍を除く中間位置では、上昇用
バルブ１６または下降用バルブ１７が作動するように自
動的に切換制御されるようになっている。

ポジションレバー９の上昇側操作によって、エンジンが
低速回転の時には、上昇用バルブ１６により油圧シリン
ダ６に圧油が供給されることによってリフトアーム７が
作業機Ｃとともに上昇し、このリフトアーム７は、リフ
トアーム７の回動角度を検出するポジションセンサー１
０の現在値が、ポジションレバー９の動きに連動するポ
テンショメータ１４の設定値のＸの範囲にな入るまで上
昇し、上限の設定値位置で上昇用バルブ１６が閉となる
ことによりｆ７止する。また、エンジンが高速回転の時
には、絞り付上昇用バルブ１９のインチングにより油圧
シリンダ６に圧油が供給されることによってリフトアー
ム７が作業ＲＣとともに上昇を開始する。この際、リフ
Ｉ・アーム７は、リフトアーム７の現在値が、最初の値
よりもＹだけ上昇する間は低速でゆっくりと上昇するが
、Ｙを超えると、自動的に切換る上昇用バルブ１６の圧
油により高速で急激に上昇し、ポジションレバー９の設
定値の手前Ｚまで上昇すると、再び自動的に絞りイ］上
昇用バルブ１９に切換り、この絞り付上昇用バルブ１９
のインチングにより低速でゆっくりと設定値のＸの範囲
に入るまで上昇し、上限の設定値位置でバルブ１９が閉
となることにより停止する。

また、エンジンの高速回転時におけるリフトアーム７の
下降時も、下降用バルブ１７と絞り付下降用バルブ２１
との相互切換作動により、上昇時と同様に行なわれる。

絞り付バルブ１７および２１の絞り径は、絞り付バルブ
が正常に作動するための限界の大きさとしであるが、そ
れでも昇降速度が速いために一インチングさせるように
している。

したがって、作業機Ｃの昇降作動開始時または停止時近
傍を除く中間位置では、通電の」二昇１６または下降用
バルブ１７に切換え−ζ作業機Ｃの昇降速度を高速にす
ることによって、昇降時間を短縮して回向時の旋回用の
ための枕地を少なくできる利点があると共に、作業機Ｂ
の昇降作動開始時または停止時近傍では絞り付上昇１９
または下降用バルブ２１に切換えて作業機Ｃの昇降速度
を低速にすることによって、作業機Ｃの昇降作動開始１
に５や停止時のショックを緩和することができる。

これを要するに本発明によるトラクタ用作業機の昇降制
御装置は、トラクタ用作業機の昇降制御装置に設けた流
体圧シリンダに、流体圧供給系を作動させる上昇用バル
ブと、この−１ユ昇用バルブとは別に独立する流体圧シ
リンダの流体圧戻し系を作動させる下降用バルブとを設
け、さらにこれら上昇用バルブと下降用バルブとにそれ
ぞれ別箇に絞り付上昇用バルブと絞り付下降用バルブと
を並列に連結し、これら各バルブを、作業機昇降作動の
開始時または停止時には絞り付上昇または下降用バルブ
に切換ると共に、作業機昇降作動の中間位置では上昇ま
たは下降用バルブに切換るように構成したから、作業機
の昇降作動開始時または停止時を除く中間位置では、上
昇用または下降用バルブに切換えて作業機の昇降速度を
高速にすることによって、昇降時間を短縮して回向時の
旋回用のための枕地を少なくできる利点があると共に、
作業機の昇降作動開始時または停止時には、絞り付上昇
または下降用バルブに切換えて作業機の昇降速度を低速
にすることによって、作業機の昇降作動開始時や停止時
のショックを緩和することができる。

また、特許請求の範囲第２項のように構成した際には、
これらの各バルブを、エンジン回転数を検出する回転数
検出器による信号により、エンジン回転数の高速状態時
には、作業機の昇降作動の中間位置では上昇用または下
降用バルブに自動的に切換えて、作業機の昇降速度を高
速にすることによって、昇降時間を短縮して回向時の旋
回用のための枕地を少なくすることができると共に、作
業機の昇降作動開始時または停止時近傍では絞り付上昇
または下降用バルブに自動的に切換えて作業機の昇降速
度を低速にするごとによって、作業機の昇降作動開始時
や停止時のショックを緩和することができる。

さらに特許請求の範囲第３項のように構成した際には、
これらの各バルブを、比較器の信号により、作業機の昇
降作動の中間位置では上昇または下降用バルブに自動的
に切換えて、作業機の昇降速度は高速にすることにより
、昇降時間を短縮して回向時の旋回用のための枕地を少
なくすると共に、作業機の昇降作動開始時または停止時
近傍では絞り付上昇または下降用バルブに自動的に切換
えて昇降速度を低速にすることにより１１作業機の昇降
作動開始時や停止時のショックを緩和することができる
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すものであって、第１図は
作業機を装着したトラクタ全体の側面図、第２図は制御
装置の作動関連を示すブロック図、第３図は油圧回路図
、第４図は作業機の昇降状態を示す説明図である。 訃・・エンジン回転数検出器、１０・・・現在値、１４
・・・設定値、１６・・・上昇用バルブ、１７・・・下
降用バルブ、１９・・・絞り付上昇用バルブ、２１・・
・絞りイ」下降用バルブ、２７・・・比較器。Ａ・・・
トラクタ本体、Ｃ・・・作業機。 出願人　三菱農機株式会社 代理人　弁理士　小　川　信　− 弁理士　野　口　賢　照 弁理士　斎　下　和　彦

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、トラクタ用作業機の昇降制御装置に設けた流体圧シ
   リンダに、流体圧供給系を作動させる上昇用バルブと、
   この上昇用バルブとは別に独立する流体圧シリンダの流
   体圧戻し系を作動させる下降用バルブとを設け、さらに
   これら上昇用バルブと下降用バルブとにそれぞれ別箇に
   絞りイ」上昇用バルブと絞り付下降用バルブとを並列に
   連結し、これら各バルブを、作業機昇降作動の開始時ま
   たは停止時には絞り付上昇または下降用バルブに切換る
   と共に、作業機昇降作動の中間位置では上昇または下降
   用バルブに切換るように構成したことを特徴とするｌ・
   ラクタ用作業機の昇降制御装置。 ２、各バルブを、エンジン回転数を検出する回転数検出
   器の検出信号によりエンジン回転数の低速状態では上昇
   または下降用バルブが作動し、エンジン回転数の高速状
   態では作業機昇降作動の開始時または停止時には絞り（
   ＝Ｊ上昇または下降用バルブに切換ると共に、作業機昇
   降作動の中間位置では上昇または下降用バルブが作動す
   るように切換可能に構成した特許請求の範囲第１項記載
   のトラクタ用作業機の昇降制御装置。 ３、各バルブを、昇降する作業機の現在値と設定値とを
   比較する比較器の信号によって、作業機昇降作動の開始
   時または停止時には絞りイ」上昇または下降用バルブに
   切換ると共に、作業機昇降作動の中間位置では上昇また
   は下降用バルブが作動するように切換可能に構成した特
   許請求の範囲第１項または第２項記載の１−ラクク用作
   業機の昇降制御装置。