JPH0716326B2 - トラクタ−作業機の緩速下降装置 - Google Patents

トラクタ−作業機の緩速下降装置

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JPH0716326B2
JPH0716326B2 JP62002102A JP210287A JPH0716326B2 JP H0716326 B2 JPH0716326 B2 JP H0716326B2 JP 62002102 A JP62002102 A JP 62002102A JP 210287 A JP210287 A JP 210287A JP H0716326 B2 JPH0716326 B2 JP H0716326B2
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arm
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lift arm
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薫徳 咲川
谷実 松尾
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はトラクターに装着した作業機の昇降に際して、
特に圃場端における回行後に下降する際に一定の位置ま
では急速に下降し、作業機が土壌面に接地する直前にお
いて緩速下降に切換えることにより、作業機の土壌への
食い込み時の衝撃を解消するものである。
(ロ)従来技術 従来から圃場端においてトラクターが回行した後で、作
業機を下降する際に、途中までは急速に下降させ、接地
の寸前において緩速下降する技術は公知とされているの
である。
例えば、特開昭55-9761号公報や、実開昭56-12912号公
報の如くである。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかし該従来の技術においては、油圧操作レバーの部分
にダンパーを設けて、該ダンパーによりレバーの動きを
規制して、リフトアームの緩速下降を得ているので、該
ダンパーの内部の液体が外気温度により粘性を変えるの
で、緩速下降のタイミングが一定しないという不具合が
あったのである。
本発明はレバーの位置にダンパーを設けるのではなく、
従来からリフトアームの昇降用油圧バルブに付設されて
いる下げ用チェック弁を、リフトアームの基部に装着し
た検出アームにより操作することにより開閉して、リフ
トアームを途中までは急速下降とし、接地寸前において
緩速下降に切換えたものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成を
する為の構成を説明する。
トラクターに装着した作業機昇降機構において、平行し
て配置したスプール23と下げ用チェック弁26により油圧
バルブVを構成し、該スプール23より連動杆28と連動ピ
ン27を突設して、付勢バネ25により絞り位置に付勢した
下げ用チェック弁26を押し解放すべく構成し、該油圧バ
ルブVからの圧油によりリフトアーム15を回動させ、該
リフトアーム15の基部にリフトアーム15の回動角度をフ
ィードバックする検出アーム9を設け、該リフトアーム
15の最上げ位置から作業機の接地状態に近い位置まで、
前記検出アーム9を耕深制御の信号をフィードバックす
るデプスアーム4の操作経路に係合させ、該デプスアー
ム4の操作によりスプール23を操作するデプスコントロ
ール杆2を後退させ、前記下げ用チェック弁26が完全に
開放する位置までスプール23を下げ側へスライドさせ、
リフトアーム15が作業機の接地状態に近い位置におい
て、デプスアーム4に対する検出アーム9の係合状態を
解除し、デプスコントロール杆2を前進移動させ、油圧
バルブVと一体的に構成した下げ用チェック弁26を付勢
バネ25により絞り位置に移動すべく構成したものであ
る。
(ホ)実施例 本発明の目的・構成は以上の如くであり、次に添付の図
面に示した実施例の構成と作用を説明する。
第1図は本発明の作業機の緩速下降装置を付設した油圧
ケースの部分の側面図、第2図は同じく平面図、第3図
はリフトアーム15を大きく回動し下げ用チェック弁26を
全開状態とした状態の側面図、第4図は同じくリフトア
ーム15が作業機の接地状態まで近付いて検出アーム9に
よる下げ用チェック弁26の全開状態が解除され絞り状態
となった状態の側面図、第5図は油圧ケース21の内部の
デプスコントロール杆2の部分の後面断面図、第6図は
同じく油圧ケース21の部分の底面図である。
油圧ケース21はトラクターのミッションケースやリアア
クスルケースの上面に載置されており、該油圧ケース21
の内部にリフトアーム15の昇降を行う油圧シリンダーS
を配置している。そして該油圧シリンダーSを操作する
圧油は、トラクターに搭載のエンジンに付設された油圧
ポンプより送油されている。
該油圧ケース21の右側の側面に、ポジション操作レバー
14とデプス操作レバー13が配置されている。
そして油圧ケース21の左側には、該デプス操作レバー13
とポジション操作レバー14の設定側と対向して、フィー
ドバック側が構成されている。デプスアーム4とポジシ
ョンアーム6とである。
デプスアーム4は連結リンク3を介して、フィードバッ
クアーム12に連結され、該フィードバックアーム12にロ
ータリー耕耘装置のリアカバーの回動がワイヤーを介し
て伝達されているのである。
フィードバックアーム12にはデプス制御を解除する側に
付勢バネ20が設けられている。
またポジションアーム6は、連結リンク5を介してリフ
トアーム15の基部アーム30に連結されている。基部アー
ム30とリフトアーム15とはピン19により枢支されてい
る。また該ピン19は、本発明の要部である検出アーム9
の長孔9b内に遊嵌されているのである。
またリフトアーム15の基部に検出アーム9は回動可能に
枢支されており、第1図の最上げ位置よりリフトアーム
15を下げ方向に回動する時にピン19が該長孔9bの角度内
を移動する幅内では検出アーム9は自由に回動可能であ
る。また検出アーム9には係止凹部9aが構成されてお
り、該係止凹部9aにデプスアーム4側の回動ローラ7が
係合すると、ピン19が長孔9bの時計回り側に接当するの
で検出アーム9は第1図の状態を維持すべく構成してい
る。検出アーム9とピン19の間には付勢バネ18が介装さ
れているのである。該付勢バネ18は係止凹部9aを回動ロ
ーラ7から離す方向に付勢しているのである。
該回動ローラ7は取付体8に軸受支持されており、該取
付体8がデプスアーム4に固設されているのである。
故に、該デプスアーム4は、検出アーム9の係止凹部9a
が回動ローラ7から外れた時に前述のフィードバックア
ーム12へ連結されたリアカバーにより回動操作されると
共に、リフトアーム15が最上げ位置の時には取付体8と
回動ローラー7を介して検出アーム9からも回動される
のである。
また、第5図と第6図において示すごとく、デプスアー
ム4とポジションアーム6とは二重軸構造にて支持され
ているのである。同様に、テプス操作レバー13とポジシ
ョン操作レバー14も二重軸構造にて支持されているので
ある。
デプス制御側から説明する。デプス設定側は、デプス操
作レバー13の回動により筒軸13aが回動し、該筒軸13aの
内端に設けられたアーム13dにより、水平ピン13bが前後
に回動されるのである。そして該水平ピン13bが、デプ
スコントロール杆2の垂直ピン13cに係合して、前後動
させるのである。
またフィードバック側は、フィードバックアーム12にワ
イヤーで伝達されたリアカバーの回動がデプスアーム4
に伝達され、デプスアーム4から筒軸11を介してアーム
11cが回動され、該アーム11cの先端の水平ピン11aが前
後動されるのである。該水平ピン11aによりデプスコン
トロール杆2の垂直ピン11bが前述のデプス設定側の動
きとは逆方向に前後に移動するのである。
次にポジション制御について説明する。ポジション設定
側は、ポジション操作レバー14により軸14aが回動さ
れ、該軸14の内端のアーム14dにより水平ピン14bが前後
動されて、垂直ピン14cを前後に回動させるのである。
ポジション制御のフィードバック側は、ポジションアー
ム6にリフトアーム15の回動が伝達されて、該ポジショ
ンアーム6の基部が、二重軸の軸10に固設されている。
故に軸10の回動に伴ってアーム10cが回動し、更に水平
ピン10aにより、ポジションコントロール杆1の垂直ピ
ン10bが前述のポジション設定側の動きとは逆方向に前
後に回動されるのである。
前記ポジションコントロール杆1とデプスコントロール
杆2とは前後スライダ16のピン17に枢支されており、該
ポジションコントロール杆1かデプスコントロール2か
のどちらかの前方への動きにより、スライド杆16aを介
して、油圧バルブVのスプール23をスライドさせるので
ある。
次に第7図は油圧バルブVの断面図であり、第3図の急
速下降の状態における下げ用チェック弁26の状態を示す
図面、第8図は同じく第4図の緩速下降状態における下
げ用チェック弁26の位置を示す図面、第9図は第1図の
最上げ直後の油圧バルブVの中立位置を示す図面で、第
10図は油圧バルブVの油圧回路図である。
油圧バルブVは、バルブケース22内に配置したスプール
23と下げ用チェック弁26により主として構成されてお
り、該スプール23は付勢バネ24により下げ方向に付勢さ
れているのである。該付勢バネ24により下げ方向に付勢
されたスプール23を、前述のスライド杆16aが押し込ん
で中立及び上げ方向に切換えるのである。
さらに該スプール23より連動杆28と連動ピン27が構成さ
れており、該連動ピン27が下げ用チェック弁26を付勢バ
ネ25に抗して開くことにより、油圧シリンダーS内の圧
油がドレーン回路Dに吐出されるのである。
本発明は該連動ピン27による下げ用チェック弁26の開放
状態を、第7図の如く全開状態とする場合と、第8図の
如く絞り状態との2状態に検出アーム9により自動的に
切り換えるものである。
通常のリフトアーム15の上昇時や、中立時には、第9図
の如く付勢バネ25により付設された下げ用チェック弁26
が完全に通路を塞いで閉鎖しているのである。
本トラクター作業機の緩速下降装置の構成は以上の如く
であり、次に作用を説明する。
第11図から第18図はポジションコントロール杆1とデプ
スコントロール杆2の相対位置を第6図の底面図から取
出して開示したものである。
そして枢支ピン17の位置が前後してu(上げ)位置,n
(中立)位置,g(絞り)位置,d(下げ)位置の間を前後
に移動するのである。該枢支ピン17の位置を移動させる
のが、ポジションコントロール杆1とデプスコントロー
ル杆2である。
即ちポジションコントロール杆1はポジション操作レバ
ー14とリフトアーム15により操作され、デプスコントロ
ール杆2はデプス操作レバー13とリアカバーにより操作
されるのである。
第11図においては、第1図の状態におけるポジションコ
ントロール杆1とデプスコントロール杆2の位置を示し
ている。
即ち、圃場端回行の為に、オペレーターがポジション操
作レバー14を操作し、リフトアーム15を最上げ位置まで
上昇した直後の中立位置を示している。
この場合には、ポジション操作レバー14により水平ピン
14bを破線の如く前方へ移動させて、垂直ピン14cを前方
に押すので、ポジションコントロール杆1が前方へ押し
出され、枢支ピン17がu(上げ)位置に置かれ、スプー
ル23が上げ位置へ移動されて上昇操作が行われ、リフト
アーム15からのフィードバックによりn(中立)位置に
戻るのである。
そして第11図において示す如く、圃場端回行の終了後に
は、ポジション操作レバー14は一気に下げ位置まで回動
されるので、実線の14bの位置まで水平ピン14bが後退さ
れるのである。
またデプスコントロール杆2を操作するフィードバック
側の水平ピン11aは、リフトアーム15の最上げ位置から
下げ方向への回動により、検出アーム9の長孔9bの端部
にピン19が接当するまでは、検出アーム9の係止凹部9a
が回動ローラー7を押してデプスアーム4を強制的に回
動した状態を継続するので、第11図の離れた後方の11a
の位置まで退避しているのである。
該第1図と第11図の最上げ位置の状態から、第12図の図
面の如く、ポジション操作レバー14を下げ位置へ、一気
に操作することにより、ポジションコントロール杆1は
ポジション設定側が自由になるので大きく後退でき、ま
たデプスコントロール杆2は、検出アーム9による回動
ローラ7の前方への押し移動により、油圧ケース21内の
水平ピン11aは、第11図と第12図と第13図の状態では後
退しているので、フィードバック側が自由に大きく後退
できるのである。
故に、第12図においては、スライド杆16aが一気に後退
し、第7図の如く付勢バネ24によりスプール23が押し出
されてd(下げ)位置となり、同時に連動ピン27によ
り、下げ用チェック弁26が大きく押し出されるのであ
る。
該状態は急速下降の状態であり、リフトアーム15が下降
すると、連結リンク5を介して水平ピン10aが徐々に前
方へ出てくるので、第13図の如く、該リフトアーム15の
下降によりポジションコントロール杆1は、垂直ピン14
cが水平ピン14bに接当するまでd(下げ)位置を支点に
回動を続けるのである。
さらに、リフトアーム15が下がると第3図のごとくリフ
トアーム15のピン19が長孔9bの時計方向側で接当して、
ピン19が付勢バネ18を引っ張って検出アーム9を時計回
りに回転させて、第4図の如く係止凹部9aと回動ローラ
7の係止状態を解除するのである。
これにより、第14図の如く、水平ピン11aが前方へ移動
して、第4図の付勢バネ20がデプスアーム4を回動させ
るので、ポジションコントロールにもかかわらずデプス
コントロール杆2によるスプール23の押し込み操作が開
始され、g位置に枢支ピン17が置かれ、下げチェック弁
26が第8図の絞り状態に入り、接地寸前においてリフト
アーム15の下げスピードが遅くされるのである。
そして作業機が接地すると、単動シリンダーにより構成
された油圧シリンダーSの圧油の下げ用チェック弁26か
らの流出も停止するので、リフトアーム15がそれ以下に
下降しなくなる。
そして、第15図の如く、ポジションコントロール杆1
は、ポジション操作レバー14の側の垂直ピン14cは水平
ピン14bに接当したままで、デプスアーム4の側の水平
ピン11aが、垂直ピン11bを前方に押すと、ピン17におい
てポジションコントロール杆1に枢支されているデプス
コントロール杆2は、垂直ピン10bの側が前方へ移動す
るので、水平ピン10aから離れることになる。
これにより、ポジションコントロール杆1による油圧バ
ルブVの操作に代わってデプスコントロール杆2により
油圧バルブVを押し込み操作を開始し、該状態がデプス
自動制御状態となるのである。
第16図は、リアカバーによる自動制御状態において、リ
アカバーが押し上げられて、作業機が深く入り過ぎた為
に、上げ信号が発信される状態を示している。
また第17図は該リフトアーム15の上げ信号により作業機
が上がり、徐々に中立位置へ戻る状態を示している。ま
た第18図は、逆に作業機が上がり過ぎて、リアカバーが
下がった状態を示している。この場合には、油圧バルブ
Vを下げ側に切換えるのである。
(ヘ)発明の作用 本発明の作用を説明すると、該検出アーム9は長孔9bの
内部にピン19を嵌入しているので、一定の角度範囲内で
はリフトアーム15が回動しても検出アーム19は動かない
のである。そして、リフトアーム15が例えば圃場端回行
の為に最上昇した場合には、ピン19が長孔9bの反時計回
り側に接当し、検出アーム9を反時計回りに回転させ、
該検出アーム9の係止凹部9aが回動ローラ7に乗りあげ
るのである。
該回動ローラ7が押されて、係止凹部9aに乗り上げるこ
とにより、デプスアーム4を回動させてデプスコントロ
ール杆2を大きく後退可能とし、下げ用チェック弁26を
全開とするのである。
逆に、圃場端回行終了後にリフトアーム15が下降し接地
寸前に至るまでは、ピン19は長孔9b内を回動するので、
検出アーム9の係止凹部9aは回動ローラ7に係合したま
まの状態を維持しており、下げ用チェック弁26は全開さ
れているのである。故に急速下降を続けるのである。
そして、リフトアーム15が作業機の接地寸前の位置まで
下降すると、ピン19が長孔9bを時計回りに回動する方向
に接当し、検出アーム9が時計回りに回動して、係止凹
部9aと回動ローラ7の係止状態が解除されて、回動ロー
ラ7は自由になり、付勢バネ20によりデプスコントロー
ル杆2が後退位置から戻り、下げ用チェック弁26を絞り
位置に移動させ、作業機が接地する際にはゆっくりと下
降し、更にデプス自動制御の際にも、該下げ用チェック
弁26の絞り状態により切換えが行われ、ゆっくりと制御
されるのでハンチングが発生しないのである。
(ト)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏
するものである。
第1に、従来技術である特開昭55-9761号公報において
は、油圧シリンダーへの圧油の供給系統に、絞り弁を介
装して、該絞り弁によりリフトアームの下降時の圧油の
絞り部分を構成しているので、逆に上昇時においても、
絞り弁が作動し、最初は徐々にリフトアームが徐々に回
動することとなり、トラクターの圃場端回行時におい
て、上昇初期にはゆっくりとしか上昇しないという不具
合があったのである。
本発明は、上昇側のスプール23とは別に、下げ専用の下
げ用チェック弁26を設けて、該下げ用チェック弁26に絞
り部を設けたものであるから、圃場端回行時には素早く
作業機を上昇することが出来るのである。
第2に、本発明においては、油圧バルブVを構成する下
げ用チェック弁26をそのまま、絞り弁として兼用したも
のであるから、上記従来技術の如く、別に絞り弁を設け
る必要がなくなり、また該下げ用チェック弁26の絞り操
作をする、検出アーム9やデプスアーム4やデプスコン
トロール杆2を、従来のデプス操作機構を兼用して用い
ることが出来たのである。故に、新しく油圧バルブVを
作り直す必要がなく、従来の油圧バルブVをそのまま利
用して、デプス制御機構にわずかな部品を追加する極く
簡単な構成により、トラクター作業機の緩速下降装置を
構成することが出来たものである。
第3に、実開昭56-12912号公報により開示された従来技
術の場合には、油圧操作レバー自体をダンパーにより緩
速操作するものであるから、該ダンパーの内部の液体が
外気の温度により変化すると、操作レバーの緩速下降の
タイミングがその都度相違することとなり、作業機が接
地する際の衝撃を吸収できない場合が有ったり、またあ
まりに早くから絞りを効かせ過ぎて、緩速下降時間が長
くなり過ぎるという不具合があったのである。
これに対して、本発明の場合にはリフトアーム15の回動
角に連動して、下げ用チェック弁26が絞り位置に操作さ
れるのであるから、作業機の接地タイミングと必ず一致
することとなり、従来のような不具合を解消することが
出来たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の作業機の緩速下降装置を付設した油圧
ケースの部分の側面図、第2図は同じく平面図、第3図
はリフトアーム15を大きく回動し下げ用チェック弁26を
全開状態とした状態の側面図、第4図は同じくリフトア
ーム15が作業機の接地状態まで近付いて検出アーム9に
よる下げ用チェック弁26の全開状態が解除され絞り状態
となった状態の側面図、第5図は油圧ケース21の内部の
デプスコントロール杆2の部分の後面断面図、第6図は
同じく油圧ケース21の部分の底面図、第7図は油圧バル
ブVの断面図であり、第3図の急速下降の状態における
下げ用チェック弁26の状態を示す図面、第8図は同じく
第4図の緩速下降状態における下げ用チェック弁26の位
置を示す図面、第9図は第1図の最上げ直後の油圧バル
ブVの中立位置を示す図面で、第10図は油圧バルブVの
油圧回路図、第11図から第18図はポジションコントロー
ル杆1とデプスコントロール杆2の相関位置を第6図の
底面図から取出して開示したものである。 V……油圧バルブ 1……ポジションコントロール杆 2……デプスコントロール杆 3……連結リンク 4……デプスアーム 6……ポジションアーム 9……検出アーム 9a……係止凹部 9b……長孔 15……リフトアーム 30……基部アーム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラクターに装着した作業機昇降機構にお
    いて、平行して配置したスプール23と下げ用チェック弁
    26により油圧バルブVを構成し、該スプール23より連動
    杆28と連動ピン27を突設して、付勢バネ25により絞り位
    置に付勢した下げ用チェック弁26を押し解放すべく構成
    し、該油圧バルブVからの圧油によりリフトアーム15を
    回動させ、該リフトアーム15の基部にリフトアーム15の
    回動角度をフィードバックする検出アーム9を設け、該
    リフトアーム15の最上げ位置から作業機の接地状態に近
    い位置まで、前記検出アーム9を耕深制御の信号をフィ
    ードバックするデプスアーム4の操作経路に係合させ、
    該デプスアーム4の操作によりスプール23を操作するデ
    プスコントロール杆2を後退させ、前記下げ用チェック
    弁26が完全に開放する位置までスプール23を下げ側へス
    ライドし、リフトアーム15が作業機の接地状態に近い位
    置において、デプスアーム4に対する検出アーム9の係
    合状態を解除し、デプスコントロール杆2を前進移動さ
    せ、油圧バルブVと一体的に構成した下げ用チェック弁
    26を付勢バネ25により絞り位置に移動すべく構成したこ
    とを特徴とするトラクター作業機の緩速下降装置。
JP62002102A 1987-01-08 1987-01-08 トラクタ−作業機の緩速下降装置 Expired - Lifetime JPH0716326B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS559761A (en) * 1978-07-07 1980-01-23 Iseki Agricult Mach Dropping speed regulater of farm working machine

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS559761A (en) * 1978-07-07 1980-01-23 Iseki Agricult Mach Dropping speed regulater of farm working machine

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