JPH05287303A - 炭窒化物の製造方法及びその炭窒化物 - Google Patents

炭窒化物の製造方法及びその炭窒化物

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JPH05287303A
JPH05287303A JP11680092A JP11680092A JPH05287303A JP H05287303 A JPH05287303 A JP H05287303A JP 11680092 A JP11680092 A JP 11680092A JP 11680092 A JP11680092 A JP 11680092A JP H05287303 A JPH05287303 A JP H05287303A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2000℃という高温外部加熱を伴うことな
く、また、大量生産に不向きな気相合成法を使用するこ
となく、短時間で均一な炭窒化物の固溶体粉末を得るこ
とのできるTi、Zr、Hf、V、Nb、Taの中から
選ばれた少なくとも一種の元素の炭窒化物の製造方法及
びその炭窒化物炭窒化物を提供する。 【構成】 炭窒化物の製造方法は、一般式 MCxN1-x
(但しMは、Ti、Zr、Hf、V、Nb及びTaの中
から選ばれた少なくとも一種の元素であり、Cは炭素で
あり、xは、0<x<1を満たすものであり、Nは窒素
である)で表される炭窒化物を製造するのに当たり、M
と炭素若しくは窒素のいずれか一方又は両者の化合に伴
う反応熱を用いて炭化物及び窒化物の固溶した炭窒化物
粉末を得ることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【001】
【産業上の利用分野】本発明は、Ti、Zr、Hf、
V、Nb、Taの中から選ばれた少なくとも一種の元素
の炭窒化物の製造方法及びその炭窒化物に関するもので
ある。
【002】
【従来の技術】一般に、Ti、Zr、Hf、V、Nb、
Taの炭化物はサーメットの原料としてよく知られてい
るが、焼結体の靱性を改善するためにその窒化物を添加
することが行われる。最近では、あらかじめ炭化物と窒
化物の固溶体を合成しておき、これを原料にサーメット
を作製することも行われる。例えば、従来TiCとTi
Nの固溶体の製造では、TiC粉末とTiN粉末を混合
し、これを不活性雰囲気中で加熱して、拡散固溶させる
ことが行われる。
【003】しかしながら、この不活性雰囲気中で加熱し
て拡散固溶させる方法では、必要とする温度は2000
℃付近と非常に高く、処理時間も数十時間もかかる上、
得られた生成物が塊状であるので、通常、その後の粉砕
処理が必要となる。
【004】一方、金属塩化物、炭化水素、アンモニア等
のガスによる気相合成によって高品質の炭窒化物を得る
ことができるが、この場合、大量生産が不可能であると
いう欠点を有している。
【005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、上述したような高温外部加熱を伴うことなく、ま
た、大量生産に不向きな気相合成法を使用することな
く、短時間で均一な炭窒化物の固溶体粉末を得ることの
できるTi、Zr、Hf、V、Nb、Taの中から選ば
れた少なくとも一種の元素の炭窒化物の製造方法及びそ
の炭窒化物炭窒化物を提供することにある。
【006】
【発明を解決するための手段】発明者等はTiを初めと
する金属粉末が炭素あるいは窒素と化合する際に多量の
生成熱を放出し、系の温度が容易に2000℃を越える
ということに着目し、新たに、この生成熱を利用して均
一な炭窒化物固溶体粉末を製造することに成功し、本発
明を完成するに至った。
【007】即ち、本発明における炭窒化物の製造方法
は、一般式 MCxN1-x(但しMは、Ti、Zr、H
f、V、Nb及びTaの中から選ばれた少なくとも一種
の元素であり、Cは炭素であり、xは、0.01≦x≦
0.99を満たすものであり、Nは窒素である)で表さ
れる炭窒化物を製造するのに当たり、Mと炭素若しくは
窒素のいずれか一方又は両者の化合に伴う反応熱を用い
て炭化物及び窒化物の固溶した炭窒化物粉末を得ること
を特徴としている。
【008】上述の方法において、窒化物を比較的多くす
る場合、即ち、上記一般式におけるxを0.01≦x<
0.7の範囲とする炭窒化物を製造する場合、元素Mの
原料を以下の割合とし、 Mの炭化物粉末(α):0.01≦α<0.7 M粉末 (β):0.3≦β≦0.99 Mの窒化物粉末(γ):0≦γ≦0.69 (ここで、α、β及びγはそれぞれモル分率であって、
α+β+γ=1、α=x、且つ、0.3≦β+γ≦0.
99である)、これらを均一に乾式混合した後、窒素元
素を含むガス雰囲気中で窒化化合させる工程を含むこと
が好ましい。
【009】即ち、製造しようとする炭窒化物において、
窒化物が多い領域からx=0.7とする領域にかけて
は、主としてMと窒素との反応熱を利用する。そこで、
原料として、目的組成に応じてMの炭化物粉末を配分す
るが(α=x)、Mの炭化物を0.7より多くすると、
Mと窒素との反応熱が小さくなるので、均一な固溶体粉
末が得られない。次いで、M粉末を配分するが、M粉末
が0.3より少ないと、発熱量が少なく、均一な固溶体
粉末ができない。Mの窒化物粉末は、必ずしも必要とし
ないが(γ=0)、M粉末が多い場合、発熱量が大きく
なり過ぎるので、Mの窒化物粉末を適宜に配分すること
により、発熱量を減少させて制御する。Mの窒化物粉末
が0.7以上であると(γ≦0.69)、発熱量が小さ
く、均一な固溶体粉末ができない。窒化物の原料という
点から見れば、窒素ガスと反応するM粉末とMの窒化物
との合計が0.3≦β+γ≦0.99の範囲にあり、M
との、窒素元素を含むガス雰囲気での反応熱を制御する
ため、Mの一部をMの窒化物で配分して混合する。
【010】また、本発明の製造方法においては、炭化物
が多い場合、即ち、上記一般式におけるxを0.7≦x
≦0.99の範囲とする炭窒化物を製造する場合、元素
Mの原料と以下の割合とし、 炭素粉末 (a):0.42≦a≦0.497 M粉末 (b):0.42≦b≦0.497 Mの窒化物粉末(c):0.004≦c≦0.18 (ここで、a、b及びcはそれれモル分率であって、a
+b+c=1、a=b、且つ、a/c=x/(1−x)
である)、これらを均一に乾式混合した後、窒素元素及
び炭素元素を含まない不活性ガス雰囲気中で炭化化合さ
せる工程を含むことが好ましい。
【011】即ち、一般式におけるxの範囲から、a、b
及びcは規定され、a=b、言い換えると、炭素粉末と
M粉末とのモル分率を同じくして、炭素粉末とM粉末と
の反応熱を利用するので、a又はbが0.42より小さ
いと、xが0.7より小さくなり、一方、a又はbが
0.498より大きいと、xが0.99より大きくな
り、また、Mの窒化物の範囲cが0.004より小さく
と、xが0.99より多くなり、一方、cが0.18よ
り大きくなると、xが0.7より小さくなり、不都合と
なる。
【012】本発明の炭窒化物では、Mと炭素若しくは窒
素のいずれか一方又は両者の化合に伴う反応熱を用いて
炭化物及び窒化物の固溶した炭窒化物粉末を得られるの
で、めんどうな粉砕等の後処理を伴うことなく、均一な
固溶体粉末として炭窒化物が得られる。
【013】また、炭化物を所定の範囲とする場合、Mと
窒素との反応熱を主として利用し、一方、炭化物を所定
の範囲で多く含む場合、Mと炭素との反応熱を利用する
ことにより、より均一な固溶体粉末としての炭窒化物が
得られる。
【014】
【実施例】以下、本発明の実施例について、Tiの炭窒
化物粉末の製造例について説明する。尚、言うまでもな
いが、金属元素はTi単体に限られるものではなく、T
i、Zr、Hf、V、Nb、Taの中から選ばれた少な
くとも一種の元素を選択する場合に同様な作用効果が得
られ、Tiの場合と同様であるので、Tiの場合に限っ
て以下に説明する。
【015】一般式 TiCxN1-x なるTiの炭窒化物の合成を行う。この際 1)0.01≦x≦0.7 では Tiの炭化物粉末(TiC) Ti粉末 Tiの窒化物粉末(TiN) の混合粉末を、窒素を含む雰囲気中で窒化させる。
【016】2)0.7≦x≦0.99 では 炭素粉末 Ti粉末 Tiの窒化物粉末(TiN) の混合粉末を、Ar等の不活性雰囲気中で炭化させる。
【017】換言すれば、炭窒化物中の窒素の多い領域を
目的とするときは、Tiと窒素の反応熱を利用し、一
方、炭素の多い領域では、Tiと炭素の反応熱を利用す
る。この場合、炭化あるいは窒化反応は長時間の外部加
熱に頼る必要はなく、混合粉末の一端をアーク、電熱等
の適当な熱源で、数秒間800℃以上に加熱してやれば
よい。後は連鎖的に炭化あるいは窒化反応がおきて、系
の温度は瞬間的に2000℃以上になる。窒化あるいは
炭化反応に要する時間は、原料粉の設置状態によっても
変化するが、通常は数分で完了する。
【018】生成物はゆるく結合した塊状物であるが容易
に崩れ、後の粉砕が極めて容易であって非常に好都合で
ある。また生成物のX線回折によれば、原料のTiCあ
るいはTiN単体に基づくピークは見られず、これらが
固溶したことを示すピークシフトのみが観測される。何
故短時間に固溶が完了するか定かではないが、この場合
系の中から発生するエネルギーにより、外熱によるより
も原子移動が容易になっていることが原因と考えられ
る。
【019】以後、より具体的な実施例を、従来例と比較
しながら説明する。
【020】(実施例1)目的組成をTiC0.3N0.7とし
て原料粉を混合調整した。その混合原料は、 TiC粉末(粒径50μm)134.00g Ti粉末(粒径40μm) 200.00g TiN粉末(粒径50μm) 64.68g を使用した。これらを乾式混合してカーボン製容器に入
れ、真空容器の中に配置する。この時混合粉の一端に
は、発熱部が5mm角程度のカーボンヒータを接触させ
ておく。この後真空容器内を減圧し、1×10-2トル
(Torr) 以下まで真空排気された後、排気を止め、窒素
ガスを導入し、大気圧で容器内に窒素ガスが流通するよ
うにする。なお窒素ガスの代わりにアンモニア等の窒素
原子を含むガスを流通させても良い。
【021】ここでカーボンヒータに通電し、その温度を
数秒間800℃に設定すると、Tiと窒素の反応が始ま
り、この反応は連鎖的に系全体に広がる。この時の温度
は2000℃程度或いはそれ以上になっているものと思
われる。
【022】系の温度は60分程度で、室温まで冷却され
る。生成物は緩く結合した塊状物であり、一次粒径はT
iと同じ約40μmであった。X線回折によれば、Ti
CあるいはTiN単体に基づくピークはみられず、生成
物が完全に固溶体であることを示した。X線回折から計
算した格子定数は4.259であった。
【023】(実施例2及び3)目的組成をTiC0.1N
0.9及びTiC0.2N0.8として、窒化チタン(TiN)
粉末原料を172.05g及び110.60gとし、炭
化チタン(TiC)粉末原料を46.3g及び89.3
gと、それぞれ、する以外、実施例1と同様にして、そ
れぞれ、目的とする炭窒化物の組成を得た。
【024】得られた塊状は緩やかなものであり、ほぐす
だけで簡単に均一な粉末となり、X線回折により、それ
ぞれ、格子定数を4.247及び4.225であった。
【025】(実施例4)目的組成をTiC0.5N0.5とし
て原料粉を混合調整した。混合原料は、 TiC粉末(粒径50μm)187.60g Ti粉末(粒径40μm) 150.00g であり、TiN粉末は使用しなかった。これらを乾式混
合してカーボン製容器に入れ、真空容器の中に配置す
る。以後実施例1と全く同じ操作を行った。
【026】生成物は緩く結合した塊状物であり、一次粒
径はTiと同じ約40μmであった。X線回折によれ
ば、TiCあるいはTiN単体に基づくピークはみられ
ず、生成物が固溶体であることを示した。格子定数は
4.273であった。
【027】(実施例5及び6)目的組成をTiC0.4N
0.6及びTiC0.6N0.4として、炭化チタン(TiC)
粉末原料をそれぞれ125.1g及び281.18gと
する以外、実施例4と同様にして、それぞれ、目的とす
る炭窒化物の組成を得た。
【028】得られた塊状は緩やかなものであり、ほぐす
だけで簡単に均一な粉末となり、X線回折により、それ
ぞれ、格子定数を4.270及び4.283であった。
【029】(実施例7)目的組成をTiC0.8N0.2とし
て原料粉を混合調整した。その混合原料は 炭素粉末(粒径0.1μm) 50.17g Ti粉末(粒径40μm) 200.00g TiN粉末(粒径50μm) 65.01g である。これらを乾式混合してカーボン製容器に入れ、
真空容器の中に配置する。この時混合粉の一端には、発
熱部が5mm角程度のカーボンヒータを接触させてお
く。この後真空容器内を減圧し、1×10-2トル(Tor
r) 以下まで真空排気させた後、排気を止め、アルゴン
ガスを導入し、大気圧で容器内にアルゴンガスが流通す
るようにする。アルゴンガスの代わりに、キセノン、そ
の他の不活性ガスを使用してもよい。
【030】ここでカーボンヒータに通電し、その温度を
数秒間800℃に設定すると、Tiと炭素の反応が始ま
り、この反応は連鎖的に系全体に広がる。この時の温度
は2000℃程度かそれ以上になっているものと思われ
る。
【031】系の温度は60分程度で、室温まで冷却され
る。生成物は緩く結合した塊状物であり、一次粒径はT
iと同じ約40μmであった。X線回折によれば、Ti
CあるいはTiN単体に基づくピークはみられず、生成
物が完全に固溶体であることを示した。X線回折から計
算した格子定数は4.308であった。
【032】(実施例8及び9)目的組成をTiC0.7N
0.3及びTiC0.9N0.1として、窒化チタン(TiN)
粉末原料をそれぞれ110.9g及び28.72gとす
る以外、実施例7と同様にして、それぞれ、目的とする
炭窒化物の組成を得た。
【033】得られた塊状は緩やかなものであり、ほぐす
だけで簡単に均一な粉末となり、X線回折により、それ
ぞれ、格子定数を4.290及び4.324であった。
【034】本発明の炭窒化物における実施例1〜9につ
いて、炭素元素量xと格子定数との関係を図1に示す。
図1中、窒化チタン及び炭化チタンの格子定数は、それ
ぞれ、4.240及び4.330で示されており、実施
例1〜9の炭窒化物の格子定数が窒化チタンと炭化チタ
ンの間にほぼ直線上にあって、連続的に変化しており、
これにより、明らかに、炭窒化物が、各々組成を異なえ
た固溶体であることが判る。
【035】(比較例)目的組成を実施例1と同じTiC
0.3N0.7として、従来法の固相反応合成を試みた。混合
した原料粉として TiC粉末(粒径50μm)134.00g TiN粉末(粒径50μm) 64.68g である。これをカーボン製容器に入れ、電気炉の中に配
置する。その後窒素ガスが流通する中で2000℃まで
昇温し、さらにこの状態を10時間続けた。
【036】生成物は非常に固く結合した塊状物であり、
一次粒径は約100μmであった。X線回折によれば、
TiC及びTiN単体に基づくピークがわずかである
が、それぞれ、残っていた。
【037】
【発明の効果】上述したように、本発明は、2000℃
というような高温長時間の外部加熱を必要とせず、ま
た、大量生産に不向きな気相合成法を使用することな
く、短時間で均一な炭窒化物の固溶体粉末を得ることの
できるTi、Zr、Hf、V、Nb、Taの中から選ば
れた少なくとも一種の元素の炭窒化物の製造方法及びそ
の炭窒化物炭窒化物を提供できる。
【図面の簡単な説明】 図1は、本発明の実施例による炭素元素の含有量と格子
定数との関係を示すグラフ図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 MCxN1-x(但しMは、Ti、
    Zr、Hf、V、Nb及びTaの中から選ばれた少なく
    とも一種の元素であり、Cは炭素であり、xは、0<x
    <1を満たすものであり、Nは窒素である)で表される
    炭窒化物を製造するのに当たり、Mと炭素若しくは窒素
    のいずれか一方又は両者の化合に伴う反応熱を用いて炭
    化物及び窒化物の固溶した炭窒化物粉末を得ることを特
    徴とする炭窒化物の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記一般式におけるxを0.1≦x<
    0.7の範囲とする炭窒化物を製造するのに当たり、元
    素Mの原料を以下の割合とし、 Mの炭化物粉末(α):0.01≦α<0.7 M粉末 (β):0.3≦β≦0.99 Mの窒化物粉末(γ):0≦γ≦0.69 (ここで、α、β及びγはそれぞれモル分率であって、
    α+β+γ=1、α=x、且つ、0.3≦β+γ≦0.
    99である)、これらを均一に乾式混合した後、窒素元
    素を含むガス雰囲気中で窒化化合させる工程を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の炭窒化物の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記一般式におけるxを0.7≦x≦
    0.99の範囲とする炭窒化物を製造するのに当たり、
    元素Mの原料と以下の割合とし、 炭素粉末 (a):0.42≦a≦0.497 M粉末 (b):0.42≦b≦0.497 Mの窒化物粉末(c):0.004≦c≦0.18 (ここで、a、b及びcはそれぞれモル分率であって、
    a+b+c=1、a=b、且つ、a/c=x/(1−
    x)である)、これらを均一に乾式混合した後、窒素元
    素及び炭素元素を含まない不活性ガス雰囲気中で炭化化
    合させる工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の
    炭窒化物の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1の炭窒化物の製造方法により得
    られたことを特徴とする炭窒化物。
  5. 【請求項5】 請求項2又は3のいずれかの炭窒化物の
    製造方法により得られたことを特徴とする炭窒化物。
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