JPH05286466A - 磁石車輪 - Google Patents
磁石車輪Info
- Publication number
- JPH05286466A JPH05286466A JP4084255A JP8425592A JPH05286466A JP H05286466 A JPH05286466 A JP H05286466A JP 4084255 A JP4084255 A JP 4084255A JP 8425592 A JP8425592 A JP 8425592A JP H05286466 A JPH05286466 A JP H05286466A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnet
- yoke
- rotary shaft
- permanent magnet
- magnetic body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 永久磁石の有効利用を図る。
【構成】 回転軸３に回転自由にはめられ、回転軸３の
中心を中心とした扇形とし主要部を永久磁石１で構成し
た磁石部と、この磁石部の両面に配置され永久磁石１の
扇形の半径より所定長さ大きな半径の円で構成された継
鉄部とを備える。
中心を中心とした扇形とし主要部を永久磁石１で構成し
た磁石部と、この磁石部の両面に配置され永久磁石１の
扇形の半径より所定長さ大きな半径の円で構成された継
鉄部とを備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性体の面を走行する
台車などに使われる磁石車輪に関する。
台車などに使われる磁石車輪に関する。
【０００２】
【従来の技術】タンクや配管などを自動検査するため、
検査機器を搭載した台車を検査対象位置に誘導し検査が
行われている。この検査対象位置が、曲面上にあった
り、垂直な壁にあったりする場合、検査対象物が鉄の如
き磁性体である場合、磁力による吸着を利用する自走車
が用いられている。
検査機器を搭載した台車を検査対象位置に誘導し検査が
行われている。この検査対象位置が、曲面上にあった
り、垂直な壁にあったりする場合、検査対象物が鉄の如
き磁性体である場合、磁力による吸着を利用する自走車
が用いられている。
【０００３】図２はこのような台車に用いられる車輪の
一例を示す図である。回転軸３に永久磁石１を枠４で内
周と外周を包んで取り付け、この両側に永久磁石１より
少し大きな直径を有する継鉄部２を設け磁石車輪を構成
する。
一例を示す図である。回転軸３に永久磁石１を枠４で内
周と外周を包んで取り付け、この両側に永久磁石１より
少し大きな直径を有する継鉄部２を設け磁石車輪を構成
する。
【０００４】図３は磁石車輪の磁力線の状態を示す図で
ある。永久磁石１のＮ極から継鉄部２を介して空気中に
出た磁力線は鋼板６を透過して継鉄部２を介し永久磁石
１のＳ極に入る。これにより鋼板６と永久磁石１に吸着
力が働き互いに引きつけられる。この磁石車輪は走行中
は回転しているが鋼板６との相対関係は変わらず鋼板６
との間に常に吸着力が発生する。
ある。永久磁石１のＮ極から継鉄部２を介して空気中に
出た磁力線は鋼板６を透過して継鉄部２を介し永久磁石
１のＳ極に入る。これにより鋼板６と永久磁石１に吸着
力が働き互いに引きつけられる。この磁石車輪は走行中
は回転しているが鋼板６との相対関係は変わらず鋼板６
との間に常に吸着力が発生する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】図３において吸着力を
発生している永久磁石１の部分は常に鋼板６に近い部分
であり、それ以外永久磁石６は役に立っていない。この
ような磁石車輪に用いる永久磁石は強い磁力を発生する
ものが必要であるが、このようなものは高価となる。
発生している永久磁石１の部分は常に鋼板６に近い部分
であり、それ以外永久磁石６は役に立っていない。この
ような磁石車輪に用いる永久磁石は強い磁力を発生する
ものが必要であるが、このようなものは高価となる。
【０００６】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
もので、永久磁石の有効利用を図った磁石車輪を提供す
ることを目的とする。
もので、永久磁石の有効利用を図った磁石車輪を提供す
ることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、回転軸にはめられ外周がこの回転軸の中心を中心と
した円弧とし、主要部を永久磁力で構成した磁石部と、
前記回転軸にはめられこの磁石部の両面に配置され前記
磁石部の円弧の半径より所定長さ大きな半径の円で構成
された継鉄部とを備えた磁石車輪であって、前記回転軸
と前記継鉄部が固定されている場合は、前記回転軸と前
記磁石とは摺動し、前記回転軸と前記継鉄部が摺動する
場合は、前記回転軸と前記磁石部は摺動するか固定する
かして取り付けられるようにしたものである。
め、回転軸にはめられ外周がこの回転軸の中心を中心と
した円弧とし、主要部を永久磁力で構成した磁石部と、
前記回転軸にはめられこの磁石部の両面に配置され前記
磁石部の円弧の半径より所定長さ大きな半径の円で構成
された継鉄部とを備えた磁石車輪であって、前記回転軸
と前記継鉄部が固定されている場合は、前記回転軸と前
記磁石とは摺動し、前記回転軸と前記継鉄部が摺動する
場合は、前記回転軸と前記磁石部は摺動するか固定する
かして取り付けられるようにしたものである。
【０００８】
【作用】磁石部は、車輪の役割をする継鉄部が回転して
も、常に永久磁石で構成された円弧部を、走行面を構成
する鋼板などの磁性体方向に向けている。これは磁石部
と回転軸が摺動するように構成されている場合は、永久
磁石と走行面との吸着力により磁石部が摺動して円弧部
は走行面を向く。また回転軸と継鉄部が摺動するように
なっていれば回転軸と磁石部が固定されていても回転軸
と継鉄部が摺動し、永久磁石と走行面との吸着力により
円弧部は走行面を向く。このとき磁力線は永久磁石のＮ
極より継鉄部（磁性体）、走行面を構成する鋼板などの
磁性体を通り再び継鉄部に入り永久磁石のＳ極へ到達す
る。このため走行面を構成する磁性体との吸着力は図２
に示す永久磁石を円形に構成した場合と同じになる。故
に同一の性能を数分の１の永久磁石の量で達成すること
ができる。
も、常に永久磁石で構成された円弧部を、走行面を構成
する鋼板などの磁性体方向に向けている。これは磁石部
と回転軸が摺動するように構成されている場合は、永久
磁石と走行面との吸着力により磁石部が摺動して円弧部
は走行面を向く。また回転軸と継鉄部が摺動するように
なっていれば回転軸と磁石部が固定されていても回転軸
と継鉄部が摺動し、永久磁石と走行面との吸着力により
円弧部は走行面を向く。このとき磁力線は永久磁石のＮ
極より継鉄部（磁性体）、走行面を構成する鋼板などの
磁性体を通り再び継鉄部に入り永久磁石のＳ極へ到達す
る。このため走行面を構成する磁性体との吸着力は図２
に示す永久磁石を円形に構成した場合と同じになる。故
に同一の性能を数分の１の永久磁石の量で達成すること
ができる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は本発明の実施例の構成図を示す。永久磁石
１は扇状にし、その周囲を枠材（非磁性体）４で囲い、
回転軸（非磁性体）３に回転自在にはめこまれ磁石部を
構成している。この磁石部の両側には磁石部の半径より
所定長さ大きな半径の円で構成された継鉄２が回転軸３
に対し固定または回転自在に取り付けられ、この継鉄２
の外側には継鉄２と同一円を形成する補強板（非磁性
体）５が継鉄２に固定され継鉄部を構成している。な
お、継鉄部は図１に示すように磁性体２ａと非磁性体２
ｂで構成される。
する。図１は本発明の実施例の構成図を示す。永久磁石
１は扇状にし、その周囲を枠材（非磁性体）４で囲い、
回転軸（非磁性体）３に回転自在にはめこまれ磁石部を
構成している。この磁石部の両側には磁石部の半径より
所定長さ大きな半径の円で構成された継鉄２が回転軸３
に対し固定または回転自在に取り付けられ、この継鉄２
の外側には継鉄２と同一円を形成する補強板（非磁性
体）５が継鉄２に固定され継鉄部を構成している。な
お、継鉄部は図１に示すように磁性体２ａと非磁性体２
ｂで構成される。
【００１０】次に動作について説明する。鋼板板等の磁
性体上を実施例に示す磁石車輪が走行する場合、走行に
つれて継鉄部は回転するが、磁石部は回転軸に回転自由
に支持されているので回転軸が継鉄部と共に回転して
も、回転せず走行面との吸着力により、走行面に対向す
る。これは、走行面が水平の場合のみならず、走行面が
壁面のように垂直な場合も成り立つ。つまり、永久磁石
の吸着力は、永久磁石に作用する重力よりはるかに大き
いので、永久磁石の向きは吸着力によって決まるためで
ある。永久磁石部と継鉄部との間の摺動抵抗が大きい場
合は、この車輪を取り付ける台車から方向を固定すれば
よい。故に、本実施例のように永久磁石の範囲を図２に
示す従来例より数分の１にしても従来例とほぼ同様の機
能を有するとができる。
性体上を実施例に示す磁石車輪が走行する場合、走行に
つれて継鉄部は回転するが、磁石部は回転軸に回転自由
に支持されているので回転軸が継鉄部と共に回転して
も、回転せず走行面との吸着力により、走行面に対向す
る。これは、走行面が水平の場合のみならず、走行面が
壁面のように垂直な場合も成り立つ。つまり、永久磁石
の吸着力は、永久磁石に作用する重力よりはるかに大き
いので、永久磁石の向きは吸着力によって決まるためで
ある。永久磁石部と継鉄部との間の摺動抵抗が大きい場
合は、この車輪を取り付ける台車から方向を固定すれば
よい。故に、本実施例のように永久磁石の範囲を図２に
示す従来例より数分の１にしても従来例とほぼ同様の機
能を有するとができる。
【００１１】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は永久磁石の内有効に働かない部分を削除し、吸着力を
有効に発生する範囲のみ永久磁石を配置したので永久磁
石を有効に利用することができる。
は永久磁石の内有効に働かない部分を削除し、吸着力を
有効に発生する範囲のみ永久磁石を配置したので永久磁
石を有効に利用することができる。
【図１】本発明の実施例の構成を示す図である。
【図２】従来例を示す図である。
【図３】磁石車輪の吸着力を説明する図である。
【符号の説明】 １ 永久磁石 ２ａ 継鉄（磁性体） ２ｂ 継鉄（非磁性体） ３ 回転軸 ４ 枠材 ５ 補強板
Claims (1)
- 【請求項１】 回転軸にはめられ外周がこの回転軸の中
心を中心とした円弧とし、主要部を永久磁石で構成した
磁石部と、前記回転軸にはめられこの磁石部の両面に配
置され前記磁石部の円弧の半径より所定長さ大きな半径
の円で構成された継鉄部とを備えた磁石車輪であって、
前記回転軸と前記継鉄部が固定されている場合は、前記
回転軸と前記磁石とは摺動し、前記回転軸と前記継鉄部
が摺動する場合は、前記回転軸と前記磁石部は摺動する
か固定するかして取り付けられていることを特徴とする
磁石車輪。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4084255A JPH05286466A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 磁石車輪 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4084255A JPH05286466A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 磁石車輪 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05286466A true JPH05286466A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=13825353
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4084255A Pending JPH05286466A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | 磁石車輪 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05286466A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102602469A (zh) * | 2012-03-25 | 2012-07-25 | 杨利民 | 一种组合磁轮 |
| WO2016105038A1 (ko) * | 2014-12-23 | 2016-06-30 | 주식회사 타스글로벌 | 자석휠 |
| KR20160103992A (ko) * | 2013-11-30 | 2016-09-02 | 사우디 아라비안 오일 컴퍼니 | 자기 옴니-휠 |
-
1992
- 1992-04-07 JP JP4084255A patent/JPH05286466A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102602469A (zh) * | 2012-03-25 | 2012-07-25 | 杨利民 | 一种组合磁轮 |
| KR20160103992A (ko) * | 2013-11-30 | 2016-09-02 | 사우디 아라비안 오일 컴퍼니 | 자기 옴니-휠 |
| WO2016105038A1 (ko) * | 2014-12-23 | 2016-06-30 | 주식회사 타스글로벌 | 자석휠 |
| TWI577573B (zh) * | 2014-12-23 | 2017-04-11 | 塔斯全球有限公司 | 磁輪 |
| CN107107659A (zh) * | 2014-12-23 | 2017-08-29 | 塔斯全球有限公司 | 磁轮 |
| EP3225421A4 (en) * | 2014-12-23 | 2017-12-27 | TAS Global Co. Ltd. | Magnetic wheel |
| JP2018504306A (ja) * | 2014-12-23 | 2018-02-15 | タスグローバル カンパニーリミテッド | 磁石ホイール |
| US10336133B2 (en) | 2014-12-23 | 2019-07-02 | Tas Global Co., Ltd. | Magnetic wheel |
| CN107107659B (zh) * | 2014-12-23 | 2019-08-06 | 塔斯全球有限公司 | 磁轮 |
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