JP2866163B2 - 磁気遮蔽転がり軸受装置 - Google Patents
磁気遮蔽転がり軸受装置Info
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- JP2866163B2 JP2866163B2 JP19571690A JP19571690A JP2866163B2 JP 2866163 B2 JP2866163 B2 JP 2866163B2 JP 19571690 A JP19571690 A JP 19571690A JP 19571690 A JP19571690 A JP 19571690A JP 2866163 B2 JP2866163 B2 JP 2866163B2
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/52—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with devices affected by abnormal or undesired conditions
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C35/00—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
- F16C35/04—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
- F16C35/06—Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
- F16C35/07—Fixing them on the shaft or housing with interposition of an element
- F16C35/077—Fixing them on the shaft or housing with interposition of an element between housing and outer race ring
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/04—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly
- F16C19/06—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for radial load mainly with a single row or balls
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁界中で使用される転がり軸受装置に関
し、特に、転動体の磁界中での回転に伴う渦電流の発生
防止手段に関する。
し、特に、転動体の磁界中での回転に伴う渦電流の発生
防止手段に関する。
近時、磁気浮上車例えば超電導磁気浮上式リニアモー
ターカーシステムの開発が進められている。この磁気浮
上式リニアモーターカーにおいては、車体は車上の超電
導磁石と地上コイルに誘導される電流との間の反発力に
より支持・案内され、リニアモーターにより駆動され
る。しかし、始動時、低速時に浮力および案内力が不足
するので、浮上走行まではタイヤ車輪で走行する。この
ため、補助支持用および案内用のゴムタイヤが別に設け
られている。
ターカーシステムの開発が進められている。この磁気浮
上式リニアモーターカーにおいては、車体は車上の超電
導磁石と地上コイルに誘導される電流との間の反発力に
より支持・案内され、リニアモーターにより駆動され
る。しかし、始動時、低速時に浮力および案内力が不足
するので、浮上走行まではタイヤ車輪で走行する。この
ため、補助支持用および案内用のゴムタイヤが別に設け
られている。
このゴムタイヤの車軸は、通常鋼製の転がり軸受で支
持されている。
持されている。
上述した軸受は強い磁界中に置かれることになるが、
軸受の転動体が磁束を切って回転すると、回転に伴って
転動体に磁界誘導作用による渦電流が発生する。渦電流
は、転動体の回転を妨げる作用をなすことから軸受トル
クを増大させ、また、渦電流損失により軸受の温度を上
昇させる。
軸受の転動体が磁束を切って回転すると、回転に伴って
転動体に磁界誘導作用による渦電流が発生する。渦電流
は、転動体の回転を妨げる作用をなすことから軸受トル
クを増大させ、また、渦電流損失により軸受の温度を上
昇させる。
渦電流の発生は、転動体をセラミックス等の絶縁材料
で形成することにより防止できるが、セラミックス等は
高価なため軸受自体が高価になる。
で形成することにより防止できるが、セラミックス等は
高価なため軸受自体が高価になる。
本発明は上記問題点に鑑みて提案されたもので、その
目的とするところは、磁界中で使用した場合に、転動体
の回転に伴う渦電流の発生がなく、しかも安価に製作で
きる転がり軸受装置を提供することにある。
目的とするところは、磁界中で使用した場合に、転動体
の回転に伴う渦電流の発生がなく、しかも安価に製作で
きる転がり軸受装置を提供することにある。
本発明では、軸受の少なくとも磁界方向の端面側を、
強磁性材料からなる磁気遮蔽体で被った。
強磁性材料からなる磁気遮蔽体で被った。
強磁性材料からなる磁気遮蔽体は、磁界中に置かれる
と磁界の方向に強く磁化する性質を有する。本発明は、
この磁気遮蔽体で、軸受の少なくとも磁界方向の端面側
を被い、磁界中の磁束が転動体に及ばないようにしたも
のである。即ち、磁束は磁気遮蔽体に当たると、磁気遮
蔽体が強磁性を有するため、磁気遮蔽体内を通って軸受
外部に抜けてゆき、転動体には当たらない。このため、
転動体が回転によって磁束を切ることがなくなり、前述
した渦電流の発生が防止される。
と磁界の方向に強く磁化する性質を有する。本発明は、
この磁気遮蔽体で、軸受の少なくとも磁界方向の端面側
を被い、磁界中の磁束が転動体に及ばないようにしたも
のである。即ち、磁束は磁気遮蔽体に当たると、磁気遮
蔽体が強磁性を有するため、磁気遮蔽体内を通って軸受
外部に抜けてゆき、転動体には当たらない。このため、
転動体が回転によって磁束を切ることがなくなり、前述
した渦電流の発生が防止される。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第
１図は、本発明に係る磁気遮蔽転がり軸受を示す。この
軸受は、内輪（１）、外輪（２）、内・外輪（１）
（２）間に介在する複数の転動体（３）、転動体（３）
を所定間隔に保持するための保持器（４）、および軸受
の外径面（2b）から両端面（2a）（2c）に延びる磁気遮
蔽体（５）を有する。磁気遮蔽体（５）は、強磁性材
料、例えば軟鋼、クロム鋼等で形成されており、本実施
例では中央部で二ツ割りにしたものを用いている。そし
て、この二ツ割りにした磁気遮蔽体（５）を両側から夫
々軸受に嵌挿して、ハウジング（６）で固定してある。
したがって、転動体（３）は、磁気遮蔽体（５）によっ
て軸受の外径面および両端面側から包囲される。
１図は、本発明に係る磁気遮蔽転がり軸受を示す。この
軸受は、内輪（１）、外輪（２）、内・外輪（１）
（２）間に介在する複数の転動体（３）、転動体（３）
を所定間隔に保持するための保持器（４）、および軸受
の外径面（2b）から両端面（2a）（2c）に延びる磁気遮
蔽体（５）を有する。磁気遮蔽体（５）は、強磁性材
料、例えば軟鋼、クロム鋼等で形成されており、本実施
例では中央部で二ツ割りにしたものを用いている。そし
て、この二ツ割りにした磁気遮蔽体（５）を両側から夫
々軸受に嵌挿して、ハウジング（６）で固定してある。
したがって、転動体（３）は、磁気遮蔽体（５）によっ
て軸受の外径面および両端面側から包囲される。
いま、この軸受が同図に矢印で示す方向の磁界中に置
かれた場合を想定すると、磁束（７）は磁気遮蔽体
（５）の一方の端部（5a）に当たり、端部（5a）および
外径部（5b）を通って他方の端部（5c）に流れる。そし
て端部（5c）から軸受外部に抜けてゆく。このため、転
動体（３）には磁束（７）が及ばない。換言すれば、磁
気遮蔽体（５）は転動体（３）を包囲する磁気回路を形
成し、磁束はこの磁気回路を転動体を避けるように流れ
る。
かれた場合を想定すると、磁束（７）は磁気遮蔽体
（５）の一方の端部（5a）に当たり、端部（5a）および
外径部（5b）を通って他方の端部（5c）に流れる。そし
て端部（5c）から軸受外部に抜けてゆく。このため、転
動体（３）には磁束（７）が及ばない。換言すれば、磁
気遮蔽体（５）は転動体（３）を包囲する磁気回路を形
成し、磁束はこの磁気回路を転動体を避けるように流れ
る。
第２図は内径面（2d）から両端面（2a）（2c）に延び
る磁気遮蔽体（５）を用いた実施例を示す。
る磁気遮蔽体（５）を用いた実施例を示す。
第３図はハウジング（６）から磁界方向の端面（2a）
に延びる磁気遮蔽体（５）を用いた実施例を示す。この
場合、磁束（７）は磁気遮蔽体（５）を通ってハウジン
グ（６）側に抜ける。
に延びる磁気遮蔽体（５）を用いた実施例を示す。この
場合、磁束（７）は磁気遮蔽体（５）を通ってハウジン
グ（６）側に抜ける。
第４は軸（８）側から磁界方向の端面（2a）に延びる
磁気遮蔽体（５）を用いた実施例を示す。この場合、磁
束（７）は磁気遮蔽体（５）を通って軸（８）側に抜け
る。
磁気遮蔽体（５）を用いた実施例を示す。この場合、磁
束（７）は磁気遮蔽体（５）を通って軸（８）側に抜け
る。
尚、以上の実施例では深溝玉軸受を例示したが、本発
明はこれに限定されず、広く転がり軸受一般、例えば第
５図に示す円すいころ軸受等にも適合する。
明はこれに限定されず、広く転がり軸受一般、例えば第
５図に示す円すいころ軸受等にも適合する。
本発明に係る磁気遮蔽転がり軸受装置は、強磁性材料
からなる磁気遮蔽体が転動体を包囲する磁気回路を形成
するため、磁束が転動体に及ぶことがない。このため、
転動体の回転に伴う渦電流の発生がなく、従来問題とさ
れていた渦電流による軸受トルクの増大、温度上昇とい
った弊害が解消される。
からなる磁気遮蔽体が転動体を包囲する磁気回路を形成
するため、磁束が転動体に及ぶことがない。このため、
転動体の回転に伴う渦電流の発生がなく、従来問題とさ
れていた渦電流による軸受トルクの増大、温度上昇とい
った弊害が解消される。
また、強磁性材料、例えば軟鋼等はセラミックス等に
比べて安価なため、軸受自体の価格が安価になる。
比べて安価なため、軸受自体の価格が安価になる。
第１図、第２図、第３図、第４図、および第５図は、本
発明に係る磁気遮蔽転がり軸受を示す断面図である。 2a、2c……軸受の端面、2b……軸受の外径面 ３……転動体、５……磁気遮蔽体
発明に係る磁気遮蔽転がり軸受を示す断面図である。 2a、2c……軸受の端面、2b……軸受の外径面 ３……転動体、５……磁気遮蔽体
Claims (1)
- 【請求項１】磁界中に置かれた転がり軸受の少なくとも
磁界方向の端面側を、強磁性材料からなる磁気遮蔽体で
被い、転動体に磁束が及ばないようにした磁気遮蔽転が
り軸受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19571690A JP2866163B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-07-23 | 磁気遮蔽転がり軸受装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2-142730 | 1990-05-30 | ||
| JP14273090 | 1990-05-30 | ||
| JP19571690A JP2866163B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-07-23 | 磁気遮蔽転がり軸受装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0473419A JPH0473419A (ja) | 1992-03-09 |
| JP2866163B2 true JP2866163B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=26474647
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19571690A Expired - Fee Related JP2866163B2 (ja) | 1990-05-30 | 1990-07-23 | 磁気遮蔽転がり軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2866163B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002040037A (ja) * | 2000-07-26 | 2002-02-06 | Ntn Corp | 回転センサ付軸受およびモータ |
| US7119465B2 (en) * | 2004-10-08 | 2006-10-10 | Chun-Nan Chio | Magnetic suspension bearing |
| JP7457231B2 (ja) * | 2019-09-06 | 2024-03-28 | 株式会社不二越 | 軸受 |
-
1990
- 1990-07-23 JP JP19571690A patent/JP2866163B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0473419A (ja) | 1992-03-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |