JPH05286259A - 医療用画像の形成方法、その形成装置および熱転写シート - Google Patents

医療用画像の形成方法、その形成装置および熱転写シート

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JPH05286259A
JPH05286259A JP4320632A JP32063292A JPH05286259A JP H05286259 A JPH05286259 A JP H05286259A JP 4320632 A JP4320632 A JP 4320632A JP 32063292 A JP32063292 A JP 32063292A JP H05286259 A JPH05286259 A JP H05286259A
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image
dye
thermal transfer
transfer sheet
color
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JP4320632A
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Hiroshi Eguchi
口 博 江
Minoru Furuse
瀬 実 古
Satoru Kawai
合 悟 河
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱転写シートを用いて淡赤色の色再現及び階
調再現が良好な医療用画像を受像シートに形成するこ
と。 【構成】 基材フィルム22上に染料とバインダーとか
らなる染料層21を設けたイエロー、マゼンタ及びシア
ンの3原色の熱転写シート20と、染料受容層31を有
する受像シート30とを重ね、熱転写シート20の背面
から制御装置10により駆動制御されるサーマルヘッド
9により画像状に加熱してフルカラー画像を受像シート
30に形成する。制御装置10に無彩色の画像信号を入
力した時に形成される画像33の色度値を、L=80
のとき:(a=0、b=0)、(a=20、b
=−5)、(a=18、b=15)及び(a
0、b=15)の4点で囲まれた範囲内になる様に制
御装置10により階調補正する。また、階調補正を行な
わない通常の画像形成条件のもとで、無彩色の画像信号
を制御装置10に入力した時に、上記の色度値の範囲に
入るよう熱転写シート20の染料層21を定める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医療用画像の形成方法お
よびその形成装置に関し、更に詳しくは内視鏡等に連結
して人間の口腔、食道、胃壁等生体組織の表面を昇華性
染料(熱移行性染料)を用いた熱転写により、印字再現
する際、画像の読み取りが明瞭となる医療用画像の形成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、フルカラープリントの需要が増加
し、種々の熱転写方法が開発されてきた。そのなかで昇
華性染料を色材とし、この染料をポリエステルフィルム
等の基材フィルムに担持させた熱転写シートから、ポリ
エステル等の合成樹脂を塗布した受像シートに染料を移
行させて画像を得る感熱昇華転写方式がある。この記録
方式は、内視鏡等からの画像の電気信号(画像信号)に
応じて熱転写シートの背面を加熱するサーマルヘッド、
レーザ等の加熱素子へのエネルギーの付与を調節し、熱
による染料の受像シートへの移行量を制御するものであ
る。この工程を3回繰り返すことによって、イエロー、
マゼンタ及びシアンの3原色の色材を熱転写シートから
受像シートに転写させて、多階調フルカラー画像を得る
ことが出来る。
【0003】このような熱転写方式においては、熱によ
る色材の転写効率が色材によって異なる為、画像信号か
ら加熱素子へのエネルギー付与量に変換する際に調整を
行なう。
【0004】この方式を応用した従来の画像形成装置は
無彩色信号が入力されたときに、無彩色の画像を形成す
るように3原色に対するエネルギー付与量を調整し、階
調補正を行なっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような熱転写方法
を利用して、口腔、食道、胃壁等の生体組織の表面画像
を再現することが考えられているが、これらの医療用画
像においては、生体組織を対象とする為、赤色の使用頻
度が他の色相に比べて格段に多くなる。又、臨床におい
ては、その赤色のわずかな色差をもとに診断を行なう
為、赤色の再現は非常に重要である。
【0006】しかしながら、従来の階調補正で得られる
画像は、赤色の低濃度域の階調再現が十分なものとは云
えず、該画像に従って正確な診断は困難であった。
【0007】従って、本発明の目的は、淡赤色の色再現
及び階調再現が良好な医療用画像の形成方法を提供する
ことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、基材フィルム上に染料とバインダーとからなる染
料層を設けたイエロー、マゼンタ及びシアンの3原色の
熱転写シートと、染料受容層を有する受像シートとを重
ね、熱転写シートの背面から加熱素子により画像状に加
熱するとともに、加熱素子を制御装置により駆動制御し
て受像シートにフルカラー画像を形成する医療用画像の
形成方法において、前記制御装置は無彩色信号が入力さ
れた時に受像シートに形成される画像の色度値を、L
=80のとき:(a=0、b=0)、(a=2
0、b=−5)、(a=18、b=15)及び
(a=0、b=15)の4点で囲まれた範囲内に入
るように階調補正することを特徴とする医療用画像の形
成方法である。
【0009】請求項3に記載された発明は、基材フィル
ム上に染料とバインダーとからなる染料層を設けたイエ
ロー、マゼンタ及びシアンの3原色の熱転写シートの背
面から画像状に加熱して、受像シートにフルカラー画像
を形成する加熱素子と、入力される画像信号に応じて加
熱素子を駆動制御する制御装置とを備え、前記制御装置
は無彩色信号が入力された時に受像シートに形成される
画像の色度値を、L=80のとき:(a=0、b
=0)、(a=20、b=−5)、(a=18、
=15)及び(a=0、b=15)の4点で囲
まれた範囲内に入るように階調補正することを特徴とす
る医療用画像の形成装置である。
【0010】請求項6に記載された発明は、基材フィル
ム上に少なくともイエロー、マゼンタ及びシアンの各色
の染料層を設けた熱転写シートであって、制御装置によ
り駆動制御される加熱素子によりその背面が加熱されて
受像シートにフルカラー画像を形成する熱転写シートに
おいて、前記染料層は前記制御装置に無彩色信号が入力
された場合に受像シートに形成される画像の色度値が、
=80のとき:(a=0、b=0)、(a
20、b=−5)、(a=18、b=15)及び
(a=0、b=15)の4点で囲まれた範囲内にあ
り、且つL=20のとき:(a=0、b=2
0)、(a=0、b=−10)、(a=−20、
=−20)及び(a=−20、b=15)の4
点で囲まれた範囲内にある様に形成されていることを特
徴とする熱転写シートである。
【0011】
【作用】請求項1および請求項3記載の発明によれば、
制御装置への淡赤色信号の入力に対して形成される画像
の淡赤色の濃度勾配を高く、即ち、無彩色信号の入力に
対して形成される画像の低濃度領域(明るい領域)が赤
味になる様に制御装置が3原色の階調補正を行なう。請
求項6記載の発明によれば、明るい領域が赤味に且つ暗
い領域が緑味になるよう染料層が形成されているので、
淡橙〜淡赤色の識別が容易な画像が形成される。
【0012】
【実施例】
(第1の実施例) (基本的構成)以下、図面を参照して本発明の実施例に
ついて説明する。図1および図2は、本発明による第1
の実施例を示す図である。図1において、ポリエステル
フィルム等の基材フィルム22の表面に、染料とバイン
ダーとからなる染料層21を設けた熱転写シート20
と、基材シート32の表面に染料受容層31を設けた受
像シート30とが重ね合わされている。なお、熱転写シ
ート20は、イエロー、マゼンタおよびシアンの3原色
の染料層を有する3種類の熱転写シートからなってい
る。
【0013】熱転写シート20の背面(基材フィルム2
2側の面)には熱転写シート20を加熱するサーマルヘ
ッド9が設けられ、このサーマルヘッド9は制御装置1
0により駆動制御されるようになっている。そして熱転
写シート20をサーマルヘッド9により背面から画像状
に加熱し、この作業をイエロー、マゼンタおよびシアン
の3原色の熱転写シート20について繰返すことによ
り、受像シート30の染料受容層31にフルカラー画像
33を形成することができる。
【0014】図1において、符号1は画像信号入力端子
であり、内視鏡15の電子カメラおよびビデオテープレ
コーダ等からのカラー画像の電気信号(画像信号)がこ
こに入力される。符号2はマトリックス回路であり、入
力端子1から入力されてきたカラー画像信号を各画素毎
にイエロー、マゼンタ及びシアンの3原色の色成分に分
解する。分解された色成分はA/D変換回路3を経て、
色成分毎にフレームメモリー4に記憶される。次に色切
り替えスイッチ5で色を選択して、フレームメモリー4
とパルス幅変調回路6を接続する。パルス幅変調回路6
は、色に応じた補正データをパルス幅メモリー7から読
み込み、パルス幅補正、即ち階調補正を行なう。階調補
正された色成分はパルス変調回路6から出力部8に送ら
れ、さらに出力部8によってサーマルヘッド9が駆動制
御されて所望のフルカラー画像が受像シート30に再生
される。
【0015】制御装置10は、上記のうち入力端子1
と、マトリックス回路2と、A/D変換回路3と、フレ
ームメモリー4と、色切り替えスイッチ5と、パルス変
調回路6と、パルス幅メモリー7と、および出力部8と
からなっている。本発明では、上記においてパルス幅メ
モリー7からのデータの最適化を図り、受像シート30
に形成される画像33の色度範囲を以下のように特定す
ることによって優れた医療用画像が提供される。
【0016】すなわち、制御装置10の入力端子1に無
彩色信号が入力された場合、制御装置10はパルス幅メ
モリー7からのデータの最適化を図り、受像シート30
に形成される画像33の色度値をL=80のとき:
(a=0、b=0)、(a=20、b=−
5)、(a=18、b=15)及び(a=0、b
=15)の4点で囲まれた範囲内に入り(図2参
照)、かつL=20のとき:(a=0、b=2
0)、(a=0、b=−10)、(a=−20、
=−20)及び(a=−20、b=15)の4
点で囲まれた範囲内に入るように階調補正を行なってサ
ーマルヘッド9を調整する。
【0017】図2は、JIS−Z8722およびJIS
−Z8730に基づく色度値を示す。とくにJIS−Z
8730はCIE1976について示している。
【0018】JIS−Z8722およびJIS−Z87
30によれば、色度値は3つの値L、a、bによ
り表わされる。ここでLは明度を表わし、Lが高い
程明るくなる。またaは赤の程度を示しており、a
が高くなる程、赤みを帯び、他方aが低くなってマイ
ナスになると赤みがなくなり緑色味を帯びてくる。また
は黄色の程度を示しており、bが高くなる程、黄
色味が強くなり、bが低くなってマイナスになると黄
色味が少なくなって青みを帯びてくる。またaおよび
が0のとき、無彩色となる。
【0019】(具体例)次に具体例及び比較例を挙げて
本発明を更に具体的に説明する。 具体例(No.1〜20)及び比較例(No.21〜26) 市販のイエロー、マゼンタ及びシアンの3色の熱転写シ
ート及び受像シートを使用してサーマルヘッドを有する
テストプリンタにより次の条件で画像形成を行なった。
【0020】パルス幅メモリーのデータを任意に300
セット作成した。作成したデータをパルス幅メモリーを
経ずに直接パルス幅変調回路に送り込み、パルス幅メモ
リーの同一データを用いて(同一の階調補正を行なっ
て)、下記3種の画像を受像シートに形成した。すなわ
ち入力端子からの画像信号に基づき、制御装置により同
一の階調補正を行なって3種の画像を形成した。 画像1:無彩色256階調 画像2:食道部の内視鏡ビデオ入力画像 画像3:胃幽門部の内視鏡ビデオ入力画像 〔評価方法〕 画像1:CIEのL色度値を分光色彩色差計
CM−1000(ミノルタ製)を用いて測定した。 画像2及び3:目視により下記基準で相対評価した。 ◎…非常に鮮明であり、組織細部の判別が容易であっ
た。 ○…鮮明であり、組織細部の判別が可能であった。 △…やや不鮮明であり、組織細部の判別が困難であっ
た。 ×…非常に不鮮明であり、組織細部の判別が不可能であ
った。 以上の結果を以下の表に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】 (第1の実施例の効果)以上の如き本発明によれば、医
療用画像の形成方法において、淡赤色の画像信号の入力
に対して受像シートに形成される画像の淡赤色の濃度勾
配を高く、即ち、無彩色の画像信号の入力に対して形成
される画像の低濃度領域(L=80の明るい領域)が
赤味になる様に3原色の階調補正を行ない、又、無彩色
信号の入力に対して、形成される画像の高濃度領域(L
=20の暗い領域)が青緑味になる様に階調補正を行
なうことによって、青緑の補色である赤色の色の判別が
容易になる。
【0023】(第2の実施例) (基本的構成)次に本発明の第2の実施例について説明
する。本実施例で使用する熱転写シート20の1例は、
基本的には図1に示す第1の実施例と同様に基材フィル
ム22上に3原色の染料層21を形成してなる。かかる
本発明の熱転写シート20の基材フィルム22として
は、従来公知のある程度の耐熱性と強度を有するもので
あればいずれのものでもよく、例えば、0.5〜50μ
m、好ましくは3〜10μm程度の厚さの紙、各種加工
紙、ポリエステルフィルム、ポリスチレンフィルム、ポ
リプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミ
ドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルア
ルコールフィルム、セロファン等であり、特に好ましい
ものはポリエステルフィルムである。これらの基材フィ
ルム22は枚葉式であってもよいし、連続フィルムであ
ってもよく特に限定されない。上記基材フィルム22の
表面に形成する染料層21は、染料を任意のバインダー
樹脂で担持させた層である。
【0024】染料層21に使用する染料としては、従来
公知の熱転写シートに使用されている染料はいずれも本
発明に有効に使用可能であり特に限定されない。例え
ば、幾つかの好ましい染料としては、赤色染料として、
MS Red G、Macrolex Red Violet R 、CeresRe d7B 、Sa
maron Red HBSL、Resolin Red F3BS等が挙げられ、又、
黄色の染料としては、ホロンブリリアントイエロー6G
L、PTY−52、マクロレックスイエロー6G等が挙
げられ、又、青色染料としては、カヤセットブルー71
4、ワクソリンブルーAP−FW、ホロンブリリアント
ブルーS−R、MSブルー100等が挙げられる。
【0025】上記の如き染料を担持する為のバインダー
樹脂としては、従来公知のものがいずれも使用出来、好
ましいものを例示すれば、エチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、ヒ
ドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢酸
セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロース系樹脂、
ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブ
チラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリド
ン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂、ポリエステ
ル等が挙げられるが、これらの中では、セルロース系、
アセタール系、ブチラール系及びポリエステル系等が耐
熱性、染料の移行性等の点から好ましい。更に染料層中
にはその他必要に応じて従来公知の各種の添加剤も包含
し得る。
【0026】この様な染料層21は、好ましくは適当な
溶剤中に前記の昇華性染料、バインダー樹脂、離型剤及
びその他の任意成分を加えて各成分を溶解又は分散させ
て染料層形成用塗料又はインキを調製し、これを上記の
基材フィルム22上に塗布及び乾燥させて形成する。か
かる染料層21は0.2〜5.0μm、好ましくは0.
4〜2.0μm程度の厚さであり、又、染料層21中の
昇華性染料は、染料層の重量の5〜90重量%、好まし
くは10〜70重量%の量で存在するのが好適である。
【0027】更に、本発明では、前記基材フィルム22
と上記染料層21との間に、接着性改良、クッション性
向上等の目的で中間層を設けることが出来る。中間層を
構成する材質としては、例えば、ポリウレタン樹脂、ア
クリル樹脂、ポリエチレン樹脂、ブタジエンラバー、エ
ポキシ樹脂等が挙げられる。中間層の厚さは0.1〜5
μm程度が好ましい。中間層の形成方法は上記染料と同
様でよい。
【0028】上記の如き熱転写シート20を用いて、画
像を形成する為に使用する受像シート20は、図1に示
す第1の実施例のものと同様、その熱転写シート側の面
が前記の染料に対して染料受容性を有するものであれば
いかなるものでもよい。例えば受像シート30は染料受
容性を有しない紙、金属、ガラス、合成樹脂等の基材シ
ート32上に染料受容層31を形成して構成されてい
る。
【0029】熱転写シート20及び受像シート30を使
用して熱転写を行なう際に使用する熱エネルギーの付与
手段は、従来公知の付与手段がいずれも使用出来る。例
えば、図1に示すサーマルヘッド9を有するサーマルプ
リンター(例えば、日立製作所製、ビデオプリンターV
Y−100)等を用い、サーマルヘッドによる加熱時間
をコントロールして5〜100mJ/mm2 程度の熱エネ
ルギーを付与することにより、所望の画像が受像シート
30に形成される。すなわちサーマルヘッド9は図1に
示す第1の実施例と同様、制御装置10によって駆動制
御され、熱転写シート20を背面から所定加熱時間加熱
するようになっている。
【0030】本発明の熱転写シート20の好ましい1例
は、上記の熱転写シート20において、イエロー、マゼ
ンタ及びシアンの3原色の染料層21を基材フィルム2
2上に順次に形成するに際し、マゼンタの染料を他のイ
エロー又はシアンの染料と比較して相対的に熱移行性の
高いものを選択して形成する。このような熱転写シート
20を使用した場合、第1の実施例のような階調補正を
行なわない通常の画像形成条件で受像シート30に画像
形成を行なうことにより、得られるカラー画像において
橙〜赤の部分が強調された画像が得られる。
【0031】またイエロー、マゼンタ及びシアンの各染
料層21の塗工量を固形分基準でイエロー:0.8〜
1.1g/m2 、マゼンタ:0.6〜0.9g/m2
びシアン:1.0〜1.5g/m2 の範囲とした場合、
通常の画像形成条件で画像形成を行なうことにより、得
られるカラー画像において橙〜赤の部分が強調された画
像が得られる。
【0032】昇華染料を使用した染料層21の発色の特
徴は、各色共に塗工量が少ない場合は、熱量伝達が早い
為、少しの熱エネルギー付与により画像を形成する。
又、塗工量が多い場合は少ない場合に比べ、画像形成の
為に多くの熱エネルギヘ付与を必要とするが最高濃度は
大きくなる。このように染料層の発色性と最高濃度は塗
工量により調製される。本発明において各染料層の塗工
量を上記範囲とするとともに通常の画像形成条件で画像
形成を行なうことにより、得られるカラー画像において
橙〜赤の部分が強調された画像が得られる。
【0033】(具体例)次に第2の実施例の具体例につ
いて説明する。基材フィルム22(6μm厚ポリエチレ
ンテレフタレートフィルム)の背面(染料層21と逆側
の面)に耐熱処理を施し、この基材フィルムの表側の面
に、下記の染料層形成用インキ組成物を塗工量を調製し
てグラビア印刷にて塗布及び乾燥し、本発明の熱転写シ
ートを調製した。染料層用インキA(シアンインキ) 染料:カヤセットブルー714、日本化薬製 4.0部 樹脂:ポリビニルアセトアセタール、KS−5D、積水化学製 4.0部 粒子:ポリエチレンワックス、AF−31、BASF製 0.3部 溶剤:トルエン/メチルエチルケトン(重量比1/1) 92.0部染料層用インキB(マゼンタインキ) 染料:バイミクロンVPSN2670、バイエル製 3.0部 樹脂:ポリビニルアセトアタセール、KS−5D、積水化学製 4.0部 粒子:ポリエチレンワックス、AF−31、BASF製 0.3部 溶剤:トルエン/メチルエチルケトン(重量比1/1) 93.0部染料層用インキC(イエローインキ) 染料:マクロレックスイエロー6G、バイエル製 2.0部 樹脂:ポリビニルアセトアタセール、KS−5D、積水化学製 3.0部 粒子:ポリエチレンワックス、AF−31、BASF製 0.2部 溶剤:トルエン/メチルエチルケトン(重量比1/1) 95.0部 次に基材シート32として合成紙ユポ(厚さ150μ
m)を用い、この一方の面に下記組成の受容層用塗工液
を乾燥時4.5g/m2 になる割合で塗布し、100℃
で30分間乾燥して染料受容層31を形成し、本発明及
び比較例で使用する受像シート30を得た。
【0034】 受容層用塗工液組成 ポリエステル樹脂(Vylon103、東洋紡製) 100.0部 アミノ変性シリコーンオイル(X−22−343、信越化学工業製) 0.5部 エポキシ変性シリコーンオイル(KF−393、信越化学工業製) 0.5部 トルエン/メチルエチルケトン(重量比1/1) 500.0部 上記記載の熱転写シート20と受像シート30とを各色
毎に染料層21と染料受容層31とを対向させて重ね合
わせ、熱転写シート20の背面からサーマルヘッド9
(KMT-85-6,MPD2)を用いて、ヘッド印加電圧12.0
V、印加パルス幅16.0msec./lineから1msec 、
毎に順次減少させるステップパターン、幅走査方向6li
ne/mm(33.3msec./line)の条件でサーマルヘッ
ド記録を行なった。この場合、印字画像の各ステップの
反射濃度を濃度計(マクベスRD−918)を使用して
測定し、各染料層21の染料の熱移行性の大小を比較し
た。
【0035】また、上記熱転写シート20及び受像シー
ト30を使用し、ビデオプリンター(日立製作所製VY
−200、ソニー製UP−5000)等の制御装置10
に下記の画像信号を入力し、評価を行なった。
【0036】画像1:無彩色64階調 画像2:食道部の内視鏡ビデオ入力画像 画像3:胃幽門部の内視鏡ビデオ入力画像 〔評価方法〕 画像1:CIEのL色度値を分光色彩色差計
CM−1000(ミノルタ製)を用いて測定した。 画像2、3:目視により、下記基準で相対評価した。 ◎…非常に鮮明であり、組織細部の判別が容易であっ
た。 ○…鮮明であり、組織細部の判別が可能であった。 △…やや不鮮明であり、組織細部の判別が困難であっ
た。 ×…非常に不鮮明であり、組織細部の判別が不可能であ
った。 以上の結果を以下の表に示す。
【0037】
【表3】
【0038】
【表4】
【0039】
【表5】 ここで熱移行性比較(ODA 、ODB 、ODC )は、染
料層用インキA、B、C、それぞれに対応するサーマル
ヘッド記録時のステップ画像の反射濃度を示す。
【0040】
【表6】
【0041】(第2の実施例の効果)以上の如き本発明
によれば、制御装置に入力される無彩色の画像信号に対
して、受像シートに形成される画像の明るい領域が赤味
に且つ暗い領域が緑味に印字される様に転写シートの染
料層を形成することによって、淡橙〜淡赤色の識別が容
易な医療用画像が形成される。
【0042】(他の具体例)次に第2の実施例の他の具
体例について説明する。この他の具体例は、熱転写シー
トの染料層を形成する染料およびバインダーと、受像シ
ートの染料受容層を形成する受容層バインダーと、熱転
写シートと受像シートの熱融着を防止する離型剤とにつ
いて詳述するものである。以下、染料バインダー、
受容層バインダー、離型剤、染料の順で説明する。
【0043】染料バインダー 染料層のバインダーとしては、エチルセルロース、ヒド
ロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルヒドロキシ
エチルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロー
ス、酢酪酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、
硝酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリビニルアル
コール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリ
ビニルアセトアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリ
スチレン、ポリ塩化ビニル等のビニル系樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ア
クリル樹脂、ポリウレタン樹脂、エラストマー、エポキ
シ樹脂、フェノキシ樹脂等が挙げられ、これらを混合ま
たは共重合して用いてもよい。
【0044】受容層バインダー 染料受容層の受容層バインダーとしては、エチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース、エチルヒドロキシ
セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルヒ
ドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、酢酸セ
ルロース、酢酪酸セルロース、酢酸プロピオン酸セルロ
ース、硝酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリビニ
ルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニルピロリド
ン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル等のビニル系樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート
樹脂、アクリル樹脂、ポリウレタン樹脂、エラストマ
ー、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂等が挙げられ、これ
らを混合または共重合して用いてもよい。
【0045】離型剤 染料層を含有する熱転写シートと染料を受容する受像シ
ートの熱融着を防止するために、コロイダルシリカ、酸
化チタン等の無機粒子、ポリオレフィンワックス、テフ
ロンパウダー等の有機粒子、高級脂肪酸金属塩、高級脂
肪酸エステル、界面活性剤、フッ素系樹脂、シリコン系
樹脂を熱転写シートまたは受像シートの層中または層上
に添加してもよい。
【0046】染料 染料として一般的にはジアリールメタン系、トリアリー
ルメタン系、チアゾール系、メロシアニン等のメチン
系、インドアニリン、アセトフェノンアゾメチン、ピラ
ゾロアゾメチン、イミダゾルアゾメチン、ピラゾロアゾ
メチン、イミダゾアゾメチン、ピリドンアゾメチンに代
表されるアゾメチン系、キサンチン系、オアキサジン
系、ジシアノスチレン、トリシアノスチレンに代表され
るシアノメチレン系、チアジン系、アジン系、アクリジ
ン系、ベンゼンアゾ系、ピリドンアゾ、チオフェンア
ゾ、イソチアゾールアゾ、ピロールアゾ、ピラゾールア
ゾ、イミダゾールアゾ、チアジアゾールアゾ、トリアゾ
ールアゾ、ジスアゾに代表される複素環アゾ系、スピロ
ジピラン系、インドリノスピロピラン系、フルオラン
系、ローダミンラクタム系、ナフトキノン系、アントラ
キノン系、キノフタロン系等の染料が代表的であり、具
体的には以下の染料が好ましく用いられ得る。
【0047】C.I.(COLOR INDEX)C.I. ディスパースイエロー 51、3、54、79、60、
23、7、141、201、261 ディスパースブルー 24、56、14、301、33
4、165、19、72、87、287、154、2
6、354 ディスパースレッド 135、146、59、1、7
3、60、167 ディスパースバイオレット 4、13、26、36、5
6、31 ディスパースオレンジ 149 ソルベントバイオレット 13 ソルベントブラック 3 ソルベントグリーン 3 ソルベントイエロー 56、14、16、29 ソルベントブルー 70、35、63、36、50、4
9、111、105、97、11 ソルベントレッド 135、81、18、25、19、
23、24、143、146、182等 更に具体的には、例えば、3,3′‐ジエチルオキサチ
アシアニン・アイオダイド・アストラゾンピンクFG
(バイエル社製、C.I.48015)、2,2′・カ
ルボシアニン(C.I.808)、アストラフイロキシ
ンFF(C.I.48070)、アストラゾン・イエロ
ー7GLL(C.I.ベーシックイエロー21)、アイ
ゼン・カチロンイエロー3GLH(保土谷化学製、C.
I.48055)、アイゼン・カチロンレッド6BH
(C.I.48020)等の如きモノメチン系、ジメチ
ン系又はトリメチン系等のメチン(シアニン)系塩基性
染料類;オーラミン(C.I.655)等の如きジフェ
ニルメタン系塩基性染料類;マラカイト・グリーン
(C.I.42000)、ブリリアント・グリーン
(C.I.42040)、マジェンタ(C.I.425
10)、メタル・バイオレット(C.I.4253
5)、クリスタル・バイオレット(C.I.4255
5)、メチル・グリーン(C.I.684)、ビクトリ
ア・ブルーB(C.I.44045)等のトリフェニル
メタン系塩基性染料;ピロニンG(C.I.739)、
ローダミンB(C.I.45170)、ローダミン6G
(C.I.45160)等のキサンテン系塩基性染料;
アクリジン・イエローG(C.I.785)、レオニン
AL(C.I.46075)、ベンゾフラビン(C.
I.791)、アフイン(C.I.46045)等のア
クリジン系塩基性染料;ニュートラル・レッド(C.
I.50040)、アストラゾン・ブルーBGE/x1
25%(C.I.51005)、メチレン・ブルー
(C.I.52015)等のキノンイミン系塩基性染
料;その他第4級アンモニウム基を有するアントラキノ
ン系塩基性染料等の塩基性染料等が挙げられる。
【0048】また、シアン染料としてカヤセットブルー
714(日本化薬製、ソルベントブルー63)、フォロ
ンブリリアントブルーS−R(サンド製、ディスパース
ブルー345)、ワクソリンAP−FW(ICI製、ソ
ルベントブルー36)、マゼンタ染料としてMS−RE
DG(三井東圧製、ディスパースレッド60)、マクロ
レックスレッドバイオレットR(バイエル製、ディスパ
ースバイオレット26)、イエロー染料としてフォロン
ブリリアントイエローS−6GL(サンド製、ディスパ
ースイエロー231)、マクロレックスイエロー6G
(バイエル製、ディスパースイエロー201)さらに以
下の骨格のものがあげられる。
【0049】
【化1】
【0050】
【化2】 また日本国特開昭59−78895号、同60−284
51号、同60−28453号、同60−53564
号、同61−148096号、同60−239290
号、同60−31565号、同60−30393号、同
60−53563号、同60−27594号、同61−
262191号、同60−152563号、同61−2
44595号、および同62−196186号および国
際公開WO92/05032に記載の昇華性イエロー染
料、同60−223862号、同60−28452号、
同60−51563号、同59−78896号、同60
−31564号、同60−30391号、同61−22
7092号、同61−227091号、同60−303
92号、同60−30394号、同60−−13129
3号、同61−227093号、同60−159091
号、同61−262190号、米国特許4,698,6
51号および日本国特願昭62−220793号、米国
特許5,079,365に記載の昇華性マゼンタ染料、
日本国特開昭59−78894号、同59−22749
0号、同60−151098号、同59−227493
号、同61−244594号、同59−227948
号、同60−131292号、同60−172591
号、同60−151097号、同60−131294
号、同60−217266号、同60−31559号、
同60−53563号、同61−255897号、同6
0−239289号、同61−22993号、同61−
19396号、同61−268493号、同61−35
994号、同61−31467号、同61−14526
9号、同61−49893号、同61−57651号、
同60−239291号、同60−239292号、同
61−284489号、同62−191191号および
日本国特願昭62−176625号、米国特許5,07
9,365に記載の昇華性シアン染料も好適に用いられ
る。更に好ましい染料を例示する。
【0051】
【化3】
【0052】
【化4】
【0053】
【化5】
【0054】
【化6】
【0055】
【化7】
【0056】
【化8】
【0057】
【化9】
【0058】
【化10】 上記一般式において、RおよびRは、置換または非
置換のアルキル基、置換または非置換のシクロアルキル
基、置換または非置換のアラルキル基。
【0059】Rは、置換または非置換のアルキル基、
置換または非置換のアルコキシ基、置換または非置換の
アルキルカルボニルアミノ基、置換または非置換のアル
キルスルホニルアミノ基、置換または非置換のアルキル
アミノカルボニル基、置換または非置換のアルキルアミ
ノスルホニル基、またはハロゲン原子。
【0060】Rは、置換または非置換のアルコキシカ
ルボニル基、置換または非置換のアルキルアミノカルボ
ニル基、置換または非置換のアルコキシ基、置換または
非置換のアルキル基、置換または非置換のシクロアルキ
ル基、複素環基、またはハロゲン原子。
【0061】Rは、置換または非置換のアルキル基、
置換または非置換のアルコキシカルボニル基、置換また
は非置換のアルキルアミノカルボニル基、置換または非
置換のアルコキシ基、置換または非置換のアルキルアミ
ノスルホニル基、置換または非置換のシクロアルキル
基、シアノ基、ニトロ基、またはハロゲン原子。
【0062】Rは、置換または非置換のアルキル基、
置換または非置換のアリール基、置換または非置換のア
ミノ基、置換または非置換のシクロアルキル基、シアノ
基、ニトロ基、またはハロゲン原子。
【0063】Rは、置換または非置換のアルキル基、
置換または非置換のアミノ基、置換または非置換のアル
コキシ基、置換または非置換のアルコキシカルボニル
基、またはハロゲン原子。
【0064】Rは、置換または非置換のアリール基、
芳香族複素環基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、
電子吸引基。
【0065】Rは、CONHR10、SONHR10
NHCOR11、NHSO11、ハロゲン原子。
【0066】R10は、置換または非置換のアルキル基、
置換または非置換のシクロアルキル基、置換または非置
換のアリール基または置換または非置換の芳香族複素環
基。
【0067】R11は、置換または非置換のアルキル基、
置換または非置換のシクロアルキル基、置換または非置
換のアミノ基、置換または非置換のアリール基または置
換または非置換の芳香族複素環基。
【0068】これらの染料は単独又は混合して使用す
る。さらに、熱により昇華又は気化又は拡散して転写す
ることが知られている公知の染料を添加してもよい。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、画
像の明るい領域が赤味に、暗い領域が緑味になるので、
淡赤色の識別を容易に行なうことができる。このため、
赤味を帯びた人間の口腔、食道、胃壁等の生体組織の表
面を精度良く再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による医療用画像形成装置を示す概略
図。
【図2】受像シートに形成される画像の色度値を示す
図。
【符号の説明】
1 入力端子 2 マトリックス回路 3 A/D変換回路 4 フレームメモリー 5 色切り替えスイッチ 6 パルス変調回路 7 パルス幅メモリー 8 出力部 9 サーマルヘッド 10 制御装置 20 熱転写シート 21 染料層 22 基材フィルム 30 受像シート 31 染料受容層

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材フィルム上に染料とバインダーとから
    なる染料層を設けたイエロー、マゼンタ及びシアンの3
    原色の熱転写シートと、染料受容層を有する受像シート
    とを重ね、熱転写シートの背面から加熱素子により画像
    状に加熱するとともに、加熱素子を制御装置により駆動
    制御して受像シートにフルカラー画像を形成する医療用
    画像の形成方法において、前記制御装置は無彩色信号が
    入力された時に受像シートに形成される画像の色度値
    を、L=80のとき:(a=0、b=0)、(a
    =20、b=−5)、(a=18、b=15)
    及び(a=0、b=15)の4点で囲まれた範囲内
    に入るように階調補正することを特徴とする医療用画像
    の形成方法。
  2. 【請求項2】制御装置は無彩色信号が入力された時に受
    像シートに形成する画像との色度値が、L=80のと
    き:(a=0、b=0)、(a=20、b=−
    5)、(a=18、b=15)及び(a=0、b
    =15)の4点で囲まれた範囲内にあり且つL=2
    0のとき:(a=0、b=20)、(a=0、b
    =−10)、(a=−20、b=−20)及び
    (a=−20、b=15)の4点で囲まれた範囲内
    に入るように階調補正することを特徴とする請求項1に
    記載の医療用画像の形成方法。
  3. 【請求項3】基材フィルム上に染料とバインダーとから
    なる染料層を設けたイエロー、マゼンタ及びシアンの3
    原色の熱転写シートの背面から画像状に加熱して、受像
    シートにフルカラー画像を形成する加熱素子と、入力さ
    れる画像信号に応じて加熱素子を駆動制御する制御装置
    とを備え、前記制御装置は無彩色信号が入力された時に
    受像シートに形成される画像の色度値を、L=80の
    とき:(a=0、b=0)、(a=20、b
    −5)、(a=18、b=15)及び(a=0、
    =15)の4点で囲まれた範囲内に入るように階調
    補正することを特徴とする医療用画像の形成装置。
  4. 【請求項4】制御装置は、無彩色信号が入力された時に
    受像シートに形成される画像の色度値が、L=80の
    とき:(a=0、b=0)、(a=20、b
    −5)、(a=18、b=15)及び(a=0、
    =15)の4点で囲まれた範囲内にあり且つL
    20のとき:(a=0、b=20)、(a=0、
    =−10)、(a=−20、b=−20)及び
    (a=−20、b=15)の4点で囲まれた範囲内
    に入るように階調補正することを特徴とする請求項3に
    記載の医療用画像の形成装置。
  5. 【請求項5】制御装置は画像信号が入力される入力端子
    と、画像信号を各画素毎にイエロー、マゼンタ及びシア
    ンの3原色の色成分に分解するマトリックス回路と、分
    解された色成分を記憶する複数のフレームメモリーと、
    色に応じた補正データをパルス幅メモリーから読み込み
    階調補正を行なうパルス幅変調回路と、前記複数のフレ
    ームメモリーと前記パルス幅変調回路との切換えを行な
    う色切り替えスイッチと、前記パルス幅変調回路からの
    信号を加熱素子側に出力する出力部とを有することを特
    徴とする請求項3に記載の医療用画像の形成装置。
  6. 【請求項6】基材フィルム上に少なくともイエロー、マ
    ゼンタ及びシアンの各色の染料層を設けた熱転写シート
    であって、制御装置により駆動制御される加熱素子によ
    りその背面が加熱されて受像シートにフルカラー画像を
    形成する熱転写シートにおいて、前記染料層は前記制御
    装置に無彩色信号が入力された場合に受像シートに形成
    される画像の色度値が、L=80のとき:(a
    0、b=0)、(a=20、b=−5)、(a
    =18、b=15)及び(a=0、b=15)の
    4点で囲まれた範囲内にあり、且つL=20のとき:
    (a=0、b=20)、(a=0、b=−1
    0)、(a=−20、b=−20)及び(a=−
    20、b=15)の4点で囲まれた範囲内に入る様に
    形成されていることを特徴とする熱転写シート。
  7. 【請求項7】マゼンタ色の染料層の染料移行性が他の染
    料層の染料の熱移行性よりも相対的に大であることを特
    徴とする請求項6に記載の熱転写シート。
  8. 【請求項8】基材フィルムへのイエロー、マゼンタ及び
    シアンの各染料層の塗工量が、固形分基準でイエロー:
    0.8〜1.1g/m2 、マゼンタ:0.6〜0.9g
    /m2 及びシアン:1.0〜1.5g/m2 の範囲であ
    ることを特徴とする請求項6に記載の熱転写シート。
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