JPH05131765A - 熱転写シート - Google Patents

熱転写シート

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JPH05131765A
JPH05131765A JP3325060A JP32506091A JPH05131765A JP H05131765 A JPH05131765 A JP H05131765A JP 3325060 A JP3325060 A JP 3325060A JP 32506091 A JP32506091 A JP 32506091A JP H05131765 A JPH05131765 A JP H05131765A
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JP
Japan
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group
dye
substituted
dyes
thermal transfer
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Application number
JP3325060A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Eguchi
博 江口
Masaaki Kafuku
公明 加福
Ryohei Takiguchi
良平 滝口
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE69222515T priority patent/DE69222515T2/de
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇華性染料を使用する熱転写方法において、
十分に濃度のある鮮明な画像を与え、しかも形成された
画像が優れた諸堅牢性、特に優れた耐光性を示す熱転写
シートを提供すること。 【構成】 基材シート及び該基材シートの一方の面に形
成された染料担持層からなり、該染料担持層に包含され
るシアン染料が、下記式1〜式5で示されるアントラキ
ノン系染料の少なくとも1種と、下記式6〜式7で示さ
れる染料の少なくとも1種との混合物であることを特徴
とする熱転写シート。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱転写シートに関し、更
に詳しくは発色濃度、鮮明性及び諸堅牢性、特に耐光性
に優れた記録画像を形成することが出来る熱転写シート
の提供を目的とする。
【0002】
【従来の技術】従来、種々の熱転写方法が公知である
が、それらの中で昇華性染料を記録剤とし、これを紙等
の基材シートに担持させて熱転写シートとし、昇華性染
料で染着可能な被転写材、例えば、ポリエステル製織布
等に重ね、熱転写シートの裏面からパターン状に熱エネ
ルギーを与えて、昇華性染料を被転写材に移行させる昇
華転写方法が行われている。又、最近では上記昇華タイ
プの熱転写方式を使用して、紙やプラスチックフイルム
上に各種のフルカラー画像を形成する方法が提案されて
いる。この場合には加熱手段としてプリンターのサーマ
ルヘッドが使用され、極めて短時間の加熱によって3色
又は4色の多数の色ドットを被転写材に転移させ、該多
色の色ドットにより原稿のフルカラー画像を再現する。
この様に形成された画像は、使用する色材が染料である
ことから非常に鮮明であり、且つ透明性に優れている
為、得られる画像は中間色の再現性や階調性に優れ、従
来のオフセット印刷やグラビア印刷による画像と同様で
あり、且つフルカラー写真画像に匹敵する高品質の画像
が形成可能となっている。
【0003】
【発明が解決しようとしている問題点】しかしながら、
上記熱転写方法における最も重要な問題として、形成さ
れた画像の発色濃度及び耐光性の問題がある。即ち、高
速記録の場合には熱エネルギーの付与は、秒単位以下の
極めて短時間であることが要求され、従ってこの様な短
時間では昇華性染料及び被転写材が十分には加熱されな
い為に、十分な濃度の画像を形成することが出来ない。
従って、この様な高速記録に対応する為に、昇華性に優
れた昇華性染料が開発されたが、昇華性に優れる染料
は、一般にその分子量が小である為、転写後の被転写材
中において耐光性が不足して形成された画像が褪せ易い
という問題が生じている。この様な問題を回避する為に
比較的分子量の大なる昇華性染料を使用すると、上記の
如き高速記録方法では昇華速度が劣る為、上記の如く満
足出来る濃度の画像が形成し得ないものであった。従っ
て、本発明の目的は、昇華性染料を使用する熱転写方法
において、十分に濃度のある鮮明な画像を与え、しかも
形成された画像が優れた諸堅牢性、特に優れた耐光性を
示す熱転写シートを提供することである。
【0004】
【問題点を解決する為の手段】上記目的は以下の本発明
によって達成される。即ち、本発明は、基材シート及び
該基材シートの一方の面に形成された染料担持層からな
り、該染料担持層に包含されるシアン染料が、下記式1
〜式5で示されるアントラキノン系染料の少なくとも1
種と、下記式6〜式7で示される染料の少なくとも1種
との混合物であることを特徴とする熱転写シートであ
る。
【化3】 (式中R及びRは、置換されてもよいアルキル基、
置換されてもよいシクロアルキル基、置換されてもよい
アリール基、置換されてもよいヘテロ環基、置換されて
もよいアリル基又は置換されてもよいアリールアルキル
基を表す。)
【化4】 (式中のR〜Rは水素原子、ハロゲン原子、置換又
は非置換のアルキル基、アルコキシ基、アミノ基、ウレ
イド基、−CON(R10)(R11)、−CSN(R
10)(R11)、−SON(R10)(R11)、
−COOR10、−CSOR10を表し、R10又はR
11は水素原子、ハロゲン原子、置換又は非置換のアル
キル基、シクロアルキル基、アリール基、ビニル基、ア
リル基、シクロアルキル基又は芳香族複素環基を表し、
10とR11とは環を形成してもよい。R12又はR
13は夫々独立に水素原子、置換又は非置換のアルキル
基、ビニル基、アリル基、アリール基、アルコキシアル
キル基、アラルキル基、アルコキシカルボニルアルキル
基、カルボキシアルキル基又はアルコキシカルボキシア
ルキル基を表し、R12とR13とは互いに環を形成し
てもよく、又、R12又はR13はX又はYと環を形成
してもよい。Rは水酸基、ハロゲン原子、シアノ基、
置換又は非置換のアルキル基、アルキルホルミルアミノ
基、アルキルスルホニルアミノ基、ホルミルアミノ基、
アリルホルミルアミノ基、スルホニルアミノ基、アリル
スルホニルアミノ基、カルバモイル基、スルファモイル
基、アミノ基、カルボキシル基、アルコキシ基又はウレ
イド基を表し、nは0〜3の整数を表す。)
【0005】
【作用】特定の染料を混合して使用することによって、
極めて短時間の熱エネルギーの付与であっても、発色濃
度、鮮明性及び諸堅牢性、特に耐光性に優れたフルカラ
ー画像を与える熱転写シートを提供することが出来る。
【0006】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。本発明で使用する前記式1
〜式5で示される染料は単独でも混合物としても使用す
ることが出来る。又、本発明で使用する前記式6〜式7
で示される染料は単独でも混合物としても使用すること
が出来る。以下に本発明で使用するのに好適な式1〜式
7の染料を下記表1〜19に、それらの置換基によって
表現して挙げる。尚、これらの染料自体は、分散染料等
として公知の染料であり、市場から入手して本発明で使
用することが出来る。
【0007】
【表1】式1の染料
【0008】
【表2】式2の染料
【0009】
【表3】式3の染料
【0010】
【表4】式4の染料
【0011】
【表5】式5の染料
【0012】
【表6】式6の染料
【0013】
【表7】式6の染料
【0014】
【表8】式6の染料
【0015】
【表9】式6の染料
【0016】
【表10】式6の染料
【0017】
【表11】式6の染料
【0018】
【表12】式7の染料
【0019】
【表13】式7の染料
【0020】
【表14】式7の染料
【0021】
【表15】式7の染料
【0022】
【表16】式7の染料
【0023】
【表17】式7の染料
【0024】
【表18】式7の染料
【0025】
【表19】式7の染料 以上の如きアントラキノン系染料と式6〜式7の染料と
は、選択された夫々の特定の染料によって異なるが、一
般的には重量比で10〜90:90〜10の比率で使用
することが好ましい。アントラキノン系染料の割合が大
きすぎると発色濃度が低下する等の点で不満足であり、
一方、少なすぎると耐光性が低下する等の点で不満足で
ある。
【0026】本発明の熱転写シートは以上の如き特定の
染料混合物を使用することを特徴とし、それ以外の構成
は従来公知の熱転写シートの構成と同様でよい。前記の
染料混合物を使用する本発明の熱転写シートに使用する
基材シートとしては、従来公知のある程度の耐熱性と強
度を有するものであればいずれのものでもよく、例え
ば、0.5〜50μm、好ましくは3〜10μm程度の
厚さの紙、各種加工紙、ポリエステルフイルム、ポリス
チレンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリスルホ
ンフイルム、ポリカーボネートフイルム、アラミドフイ
ルム、ポリビニルアルコールフイルム、セロファン等で
あり、特に好ましいものはポリエステルフイルムであ
る。上記の如き基材シートの表面に設ける染料担持層
は、前記染料混合物を任意のバインダー樹脂で担持させ
た層である。前記の染料混合物を担持する為のバインダ
ー樹脂としては、従来公知のものがいずれも使用出来、
好ましいものを例示すれば、エチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、エチルヒドロキシセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢
酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロース系樹
脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニ
ルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニ
ルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂等
が挙げられ、これらの中で特にポリビニルブチラール及
びポリビニルアセタールが、耐熱性、染料の移行性等の
点から好ましいものである。
【0027】本発明の熱転写シートの染料担持層は、基
本的には上記の材料から形成されるが、その他必要に応
じて従来公知と同様な各種の添加剤をも包含し得るもの
である。この様な染料担持層は、好ましくは適当な溶剤
中に前記の染料混合物、バインダー樹脂その他の任意成
分を加えて各成分を溶解又は分散させて担持層形成用塗
液又はインキを調製し、これを上記の基材シート上に塗
布及び乾燥させて形成する。この様にして形成する担持
層は、0.2〜5.0μm好ましくは0.4〜2.0μ
m程度の厚さであり又、担持層中の前記の染料混合物は
担持層の重量の5〜70重量%、好ましくは10〜60
重量%の量で存在するのが好適である。上記の如き本発
明の熱転写シートは、そのま迄熱転写用として十分に有
用であるが、更にその染料担持層表面に粘着防止層、即
ち離型層を設けてもよく、この様な層を設けることによ
り、熱転写時における熱転写シートと被転写材の粘着を
防止し、更に高い熱転写温度を使用し、一層優れた濃度
の画像を形成することが出来る。
【0028】この離型層としては、単に粘着防止性の無
機粉末を付着させたのみでも相当の効果を示し、更に、
例えば、シリコーンポリマー、アクリルポリマー、フッ
素化ポリマーの如き離型性に優れた樹脂から0.01〜
5μm、好ましくは0.05〜2μmの離型層を設ける
ことによって形成することが出来る。尚、上記の如き無
機粉体或いは離型性ポリマーは染料担持層中に包含させ
ても十分な効果を奏するものである。更に、この様な熱
転写シートの裏面に、サーマルヘッドの熱による悪影響
を防止する為に耐熱層を設けてもよい。以上の如き熱転
写シートを用いて、画像を形成する為に使用する被転写
材は、その記録面が前記の染料に対して染料受容性を有
するものであればいかなるものでもよく、又、染料受容
性を有しない紙、金属、ガラス、合成樹脂等である場合
には、その少なくとも一方の表面に染料受容層を形成す
ればよい。上記の如き本発明の熱転写シート及び上記の
如き被記録材を使用して熱転写を行う際に使用する熱エ
ネルギーの付与手段は、従来公知の付与手段がいずれも
使用出来、例えば、サーマルプリンター(例えば、日立
製作所製、ビデオプリンターVY−100)等の記録装
置によって、記録時間をコントロールすることにより、
5〜100mJ/mm程度の熱エネルギーを付与する
ことによって所期の目的を十分に達成することが出来
る。特に本発明の熱転写シートは、シアン画像を形成す
ることが出来、イエロー及びマゼンタの熱転写シートと
組み合わせて使用し、或いはイエロー、前記シアン及び
マゼンタの染料層を面順次に設けた熱転写シートによっ
て色再現性に優れたフルカラー画像を提供することが出
来る。
【0029】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に
断りの無い限り重量基準である。 実施例1〜80 下記組成の染料担持層形成用インキ組成物を調製し、背
面に耐熱処理を施した6μm厚のポリエチレンテレフタ
レートフイルムに、乾燥塗布量が1.0g/mになる
様に塗布及び乾燥して本発明の熱転写シートを得た。インキ組成 式1〜式5の染料 a部 式6〜式7の染料 b部 ポリビニルブチラール樹脂 4.5部 メチルエチルケトン 45.75部 トルエン 45.75部 但し、上記組成において染料が不溶な場合には、溶媒と
してDMF、ジオキサン、クロロホルム等を適宜用いた
(尚、使用した染料とその混合比(a、b)は後記表2
0〜23を参照)。
【0030】次に、基材シートとして合成紙(王子油化
製、ユポFPG#150)を用い、この一方の面に下記
の組成の塗工液を乾燥時10.0g/mになる割合で
塗布し、100℃で30分間乾燥して被転写材を得た。 ポリエステル樹脂(Vylon200、東洋紡製) 11.5部 塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(VYHH、UCC製) 5.0部 アミノ変性シリコーン(KF−393、信越化学工業製) 1.2部 エポキシ変性シリーコーン(X−22−343、信越化学工業製) 1.2部 メチルエチルケトン/トルエン/シクロヘキサノン(重量比4:4:2) 102.0部
【0031】熱転写記録テスト 前記の本発明の熱転写シートと上記の被転写材とを夫々
の染料担持層と染料受容面とを対向させて重ね合せ熱転
写シートの裏面からヘッド印加電圧11V、印字時間1
6msec.の条件でサーマルヘッドで記録を行い下記
表20〜23の結果を得た。耐光性テスト 前記熱転写テストで得られたシアン画像の耐光性テスト
をキセノンフェードメター(アトラス社製、Ci35
A)で実施(ブラックパネル温度50℃、50kLu
x)したが、いずれも50時間の照射では変褪色しなか
った。発色濃度の測定 米国マクベス社製のデンシトメーターRD−918で測
定した。
【0032】
【表20】
【0033】
【表21】
【0034】
【表22】
【0035】
【表23】 比較例1〜15 実施例における染料に代えて下記の染料を使用し、他は
実施例1と同様にして下記表24の結果を得た。 式1〜式7の染料 a部 ポリビニルブチラール樹脂 4.5部 メチルエチルケトン 46.25部 トルエン 46.25部
【0036】
【表24】
【0037】
【効果】以上の如き本発明によれば、特定の染料を混合
して使用することによって、極めて短時間の熱エネルギ
ーの付与であっても、発色濃度、鮮明性及び諸堅牢性、
特に耐光性に優れたフルカラー画像を与える熱転写シー
トを提供することが出来る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【好ましい実施態様】次に好ましい実施態様を挙げて本
発明を更に詳細に説明する。本発明で使用する前記式1
〜式5で示される染料は単独でも混合物としても使用す
ることが出来る。又、本発明で使用する前記式6〜式7
で示される染料は単独でも混合物としても使用すること
が出来る。以下に本発明で使用するのに好適な式1〜式
7の染料を下記表1〜19に、それらの置換基によって
表現して挙げる(尚、記載のない置換基は水素原子を意
味する)。尚、これらの染料自体は、分散染料等として
公知の染料であり、市場から入手して本発明で使用する
ことが出来る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【表15】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】又、以上で使用する特定の染料に対して
は、色相調整の為に他の公知のイエロー染料、マゼンタ
染料、シアン染料を混合してもよく、一般的には、ジア
リールメタン系、トリアリールメタン系、チアゾール
系、メロシアニン等のメチン系、インドアニリン、アセ
トフェノンアゾメチン、ピラゾロアアゾメチン、イミダ
ゾルアゾメチン、イミダゾアゾメチン、ピリドンアゾメ
チンに代表されるアゾメチン系、キサンチン系、オキサ
ジン系、ジシアノスチレン、トリシアノスチレンに代表
されるシアノメチレン系、チアジン系、アジン系、アク
リジン系、ベンゼンアゾアゾ系、ピリドンアゾ、チオフ
ェンアゾ、イソチアゾールアゾ、ピロールアゾ、ピラゾ
ールアゾ、イミダゾールアゾ、チアジアゾールアゾ、ト
リアゾールアゾ、ジスアゾに代表される複素環アゾ系、
スピロジピラン系、インドリノスピロピラン系、フルオ
ラン系、ローダミンラクタム系、ナフトキノン系、アン
トラキノン系、キノフタロン系等の染料が代表的であ
り、具体的には以下の様な染料が好ましく用いられ得
る。C.I.(Color Index)イエロー5
1、3、54、79、60、23、7、141、20
1、231;C.I.ディスパースブルー24、56、
14、301、334、165、19、72、87、2
87、154、26、254;C.I.ディスパースレ
ッド135、146、59、1、73、60、167;
C.I.ディスパースバイオレット4、13、26、3
6、56、31;C.I.ディスパーズオレンジ14
9;C.I.ソルベントバイオレット13;C.I.ソ
ルベントブラック3;C.I.ソルベントグリーン3;
C.I.ソルベントイエロー56、14、16、29;
C.I.ソルベントブルー70、35、63、36、5
0、49、111、105、97、11;C.I.ソル
ベントレッド135、81、18、25、19、23、
24、143、146、182等。更に具体的には、例
えば、3,3′−ジエチルオキサチアシアニン・アイオ
ダイド・アストラゾンピンクFG(バイエル社製、C.
I.48015)、2,2・カルボシアニン(C.I.
808)、アストラフイロキシンFF(C.I.480
70)、アストラゾン・イエロー7GLL(C.I.ベ
ーシックイエロー21)、アイゼン・カチロンエロー3
GLH(保土谷化学製、C.I.48055)、アイゼ
ン・カチロンレッド6BH(C.I.48020)等の
如きモノメチン系、ジメチン系又はトリメチン系等のメ
チン(シアニン)系塩基性染料類;オーラミン(C.
I.655)等の如きジフェニルメタン系塩基性染料
類;マラカイト・グリーン(C.I.42000)、ブ
リリアント・グリーン(C.I.42040)、マジェ
ンタ(C.I.42510)、メタル・バイオレット
(C.I.42535)、クリスタル・バイオレット
(C.I.42555)、メチル・グリーン(C.I.
684)、ピクトリア・ブルーB(C.I.4404
5)等のトリフェニルメタン系塩基性染料;ピロニンG
(C.I.739)、ローダミンB(C.I.4517
0)、ローダミン6G(C.I.45160)等のキサ
ンテン系塩基性染料;アクリジン・イエローG(C.
I.785)、レオニンAL(C.I.46075)、
ベンゾフラビン(C.I.791)、アフイン(C.
I.46045)等のアクリジン系塩基性染料;ニュー
トラル・レッド(C.I.50040)、アストラゾン
・ブルーBGE/x 125%(C.I.5100
5)、メチレン・ブルー(C.I.52015)等のキ
ノンイミン系塩基性染料;その他第4級アンモニウム基
を有するアントラキノン系塩基性染料等の塩基性染料等
が挙げられる。又、シアン染料として、カヤセットブル
ー714(日本化薬製、ソルベントブルー63)、フォ
ロンブリリアントブルーS−R(サンド製、ディスパー
スブルー354)、ワクソリンAP−FW(ICI製、
ソルベントブルー36)、マゼンダ染料として、MS−
REDG(三井東圧製、ディスパースレッド60)、マ
クロレックスレッドバイオレッドR(バイエル製、ディ
スパースバイオレッド26)、イエロー染料として、フ
ォロンブリリアントイエローS−6GL(サンド製、デ
ィスパースイエロー231)、マクロレックスイエロー
6G(バイエル製、ディスパースイエロー201)、更
に以下の構造式のものが挙げられる。 これらの染料は、そのままの形態で、或はこれらの染料
をアルカリ処理した形態で用いることが出来、又、これ
らの染料の対イオン交換体或はロイコ体も用いることが
出来る。常態では無色或は淡色であるロイコ染料等を使
用する場合は、熱転写受像シートに顕色剤に包含させて
おけばよい。又、特開昭59−78895号、同60−
28451号、同60−28453号、同60−535
64号、同61−148096号、同60−23929
0号、同60−31565号、同60−30393号、
同60−53565号、同60−27594号、同61
−262191号、同60−152563号、同61−
244595号及び同62−196186号及び国際公
開WO92/05032に記載の昇華性イエロー染料、
同60−223862号、同60−28452号、同6
0−31563号、同59−78896号、同60−3
1564号、同60−30391号、同61−2270
92号、同61−227091号、同60−30392
号、同60−30394号、同60−131293号、
同61−227093号、同60−159091号、同
61−262190号、米国特許4,698,651号
及び特願昭62−220793号、米国特許5,07
9,365号に記載の昇華性マゼンダ染料、特開昭59
−78894号、同59−227490号、同60−1
51098号、同59−227493号、同61−24
4594号、同59−227948号、同60−131
292号、同60−172591号、同60−1510
97号、同60−131294号、同60一21726
6号、同60−31559号、同60−53563号、
同61−255897号、同60−239289号、同
61−22993号、同61−19396号、同61−
268493号、同61−35994号、同61−31
467号、同61−148269号、同61−4989
3号、同61−57651号、同60−239291
号、同60−239292号、同61−284489
号、同62−191191号公報及び特願昭62−17
6625、米国特許5,079,365号等の公報や明
細書に記載の昇華性シアン染料も好適に用いられる。本
発明において特に好ましい染料の一般式を例示する。 上記一般式において、R、X及びYは下記の置換基を表
す。及びR 置換又は非置換のアルキル基、置換又は非置換のシクロ
アルキル基又は置換又は非置換のアラルキル基。 置換又は非置換のアルキル基、置換又は非置換のアルコ
キシ基、置換又は非置換のアルキルカルボニルアミノ
基、置換又は非置換のアルキルスルホニルアミノ基、置
換又は非置換のアルキルアミノカルボニル基、置換又は
非置換のアルキルアミノスルホニル基又はハロゲン原
子。 置換又は非置換のアルコキシカルボニル基、置換又は非
置換のアルキルアミノカルボニル基、置換又は非置換の
アルコキシ基、置換又は非置換のアルキル基、置換又は
非置換のシクロアルキル基、複素環基又はハロゲン原
子。 置換又は非置換のアルキル基、置換又は非置換のアルコ
キシカルボニル基、置換又は非置換のアルキルアミノカ
ルボニル基、置換又は非置換のアルコキシ基、置換又は
非置換のアルキルアミノスルホニル基、置換又は非置換
のシクロアルキル基、シアノ基、ニトロ基又はハロゲン
原子。 置換又は非置換のアルキル基、置換又は非置換のアリー
ル基、置換又は非置換のアミノ基、置換又は非置換のシ
クロアルキル基、シアノ基、ニトロ基又はハロゲン原
子。 置換又は非置換のアルキル基、置換又は非置換のアミノ
基、置換又は非置換のアルコキシ基、置換又は非置換の
アルコキシカルボニル基又はハロゲン原子。 置換又は非置換のアリール基、芳香族複素環基、シアノ
基、ニトロ基、ハロゲン原子又は他の電子吸引基。 CONHR10、SONHR10、NHCOR11
NHSO11又はハロゲン原子。 R10 置換又は非置換のアルキル基、置換又は非置換のシクロ
アルキル基、置換又は非置換のアリール基又は置換又は
非置換の芳香族複素環基。11 置換又は非置換のアルキル基、置換又は非置換のシクロ
アルキル基、置換又は非置換のアミノ基、置換又は非置
換のアリール基、又は置換又は非置換の芳香族複素環
基。12 置換又は非置換のアルキル基。13 アミノ基又は水酸基。 ハロゲン原子。 置換又は非置換のアリール基、置換又は非置換の芳香族
複素環基。本発明の熱転写シートは以上の如き特定の染
料混合物を使用することを特徴とし、それ以外の構成は
従来公知の熱転写シートの構成と同様でよい。前記の染
料混合物を使用する本発明の熱転写シートに使用する基
材シートとしては、従来公知のある程度の耐熱性と強度
を有するものであればいずれのものでもよく、例えば、
0.5〜50μm、好ましくは3〜10μm程度の厚さ
の紙、各種加工紙、ポリエステルフイルム、ポリスチレ
ンフイルム、ポリプロピレンフイルム、ポリスルホンフ
イルム、ポリカーボネートフイルム、アラミドフイル
ム、ポリビニルアルコールフイルム、セロファン等であ
り、特に好ましいものはポリエステルフイルムである。
上記の如き基材シートの表面に設ける染料担持層は、前
記染料混合物を任意のバインダー樹脂で担持させた層で
ある。前記の染料混合物を担持する為のバインダー樹脂
としては、従来公知のものがいずれも使用出来、好まし
いものを例示すれば、エチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース、メチルセルロース、酢
酸セルロース、酢酪酸セルロース等のセルロース系樹
脂、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニ
ルブチラール、ポリビニルアセトアセタール、ポリビニ
ルピロリドン、ポリアクリルアミド、ポリスチレン等の
ビニル系樹脂等が挙げられ、これらの中で特にポリビニ
ルブチラール及びポリビニルアセタールが、耐熱性、染
料の移行性等の点から好ましいものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材シート及び該基材シートの一方の面
    に形成された染料担持層からなり、該染料担持層に包含
    されるシアン染料が、下記式1〜式5で示されるアント
    ラキノン系染料の少なくとも1種と、下記式6〜式7で
    示される染料の少なくとも1種との混合物であることを
    特徴とする熱転写シート。 【化1】 (式中R及びRは、置換されてもよいアルキル基、
    置換されてもよいシクロアルキル基、置換されてもよい
    アリール基、置換されてもよいヘテロ環基、置換されて
    もよいアリル基又は置換されてもよいアリールアルキル
    基を表す。) 【化2】 (式中のR〜Rは水素原子、ハロゲン原子、置換又
    は非置換のアルキル基、アルコキシ基、アミノ基、ウレ
    イド基、−CON(R10)(R11)、−CSN(R
    10)(R11)、−SON(R10)(R11)、
    −COOR10、−CSOR10を表し、R10又はR
    11は水素原子、ハロゲン原子、置換又は非置換のアル
    キル基、シクロアルキル基、アリール基、ビニル基、ア
    リル基、シクロアルキル基又は芳香族複素環基を表し、
    10とR11とは環を形成してもよい。R12又はR
    13は夫々独立に水素原子、置換又は非置換のアルキル
    基、ビニル基、アリル基、アリール基、アルコキシアル
    キル基、アラルキル基、アルコキシカルボニルアルキル
    基、カルボキシアルキル基又はアルコキシカルボキシア
    ルキル基を表し、R12とR13とは互いに環を形成し
    てもよく、又、R12又はR13はX又はYと環を形成
    してもよい。Rは水酸基、ハロゲン原子、シアノ基、
    置換又は非置換のアルキル基、アルキルホルミルアミノ
    基、アルキルスルホニルアミノ基、ホルミルアミノ基、
    アリルホルミルアミノ基、スルホニルアミノ基、アリル
    スルホニルアミノ基、カルバモイル基、スルファモイル
    基、アミノ基、カルボキシル基、アルコキシ基又はウレ
    イド基を表し、nは0〜3の整数を表す。)
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004103717A1 (ja) * 2003-05-21 2004-12-02 Mitsubishi Chemical Corporation 感熱転写記録用インドアニリン系色素、並びにそれを用いた感熱転写記録用インク及び感熱転写記録用シート
CN104830091A (zh) * 2015-03-24 2015-08-12 沈金火 一种杂环偶氮黄色分散染料及其制备方法
WO2023037828A1 (ja) * 2021-09-08 2023-03-16 富士フイルム株式会社 着色組成物、膜、光学フィルタ、固体撮像素子、画像表示装置、及び、化合物

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