JPH0528035Y2 - - Google Patents

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JPH0528035Y2
JPH0528035Y2 JP14506288U JP14506288U JPH0528035Y2 JP H0528035 Y2 JPH0528035 Y2 JP H0528035Y2 JP 14506288 U JP14506288 U JP 14506288U JP 14506288 U JP14506288 U JP 14506288U JP H0528035 Y2 JPH0528035 Y2 JP H0528035Y2
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mold
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foam
eject
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレ
ン、発泡ポリプロピレン、発泡ポリアミド等の発
泡樹脂粒子(予備発泡粒子も含む)を型内に充填
し、加熱融着または加熱発泡融着させて型内成形
体を製造する際に用いる発泡体成形用金型に関す
る。
〔従来技術〕
発泡ポリプロピレン粒子や予備発泡ポリスチレ
ン粒子、架橋ポリエチレン粒子を用いて型内成形
して発泡成形体を製造することは公知である(特
開昭49−128065号、特開昭62−198444号、特公昭
63−24822号) かかる型内成型に用いる金型は、一般に第4図
のように構成されている。すなわち、固定側の金
型1(以下第1の金型という)と、この第1の金
型1に対して摺動可能に設けられ、第1の金型1
に接触させたとき両者の間に所定の形状の型窩
(キヤビテイ)Sが形成されるように構成された
可動側の金型2(以下第2の金型という)、上記
第1の金型1の背面側に設けられ、上記型窩Sに
発泡粒子を充填する充填ガン3およびその隙間で
成形された製品4を押出すエジエクトピン5,5
…などから構成されている。
このような成形用金型を用いて、製品を成形す
るには、上記第2の金型2を第1の金型1に矢印
A方向から押圧接触させ、充填ガン3から発泡粒
子を型窩S内に充填させたのち、この型窩S内で
粒子を加熱融着、または加熱発泡融着させてから
冷却して製品(発泡体)4を成形する。しかるの
ち、第2の金型2を第1の金型1から引離し、エ
ジエクトピン5,5…を駆動させ、第1の金型1
から製品4を押し出す。
このようにこの種の金型で成形された製品は必
ずエジエクトピン5,5…で押し出されて取り出
されるようになつている。ところで上記エジエク
トピン5,5…は、通常その先端部(製品を押し
出す部分)がピン5,5…の軸径と同程度または
高々5倍程度の小さな円形状をなしており、かつ
製品4をスムーズに押し出す必要であることから
製品4にバランス良く力を加えるため、一般には
1つの製品の4隅に当接するように第1の金型1
に対して第5図の如く取付けられているのが普通
である。そして、各エジエクトピン5,5…に矢
印B方向の力が加えられると、スプリング6,6
…の偏倚力に抗して上記矢印B方に移動して製品
4を押し出す。そして上記矢印B方向の力が解除
されると、スプリング6,6…の復帰力によつて
元の状態に復帰するようになつている。
上記では1つの金型で1つの製品を成形する例
を示したが、製品の寸法が小さいときは1つの金
型で複数の製品を成形することもある。第6図は
6個の製品を同時に成形できるようにしたもの
で、第5図と同一部分には同一符号を付して説明
する。この第6図の例では、製品毎にそれぞれ4
個ずつのエジエクトピン5,5…が設けられてい
る。
このように1個の製品に多数(例示では4個)
のエジエクトピンを用いることは金型のコストも
かかり、また、別の形状の製品を型内成形する際
には、金型1,2を支台7,8より取り外し、か
つ、複数のエジエクトピン5,5…を新たな製品
の金型1′,2′の形状に適した支台7の位置に付
け直す必要があり、製品ま多数個取りのときはそ
のエジエクトピンの取付作業が大変である。
かかるエジエクトピンの個数を減らす手段とし
て、第7図に示すようにエジエクトピンの押出部
の平板9をピン5の軸径よりも大きな長方形状と
し、エジエクトピンの個数を半減にする発泡体成
形用金型が提案された(実開昭56−14011号公
報)。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記実開昭56−14011号公報記載の金型におい
てはピンの軸径に対し、平板の面積が制限され、
平板の寸法を長くすることができない。平板の寸
法が長すぎるとピン軸5が曲りやすいからであ
る。また、平板の面積が広すぎると発泡粒子同志
の融着が悪い箇所が製品(発泡体)に生じる。
本考案は、エジエクトピンのかかる欠点を改良
し、押出部の平板の面積を上記考案のものより数
倍広くしてもピン軸5が曲らず、かつ、製品のこ
のエジエクトピンの平板の当接する部分において
も発泡粒子同志の融着が優れる発泡体製品を与え
ることのできる金型を提供することを目的とす
る。
即ち、本考案は原料粒子の充填ガンを備える第
1金型と、この第1金型に対向した状態で摺動可
能に設置され、エジエクトピンを備えると共に上
記第1の金型との間に所定の型窩を形成する第2
の金型とからなる発泡体成形用金型において、前
記エジエクトピンはその発泡体押出部を支承ピン
の軸径の断面積の10倍以上の面積を有する平板と
し、その平板は(a)前記支承ピンの他に複数の案内
棒を支承ピンと平行に、且つ、支承ピンが備え付
けられている平板の裏面側に備えており、かつ、
(b)気体は透過するが溶融した樹脂は透過しない孔
またはスリツトを複数備えていることを特徴とす
る発泡体成形用金型を提供するものである。
〔実施例〕
以下、図面を用いて本考案を詳細に説明する。
第1図は本考案の金型の断面図、第2図はエジエ
クトピンの斜視図、第3図aとbはそれぞれエジ
エクトピン5の押出部の平板10の平面図と側面
断面図である。
第1図の金型において1は第1金型、2は第2
金型、3は充填ガン、4は発泡体、Sは型窩、5
はエジエクトピンの支承ピン、6はスプリング、
7は第1金型の支台、8は第2金型の支台、10
はエジエクトピンの押出部平板、11,11は案
内棒、12,12…はスチームスリツトを有する
コアベンツ、13,13…は金型1,2に設けら
れたコアベンツ、14,14′はチヤンバーであ
る。
この金型を用い、予備発泡ポリスチレン粒子を
原料として用いて魚箱の蓋(発泡体成形品)を成
形するには、ポツパー(図示しない)に貯蔵され
た予備発泡粒子を加圧空気により充填ガン3を介
して第1金型1と第2金型2の型窩S内に充填す
る。充填が終了すると、充填ガン3のピストンを
第1金型の型窩S全面まで前進させ、ついで過剰
の予備発泡粒子をポツパーにバツクフイードす
る。第1金型のチヤンバー14に水蒸気を供給
し、型窩S、第2金型のチヤンバー14′を通し、
型外へ放出することにより予備発泡粒子間の空気
を排気し、次いでチヤンバー14,14′の両方
に水蒸気を導き、予備発泡粒子を発泡融着させ
る。
加熱発泡後、水蒸気の供給弁を切り、冷却水を
チヤンバー14,14′に導き発泡体4を冷却す
る。
冷却後、金型1,2を開き、エアーシリンダー
15によりエジエクトピン5を作動させ発泡体4
を平板10により型外へ押し出す。なお、実施例
では充填ガンとエジエクトピンをそれぞれ別の金
型につけたが、充填ガンとエジエクトピンの相方
を第8図に示すように一方の金型に備えさせても
よい。
〔効果〕
本考案の金型ではエジエクトピンの押出部平板
10の面積を従前のエジエクトピンのものよりも
大としたのでエジエクトピンの数を減らすことが
でき、金型のコスト削減と共に、金型取替時のエ
ジエクトピンの取付作業が短時間で済むようにな
つた。
また、型内成形時、平板10に備えつけられた
案内棒11,11により平板10が第2金型中を
支承ピン5と共に摺動するようとしたもので平板
10の面積が大となつても支承ピン5が曲ること
なく、エジエクトピンの作動を容易とした。
更に、押出部の平板10にはスチーム孔または
スリツトが設けられているので発泡粒子同志の融
着度も85〜100%と実用上十分である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の発泡体成形用金型の断面図、
第2図は本考案の金型を用いるエジエクトピンの
斜視図、第3図aはエジエクトピンの押出部平板
の平面図、第3図bはその平板のI−I断面図、
第4図は従来の金型の断面図、第5図と第6図は
従来の第1金型の平面図、第7図は従来の金型に
用いられているエジエクトピンの斜視図、第8図
は本考案の別の態様を示す発泡体成形用断面図で
ある。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1) 原料粒子の充填ガンを備える第1金型と、
    この第1金型に対向した状態で摺動可能に設置
    され、エジエクトピンを備えると共に上記第1
    の金型との間に所定の型窩を形成する第2の金
    型とからなる発泡体成形用金型において、前記
    エジエクトピンはその発泡体押出部を支承ピン
    の軸径の断面積の10倍以上の面積を有する平板
    とし、その平板は(a)前記支承ピンの他に複数の
    案内棒を支承ピンと平行に、且つ、支承ピンが
    備え付けられている平板の裏面側に備えてお
    り、かつ、(b)気体は透過するが溶融した樹脂は
    透過しない孔またはスリツトを複数備えている
    ことを特徴とする発泡体成形用金型。 2) 原料粒子の充填ガンとエジエクトピンを備
    える第1金型と、この第1金型に対向した状態
    で摺動可能に設置され、上記第1の金型との間
    に所定の型窩を形成する第2の金型とからなる
    発泡体成形用金型において、前記エジエクトピ
    ンはその発泡体押出部を支承ピンの軸径の断面
    積の10倍以上の面積を有する平板とし、その平
    板は(a)前記支承ピンの他に複数の案内棒を支承
    ピンと平行に、且つ、支承ピンが備え付けられ
    ている平板の裏面側に備えており、かつ、(b)気
    体は透過するが溶融した樹脂は透過しない孔ま
    たはスリツトを複数備えていることを特徴とす
    る発泡体成形用金型。
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