JPH0527744Y2 - - Google Patents

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JPH0527744Y2
JPH0527744Y2 JP1987174116U JP17411687U JPH0527744Y2 JP H0527744 Y2 JPH0527744 Y2 JP H0527744Y2 JP 1987174116 U JP1987174116 U JP 1987174116U JP 17411687 U JP17411687 U JP 17411687U JP H0527744 Y2 JPH0527744 Y2 JP H0527744Y2
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air
closure
air exhaust
gas
exhaust circuit
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Description

【考案の詳細な説明】 [利用分野及び考案の概要] 本考案は、ガス配管中の空気の排出、すなわ
ち、エアーパージに関するものであり、特に、前
記エアーパージのための空気排出回路を具備させ
たガスコツクに関するものである。そして、ガス
コツク内の空気排出回路の開放端をガスコツクの
操作部に設けることにより、ガスコツクの装置条
件の如何に拘らず、ガス配管内の空気の排出が確
実に確認できるようにするものである。
[従来技術及びその問題点] 新築家屋などでは、入居に先立つて、ガスメー
タから配管端末のガスコツク迄の配管中の空気を
放出する必要がある。この空気を排出しないまま
で、入居した場合には、新規にガス器具を使用す
るとき、速やかにガス器具が使用できないばかり
でなく、ガス器具を開弁状態に維持して空気を排
出させるとき、前記開弁状態が必要以上に長時間
に亙る場合には、生ガス放出事故を招来する。
そこで、入居に先立つて専門の業者がガスメー
タから配管端末までの配管内に残存する空気をガ
スに置換する、所謂エアーパージ作業を行つてい
る。
この作業を簡便にするため、ガスコツクのうち
の所謂中間コツクに空気排出装置を具備させたも
のが、すでに実開昭58−175273号公報に開示され
ている。
この従来のものは、コツク本体に、ガス回路の
上流側に連通し、且、通常時には密閉された状態
にある空気排出回路を形成したものである。
このものによれば、エアーパージ作業の際に
は、前記空気排出回路の密閉を解き、ガス配管の
上流端に位置するメータコツクを開放する。これ
により、メータコツクの上流側のガス圧力によ
り、屋内配管にガス供給されて、前記配管内の空
気が供給ガスによつて押し出され、残存空気がガ
スコツクの空気排出回路から排出される。この排
出空気がガスに置換した時点を、ガス漏れ検知器
等によつて確認し、前記置換時点で空気排出回路
の下流端を密閉すると、エアーパージ作業が完了
する。
ところが、この従来のものでは、ガスコツクの
設置状態によつては、空気−ガス置換時点の判断
が困難な場合があり、エアーパージ作業がやりに
くいという問題がある。
これは、空気排出回路を具備させたガスコツク
の取付け姿勢が間違つていたり、屋内のガス配管
の事情から前記ガスコツクの取付け姿勢の制約に
より、空気排出回路がコツク本体又はガス配管に
隠れた位置にあるような場合に、ガス漏れ検知器
を前記空気排出回路の開放端に正確に対応できな
い事態が生じるからである。
[技術的課題] 本考案は、このような、『ガスコツクに空気排
出回路3を具備させ、この空気排出回路3の開放
端を閉塞手段によつて密閉するようにしたエアー
パージ装置付のガスコツク』において、ガスコツ
クが使用可能な姿勢に取付けられる限り、エアー
パージ作業の作業性がよく、しかも、この作業に
おいて空気−ガスの置換の判別を確実に行えるよ
うにするため、操作部側から空気を排出できるよ
うにすることをその技術的課題とする。
[技術的手段] 上記課題を解決するために講じた本考案の技術
的手段は『コツク本体1に収容する閉子2に空気
排出回路3を形成し、この空気排出回路3の下流
端を操作軸21の先端部に開口させると共に上流
側を閉子2の側壁に開口させ、コツク本体1の外
側壁からその内部に形成された操作軸の包囲空間
に貫通する進退可能な係合軸を設け、該係合軸の
挿入先端部を隔てて閉子回動方向に対向し且つ該
閉子2と一体回動する一対の被係合部材を設け、
これら一対の被係合部材とその間に位置する上記
係合軸で通常使用時における閉子2の回動範囲を
設定すると共に通常使用時における回動範囲外に
閉子2を回動させたときに上記空気排出回路3の
上流端がコツク本体1の入口側11に連通するよ
うにした』ことである。
[作用] 本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。
コツク本体1の外側壁からその内部に形成され
た操作軸の包囲空間には係合軸の先端部が貫通突
出せしめられていると共に、該係合軸の挿入先端
部を隔てて閉子回動方向に対向する一対の被係合
部材は閉子2と一体回動するようになつている。
そして、これら係合軸とこれを隔てて対向する上
記一対の被係合部材によつて通常使用時における
閉子2の回動範囲が設定されている。従つて、通
常使用時に閉子2を回動させると、該閉子2はこ
れと一体回動する一対の被係合部材とこれらの間
に位置する上記係合軸で設定される回動範囲で回
動してガス回路の開閉動作をする。
次に、エアーパージをするときは、先ずコツク
本体1の外側壁からその内部に貫通させた係合軸
を軸線方向に移動させる。すると、閉子2と一体
回動する一対の被係合部材の回動軌跡中から上記
係合軸の先端部が退避した状態になり、これによ
り、通常使用時における回動範囲を越えて閉子2
が回動し得る状態になる。そしてこの状態で、通
常使用時における回動範囲外に閉子2を回動させ
ると、空気排出回路3の上流端がコツク本体1の
入口側11に連通することとなる。従つて、この
状態で上流のメータコツクを開放すると、上流側
に溜つた空気は供給ガスで押されて上記空気排出
回路3を経て閉子2の閉子軸21から外部に排出
される。従つて、上記空気排出部にガス漏れ検知
装置の検知部を対応させておけば、空気−ガス置
換時には、該ガス漏れ検知装置が動作して、前記
置換時点が正確に判断できる。
そして、上記技術的手段によれば、ガスコツク
をガス回路中に挿入した状態では、その取り付け
姿勢が如何に設定されたとしても、このガスコツ
クの操作が可能であるかぎり、操作つまみ、即
ち、操作軸21はコツク本体1やガス配管に隠れ
ることはない。従つて、上記エアーパージ作業時
には、空気排出回路3の下流端たる空気排出部が
上記配管などで隠れることはない。
[効果] 本考案は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。
空気の排出部が、常に操作部に位置することと
なるから、ガスコツクの取付け姿勢の如何に拘ら
ず、エアーパージ作業の空気−ガス置換時点が正
確に判断できるものとなる。言い換えれば、空気
排出部がコツク本体1やガス配管に隠れて排出空
気がガスに置換した時点を確認できないような事
態が生じないものとなる。
又、通常は、操作軸は操作つまみやハンドルに
よつて閉塞されたものとなるから、空気排出回路
3の下流端を密閉する密閉手段がいたずら等によ
つて開放される不都合も生じない。
又、通常使用時には空気排出回路3の上流端が
コツク本体1の入口側11に連通することがない
から通常使用時に該空気排出回路3を介してガス
漏れする心配がない。
更に、操作軸21の上端部に検圧装置の接続ゴ
ム管を接続すれば、屋内配管完了後の最終のガス
漏れチエツクが可能となる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を第1図から第7図に基
いて説明する。
第1図〜第3図に示す第一実施例のものは、閉
子2の通過孔22とは別に空気排出回路3を形成
し、通常使用時における閉子2の回動域の範囲外
に閉子2を回動させたときに前記空気排出回路3
の上流端がコツク本体1内の流路と連通するよう
にしたものである。
このため、閉子2には、第1図に示すように、
通過孔22と直交方向に向く半径方向回路31
と、これに直交し且操作軸21の中心を貫通する
軸線方向回路32とから空気排出回路3を構成
し、前記半径方向回路31を通過孔22の上方に
位置させてある。そして、前記半径方向回路31
の上流端を閉子2の周面に開口させている。
また、前記通過孔22と半径方向回路31との
関係は第2図に示すような関係にあり、コツク本
体1の入口側11と出口側12とを通過孔22に
よつて連通させた状態では、第2図bの如く、半
径方向回路31の上流端はコツク本体1の閉子収
容部の内周面によつて閉塞されるべく、入口側1
1と出口側12の中間部に位置するようになつて
いる。
次に、閉子2の通常使用時における回動角度は
90度に設定されており、この回動角度規制のた
め、第3図の如く、操作軸21及び操作つまみ2
3と一体回動する回動板24に切欠部25を形成
し、この切欠部25にコツク本体1の上部側壁に
貫通螺合させたネジからなるストツパー13を対
偶させている。この結果、前記ストツパー13が
切欠部26の一方の端部に当接した状態が、第2
図のaに示すコツク開の状態で、ストツパー13
が他方の端部に当接した状態が、第1図に示すコ
ツク閉の状態となる。
尚、この実施例では上記ストツパー13が既述
技術的手段の項に記載の係合軸に対応し、更に、
回動板24の外周に開削形成した切欠部25の両
端壁が既述技術的手段の項に記載の被係合部材に
対応する。
前記ストツパー13をドライバー等の工具によ
つて回動させると、その先端部は上記切欠部25
に対して出没する。従つて、第1図の状態からこ
のストツパー13をコツク本体1の外側に移動す
るように回動させると、このストツパー13の先
端が回動板24の切欠部25から外れることとな
り、閉子2は360度の範囲で回動可能となる。
従つて、上記のようにストツパー13を緩め
て、第1図のコツク閉の位置から180回転させた
状態において、第2図bの如く、半径方向回路3
1が入口側11と連通することとなる。この状態
で、メータコツクを開放すると、既述のエアーパ
ージが可能となる。そして、このエアーパージ完
了後は、閉子2を通常使用位置に戻しストツパー
13を所定位置にまでネジ込むと、上記したよう
に、ストツパー13の先端が、切欠部25の形成
域内に突出することとなり、通常使用域において
は、半径方向回路31が入口側11及び出口側1
2とは連通しないこととなる。
尚、空気排出回路3の下流側の端部には、閉栓
用のボルト33が装着され、このボルト33の外
周部の気密がパツキンによつて確保されており、
操作つまみ23に形成した凹陥部26内に前記ボ
ルト33が突出する。従つて、エアーパージの際
には、前記凹陥部26を閉塞する表示用飾り板2
7を取外した状態として、前記ボルト33を取外
す。すると、凹陥部26の開放端から配管内の空
気が排出されることとなる。
エアーパージ終了後には、ボルト33によつて
半径方向回路31の下流端を密閉したあと、表示
用飾り板27を貼着すると、前記凹陥部26及び
ボルト33等が隠れてしまい、いたずら等による
取外しが防止できる。
次に、第4図〜第7図に示す第二実施例のもの
は、閉子2を全閉位置から開回動方向に対して逆
方向に微少角度回動させた状態で、空気排出回路
3の半径方向回路31が入口側11と連通するよ
うにしたものであり、通過孔22と半径方向回路
31との角度は、第6図に示すように閉子2の全
閉位置から空気排出位置までの回動角度を30度に
設定してある。
尚、閉子2の回動角度を規制するため、第7図
に示す回動板24と第4図・第5図に示すストツ
パー13との組み合せが採用されている。
前記ストツパー13は、コツク本体1の内方に
二段階に進出できるようにしてあり、このため、
コツク本体1の壁面に形成した貫通孔に一対のつ
ば部14,15が形成され、このうち内側のつば
部16に切欠16が形成され、他方のストツパー
13の軸部には、前記切欠16に丁度嵌入し得る
太さのピン17が半径方向に植設されている。ま
た、ストツパー13の外側の端部に形成した頭部
18とコツク本体1の壁面との間にはストツパー
13を復帰方向に付勢するバネ19が介装されて
いる。
さらに、回動板24には、第7図のように、上
記第一実施例の切欠部25の一側に続けて、この
切欠部25の切込深さよりも浅い延長切欠部28
が形成されており、前記ストツパー13が最進出
状態にあるときにはストツパー13の先端部は切
欠部25の範囲内に位置し、この最進出位置から
後退した位置では、ストツパー13の先端部は切
欠部25から外れて延長切欠部28の範囲内に位
置することとなる。
従つて、第4図のようにストツパー13のピン
17を切欠16に一致させると、このストツパー
13は一定範囲復帰して、このストツパー13の
先端部は延長切欠部28の形成域に対応し、閉子
2の全閉位置からさらに閉子2を同方向に回動さ
せて、ストツパー13の先端を延長切欠部28の
端部に当接させると、第6図bの如く、半径方向
回路31が入口側11と連通して、第1実施例と
同様に、ボルト33を取外した状態においてエア
ーパージが可能となる。このエアーパージ完了後
において、閉子2を全閉位置に復帰させ、ピン1
7を切欠16に一致させた状態で、このストツパ
ー13を一定ストローク押し込んで、ピン17を
切欠16からズラせると、この最進出状態に保持
されて、その先端部は切欠部25の範囲内に位置
する。すると、上記したように、閉子2は通常使
用域の90度の範囲(第6図aの全閉位置と、同図
二点鎖線の全開位置の範囲)で回動することとな
る。
この第二実施例の場合には、通常使用域から、
空気排出位置への回動範囲が少く、エアーパージ
の作業性がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例の断面図、第2図
はこの実施例のコツク本体1と閉子2との関係
図、第3図はこの実施例の回動板24の斜視図、
第4図は第二実施例のストツパー13と回動板2
4との関係図、第5図はX−X断面図、第6図は
第二実施例の場合のコツク本体1と閉子2との関
係図、第7図はこの実施例の回動板24の平面図
であり、図中、 1……コツク本体、11……入口側、2……閉
子、21……操作軸、3……空気排出回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガスコツクに空気排出回路3を具備させ、この
    空気排出回路3の開放端を閉鎖手段によつて密閉
    するようにしたエアーパージ装置付きのガスコツ
    クにおいて、コツク本体1に収容する閉子2に空
    気排出回路3を形成し、この空気排出回路3の下
    流端を操作軸21の先端部に開口させると共に上
    流端を閉子2の側壁に開口させ、コツク本体1の
    外側壁からその内部に形成された操作軸の包囲空
    間に貫通する進退可能な係合軸を設け、該係合軸
    の挿入先端部を隔てて閉子回動方向に対向し且つ
    該閉子2と一体回動する一対の被係合部材を設
    け、これら一対の被係合部材とその間に位置する
    上記係合軸で通常使用時における閉子2の回動範
    囲を設定すると共に通常使用時における回動範囲
    外に閉子2を回動させたときに上記空気排出回路
    3の上流端がコツク本体1の入口側11に連通す
    るようにしたエアーパージ装置付ガスコツク。
JP1987174116U 1987-11-13 1987-11-13 Expired - Lifetime JPH0527744Y2 (ja)

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JP1987174116U JPH0527744Y2 (ja) 1987-11-13 1987-11-13

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Publication Number Publication Date
JPH0177172U JPH0177172U (ja) 1989-05-24
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5353032A (en) * 1976-10-25 1978-05-15 Toshiharu Ogawa Gas cock equipped with gas pressure measuring mechanism

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5353032A (en) * 1976-10-25 1978-05-15 Toshiharu Ogawa Gas cock equipped with gas pressure measuring mechanism

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JPH0177172U (ja) 1989-05-24

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