JPH05277426A - 塗装用金属板の搬送装置 - Google Patents

塗装用金属板の搬送装置

Info

Publication number
JPH05277426A
JPH05277426A JP4079787A JP7978792A JPH05277426A JP H05277426 A JPH05277426 A JP H05277426A JP 4079787 A JP4079787 A JP 4079787A JP 7978792 A JP7978792 A JP 7978792A JP H05277426 A JPH05277426 A JP H05277426A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal plate
coating
painting
positioning members
positioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4079787A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Hasunuma
茂男 蓮沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP4079787A priority Critical patent/JPH05277426A/ja
Publication of JPH05277426A publication Critical patent/JPH05277426A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】金属板の少なくとも下面の塗装に際し、金属板
を浮遊状態で搬送しながら塗装できる塗装用金属板の搬
送装置を提供する。 【構成】金属板1の少なくとも下面を塗装する塗装ライ
ン上のテーブル面に対向して配され、かつ金属板1の周
囲を取り囲んで配された金属板の位置決め手段6と、こ
の位置決め手段6とともに金属板1をテーブル5上にお
いて移送する移送手段と、金属板1の塗装に際しテーブ
ル5の下方から金属板1の下面に向けて圧空を吹き付
け、金属板の浮遊状態を保つ圧空供給手段14と、位置
決め手段6のテーブル5面および金属板1に対するシー
ル手段とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗装用金属板の搬送装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鋼板の一次防錆の目的で、鋼板を
ショットブラスト後、両面にプライマー塗装を行って出
荷するケースが増加している。従来、鋼板の両面プライ
マー塗装を行う場合、図13に示すように、鋼板1を搬
送ロール30,30…にて搬送しながら、上面スプレー
2および下面スプレー3により塗装を行い、その後乾燥
炉4を通して熱風乾燥を行っている。
【0003】ところが、この方法を用いた場合、鋼板の
上面側については問題ないが、下面側については、塗料
をスプレーした直後に、鋼板1の下面と搬送ロール3
0,30…が接触するため、接触した塗面にダメージが
発生する。
【0004】この対策としては、乾燥後にダメージ部を
補修塗装する方法(先行法1)と、鋼板上面のみを塗装
し、その後鋼板を反転して再塗装する方法(先行法2)
とがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行法
1においては、補修塗装の手間がかかるとともに、見栄
えも悪い。また、先行法2では、塗装の仕上がりはよい
ものの、反転−再塗装の工程を経るため、作業能率が大
幅に低下する。
【0006】そこで、本発明の目的は、金属板の少なく
とも下面の塗装に際し、金属板を浮遊状態で搬送しなが
ら塗装し、良好な塗装金属板を得るとともに、作業能率
の向上を図ることができる塗装用金属板の搬送装置を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題は、金属板の少
なくとも下面を塗装する塗装ライン上のテーブル面に対
向して配され、かつ金属板の周囲を取り囲んで配された
金属板の位置決め手段と、この位置決め手段とともに金
属板をテーブル上において移送する移送手段と、金属板
の塗装に際し前記テーブルの下方から金属板の下面に向
けて圧空を吹き付け、金属板の浮遊状態を保つ圧空供給
手段と、前記位置決め手段のテーブル面および金属板に
対するシール手段とを備えたことで解決できる。
【0008】この場合、前記位置決め手段は、金属板の
両側に配され対向する側部をシールする1対のサイド位
置決め部材と金属板の前後端に配され対向する端部をシ
ールする1対の前後位置決め部材であり、前記各サイド
位置決め部材は、巾方向に離間巾をリンクにより拡縮可
能に連結され、前記前後位置決め部材は、少なくとも1
つが前後方向に各サイド位置決め部材に沿ってスライド
するように構成されているのが望ましい。
【0009】
【作用】本発明においては、金属板の少なくとも下面を
塗装する塗装ライン上のテーブル面に対向して配され、
かつ金属板の周囲を取り囲んで配された金属板の位置決
め手段と、この位置決め手段とともに金属板をテーブル
上において移送する移送手段と、金属板の塗装に際し前
記テーブルの下方から金属板の下面に向けて圧空を吹き
付け、金属板の浮遊状態を保つ圧空供給手段と、前記位
置決め手段のテーブル面および金属板に対するシール手
段とを備えたため、金属板を浮遊状態で搬送しながら塗
装できるので、従来のような搬送ロールとの接触による
塗面のダメージはなく、良好な塗装金属板を得ることが
できる。また、金属板の両面塗装の場合には、作業能率
の大幅な向上を図ることができる。
【0010】また、前記位置決め手段は、金属板の両側
に配され対向する側部をシールする1対のサイド位置決
め部材と金属板の前後端に配され対向する端部をシール
する1対の前後位置決め部材であり、前記各サイド位置
決め部材は、巾方向に離間巾をリンクにより拡縮可能に
連結され、前記前後位置決め部材は、少なくとも1つが
前後方向に各サイド位置決め部材に沿ってスライドする
ように構成されているため、サイズの異なる種々の金属
板に対応することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例によりさら
に具体的に説明する。図1は本発明の塗装用金属板の搬
送装置を示す概略図、図2は本発明に係る位置決め装置
を示す平面図である。
【0012】5は搬送テーブルで、たとえばプライマー
塗装用上面スプレー2および下面スプレー3間、さらに
は乾燥炉4に渡って設けられている。6は鋼板1の位置
決め装置で、テーブル5面上に配され、かつ鋼板1の周
囲を取り囲んで配されている。
【0013】この位置決め装置6は、図2〜図5に示す
ように、鋼板1の両側に配され対向する側部をシールす
る1対のサイド位置決め部材6a,6bと鋼板1の前後
端に配され対向する端部をシールする1対の前後位置決
め部材6c,6dにより構成されている。
【0014】サイド位置決め部材6a,6bは、巾方向
に離間巾をリンク7,7により拡縮可能に連結され、前
後位置決め部材6c,6dは、前後方向に各サイド位置
決め部材6a,6bに沿ってスライドするように構成さ
れており、図7および図8に示すように、鋼板1の巾・
長さの変化に対応できるようになっている。この場合、
リンク7,7は前後位置決め部材6c,6dのテーブル
5面に対するシール部材としての役割も果たす。なお、
本実施例においては、リンク7,7として1ヒンジ式の
ものを使用しているが、リンク数を増して複数ヒンジ式
のものを用いることで、前記サイド位置決め部材6a,
6bを大きな板巾変化にも対応させることができる。ま
た、リンク7,7に代えて図11に示すようなシール部
材7Aを並べてスライド式としてもよい。
【0015】鋼板1は位置決め装置6と共に搬送テーブ
ル5上面を移送される。この移送手段の例としては、図
6に示すように、サイド位置決め部材6aの側面に、本
発明にいう移送手段の一部を構成するモータ8が取り付
けられ、その出力がピニオン9を回転させ、テーブル5
上に移送方向に固定されたラック10に噛合させたもの
となっている。この移送手段により、スライド式レール
11に沿って位置決め装置6が鋼板1をテーブル5上に
沿って移送される。
【0016】サイド位置決め部材6a,6bと鋼板1お
よびテーブル5面との接触面、前後位置決め部材6c,
6dと鋼板1およびリンク7,7との接触面、さらには
リンク7,7とテーブル5面との接触面には、気密を保
持するシール材12,12…が配設されている。なお、
シール材12,12…としては、紐状のもののほか、サ
イド位置決め部材6aを例に採れば、図9または図10
に示すように、サイド位置決め部材6aの側面にゴムや
樹脂等の弾性体13を板状にまたは間欠的に配設するこ
とができる。
【0017】上記のような装置構成の下で、鋼板1のプ
ライマーなどの両面塗装に際し、図1に示すように、圧
空供給チャンバー装置14によりテーブル5の下方から
鋼板1の下面に向けて圧空を吹き付けることにより、鋼
板1の浮上状態を保ちつつ搬送しながら塗装することが
でのる。なお、塗装開始時における気密保持の観点か
ら、および乾燥炉4へ移行するときにおける位置決め装
置6の落下防止点から、図12に示すように、スライド
式シャッター15等を用いて塗装開始時のみ瞬間的にシ
ールするのが望ましい。
【0018】鋼板1の浮遊状態を保つために必要とされ
る空気圧は、鋼板の厚さを100mm とした場合、鉄の密度
7.85(g/cm3) より、7.85×10≒80(g/cm2) ≒0.08気圧で
ある。他の板厚についても表1に示す。したがって、空
気圧としてさほど高いことが必要とされないので、気密
性などの点でも問題がない。
【0019】
【表1】
【0020】なお、本実施例では、図5に示すように、
鋼板1の先後端部の僅かな部分はシールのため塗装でき
ないことになるが、この部分の塗装は必ずしも要求され
るものではなく、また仮に要求されるとしても追加塗装
は極めて容易である。
【0021】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、金属板の
少なくとも下面を塗装するに際し、金属板を浮遊状態に
て塗装しながら搬送できるので、従来のような搬送ロー
ルとの接触による塗面のダメージはなく、良好な塗装金
属板を得ることができる。また、金属板の両面塗装の場
合には、作業能率の大幅な向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗装用金属板の搬送装置を示す概略図
である。
【図2】本発明に係る位置決め装置を示す平面図であ
る。
【図3】A−A’線断面図である。
【図4】B−B’線断面図である。
【図5】C−C’線断面図である。
【図6】本発明に係る移送手段を付加した場合の状態を
示すA−A’線断面図である。
【図7】サイド位置決め部材の離間巾の拡縮状態を示す
平面図である。
【図8】前後位置決め部材の離間巾の拡縮状態を示す平
面図である。
【図9】本発明に係るシール手段の例を示す斜視図であ
る。
【図10】本発明に係るシール手段の例を示す斜視図で
ある。
【図11】本発明に係るリンクの変形例を示す平面図で
ある。
【図12】塗装開始時における気密保持方法を説明する
図である。
【図13】従来の両面塗装法を説明する図である。
【符号の説明】 1…鋼板、2…上面スプレー、3…下面スプレー、4…
乾燥炉、5…テーブル、6…位置決め装置、7…リン
ク、12…シール材、14…圧空供給装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属板の少なくとも下面を塗装する塗装ラ
    イン上のテーブル面に対向して配され、かつ金属板の周
    囲を取り囲んで配された金属板の位置決め手段と、この
    位置決め手段とともに金属板をテーブル上において移送
    する移送手段と、金属板の塗装に際し前記テーブルの下
    方から金属板の下面に向けて圧空を吹き付け、金属板の
    浮遊状態を保つ圧空供給手段と、前記位置決め手段のテ
    ーブル面および金属板に対するシール手段とを備えたこ
    とを特徴とする塗装用金属板の搬送装置。
  2. 【請求項2】前記位置決め手段は、金属板の両側に配さ
    れ対向する側部をシールする1対のサイド位置決め部材
    と金属板の前後端に配され対向する端部をシールする1
    対の前後位置決め部材であり、前記各サイド位置決め部
    材は、巾方向に離間巾をリンクにより拡縮可能に連結さ
    れ、前記前後位置決め部材は、少なくとも1つが前後方
    向に各サイド位置決め部材に沿ってスライドするように
    構成されている請求項1記載の塗装用金属板の搬送装
    置。
JP4079787A 1992-04-01 1992-04-01 塗装用金属板の搬送装置 Pending JPH05277426A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4079787A JPH05277426A (ja) 1992-04-01 1992-04-01 塗装用金属板の搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4079787A JPH05277426A (ja) 1992-04-01 1992-04-01 塗装用金属板の搬送装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05277426A true JPH05277426A (ja) 1993-10-26

Family

ID=13699928

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4079787A Pending JPH05277426A (ja) 1992-04-01 1992-04-01 塗装用金属板の搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05277426A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4705877B2 (ja) 上塗り塗装設備及びそれを用いた塗装方法
US5686145A (en) Method of forming a protective film on a coated surface and apparatus for carrying out the same
JPS58131161A (ja) 静電塗装用取り付け具
JPH05277426A (ja) 塗装用金属板の搬送装置
JPH03242255A (ja) 中空加工物の塗装装置
JP4461922B2 (ja) スプレー塗装システムおよびマスキング冶具
JP2004149134A (ja) ラベルの貼付方法及びラベルの貼付装置
US4615296A (en) Continuous coating system for discrete articles
JPH03114563A (ja) 管体外面防錆塗装設備
JPH06211337A (ja) 移送物のドア自然開閉式搬送装置
US4663195A (en) Continuous coating process for discrete articles
JPH07267342A (ja) 板の搬送装置
JPH0534791Y2 (ja)
JPS5976570A (ja) 静電塗装方法及びその装置
KR950002868A (ko) 선체블록등의 도장방법
JP3355446B2 (ja) 静電粉体塗装方法及びその装置
JPS61136465A (ja) 部分塗装を施した合成樹脂製製品及びその製造方法
JPS58214372A (ja) 長尺成形材の連続塗装方法
JPH0335462Y2 (ja)
JPS5849470A (ja) 凹凸面の凸部塗装方法
JPH10100597A (ja) 曲面転写方法及び曲面転写装置
JP2559046B2 (ja) 塗装缶体の製造方法及び装置
KR970064728A (ko) 강관의 자동정전 도장장치
JPH09315095A (ja) 曲面転写方法及び曲面転写装置
JPS6138667A (ja) 鋼板の額縁塗装方法

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term