JPH05276002A - アナログスイッチ回路 - Google Patents
アナログスイッチ回路Info
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- JPH05276002A JPH05276002A JP4070995A JP7099592A JPH05276002A JP H05276002 A JPH05276002 A JP H05276002A JP 4070995 A JP4070995 A JP 4070995A JP 7099592 A JP7099592 A JP 7099592A JP H05276002 A JPH05276002 A JP H05276002A
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- Japan
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- channel transistor
- control signal
- channel
- turned
- vdd
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 基板電位を入力信号の電位と等しくすること
によって、基板効果を防止したアナログスイッチにおい
て、スイッチング時のノイズ発生を防止する。 【構成】 図1に示す構成のレベルシフト回路(9)を
具備することによって、コントロール信号φBおよびコ
ントロール信号φCとコントロール信号φDとの重なりを
防止することによって、アナログスイッチ(7)(8)
とNチャンネルトランジスタQ9が同時にオン状態とな
るのを防止する。
によって、基板効果を防止したアナログスイッチにおい
て、スイッチング時のノイズ発生を防止する。 【構成】 図1に示す構成のレベルシフト回路(9)を
具備することによって、コントロール信号φBおよびコ
ントロール信号φCとコントロール信号φDとの重なりを
防止することによって、アナログスイッチ(7)(8)
とNチャンネルトランジスタQ9が同時にオン状態とな
るのを防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログスイッチ回路
に関し、特に切り換えノイズの発生を防止したアナログ
スイッチ回路に関する。
に関し、特に切り換えノイズの発生を防止したアナログ
スイッチ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にアナログスイッチ回路は、外部回
路と半導体集積回路のインターフェイス部分に設けら
れ、外部回路から入力されるアナログ信号をコントロー
ル信号によってオン・オフするための回路である。しか
し、オーディオ系のアナログ信号にあっては、オーディ
オ信号の電源系と半導体集積回路の電源系が異なるの
で、このままでは入力することができない。そこで、半
導体集積回路の内部でコントロール信号の電源系をオー
ディオ信号の電源系と等しくなるようにレベルシフトす
ることによって、オーディオ信号をアナログスイッチ回
路を介して内部回路に伝達できるようにしている。
路と半導体集積回路のインターフェイス部分に設けら
れ、外部回路から入力されるアナログ信号をコントロー
ル信号によってオン・オフするための回路である。しか
し、オーディオ系のアナログ信号にあっては、オーディ
オ信号の電源系と半導体集積回路の電源系が異なるの
で、このままでは入力することができない。そこで、半
導体集積回路の内部でコントロール信号の電源系をオー
ディオ信号の電源系と等しくなるようにレベルシフトす
ることによって、オーディオ信号をアナログスイッチ回
路を介して内部回路に伝達できるようにしている。
【0003】図3は、この種のアナログスイッチ回路の
従来例を示す回路図である。図において、(1)は入力
端子、(2)は出力端子である。(3)はレベルシフト
回路であり、入力されたコントロール信号φAを基にし
て、互いに逆位相となリ且つレベルシフトしたコントロ
ール信号φBおよびコントロール信号φCを作成してい
る。このレベルシフト回路(3)は、次のように構成さ
れている。なお、以下の説明において、Vddは電源電
位、VssおよびVeeは異なる接地電位を表すものと
する(例えば、Vdd:+20V,Vss:0V,Ve
e:−20V)。PチャンネルトランジスタQ1,Q2の
ソースはVddに接続され、Pチャンネルトランジスタ
Q1のゲートにはコントロール信号φAが、Pチャンネル
トランジスタQ2のゲートには、インバータ(4)によ
って反転されたコントロール信号*φAが接続されてい
る。PチャンネルトランジスタQ1,Q2のドレインはそ
れぞれNチャンネルトランジスタQ3,Q4を介してVe
eに接続されている。NチャンネルトランジスタQ3,
Q4のゲートはそれぞれPチャンネルトランジスタQ1,
Q2のドレインとクロス接続されている。そしてPチャ
ンネルトランジスタQ1のドレインは、インバータ
(5)の入力に接続され、インバータ(5)の出力はイ
ンバータ(6)の入力に接続されている。このインバー
タ(5)の出力からコントロール信号φBが、インバー
タ(6)の出力からコントロール信号φCがそれぞれ取
り出されている。
従来例を示す回路図である。図において、(1)は入力
端子、(2)は出力端子である。(3)はレベルシフト
回路であり、入力されたコントロール信号φAを基にし
て、互いに逆位相となリ且つレベルシフトしたコントロ
ール信号φBおよびコントロール信号φCを作成してい
る。このレベルシフト回路(3)は、次のように構成さ
れている。なお、以下の説明において、Vddは電源電
位、VssおよびVeeは異なる接地電位を表すものと
する(例えば、Vdd:+20V,Vss:0V,Ve
e:−20V)。PチャンネルトランジスタQ1,Q2の
ソースはVddに接続され、Pチャンネルトランジスタ
Q1のゲートにはコントロール信号φAが、Pチャンネル
トランジスタQ2のゲートには、インバータ(4)によ
って反転されたコントロール信号*φAが接続されてい
る。PチャンネルトランジスタQ1,Q2のドレインはそ
れぞれNチャンネルトランジスタQ3,Q4を介してVe
eに接続されている。NチャンネルトランジスタQ3,
Q4のゲートはそれぞれPチャンネルトランジスタQ1,
Q2のドレインとクロス接続されている。そしてPチャ
ンネルトランジスタQ1のドレインは、インバータ
(5)の入力に接続され、インバータ(5)の出力はイ
ンバータ(6)の入力に接続されている。このインバー
タ(5)の出力からコントロール信号φBが、インバー
タ(6)の出力からコントロール信号φCがそれぞれ取
り出されている。
【0004】ここで、インバータ(4)はVddとVs
s間に形成したCMOSインバータであり、インバータ
(5)およびインバータ(6)はVddとVee間に形
成したCMOSインバータである。(7)は、第一のア
ナログスイッチであり、アナログスイッチ回路の本体と
なるものである。この第一のアナログスイッチ(7)
は、PチャンネルトランジスタQ5とNチャンネルトラ
ンジスタQ6のソースおよびドレインを、入力端子(1
および出力端子(2)に共通接続し、さらにそれらのゲ
ートをそれぞれコントロール信号φBとコントロール信
号φCとに接続して構成されている。
s間に形成したCMOSインバータであり、インバータ
(5)およびインバータ(6)はVddとVee間に形
成したCMOSインバータである。(7)は、第一のア
ナログスイッチであり、アナログスイッチ回路の本体と
なるものである。この第一のアナログスイッチ(7)
は、PチャンネルトランジスタQ5とNチャンネルトラ
ンジスタQ6のソースおよびドレインを、入力端子(1
および出力端子(2)に共通接続し、さらにそれらのゲ
ートをそれぞれコントロール信号φBとコントロール信
号φCとに接続して構成されている。
【0005】(8)は、第二のアナログスイッチ回路で
あり、第一のアナログスイッチ(7のNチャンネルトラ
ンジスタQ6のバックゲートバイアス効果を除去するた
めのものである。この第二のアナログスイッチ(8)
は、PチャンネルトランジスタQ7とNチャンネルトラ
ンジスタQ8のソースおよびドレインを入力端子(1)
およびNチャンネルトランジスタQ6の基板に共通接続
し、さらにそれらのゲートをそれぞれコントロール信号
φBとコントロール信号φCと接続して構成されている。
あり、第一のアナログスイッチ(7のNチャンネルトラ
ンジスタQ6のバックゲートバイアス効果を除去するた
めのものである。この第二のアナログスイッチ(8)
は、PチャンネルトランジスタQ7とNチャンネルトラ
ンジスタQ8のソースおよびドレインを入力端子(1)
およびNチャンネルトランジスタQ6の基板に共通接続
し、さらにそれらのゲートをそれぞれコントロール信号
φBとコントロール信号φCと接続して構成されている。
【0006】Q9は、第一のアナログスイッチ(7)の
NチャンネルトランジスタQ6の基板(P型ウエル)を
Veeにバイアスするためのものである。このNチャン
ネルトランジスタQ9のドレインはNチャンネルトラン
ジスタQ6の基板に接続され、ソースはVeeに接続さ
れ、ゲートにはコントロール信号φBが接続されてい
る。なお、PチャンネルトランジスタQ5,Q7の基板
(N型ウエル)はVddに接続され、Nチャンネルトラ
ンジスタQ8,Q9の基板(P型ウエル)はVeeに接続
されている。
NチャンネルトランジスタQ6の基板(P型ウエル)を
Veeにバイアスするためのものである。このNチャン
ネルトランジスタQ9のドレインはNチャンネルトラン
ジスタQ6の基板に接続され、ソースはVeeに接続さ
れ、ゲートにはコントロール信号φBが接続されてい
る。なお、PチャンネルトランジスタQ5,Q7の基板
(N型ウエル)はVddに接続され、Nチャンネルトラ
ンジスタQ8,Q9の基板(P型ウエル)はVeeに接続
されている。
【0007】次に、上述した従来の回路の動作を図3お
よび図4を参照して説明する。図4は、図3に示した回
路の動作タイミング図である。まずコントロール信号φ
AがVssからVddに立ち上がると、レベルシフト回
路(3)によって、コントロール信号φBがVddから
Veeに立ち下がり、これを受けてコントロール信号φ
CがVeeからVddに立ち上がる。これらに基いて、
第一のアナログスイッチ(7)および第二のアナログス
イッチ(8)はオンし、一方Nチャンネルトランジスタ
Q9はオフする。これにより、入力端子(1)に印加さ
れたVdd/Vee電源系のアナログ信号は、第一のア
ナログスイッチ(7)を介して出力端子(2)に伝達さ
れる。この時、第二のアナログスイッチ(8)によって
第一のアナログスイッチ(7)のNチャンネルトランジ
スタQ2の基板を入力端子(1)の電位と等しくなるよ
うにバイアスしているので、バックゲートバイアス効果
を除去し第一のアナログスイッチ(7)の伝達特性を向
上できる。
よび図4を参照して説明する。図4は、図3に示した回
路の動作タイミング図である。まずコントロール信号φ
AがVssからVddに立ち上がると、レベルシフト回
路(3)によって、コントロール信号φBがVddから
Veeに立ち下がり、これを受けてコントロール信号φ
CがVeeからVddに立ち上がる。これらに基いて、
第一のアナログスイッチ(7)および第二のアナログス
イッチ(8)はオンし、一方Nチャンネルトランジスタ
Q9はオフする。これにより、入力端子(1)に印加さ
れたVdd/Vee電源系のアナログ信号は、第一のア
ナログスイッチ(7)を介して出力端子(2)に伝達さ
れる。この時、第二のアナログスイッチ(8)によって
第一のアナログスイッチ(7)のNチャンネルトランジ
スタQ2の基板を入力端子(1)の電位と等しくなるよ
うにバイアスしているので、バックゲートバイアス効果
を除去し第一のアナログスイッチ(7)の伝達特性を向
上できる。
【0008】この後、コントロール信号φAがVssに
立ち下がると、コントロール信号φBがVddに立ち上
がり、これを受けてコントロール信号φCがVeeに立
ち下がる。これらに基いて、第二のアナログスイッチ
(8)はオフし、一方NチャンネルトランジスタQ9は
オンする。これにより、第一のアナログスイッチ(7)
のNチャンネルトランジスタQ6の基板はVeeにバイ
アスされるので、第一のアナログスイッチ(7)はオフ
し、入力端子(1)に印加されたVdd/Vee電源系
のアナログ信号は出力端子(2)に伝達されないように
なる。
立ち下がると、コントロール信号φBがVddに立ち上
がり、これを受けてコントロール信号φCがVeeに立
ち下がる。これらに基いて、第二のアナログスイッチ
(8)はオフし、一方NチャンネルトランジスタQ9は
オンする。これにより、第一のアナログスイッチ(7)
のNチャンネルトランジスタQ6の基板はVeeにバイ
アスされるので、第一のアナログスイッチ(7)はオフ
し、入力端子(1)に印加されたVdd/Vee電源系
のアナログ信号は出力端子(2)に伝達されないように
なる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のアナログスイッチ回路の構成では図4に示される
ように、そのスイッチング時においてコントロール信号
φBとコントロール信号φCとの重なりが発生し、第一、
第二のアナログスイッチ(7),(8)とNチャンネル
トランジスタQ9とが同時にオンするタイミングが発生
する。このため、第一のアナログスイッチ(7)の入力
端子(1)および出力端子(2)がVeeに引かれるこ
とによる切り換えノイズが発生するという問題があっ
た。
従来のアナログスイッチ回路の構成では図4に示される
ように、そのスイッチング時においてコントロール信号
φBとコントロール信号φCとの重なりが発生し、第一、
第二のアナログスイッチ(7),(8)とNチャンネル
トランジスタQ9とが同時にオンするタイミングが発生
する。このため、第一のアナログスイッチ(7)の入力
端子(1)および出力端子(2)がVeeに引かれるこ
とによる切り換えノイズが発生するという問題があっ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した問題点
に鑑みて為され、図1に示されたレベルシフト回路
(9)の構成によって、コントロール信号φB およびコ
ントロール信号φCとコントロール信号φD間との重なり
が発生しないようにしたことを特徴とする。
に鑑みて為され、図1に示されたレベルシフト回路
(9)の構成によって、コントロール信号φB およびコ
ントロール信号φCとコントロール信号φD間との重なり
が発生しないようにしたことを特徴とする。
【0011】
【作用】上述の手段によれば、レベルシフト回路(9)
によってコントロール信号φBおよびコントロール信号
φCとコントロール信号φD間との重なりが完全に防止さ
れる。これにより、第一、第二のアナログスイッチ
(7),(8)とNチャンネルトランジスタQ9とが同時
にオンするタイミングがなくなるので、切り換えノイズ
の発生を防止できる。
によってコントロール信号φBおよびコントロール信号
φCとコントロール信号φD間との重なりが完全に防止さ
れる。これにより、第一、第二のアナログスイッチ
(7),(8)とNチャンネルトランジスタQ9とが同時
にオンするタイミングがなくなるので、切り換えノイズ
の発生を防止できる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は、本発明の実施例に係るアナログスイッチ
回路の回路図である。従来例と本発明の異なる点は、レ
ベルシフト回路(9)の構成にある。このレベルシフト
回路(9)は、以下のように構成されている。
する。図1は、本発明の実施例に係るアナログスイッチ
回路の回路図である。従来例と本発明の異なる点は、レ
ベルシフト回路(9)の構成にある。このレベルシフト
回路(9)は、以下のように構成されている。
【0013】PチャンネルトランジスタQ1,Q2のソー
スはVddに接続され、PチャンネルトランジスタQ1
のゲートにはコントロール信号φAが、Pチャンネルト
ランジスタQ2のゲートには、インバータ(10)によ
って反転されたコントロール信号*φAが接続されてい
る。PチャンネルトランジスタQ1,Q2のドレインはそ
れぞれNチャンネルトランジスタQ3,Q4を介してVe
eに接続されている。PチャンネルトランジスタQ1と
NチャンネルトランジスタQ3との接続点は2つのイン
バータ(11),(12)を介して、Nチャンネルトラ
ンジスタQ4のゲートに接続されている。同様に、Pチ
ャンネルトランジスタQ2とNチャンネルトランジスタ
Q4との接続点は2つのインバ−タ(13),(14)を
介して、NチャンネルトランジスタQ3のゲートに接続
されている。
スはVddに接続され、PチャンネルトランジスタQ1
のゲートにはコントロール信号φAが、Pチャンネルト
ランジスタQ2のゲートには、インバータ(10)によ
って反転されたコントロール信号*φAが接続されてい
る。PチャンネルトランジスタQ1,Q2のドレインはそ
れぞれNチャンネルトランジスタQ3,Q4を介してVe
eに接続されている。PチャンネルトランジスタQ1と
NチャンネルトランジスタQ3との接続点は2つのイン
バータ(11),(12)を介して、Nチャンネルトラ
ンジスタQ4のゲートに接続されている。同様に、Pチ
ャンネルトランジスタQ2とNチャンネルトランジスタ
Q4との接続点は2つのインバ−タ(13),(14)を
介して、NチャンネルトランジスタQ3のゲートに接続
されている。
【0014】そして、インバータ(11)の出力からは
コントロール信号φCが、インバータ(12)の出力か
らはコントロール信号φB が、インバータ(13)の出
力からはコントロール信号φDが、それぞれ取り出され
て ,る。さらに、コントロール信号φCは、Nチャンネ
ルトランジスタQ6,Q8のゲートに接続され、コントロ
ール信号φBは、NチャンネルトランジスタQ5,Q7の
ゲートに接続され、コントロール信号φDはQ9のゲート
に接続されている。
コントロール信号φCが、インバータ(12)の出力か
らはコントロール信号φB が、インバータ(13)の出
力からはコントロール信号φDが、それぞれ取り出され
て ,る。さらに、コントロール信号φCは、Nチャンネ
ルトランジスタQ6,Q8のゲートに接続され、コントロ
ール信号φBは、NチャンネルトランジスタQ5,Q7の
ゲートに接続され、コントロール信号φDはQ9のゲート
に接続されている。
【0015】次に、上述した本発明のアナログスイッチ
回路の動作を図1および図2を参照して説明する。図2
は、図1に示した回路の動作タイミング図である。 な
お、Vdd:+20V,Vss:0V,Vee:−20
Vの条件とし、入力端子(1にはVeeからVddの間
のアナログ信号が入力されるものとする。 コントロール信号φAがVssからVddに立ち上が
った場合の動作 インバータ(10)がVssに立ち下がるのを受けて、
PチャンネルトランジスタQ3がオンし、Pチャンネル
トランジスタQ2とNチャンネルトランジスタQ4との接
続点はVddに立ち上がる。これを受けて、コントロー
ル信号φDはVeeに立ち下がり、Nチャンネルトラン
ジスタQ9がオフする。そして、インバータ(14)の
出力はVddに立ち上がり、Nチャンネルトランジスタ
Q3がオンすることにより、Pチャンネルトランジスタ
Q1とNチャンネルトランジスタQ3との接続点はVee
に立ち下がる。これを受けてコントロール信号φCはV
ddに立ち上がリ、これを受けてコントロール信号φB
はVeeに立ち下がることにより、第一,第二のアナロ
グスイッチ(7),(8)がオンする。
回路の動作を図1および図2を参照して説明する。図2
は、図1に示した回路の動作タイミング図である。 な
お、Vdd:+20V,Vss:0V,Vee:−20
Vの条件とし、入力端子(1にはVeeからVddの間
のアナログ信号が入力されるものとする。 コントロール信号φAがVssからVddに立ち上が
った場合の動作 インバータ(10)がVssに立ち下がるのを受けて、
PチャンネルトランジスタQ3がオンし、Pチャンネル
トランジスタQ2とNチャンネルトランジスタQ4との接
続点はVddに立ち上がる。これを受けて、コントロー
ル信号φDはVeeに立ち下がり、Nチャンネルトラン
ジスタQ9がオフする。そして、インバータ(14)の
出力はVddに立ち上がり、Nチャンネルトランジスタ
Q3がオンすることにより、Pチャンネルトランジスタ
Q1とNチャンネルトランジスタQ3との接続点はVee
に立ち下がる。これを受けてコントロール信号φCはV
ddに立ち上がリ、これを受けてコントロール信号φB
はVeeに立ち下がることにより、第一,第二のアナロ
グスイッチ(7),(8)がオンする。
【0016】このように、レベルシフト回路(9)によ
れば、コントロール信号φBおよびコントロール信号φC
の変化は、常にコントロール信号φDの変化よりも遅れ
るので、NチャンネルトランジスタQ9がオフした後
に、第一,第二のアナログスイッチ(4)(5)がオン
するようになる。したがって、同時オンのタイミングが
発生することはなく、切り換えノイズを完全に除去でき
る。
れば、コントロール信号φBおよびコントロール信号φC
の変化は、常にコントロール信号φDの変化よりも遅れ
るので、NチャンネルトランジスタQ9がオフした後
に、第一,第二のアナログスイッチ(4)(5)がオン
するようになる。したがって、同時オンのタイミングが
発生することはなく、切り換えノイズを完全に除去でき
る。
【0017】コントロール信号φAがVddからVs
sに立ち下がった場合の動作 PチャンネルトランジスタQ1がオンし、Pチャンネル
トランジスタQ1とNチャンネルトランジスタQ3との接
続点はVddに立ち上がる。これを受けて、コントロー
ル信号φCはVeeに立ち下がり、コントロール信号φB
はVddに立ち上がることにより、第一,第二のアナロ
グスイッチ(7),(8)がオフする。そして、インバ
ータ(12)の出力はVddに立ち上がり、Nチャンネ
ルトランジスタQ3がオンすることにより、Pチャンネ
ルトランジスタQ1とNチャンネルトランジスタQ3との
接続点はVeeに立ち下がる。そして、これを受けてコ
ントロール信号φDが電源電位Vccに立ち上がって、
NチャンネルトランジスタQ9がオンし、第一のアナロ
グスイッチ(7)のNチャンネルトランジスタQ6の基
板(P型ウエル)がVeeにバイアスされる。
sに立ち下がった場合の動作 PチャンネルトランジスタQ1がオンし、Pチャンネル
トランジスタQ1とNチャンネルトランジスタQ3との接
続点はVddに立ち上がる。これを受けて、コントロー
ル信号φCはVeeに立ち下がり、コントロール信号φB
はVddに立ち上がることにより、第一,第二のアナロ
グスイッチ(7),(8)がオフする。そして、インバ
ータ(12)の出力はVddに立ち上がり、Nチャンネ
ルトランジスタQ3がオンすることにより、Pチャンネ
ルトランジスタQ1とNチャンネルトランジスタQ3との
接続点はVeeに立ち下がる。そして、これを受けてコ
ントロール信号φDが電源電位Vccに立ち上がって、
NチャンネルトランジスタQ9がオンし、第一のアナロ
グスイッチ(7)のNチャンネルトランジスタQ6の基
板(P型ウエル)がVeeにバイアスされる。
【0018】したがって、従来例のように、第一、第二
のアナログスイッチ(7),(8)とNチャンネルトラ
ンジスタQ9が同時にオンすることはないのでスイッチ
ングノイズが発生するおそれは全くない。
のアナログスイッチ(7),(8)とNチャンネルトラ
ンジスタQ9が同時にオンすることはないのでスイッチ
ングノイズが発生するおそれは全くない。
【0019】
【発明の効果】本発明のアナログスイッチ回路によれ
ば、レベルシフト回路(9)により、コントロール信号
φB およびコントロール信号φCとコントロール信号φD
間との重なりが発生しないようにしているので、第一、
第二のアナログスイッチ(7),(8)とNチャンネル
トランジスタQ9とが同時にオンするタイミングをなく
すことができる。これにより、切り換えノイズを完全に
除去したアナログスイッチ回路を提供することが可能と
なる。
ば、レベルシフト回路(9)により、コントロール信号
φB およびコントロール信号φCとコントロール信号φD
間との重なりが発生しないようにしているので、第一、
第二のアナログスイッチ(7),(8)とNチャンネル
トランジスタQ9とが同時にオンするタイミングをなく
すことができる。これにより、切り換えノイズを完全に
除去したアナログスイッチ回路を提供することが可能と
なる。
【0020】また、本発明は従来のレベルシフト回路
(3)の構成を利用し、これにインバータ(11)〜
(14)を追加するのみで、コントロール信号間の重な
りを防止したものであり、回路素子数の増加を最小限に
できるという利点も有している
(3)の構成を利用し、これにインバータ(11)〜
(14)を追加するのみで、コントロール信号間の重な
りを防止したものであり、回路素子数の増加を最小限に
できるという利点も有している
【図1】本発明の実施例に係るアナログスイッチ回路の
回路図である。
回路図である。
【図2】図1に示した回路の動作タイミング図である。
【図3】従来例に係るアナログスイッチ回路の回路図で
ある。
ある。
【図4】図3に示した回路の動作タイミング図である。
1 入力端子 2 出力端子 7 第一のアナログスイッチ 8 第二のアナログスイッチ 9 レベルシフト回路 10 Vdd/Vss電源系のインバータ 11〜14 Vdd/Vee電源系のインバータ
Claims (1)
- 【請求項1】 PチャンネルトランジスタQ5とNチャ
ンネルトランジスタQ6のソースおよびドレインをそれ
ぞれ入力端子(1)および出力端子(2)に共通接続し
た第一のアナログスイッチ(7)と、Pチャンネルトラ
ンジスタQ7とNチャンネルトランジスタQ8のソースお
よびドレインを入力端子(1)およびNチャンネルトラ
ンジスタQ6の基板に共通接続した第二のアナログスイ
ッチ(8)と、NチャンネルトランジスタQ6の基板と
接地電位Veeの間に接続されたNチャンネルトランジ
スタQ9と、前記第一、第二のアナログスイッチ(7)
(8)とトランジスタQ9のオン・オフを切り換えるた
めのレベルシフト回路(9)とを備えるアナログスイッ
チ回路において、 前記レベルシフト回路(9)は、Pチャンネルトランジ
スタQ1,Q2のソースをVddに接続し、Pチャンネル
トランジスタQ1のゲートにコントロール信号φAを接続
し、PチャンネルトランジスタQ2のゲートにはインバ
ータ(10)によって反転されたコントロール信号*φ
Aを接続し、PチャンネルトランジスタQ1,Q2のドレ
インをそれぞれNチャンネルトランジスタQ3,Q4を介
して接地電位Veeに接続し、Pチャンネルトランジス
タQ1とNチャンネルトランジスタQ3との接続点を2つ
のインバータ(11),(12)を介してNチャンネル
トランジスタQ4のゲートに接続し、Pチャンネルトラ
ンジスタQ2とNチャンネルトランジスタQ4との接続点
を2つのインバータ(13),(14)を介してNチャ
ンネルトランジスタQ3のゲートに接続することにより
構成され、前記インバータ(11)の出力がNチャンネ
ルトランジスタQ6,Q8のゲートに接続され、前記イン
バータ(12)の出力がPチャンネルトランジスタ
Q5,Q7のゲートに接続され、前記インバータ(13)
の出力がNチャンネルトランジスタQ9のゲートに接続
されていることを特徴とするアナログスイッチ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4070995A JPH05276002A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | アナログスイッチ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4070995A JPH05276002A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | アナログスイッチ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05276002A true JPH05276002A (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=13447649
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4070995A Pending JPH05276002A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | アナログスイッチ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05276002A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05327436A (ja) * | 1992-05-25 | 1993-12-10 | Toshiba Corp | アナログスイッチ |
JPH1041798A (ja) * | 1996-07-24 | 1998-02-13 | Denso Corp | アナログスイッチ回路 |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP4070995A patent/JPH05276002A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05327436A (ja) * | 1992-05-25 | 1993-12-10 | Toshiba Corp | アナログスイッチ |
JPH1041798A (ja) * | 1996-07-24 | 1998-02-13 | Denso Corp | アナログスイッチ回路 |
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