JPH05327436A - アナログスイッチ - Google Patents

アナログスイッチ

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JPH05327436A
JPH05327436A JP4132119A JP13211992A JPH05327436A JP H05327436 A JPH05327436 A JP H05327436A JP 4132119 A JP4132119 A JP 4132119A JP 13211992 A JP13211992 A JP 13211992A JP H05327436 A JPH05327436 A JP H05327436A
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JP
Japan
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input
potential
analog switch
transistor
output terminal
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JP4132119A
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Inventor
Takeshi Ono
健 小野
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】基板電位を供給し、その手段に起因する切り換
え雑音の生じないアナログスイッチを提供することを目
的とする。 【構成】P3並びにN4から成る第1のトランジスタ対
と、N4の基板電位供給手段であるP5並びにN6から
成る第2のトランジスタ対と、N4の基板電位供給手段
であるN7と、切り換え信号を制御するインバ−タ1
1、12、13からなるアナログスイッチのインバ−タ
11の回路しきい値は、インバ−タ13の回路しきい値
よりも高く設定する。 【効果】導通時には入出力電位に追従した電位を基板に
供給し、入出力電位の変化に伴う特性の劣化を抑え、さ
らに、非導通時には固定された電位を基板に供給し、入
出力端子間の干渉を抑え、そのうえ、切り換え時に切り
換え雑音の発生を抑えることの出来るアナログスイッチ
を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログスイッチに関
し、特に切り換え雑音の低減化に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術を[図7]を参照して説明す
る。
【0003】[図7]は、P型ウエル構造の従来のアナ
ログスイッチを示す回路図である。第1の入出力端子1
と第2の入出力端子2との間に、互いのドレインとソ−
スを接続したP型トランジスタ3(以下P3と称する。
以降、同様に他のトランジスタも導電型を表わすP、N
と符号の組み合わせにより称するものとする。)並びに
N4から成る第1のトランジスタ対が挿入されている。
さらに第1の入出力端子1には、互いのドレインとソ−
スを接続したP5並びにN6から成る第2のトランジス
タ対が接続され、このトランジスタ対の一方の端子はソ
−スを接地したN7のドレインとN4、N6の基板であ
るP型ウエルとに接続されている。このアナログスイッ
チは切り換え信号入力端子8から入力する切り換え信号
により導通、非導通が切り換えられる。切り換え信号
は、インバ−タ9により反転駆動され、P3、P5、N
7のゲ−トに接続されると共に、インバ−タ10に入力
し、インバ−タ10により再び反転駆動され、N4、N
6のゲ−トに接続される。なお、インバ−タは、一つだ
けでも論理的には動作するが、バッファとして挿入され
ている。また、インバ−タでなくとも反転論理回路であ
れば同様である。
【0004】次に、[図7]に示した従来のアナログス
イッチの動作を説明する。切り換え信号入力端子8から
入力する切り換え信号が高電源電位レベル(以下Hと称
する)であれば、アナログスイッチは導通し、低電源電
位レベル(以下Lと称する)であれば、アナログスイッ
チは非導通となる。導通状態の時は、第1の入出力端子
1と第2の入出力端子2との間は、第1のトランジスタ
対の持つ抵抗を介し接続される。この第1のトランジス
タ対の持つ抵抗は、第1の入出力端子1と第2の入出力
端子2とに印加される電位により異なった値となる。そ
の原因は、P3、N4それぞれのゲ−ト、ソ−ス間の電
位差(以下Vgsと称する)と基板、ソ−ス間の電位差
(以下Vbsと称する)とが、印加される電位に従って
変化することによりトランジスタの動作条件が変化する
ことである。しかし、アナログスイッチとしては、その
抵抗値は入力電位に係わらず一定値を持つことが望まし
い。そこで、第2のトランジスタ対により、N4の基板
であるP型ウエルに第1の入出力端子1の電位を印加し
ている。電位を適切に印加するため、N6自体の基板に
も同一の電位を印加している。ここで、N4とN6は、
同一の基板上に設けても良いし別々の基板上に設けても
良い。なお、ここでは触れないが同様に第2の入出力端
子2の電位も印加する方法もある。これにより少なくと
もVbsによるトランジスタのしきい値電圧(以下Vt
hと称する)の変化を抑えることができる。
【0005】一方、アナログスイッチが非導通であるな
らば、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間
では互いに干渉しないことが望ましい。しかし、第1の
トランジスタ対や信号の配線などに寄生容量があり、入
出力端子1、2間の干渉は避けられない。この干渉を抑
えるためには、寄生容量が小さくなれば良い。そこで、
非導通時には第1の入出力端子1の電位を印加していた
N4の基板であるP型ウエルにLを印加する。これは、
P型ウエルとN4のソ−ス若しくはドレインとの接合容
量を通じての干渉を防ぐためである。すなわち、このP
型ウエルに第1の入出力端子1の電位を印加していたと
すれば、第1の入出力端子1の電位に従ってP型ウエル
の電位も変化し、N4との接合容量を通じて第2の入出
力端子2に干渉してしまう。逆に、第2の入出力端子2
の電位が変化したときには、同様の経路により第1の入
出力端子1に干渉してしまう。P型ウエルの電位がLで
あれば、このウエルとN4との接合容量による干渉は抑
えられる。また、シ−ルド効果も期待できるため、他の
寄生容量による干渉も若干抑えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アナログスイッチでは、切り換え雑音が発生するという
問題がある。切り換え雑音には、トランジスタのミラ−
容量を通じてゲ−トからソ−ス、ドレインに影響するも
のやトランジスタのチャネルに保持されていた電荷が非
導通になる時にソ−ス、ドレインに均等に分配されない
ことによるものなどがある。これらは、切り換え信号の
立ち上がり、立ち下がり時間をできるだけ大きくするこ
とや、ダミ−トランジスタを設け、逆相の信号を印加す
ることにより雑音を打ち消すことにより対策されてい
る。
【0007】ここでは、切り換え雑音の内、基板電位を
供給する手段同士の干渉によるものを取り上げる。[図
7]に示した従来のアナログスイッチの切り換え信号立
ち下がり時の信号波形図を示した[図8]を参照し、こ
の切り換え雑音を説明する。なお、ここでは、第1の入
出力端子1を入力側、第2の入出力端子2を出力側とし
ている。すなわち、入力する信号は低いインピ−ダンス
を持ち、出力される信号はこのアナログスイッチのみに
駆動されるものとしている。また、切り換え雑音はここ
で示すもの以外は省略した。このアナログスイッチに入
力する切り換え信号は、前述した切り換え雑音を抑える
ため許容される範囲内でできるだけ時間を掛けて変化さ
せる。インバ−タ9、10に入力した切り換え信号は、
波形整形され、各々第1並びに第2トランジスタ対とN
7に入力する。ここで、N型トランジスタのVthはV
thNと表しすべてVbsが零であれば一律の値をとる
ものとする。また、同様にP型トランジスタのVthも
一律であるものとし、HからP型トランジスタのVth
だけ下がった電位をVthPと表す。インバ−タ9の出
力は、時刻t1になるとVthNを越え、インバ−タ1
0の出力が立ち下がり始めると共に、N7がオンする。
その時、第2のトランジスタ対は、N6のゲ−ト入力で
あるインバ−タ10の出力は立ち下がっているがVth
Nを越えておらず、P5のゲ−ト入力であるインバ−タ
9の出力は立ち上がっているがVthPを越えていない
ため導通しているままである。そのため、第1の入出力
端子1からの入力信号は、共に導通状態にある第2のト
ランジスタ対とN7とを通してLに引かれる。入力信号
がLに引かれると、第2のトランジスタ対と共に導通状
態にある第1のトランジスタ対により、出力信号もLに
引かれる。時刻t2になると、インバ−タ9、10の出
力は、それぞれVthP、VthNを越え、第1並びに
第2のトランジスタ対は非導通状態となる。実際は、第
1並びに第2のトランジスタ対の各トランジスタはVb
sの影響によりVthがシフトしているので時刻t2よ
り前の時点で非導通状態となる。すると、入力信号と出
力信号は、Lを供給するN7とは切り離されるため、こ
れ以上はLに引かれない。さらに時間が経つと、低いイ
ンピ−ダンスを持つ入力信号は元の電位に戻るが、ハイ
インピ−ダンス状態となる出力信号は雑音が乗ったまま
である。なお、切り換え信号の立ち上がり時にも同様に
切り換え雑音は生ずるが、立ち下がり時と異なり入出力
端子1、2の間が導通状態となるため、時間さえ掛けれ
ば元に戻ることができる。とはいえ、やはり雑音が生じ
ないほうが望ましい。上記したように従来のアナログス
イッチには基板電位を供給するために切り換え雑音が生
じてしまうという問題があった。そこで、本発明は上記
欠点を除去し、基板電位を供給し、切り換え雑音の生じ
ないアナログスイッチを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、ドレインが第1の入出力端子に
接続され、ソ−スが第2の入出力端子に接続され、切り
換え信号がゲ−トに接続された第1の導電型の第1のト
ランジスタと、このトランジスタのソ−ス、ドレインに
ドレイン、ソ−スが接続され前記切り換え信号とは反転
した信号がゲ−トに接続された第2の導電型の第2のト
ランジスタと、少なくとも一方のトランジスタの基板電
位を前記第1、第2のトランジスタが導通であるときに
は前記第1の入力端子若しくは第2の入力端子の電位に
印加する第1の基板電位供給手段と、前記基板電位を前
記第1、第2のトランジスタが非導通であるときには一
定の電位に印加する第2の基板電位供給手段と、前記第
1の基板電位供給手段と前記第2の基板電位供給手段と
を別々のタイミングで動作させるタイミング手段とを備
えたアナログスイッチを提供する。
【0009】さらに、本発明においては、前記タイミン
グ手段が前記第1の基板電位供給手段と前記第2の基板
電位供給手段とを駆動する回路同士の回路しきい値を異
なるものにしたことにより構成されるアナログスイッチ
を提供する。
【0010】
【作用】このように構成された本発明に係わるアナログ
スイッチにおいては、切り換え時に導通時の基板電位供
給手段と非導通時の基板電位供給手段とが重複して動作
しないため、切り換え雑音が生じない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を[図1]乃至[図
6]を参照して説明する。
【0012】[図1]は本発明の第1の実施例であるP
型ウエル構造のアナログスイッチを示す回路図である。
第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間に、互
いのドレインとソ−スを接続したP3並びにN4から成
る第1のトランジスタ対が挿入されている。さらに第1
の入出力端子1には、互いのドレインとソ−スを接続し
たP5並びにN6から成る第2のトランジスタ対が接続
され、このトランジスタ対の一方の端子はソ−スを接地
したN7のドレインとN4、N6の基板であるP型ウエ
ルとに接続されている。このアナログスイッチは切り換
え信号入力端子8から入力する切り換え信号により導
通、非導通が切り換えられる。切り換え信号は、インバ
−タ11により反転駆動され、P3、P5のゲ−トに接
続されると共に、インバ−タ12に入力し、インバ−タ
12により再び反転駆動され、N4、N6のゲ−トに接
続される。さらに、切り換え信号は、インバ−タ13に
より反転駆動され、N7のゲ−トに接続される。ここ
で、インバ−タ13の回路しきい値(以下Vth13と
称する)は、インバ−タ11の回路しきい値(以下Vt
h11と称する)よりも低く設定してある。
【0013】次に、この第1の実施例の動作を説明す
る。切り換え信号入力端子8から入力する切り換え信号
がHであれば、アナログスイッチは導通し、Lであれ
ば、アナログスイッチは非導通となる。導通状態の時
は、第1の入出力端子1と第2の入出力端子2との間
は、第1のトランジスタ対の持つ抵抗を介し接続され
る。さらに、VbsによるVthの変化を抑えるため、
第2のトランジスタ対により、N4の基板であるP型ウ
エルに第1の入出力端子1の電位を印加している。電位
を適切に印加するため、N6自体の基板にも同一の電位
を印加している。ここで、N4とN6は、同一の基板上
に設けても良いし別々の基板上に設けても良い。一方、
アナログスイッチが非導通であるならば、第1の入出力
端子1と第2の入出力端子2との間では互いに干渉しな
いことが望ましい。そこで、非導通時には第1の入出力
端子1の電位を印加していたN4の基板であるP型ウエ
ルにLを印加する。これらの導通時、非導通時の動作
は、従来技術のアナログスイッチと何等変わるところが
なく、同等の特性を得ることができる。
【0014】続いて、[図2]に示した本発明の第1の
実施例の切り換え信号立ち下がり時の信号波形図を参照
し、切り換え時の動作を説明する。なお、ここでは、従
来技術同様、第1の入出力端子1を入力側、第2の入出
力端子2を出力側とし、本発明の対象とする切り換え雑
音以外は省略した。切り換え信号が立ち下がると、Vt
h11はVth13より高いため、まず、インバ−タ1
1が動作し始め、その出力信号が立ち上がる。その波形
整形されたインバ−タ11の出力を受けるため、インバ
−タ12はそのVth12に係わらず動作し始め、その
出力信号は立ち下がる。時刻t1となると、インバ−タ
11、12の出力はそれぞれ完全にHもしくはLとな
り、これらの信号がそのゲ−トに入力する第1並びに第
2のトランジスタ対は非導通となる。一方、インバ−タ
13はそのVth13が低いため、切り換え信号がさら
に立ち下がり、時刻t2になってから動作し始め、その
出力信号が立ち上がる。インバ−タ13の出力信号をゲ
−トに入力するN7は、少なくともこの時刻t2以降に
なって始めて導通する。従って、時刻t1からt2の間
は、第2のトランジスタ対とN7の双方共に非導通であ
り、入力信号と出力信号はLに引かれることはない。す
なわち、基板電位の供給に起因する切り換え雑音は生じ
ない。なお、切り換え信号の立ち上がり時にも同様の動
作をするため、切り換え雑音は生じない。
【0015】本発明の第1の実施例の変形例の回路図を
[図3]に示す。第1の実施例との違いは、インバ−タ
12を省略し、切り換え信号を直接N3、N6のゲ−ト
に入力していることである。この回路でも、Vth11
とVth13の関係は変わらない。インバ−タ12が省
略されたので、N7と第1並びに第2のトランジスタ対
のN4、N6は、重複して導通する可能性がある。しか
し、素子が少なくなっているため、回路の面積の点で有
利となる。他にも、様々な変形例があり、例えばインバ
−タを他の反転論理回路に置き換えたもの、さらにイン
バ−タを追加したものなどであるが、ここでは図並びに
詳細な説明は省略する。
【0016】[図4]に本発明の第2の実施例であるP
型ウエル構造のアナログスイッチの回路図を示す。第1
の入出力端子1と第2の入出力端子2との間に、互いの
ドレインとソ−スを接続したP3並びにN4から成る第
1のトランジスタ対が挿入されている。さらに第1の入
出力端子1には、互いのドレインとソ−スを接続したP
5並びにN6から成る第2のトランジスタ対が接続さ
れ、このトランジスタ対の一方の端子はソ−スを接地し
たN7のドレインとN4、N6の基板であるP型ウエル
とに接続されている。このアナログスイッチは切り換え
信号入力端子8から入力する切り換え信号により導通、
非導通が切り換えられる。切り換え信号は遅延回路14
に入力し、その出力は切り換え信号と共にそれぞれ2入
力NAND15および2入力NOR16に入力する。2
入力NAND15の出力は、P3、P5のゲ−トに接続
されると共に、インバ−タ17に入力し、インバ−タ1
7により反転駆動され、N4、N6のゲ−トに接続され
る。2入力NOR16の出力は、N7のゲ−トに接続さ
れる。ここで、遅延回路14による信号の遅延時間は、
2入力NAND15、2入力NOR16及びインバ−タ
17による遅延時間より大きく設定してある。なお、こ
の遅延回路14の一具体例の回路図を[図5]に示し
た。四つのインバ−タ18、19、20、21と二つの
容量22、23よりなる回路であり、遅延回路としての
入力はインバ−タ18の入力であり、遅延回路としての
出力はインバ−タ21の出力である。
【0017】次に、この第2の実施例の動作を説明する
が、導通時、非導通時の動作は、第1の実施例と同様で
あるため省略する。[図6]に示した本発明の第2の実
施例の切り換え信号立ち下がり時の信号波形図を参照
し、切り換え時の動作を説明する。なお、ここでも、従
来技術同様、第1の入出力端子1を入力側、第2の入出
力端子2を出力側とし、本発明の対象とする切り換え雑
音以外は省略した。切り換え信号が立ち下がりVth1
5を越えてLに近づくと、2入力NAND15の出力は
Hに切り換わる。この信号が入力するインバ−タ17の
出力はLに切り換わるので、第1並びに第2のトランジ
スタ対は、少なくとも時刻t1には、非導通となる。一
方この時、遅延回路14により遅延された切り換え信号
が入力しているため、2入力NOR16の出力はLのま
まである。さらに時間が経ち、時刻t2となると遅延回
路14の出力も立ち下がるので、2入力NOR16の出
力はHになり、N7は少なくともこの時刻t2以降にな
って始めて導通する。従って、時刻t1からt2の間
は、第2のトランジスタ対とN7の双方共に非導通であ
り、入力信号と出力信号はLに引かれることはない。す
なわち、基板電位の供給に起因する切り換え雑音は生じ
ない。なお、切り換え信号の立ち上がり時にも同様の動
作をするため、切り換え雑音は生じない。
【0018】なお、本発明の第1並びに第2の実施例
は、[図7]に示した従来技術のアナログスイッチのみ
に使用されるものではない。また、第1の実施例並びに
第2の実施例として、P型ウエル構造のアナログスイッ
チを取り上げたが、N型ウエル構造であっても同様であ
る。また、CMOSアナログスイッチに限らず、NMO
Sアナログスイッチや、PMOSアナログスイッチであ
っても同様である。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
導通時には入出力電位に追従した電位を基板に供給し、
入出力電位の変化に伴う特性の劣化を抑え、さらに、非
導通時には固定された電位を基板に供給し、入出力端子
間の干渉を抑え、そのうえ、切り換え時に切り換え雑音
の発生を抑えることの出来るアナログスイッチを得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図
【図2】本発明の第1の実施例の動作を示す信号波形図
【図3】本発明の第1の実施例の変形例を示す回路図
【図4】本発明の第2の実施例を示す回路図
【図5】遅延回路の一具体例を示す回路図
【図6】本発明の第2の実施例の動作を示す信号波形図
【図7】従来技術のアナログスイッチを示す回路図
【図8】従来技術のアナログスイッチの動作を示す信号
波形図
【符号の説明】
1、2 入出力端子 3、5 P型トランジスタ 4、6、7 N型トランジスタ 8 切り換え信号入力端子 11、12、13 インバ−タ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレインが第1の入出力端子に接続さ
    れ、ソ−スが第2の入出力端子に接続され、切り換え信
    号がゲ−トに接続された第1の導電型の第1のトランジ
    スタと、このトランジスタのソ−ス、ドレインにドレイ
    ン、ソ−スが接続され前記切り換え信号とは反転した信
    号がゲ−トに接続された第2の導電型の第2のトランジ
    スタと、前記第1、第2のトランジスタが導通であると
    きには少なくとも一方のトランジスタの基板電位を前記
    第1の入力端子若しくは第2の入力端子の電位に印加す
    る第1の基板電位供給手段と、前記第1、第2のトラン
    ジスタが非導通であるときには前記基板電位を一定の電
    位に印加する第2の基板電位供給手段と、前記第1の基
    板電位供給手段と前記第2の基板電位供給手段とを別々
    のタイミングで動作させるタイミング手段とを具備する
    ことを特徴とするアナログスイッチ。
  2. 【請求項2】 前記タイミング手段が前記第1の基板電
    位供給手段と前記第2の基板電位供給手段とを駆動する
    回路同士の回路しきい値を異なるものにしたことにより
    構成されることを特徴とする請求項1記載のアナログス
    イッチ。
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