JPH0527459U - 流量比例制御弁 - Google Patents

流量比例制御弁

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JPH0527459U
JPH0527459U JP7543291U JP7543291U JPH0527459U JP H0527459 U JPH0527459 U JP H0527459U JP 7543291 U JP7543291 U JP 7543291U JP 7543291 U JP7543291 U JP 7543291U JP H0527459 U JPH0527459 U JP H0527459U
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JP
Japan
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valve
diaphragm valve
spring
diaphragm
flow rate
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Application number
JP7543291U
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English (en)
Inventor
浩一 北村
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ITO KOKI CO., LTD.
Original Assignee
ITO KOKI CO., LTD.
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小流量でも安定した制御ができるようにす
る。 【構成】 流路11中に弁座12とそれに対向するダイ
ヤフラム弁13とでダイヤフラム弁室14を構成し、ダ
イヤフラム弁開弁方向に付勢する第1バネ15と、ダイ
ヤフラム弁を閉弁方向に付勢する第2バネ16と、この
閉弁方向に付勢する第2バネの力を変化させるよう設け
た電磁駆動部17と、流体をダイヤフラム弁室に流入さ
せるよう設けた連通孔26とから成り、プランジャで直
接にダイヤフラム弁を開閉させないで、プランジャの上
下変動での流量変動が小さくなり、小流量時でも安定し
た制御ができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えばガス燃焼器具へのガス供給量を制御する流量比例制御弁に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の流量比例制御弁は、図4に示すように、電磁駆動部1を構成するコイル 2に通電すると、励磁電流量に比例してプランジャ3に上向きの力が加わる。 その結果上方に向けスライドするプランジャ3と一体のニードル弁4が同方向 にスライドして、弁座5が開放するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような構成によると、電磁駆動部の励磁により直接ニードルの弁を上下 にスライドさせるので、ニードル弁のわずかな上下で流量が変動し、特に小流量 制御時に安定した制御ができない。
【0004】 そこで、この考案の課題は、流量変動が小さくなって、小流量時でも安定した 制御ができるようにした流量比例制御弁を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この考案は流路中に弁座と、この弁座に対向す るダイヤフラム弁とで設けたダイヤフラム弁室と、前記ダイヤフラム弁を開弁方 向に付勢する第1バネと、上記ダイヤフラム弁を閉弁方向に付勢する第2バネと 、この閉弁方向に付勢する上記第2バネの力を変化させるよう設けた電磁駆動部 と、流体を上記ダイヤフラム弁室に流入させるよう設けた連通孔とから成る流量 比例制御弁を採用したものである。
【0006】
【作用】 電磁駆動部を構成するコイルに電流を流さないときは、ダイヤフラム弁を閉弁 方向に付勢するバネ荷重が開弁方向に付勢するバネ荷重に勝るため、ダイヤフラ ム弁が閉止している。
【0007】 コイルに電流を流すと、その電流量に比例してプランジャに弁座から離反する 方向の力が加わる。 その結果、バネ荷重でダイヤフラム弁を閉弁方向に付勢している荷重が減少す る。
【0008】 上記ダイヤフラム弁を閉弁方向に付勢する荷重は、コイルに流す電流量によっ て変化する。
【0009】 コイルに流す電流量を増加させて行き、ダイヤフラム弁を開弁方向に付勢する 荷重が、閉弁方向に付勢する荷重より勝ると、ダイヤフラム弁は開き、流体が流 出して行く。
【0010】
【実施例】
以下、この考案に係る実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0011】 図1及び図2に示すように、流路11中には、弁座12と、この弁座12に対 向するダイヤフラム弁13とで構成したダイヤフラム弁室14が設けられている 。
【0012】 また、ダイヤフラム弁13には、第1バネ15により開弁方向の押圧力が、第 2バネ16により閉弁方向の押圧力が付与されていると共に、電磁駆動部17へ の通電により第2バネ16の力を変化させるようになっている。 上記の電磁駆動部17は、図1及び図2に示すように、軸芯の通路18にスラ イド自在にプランジャ19を嵌挿したボビン20と、このボビン20に巻回した コイル21と、コイル21への通電により上記コイル21の回りにプランジャ1 9を介し磁路を形成するよう設けたベース板22及びフレーム23とで構成され ている。
【0013】 なお、図1に示すようにプランジャ19とダイヤフラム弁13との間にコイル スプリング24を介在させて、第2バネ16の押圧力をプランジャ19からコイ ルスプリング24をへてダイヤフラム弁13に伝えるようにしたが、図2に示す ようにプランジャ19から突出する突軸25の先端をダイヤフラム弁13に当接 させて行なうようにしてもよい。
【0014】 26は流体をダイヤフラム弁室14に流入させるよう設けた連通孔である。 上記の連通孔26は、図1及び図2に示すようにダイヤフラム弁13に設ける 場合と、弁箱27に設ける場合とがある。
【0015】 上記のように構成すると、電磁駆動部17のコイル21に通電しないときは、 ダイヤフラム弁13を閉弁方向に付勢する第2バネ16の荷重が開弁方向に付勢 する第1バネ15の荷重に勝るので、弁座12にダイヤフラム弁13が圧接(閉 止)している。
【0016】 コイル21に電流を流すと、その電流量に比例してプランジャ19に後退(図 1及び図2上昇方向に)方向の力が加わる。
【0017】 このプランジャ19の後退方向の力により第2バネ16の荷重でダイヤフラム 弁13を閉弁方向に付勢している荷重が減少する。
【0018】 上記ダイヤフラム弁13を閉弁方向に付勢する第2バネ16の荷重は、コイル 21に流す電流量に比例して変化する。
【0019】 コイル21に流す電流量を増加させて行き、ダイヤフラム弁13を開弁方向に 付勢する第1バネ15の荷重が、ダイヤフラム弁13を閉弁方向に付勢する第2 バネ16の荷重よりも勝ると、ダイヤフラム弁13は開き、流体が流出して行く 。
【0020】 このとき、ダイヤフラム弁13を開弁方向に付勢する第1バネ15の荷重と、 ダイヤフラム弁13を閉弁方向に付勢する第2バネ16の荷重との荷重差をWと し、弁座12の受圧面積がダイヤフラム弁13の受圧面積に比べて十分小さいと すると、下記の(1式)が成立し、連通孔26を通りダイヤフラム弁室14に流 入する流体量は、この(1式)に下記(数1)(2式)を代入すると、下記(数 2)に示す式となる。
【0021】 (P1 −P2 )・A=W P1 −P2 =W/A・・・・・(1式) P1 入口流体圧力 P2 ダイヤフラム弁室流体圧力 A ダイヤフラム弁受圧面積 W 荷重差
【0022】
【数1】
【0023】
【数2】
【0024】 これは、連通孔径とダイヤフラム弁受圧面積が一定ならば、ダイヤフラム弁室 に流入する流体流量は、ダイヤフラム弁を開閉弁方向に付勢する荷重差に比例す ることを表わしている。
【0025】 ダイヤフラム弁室に流入した流体は、弁座とダイヤフラム弁の間隙を通り、出 口側へと流出して行くが、仮にダイヤフラム弁室への流体流入量よりも、弁座と ダイヤフラム弁の間隙を通り流出する量が減ると、ダイヤフラム弁室の流体圧が 上昇して、ダイヤフラム弁を開弁方向に移動させて、弁座とダイヤフラム弁の空 隙を広くして流入量と同じ流出量になるように作動する。
【0026】 なお、上記構成した流量比例制御弁は、ガス燃焼器具へのガス供給量を制御す る以外に液体の流量比例制御にも使用することができる。
【0027】
【効果】
以上のように、この考案に係る流量比例制御弁によれば、プランジャで直接ダ イヤフラム弁を開閉させないようにしてあるので、プランジャの上下変動での流 量変動が小さくなり、小流量時でも安定した制御ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る流量比例制御弁の縦断正面図
【図2】他の実施例の流量比例制御弁を示す縦断正面図
【図3】連通孔の他の実施例を示す縦断正面図
【図4】従来品の縦断正面図
【符号の説明】
11 流路 12 弁座 13 ダイヤフラム弁 14 ダイヤフラム弁室 15 第1バネ 16 第2バネ 17 電磁駆動部 18 通路 19 プランジャ 20 ボビン 21 コイル 22 ベース板 23 フレーム 24 コイルスプリング 25 突軸 26 連通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流路中に弁座と、この弁座に対向するダ
    イヤフラム弁とで設けたダイヤフラム弁室と、前記ダイ
    ヤフラム弁を開弁方向に付勢する第1バネと、上記ダイ
    ヤフラム弁を閉弁方向に付勢する第2バネと、この閉弁
    方向に付勢する上記第2バネの力を変化させるよう設け
    た電磁駆動部と、流体を上記ダイヤフラム弁室に流入さ
    せるよう設けた連通孔とから成る流量比例制御弁。
JP7543291U 1991-09-19 1991-09-19 流量比例制御弁 Pending JPH0527459U (ja)

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JP7543291U JPH0527459U (ja) 1991-09-19 1991-09-19 流量比例制御弁

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JPH0527459U true JPH0527459U (ja) 1993-04-09

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ID=13576060

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JP7543291U Pending JPH0527459U (ja) 1991-09-19 1991-09-19 流量比例制御弁

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021508569A (ja) * 2017-12-29 2021-03-11 佛山市▲順▼▲徳▼区美的▲電▼▲熱▼▲電▼器制造有限公司Foshan Shunde Midea Electrical Heating Appliances Manufacturing Co., Ltd. 調理器具に用いる圧力開放装置及び調理器具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021508569A (ja) * 2017-12-29 2021-03-11 佛山市▲順▼▲徳▼区美的▲電▼▲熱▼▲電▼器制造有限公司Foshan Shunde Midea Electrical Heating Appliances Manufacturing Co., Ltd. 調理器具に用いる圧力開放装置及び調理器具

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