JPH06137455A - 流量比例制御弁 - Google Patents

流量比例制御弁

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JPH06137455A
JPH06137455A JP31601592A JP31601592A JPH06137455A JP H06137455 A JPH06137455 A JP H06137455A JP 31601592 A JP31601592 A JP 31601592A JP 31601592 A JP31601592 A JP 31601592A JP H06137455 A JPH06137455 A JP H06137455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
flow rate
plunger
control valve
hysteresis
Prior art date
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Pending
Application number
JP31601592A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Ido
賢治 井戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kane Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kane Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kane Kogyo Co Ltd filed Critical Kane Kogyo Co Ltd
Priority to JP31601592A priority Critical patent/JPH06137455A/ja
Publication of JPH06137455A publication Critical patent/JPH06137455A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁口を断続的に開口させる時間の調整によっ
て流量を調整すると共に平滑化し、ヒステリシスに与え
る要因を排除してヒステリシスを極めて良好と成し、且
つ製造コストを低減する。 【構成】 弁箱8の入口と出口とを連通する弁口を設
け、該弁口を開閉すべきコイルの中心軸上には、プラン
ジャーを遊挿状に上下動自在に配設し、該プランジャー
をスプリングの弾発力により弁口側に付勢すると共に弁
体を装着し、一方弁箱にはダイヤフラムによって密閉さ
れたダンパー室を設けて制御弁と成し、該制御弁をPW
M制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は製造コストおよびヒステ
リシスを低減する流量比例制御弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コイルaへの通電電流に比例して
弁口bの開口度を調整して流量を比例制御する流量制御
弁cとしては、コイルaの中心に設けるガイドパイプd
内に上下動自在にプランジャーeを配設し、該プランジ
ャーeの下端に、弁口bに二次側fよりスプリングgの
弾発力によって着離する弁体hを弁軸iを介して装着し
ている。
【0003】然しながら、この流量制御弁cは通電電流
に比例してプランジャーdを磁気効率良くリニアに上下
動させるため、ガイドパイプdとプランジャーeとのク
リアランスを極小に設定すると共に、スムーズなる摺動
を得るために両者にコーテイングを施さなければなら
ず、必然的に高い加工精度が要求されて加工コストが高
くなると共に、プランジャーeおよびパッキンj等の摺
動抵抗のバラツキにより大なるヒステリシスが発生し、
しかも弁体hを弁口b側へ付勢するスプリングgの弾発
力の変化や、プランジャーeの上下位置による磁気抵抗
の変化等のバランスを設計・製作上考慮しなければなら
ないため、これらがコストに多大に影響する欠点を有し
ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は弁口を断続的
に開口させる時間の調整によって流量を調整すると共に
平滑化し、ヒステリシスに与える要因を排除してヒステ
リシスを極めて良好と成し、又製造コストを低減する流
量比例制御弁を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づくプランジャー摺動個所の加工精度およびヒステリ
シス等の課題に鑑み、プランジャーを断続的にPWM制
御により上下動させて弁口の開閉を断続させてデジタル
的に制御すると共に、緩衝作用を与えて流量の出力特性
を平滑化させることを要旨とする流量比例制御弁を提供
して上記欠点を解消せんとしたものである。
【0006】そして、本発明の流量比例制御弁として
は、所定のデューティー・レシオのパルスを用いてPW
M制御して弁口を断続的に開閉させている。
【0007】即ち、流量比例制御弁は弁箱の入口と出口
とを連通する弁口を開閉すべきコイルの中心軸上には、
弁体を装着するプランジャーを遊挿状に上下動自在に配
設し、該プランジャーをスプリングの弾発力により弁口
側に付勢している。
【0008】一方、弁箱には圧力により変位するダイヤ
フラムによって密閉されたダンパー室を設け、該ダンパ
ー室と出口とを連通している。
【0009】
【作用】本発明にあっては、所定のデューティ・レシオ
のパルスを加えると、このパルス幅に応じた時間中、コ
イルが励磁され、これによって発生する電磁力によりプ
ランジャーが吸引上昇して弁体が弁口より離脱して開口
することにより、断続的に流量を調整すると共に、弁口
開口時の流体はダンパー室に流入することにより、該ダ
ンパー室の緩衝作用によって流量特性は平滑化される。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は本発明に係る流量比例制御弁であり、一次
側圧力室2と連通する入口3と、二次側圧力室4と連通
する出口5を形成すると共に、一次側圧力室2と二次側
圧力室4とを連通する弁口6を形成し、該弁口6と同軸
の上方にはソレノイド装着孔7を形成して弁箱8と成し
ている。
【0011】又、弁箱8の下方には底蓋9を装着し、該
底蓋9と弁箱8とによって空間室10を画成し、該空間室
10内には、周縁部位を弁箱8と底蓋9にて挾持固定され
た可撓性を有する材質から成るダイヤフラム11を配設
し、該ダイヤフラム11にて区割された空間室10の上方を
密閉されたダンパー室12と成し、該ダンパー室12と二次
側圧力室4とを連通する弁箱連通孔13を弁箱8に形成す
ると共に、区割された空間室10の下方の排気室14と成
し、該排気室14と外部とを連通する底蓋連通孔15を底蓋
9に形成している。
【0012】又、底蓋9とダイヤフラム11との間にはダ
ンパースプリング16を介装し、該ダンパースプリング16
の弾発力によってダイヤフラム11をダンパー室12側に付
勢している。
【0013】17は弁箱8のソレノイド装着孔7に装着す
るソレノイドであり、該ソレノイド17は円筒状に形成さ
れたボビン18に所定巻数にてコイル19を巻回し、該コイ
ル19の中心軸孔には、弁箱8のソレノイド装着孔7に挿
入される様にコイル19下端より突出させて円筒状の非磁
性材料からなるガイドパイプ20を装着すると共に、コイ
ル19の上下および側部を包囲する様に磁性材からなるヨ
ーク21を設けている。
【0014】又、ガイドパイプ20内の上方にはヨーク21
と磁気的に接続される磁性材からなるコア22を固定する
と共に、下端側に弁体23を装着する磁性材からなるプラ
ンジャー24を遊挿状に挿入して上下動自在に配設し、該
プランジャー24とコア22との間にはスプリング25を介装
し、該スプリング25の弾発力により弁体23を弁口6に着
座させる様に付勢している。
【0015】尚、図中26はコア22によるプランジャー24
の吸引時における衝撃を吸収するためのパット、27、27
a …はOリングである。
【0016】次に本発明に係る流量比例制御弁の作用に
ついて説明すると、パルス幅変調回路(図示せず)によ
るPWM制御によって作動させるものにして、かかるパ
ルス幅変調回路からの所定のデューティ・レシオ(比)
のパルスを流量比例制御弁1に加えると、このパルス幅
に応じた時間中、コイル19が励磁され、これによって発
生する電磁力によりプランジャー24が吸引されて上昇し
て弁体23が弁口6より離脱して開口する。
【0017】かかる開口状態は断続的に行われてデュー
ティ・レシオに比例して流量が調整される。
【0018】そして、弁口6が断続的に開口されると、
かかる開口に対応して二次側圧力室4に流体が流入して
圧力を生じ、本来ならば出口5での流量特性はパルス状
となるも、上記流体は弁箱連通孔13を介してダンパー室
12に流入することにより、ダイヤフラム11、ダンパース
プリング16との緩衝作用によって出口5における流量特
性は平滑化される。
【0019】又、流量のヒステリシス特性についても、
コイル19の中心軸孔にて遊挿状にして上下動自在に配設
するプランジャー24を断続的に上下作動させて弁口6を
開口させているため、図4に示す様に極めて良好なる特
性が得られた。
【0020】
【発明の効果】要するに本発明は、弁箱8の入口3と出
口5とを連通する弁口6を開閉すべきコイル19の中心軸
上には、弁体23を装着するプランジャー24を遊挿状に上
下動自在に配設し、該プランジャー24をスプリング25の
弾発力により弁口6側に付勢し、一方弁箱8には圧力に
より変位するダイヤフラム11によって密閉されたダンパ
ー室12を設け、該ダンパー室12と出口5とを連通して制
御弁と成し、該制御弁をPWM制御するので、プランジ
ャー24は単に上下動させればよいため、従来の摺動個所
に比し数段加工精度を粗くすることが可能に成ると共
に、従来の磁気抵抗、弾発力の変化に対して何ら考慮す
ることがないため設計・製作が簡易となり製造コストを
総合的に低減することが出来、又弁口6を断続的に開口
させる時間の調整によって流量を調整することが出来る
ため、従来の通電電流に比例させてプランジャーをリニ
アに移動させて流量を制御する制御弁におけるヒステリ
シスに与える要因である摺動抵抗等を全く無視すること
が出来、これによってヒステリシスを極めて良好にする
ことが出来、又ダンパー室12を設けていることにより、
本来ならば断続的に開口してパルス状となる流量特性
を、緩衝作用を与えて流量特性を略一定と成すように平
滑化出来る等その実用的効果甚だ大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流量比例制御弁の断面図である。
【図2】流量比例制御弁に加えるパルス波形を示す図で
ある。
【図3】流量比例制御弁の流量特性図である。
【図4】流量比例制御弁のヒステリシス特性図である。
【図5】従来の比例制御弁の断面図である。
【図6】同上比例制御弁のヒステリシス特性図である。
【符号の説明】
8 弁箱 3 入口 5 出口 6 弁口 11 ダイヤフラム 12 ダンパー室 19 コイル 23 弁体 24 プランジャー 25 スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱の入口と出口とを連通する弁口を開
    閉すべきコイルの中心軸上には、弁体を装着するプラン
    ジャーを遊挿状に上下動自在に配設し、該プランジャー
    をスプリングの弾発力により弁口側に付勢し、一方弁箱
    には圧力により変位するダイヤフラムによって密閉され
    たダンパー室を設け、該ダンパー室と出口とを連通して
    制御弁と成し、該制御弁をPWM制御することを特徴と
    する流量比例制御弁。
JP31601592A 1992-10-29 1992-10-29 流量比例制御弁 Pending JPH06137455A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004162769A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 Mitsubishi Electric Corp 電磁弁
WO2011009671A1 (de) * 2009-07-21 2011-01-27 Robert Bosch Gmbh Dosierungsvorrichtung mit schaltventil und dämpfungsvolumen
CN111678562A (zh) * 2019-03-11 2020-09-18 舍弗勒技术股份两合公司 车辆用热管理模块及其流量测量方法

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CN111678562B (zh) * 2019-03-11 2024-02-27 舍弗勒技术股份两合公司 车辆用热管理模块及其流量测量方法

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