JPH05273689A - 固体粒子分散物状で核生成剤を含有する直接ポジ用写真感光材料 - Google Patents

固体粒子分散物状で核生成剤を含有する直接ポジ用写真感光材料

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JPH05273689A
JPH05273689A JP5010463A JP1046393A JPH05273689A JP H05273689 A JPH05273689 A JP H05273689A JP 5010463 A JP5010463 A JP 5010463A JP 1046393 A JP1046393 A JP 1046393A JP H05273689 A JPH05273689 A JP H05273689A
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solid particle
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Krishnan Chari
チャリ クリシュナン
Douglas E Corbin
アール コルビン ダグラス
Glenn M Brown
モンロー ブラウン グレン
Harry A Hoyen
アレキサンダー ホイエン ハリー
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    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/005Silver halide emulsions; Preparation thereof; Physical treatment thereof; Incorporation of additives therein
    • G03C1/485Direct positive emulsions
    • G03C1/48538Direct positive emulsions non-prefogged, i.e. fogged after imagewise exposure
    • G03C1/48546Direct positive emulsions non-prefogged, i.e. fogged after imagewise exposure characterised by the nucleating/fogging agent
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 改良された保存安定性を有する写真感光材料
及び現像方法を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の直接ポジ画像形成性写真感光材料
は、内部潜像形成可能な予めカブらせていない感光性写
真ハロゲン化銀乳剤を担持する支持体を含んで成り、そ
して水不溶性核生成剤を包含する。写真感光材料の保存
安定性を改良するために、核生成剤は固体粒子分散物の
形状で写真感光材料に組み入れられる。核生成剤につい
てのアクチベーターを含有する現像液の使用により、写
真感光材料の現像速度を増強してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予めカブらせていない
感光性写真ハロゲン化銀乳剤及び水不溶性核生成剤を含
んで成る直接ポジ写真感光材料に関する。より詳細に
は、本発明は改良された保存安定性を有するこのような
感光材料及びこのような材料を現像するための改良方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】予めカブらせていない感光性写真ハロゲ
ン化銀乳剤を担持する支持体を含んで成る直接ポジ用写
真感光材料は、当該技術分野で周知である。Hayas
hi他のヨーロッパ特許第331,185号明細書は、
直接ポジ画像を形成するための写真ハロゲン化銀要素を
開示する。写真要素は、黒白コンピュータ・アウトプッ
ト・マイクロフィルム(COM)の用途に特に適応され
る。また、Heki他の米国特許第4,880,729
号明細書が直接ポジ画像形成性写真要素を開示する。H
eki他の要素はカラー写真系における使用に適する。
【0003】また、ハロゲン化銀乳剤と組み合わせて核
生成剤を使用することが周知である。例えば、複素環式
第四級アンモニウム化合物が内部潜像型直接ポジハロゲ
ン化銀乳剤における核生成剤として用いられてきてお
り、そしてネガ型表面潜像形成性ハロゲン化銀乳剤にお
ける感光性及び/又は階調を増強するのに用いられてき
た。ヨーロッパ特許第276,842号及び同第24
9,239号明細書は、核生成剤としての複素環式第四
級アンモニウム化合物の使用を詳細に開示する。また同
様の核生成剤が、ヨーロッパ特許第255,009号、
同第278,986号、同第283,040号、同第2
83,041号、同第311,110号、同第315,
890号及び同第331,185号明細書に開示され
る。
【0004】一般的には、核生成剤は、核生成剤を適す
る溶剤に溶解し、そして溶解した薬剤をゼラチン及びハ
ロゲン化銀並びにいずれか別の必要とされる成分と混合
することにより、写真乳剤に組み入れられる。ハロゲン
化銀乳剤へ組み入れるための別法では、核生成剤を、写
真感光材料のいずれか別の適する層、例えば中間層、下
塗り層もしくはオーバーコート層に組み入れることがで
きる。しかしながら、溶剤にそれらを溶解することによ
る写真感光材料への核生成剤の組み入れの重要な欠点
は、得られた写真感光材料が比較的乏しいインキュベー
ション安定性を示すこと、すなわち、それらが比較的乏
しい保存寿命もしくは保存安定性を有することである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、予めカブらせ
ていないハロゲン化銀乳剤及び核生成剤を含有し、かつ
改良された保存寿命及び保存安定性を示す直接ポジ用写
真感光材料についての要望が存在する。
【0006】
【課題を解決するための手段】従って、内部潜像形成可
能な予めカブらせていない写真ハロゲン化銀乳剤を含ん
で成る改良された直接ポジ画像形成性写真感光材料を提
供することが、本発明の目的である。核生成剤と組み合
わさった予めカブらせていない写真ハロゲン化銀乳剤を
含んで成る改良された直接ポジ用写真感光材料を提供す
ることが、本発明の更なる目的である。予めカブらせて
いないハロゲン化銀乳剤及び核生成剤を含有し、かつそ
の感光材料が改良された保存安定性及び保存寿命を示す
直接ポジ用写真感光材料を提供することが、本発明のよ
り特定的な目的である。このような写真感光材料を現像
するための改良方法を提供することが、本発明の更なる
目的である。
【0007】これら及び更なる目的は、本発明の感光材
料及び方法により提供される。本発明に従って、内部潜
像形成可能な予めカブらせていない感光性写真ハロゲン
化銀乳剤を担持する支持体を含んで成る直接ポジ用写真
感光材料を提供する。直接ポジ用写真感光材料は、水不
溶性核生成剤の固体粒子分散物を含有する。本発明は、
水不溶性核生成剤の固体粒子分散物の使用が、従来技術
の欠点を解決し、かつ改良された保存寿命及び保存安定
性を有する直接ポジ用写真材料を提供することを開示し
ている。また、ゼラチンへの核生成剤の固体粒子分散物
は、溶剤への核生成剤の溶液と比較して増強された保存
安定性という利点を有し、それによって製造プロセスを
促進する。また、出願者らは、ハロゲン化銀乳剤及び水
不溶性核生成剤の固体粒子分散物を含有するこのような
直接ポジ用写真感光材料の現像速度が、現像溶液中に核
生成剤用のアクチベーターを包含することにより増強さ
れるかもしれないことを見い出している。これら及び更
なる目的並びに利点が、下記具体的な態様に鑑みてより
十分に明らかとなるであろう。
【0008】
【具体的な態様】本発明に従う直接ポジ画像形成性写真
感光材料は、内部潜像形成可能な予めカブらせた感光性
写真ハロゲン化銀乳剤を担持する支持体を含んで成り、
かつ水不溶性核生成剤の固体粒子分散物を包含する。一
般的には、直接ポジ画像形成性写真要素は当該技術分野
で既知である。ヨーロッパ特許第331,185号明細
書が黒白写真系において用いられる要素を開示すると同
時に、Heki他の米国特許第4,880,729号明
細書がカラー写真系において用いられる要素を開示す
る。これら両文献は、引用することにより本明細書に組
み入れられる。本発明の写真要素は、黒白系もしくはカ
ラー系における使用に適応されるかもしれない。
【0009】写真感光材料に用いられる支持体は当該技
術分野において周知であり、そしていずれかのこのよう
な支持体が本発明の感光材料及び方法における使用に適
する。文献は、詳細にはリサーチ・ディスクロージャー
(Research Disclosure)、Ite
m17643、1978年12月、KennethMa
son Publications出版、Limite
d,DudleyAnnex,12A North S
treet,Emsworth,Hampshire
P010 7DQ England、(リサーチ・ディ
スクロージャーは、引用することにより本明細書に組み
入れられる)、第XVII節並びに本発明の感光材料及び方
法における使用に適する支持体について述べられている
そこに記載された文献から成る。
【0010】この発明の感光材料及び方法で使用される
予めカブらせていないハロゲン化銀乳剤は、内部潜像形
成可能であり、かつ臭化銀、塩化銀、ヨウ化銀、塩臭化
銀、塩ヨウ化銀、臭ヨウ化銀、塩臭ヨウ化銀もしくはそ
れらの混合物を含んで成ることができる。乳剤は、いず
れか伝統的な形状もしくはサイズのハロゲン化銀粒子を
包含できる。詳細には、乳剤は、粗、中間もしくは微細
なハロゲン化銀粒子を包含できる。有用な平板状粒子乳
剤が、リサーチ・ディスクロージャー、Item225
34及び米国特許第4,748,106号明細書に記載
されており、これら両者は引用することにより本明細書
に組み入れられる。詳細には、高アスペクト比平板状粒
子乳剤が考慮され、例えば、Wilgus他の米国特許
第4,434,226号明細書、Daubendiek
他の米国特許第4,424,310号明細書、Weyの
米国特許第4,399,215号明細書、Solber
g他の米国特許第4,433,048号明細書、Mig
notの米国特許第4,386,145号明細書、Ev
ans他の米国特許第4,504,570号明細書、M
askaskyの米国特許第4,400,463号明細
書、Wey他の米国特許第4,414,306号明細
書、Maskaskyの米国特許第4,435,501
号及び同第4,4414,966号明細書並びにDau
bendiek他の米国特許第4,672,027号及
び同第4,693,964号明細書により開示されたも
のが考慮され、これらのすべてが、引用することにより
本明細書に組み入れられる。また、特に考慮されるもの
は、粒子の外面よりも粒子のコアにおけるヨウ化物のモ
ル比の方が高い臭ヨウ化銀粒子、例えば、イギリス特許
第1,027,146号明細書;特開昭54−48,5
21号公報;米国特許第4,379,837号;同第
4,444,877号;同第4,665,012号;同
第4,686,178号;同第4,565,778号;
同第4,728,602号;同第4,668,614号
及び同第4,636,461号明細書並びにヨーロッパ
特許第264,954号明細書に記載のものであり、こ
れらはすべて引用することにより本明細書に組み入れら
れる。ハロゲン化銀乳剤は、沈殿するので単分散もしく
は多分散のどちらかでありうる。乳剤の粒子サイズ分布
は、ハロゲン化銀粒子分離技術もしくは異なる粒子サイ
ズのハロゲン化銀乳剤を配合せしめることにより調節で
きる。
【0011】増感性化合物、例えば、銅、タリウム、
鉛、ビスマス、カドミウム及び第VIII族貴金属類が、ハ
ロゲン化銀乳剤の沈殿工程中に存在できる。乳剤は、内
部潜像形成性乳剤、すなわち、主にハロゲン化銀粒子の
内部に潜像を形成できる乳剤である。
【0012】ハロゲン化銀乳剤は化学増感でき、そして
貴金属(例えば、金)、中間カルコゲン(例えば、硫
黄、セレンもしくはテルル)並びに還元増感剤が個別に
又は組み合わせて使用されることが特に考慮される。典
型的な化学増感剤は、リサーチ・ディスクロージャー
Item17643、上記、第III 節に列挙されてい
る。
【0013】ハロゲン化銀乳剤は、シアニン類、メロシ
アニン類、複合シアニン類及びメロシアニン類(すなわ
ち、トリ−、テトラ−及び多核シアニン類並びにメロシ
アニン類)、オキソノール類、ヘミオキソノール類、ス
チリル類、メロスチリル類並びにストレプトシアニン類
を包含するポリメチン色素クラスを包含する各種クラス
由来の色素類で分光増感できる。具体的な分光増感色素
類は、リサーチ・ディスクロージャー、Item176
43、上記、第IV節に開示されている。
【0014】乳剤層及びこの発明の要素の別の層に適す
るベヒクル類は、リサーチ・ディスクロージャー、It
em17643、第IX節及びそこに記載される刊行物に
記載されている。上述のように、本発明の写真感光材料
は、予めカブらせていない写真ハロゲン化銀乳剤を含ん
で成る直接ポジもしくはオートポジ型のものである。
【0015】本発明の重要な特徴に従って、写真感光材
料は固体粒子分散物の形状で核生成剤を含有する。発明
者らは、この核生成剤の組み入れ方法により、改良され
た保存寿命及び保存安定性を有する写真感光材料が生成
されることを発見した。本感光材料及び方法に包含され
る核生成剤は水不溶性であり、かつこのような化合物は
当該技術分野で周知である。好ましい態様では、水不溶
性核生成剤は式Iのものである。
【0016】
【化1】
【0017】上式中、Zは、第四級アンモニウム核と共
にアゾリウムもしくはアジニウム環を形成する原子団を
含んで成り、R1 は、水素もしくはメチルであり、R2
は、水素もしくは炭素原子数1〜8個のアルキル基であ
り、R3 は、水素もしくは−0.2を越える電子求引性
特性のハメットシグマ値を有する置換基であり、そして
Zと一緒の場合には、環構造を完成するのに必要な原子
を表し、Xは、電荷平衡性対イオンであり、そしてn
は、ゼロもしくは1であり、Z及びR3 の1つがハロゲ
ン化銀による吸着を促進する基を包含することを条件と
する。更に好ましい態様では、核生成剤が、Zが第四級
アンモニウム核と共にインドリウム基又は第四級アンモ
ニウム核と共にキノリニウム基を形成する式(I)の化
合物である。
【0018】上述のように、R3 は水素もしくは−0.
2を越える電子求引性特性のハメットシグマ値を有する
置換基である。当該技術分野で既知であるように、シグ
マ値は水性溶液中25℃での(1)R3 が水素である化
合物及び(2)R3 が水素以外のものである化合物のp
Ka値の差を表す。ハメットシグマ値についての更なる
論述に関しては、Gutsche他、Fundamen
tals of Organic Chemistr
,Prentice Hall,Inc.(197
5)、568〜572ページを参照されたい。
【0019】また上述のように、Z及びR3 の1つはハ
ロゲン化銀による吸着を促進する吸着促進性基、例えば
チオアミド基を包含する。有用なチオアミド吸着促進性
基は、例えば、米国特許第4,303,925号、同第
4,031,127号、同第4,080,207号、同
第4,245,037号、同第4,255,511号、
同第4,266,013号及び同第4,276,364
号明細書;リサーチ・ディスクロージャー、1976年
11月、No. 15162;1978年12月、No. 17
626、に記載されるものより選ばれ、それらはすべて
引用することにより本明細書に組み入れられる。
【0020】電荷平衡性対イオンXは、第四級アンモニ
ウム核によって生成される正電荷を相殺できるいずれか
適当なアニオンであってもよい。通常の当業者の一人に
明らかであるように、Xは、限定されるものではない
が、臭化物イオン、塩化物イオン、ヨウ化物イオン、p
−トルエンスルホネートイオン、エチルスルホネートイ
オン、過塩素酸イオン、トリフルオロメタンスルホネー
トイオン、チオシアネートイオン及びピクリン酸イオン
から成る群より選択してもよい。複素環式第四級アンモ
ニウム核が更にアニオン性置換基、例えばスルホアルキ
ル置換基を含有する場合には、対イオンは必要ではなく
かつnはゼロである。一方、複素環式第四級アンモニウ
ム核が2つのアニオン性置換基、例えば2つのスルホア
ルキル基を担持する場合には、Xはアルカリ金属イオン
(例えば、ナトリウムイオン及びカリウムイオンなど)
又はアンモニウム塩を初めとするカチオン性対イオンを
表す。
【0021】式(I)の核生成剤化合物は当該技術分野
で既知であり、同様にそれらの製造方法も既知であり、
ヨーロッパ特許第249,239号、同第255,00
9号、同第276,842号、同第278,986号、
同第283,040号、同第283,041号、同第3
11,110号、同第315,890号及び同第33
1,185号明細書、米国特許第4,801,520号
明細書及びドイツ特許第3,721,570号明細書に
より具体的に説明されており、それらはすべて引用する
ことにより本明細書に組み入れられる。
【0022】本発明の感光材料及び方法に包含される核
生成剤の固体粒子分散物は、核生成剤を分散物の形状で
沈殿させることにより、及び/又は周知微粉砕技術、例
えば、分散剤の存在下、核生成剤をボールミル、サンド
ミル又はコロイドミルにかけることにより生成してもよ
い。好ましくは、分散物中の核生成剤粒子は約10μm
未満の平均サイズを有し、そしてより好ましくは約1μ
m未満の平均サイズを有する。固体粒子分散物の製造例
は、本明細書の実施例及び米国特許第4,855,22
0号、同第4,857,446号及び同第4,900,
653号明細に記載されており、それらはすべて引用す
ることにより本明細書に組み入れられる。
【0023】写真感光材料に包含される固体粒子分散物
の形状での水不溶性核生成剤の量は、写真感光材料の所
望の特性に依存して変化させてもよい。好ましくは、写
真感光材料はハロゲン化銀1モル当り水不溶性核生成剤
約10-8〜約10-2モルを包含する。
【0024】本発明の写真感光材料は、単一要素もしく
は多層要素であってもよい。更に、写真感光材料は黒
白、カラーもしくは多色要素であってもよい。多色要素
は、3種の主要なスペクトル領域の各々に感光性である
色素画像形成性単位を含有する。各単位が単一乳剤層も
しくは所定のスペクトル領域に感光性である複数乳剤層
を含んで成ることができる。画像形成性単位の層を包含
する要素の層は、当該技術分野で既知である多様な順序
で配置できる。
【0025】典型的な多色写真要素は、少なくとも1つ
のシアン色素生成性カプラーと組み合わさった少なくと
も1つの赤感性ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るシアン
色素画像形成性単位、少なくとも1つのマゼンタ色素生
成性カプラーと組み合わさった少なくとも1つの緑感性
ハロゲン化銀乳剤層を含んで成るマゼンタ色素画像形成
性単位並びに少なくとも1つのイエロー色素生成性カプ
ラーと組み合わさった少なくとも1つの青感性ハロゲン
化銀乳剤層を含んで成るイエロー色素画像形成性単位を
担持する支持体を含んで成る。要素は更なる層、例え
ば、フィルター層、中間層、オーバーコート層及び下塗
り層などを含有してもよい。典型的には、要素は5〜3
0ミクロンの総厚さ(支持体を除く)を有するであろ
う。支持体は透明又は反射性であってもよい。
【0026】本発明の写真感光材料は、当該技術分野で
周知であり、そしてリサーチ・ディスクロージャー、1
978年12月、Item17643;1983年1
月、Item22534;及び1989年12月、It
em308119に記載されるような追加の成分を更に
含有してもよく、それらはすべて引用することにより本
明細書に組み入れられる。例えば、本発明のカラー要素
は、リサーチ・ディスクロージャー、Item1764
3、上記、第VII 節、パラグラフD,E,F及びG並び
にそこに記載された刊行物に記載されたようなカプラー
類を包含できる。これらのカプラーは、リサーチ・ディ
スクロージャー、第VII 節、パラグラフC及びそこに記
載された刊行物に記載されるように組み入れることがで
きる。カプラーは、米国特許第4,883,746号明
細書に記載されたカラードマスキングカプラー類、画像
修正性カプラー類(米国特許第3,148,062号、
同第3,227,554号、同第3,773,201
号、同第4,409,323号及び同第4,248,9
62号明細書に開示されたDIR及びタイムド(tim
ed)もしくはスウィッチト(switched)DI
Rを包含し、それらは引用することにより本明細書に組
み入れられる)又はヨーロッパ特許第193,389号
明細書に記載された漂白促進剤を放出するカプラーと共
に使用できる。
【0027】この発明の写真要素は、蛍光増白剤類(
サーチ・ディスクロージャー、第V節)、カブリ防止剤
類及び安定剤類(リサーチ・ディスクロージャー、第VI
節)、汚染防止剤類及び画像色素安定剤類(リサーチ・
ディスクロージャー、第VII節、パラグラフI及び
J)、光吸収性及び散乱性材料(リサーチ・ディスクロ
ージャー、第VIII節)、硬膜剤類(リサーチ・ディスク
ロージャー、第X節)、塗布助剤類(リサーチ・ディス
クロージャー、第XI節)、可塑剤類及び滑剤類(リサー
チ・ディスクロージャー、第XII 節)、帯電防止剤類
リサーチ・ディスクロージャー、第XIII節)、艶消剤
類(リサーチ・ディスクロージャー、第XII 節及び第XV
I 節)並びに現像修正剤類(リサーチ・ディスクロージ
ャー、第XXI 節)を含有できる。
【0028】直接ポジ乳剤は、ポジ画像を得るために使
用され、それは直接ポジ乳剤について当該技術分野で周
知である方法に従って現像される。現像は、漂白、定着
もしくは漂白定着して銀もしくはハロゲン化銀を除去
し、洗浄そして乾燥という伝統的な工程が続く。
【0029】本発明の好ましい態様では、ハロゲン化銀
乳剤及び水不溶性核生成剤の固体粒子分散物を含んで成
る露光された写真感光材料の現像速度が増強される。す
なわち、使用される現像液が水不溶性核生成剤について
のアクチベーターを含有し、それによって露光された写
真感光材料の現像速度が増強される。好ましい態様で
は、アクチベーターは水混和性有機溶剤、例えばC1
12アルコール、例えばメタノール、エタノール、プロ
パノールもしくはイソプロパノールなどを含んで成る。
次いで画像の現像は、漂白、定着もしくは漂白定着して
銀もしくはハロゲン化銀を除去し、洗浄そして乾燥とい
う伝統的な工程が続く。
【0030】
【実施例】本発明の直接ポジ用写真感光材料及び方法は
下記例に具体的に説明されており、そこでの表示は特に
断らない限り重量部である。
【0031】例1 この例は、核生成剤化合物の固体粒子分散物及び固体粒
子分散物を含有する直接ポジ用写真感光材料の製造方法
を具体的に説明するものである。詳細には、式(II)の
核生成剤化合物1.0gをトリトン(Triton)X
−200(商標)界面活性剤(Rohm & Haa
s)の水性溶液(6.7%w/w)2.65g及び蒸留
水21.68gと混合せしめた。
【0032】
【化2】
【0033】得られた混合物のpHを4.5に調整した。
次いで得られた処方物を60ccねじ込キャップボトルに
移し、そして酸化ジルコニウムビーズ(1.8mm)13
7gをボトルに添加した。これらの操作をすべて窒素雰
囲気下で実施した。次いでボトルにキャップをし、そし
てSWECOミルにかけた。4日間微粉砕した後、分散
体を40℃まで温め、そしてゼラチンの12.5%水性
溶液8gと混合せしめた。次いで分散物を、内部増感せ
しめた直接ポジ(コア−シェル)臭化銀乳剤と混合し、
そして下記フォーマットで支持体上に塗布すると、フィ
ルムストリップが得られた。
【0034】
【表1】
【0035】得られたフィルムストリップのサンプル
を、21段階のタブレットを用いて2850Kタングス
テン光源に対して0.01秒間露光せしめた。次いで露
光されたストリップを以下の工程順序で35℃で処理し
た。
【0036】現像液:60秒間 定着液:15秒間 洗浄液:30秒間
【0037】現像工程に使用した現像液は、MX133
0−1現像液としてイーストマン・コダック・カンパニ
ーより市販されている黒白現像液であり、そして定着液
は、KODAK RAPID FIXERであった。
【0038】次いでフィルムストリップを140℃で1
5秒間乾燥した。インキュベーションに対するフィルム
の安定性(保存安定性)を検出するために、更なるフィ
ルムストリップのサンプルを露光する前に49℃かつ相
対湿度50%で4日間保存し、そして上述のように処理
した。新しいフィルム及びインキュベーションしたフィ
ルムの最低濃度(Dmin )及び最高濃度(Dmax )を第
I表に示す。
【0039】
【表2】
【0040】比較例1 この例では、核生成剤の固体粒子分散物を、メタノール
を含んで成る溶剤への核生成剤化合物の1%溶液で置き
換えたことを除いて、例1に記載した方法で写真フィル
ムを製造しそして処理した。例1と同様に、Ag1モル
当り核生成剤100mgとなるのに十分な量の臭化銀乳剤
と混合した。新しいフィルムストリップ及びインキュベ
ーションしたフィルムストリップの両者を例1に記載し
たように露光しそして処理し、そして得られた材料の最
低濃度及び最高濃度を第II表に記載した。
【0041】
【表3】
【0042】第I表及び第II表に記載された結果の比較
は、特にDmin 値における変化に関して、比較例1の感
光材料と比較して例1の写真感光材料はインキュベーシ
ョン中の安定性が著しく改良されたことを具体的に示し
ている。すなわち、例1の新しいフィルム及びインキュ
ベーションしたフィルム間のDmin 値における変化は小
さく、従ってフィルムが良好な保存安定性を有すること
を示し、同様に比較例1の新しいフィルム及びインキュ
ベーションしたフィルム間のDmin 値における差異は非
常に大きく、従って比較例1のフィルムが乏しい保存安
定性を有することを示している。
【0043】例2 この例は、本発明に従う直接ポジ用写真感光材料の改良
された現像方法を具体的に説明するものである。詳細に
は、写真フィルム材料を例1に記載した方法と同様の方
法で製造した。更に、最初のフィルムは、例1に記載し
た工程順序と同様の工程順序を用いてフィルムを露光し
そして処理した。第二のフィルムは、現像液に更に10
%メタノールを含有せしめたことを除いて、例1の露光
及び処理工程にかけた。二組のフィルムストリップは、
ストリップを現像液と接触せめしる時間を30秒間にま
で低減した。フィルムの最低濃度及び最高濃度を第III
表に示す。
【0044】
【表4】
【0045】第III 表に示された結果は、10%メタノ
ールを含有する現像液を用いる方法が、より高いDmax
によって特徴付けられることを具体的に示している。
【0046】上記例は、本発明の特定の態様を具体的に
説明するために記載したが、本発明の感光材料及び方法
の範囲を限定することを意図するものではない。特許請
求された発明の範囲内で更なる態様及び利点が通常の当
業者の一人に明らかとなるであろう。
【0047】
【発明の効果】本発明の感光材料及び方法は、改良され
た保存安定性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グレン モンロー ブラウン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14617, ロチェスター,パイングローブ アベニュ 265 (72)発明者 ハリー アレキサンダー ホイエン アメリカ合衆国,ニューヨーク 14580, ウェブスター,リタズ コート 593

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部潜像形成可能な予めカブらせていな
    い感光性写真ハロゲン化銀乳剤を担持する支持体を含ん
    で成る直接ポジ画像形成性写真感光材料であって、上記
    写真感光材料が更に水不溶性核生成剤の固体粒子分散物
    を含んで成ることを特徴とする直接ポジ画像形成性写真
    感光材料。
  2. 【請求項2】 内部潜像形成可能な予めカブらせていな
    い感光性写真ハロゲン化銀乳剤を担持する支持体を含ん
    で成る露光された直接ポジ画像形成性写真感光材料の現
    像方法であって、上記写真感光材料が、不溶性核生成剤
    の固体粒子分散物を含有し、かつ水不溶性核生成剤用ア
    クチベーターを含有する現像液で現像されることを特徴
    とする現像方法。
JP5010463A 1992-01-30 1993-01-26 固体粒子分散物状で核生成剤を含有する直接ポジ用写真感光材料 Pending JPH05273689A (ja)

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DE69318052T2 (de) 1998-10-22
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