JPH05270321A - 自動車用収納ボックスの開閉機構 - Google Patents

自動車用収納ボックスの開閉機構

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JPH05270321A
JPH05270321A JP9877292A JP9877292A JPH05270321A JP H05270321 A JPH05270321 A JP H05270321A JP 9877292 A JP9877292 A JP 9877292A JP 9877292 A JP9877292 A JP 9877292A JP H05270321 A JPH05270321 A JP H05270321A
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JP9877292A
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Noboru Niikura
倉 昇 新
Takeshi Suzuki
木 健 鈴
Shuji Ando
藤 修 司 安
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NHK Spring Co Ltd
Toyota Motor East Japan Inc
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NHK Spring Co Ltd
Kanto Auto Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 全閉時の開閉蓋と収納ボックスの開口部周囲
との間に隙間を生じることがなく、かつ全閉及び全開時
にガタ付き音を生じない自動車用収納ボックスの開閉機
構を提供すること。 【構成】 開閉蓋4と収納ボックス2との間に懸架され
た各一対の第1のリンク部材5と第2のリンク部材6と
を具備し、開閉蓋4の全開時に凹凸嵌合する凸部6dが
第2のリンク部材6に形成され、凹部5fが第1のリン
ク部材5に形成され、かつ開閉蓋4の全閉時に凹凸嵌合
する凸部6dが第2のリンク部材6に形成され、凹部9
aがブラケット9に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の車内に設けら
れた収納ボックスを覆う開閉蓋の開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のインストルメントパネル等に
は、オーディオ装置の操作部材あるいは手袋等の小物を
収納するための収納ボックスが設けられている。そして
この収納ボックスには開閉蓋が取付けられており、ボッ
クス内の収納物が外観されて美観を損ねることがないよ
うになっている。
【0003】このときの開閉蓋は収納ボックスに一個の
回転軸を介して枢支され、この回転軸回りに回転して開
閉するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このため従来型の開閉
蓋は前記したように一軸回りに回転して開閉するように
なっているので、インストルメンタルパネルとの間に回
転可能な空隙が必要となり、この空隙が開閉蓋の全閉時
に隙間となって現出し、車内の美観を損ねると共に、前
記隙間に埃等が堆積すると清掃も困難となり衛生上も好
ましいものではなかった。また、開閉蓋はその全閉時及
び全開時に自動車の車体からの振動伝達でガタ付き音を
発生するという不具合があった。さらに、開いた開閉蓋
はインストルメントパネルの前面に突出した状態となる
ので、衝突時に危険物化するという問題点をも有してい
た。
【0005】本発明は前記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は全閉時の開閉蓋とインストルメン
トパネルとの間に隙間を生じることがないと共に、開閉
蓋の全閉及び全開時にガタ付き音の発生がなく、かつイ
ンストルメントパネルから突出することのない開閉蓋の
開状態が得られる自動車用収納ボックスの開閉機構を提
供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した目的を
達成するため、一端が収納ボックスの側壁に枢支され、
他端が開閉蓋に枢支された左右一対の第1のリンク部材
と、一端が収納ボックスの側壁に枢支され、他端が開閉
蓋に枢支された左右一対の第2のリンク部材とを具備
し、前記開閉蓋の全開時に凹凸嵌合する凸部及び凹部の
いずれか一方が第1のリンク部材に形成され他方が第2
のリンク部材に形成され、かつ前記開閉蓋の全閉時に凹
凸嵌合する凸部及び凹部のいずれか一方が収納ボックス
の側壁に形成され他方が第2のリンク部材に形成された
ことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明は前記した構成になっているので、開閉
蓋の開閉は第1及び第2のリンク部材によって案内され
るので、開閉蓋自体が収納ボックスに干渉することがな
い。また、開閉蓋は第1及び第2のリンク部材により全
閉時の体制を略維持したまま開閉作動する。全開時は第
1のリンク部材及び第2のリンク部材に形成された凸部
及び凹部の凹凸嵌合により開閉蓋の全開状態が維持さ
れ、全閉時は収納ボックスの側壁及び第2のリンク部材
に形成された凸部及び凹部の凹凸嵌合により開閉蓋の全
閉状態が維持される。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示した実施例に基づいて具
体的に説明する。図1は本発明の一実施例である開閉機
構1が取付けられた収納ボックス2を示す。収納ボック
ス2はインストルメントパネル3に乗員側に開口する窪
み部として形成されており、その開口部は開閉機構1に
よって開閉作動する開閉蓋4で閉塞されるようになって
いる。
【0009】開閉機構1は開閉蓋4の左右両側に開閉蓋
4と収納ボックス2の側壁2aとの間に懸架するように
取付けられ開閉蓋4の開閉を案内する。開閉機構1は図
2及び図3に示すように第1のリンク部材5と、第2の
リンク部材6とを具備して構成されている。
【0010】第1のリンク部材5は略くの字形に折曲し
た腕部5dを有しており、収納ボックス2の側壁2aに
固着したブラケット9に一端5aが枢支され、開閉蓋4
に固着したブラケット10に他端5bが枢支されて取付
けられている。第1のリンク部材5には図2に示すよう
に腕部5dに溝部5cが形成されており、かつ溝部5c
を構成する側壁5eには貫通孔5fが穿設されている
(図6参照)。この第1のリンク部材5は開閉蓋4の左
右両側に同様な取付構造で取付けられている。
【0011】第2のリンク部材6は略くの字形に折曲し
た腕部6cを有しており、その他端6bが延設されて連
結杆7を構成している。この連結杆7の他端にはもう一
方の第2のリンク部材6が同様に形成されている。腕部
6cの両側面には凸部6d,6dが形成されている(図
5参照)。この凸部6d,6dのうち腕部6cの表面側
(図2の紙面上)に形成された凸部6dは開閉蓋4の全
開時に第1のリンク部材5の貫通孔5fに嵌入するもの
であり(図6参照)、反対の裏面側に形成された凸部6
dは開閉蓋4の全閉時にブラケット9に穿設した凹部9
aに嵌入するものである(図5参照)。第2のリンク部
材6はその一端6aがブラケット9に枢支され、連結杆
7がブラケット10の軸受部10aに回転自在に支持さ
れて取付けられている。この第2のリンク部材6は開閉
蓋4の左右両側に同様な取付構造で取付けられている。
【0012】このように構成された開閉機構1は次のよ
うに作動する。図4は開閉蓋4の全開状態を示す。この
状態では第1のリンク部材5の溝部5cが第2のリンク
部材6の腕部6cに衝合し、かつ第2のリンク部材6の
凸部6dが第1のリンク部材5の貫通孔5fに嵌入して
(図6参照)、開閉蓋4のそれ以上の開作動が阻止され
ている。このとき開閉蓋4は第1のリンク部材5及び第
2のリンク部材6によってインストルメントパネル3か
ら離反した位置に支持されている。このとき開閉蓋4は
貫通孔5fと凸部6dとの凹凸嵌合によりガタ付きのな
い全開状態となっている。
【0013】この全開状態から開閉蓋4をA方向に閉作
動させると、まず貫通孔5fと凸部6dの凹凸嵌合がは
ずれると共に開閉蓋4は第1のリンク部材5と第2のリ
ンク部材6に案内されて収納ボックス2の開口部に漸近
しながら回動する。しかして開閉蓋4は図2に示す全閉
状態に達し、第2のリンク部材6のもう一方の凸部6d
がブラケット9の凹部9aに嵌入し(図5参照)、かつ
把手13がロック爪12に係合してこの状態が維持され
る。このとき開閉蓋4は凹部9aと凸部6dとの凹凸嵌
合によりガタ付きのない全閉状態となっている。
【0014】開作動は図2に示すようにロック爪12を
B方向へ回動させて把手13との係合を解除することに
よって行う。前記解除後開閉蓋4を開方向へ負荷する
と、まず凹部9aと凸部6dとの凹凸嵌合がはずれ開閉
蓋4は開方向へ回動する。この回動は第1のリンク部材
5と第2のリンク部材6によって案内され、開閉蓋4は
収納ボックス2の開口部から漸遠しながら回動する。
【0015】このように開閉機構1によれば開閉蓋4が
収納ボックス2の開口部に対して漸遠、あるいは漸近し
ながら開、あるいは閉作動するので、その大きさを収納
ボックス2の開口部相当の大きさに形成したとしても、
開閉時に開閉蓋4とインストルメントパネル3とが干渉
することがなく、スムーズな開閉作動が得られる。この
ため開閉蓋4と収納ボックス2の開口部との間に隙間の
ない全閉状態が得られる。
【0016】本発明は前記した実施例に限定されること
なくその趣旨を逸脱しない範囲で次のような変形例が考
えられる。すなわち、第1のリンク部材5に形成された
貫通孔5fは単なる凹部でもよく、あるいは第1のリン
ク部材5に凸部を形成し、第2のリンク部材6に前記凸
部が嵌入する凹部を形成してもよい。このとき第2のリ
ンク部材6に形成される凹部を貫通孔で形成し、ブラケ
ット9に前記凹部に嵌入する凸部を形成してもよい。ま
た、ブラケット9の替りに収納ボックスの側壁2aをそ
のまま用い、凹部9aを側壁2aに穿設してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば自動車
用収納ボックスの開閉蓋を収納ボックスの開口部相当の
大きさに設計することができ、そうすることによって開
口部と開閉蓋との間に隙間を生じない美観上及び衛生上
好ましい全閉状態が得られる。
【0018】また、本発明は開閉蓋が第1のリンク部材
及び第2のリンク部材に案内されて収納ボックスの開口
部に対して漸遠、あるいは漸近しながら開閉するもので
あるから、開閉蓋を収納ボックスの開口部相当の大きさ
に設計したとしても開口部周辺との干渉が起こらず、ス
ムーズな開閉作動が得られる。
【0019】さらに、開閉蓋の全閉時は第2のリンク部
材の凸部とブラケットの凹部とが凹凸嵌合し、かつその
全開時は第2のリンク部材の凸部と第1のリンク部材の
凹部(貫通孔)とが凹凸嵌合するので全閉及び全開時に
開閉蓋をガタ付きのない状態に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車用収納ボックスの取付状態を示す部分斜
視図である。
【図2】本発明の開閉機構の取付状態を示す側面図であ
る。
【図3】本発明の開閉機構の正面図である。
【図4】本発明の開閉機構の作動を説明する側面図であ
る。
【図5】図2のX−X線に沿う断面図である。
【図6】図4のY−Y線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 開閉機構 2 収納ボックス 2a 収納ボックスの側壁 3 インストルメントパネル 4 開閉蓋 5 第1のリンク部材 5f 貫通孔(凹部) 6 第2のリンク部材 6d 凸部 9,10 ブラケット 9a 凹部
フロントページの続き (72)発明者 安 藤 修 司 長野県駒ケ根市赤穂1170番地の3 日本発 条株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端が収納ボックスの側壁に枢支され、
    他端が開閉蓋に枢支された左右一対の第1のリンク部材
    と、一端が収納ボックスの側壁に枢支され、他端が開閉
    蓋に枢支された左右一対の第2のリンク部材とを具備
    し、 前記開閉蓋の全開時に凹凸嵌合する凸部及び凹部のいず
    れか一方が第1のリンク部材に形成され他方が第2のリ
    ンク部材に形成され、かつ前記開閉蓋の全閉時に凹凸嵌
    合する凸部及び凹部のいずれか一方が収納ボックスの側
    壁に形成され他方が第2のリンク部材に形成されたこと
    を特徴とする自動車用収納ボックスの開閉機構。
JP09877292A 1992-03-25 1992-03-25 自動車用収納ボックスの開閉機構 Expired - Fee Related JP3198349B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100683225B1 (ko) * 2005-10-10 2007-02-15 현대모비스 주식회사 자동차의 트레이 록킹 구조

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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