JP2507036Y2 - 車両用ボックスの開閉構造 - Google Patents

車両用ボックスの開閉構造

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JP2507036Y2
JP2507036Y2 JP8217990U JP8217990U JP2507036Y2 JP 2507036 Y2 JP2507036 Y2 JP 2507036Y2 JP 8217990 U JP8217990 U JP 8217990U JP 8217990 U JP8217990 U JP 8217990U JP 2507036 Y2 JP2507036 Y2 JP 2507036Y2
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box
elastic piece
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coin
closing
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伸治 西迫
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西川化成株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はコインボックス等の車両用ボックスの開閉構
造に関する。
乗用車等のインストルメントパネルの下部にコインボ
ックス等の収納部が設けられることがある。例えば、実
公平2−14514号には、収納部のリッドの開閉を2段階
に行ない得るようにして、リッドの開閉と灰皿等の引き
出しとが相互に妨げられず、収納部を使い易くしたリッ
ドの取付構造が開示されている。即ち、この公告公報に
記載された構造は、板バネの形状を工夫してバネ部とス
トッパ部を設けることにより、収納部のリッドの開閉を
2段階に行な得るようにしたものである。また、米国特
許第4,838,599号には、回動可能に取り付けられた車両
用の灰皿が開示されている。この灰皿はカップ状ハウジ
ング中に耐熱性のインサートが挿入されており、ハウジ
ングとインサートとの間に付勢用の板バネが設けられて
いる。
考案が解決しようとする課題 しかし、実公平2−14514号に記載されたリッドの取
付構造は、収納部を画成するボックスが固定でリッドが
開閉操作されるため、収納部の奥側に取り付けた付勢用
の板バネがリッドを開けるという外部から見えてしま
い、見栄えが良くないという問題があった。また、米国
特許第4,838,599号に記載された車両用の灰皿では、付
勢用の板バネはハウジングとインサートとの間に設けら
れているので、灰皿を回動して開けたときには板バネが
外部から見えることはないが、これは灰皿が二重構造で
あるためであり、この構造をインサートを必要としない
一般的な収納ボックスに適用した場合には付勢用板バネ
は外部に露出することになる。
本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、
その目的とするところは、開閉操作性が良く、開けたと
きの見栄えが良い車両用ボックスの開閉構造を提供する
ことである。
課題を解決するための手段 内装材に形成したボックス収納用凹部内に回動自在に
ボックスを設ける。そして、このボックスの開口部を画
成する奥壁先端部が摺動接触して思案点を超えることに
よりボックスを自動的に開閉する、思案点を有する片持
状の弾性片を前記ボックス収納用凹部を画成する壁部に
一体的に形成する。
作用 ボックスの先端部に手を掛けてボックスを開けると、
ボックスの開口部を画成する奥壁先端部は片持状の弾性
片に摺動接触しながら移動するが、接触部が片持状弾性
片の思案点を超えるとボックスを開く方向にこの弾性片
がボックスを付勢するため、ボックスを思案点位置まで
手動により回動すると後は片持状弾性片によりボックス
を自動的に開けることができる。ボックスを開けた状態
では、ボックスの奥壁が片持状弾性片を覆うため、該弾
性片は室内側から見えず車両用ボックスの見栄えを良く
することができる。
ボックスを閉じるときには、ボックスの開口部を画成
する奥壁先端部が片持状弾性片の思案点を超えるまでボ
ックスを手動で回動すると、後は該弾性片がボックスを
閉じる方向に付勢するため、思案点位置からはボックス
を自動的に閉めることができる。ボックスを閉じた状態
では弾性片の弾力によりボックスは閉じる方向に付勢さ
れているため、車両の急加速時においても開くことはな
い。
実施例 以下、本考案の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第4図は自動車のインストルメントパネル部を示して
おりインストルメントパネル(以下インパネと略称す
る)2の助手席側には通常小物を入れるための収納ボッ
クス(グローブボックス)4が開閉自在に設けられてい
る。6はインパネ2の運転席側下部に設けられた、本考
案に係るコインボックスであり、以下のように構成され
ている。
第1図を参照すると、ボックスを閉めた状態の本考案
実施例の断面図が示されており、インパネ2にはボック
ス収納用凹部8が画成されており、凹部8の下部に開口
9が形成されているとともに、凹部8を画成するインパ
ネ壁部には第2図に示すように頂部のスリット11と一対
の側部スリット13とにより画成された片持状の可撓性弾
性片12が一体的に形成されている。弾性片12は概略
「く」の字状をしており、屈曲部12aは片持状弾性片12
の付勢力の作用方向を変更する思案点の作用をする。片
持状弾性片12はインパネ2の樹脂モールド時に一体的に
成形することができる。
ボックス収納用凹部8内には、回動軸10を中心にして
回動可能にコインボックス6が取り付けられている。コ
インボックス6の奥側下部は開口9内に位置しており、
これによりコインボックス6の開閉を許容している。第
1図の状態で、コインボックス6の開口部6cを画成する
奥壁先端部6aは片持状弾性片12に接触している。コイン
ボックス6の手前側底部には開閉操作用凹部6bが形成さ
れている。第1図及び第3図において、14はコインボッ
クス6が全閉時に当接するストッパーである。
然して、第1図に示した全閉位置からコインボックス
6を開けるには、コインボックス6の開閉操作用凹部6b
に指をあてがい手前に引く。これによりコインボックス
6は回動軸10を中心にして時計回り方向に回動するが、
このとき奥壁先端部6aは片持状弾性片12に摺動接触しな
がら上方に移動する。第1図の状態ではコインボックス
6は片持状弾性片12により閉方向に付勢されているが、
コインボックス6が時計回り方向に回動されて奥壁先端
部6aが片持状弾性片12の思案点である屈曲部12aを超え
ると、片持状弾性片12はコインボックス6を開方向に付
勢することになり、その後は片持状弾性片12の付勢力に
よりコインボックス6は自動的に開けられて第2図に示
す全開位置となる。この位置では、コインボックス6の
奥壁先端部6aが前記頂部スリット11近傍におけるインパ
ネ2の段部2aに当接するため、コインボックス6は第3
図に示した位置で安定する。
この全開位置では、コインボックス6の奥壁が片持状
弾性片12を完全に覆うことになるため、車室内側からは
片持状弾性片12が見えなくなり、コインボックス6を開
けたときの見栄えを向上することができる。開いた状態
でコインボッスク6が安定するため、中に収納されたコ
インが外部に落ちることもない。
コインボックス6を閉める場合はその先端を指で軽く
押してやる。コインボックス6の奥壁先端部6aが片持状
弾性片12と摺動接触しながら下方に移動し、奥壁先端部
6aが片持状弾性片12の思案点である屈曲部12aを超える
と、片持状弾性片12がコインボックス6を閉方向に付勢
することになり、その位置からはコインボックス6を自
動的に閉めることができる。
考案の効果 本考案は以上詳述したように、ボックスを片持状弾性
片の思案点まで手動で操作することにより、その後は片
持状弾性片の付勢力によりボックスを自動的に開閉でき
るので、ボックスの開閉操作が容易であるという効果を
奏する。また、ばね部品を別途設ける必要がないため部
品点数が少なくなり、製造コストを低く抑えることがで
きる。更に、ボックスを開いたときに片持状弾性片が車
室内側から見えないので、ボックスを開けたときの見栄
えを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はボックスを閉めた状態の本考案実施例の断面
図、 第2図は第1図のII方向矢視図、 第3図はボックスを開いた状態の本考案実施例の断面
図、 第4図は本考案を適用した自動車のインパネ回りの概略
図である。 2…インパネ、6…コインボックス、6a…奥壁先端部、
8…ボックス収納用凹部、10…回動軸、12…片持状弾性
片。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内装材に形成したボックス収納用凹部内に
    回動自在にボックスを設けるとともに、 該ボックスの開口部を画成する奥壁先端部が摺動接触し
    て思案点を超えることによりボックスを自動的に開閉す
    る、思案点を有する片持状の弾性片を前記ボックス収納
    用凹部を画成する壁部に一体的に形成したことを特徴と
    する車両用ボックスの開閉構造。
JP8217990U 1990-08-03 1990-08-03 車両用ボックスの開閉構造 Expired - Lifetime JP2507036Y2 (ja)

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JPH0439947U JPH0439947U (ja) 1992-04-06
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JP6056052B2 (ja) * 2013-11-19 2017-01-11 トヨタ車体株式会社 自動車用収納構造

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JPH0439947U (ja) 1992-04-06

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