JP3609135B2 - 車載用機器の扉開閉機構 - Google Patents

車載用機器の扉開閉機構 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明はマガジン式ディスク装置などの車載用機器に係り、特に、マガジン等の出し入れを行う前面部の挿入口を引き戸式(スライド式)の扉で開閉するように構成した車載用機器の扉開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
マガジン式ディスク装置は、再生ユニット等を内蔵した筐体に、複数枚のディスクを収納したマガジンを挿入し、このマガジン内の1枚のディスクを選択的に再生するという装置であり、筐体の前面部にはマガジンの出し入れを行うための挿入口が開設されている。そして、塵埃の影響を受けやすい車載用のマガジン式ディスク装置の場合、この挿入口が引き戸式の扉で開閉できるようになっていると都合が良いので、このような扉開閉機構が本出願人によって既に提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、車載用機器を対象とした従来の引き戸式の扉開閉機構は、利用者が手で扉の開閉を行うことを前提としているので、閉方向へ移動させた扉が挿入口を完全に覆っていないのに閉扉動作が完了したものと勘違いし、挿入口を半開き状態のまま放置してしまうことがあり、その場合、水滴や塵埃が挿入口を介して容易に筐体内へ侵入してしまうため機器が故障しやすくなる。また、挿入口を閉鎖している扉が車の振動で開方向へ位置ずれを起こさないようにするため、前記従来技術では扉が正規の閉鎖位置に達すると軽ロックされるようにしてあるが、閉扉動作を手動で行う関係上、扉を閉方向へ移動させて挿入口が覆われたように見えると軽ロックされる前に該扉を停止させてしまう利用者もあるので、走行中に扉が開方向へ位置ずれを起こし、閉鎖したはずの挿入口が半開き状態になって防滴性や防塵性が極端に損なわれてしまう危険性があった。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、閉扉動作が確実に行えて防滴性や防塵性が高い、車載用機器の扉開閉機構を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために、本発明は、車載用機器の前面部に配設される引き戸式の扉開閉機構において、挿入口を有する前面板と、この前面板に摺動自在に係合して前記挿入口を開閉する扉と、ガイド軸に巻回されて前記扉を閉方向に付勢する圧縮コイルばねと、前記挿入口を開放した状態の前記扉を前記圧縮コイルばねの付勢力に抗してロックするロック手段とを備える構成とした。また、この構成に加えて、前記圧縮コイルばねの付勢力で閉方向へ移動する前記扉の移動速度を減じるための減速手段を付設すれば好ましい。
【0006】
【作用】
上述した構成の扉開閉機構は、挿入口を開放した位置に保持されている扉のロック状態を解除すると、この扉が圧縮コイルばねの付勢力で閉方向へ移動して自動的に挿入口が閉鎖できるので、利用者が特に注意しなくとも閉扉動作を確実に行わせることができ、また、閉扉後も扉は圧縮コイルばねの付勢力を受け続けるので、この扉が車の振動で開方向へ位置ずれを起こす虞がなくなる。そして、この扉開閉機構に前記減速手段が付設してあると、圧縮コイルばねの付勢力で閉方向へ移動する扉の移動速度が減じられるので、挿入口の閉鎖が完了する際に懸念される不快な衝突音の発生が防止できる。
【0007】
【実施例】
以下、本発明による扉開閉機構の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本実施例に係るノーズベースの閉扉状態を示す背面側の斜視図、図2は図1に示す閉扉状態の正面側の斜視図、図3は該ノーズベースの開扉状態を示す背面側の斜視図、図4は図1〜3に示す扉の分解斜視図、図5は該扉の背面側の斜視図、図6は図2のA−A線に沿う切断面におけるノーズベースと扉の係合状態を示す説明図、図7は図1,3に示すオイルダンパの拡大図、図8は図1,3に示すブラケットの拡大図、図9は図1〜3に一部を示す閉扉用の押ボタンレバーを示す断面図、図10は該押ボタンレバーの正面図である。
【0008】
これらの図において、符号1は、車載用マガジン式ディスク装置の筐体の前面板(化粧板)たるノーズベースを示しており、樹脂モールド品であるこのノーズベース1には、図示せぬマガジンの出し入れを行うための挿入口2が開設されている。符号3は挿入口2を開閉するための扉を示しており、この扉3は、ノーズベース1に摺動自在に係合して挿入口2の開放時には互いに重なり合う合成樹脂製の第1の分割体4および第2の分割体5にて構成されている。符号6はノーズベース1の背面側に一体成形したラック部で、このラック部6はノーズベース1の長手方向(扉3の移動方向)に沿って延びている。符号7は両端部がノーズベース1の側壁に支持固定されてラック部6と平行に延びる金属製のガイド軸、符号8はこのガイド軸7に巻回された状態で伸縮する圧縮コイルばねであり、この圧縮コイルばね8は扉3を常時閉方向に付勢している。符号9は扉3を構成する第1の分割体4の閉方向先端部の背面に固定した鉄板製のブラケット、符号10はこのブラケット9に固定したオイルダンパ、符号11はこのオイルダンパ10に回転可能に取着されてラック部6に歯合する歯車であり、第1の分割体4がノーズベース1の長手方向に沿って移動すると歯車11がラック部6に噛み合いながら回転し、その回転動作を阻害する抵抗力がオイルダンパ10から歯車11に付与されるようになっている。符号12は開扉状態で閉扉動作を行わせるための押ボタンレバー、符号13はこの押ボタンレバー12のばね受け部12aとブラケット9との間に介設した戻しばねであり、この戻しばね13を伸縮させながら押ボタンレバー12は支点部12bを回転中心として所定量回動可能となっている。
【0009】
なお、ノーズベース1の背面には挿入口2の開方向側の端部と隣接する個所にストッパ部1aが突設してあり、扉3を開方向へ移動させて挿入口2を開放した状態(開扉状態)にすると、押ボタンレバー12に形成した係止爪12cがストッパ部1aに係止し、圧縮コイルばね8の付勢力に抗して扉3がロックされるようになっている。また、ブラケット9にはガイド軸7を遊貫しつつ圧縮コイルばね8のばね受け面となる駆動壁部9aが設けてあり、この駆動壁部9aと圧縮コイルばね8との間には図示せぬワッシャが介設してある。
【0010】
次に図4〜6を参照しつつ、前記扉3の構成について詳しく説明する。
【0011】
第1の分割体4は、挿入口2の開放時に第2の分割体5と重なり合い閉鎖時には該挿入口2の長手方向中間部を覆う重合部4aと、この重合部4aに対して外表面が隆起しており挿入口2の閉鎖時に該挿入口2の閉方向側の端部を覆う端部閉鎖部4bとの一体品であって、また、第2の分割体5は、挿入口2の開放時に第1の分割体4の端部閉鎖部4bと外表面の高さを略一致させた状態で隣接し閉鎖時には該挿入口2の開方向側の端部を覆うように形成してある。そして、第1の分割体4には、上下の内壁面の先端部と後端部にそれぞれ係合突起4cが突設してあり、これらの係合突起4cが、ノーズベース1の外表面に形成され挿入口2の上下で長手方向に延びる案内溝1bに挿入されて案内されるようになっているとともに、重合部4aの外表面の上下に、摺動方向に沿って延びる係合溝4dが形成してある。一方、第2の分割体5の上下の内壁面には、先端部に前記係合溝4dに挿入されて案内される爪部5aが、また後端部に前記案内溝1bに挿入されて案内される係合突起5bが、それぞれ突設してある。このように、第2の分割体5を第1の分割体4の係合溝4dに摺動自在に係合させていることから、この扉3の断面形状は全長にわたって略C字形に設定されている。なお、第1の分割体4の端部閉鎖部4bには、前記押ボタンレバー12の押圧操作部12dを遊嵌させるための窓孔4eが穿設してある。
【0012】
上述した構成において、図1,2に示す閉扉状態でマガジンを出し入れするために挿入口2を開放する場合、利用者は、端部閉鎖部4bの前面に形成されている凸段部4fに手指を引っ掛け、圧縮コイルばね8の付勢力に抗して第1の分割体4を矢印P方向へ移動させる。こうして第1の分割体4をノーズベース1の案内溝1bで案内しながらP方向へ移動させていくと、重合部4aが第2の分割体5の背面に徐々に隠れていくので、まもなく端部閉鎖部4bが第2の分割体5に当接し、その後は両分割体4,5が重なり合い短くなった状態で一体化されてP方向へ移動していき、第2の分割体5の係合突起5bが案内溝1bの終端に達した時点で、挿入口2が必要量だけ開放されるとともに、押ボタンレバー12の係止爪12cがノーズベース1のストッパ部1aを乗り越え、よって手指を離しても係止爪12cがストッパ部1aに係止された状態となり、圧縮コイルばね8の付勢力に抗して扉3がロックされて開扉状態が保たれるようになっている。
【0013】
また、かかる開扉状態(図3の状態)で挿入口2を閉鎖する場合には、手指で押ボタンレバー12の押圧操作部12dを押し込めば、この押圧操作部12dは戻しばね13を圧縮させながら支点部12bを支点として回転するので、係止爪12cがストッパ部1aから離脱してロック状態が解除される。そのため、圧縮コイルばね8の付勢力により、まず第1の分割体4が矢印Q方向へ移動し、それに伴い係合溝4dが爪部5aに対して摺動しながら重合部4aが第2の分割体5の背面から徐々に引き出されていき、やがて係合溝4dの終端が爪部5aに当接すると、その後は両分割体4,5が横長に広がった状態で一体化されてQ方向へ移動し、第1の分割体4の先端面がノーズベース1の閉端壁1cに当接すると扉3のQ方向への移動が停止して、これら第1および第2の分割体4,5にて挿入口2は完全に閉鎖された状態となる。すなわち、開扉状態で押圧操作部12dを押し込めば、ロック状態が解除されて扉3は圧縮コイルばね8の付勢力で閉方向へ移動し、自動的に挿入口2が閉鎖できるようになっている。
【0014】
このように本実施例では、挿入口2の開放時に、第1の分割体4と第2の分割体5を重ね合わせて短くした扉3を該挿入口2の側方に配置させることができるので、ノーズベース1の幅寸法(筐体の幅寸法)がディスクの直径の2倍以内に抑えられていて、マガジン式ディスク装置の小型化が実現されている。また、挿入口2の閉鎖時には、第1の分割体4のうち第2の分割体5と重なり合って隠れていた重合部4aを引き出して該挿入口2の幅寸法以上に扉3を長くし、その面積を広げることができるので、この扉3で挿入口2を完全に覆うことができる。
【0015】
そして、本実施例では、開扉状態で押圧操作部12dを押し込めば圧縮コイルばね8の付勢力で自動的に扉3が挿入口2を閉鎖するようになっているので、利用者が特に注意しなくとも閉扉動作を確実に行わせることができるとともに、閉扉後も扉3は圧縮コイルばね8の付勢力を受け続けるので、この扉3が車の振動で開方向へ位置ずれを起こすことはなく、よって挿入口2を半開き状態のまま放置して水滴や塵埃を筐体内へ侵入させてしまう虞がない。なお、扉3を閉方向へ付勢するため圧縮コイルばね8の代わりに引っ張りコイルばねを用いると、閉扉状態で十分な付勢力を与えにくいことから車の振動で扉3が開閉方向にガタつきやすくなるので、好ましくない。
【0016】
また、本実施例では、第1の分割体4の移動に伴いラック部6に噛み合いながら回転する歯車11がオイルダンパ10から抵抗を受け、該分割体4の移動速度が減じられるようになっているので、挿入口2の閉鎖が完了する際に、圧縮コイルばね8の付勢力で扉3の先端面がノーズベース1の閉端壁1cに勢いよく当たって不快な衝突音を発生する虞がなく、よって静かで円滑な品位の高い自動閉扉動作が実現されている。
【0017】
なお、本発明は上記実施例に限定されず、種々の変形例が可能である。例えば上記実施例ではガイド軸7の両端部がノーズベース1の側壁に支持固定してあるが、製造時の寸法管理を容易にするため、図11に示すように、ガイド軸7の一端部をノーズベース1の側壁で支えて他端部を自由端部となし、このガイド軸7を遊貫させた状態で扉に一体化されているブラケット9が、ガイド軸7の両端部間を支えながら矢印P,Q方向へ移動するような構造を採用してもよい。こうすることにより、ガイド軸7の軸線方向とブラケット9の移動方向との平行度に若干の狂いがあっても、このガイド軸7はブラケット9の移動に追従して軸線の向きを変えることができるので、厳格な寸法管理を行わなくともブラケット9をガイド軸7に沿って円滑に移動させることができ、よって製造コストの低減が図れる。このほか、ガイド軸の両端部を遊嵌状態でノーズベースの側壁が支える構造を採用したり、可撓性を有する合成樹脂製のガイド軸を用いるなどしても、同様に比較的ラフな寸法管理が可能となる。
【0018】
また、図12に示すように、ガイド軸7に回転ブッシュ14とワッシャ15を遊嵌し、圧縮コイルばね8の付勢力がこれら回転ブッシュ14とワッシャ15を介してブラケット9の駆動壁部9a、ならびにノーズベース1の側壁に作用するようにしてもよい。図13に示すように、この回転ブッシュ14の一端面には複数の突起14aが形成されており、各突起14aはテフロンなどの滑性に優れた材料からなるワッシャ15と当接している。このように構成すると、扉3の開閉動作に伴って長尺な圧縮コイルばね8に捩じり力が作用したとき、この捩じり力は回転ブッシュ14の回転によって吸収され、圧縮コイルばね8が安定的に圧縮または伸長動作するため、圧縮コイルばね8自体の捩じれに起因するきしみ音や、圧縮コイルばね8がガイド軸7と擦れて発生する異音を防止できる。
【0019】
あるいは、図14に示すように、ガイド軸7を剛性の高い金属シャフト7aとこの金属シャフト7aに回転自在に外嵌された樹脂パイプ7bとの2軸構造とし、かかる2軸構造のガイド軸7に図12のばね受け構造を採用してもよい。この場合、圧縮コイルばね8の両端で回転ブッシュ14が回転するだけでなく、中央部分でも樹脂パイプ7bが回転するため、圧縮コイルばね8に作用する捩じり力はその巻回領域全体にわたって吸収され、しかも、圧縮コイルばね8は金属に比べて軟質な樹脂パイプ7bと接触するため、異音の防止効果は一層高くなる。なお、これらの変形例において、回転ブッシュ14のいずれか一方を省略しても、圧縮コイルばね8に作用する捩じり力を吸収することは可能であり、回転ブッシュ14に代えてオイルレスベアリングやボールベアリングなどの他の回転部材を用いることも可能である。
【0020】
さらに、上記実施例では小型化を図るため複数の分割体4,5を組み合わせて扉3を構成しているが、一枚構造の扉であっても前記実施例と同様の構成で閉扉動作の自動化を図ることができる。さらにまた、マガジン式ディスク装置以外の車載用機器、例えば車載用収納ボックス等においても、その扉開閉機構に本発明が適用可能であることは言うまでもない。
【0021】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明による車載用機器の扉開閉機構は、開扉状態で扉のロックを解除すれば圧縮コイルばねの付勢力で該扉が閉方向へ移動し、自動的に挿入口が閉鎖できるとともに、閉扉後も扉に該付勢力を与え続けることができるので、閉扉動作が確実に行え、且つ車の振動で扉が開方向へ位置ずれを起こす虞がなくなって、防滴性や防塵性が高まるという優れた効果を奏し、また、この扉開閉機構にオイルダンパ等の減速手段を付設し、挿入口の閉鎖が完了する際に懸念される不快な衝突音の発生を防止しておけば、静かで円滑な高品位の自動閉扉動作が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るノーズベースの閉扉状態を示す背面側の斜視図である。
【図2】図1に示す閉扉状態の正面側の斜視図である。
【図3】該ノーズベースの開扉状態を示す背面側の斜視図である。
【図4】図1〜3に示す扉の分解斜視図である。
【図5】該扉の背面側の斜視図である。
【図6】図2のA−A線に沿う切断面におけるノーズベースと扉の係合状態を示す説明図である。
【図7】図1,3に示すオイルダンパの拡大図である。
【図8】図1,3に示すブラケットの拡大図である。
【図9】図1〜3に一部を示す閉扉用の押ボタンレバーを示す断面図である。
【図10】該押ボタンレバーの正面図である。
【図11】ガイド軸の取付構造の変形例を示す説明図である。
【図12】ばね受け構造の変形例を示す説明図である。
【図13】図12に示す回転ブッシュの斜視図である。
【図14】ばね受け構造の他の変形例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ノーズベース(前面板)
1a ストッパ部
1b 案内溝
2 挿入口
3 扉
4,5 分割体
4c,5b 係合突起
6 ラック部
7 ガイド軸
7a 金属シャフト
7b 樹脂パイプ
8 圧縮コイルばね
9 ブラケット
10 オイルダンパ
11 歯車
12 押ボタンレバー
12c 係止爪
12d 押圧操作部
14 回転ブッシュ
15 ワッシャ15

Claims (5)

  1. 車載用機器の前面部に配設される引き戸式の扉開閉機構であって、挿入口を有する前面板と、この前面板に摺動自在に係合して前記挿入口を開閉する扉と、ガイド軸に巻回されて前記扉を閉方向に付勢する圧縮コイルばねと、前記挿入口を開放した状態の前記扉を前記圧縮コイルばねの付勢力に抗してロックするロック手段とを備えたことを特徴とする車載用機器の扉開閉機構。
  2. 請求項1の記載において、前記圧縮コイルばねの付勢力で閉方向へ移動する前記扉の移動速度を減じるための減速手段を付設したことを特徴とする車載用機器の扉開閉機構。
  3. 請求項2の記載において、前記減速手段が、前記前面板に一体化されて前記扉の移動方向に沿って延びるラックと、前記扉に回転可能に取着されて前記ラックに歯合する歯車と、この歯車に対して回転動作を阻害する抵抗力を付与するオイルダンパとを備えていることを特徴とする車載用機器の扉開閉機構。
  4. 請求項1の記載において、前記圧縮コイルばねの少なくとも一方の端部に前記扉に対して回転自在な回転部材を弾接し、この回転部材を前記ガイド軸に回転自在に嵌合したことを特徴とする車載用機器の扉開閉機構。
  5. 請求項4の記載において、前記ガイド軸が、金属シャフトとこの金属シャフトに回転自在に外嵌された樹脂パイプとの2軸構造であることを特徴とする車載用機器の扉開閉機構。
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