JPH05269827A - 3次元成形における端部内径規制方法 - Google Patents

3次元成形における端部内径規制方法

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JPH05269827A
JPH05269827A JP7168392A JP7168392A JPH05269827A JP H05269827 A JPH05269827 A JP H05269827A JP 7168392 A JP7168392 A JP 7168392A JP 7168392 A JP7168392 A JP 7168392A JP H05269827 A JPH05269827 A JP H05269827A
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JP
Japan
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parison
molds
fitting
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inner diameter
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Withdrawn
Application number
JP7168392A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Ishikawa
喜宣 石川
Takashi Shimizu
隆 清水
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形品端部の内径を精度よく仕上げる。 【構成】 金型3,4の型内3a,4aの上下の端部に
バキューム室3b,3c、4b,4cを設け、該バキュ
ーム室に吸着部材7a,7b、8a,8bを取り付け
る。各バキューム室は配管9で真空ポンプ10に連絡す
る。パリソン2を型内3a,4aに挿入して真空ポンプ
10を働かせ、パリソン2の両端部を各吸着部材に吸着
して固定保持する。パリソン2の上部を切断してそのパ
リソン2の両端部に嵌挿部材13,14をシリンダ1
1,12で動かして嵌挿する。嵌挿部材13,14はパ
リソン両端部の内径を規制し、精度よく所定の寸法にす
る。パリソン2はその両端部を金型3,4に固定保持さ
れているため、嵌挿部材13,14の嵌装時や金型3,
4の移動時にずれたり揺動したりして姿勢を崩したり、
形状を変化させたりすることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3次元ブロー成形にお
いてダクト等の3次元成形品の端部の内径を規制して所
定の寸法に仕上げる、端部内径の規制方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブロー成形法においては、ダイか
ら押し出されて金型の型内に挿入されたパリソンの内部
に空気をノズルで吹き込み、その吹込み空気のみにより
パリソン全体を型の内壁に膨らませて所定の形状に成形
している(特公昭58ー47337号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の成形
法では、成形品の外径は型の内壁によって規制されるた
め、これを所定の寸法に仕上げることができるが、パリ
ソンの内側は吹込み空気の押圧を受けるだけであるた
め、内径を規制することができない。このため、成形品
が、例えば、端部を他の筒状部材に嵌め合わせて用いる
ダクトのような品物である場合、嵌合精度を上げること
ができず、嵌合部からガス洩れを生じたり、適度な嵌合
強度が得られずに弱すぎて簡単に外れたり、強すぎて容
易に嵌合することができない、といった問題点がある。
【0004】本発明は、成形品端部の内径を規制して所
定の寸法に精度よく仕上げることができる、3次元成形
における端部内径規制方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、金型の型両端部に吸着部材を設け、ダ
イから押し出されて金型の型内に挿入されたパリソンの
端部を上記吸着部材の真空引きによって固定保持し、該
パリソンの端部に嵌装部材を嵌装して該嵌装部材の外周
面でパリソンの上記端部の内径を規制する構成とした。
【0006】
【作用】金型の型内に設けられた吸着部材を真空引きし
てパリソンンの端部を金型に固定保持する。その状態の
まま、パリソンの端部に嵌挿部材を嵌挿する。これによ
ってパリソンの端部の内径が嵌挿部材の外周面で規制さ
れるようになり、所定の寸法に精度よく仕上がる。した
がって、適度な嵌合強度が得られる。
【0007】
【実施例】図1ないし図3は本発明を実施するブロー成
形機の一例を示す。これらの図において符号1はダイで
ある。ダイ1からパリソン2を下に押し出す。ダイ1の
下には金型3,4が開閉自在に設けられている。金型
3,4が接合状態においてパリソン2が挿入される。金
型3の上方と下方には、シリンダ5によって動かされて
パリソン2を切断するカッタ6が設けられている。な
お、上記のブロー成形機の基本構造は周知のものであ
る。
【0008】上記金型3,4の型内3a,4aの上端部
と下端部にはバキューム室3b,4b、3c,4cが設
けられ、それらのバキューム室には吸着部材7a,8
a、7b,8bがそれぞれ個々に嵌め込まれている。吸
着部材7a,8a、7b,8bは相互に連らなる無数の
小孔を有し、それらの小孔を表面に開口させている。金
型3にはバキューム室3b,3cに通じる連通孔3d,
3eが形成され、それらの連通孔3d,3eは配管9に
よって真空ポンプ10に連絡されている。
【0009】金型4のバキューム室4b,4cは金型
3,4の接合状態において金型3のバキューム室3b,
3cに個々に連通する。このため、金型3,4が互いに
接合している状態で真空ポンプ10を作動させると、各
バキューム室3b,4b、3c,4cが負圧となり、型
内3a,4aの空気が吸着部材7a,8a、7b,8b
の小孔を通して吸引される。金型3,4の型内3a,4
aに挿入されたパリソン2の上端部と下端部は、各吸着
部材の上記吸引作用によって金型3,4に固定保持され
る。
【0010】ダイ1の横にはシリンダ11,12が設け
られ、ピストンロッド11a,12aに嵌挿部材13,
14を個々に支持している。各嵌挿部材13,14は、
吸着部材7a,8a、7b,8bの吸引作用で固定保持
されたパリソン2の端部に嵌め入れられて外周面でパリ
ソン2の内径を規制するものである。金型3,4は、ダ
イ1と、嵌挿部材13,14との間を相対的に移動自在
とされている。嵌挿部材14は、エアポンプ(図示せ
ず)に連絡された空気の吹出し口14aを有し、吹込み
ノズルを兼ねている。
【0011】また、ダイ1の下方には吸引カップ15が
上下自在に配設されている。吸引カップ15は真空ポン
プ10に配管16で連絡されており、パリソン2が型内
3a,4aに挿入される際に空気を吸引して型3a,4
a内に上から下に向う気流を生じさせ、パリソン2をそ
の気流によって下に導く。配管9,16の分岐部分には
切換弁17が設けられている。
【0012】次に、上記のように構成されたブロー成形
機による、本発明の3次元成形における端部内径規制方
法の一実施例を説明する。ダイ1の真下で互いに接合さ
れた金型3,4の下面に吸引カップ15を密接させて真
空ポンプ10で空気を吸引し、型内3a、4aに空気を
上から下に流通させながら、ダイ1からパリソン2を押
し出して型内3a,4aに挿入する。
【0013】このようにしてパリソン2が型内3a,4
aに挿入され終ったら、切換弁17を切り換えて吸引カ
ップ15による空気の吸引を中止し、吸着部材7a,8
a、7b,8bで空気を吸引する。これにより、パリソ
ン2はその上端部を吸着部材7a,8aに、また下端部
を吸着部材7b,8bにそれぞれ吸着されて固定保持さ
れる。
【0014】次いで、パリソン2を金型3,4に固定保
持したまま、シリンダ5でカッタ6を動かしてパリソン
2の上部を切断するとともに、吸引カップ15を金型
3,4から下に離し、金型3,4を嵌挿部材13,14
の位置に横移動させる。この際上記のようにパリソン2
は金型3,4に固定保持されているため、カッタ6によ
り支障なく良好に切断されるとともに、金型3,4の横
移動に際して大きく揺れ動いて姿勢を崩したり、変形し
たりすることがない。
【0015】金型3,4が横移動して嵌挿部材13,1
4の位置についたら、シリンダ11,12で嵌挿部材1
3,14を動かして、それらの嵌挿部材13,14をパ
リソン2の上端部と下端部に個々に嵌め入れる。この操
作によってパリソン2の上端部と下端部の内径が嵌挿部
材13,14の外周面で規制される。この際において
も、パリソン2の上端部と下端部が吸着部材7a,8
a、7b,8bにしっかりと固定されているため、嵌挿
部材13,14の嵌挿移動でパリソン2の上端部が下
に、また下端部が上にずれ動くようなことはない。
【0016】最後に、嵌挿部材14の吹出し口14aか
ら空気を吹き込んでパリソン2を型内3a,4aに膨ら
ませて所定の形状に成形し、パリソン2が冷却するのを
まって金型3,4を開き、製品として取り出す。上記に
おいて、適当な時機に吸着部材によるパリソン2の吸着
を止め、また嵌挿部材13,14をパリソン2から引き
抜く。
【0017】上記以外の実施例等については以下に列記
する。 (1) 図の成形品は曲り管であり、パリソン2の型内
3a,4aへの挿入を円滑に行うために吸引カップ15
が用いられているが、型内へのパリソン2の挿入が容易
な成形品の場合は吸引カップ15を省くことができる。
【0018】(2) 成形品によっては、パリソン2の
上端部の内径だけ、或いは下端部の内径だけを嵌挿部材
13,14で規制すればよいものがある。このような成
形品の場合は、金型3,4の上部のみ、或いは下部のみ
に吸着部材7a,8a、7b,8bが設けられるのは言
うまでもない。また、一方の端部の内径だけを規制する
ようにした場合における成形品の他方の端部の成形は、
例えば、前述の特公昭58ー47337号公報のよう
に、金型3,4に補助割型を付設するなどして、従来周
知の方法で行う。
【0019】(3) 上記実施例では、吸着部材7a,
8a、7b,8bとして、連続気泡構造の多孔材料を用
いたが、例えば、図4に示すように、多数の小孔を穿設
した平板等を用いることもできる。 (4) ブロー成形機の細部構造は任意であり、また吸
着部材7a,8a、7b,8bと吸引カップ15の配管
系等は図のものに限られるものではない。 (5) 本発明はダクトやパイプ、或いはそれらに類す
る中空製品の成形に適用して好適である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、金型の
型内の端部に吸着部材を設け、ダイから押し出されて金
型の型内に挿入されたパリソンの端部を上記吸着部材の
真空引きによって固定保持し、該パリソンの端部に嵌装
部材を嵌装して該嵌装部材の外周面でパリソンの上記端
部の内径を規制する構成とされているので、ダクト等の
端部の内径を正確に規制して精度よく仕上げることがで
きる。したがって、成形品が他の部材等に嵌合されるよ
うな物であっても、適度な嵌合強度を得ることができ、
また嵌合部からのガス洩れ等を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施するブロー成形機の金型に対す
るパリソンの挿入状態を示す断面図である。
【図2】 同じく、吸着部材によるパリソンの固定保持
状態を示す断面図である。
【図3】 嵌挿部材によるパリソン端部の内径規制状態
を示す断面図である。
【図4】 他の吸着部材の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ダイ 2 パリソン 3,4 金型 3a,4a 型内 7a,7b,8a,8b 吸着部材 13,14 嵌挿部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型の型両端部に吸着部材を設け、ダイ
    から押し出されて金型の型内に挿入されたパリソンの端
    部を上記吸着部材の真空引きによって固定保持し、該パ
    リソンの端部に嵌装部材を嵌装して該嵌装部材の外周面
    でパリソンの上記端部の内径を規制することを特徴とす
    る3次元成形における端部内径規制方法。
JP7168392A 1992-03-27 1992-03-27 3次元成形における端部内径規制方法 Withdrawn JPH05269827A (ja)

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Effective date: 19990608