JPH052691Y2 - - Google Patents

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JPH052691Y2
JPH052691Y2 JP18551685U JP18551685U JPH052691Y2 JP H052691 Y2 JPH052691 Y2 JP H052691Y2 JP 18551685 U JP18551685 U JP 18551685U JP 18551685 U JP18551685 U JP 18551685U JP H052691 Y2 JPH052691 Y2 JP H052691Y2
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JP
Japan
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plate
boss
box
plate boss
welded
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JP18551685U
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JPS6294149U (ja
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば油圧シヨベルやローダシヨベ
ルのような作業機におけるフロントの関節部、す
なわちブーム、アーム等のリンクどうしの連結部
あるいはリンクと他の装置、部材との連結部の軸
受構造に係り、より詳しくは、連結ピンを挿着す
る板ボスを断面矩形のボツクス部に溶接する構造
を有するものに関する。
(従来の技術) 第7図に示すように、油圧シヨベルにおいて
は、ブーム1の先端にピン2を介してアーム3を
回動自在に連結し、アーム3の先端にピン9を介
してバケツト4を回動自在に連結してなる。前記
アーム3の先端には、第8図に示すように、アー
ム3の上板および下板にそれぞれ連結した上板5
および下板6と、左右の側板7とを相互に溶接し
た断面矩形のボツクス部3aを形成し、該ボツク
ス部3aの先端に、バケツト連結ピンをブツシユ
を介して挿着する穴8aを有する板ボス8を溶接
10してなる。
しかしこの従来構造によると、板ボス8から上
板5、下板6にそれぞれ至る溶接部10近傍にお
ける板厚の変化が大きいため、溶接部10ないし
はその近傍において応力集中が生じやすく、従つ
て溶接部10の近傍に亀裂が生じたり折損したり
するおそれがあつた。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、上記の問題点に鑑みてなされたもの
で、前記ボツクス部と板ボスとの溶接部ないしは
その近傍部における応力集中の発生がなく、強度
および耐久性の面で優れた作業機フロントの軸受
構造を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、作業機のフロントを構成するリンク
の端部に、上板、下板および左右の側板からなる
断面形状が矩形をなすボツクス部を形成し、該ボ
ツクス部の先端に連結ピンを挿着する板ボスを溶
接してなる作業機フロントの軸受構造において、
前記板ボスの前記ボツクス溶接側の面をアール面
に形成し、該板ボスのボツクス側上下端部をそれ
ぞれ前記上板、下板の板厚に等しくし、前記側板
の先端部は前記アール面に合致するアール部に形
成し、該側板のアール部を前記板ボスのアール面
に溶接すると共に、前記上板、下板の端部を前記
板ボスのボツクス側上下端部にそれぞれ溶接した
ことを特徴とするものであり、板ボスからボツク
ス部に至る部分の断面積の変化が緩やかとなるの
で、応力集中を緩和することができる。
(実施例) 第1図ないし第5図は本考案による軸受構造の
一実施例であり、第7図および第8図と同一符号
は同じ機能を発揮するものまたは部分を示す。第
2図に示すように、アーム3の先端に2又状にボ
ツクス部3aが形成され、該ボツクス部3aは、
アーム3の上板、下板にそれぞれ連続して形成さ
れた上板5、下板6と、左右の側板7,7′とか
らなり、これらは、第3図に示すように、断面形
状が矩形をなすように、溶接10により一体に形
成される。
前記ボツクス部3aの先端に設けられる板ボス
8の前記ボツクス溶接側の面は、アール面8bに
形成され、該板ボス8のボツクス側上下端部の厚
さW1,W2はそれぞれ前記上板5、下板6の板厚
W1,W2とし、かつ、前記側板7の先端部は前記
アール面8bに合致するアール部7aに形成し、
該側板7のアール部7aを前記板ボス8のアール
面8bに溶接10する(第5図参照)と共に、前
記上板5、下板6の端部を前記板ボス8のボツク
ス側上下端部にそれぞれ溶接10する(第3図参
照)。
このような構造とすれば、板ボス8からボツク
ス部3aに至る部分の断面積の変化が緩やかとな
るので、応力集中を緩和することができる。
また、第4図に示すように、板ボス8のアール
面8bと側板7のアール部7aを1つの曲率半径
Rを有する形状とすることにより、例えば加工装
置として、回転するアームの任意回転半径位置に
取付けられるガス溶断装置を用いることにより、
容易にアール8bを加工することができるという
利点があり、また、板ボス8と側板7とを重ねて
前記溶断装置により同時にアール面8bおよびア
ール部7aを加工することができる。
第6図は板ボス8を鋳物により形成した本考案
の他の実施例であり、前記アール面8bは前記側
板7,7′との溶接面にのみ形成し、他の部分に
凹部8cを設けることにより、肉厚を薄くしたも
のである。
なお、以上の説明は、油圧シヨベルのアームと
バケツトとの連結部について説明したが、ブーム
とアームとの連結部等、他のリンクどうしあるい
はリンクと他の装置、部材の連結部についても本
考案を採用でき、さらにローダシヨベル等の他の
作業機フロントの関節部にも採用できる。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案においては、板ボス
の溶接側面をアール面に形成し、該板ボスのボツ
クス側上下端部をそれぞれ前記上板、下板の板厚
に等しくし、前記側板の先端部は前記アール面に
合致するアール部に形成し、該側板のアール部を
前記板ボスのアール面に溶接すると共に、前記上
板、下板の端部を前記板ボスのボツクス側上下端
部にそれぞれ溶接したので、板ボスからボツクス
部に至る部分の断面積の変化が緩やかとなり、こ
れによつて、応力集中を緩和することができ、軸
受部の強度と耐久性が高められる。また、板ボス
のボツクス側の溶接面を1つの曲率半径からなる
アール面に形成したので、鋼材等から切断加工に
より製作する場合には、側板と共に、所定の回転
半径により回転する溶断装置によつて容易に加工
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による軸受構造の一実施例を示
す側面図、第2図は該実施例の平面図、第3図は
第1図の一部省略A−A拡大断面図、第4図は該
実施例の板ボスと側板との分解側面図、第5図は
第1図の一部省略B−B拡大断面図、第6図Aは
本考案の他の実施例である板ボスの側面図、Bは
その断面図、第7図は油圧シヨベルのフロントの
一部を示す側面図、第8図は従来の軸受構造を示
す側面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 作業機のフロントを構成するリンクの端部に、
    上板、下板および左右の側板からなる断面形状が
    矩形をなすボツクス部を形成し、該ボツクス部の
    先端に連結ピンを挿着する板ボスを溶接してなる
    作業機フロントの軸受構造において、前記板ボス
    の前記ボツクス溶接側の面を1つの曲率半径から
    なるアール面に形成し、該板ボスのボツクス側上
    下端部をそれぞれ前記上板、下板の板厚に等しく
    し、前記側板の先端部は前記アール面に合致する
    アール部に形成し、該側板のアール部を前記板ボ
    スのアール面に溶接すると共に、前記上板、下板
    の端部を前記板ボスのボツクス側上下端部にそれ
    ぞれ溶接したことを特徴とする作業機フロントの
    軸受構造。
JP18551685U 1985-12-03 1985-12-03 Expired - Lifetime JPH052691Y2 (ja)

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JP18551685U JPH052691Y2 (ja) 1985-12-03 1985-12-03

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JP18551685U JPH052691Y2 (ja) 1985-12-03 1985-12-03

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JPS6294149U JPS6294149U (ja) 1987-06-16
JPH052691Y2 true JPH052691Y2 (ja) 1993-01-22

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