JP4716923B2 - バケットのアイドラリンク - Google Patents

バケットのアイドラリンク Download PDF

Info

Publication number
JP4716923B2
JP4716923B2 JP2006143806A JP2006143806A JP4716923B2 JP 4716923 B2 JP4716923 B2 JP 4716923B2 JP 2006143806 A JP2006143806 A JP 2006143806A JP 2006143806 A JP2006143806 A JP 2006143806A JP 4716923 B2 JP4716923 B2 JP 4716923B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bucket
link
arm
pair
edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006143806A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007314981A (ja
Inventor
吉弘 岡本
Original Assignee
キャタピラー エス エー アール エル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by キャタピラー エス エー アール エル filed Critical キャタピラー エス エー アール エル
Priority to JP2006143806A priority Critical patent/JP4716923B2/ja
Publication of JP2007314981A publication Critical patent/JP2007314981A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4716923B2 publication Critical patent/JP4716923B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、アームに揺動自在に装備したバケットを揺動させるバケットリンクのアイドラリンクに関する。
図4を参照して説明する。周知の例えば油圧ショベルは、作業腕装置のアーム2の先端にピン4により揺動自在に取り付けたバケット6を備えている。バケット6はアーム2に装備したバケット作動シリンダ8を伸縮させることにより、バケット6とバケット作動シリンダ8を結ぶバケットリンク10を介して揺動作動される(例えば、特許文献1参照)。
バケットリンク10は、一端をバケット6の、揺動中心であるピン4から離れた部位に回動自在に連結したパワーリンク12と、このパワーリンク12の他端とバケット作動シリンダ8のロッド8aとの連結部に、一端を同一軸線上でピン14によって回動自在に連結し、他端をアーム2にピン16によって回動自在に連結したアイドラリンク18を備えている。アイドラリンク18は、アーム2のピン16が伸びる方向の両側に実質上同一のものが一対備えられている。
アイドラリンク18は、鋼板を切断成形して両端部に連結用のピン孔20、22を有した帯状に形成されている。帯形状の、バケット5に隣接する縁部には、バケット作動シリンダ8を伸張させバケット6を、ピン4を中心に揺動させ、開口部6aをアーム2側に巻込んだ状態(図4の状態)において、バケット6のピン4取付部と干渉しないように窪んだ凹部18aが形成されている。
特開2002−180493号公報(第11図)
上述したとおりの形態の従来のバケットのアイドラリンクには、次のとおりの解決すべき課題がある。
アイドラリンク18には、バケット作動シリンダ8によるバケット6の掘削力、あるいはバケット6からの負荷反力が、両端のピン14、16を介し引張力あるいは圧縮力として繰り返し作用する。この力は、アイドラリンク18の凹部18a、特にピン孔20、22に近いR部分に応力集中を発生させ、アイドラリンク18の強度および寿命を低下させる原因になっている。アイドラリンク18の強度を向上させるには、より厚い鋼板材料を使用する、応力が集中するR部分の仕上精度を向上させる、などの製作上の問題があった。
本発明は上記事実に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、バケットを揺動させるバケットリンクに備えるアイドラリンクの強度を、比較的簡単な構造で向上させることである。
本発明によれば上記技術的課題を解決するバケットのアイドラリンクとして、アームの先端に揺動自在に装備したバケットに連結するパワーリンクとアームに装備したバケット作動シリンダの連結部に一端が回動自在に連結し、他端がアームに回動自在に連結するアイドラリンクが、両端部に連結用のピン孔を有して延びる平板状のリンク本体と、リンク本体の片面の一対のピン孔間のピン孔それぞれの中心を結ぶ線上に一体的に立設した帯状の補強板とを備え、リンク本体が、両端部それぞれに形成した円弧の縁部と、該中心を結ぶ線に実質上平行に一側に延びる直線部を有して一対の円弧縁部それぞれから山形に突出した山形縁部と、該中心を結ぶ線に実質上平行に他側に延びる直線部を有して一対の円弧縁部それぞれから谷形に窪んだ谷形縁部とを備えている、ことを特徴とするバケットのアイドラリンクが提供される。
本発明に従って構成されたバケットのアイドラリンクは、両端に連結用のピン孔を有して延びる平板帯状のリンク本体が、バケットとの干渉防止用の窪んだ谷形縁部を備えるとともに他側に突出した山形縁部を備え、さらに補強板を一対のピン孔間にリンク本体に一体的に備えている。したがって、アイドラリンクに作用する引張力あるいは圧縮力に対し、より厚い鋼板材料を使うことなく、また縁部の仕上精度を格別に向上させることなく、簡単な構造で強度を増加させることができる。
以下、本発明に従って構成されたバケットのアイドラリンクについて、アームの先端にバケットを装備した作業機械の代表例である油圧ショベルにおける好適実施形態を図示している添付図面を参照して、さらに詳細に説明する。
なお、図1〜図3において、図4と実質上同一の部分は同一の符号で示されている。
図2および図3を参照して説明する。図3に番号24で示す油圧ショベルは、下部走行体26の上に上部旋回体28を旋回自在に備え、上部旋回体28は、運転室30、エンジン室32などとともに、多関節の作業腕装置34を備えている。
作業腕装置34は、上部旋回体28に上下方向に揺動自在に取り付けたブーム34a、ブーム34aの先端に上下方向に揺動自在に取り付けたアーム2、アーム2の先端に上下方向に揺動自在に取り付けたバケット6を備え、上部旋回体28とブーム34aの間には一対のブーム作動シリンダ34b、34b、ブーム34aとアーム2の間にはアーム作動シリンダ34c、アーム2とバケット6の間にはバケットリンク10を介してバケット作動シリンダ8を備えている。
主として図2を参照して説明する。バケット6はアーム2の先端にピン4によって揺動自在に取り付けられている。バケットリンク10は、一端を、バケット6のピン4から離れた部位にピン5により回動自在に連結したパワーリンク12と、このパワーリンク12の他端とバケット作動シリンダ8のロッド8aとの連結部に、一端を同一軸線上でピン14により回動自在に連結し、他端をアーム2にピン16により回動自在に連結したアイドラリンク36を備えている。アイドラリンク36は、ピン16が伸びる方向のアーム2の両側に一対、実質上対称に形成され備えられている。
バケット6は、ピン4を中心に、バケット作動シリンダ8を伸張作動させると矢印Y1で示す時計方向に、収縮作動させると矢印Y2で示す反時計方向にそれぞれ揺動する。図2はバケット6をY1方向に一杯に揺動させ、開口部6aをアーム2側に巻込んだ状態を示している。
アイドラリンク36について図1を参照して説明する。アイドラリンク36は、両端部に連結用のピン孔20、22を有して延びる平板状のリンク本体36aと、リンク本体36aの片面の一対のピン孔20、22間のピン孔それぞれの中心を結ぶ線X上に一体的に溶接され立設した矩形帯状の補強板36bを備えている。
リンク本体36aは、両端部それぞれに形成した円弧の縁部E1、E2と、中心を結ぶ線Xに実質上平行に一側に延びる直線部S1を有して一対の円弧縁部E1、E2それぞれから山形に突出した山形縁部E3と、中心を結ぶ線Xに実質上平行に他側に延びる直線部S2を有して一対の円弧縁部E1、E2それぞれから谷形に窪んだ谷形縁部E4を備えている。
山形縁部E3の直線部S1の両端は、一対の円弧縁部E1、E2に接する直線により接続されている。谷形縁部E4の直線部S2の両端は、一対の円弧縁部E1、E2に接するRにより滑らかに接続されている。
谷形縁部E4は、バケット6を、ピン4を中心に揺動させ開口部6aをアーム2側に巻込んだ状態(図2の状態)において、バケット6のピン4取付部と干渉しないように形成されている。
上述したとおりのバケットのアイドラリンク36の作用効果について説明する。
バケットのアイドラリンク36は、両端に連結用のピン孔20,22を有して延びる平板帯状のリンク本体36aに、バケット6との干渉を防止するための窪んだ谷形縁部E4を備えるとともに、他側に突出した山形縁部E3を備え、さらに一対のピン孔20,22の間にリンク本体36aに一体的に設けた補強板36bを備えている。したがって、一対のピン孔20、22間に作用する引張力あるいは圧縮力に対して、より厚い鋼板材料を使うことなく、また仕上精度を向上させることなく、簡単な構造で強度を増加させることができる。
本発明に従って構成されたバケットのアイドラリンクの、(a)は正面図、(b)はA−A矢印方向に見た側面図、(c)はB−B矢印方向に見た断面図。 図1に示すアイドラリンクを備えたアームの先端部分の側面図。 図1に示すアイドラリンクを備えた油圧ショベルの斜視図。 従来のアイドラリンクを備えたアームの先端部分の側面図。
符号の説明
2:アーム
6:バケット
8:バケット作動シリンダ
12:パワーリンク
20:ピン孔
22:ピン孔
36:アイドラリンク
36a:リンク本体
36b:補強板
E1、E2:円弧縁部
E3:山形縁部
E4:谷形縁部
S1、S2:直線部
X:中心を結ぶ線

Claims (1)

  1. アームの先端に揺動自在に装備したバケットに連結するパワーリンクとアームに装備したバケット作動シリンダの連結部に一端が回動自在に連結し、他端がアームに回動自在に連結するアイドラリンクが、
    両端部に連結用のピン孔を有して延びる平板状のリンク本体と、
    リンク本体の片面の一対のピン孔間のピン孔それぞれの中心を結ぶ線上に一体的に立設した帯状の補強板とを備え、
    リンク本体が、
    両端部それぞれに形成した円弧の縁部と、
    該中心を結ぶ線に実質上平行に一側に延びる直線部を有して一対の円弧縁部それぞれから山形に突出した山形縁部と、
    該中心を結ぶ線に実質上平行に他側に延びる直線部を有して一対の円弧縁部それぞれから谷形に窪んだ谷形縁部とを備えている、
    ことを特徴とするバケットのアイドラリンク。
JP2006143806A 2006-05-24 2006-05-24 バケットのアイドラリンク Active JP4716923B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006143806A JP4716923B2 (ja) 2006-05-24 2006-05-24 バケットのアイドラリンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006143806A JP4716923B2 (ja) 2006-05-24 2006-05-24 バケットのアイドラリンク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007314981A JP2007314981A (ja) 2007-12-06
JP4716923B2 true JP4716923B2 (ja) 2011-07-06

Family

ID=38849095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006143806A Active JP4716923B2 (ja) 2006-05-24 2006-05-24 バケットのアイドラリンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4716923B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5397322B2 (ja) * 2010-06-10 2014-01-22 コベルコ建機株式会社 作業アタッチメントおよび建設機械
JP7058200B2 (ja) 2018-09-06 2022-04-21 株式会社竹内製作所 作業装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6190946A (ja) * 1984-10-09 1986-05-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子複写機の搬送装置
US4670020A (en) * 1984-12-24 1987-06-02 Ford Motor Company Carbon ignition temperature depressing agent and method of regenerating an automotive particulate trap utilizing said agent
JPH07216932A (ja) * 1994-01-28 1995-08-15 Okada Aiyon Kk 衝撃破砕工具を備えた油圧作業車両
JP3677905B2 (ja) * 1996-11-14 2005-08-03 株式会社小松製作所 建設機械の作業機着脱装置
JP4341787B2 (ja) * 1999-02-26 2009-10-07 ヤンマー株式会社 作業機装着構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007314981A (ja) 2007-12-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4235186B2 (ja) 作業車両の積込み装置
WO2008018194A1 (en) Boom
US8567835B2 (en) Severe duty grapple with tubular pivot
WO2006098082A1 (ja) フロント作業機の配管構造
JP4716923B2 (ja) バケットのアイドラリンク
JP2006188870A (ja) 建設機械のバケット
JP4556538B2 (ja) 建設機械
JP3730551B2 (ja) オフセットブーム式建設機械
JP2002242227A (ja) 作業機械の作業腕構造
WO2018062418A1 (ja) 作業機用の箱形構造体
JP4703528B2 (ja) 掘削作業機のシリンダ取付構造
JP6914829B2 (ja) 作業機のアーム
JP3577670B2 (ja) 建設機械のバケット
JP4237682B2 (ja) 作業機械の作業腕
JP5397322B2 (ja) 作業アタッチメントおよび建設機械
JP4067070B2 (ja) 作業車両の作業機支持構造
JP6647327B2 (ja) 油圧ショベル
JP2004108019A (ja) 建設機械の作業腕及びその製造方法
JPH11140901A (ja) 油圧ショベルの作業機アーム
JP3550500B2 (ja) ブーム構造
JP6629010B2 (ja) 作業機
JP2002309607A (ja) 油圧ショベルの作業機ブーム、アーム
JP2003090060A (ja) 建設機械のブーム
JP4785783B2 (ja) 作業機のドーザ装置
JP2002364017A (ja) 建設機械におけるブーム構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081118

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100713

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110329

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4716923

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140408

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250