JP2002309607A - 油圧ショベルの作業機ブーム、アーム - Google Patents
油圧ショベルの作業機ブーム、アームInfo
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Abstract
能な油圧ショベルの作業機ブーム、アームを提供する。 【解決手段】 ブーム(10)および/またはアーム(20)
を、断面図に示すように、左部材(11,21)と右部材(12,2
2)とから構成し、上下面で突き合わせ溶接する。そして
左右両側面には稜線(13)を有し、2点鎖線で示す平面X
−Xより外側に向けてふくらませた、ふくらみ面板(14,
14a)に形成した面板を、長手方向に設ける。上下4隅の
角部をそれぞれ曲面部(15)に形成する。
Description
業機のブーム、アームに関する。
圧ショベル1aの側面図である。図4において、走行体
2に旋回自在に搭載された上部旋回体3には作業機装置
4が搭載されている。すなわち、上部旋回体3の前部に
は中空箱型断面構成のブーム40が、ブーム取付ピン5
により揺動自在に取り付けられており、上部旋回体3に
一端部を連結されたブームシリンダ6の他端部はブーム
40の左右両側面部に連結されている。ブーム40の先
端部には中空箱型断面構成のアーム50がアーム取付ピ
ン16により揺動自在に取り付けられ、アーム50の後
端部とブーム40の上面に取り付けられたアームシリン
ダブラケット17とはアームシリンダ7により連結され
ている。アーム50の先端部にはバケット30がバケッ
ト取付ピン26により揺動自在に取り付けられている。
アーム50の上面部に取り付けられたバケットシリンダ
ブラケット27と、アーム50の先端部近傍に取り付け
られ、バケット30と連結するリンク31とはバケット
シリンダ8により連結されている。図5は図4に示すブ
ーム40のC−C矢視図及びアーム50のD−D矢視図
である。図5において、ブーム40は上面板41、下面
板42及び左右側板43,43とから中空4角断面形状
に構成され、4隅は開先溶接されている。アーム50も
上面板51、下面板52及び左右側板53,54により
ブーム40と同様に構成されている。
業中にはバケット30の先端部に色々な方向から外力が
加わり、ブーム40及びアーム50には大きな曲げ力や
捩り力が加えられる。その場合、上記構成においては第
1に、4角断面の4隅は、上下面板41,42,51,
52と左右側板43,53とが直交して当接し、開先溶
接されているため応力集中が発生する。第2に、4面の
板が平板であるため座屈し易い。そのため、断面形状を
大きくしたり、補強リブを設けたり、板厚を厚くする必
要があり、重量が増大するという問題がある。
たものであり、応力集中の発生が少なく、面の座屈強度
が大きく、軽量化を図ることのできる油圧ショベルの作
業機ブーム、アームを提供することを目的としている。
的を達成するために、第1発明は、中空箱型断面構成の
油圧ショベルの作業機のブーム、アームにおいて、前記
ブームおよび/またはアームの、上下左右面板の少なく
とも一面板を、断面視で外側に向けてふくらませた、ふ
くらみ面板(14,14a)に形成した構成としている。
圧ショベルのブーム、アームの面板を、断面視で外側に
向けてふくらませた、ふくらみ面板に形成したため、そ
の面板の剛性が高くなり、曲げや座屈強度が向上する。
したがって、ブーム、アームの板厚を薄くすることがで
き、重量軽減が図れる。
らみ面板は、ブームおよび/またはアームの長手方向に
稜線を有する構成としている。
らみ面板に、長手方向に稜線を設けたため、面板の剛性
を一層高めることができる。
て、前記ブームおよび/またはアームの、中空箱型断面
形状の角部を曲面部に形成した構成としている。
形成したため、この部分の応力集中を防止できる。した
がって、ふくらみ面板と合わせて強度を向上することが
でき、ブーム、アームの板厚を薄くすることができて重
量軽減が図れる。
ルの作業機ブーム、アームの実施形態について、図面を
参照して詳述する。
圧ショベル1の側面図であり、図2は図1のA−A矢視
及びB−B矢視である第1実施形態のブーム及びアーム
の一例の断面図である。図4に説明した従来のものと同
一部材には同一符号を付して説明は省略し、異なる部分
についてのみ説明する。図1、図2において、上部旋回
体3にはブーム10が取り付けられ、ブーム10の先端
部にはアーム20が取り付けられている。ブーム10は
左部材11と右部材12とから構成され、上下面で突き
合わせ溶接されている。そして左右両側面部には稜線1
3を有し、図2に示す断面視で、2点鎖線で示す平面X
−Xより外側に向けてふくらませた、ふくらみ面板1
4,14に形成した面板が、長手方向に設けられてい
る。上下4隅の角部はそれぞれ曲面部15に形成されて
いる。上下4隅の曲面部15の曲率半径Rはブーム10
の高さHの約5%〜20%であり、十分に大きい。アー
ム20も同様に左右部材21,22から構成され、ブー
ム10と同様な形状に形成されているので、詳細な説明
は省略する。
0及びアーム20は上記のような構成としたため、側面
部の座屈強度を向上すると共に、4隅に応力集中が発生
することを防止できる。したがって、ブーム10及びア
ーム20の板厚を低減し、軽量化することができる。
の断面図である。図3において、ブーム10aは、一枚
の部材11aを、4箇所の角部を曲面部15に形成して
中空箱型断面を形成し、下面でつき合わせ溶接して構成
している。そして、上面に断面視で外側に向けてふくら
ませた、ふくらみ面板14aに形成した面板を設け、左
右側面に断面視で外側に向けてふくらませた、ふくらみ
面板14,14に形成した面板を設けており、それぞれ
長手方向に稜線13を有している。本構成によればフー
ム10aの上面および左右両側面の座屈剛性を高めると
共に、溶接線を一箇所にして製作工数を低減することが
できる。なお、アーム20aも同様の構成である。
の側面図である。
形状の一例を示し、図1のA−A矢視図及びB−B矢視
図である。
形状の一例を示し、図1のA−A矢視図及びB−B矢視
図である。
側面図である。
ン、6…ブームシリンダ、7…アームシリンダ、8…バ
ケットシリンダ、10,10a…ブーム、11,21…
左部材、12,22…右部材、13…稜線、14,14
a…ふくらみ面板、15…曲面部、16…アーム取付ピ
ン、17…アームシリンダブラケット、20…アーム、
26…バケット取付ピン、27…バケットシリンダブラ
ケット、30…バケット、31…リンク。
Claims (3)
- 【請求項1】 中空箱型断面構成の油圧ショベルの作業
機のブーム、アームにおいて、前記ブーム(10)および/
またはアーム(20)の、上下左右面板の少なくとも一面板
を、断面視で外側に向けてふくらませた、ふくらみ面板
(14,14a)に形成したことを特徴とする油圧ショベルの作
業機ブーム、アーム。 - 【請求項2】 請求項1記載の油圧ショベルの作業機ブ
ーム、アームにおいて、前記ふくらみ面板(14,14a)は、
ブーム(10)および/またはアーム(20)の長手方向に稜線
(13)を有することを特徴とする油圧ショベルの作業機ブ
ーム、アーム。 - 【請求項3】 請求項1、又は2記載の油圧ショベルの
作業機ブーム、アームにおいて、前記ブーム(10)および
/またはアーム(20)の、中空箱型断面形状の角部を曲面
部(15)に形成したことを特徴とする油圧ショベルの作業
機ブーム、アーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001119861A JP2002309607A (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | 油圧ショベルの作業機ブーム、アーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001119861A JP2002309607A (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | 油圧ショベルの作業機ブーム、アーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002309607A true JP2002309607A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18970005
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001119861A Pending JP2002309607A (ja) | 2001-04-18 | 2001-04-18 | 油圧ショベルの作業機ブーム、アーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002309607A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009255262A (ja) * | 2008-04-21 | 2009-11-05 | Ko Monken | 把持装置ヘッド |
JP6322329B1 (ja) * | 2017-11-22 | 2018-05-09 | 株式会社神戸製鋼所 | ドアビーム |
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-
2001
- 2001-04-18 JP JP2001119861A patent/JP2002309607A/ja active Pending
Patent Citations (4)
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JP2019093905A (ja) * | 2017-11-22 | 2019-06-20 | 株式会社神戸製鋼所 | ドアビーム |
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