JPH05268276A - 狭帯域msk変調回路 - Google Patents

狭帯域msk変調回路

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JPH05268276A
JPH05268276A JP6192492A JP6192492A JPH05268276A JP H05268276 A JPH05268276 A JP H05268276A JP 6192492 A JP6192492 A JP 6192492A JP 6192492 A JP6192492 A JP 6192492A JP H05268276 A JPH05268276 A JP H05268276A
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JP
Japan
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data
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read
carrier
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Pending
Application number
JP6192492A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Kono
勝美 河野
Sumio Takagi
純夫 高木
Mitsuhiro Inai
光博 井内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furuno Electric Co Ltd
Original Assignee
Furuno Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furuno Electric Co Ltd filed Critical Furuno Electric Co Ltd
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  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 網に取り付けられ水温等を送信するネットゾ
ンデにおいて狭帯域を実現する。 【構成】 送信データに対応する種々の波形信号をテー
ブルROMから読み出して得た信号をサブキャリアとす
るMKS変調回路において、送信データの変化点前後の
波形信号相互が滑らかにつながるよう、各データ変化点
の前後で別に準備した波形信号をテーブルROMから読
み出すことにより、送信時に帯域の拡がるのを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、漁撈用の網に取り付け
て水温や水深等のデータを送信するネットゾンデにおい
て狭帯域化を実現する変調回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のネットゾンデは複数個利用され
るので、相互で混信しないように狭帯域で送信する必要
がある。その手法として周波数変調の一種である狭帯域
FSK(周波数シフト・キーイング)がある。しかしこの
方式は、データの転送タイミング(図1の(a))とキャリ
ア周波数・変調指数(図1の(b))とで関係ずけられてい
ないために、データ変化点(時点t1、t2)で変調波の位
相が不連続となり、それが原因で占有帯域が拡がってし
まう。
【0003】上記のFSKを改善したものにMSK(ミ
ニマム・シフト・キーイング)があり、この方式を図2を
参照しながら説明する。図2において、水温や水深を検
出するセンサ1の検出信号はA/D変換器2を介してC
PUのRAM3に記憶される。その記憶されたデータ
は、SIN変調データ作成部4およびCOS変調データ
作成部5により、所定のデータに変換された後、CPU
の出力と同期をとるためのバッファ(FIFO)6により
ROMテーブル7へ送給される。カウンタ8は、FIF
O6およびROM7へのクロックを送出するカウンタで
ある。
【0004】このROM7には、図3の(a)ないし(d)
に示すように、sin(ω)、−sin(ω)、cos(ω)、−cos
(ω)(以下、これらをS1、S2、C1、C2と記す)
のごとく変化する位相のサブキャリアデータを格納して
おり、これらの各サブキャリアは、(e)に示す送信デー
タにおける1データ長Lに半サイクルのサブキャリアが
整数個入るような周波数ωおよび位相を有している。
【0005】このROM7において、SIN変調データ
及びCOS変調データがROM7内のサブキャリアによ
って変調され、図3の(f)および(g)に示すような、S
1、S2のサブキャリアで変調したSIN変調信号Iお
よびC1、C2のサブキャリアで変調したCOS変調信
号Qが作成される。ここで、サブキャリアの読出しにつ
いてのルールを述べる。
【0006】SIN変調信号Iにおいて、最初の時点T
0ないしT2においてはサブキャリアS1(この間は正
の半サイクル)をROMから読み出し、このS1が0に
なる時点T2でデータが変化しているので、この時点T
2にて、S1と同極正(この場合は正)となるS2を読み
出し、このS2が0になる時点T4でデータが変化して
いるので、このT4以降で再び正になるS1を読出す。
このS1が次に0になる時点T6ではデータは変化して
いないために引き続きこのS1を読出し、このS1が0
のときにデータが変化する時点T10で、T10以前と
同じ負の半サイクルとなるS2を読み出す。この例でわ
かるように、サブキャリアが0になる時点でデータが変
換しておれば、その時点で折り返されるべく別のサブキ
ャリアを読み出し、サブキャリアが0になる時点でデー
タが変化していなければ、引き続きその同じサブキャリ
アを読み出している。
【0007】一方、COS変調信号Qにおいも同様に、
最初はC1を読出し、次にこのC1が0になるときにデ
ータが変化する時点T3でC2を読出し、以下同様に、
時点T7で読出しをC2からC1に切り替える。
【0008】このようにして作成された両信号I(=cos
(ω))およびQ(=sin(ω))は、D/A変換器9を介して
掛け算器10,11にそれぞれ供給される。掛け算器1
0では、キャリア発生器12よりキャリア周波数f0のs
in(f0)信号と乗数され、一方、掛け算器11に対して
は、前記sin(f0)信号を移相器13にて90°ずらして
得たcos(f0)信号が乗算される。 sin(f0)×cos(ω)={sin(f0+ω)+sin(f0−ω)}/2 …(1) cos(f0)×sin(ω)={sin(f0+ω)−sin(f0−ω)}/2 …(2) (1)、(2)式では、2組の掛算器で得られる2つの周波
数f0、ωの和と差との周波数(f0+ω)、(f0−ω)が
含まれている。次にこの(1)、(2)式の信号は、加算器
14にて加算されることにより、差の周波数を含む項が
打ち消され、和の周波数の信号が出力される。 {sin(f0+ω)+sin(f0−ω)}/2+{sin(f0+ω)−sin(f0−ω)}/2 =sin(f0+ω) …(3)
【0009】この和の周波数を含む信号を、図1の(c)
に示している。この信号によれば、データの変化点T
1、T2で信号がつながっているものの、データ変化点
前後での変調波の勾配(微分)が、それぞれK1、K2、お
よびK3、K4のごとく異なり、これらのデータ変化点で
不連続となるために不必要な帯域の拡がりを持つ。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】これを改善するため
に、GMSK(ガウシアン・フィルタード・MSK)等が考
案されており、この方式は、ガウスフィルタを通したキ
ャリア信号で変調することにより、図1の(d)で示すよ
うに、データ変化点前後での変調波の勾配が共にK5
よびK6で等しくなり、位相ならびに勾配を連続にする
ことにより、データ変化点での帯域の広がりを抑制して
いる。しかしながらこの方式は、ガウスフィルタを必要
とし、又、変調回路をデジタル化することも容易でなか
った。本発明は、上述した課題を解決するためになされ
たものであり、MKS方式による比較的簡単な回路構成
にて狭帯域化を図った変調回路を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の狭帯域MKS変
調回路は、送信データに対応する種々の波形信号をテー
ブルROMから読み出して得た信号をサブキャリアとす
るMKS変調回路において、送信データ変化点の前後で
読み出した波形信号相互が滑らかにつながるよう、各デ
ータ変化点の前後で別に準備した波形信号をテーブルR
OMから読み出すことを特徴とする。
【0012】
【実施例】本発明を実現する装置は図2と基本的に同じ
回路構成であるのでこの図2を転用して述べる。図2に
おいて、従来とはROMテーブル7で格納するサブキャ
リアおよびその読み出しが異なっている。
【0013】図4の(a)、(b)および(e)、(f)は、図3の
(a)ないし(d)と同じ信号であり、それぞれを基本サブキ
ャリアS1、S2、C1、C2とする。これらの4つの
基本サブキャリア以外に、(c)に示す(1/2)sin(2ω)+
(1/2)の信号と、(d)に示す−(1/2)sin(2ω)−(1/2)の
信号と、(e)に示す(1/2)cos(2ω)+(1/2)の信号と、
(f)に示す−(1/2)cos(2ω)−(1/2)の信号S3,S4,C
3,C4を格納しており、これらを補助サブキャリアと
呼ぶ。
【0014】(i)を送信データとした時、(j)は、送信デ
ータをサブキャリアS1、S2、S3、S4で変調した
SIN変調信号Iを示し、(k)は、サブキャリアC1、
C2、C3、C4で変調したCOS変調信号Qを示して
いる。
【0015】前述の図3(f)および(g)でわかるように、
例えば時点T2でS1とS2とがつながっているがその
傾きがT2を境として大きく変化しており、これが帯域
を広げる原因となっている。そこで本発明では、データ
が変化する時点の前後で補助のサブキャリアに読み替
え、データの変化時点でサブキャリアを滑らかにつなぐ
ようにしたものである。
【0016】まず、(J)のSIN変調信号(I)におい
て、時点T0ないしT2の前半T0ないしT1において
基本のサブキャリアS1を読み出し、後半T1ないしT
2においてはS1に替えて補助のサブキャリアS3を読
み出している。このS3が0になるT2でデータが変化
しているのが、このS3はT2で折り返しているのでそ
のままS3を読み出す。次にS3が0になる時点T4で
データが変化しているが、ここでもS3は折り返してい
るためS3の読み出しを継続する。時点T4より1デー
タ長後の時点T5でこのS3とつながる基本のサブキャ
リアS1に読み替える。このS1を継続して読み出すと
すれば、データが変化する時点T10で0になるので、
この時点T10の前後を補助のサブキャリアS4を読み
出している。
【0017】(k)のCOS変調信号Qにおいても同様
に、データの変化点で基本サブキャリアC1,C2が0
となる時点T3、T7において、それらの前後で、これ
とつながる補助のサブキャリアC3またはC4を読み出
している。尚、データの変化点はCPUにて予めわかっ
ているので、このCPUよりの指令によりデータ変化点
より前もってテーブルROM7より適切な補助サブキャ
リアが読み出される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、テーブ
ルROMから送信データに応じて波形信号を読み出して
サブキャリアを作成する際、送信データ変化点の前後で
の波形信号相互が滑らかにつながるように、各データ変
化点の前後で別に準備した波形信号をテーブルROMか
ら読み出すようにしたので、送信時に帯域の拡がるのを
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の各種変調方式を示した波形図
【図2】 MKS方式の変調回路を示したブロック図
【図3】 図2の装置における変調を示した波形図
【図4】 本発明の変調回路における変調を示した波形
【符号の説明】
1 センサ 2 A/D変換器 3 RAM 4 SIN変調データ作成部 5 COS変調データ作成部 6 FIFO 7 テーブルROM 8 カウンタ 9 D/A変換器 10 掛け算器 11 掛け算器 12 キャリア発生器 13 移相器 14 加算器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信データに対応する種々の波形信号を
    テーブルROMから読み出して得た信号をサブキャリア
    とするMKS変調回路において、送信データ変化点前後
    で読み出した波形信号相互が滑らかにつながるよう、各
    データ変化点の前後で別に準備した波形信号をテーブル
    ROMから読み出すことを特徴とする狭帯域MKS変調
    回路。
JP6192492A 1992-03-18 1992-03-18 狭帯域msk変調回路 Pending JPH05268276A (ja)

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