JPH05268008A - パルス発生回路 - Google Patents
パルス発生回路Info
- Publication number
- JPH05268008A JPH05268008A JP4058657A JP5865792A JPH05268008A JP H05268008 A JPH05268008 A JP H05268008A JP 4058657 A JP4058657 A JP 4058657A JP 5865792 A JP5865792 A JP 5865792A JP H05268008 A JPH05268008 A JP H05268008A
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- JP
- Japan
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- circuit
- signal
- frequency
- initial value
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Abstract
(57)【要約】
【目的】遅延時間可変の遅延回路により位相差を調整で
きるので、位相差調整における電源変動の影響を受けに
くくすると共に、調整後のパルスの極性を設定可能とす
る。 【構成】デコード回路4を用いてn分周回路1の分周デ
ータ信号26をデコードする際に、デコード値を適切に
選ぶことにより、設定遅延時間tD2を短かくすると共
に、初期値発生回路5により、2分周回路3の初期値を
設定でき、分周出力の極性を設定できる。
きるので、位相差調整における電源変動の影響を受けに
くくすると共に、調整後のパルスの極性を設定可能とす
る。 【構成】デコード回路4を用いてn分周回路1の分周デ
ータ信号26をデコードする際に、デコード値を適切に
選ぶことにより、設定遅延時間tD2を短かくすると共
に、初期値発生回路5により、2分周回路3の初期値を
設定でき、分周出力の極性を設定できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パルス発生回路に関
し、特に可変遅延回路により位相差を調整でき、ビデオ
・テープ・レコーダ(以下VTRという)やディジタル
オーディオ・テープレコーダ(以下DATという)に適
するパルス発生回路に関する。
し、特に可変遅延回路により位相差を調整でき、ビデオ
・テープ・レコーダ(以下VTRという)やディジタル
オーディオ・テープレコーダ(以下DATという)に適
するパルス発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のパルス発生回路は、n分
周回路と遅延回路と2分周回路とが用いられている。図
3に示す回路では、n分周回路1と遅延回路2と2分周
回路3とで構成されている。n分周回路1は、被分周入
力信号21とセット入力信号22とを入力し、セット入
力信号22により分周値nがセットされ、被分周入力信
号21をn分周し、n分周信号25を出力する。遅延回
路2は、そのn分周信号25を入力とし、設定遅延時間
だけ遅延し、遅延信号23を出力する。2分周回路3
は、その遅延信号23を2分周に分周出力信号24を出
力する。
周回路と遅延回路と2分周回路とが用いられている。図
3に示す回路では、n分周回路1と遅延回路2と2分周
回路3とで構成されている。n分周回路1は、被分周入
力信号21とセット入力信号22とを入力し、セット入
力信号22により分周値nがセットされ、被分周入力信
号21をn分周し、n分周信号25を出力する。遅延回
路2は、そのn分周信号25を入力とし、設定遅延時間
だけ遅延し、遅延信号23を出力する。2分周回路3
は、その遅延信号23を2分周に分周出力信号24を出
力する。
【0003】図4は図3の動作を説明するためのタイミ
ング・チャートである。図において、被分周入力信号2
1がセット入力信号22の10倍の周波数をもち、セッ
ト入力信号22と分周出力信号24との位相差がTD で
あり、また分周値nが5であり、さらに設定遅延時間が
tD1の場合の例である。
ング・チャートである。図において、被分周入力信号2
1がセット入力信号22の10倍の周波数をもち、セッ
ト入力信号22と分周出力信号24との位相差がTD で
あり、また分周値nが5であり、さらに設定遅延時間が
tD1の場合の例である。
【0004】まず、セット入力信号22のパルスによ
り、n分周回路1及び2分周回路3に「5」及び「0」
がセットされる。n分周回路1は、被分周入力信号21
を分周データに示すように5分周し、分周データが
「3」及び「5」でハイレベル及びローレベルになるn
分周信号25を出力する。次に、遅延回路2は、そのn
分周信号25の立上りエッヂを設定時間だけ遅延し、遅
延信号23を出力する。最後に、2分周回路3は、その
遅延信号23の立上がりエッヂで変化する分周出力信号
24を出力する。
り、n分周回路1及び2分周回路3に「5」及び「0」
がセットされる。n分周回路1は、被分周入力信号21
を分周データに示すように5分周し、分周データが
「3」及び「5」でハイレベル及びローレベルになるn
分周信号25を出力する。次に、遅延回路2は、そのn
分周信号25の立上りエッヂを設定時間だけ遅延し、遅
延信号23を出力する。最後に、2分周回路3は、その
遅延信号23の立上がりエッヂで変化する分周出力信号
24を出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のパルス
発生回路は、n分周信号25の立上りエッヂの位相が分
周データのある一つの値(図4の例では、「3」)で決
まり、また遅延時間tD1の設定範囲がセット入力信号2
2の半周期(図の例では分周データが3・2・・・4ま
での範囲)もあるので、この遅延時間tD1の作成方法が
外付け容量素子と抵抗素子による時定数による場合、遅
延時間tD1が長いとき、電源変動の影響を受けやすいと
いう欠点があり、分周出力信号24の極性が2分周回路
のもつ初期値で決まるので、一通りとなってしまい、応
用回路によっては、反転回路を付加しなければならない
という欠点がある。
発生回路は、n分周信号25の立上りエッヂの位相が分
周データのある一つの値(図4の例では、「3」)で決
まり、また遅延時間tD1の設定範囲がセット入力信号2
2の半周期(図の例では分周データが3・2・・・4ま
での範囲)もあるので、この遅延時間tD1の作成方法が
外付け容量素子と抵抗素子による時定数による場合、遅
延時間tD1が長いとき、電源変動の影響を受けやすいと
いう欠点があり、分周出力信号24の極性が2分周回路
のもつ初期値で決まるので、一通りとなってしまい、応
用回路によっては、反転回路を付加しなければならない
という欠点がある。
【0006】特に、この回路を集積回路に内蔵し、VT
RまたはDATセットのプリント基板に実装し、ヘッド
切換えパルス発生回路に使う場合、遅延時間tD1が10
msecから15msec位になることは、しばしばで
あり、電源ノイズや外来スパイク、ノイズによる電源変
動の影響により誤動作するおそれがあり、また反転回路
付加による実装面積の増加と実装工数の増加に対するコ
スト・アップ及び信頼度ダウンを招くおそれがあるとい
う欠点がある。
RまたはDATセットのプリント基板に実装し、ヘッド
切換えパルス発生回路に使う場合、遅延時間tD1が10
msecから15msec位になることは、しばしばで
あり、電源ノイズや外来スパイク、ノイズによる電源変
動の影響により誤動作するおそれがあり、また反転回路
付加による実装面積の増加と実装工数の増加に対するコ
スト・アップ及び信頼度ダウンを招くおそれがあるとい
う欠点がある。
【0007】本発明の目的は、これらの欠点を除き、電
源変動の影響を除き、反転回路を不要としたパルス発生
回路を提供することにある。
源変動の影響を除き、反転回路を不要としたパルス発生
回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のパルス発生回路
の構成は、被分周周波数をもつ被分周入力信号および基
準位相をもつセット入力信号を入力しn分周データを出
力するn分周回路と、このn分周回路の出力を入力して
デコードするデコード回路と、このデコード回路の出力
を入力して遅延時間を可変する遅延回路と、初期値指定
信号を入力して初期値データを設定する初期値発生回路
と、この初期値発生回路の初期値データ、前記セット入
力信号および前記遅延回路の出力を入力して2分周する
2分周回路とを備えることを特徴とする。
の構成は、被分周周波数をもつ被分周入力信号および基
準位相をもつセット入力信号を入力しn分周データを出
力するn分周回路と、このn分周回路の出力を入力して
デコードするデコード回路と、このデコード回路の出力
を入力して遅延時間を可変する遅延回路と、初期値指定
信号を入力して初期値データを設定する初期値発生回路
と、この初期値発生回路の初期値データ、前記セット入
力信号および前記遅延回路の出力を入力して2分周する
2分周回路とを備えることを特徴とする。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すブロック図で
ある。本実施例は、図3に対して初期値発生回路5とデ
コード回路4とが付加されたものである。初期値発生回
路5の入力は初期値指定信号29の端子に、出力は初期
値データ信号28の出力端にそれぞれ接続され、n分周
回路1の第一及び第二の入力は被分周入力信号21の端
子及びセット入力信号22の端子に、出力は分周データ
信号26の出力端にそれぞれ接続されている。デコード
回路4の入力はその分周データ信号26の出力端に、出
力はデコード信号27の出力端にそれぞれ接続され、遅
延回路2の入力はそのデコード信号27の出力端に、出
力は遅延信号23の出力端にそれぞれ接続され、2分周
回路3の第一・第二及び第三の入力はその遅延信号23
の出力端・セット入力信号22の端子及び初期値データ
信号28の出力端に、出力は分周出力信号24の端子に
それぞれ接続されている。
ある。本実施例は、図3に対して初期値発生回路5とデ
コード回路4とが付加されたものである。初期値発生回
路5の入力は初期値指定信号29の端子に、出力は初期
値データ信号28の出力端にそれぞれ接続され、n分周
回路1の第一及び第二の入力は被分周入力信号21の端
子及びセット入力信号22の端子に、出力は分周データ
信号26の出力端にそれぞれ接続されている。デコード
回路4の入力はその分周データ信号26の出力端に、出
力はデコード信号27の出力端にそれぞれ接続され、遅
延回路2の入力はそのデコード信号27の出力端に、出
力は遅延信号23の出力端にそれぞれ接続され、2分周
回路3の第一・第二及び第三の入力はその遅延信号23
の出力端・セット入力信号22の端子及び初期値データ
信号28の出力端に、出力は分周出力信号24の端子に
それぞれ接続されている。
【0010】図2は図1の動作を説明するタイミング・
チャートである。ここでは、被分周入力信号21がセッ
ト入力信号22の10倍の周波数をもち、セット入力信
号22と分周出力信号24との位相差がtD であり、ま
た分周値nが5であり、さらに分周データ信号26の値
「1」をデコードし、初期値データ信号28の値が
「0」または「1」であり、設定遅延時間がtD2の場合
の例である。
チャートである。ここでは、被分周入力信号21がセッ
ト入力信号22の10倍の周波数をもち、セット入力信
号22と分周出力信号24との位相差がtD であり、ま
た分周値nが5であり、さらに分周データ信号26の値
「1」をデコードし、初期値データ信号28の値が
「0」または「1」であり、設定遅延時間がtD2の場合
の例である。
【0011】まず、セット入力信号22のパルスによ
り、n分周回路1及び2分周回路3に「5」及び「0」
または「1」がセットされる。n分周回路1は、被分周
入力信号21を5分周し、分周データ信号26を出力す
る。次に、デコード回路4は、その分周データ信号26
の値「1」をデコードし、分周データが「1」及び
「5」でハイレベル及びローレベルになるデコード信号
27を出力する。さらに、遅延回路2は、そのデコード
信号27の立上がりエッヂを設定遅延時間tD2だけ遅延
し、遅延信号23を出力する。最後に、2分周回路3
は、その遅延信号23の立上がりエッヂで変化する分周
出力信号24を出力する。
り、n分周回路1及び2分周回路3に「5」及び「0」
または「1」がセットされる。n分周回路1は、被分周
入力信号21を5分周し、分周データ信号26を出力す
る。次に、デコード回路4は、その分周データ信号26
の値「1」をデコードし、分周データが「1」及び
「5」でハイレベル及びローレベルになるデコード信号
27を出力する。さらに、遅延回路2は、そのデコード
信号27の立上がりエッヂを設定遅延時間tD2だけ遅延
し、遅延信号23を出力する。最後に、2分周回路3
は、その遅延信号23の立上がりエッヂで変化する分周
出力信号24を出力する。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、デコード
回路を設け、分周データ信号をデコードすることによ
り、全体の遅延時間tD が長いときはデコード値を適切
に選ぶことによって、デコード信号の位相を遅らすこと
ができ、遅延回路の遅延時間tD2を短かくすることがで
きるので、電源変動の影響を受けにくくすることができ
ると共に、初期値発生回路を設け、処理値設定信号によ
り2分周回路の初期値を設定することによって、反転回
路を付加することなしに応用回路の差異に対応できる効
果がある。
回路を設け、分周データ信号をデコードすることによ
り、全体の遅延時間tD が長いときはデコード値を適切
に選ぶことによって、デコード信号の位相を遅らすこと
ができ、遅延回路の遅延時間tD2を短かくすることがで
きるので、電源変動の影響を受けにくくすることができ
ると共に、初期値発生回路を設け、処理値設定信号によ
り2分周回路の初期値を設定することによって、反転回
路を付加することなしに応用回路の差異に対応できる効
果がある。
【0013】特に、本発明の回路を集積回路に内蔵して
VTRまたはDATセットのヘッド切換えパルス発生回
路に使う場合、遅延時間tD2をおよそ5msec以下に
することができるので、電源変動の影響により誤動作す
るおそれがなくなると共に、プリント基板に実装する場
合、応用回路に差異があっても反転回路を付加する必要
がないので、実装面積・実装工数の増加とならず、コス
トアップ及び信頼度ダウンを招くことがないという効果
がある。
VTRまたはDATセットのヘッド切換えパルス発生回
路に使う場合、遅延時間tD2をおよそ5msec以下に
することができるので、電源変動の影響により誤動作す
るおそれがなくなると共に、プリント基板に実装する場
合、応用回路に差異があっても反転回路を付加する必要
がないので、実装面積・実装工数の増加とならず、コス
トアップ及び信頼度ダウンを招くことがないという効果
がある。
【図1】本発明のパルス発生回路の一実施例を示すブロ
ック図。
ック図。
【図2】図1の動作を説明するためのタイミング・チャ
ート。
ート。
【図3】従来のパルス発生回路の一例を示すブロック
図。
図。
【図4】図3の動作を説明するタイミングチャート。
1 n分周回路 2 遅延回路 3 2分周回路 4 デコード回路 5 初期値発生回路 21 被分周入力信号 22 セット入力信号 23 遅延信号 24 分周出力信号 25 n分周信号 26 分周データ信号 27 デコード信号 28 初期値データ信号 tD 全体の遅延時間 tD1,tD2 設定遅延時間
Claims (1)
- 【請求項1】 被分周周波数をもつ被分周入力信号およ
び基準位相をもつセット入力信号を入力しn分周データ
を出力するn分周回路と、このn分周回路の出力を入力
してデコードするデコード回路と、このデコード回路の
出力を入力して遅延時間を可変する遅延回路と、初期値
指定信号を入力して初期値データを設定する初期値発生
回路と、この初期値発生回路の初期値データ、前記セッ
ト入力信号および前記遅延回路の出力を入力して2分周
する2分周回路とを備えることを特徴とするパルス発生
回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4058657A JPH05268008A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | パルス発生回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4058657A JPH05268008A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | パルス発生回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05268008A true JPH05268008A (ja) | 1993-10-15 |
Family
ID=13090665
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4058657A Withdrawn JPH05268008A (ja) | 1992-03-17 | 1992-03-17 | パルス発生回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05268008A (ja) |
-
1992
- 1992-03-17 JP JP4058657A patent/JPH05268008A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990518 |