JPH0526648Y2 - - Google Patents

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JPH0526648Y2
JPH0526648Y2 JP1986026052U JP2605286U JPH0526648Y2 JP H0526648 Y2 JPH0526648 Y2 JP H0526648Y2 JP 1986026052 U JP1986026052 U JP 1986026052U JP 2605286 U JP2605286 U JP 2605286U JP H0526648 Y2 JPH0526648 Y2 JP H0526648Y2
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cable
copper foil
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ケーブル本体部とそのケーブル本体
部の一端でバーコードセンサー部を且つ又他端で
コネクター部とを有して構成されたバーコードリ
ーダ用ケーブルに関する。特に超可撓性の要求に
応えられるこの種のケーブルを提供しようとする
ものである。
〔従来の技術〕
バーコードリーダ用ケーブルは、第2図に示す
ように、バーコードセンサー部10と、バーコー
ドリーダ本体部への接続を行うためのコネクター
部11とこれらの間を接続するケーブル本体部8
とからなり、ケーブル本体部8は、バーコードセ
ンサー部10を常時人が手で持つて操作するため
に、耐屈曲特性(具体的にはケーブルにコードブ
ツシユを取り付けた状態で、100万回以上の屈曲
に耐える特性)、優れた可撓性、ケーブル自重が
軽いこと等の特性が要求されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来、この種のケーブルとしては、種々のもの
が提案されているが何れも屈曲特性が50万回以上
に合格せず、ケーブルの可撓性は或る程度までで
超可撓性まで得られていないのが現状であり、ケ
ーブル重量も割合に重く、ケーブルの引張、破断
荷重も満足すべきものが得られておらず、これら
の要求に真に応えられる超可撓性のバーコードリ
ーダ用ケーブルの開発が望まれていた。
本考案は、前述した従来技術の現状を打破し
て、ケーブルにコードブツシユを取り付けた状態
で、ケーブルの屈曲特性100万回以上を満足でき、
ケーブル自重も軽くした超可撓性のバーコードリ
ーダ用ケーブルを提供することを目的としたもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
かかる目的達成のために提供する本考案のバー
コードリーダ用ケーブルは、導体の外周に絶縁体
を設けた線心の複数本を撚合わせた線心群と、そ
の外周に設けられた横巻シールドとさらにその外
周に設けられたシースとからなるケーブル本体部
と、該ケーブル本体部の一端に設けられたバーコ
ードセンサー部と同ケーブル本体部の他端に設け
られたコネクター部とで構成されるバーコードリ
ーダ用ケーブルであつて、前記ケーブル本体部の
線心群における各線心の導体が軟銅箔又は銅合金
箔で4重巻銅箔糸からなり、前記横巻シールドが
軟銅箔又は銅合金箔で1重巻銅箔糸としたものを
素線としてこれの多数本を前記線心群撚合わせ方
向と同一の方向に横巻してなり、さらにケーブル
本体部の長さ方向の端部でコネクター部とバーコ
ードセンサー部とに各々連設して設けられるコー
ドブツシユがシヨア硬度A40〜80の塩化ビニルを
モールドしたものからなることを特徴とする。
〔実施例〕
以下、本考案のバーコードリーダ用ケーブルの
一実施例を、添付図面を参照して具体的に説明す
る。
第1図は、バーコードリーダ用ケーブルの本体
構造を示したもので、1は導体でその外周に絶縁
体2を施して線心を構成し、そしてその線心の複
数本を介在とともに撚合わせて線心群を作り、同
線心群の外周に押え巻テープ4を施してケーブル
コアが構成されている。5は、かかるケーブルコ
アの押え巻テープ4の外周に設けられた横巻シー
ルドであり、さらにその外周には押え巻テープ
6、シース7が順次設けられ、もつてケーブル本
体部が構成されている。
ここで、導体1は、軟銅箔又は銅合金箔の4重
巻銅箔糸からなり、絶縁体2としては、ポリエチ
レン又は6弗化エチレン、テフゼル(商品名)が
使用される。
介在3は、線心を撚合わせる場合ケーブルコア
を丸く仕上げるため線心とともに撚合わせられる
もので、スフ糸又は綿糸等の糸類が使用される。
横巻シールド5は、軟銅箔又は銅合金箔の1重
巻銅箔糸を素線としてこれの多数本をケーブルコ
アの押え巻テープ4の外周に一重の層をなすよう
に而も線心群の線心撚合わせ方向と同一方向に横
巻してなるものである。
押え巻テープ4,6は、極薄紙テープを使用
し、シース7は、弾性ビニルで形成される。
第2図の符号8で示した部分は、上記のように
して構成されたケーブル本体部であり、このケー
ブル本体部8は所定の長さとなる如く切断選定
し、バーコードセンサー部10とコネクター部1
1との間をつなぐようにされ、さらに両端におい
てバーコードセンサー部10、コネクター部11
に連設するコードブツシユ9,9が設けられる。
このコードブツシユ9は、シヨア硬度A40〜80の
塩化ビニルをモールドして形成したものである。
第3図は、上記のようにしてコードブツシユ9
を取り付けたケーブル本体部8の屈曲特性の試験
状況を示したもので、一方のコードブツシユ9を
コードブツシユ固定金具12で固定してケーブル
本体部8を吊るし、ケーブル本体部8に500gの
荷重13を加えた状態で、コードブツシユ固定金
具12を矢印のように左右に振つて屈曲試験を行
うものとし、試験条件は次の通りとした。
屈曲回数:左右90°屈曲を一回と数えた。
速度:40回/分。
試験温度:20℃。
上記のようにしてケーブルの屈曲試験を行つた
ところ、本実施例のケーブルは、100万回以上の
屈曲に対しても特性を十分に満足できることが確
かめられた。
また、ケーブルの引張破断荷重については、ケ
ーブルコアの線心群における線心数を8芯とした
ケーブルでは50Kg以上、同じく線心数で12芯とし
たケーブルでは60Kg以上の特性が必要となるが、
本実施例のケーブルは、それらの苛酷な特性を満
足できることが確かめられた。
上記の特性を満足するケーブルは、一朝一夕に
して得られたものではなく、発明者の日夜を分か
たぬ努力と試行錯誤の末に得られた産物である。
そしてそれは、特に可撓性に関しネツクとなる導
体を4重巻銅箔糸とした点、横巻シールドを1重
巻銅箔糸を素線としてその多数本を線心群の線心
撚合わせ方向と同一方向に横巻した点を必須とし
た結果において得られたものである。導体として
3重巻銅箔糸とした場合にはケーブル破断荷重の
要求値に至る前に破断してしまい、5重巻銅箔糸
とした場合には可撓性に問題が生じ、4重巻銅箔
糸とした場合にのみ可撓性と破断荷重の両面にわ
たつて満足する結果が得られたものである。ま
た、横巻シールドにおいて1重巻銅箔糸を素線と
したのは、可撓性において最良の結果が得られる
のが最小の1重巻であり、そのように少ない巻の
銅箔糸でも所定のシールド効果が得られる結果か
らであり、而も、かかる銅箔糸の素線を線心群の
線心撚り方向と同一方向に巻付けることで、可撓
性のさらなる向上が図られたからである。
なお、導体及び横巻シールドにおける銅箔糸の
箔厚さは特に考慮しなかつたが、要するに箔厚さ
は通常のものとして箔の重ね数に探究した結果に
おいて上記の満足する結果が得られたものであ
る。
さらに、コードブツシユとして、シヨアA硬度
40〜80とすることにより、100万回の屈曲特性を
初めて満足させることができたのである。因に、
上記の硬度範囲よりも硬くても軟らかくても屈曲
特性を満足させることができなかつたのである。
以上の結果は、導体の銅箔糸の箔巻数、横巻シ
ールドの箔巻数と巻方向、コードブツシユのシヨ
アA硬度の何れか一つを外すだけで満足させるこ
とができず、それら各要件が互いに有機的に結合
することによつて初めて満足させることができた
ものである。そうして、バーコードリーダ用ケー
ブルとして初めて実用化の目処をつけることがで
きたのである。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、バーコードリ
ーダ用ケーブルとして屈曲特性で100万回以上の
驚異的な特性を満足でき、従来のこの種のケーブ
ルでは得られないような超可撓性が得られ、特に
導体を銅箔糸としても満足する破断荷重特性を得
ることができ、さらには導体及び横巻シールドに
銅箔糸を用いたために軽量化が図れてバーコード
センサー部の操作性を頗る良好にし、もつて、こ
の種のバーコードリーダ用ケーブルの実用価値を
非常に大きなものとしたものである。
【図面の簡単な説明】
添付図面は本考案にかかるバーコードリーダ用
ケーブルの実施例を示したもので、第1図はケー
ブル本体部の横断面説明図、第2図はバーコード
ケーブルとして完成した状態の説明図、第3図は
コードブツシユを取り付けた状態のケーブル本体
部の屈曲試験方法の説明図である。 符号において、1は導体(4重巻銅箔糸)、2
は絶縁体、3は介在、4は押え巻テープ、5は横
巻シールド(1重巻銅箔糸を素線として横巻した
もの)、6は押え巻テープ、7はシース、8はケ
ーブル本体部、9はコードブツシユ、10はバー
コードセンサー部、11はコネクター部、12は
コードブツシユ固定金具、13は荷重である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導体の外周に絶縁体を設けた線心の複数本を撚
    合わせた線心群と、その外周に設けられた横巻シ
    ールドとさらにその外周に設けられたシースとか
    らなるケーブル本体部と、該ケーブル本体部の一
    端に設けられたバーコードセンサー部と同ケーブ
    ル本体部の他端に設けられたコネクター部とで構
    成されるバーコードリーダ用ケーブルであつて、
    前記ケーブル本体部の線心群における各線心の導
    体が軟銅箔又は銅合金箔で4重巻銅箔糸からな
    り、前記横巻シールドが軟銅箔又は銅合金箔で1
    重巻銅箔糸としたものを素線としてこれの多数本
    を前記線心群撚合わせ方向と同一の方向に横巻し
    てなり、さらにケーブル本体部の長さ方向の端部
    でコネクター部とバーコードセンサー部とに各々
    連設して設けられるコードブツシユがシヨア硬度
    A40〜80の塩化ビニルをモールドしたものからな
    ることを特徴とするバーコードリーダ用ケーブ
    ル。
JP1986026052U 1986-02-25 1986-02-25 Expired - Lifetime JPH0526648Y2 (ja)

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JP1986026052U JPH0526648Y2 (ja) 1986-02-25 1986-02-25

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JPS62137521U JPS62137521U (ja) 1987-08-29
JPH0526648Y2 true JPH0526648Y2 (ja) 1993-07-06

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