JPH0525808U - 水晶振動子の防振構造 - Google Patents

水晶振動子の防振構造

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JPH0525808U JP8167191U JP8167191U JPH0525808U JP H0525808 U JPH0525808 U JP H0525808U JP 8167191 U JP8167191 U JP 8167191U JP 8167191 U JP8167191 U JP 8167191U JP H0525808 U JPH0525808 U JP H0525808U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部振動の影響を効果的に排除でき、製造、
および保守も容易な水晶振動子の防振構造を得る。 【構成】 電子機器内に水晶振動子を収容するための振
動子収容室を設け、それぞれがこの振動子収容室の天
井、床、あるいは四方の壁面のいずれかに接する防振部
材によって、水晶振動子の振動子ケースをその前後左右
上下の各方向より支持し、さらに水晶振動子の接続端子
を電子機器の所定部に接続する接続線に柔軟性を持たせ
た。 【効果】 極めて過酷な使用条件下においても、水晶振
動子があらゆる方向からの外部振動の影響を受けること
がなくなり、小形で製造性、保守性にも優れた水晶振動
子の防振構造が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、外部からの振動による影響を受けて性能劣化がもたらされる水晶 振動子への振動の影響を除去する水晶振動子の防振構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は例えば実開平2−26809号公報に示された従来の水晶振動子の防振 構造を示す断面図である。図において、1は水晶振動子が収められた振動子ケー スであり、2はこの振動子ケース1の外周全体を覆っている弾性体である。3は この弾性体2によって前記振動子ケース1が完全に浮いた状態で取り付けられて いるプリント基板であり、4はこのプリント基板3上に形成された当該電子機器 のその他の電子回路である。
【0003】 5は内部にそのプリント基板3がネジ止め等で固定された機器ケース、6はプ リント基板3が収容された機器ケース5の上面を覆うケースカバーであり、7は この機器ケース5がネジ止めなどにて固定される取付シャーシである。8は前記 振動子ケース1より導出された接続端子であり、9はこの接続端子8をプリント 基板3の所定部に接続する接続線である。
【0004】 次に動作について説明する。発振器出力のキャリア近傍ノイズ、あるいは安定 度などが特に問題とされる電子機器の発振回路としては、水晶振動子を用いた水 晶発振回路が多く用いられている。ところが、その水晶振動子は外部からの衝撃 や振動の影響を受けやすいものである。
【0005】 一方、このような水晶振動子を原発振にもった電子機器に対する電気的、機械 的要求、および使用環境条件はより厳しいものとなってきている。そのため、こ のような状況下において高品位で安定した発振出力を得るために、図6に示す構 造を始めとする各種の水晶振動子の防振構造が提案されている。
【0006】 図6に示す防振構造においては、外部からの振動は、取付シャーシ7あるいは 機器ケース5からプリント基板3にまでは伝わっても、弾性体2によって振動子 ケース1がプリント基板3から完全に浮いた状態で取り付けられているため、当 該弾性体2で緩衝されて振動子ケース1にまで伝わることはない。従って、振動 子ケース1に収められている水晶振動子が外部振動の影響を受けて、その性能が 劣化するようなことはない。
【0007】 また、振動子ケース1の外周全体が弾性体2で覆われているため、空間から飛 び込んでくる雑音による振動に対しても、この弾性体2が減衰遮蔽壁として作用 するため、それが振動子ケース1に伝えられて水晶振動子に性能劣化がもたらさ れることはない。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
従来の水晶振動子の防振構造は以上のように構成されているので、振動子ケー ス1全体を覆うために弾性体2はある程度の量が必要となり、この弾性体2の量 の増大によって弾性係数が高くなって防振効果を結果的に低下させるばかりか、 振動子ケース1を完全に浮かせた状態にする必要があるため、その製造工程は煩 雑となり、また、振動子ケース1内に事故が発生した場合にはその保守作業も困 難なものであり、さらに、空間から飛び込んでくる雑音に対する減衰遮蔽壁効果 についても、振動子ケース1全体を弾性体2で覆うことによって弾性体2に吸収 された振動エネルギーは、むしろ逃げ場を失うこととなって防振効果の劣化をも たらすことがあるなどの課題があった。
【0009】 この考案は上記のような課題を解消するためになされたもので、外部振動の影 響を効果的に排除可能で、製造および保守も容易な水晶振動子の防振構造を得る ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】 この考案に係る水晶振動子の防振構造は、水晶振動子を収容するための振動子 収容室を電子機器内に設け、それぞれがこの振動子収容室の天井、床、あるいは 四方の壁面のいずれかに接する防振部材によって、水晶振動子の振動子ケースを その前後左右上下の各方向より支持し、さらに水晶振動子の接続端子を電子機器 の所定部に接続する接続線に柔軟性を持たせたものである。
【0011】
【作用】
この考案における防振部材は、それぞれが独立に形成されて振動子収容室の天 井、床、あるいは四方の壁面のいずれかに接し、接続端子が柔軟な接続線で電子 機器の所定部に接続されて振動子収容室内に収容された水晶振動子の振動子ケー スを、その前後左右上下の各方向より直接あるいは間接的に支持することにより 、あらゆる方向からの外部振動による影響を効果的に排除することができ、製造 性、保守性も良好な水晶振動子の防振構造を実現する。
【0012】
【実施例】
実施例1. 以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1はこの考案の一実施例 による水晶振動子の防振構造を示す一部切欠斜視図であり、図2はその平面図、 図3はそのX−X線断面図、図4はその分解斜視図である。
【0013】 図において、1は水晶振動子の振動子ケース、4は当該電子機器の他の電子回 路、5は機器ケース、6はケースカバー、8は接続端子、9は接続線であり、図 6に同一符号を付した従来のそれらと同一、あるいは相当部分であるため詳細な 説明は省略する。
【0014】 10は当該電子機器の機器ケース5内に水晶振動子を収容するために隔離して 設けられた振動子収容室であり、11は振動子ケース1が固定され、水晶振動子 への接続のための接続端子8が設けられたプリント基板である。
【0015】 12は例えばシリコンゴムによって形成され、それぞれが互いに独立した6個 の防振部材であり、各々前記振動子収容室10の天井、床、あるいは四方の壁面 のいずれかに接して、当該振動子収容室10内に収容された水晶振動子の振動子 ケース1をその前後左右上下の各方向より、直接的あるいはプリント基板11を 介して間接的に支持している。
【0016】 次に動作について説明する。この場合、プリント基板11を含んだ振動子ケー ス1が防振の対象となることから、両者の質量の和を極力抑えるために、プリン ト基板2の大きさは可能な限り小さな寸法にしている。
【0017】 振動子ケース1内の水晶振動子は、このプリント基板11に設けられた接続端 子8より接続線9を介して電子回路4に接続されている。この接続線9には、外 部からの振動をプリント基板11に伝えないため、極細の柔軟なワイヤが用いら れている。なお、図1〜図4ではこの電子回路4は平面的に略記されている。
【0018】 このようなプリント基板11に固定された振動子ケース1は、機器ケース5内 に隔離して設けられた振動子収容室10内に、シリコンゴムによる6個の防振部 材12によって前後左右上下の6方向から支持される形で組み込まれている。こ の振動子ケース1を隔離された振動子収容室10に収める理由は、振動子ケース 1をシリコンゴムによる防振部材12にて直接もしくは間接的に6方向から確実 に支持するためである。
【0019】 ここで、水晶振動子のように極めて質量の小さなものに対する防振には、通常 のゴム系弾性体のように弾性係数の高いものは適さない。その点、シリコンゴム の弾性係数は比較的低く、軽量物の防振に適しており、さらに、高温/低温にお ける耐環境性能にも優れていて経年変化を起こすこともなく、防振部材12の素 材としては最適である。
【0020】 また、シリコンゴムは自己融着性も備えており、この性質を利用することによ って振動子ケース1を振動子収容室10の中央部に位置するようにしっかりと支 持し、あらゆる方向からの外部振動に対してそれを緩衝することができる。
【0021】 このように、互いに独立したシリコンゴムによる6個の防振部材12にて振動 子ケース1を支持する構造となっているため、防振部材12の全体量は小さなも のであり、さらに、防振部材12に吸収された振動エネルギーの逃げ場は充分に あって、それらによって防振効果が低下するのを防止している。
【0022】 また、6個の防振部材12は周辺回路の組立とは別に準備することが可能であ り、図4に示すように振動子ケース1を防振部材12と一緒に振動子収容室10 内に組み込むだけでよく、製造工程の作業効率が向上し、さらにその保守作業も 容易なものとなる。
【0023】 なお、水晶振動子を隔離された振動子収容室10内に収めることは、水晶振動 子を複数使用している電子機器にあっては、その振動子収容室10がシールド室 としても作用して、水晶振動子出力相互の干渉防止にも寄与する。
【0024】 実施例2. また、上記実施例では、振動子ケース1をプリント基板11に実装して、プリ ント基板11の接続端子8を介して電子回路4と接続するタイプの小形な水晶振 動子の場合について説明したが、同軸接栓を直接振動子ケース1に備えたタイプ の比較的大形な水晶振動子に適用してもよく、上記実施例と同様の効果を奏する 。
【0025】 図5はそのような実施例を示す一部切欠斜視図であり、図1と同一、あるいは 相当部分には同一符号を付して説明の重複をさけている。図において、13は振 動子ケース1に直接設けられた接続端子としての同軸接栓であり、14はこの同 軸接栓13に接続された接続線としての同軸ケーブルである。
【0026】 この振動子ケース1は各防振部材12にて6方向より直接支持されており、振 動子ケース1の大きさが大きくなった分、あるいは質量が増した分だけ、それに 合わせてシリコンゴムによる防振部材12の大きさを調整している。
【0027】 また、同軸ケーブル14には図示のように大きなループが形成されている。こ のループによって同軸ケーブル14には柔軟性が与えられ、外部からの振動がこ の同軸ケーブル14を介して水晶振動子に伝わることがないように配慮されてい る。
【0028】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、水晶振動子を収容するための振動子収容室 を電子機器内に設け、それぞれがこの振動子収容室の天井、床、あるいは四方の 壁面のいずれかに接する防振部材によって、水晶振動子の振動子ケースをその前 後左右上下の各方向より支持するとともに、水晶振動子の接続端子を電子機器の 所定部に接続する接続線に柔軟性を持たせるように構成したので、ガンファイト モードのような極めて過酷な使用条件下においても、あらゆる方向からの外部振 動に対して、水晶振動子がその影響を受けることがなくなり、さらに小形で製造 性、保守性にも優れた水晶振動子の防振構造が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による水晶振動子の防振構
造を示す一部切欠斜視図である。
【図2】上記実施例の平面図である。
【図3】上記実施例のX−X線断面図でる。
【図4】上記実施例の分解斜視図である。
【図5】この考案の他の実施例を示す一部切欠斜視図で
ある。
【図6】従来の水晶振動子の防振構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 振動子ケース 8 接続端子 9 接続線 10 振動子収容室 12 防振部材 13 接続端子(同軸接栓) 14 接続線(同軸ケーブル)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動子ケース内に収められて電子機器内
    に組み込まれた水晶振動子に対する、外部からの振動に
    よる影響を除くための水晶振動子の防振構造において、
    前記電子機器内に前記水晶振動子を収容する振動子収容
    室を設け、それぞれが前記振動子収容室の天井、床、あ
    るいは四方の壁面のいずれかに接する防振部材によっ
    て、前記振動子収容室に収容された前記水晶振動子の振
    動子ケースをその前後左右上下の各方向より支持すると
    ともに、前記水晶振動子の接続端子を前記電子機器の所
    定部に接続する接続線に、柔軟性を持たせたことを特徴
    とする水晶振動子の防振構造。
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