JPH05257258A - シート方向転換装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】 フィルム処理装置において、露光フィルム
を、カセットから中間フィルム収納装置へ向う経路と、
フィルムプロセッサーへ向う経路との一つに、状況に応
じて容易に、方向転換することができ、フィルムまたは
シートの自動処理作業の効率を向上させることができ
る、フィルムまたはシート方向転換装置を提供する。 【構成】 ４つのローラの間に、ほぼ三角形状の方向転
換セグメント１５４が回動自在に取り付けられ、前記ロ
ーラ間に導かれたフィルム２５０またはシートを、前記
方向転換セグメント１５４により、前記４つのローラの
内の２つで構成される２方向のニップ８６へ、選択的に
向ける。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、シートまたはフィルム
を二つの経路の少なくとも一つに方向転換させるための
装置に関するものであり、特に、自動フィルム処理シス
テムに係るものである。

【０００２】

【従来の技術】自動フィルム処理システムが出現するま
では、フィルムシート、特に、Ｘ線フィルムシートは、
手動操作により、暗闇の中で、カッセット中に装填さ
れ、日光条件下で露出され、その後、前記カセットが暗
室の中に持ち込まれて、すべて暗闇の中で、開けられ、
そして、フィルムシートがプロセッサーに入れられてい
た。写真フィルムシート、特に、Ｘ線フィルムシート
（または、放射線写真）を、日光条件下で、処理するた
めの様々なシステムが、利用可能である。

【０００３】このような、カセット中のフィルムを自動
的に日光中で処理するための一つのシステムは、自動的
にカセットを開き、露光フィルムシートを取りだし、未
露光シートをカセットの中に装填し、カセットを閉じ、
この再装填カセットを操作者に向けて吐き出す装置であ
り、この間、前記露光フィルムシートは、現像するため
に、フィルムプロセッサーに搬送される。しかしなが
ら、このフィルム処理装置が、迅速にカセットからの取
りだしおよびカセットへの装填を行なう生産性を向上さ
せる努力は、前記露光フィルムの取りだしと同フィルム
のプロセッサーへの搬送との間の時間遅れと、同フィル
ムの現像処理に要する時間とによって、制限されてい
る。前記フィルム現像処理に要する時間は、典型的に
は、前記フィルムを取りだし、搬送する時間よりも、長
い。最近、この時間の差は、日光フィルム処理装置を有
する中間収納装置を具備するによって、解決可能である
ことが提案されており、この装置は、前記露光フィルム
を受け、同フィルムを収納し、そして同フィルムを現像
速度で処理するためにプロセッサーに提供することによ
って、前記二つの操作間の時間遅れをならす。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】したがって、従来のフ
ィルム処理装置においては、露光フィルムをカセットか
ら二つの経路の一つに向けるための装置を提供する必要
がある。前記二つの経路の第１の経路は、中間フィルム
収納装置へ向う経路であり、第２の経路は、フィルムプ
ロセッサーへ向う経路である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明によれば、先行端
を有するシートを第１の位置もしくは第２の位置に方向
転換させる装置が提供され、この装置は、第１のギャッ
プにより分割されたセグメントを有する第１のローラ
と、第２のギャップにより分割されたセグメントを有
し、該セグメントが前記第１のローラのセグメントとと
もに引き込みニップを形成する第２のローラと、第３の
ギャップにより分割されたセグメントを有し、該セグメ
ントが前記第１のローラのセグメントとともに第１の引
出しニップを形成する第３のローラと、第４のギャップ
により分割されたセグメントを有し、該セグメントが前
記第２のローラのセグメントとともに第２の引出しニッ
プを形成する第３のローラと、および前記第１のギャッ
プ、第２のギャップ、第３のギャップおよび第４のギャ
ップの少なくとも一つの内部に位置可能で、前記シート
の先行端を前記引き込みニップから第１の引出しニップ
または第２の引出しニップに向けるための方向転換セグ
メントを有する方向転換アッセンブリと、を有すること
を特徴とする。

【０００６】ここで、前記方向転換セグメントが、第１
および第２の湾曲表面を有し、前記第１の湾曲表面が前
記先行端を前記第１の引出しニップへ向けるためのもの
であり、前記第２の湾曲表面が前記先行端を第２の引出
しニップに向けるためのものであってもよい。

【０００７】また、前記方向転換アッセンブリが、さら
に、前記方向転換セグメントを、第１のギャップ、第２
のギャップ、第３のギャップおよび第４のギャップの少
なくとも一つの内部に位置決めさせるための手段を有し
てもよい。

【０００８】また、前記セグメント化された部分を第１
のギャップ、第２のギャップ、第３のギャップおよび第
４のギャップの少なくとも一つに位置決めするための手
段を、さらに、有してもよい。

【０００９】また、前記位置決め手段が、前記方向転換
セグメントが連結されている方向転換シャフトと、前記
方向転換アッセンブリが、第１の位置へ回転されると、
前記先行端を前記第１の引出しニップへ向けることがで
き、第２の位置へ回転されると、前記先行端を前記第２
の引出しニップへ向けることができるように、前記方向
転換シャフトを支承するための手段と、を有してもよ
い。

【００１０】また、前記第２のローラを回転させるため
の手段を、さらに、有してもよい。

【００１１】また、前記第２および第４のローラを回転
可能に支持するためのサブフレームと、前記サブフレー
ムにより支承され、前記第１および第３のローラを回転
可能に支持するためのヨークアッセンブリと、前記ヨー
クアッセンブリに連結されているカム従動部と、および
前記ヨークアッセンブリを回転させて前記第１のローラ
を前記第２のローラから分離するために前記カム従動部
に当接するためのカムとを、さらに、有してもよい。

【００１２】

【作用】前記構成の本発明装置によれば、フィルム処理
装置において、露光フィルムを、カセットから中間フィ
ルム収納装置へ向う経路と、フィルムプロセッサーへ向
う経路との一つに、状況に応じて容易に、方向転換する
ことができ、フィルムまたはシートの自動処理作業の効
率を向上させることができる。

【００１３】

【実施例】以下の詳細な説明を通して、全図面において
同一符号は同一要素を示すものである。

【００１４】図１に示すように、自動日光下フィルム処
理装置１０が、本発明のシート方向転換装置３０ととも
に、図示されている。この自動日光下フィルム処理装置
１０の運転は、運転者が露光されたフィルムを有する閉
じたカセットをフィルム処理装置１０内の供給トレイ１
６近傍の導入口１４に挿入することによって、開始され
る。導入口１４は遮光ゲート（不図示）を有しており、
この遮光ゲートは、開閉して前記カセットを装置１０内
に入れるとともに、装置１０内部への光の浸入を防止す
る。導入口１４内側の一対のニップローラ１８は、始め
に、前記カセットを前記供給トレイ１６から搬送する。
多数のローラ２０は、さらに、前記カセットをカセット
開閉アッセンブリ２２内に搬送する。開閉アッセンブリ
２２内へのカセットの搬送の間、カセットは、開閉アッ
センブリ２２の前面コナーに配列される。開閉アッセン
ブリ２２は、カセットをカセット上のラッチを解除する
ことによって開き、カセットの扉を持ち上げる。開いた
カセット２４内の露光フィルムは、真空- 駆動引き上げ
アッセンブリ２６によってカセット２４から取り出さ
れ、前記アッセンブリ２６は前記露光フィルムを引き上
げ、本発明のフィルムまたはシート方向転換装置の第１
のローラ５１および第２のローラ５２へ搬送する。例え
ば、前記真空- 駆動引き上げアッセンブリ２６は、米国
特許出願番号０７／５５２，５５２号に開示されている
ようなものでよい。運転者は、前記フィルム処理装置１
０と連係しているコンソール３２において、カセット２
４に再装填したいフィルムの型式を入力することができ
る。もしくは、装置１０に連係されたマイクロコンピュ
ータ（不図示）により、カセット２４上のラベルを読む
センサー（不図示）から必要なフィルムの型式を決定す
ることができる。好適な新しい、すなわち、非露光の、
フィルムが、多数のフィルム収納マガジン３４の一つか
ら供給スロットを介してローラ３５によって駆動される
第１のエンドレスベルト３３上に供給される。ここに述
べたように使用できる好適なフィルム収納マガジン３４
の詳細な説明は、米国特許第４，４８２，１４６号を参
照されたい。新しいフィルムが供給されると、第１のベ
ルト３３は、図１において時計方向に動き、新しいフィ
ルムの先行端は、上部表面または第１のベルト３３の走
路と、フィルム収納マガジン３４のほぼ下で、かつ供給
スロット３１の側部に位置するローラ３７との間に形成
されているニップへ、向けられる。フィルム収納マガジ
ン３４と連係された各ローラ３７は、それ自身と第１の
ベルト３３の走路の頂部との間にニップを形成してお
り、新しいフィルムは、第１のベルト３３上を、第１の
ベルト３３と第２のエンドレスベルト３９との間に形成
されているニップへと搬送される。第２のベルト３９は
第１のベルト３３と摩擦接触して駆動され、図１におい
て反時計方向に動く。フィルムの先行端が第２のベルト
３９に当接すると、フィルムは、第１のベルト３３と第
２のベルト３９の間のニップ内に向けられ、フィルムは
シュート３６に搬送される。（前記第１のエンドレスベ
ルトと第２のエンドレスベルトの各々は、一つまたは複
数のベルトを有している、と理解されたい。） 新しい
フィルムは、シュート３６中を下に移動し、一対のニッ
プローラ３８へ向い、このローラ３８にホールドされ、
図１の矢印Ａ方向に移動し、前記開かれたカセット２４
内に置かれる。開閉アッセンブリ２２はカセット２４を
閉じ、カセット２４上のラッチを止める。多数のローラ
２０は、カセット２４を開閉アッセンブリ２２から移動
し、カセットを供給トレイ１６上に吐き出す。

【００１５】一方、センサー（不図示）は、本発明のシ
ート方向転換装置３０の第１のローラ５１と第２のロー
ラとの間のニップにおいて露光フィルムの存在を検知
し、このフィルムが存在するという情報をマイクロコン
ピュータに送る。このマイクロコンピュータは、また、
フィルム処理装置１０と連係されたプロセッサー４２の
供給トレイ４０内に他のフィルムが存在することを知ら
せる情報を第２のセンサーから受け取る。このマイクロ
コンピュータは、前記フィルムプロセッサー４２内に直
接搬送可能か、後で供給するために、フィルム処理装置
１０に連係されている中間フィルム収納装置１２中に搬
送すべきか、どうかを決定し、シート方向転換装置３０
により露光フィルムを好適な経路に導くように、装置３
０の動きを指令する。中間フィルム収納装置１２内にフ
ィルムが導かれる場合では、フィルムは、垂直もしくは
ほぼ垂直に、方向転換装置３０の第１のローラ５１と第
３のローラ５３とにより、中間収納装置１２の入口４６
内に搬送され、収納装置１２内の一対のローラ４７間の
ニップへ送られる。ここに述べたように使用可能な好適
な中間フィルム収納装置１２の詳細な説明は、本発明と
同時に出願され、本発明の譲渡人に譲渡された米国特許
出願番号０７／７９７，４８６号を参照されたい。

【００１６】図２には、シートを二つの経路の少なくと
も一つへ方向転換させるための装置３０の斜視図が示さ
れている。方向転換装置３０は、フィルム処理装置１０
内に、仮想線によって示された左側部４９と右側部５０
とを有するサブフレーム４８により、支持されている。
方向転換装置３０は、上部アッセンブリ６０と下部アッ
センブリ６５内に配列されている第１のローラ５１、第
２のローラ５２、第３のローラ５３、第４のローラ５
４、および方向転換アッセンブリ５５を有している。第
１のローラ５１、第２のローラ５２、第３のローラ５３
および第４のローラ５４は、分割化されている。ローラ
５１、５２、５３、５４のセグメントまたは分割化され
た部分６６は、間隔をおいてシャフトに取り付けられた
複数の独立したローラにより、あるいは、シャフトの周
囲を研削して分割化した部分６６を形成した一体形のロ
ーラにより、構成することができる。第１のローラ５
１、第２のローラ５２、第３のローラ５３および第４の
ローラ５４のそれぞれの分割化部分６６の間は、ギャッ
プ６８である。

【００１７】セグメント６６およびギャップ６８は、同
じ長さもしくは異なった長さを持つことが可能である。
第１のローラ、第２のローラ、第３のローラおよび第４
のローラのそれぞれは、シャフト７０に取り付けられて
いる。ベアリング７２が、シャフト７０の各々の端部に
取り付けられている。第２のローラ５２は、本明細書に
おいて後述するように、モータアッセンブリ７５によっ
て、駆動される。第１、第３および第４のローラは、ア
イドルローラであり、駆動する第２のローラ５２に摩擦
を生じるように当接することにより、および／または駆
動する第２のローラ５２によって搬送されているフィル
ムにより、回転する。第２のローラ５２のセグメント６
６は、第１のローラのセグメント６６とともに、引き込
みニップ（図７に示されている）を形成している。第２
ローラ５２のセグメント６６上の第１のローラ５１のセ
グメント６６の第２のローラ５２のセグメント６６への
摩擦接触は、第１のローラ５１と第２のローラ５２上の
上部アッセンブリ６０との自重により、維持されてい
る。

【００１８】図２および３に示されているように、方向
転換装置３０の上部アッセンブリ６０は、第１のローラ
５１、第３のローラ５３、ヨークアッセンブリ７８およ
びカム従動ベアリング８０とを有している。第３のロー
ラ５３のセグメント６６は、第１のローラ５１のセグメ
ント６６とともに、引出しニップ８６を形成している。
ヨークアッセンブリ７８は、二つのヨークハウジング部
材８８、９０、クロスバー９２、およびヨークシャフト
９４とを有する。ヨークハウジング部材８８、９０は、
ほぼＬ形に形成されており、ほぼ水平な脚９５と、ほぼ
垂直な脚９６とを有している。ヨークハウジング部材８
８、９０のほぼ水平な脚９５は、切欠き部９７を有して
おり、この切欠き部９７内には、第１のローラ５１と第
３のローラ５３のシャフト７０に取り付けられているベ
アリング７２が収納されている。第１のローラ５１のセ
グメント６６は、各ヨークハウジング８８、９０の切欠
き部９７の開口部分を横切るように取り付けられている
片持ちスプリング９８によって、第３のローラ５３のセ
グメント６６と摩擦するように接触している。片持ちス
プリング９８は、第１のローラ５１と第３のローラ５３
のベアリング７２を切欠き部９７内に閉じ込めることに
より、第３のローラ５３のセグメント６６を第１のロー
ラ５１のセグメント６６に対して付勢している。クロス
バー９２は、末端１０２と上面１０３を有している。各
ヨークハウジング部材８８、９０のほぼ垂直な脚９６
は、前記クロスバー９２の両末端１０２と連結されてい
る。第１の引出し口１０４を有する保護板１０５は、ク
ロスバー９２の上面１０３に取り付けられている。ヨー
クシャフト９４は、ヨークハウジング部材８８、９０の
ほぼ垂直な脚９６に取り付けられている。カラー１０６
は、ヨークシャフト９４の各端部の周囲および近傍に取
り付けられ、ヨークシャフト９４をヨークハウジング部
材８８、９０に連結している。サブフレーム４８の左側
部４９および右側部５０は、上方に延出した直立部１０
７を有しており、この直立部１０７は第１の溝１０８
（図４に図示）を有している。ヨークシャフト９４は、
サブフレーム４８の第１の溝１０８に掛けられて方向転
換装置３０の上部アッセンブリ６０を支持している。方
向転換装置３０にシートが導かれると、上部アッセンブ
リ６０は、第１の溝１０８に掛けられているヨークシャ
フト９４の周りに回動する。図３を見ると、カム従動ベ
アリング８０は、一方のヨークハウジング部材８８の外
側１０９に取り付けられている。カム従動ベアリング８
０は、ヨークハウジング部材８８のほぼ水平な脚９５上
に配置されており、シートが方向転換装置３０に導かれ
ると、カム従動ベアリング８０はカム１１０と係合す
る。カム１１０は、真空- 駆動引き上げアッセンブリ２
６用のキャリア搬送機構に連結され、仮想線でしめされ
ているように引き上げアッセンブリ２６用のキャリア搬
送機構とともに動作する。カム１１０は、第１の表面１
１５、傾斜表面１１６および第２の表面１１７を有して
おり、カム従動ベアリング８０は、これらに係合し、こ
れらの上に乗る。サブフレーム４８の右側部５０に沿っ
てロッド１１２（図２に示されているように）上を移動
するキャリア搬送機構は、その内の一つがモータアッセ
ンブリ（不図示）のシャフトに取り付けられてるプーリ
ーまたはギア１１３に連結されている駆動ベルトもしく
はチェーンから構成することができる。

【００１９】図４、５および６を見ると、方向転換装置
３０の下部アッセンブリ６５は、第２のローラ５２、第
４のローラ５４、第２のローラ５２用のモータアッセン
ブリ７５および方向転換アッセンブリ５５を有してい
る。第４のローラ５４のセグメント６６は、第２のロー
ラセグメント６６を有する第２の引出しニップ１２６
（図７に示されている）を形成している。サブフレーム
４８の左側部４９および右側部５０は、切欠き部１３０
を有し、この切欠き部１３０は、スロット１３２を形成
しており、このスロット１３２内には第２のローラ５２
と第４のローラ５４のシャフト７０に取り付けられてい
るベアリング７２が装着されている。第４のローラ５４
のセグメント６６は、サブフレーム４８内の各スロット
１３２を横切って取り付けられている片持ちスプリング
９８によって、第２のローラ５２のセグメント６６と摩
擦が生じるような接触を維持している。この片持ちスプ
リング９８は、第２のローラ５２と第４のローラ５４の
ベアリング７２をスロット１３２内に閉じ込めることに
よって、第４のローラ５４のセグメント６６を第２のロ
ーラ５２のセグメント６６に対して付勢している。第２
のローラ５２を駆動するモータアッセンブリ７５は、モ
ータ１３５、第１のプーリー１３７および第２のプーリ
ー１３８を有している。モータ１３５は、サブフレーム
４８の右側部５０に取り付けられており、第１のプーリ
ー１３７が取り付けられている駆動軸を有している。第
２のローラ５２のシャフト７０の一端部１３９は、サブ
フレーム４８の右側部５０のスロット１３２内に装填さ
れているベアリング７２を貫通し、サブフレーム４８の
右側部５０の外方に突出している。第２のプーリー１３
８は、第２のローラ５２のシャフト７０の端部１３９近
くの突出部分に取り付けられている。駆動ベルト１４０
は、第１のプーリー１３７と第２のプーリー１３８とに
係合している。第２のローラ５２は、アイドルクラッチ
１４２（図７に示されている）を有しており、このアイ
ドルクラッチ１４２は、方向転換装置３０から独立の一
対のローラが前記シートを搬送し続ける場合に、第２の
ローラ５２の自由回転を可能にする。例えば、フィルム
シートが、方向転換装置３０によって、向きを中間フィ
ルム収納装置１２へ向けられる場合、最初にフィルム
は、フィルムが収納装置１２内の一対の入口ローラ４７
のニップに至るまで、第２のローラ５２によって移動さ
れる。その後、方向転換装置３０の第２のローラ５２に
取り付けられているクラッチ１４２が、係合し、第２の
ローラ５２が自由回転状態になり、一対の入口ローラ４
７が収納装置１２内にシートを搬送し続けるままとな
る。

【００２０】図６を見ると、方向転換アッセンブリ５５
は、方向転換部材１５０と作動機構１５２を有してい
る。方向転換部材１５０は、シャフト１５６を有してお
り、このシャフト１５６には、複数の方向転換セグメン
ト１５４が設置されている。方向転換セグメント１５４
は、方向転換シャフト１５６上に配置され、セグメント
１５４全体もしくはその一部が前記シャフト１５６上に
位置しており、第１のローラ５１、第２のローラ５２、
第３のローラ５３および第４のローラの少なくとも一つ
におけるギャップ６８内に移動することができる。シャ
フト１５６上の方向転換セグメント１５４の数は、第１
のローラ５１、第２のローラ５２、第３のローラ５３お
よび第４のローラ５４の各々に対応したギャップ６８の
数に等しいことが、望ましい。方向転換セグメント１５
４の数は、第１のローラ５１、第２のローラ５２、第３
のローラ５３および第４のローラ５４の各々に対応した
ギャップの数より少なくあり得る。方向転換セグメント
１５４は、シャフト１５６に取り付けられているバー１
６０によって、シャフト１５６上の位置に安定してい
る。図４を見ると、方向転換シャフト１５６は、第１の
端部１５８と第２の端部１５９とを有している。シャフ
ト１５６の第１の端部１５８に取り付けられているベア
リング１６２は、サブフレーム４８の左側部４９に設け
られた第２の溝１６４に収められている。シャフト１５
６の第２の端部１５９は、サブフレーム４８の右側部５
０に形成されている第２の溝１６４に収められており、
サブフレーム４８の右側部５０の外方に突出している。

【００２１】図５を見ると、方向転換セグメント１５４
は、ほぼ三角形をなし、第１の側部１７１、第２の側部
１７２および第３の側部１７３を有している。方向転換
セグメント１５４の第１の側部１７１と第２の側部１７
２は、第１の脚７６を形成している。第２の側部１７３
と第１の側部１７１は、第３の脚１７８を形成してい
る。方向転換部材１５０上の方向転換セグメント１５４
の、第１の脚１７６、第２の脚１７７または第３の脚１
７８またはそれらの一部は、第１のローラ５１、第２の
ローラ５２、第３のローラ、もしくは第４のローラ５４
のいずれかのギャップ６８の一つに位置している。しか
し、典型的には、方向転換セグメント１５４の第１の脚
１７６、第２の脚１７７、および第３の脚１７８の二つ
または三つが、ローラ５１、５２、５３、５４のギャッ
プ６８内に位置している。第１の側部１７１および第２
の側部１７２は、それぞれ、第１の湾曲表面１８１と第
２の湾曲表面１８２とを有している。第１の湾曲表面１
８１と第２の湾曲表面１８２は、同様もしくはほぼ同様
に形状化されている。第１の湾曲表面１８１と第２の湾
曲表面は、例えば、図１１に示したように、フィルムが
方向転換部材１５０によって方向転換される時に、フィ
ルムの先端との接触が最小限となるように、形成されて
いる。方向転換セグメント１５４の第３の側部１７３
は、キャビティ１８３を有しており、このキャビティ１
８３は、方向転換セグメント１５４が方向転換シャフト
１５６上に位置できるように、方向転換シャフト１５６
とほぼ同様に形成されている。

【００２２】図６を見ると、作動機構１５２は、方向転
換部材１５０をシートの経路に向けて移動させて、方向
転換セグメント１５４の第１の湾曲表面１８１または第
２の湾曲表面１８２に位置させ、さらに、シートをそれ
ぞれ第１の引出しニップ８６または第２の引出しニップ
１２６に向ける。連結アッセンブリ１９０は、第１のア
ーム１９４、第２のアーム１９５およびスプリング１９
６を有している。第１のアーム１９４は第１の端部１９
７と第２の端部１９８を有している。第１のアーム１９
４の第１の端部１９７は、方向転換シャフト１５６の第
２の端部１５９に連結されている。ピン１９９は、第１
のアーム１９４の第２の端部１９８の上に取り付けられ
ている。第２のアーム１９５は、第１の端部２０１と第
２の端部２０２を有している。第２のアーム１９５の第
１の端部２０１は、第１のアーム１９４の第２の端部１
９８上のピン１９９を係合するためのスロット２０３を
有している。回動ピン２０４は、第２のアーム１９５の
第１の端部２０１と第２の端部２０２との間の第２のア
ーム１９５上に位置されており、サブフレーム４８の右
側部５０の外側部に取り付けられている。ソレノイドア
ッセンブリ１９２は、支持ブラケット２１０、ソレノイ
ド２１２およびプランジャ２１４とを有している。支持
ブラケット２１０は、第１の部材２１６、第２の部材２
１７およびプラットフォーム２１８を有している。支持
ブラケット２１０の第１の部材２１６は、サブフレーム
４８に取り付けられている。第２のアーム１９５上の回
動ピン２０４のシャフトは、サブフレーム４８に取り付
けられる前に、第２のアーム１９５、隔離部材２１９お
よび支持ブラケット２１０の第１の部材２１６の開口２
２０を通過している。スプリング１９６は、第２のアー
ム１９５とソレノイドブラケット２１０の第２の部材２
１２とに取り付けられている。ソレノイド２１２は、支
持ブラケット２１０のプラットフォーム２１８に取り付
けられ、ソレノイド２１２のプランジャ２１４の部分２
２５が露出し、連結アッセンブリ１９０に連結できるよ
うになっている。プランジャ１４の露出部分は、通路２
２６を有しており、この通路２２６には、ロールピン２
２８が取り付けられ、横断している。連結アッセンブリ
１９０の第２のアーム１９５の第２の端部２０２には、
プランジャ２１４の通路２２６内のロールピン２２８に
係合するためのスリット２３０が形成されている。ソレ
ノイドへの電力は、プラグ２３５により供給される。ソ
レノイド２１２は、プランジャ２１４へ垂直運動を与え
る。

【００２３】方向転換装置３０は、図７ないし図１３を
参照することにより、最も良く理解することができる。
露光フィルム２５０は、開けられたカセット２４から、
真空−駆動引き上げアッセンブリ２６によって、移動さ
れる。図７において、フィルム２５０は、真空により捕
捉され、引き上げアッセンブリ２６の引き上げエレメン
ト２８の少なくとも一つによって運ばれ、前記引き上げ
アッセンブリ２６は、キャリア搬送機構（不図示）によ
って、矢印Ｂ方向に、本発明の方向転換装置３０へ、搬
送される。フィルム２５０が引き込み経路に搬送される
と、方向転換装置３０とカム従動ベアリング８０との近
傍の引き上げアッセンブリ２６は、カム１１０の第１の
表面１１５と係合するように配置される。図８におい
て、引き上げアッセンブリ２６は、方向転換装置３０ま
で移動しつづけ、カム従動ベアリング８０が、カム１１
０の傾斜表面１１６に乗り上がる。上部アッセンブリ６
０は、サブフレーム４８の延出部分１０７に形成されて
いる第１の溝１０８に収まっているヨークシャフト９４
の周りを矢印Ｃ方向に回動し始める。上部アッセンブリ
６０が回動すると、第１のローラ５１は、第２のローラ
５２から離間する。図９において、引き上げアッセンブ
リ２６は、方向転換装置３０へ移動しつづけ、カム従動
ベアリング８０は、カム１１０の第２の表面１１７に乗
り、上部アッセンブリ６０は、完全に回動して第１のロ
ーラ５１を第２のローラ５２から離間させる。引き上げ
エレメント２８またはその一部は、引き上げアッセンブ
リ２６上に位置し、引き上げエレメント２８は、例え
ば、第１のローラ５１の分割部分６６間のギャップ６８
内に位置することができる。引き上げアッセンブリ２６
の引き上げエレメント２８は、入ってくるフィルム２５
０を、第１のローラ５１と第２のローラの引き込みニッ
プ７６よりわずかに上動した位置で、方向転換装置３０
へ、搬送する。引き上げエレメント２８が第１のローラ
５１のギャップ６８内の位置に移動されると、引き上げ
アッセンブリ２６は、引き上げエレメント２８を下降さ
せ、引き込まれたフィルムへ作用している真空を、引き
上げエレメント２６によって、解除し、（矢印Ｄに示さ
れているように）引き上げエレメント２６をそれらの入
口位置へ戻す。その結果、引き上げアッセンブリ２６
は、引き込みフィルムを、第２のローラ５２上の、上動
した第１のローラ５１と第２のローラ５２との間の、引
き込みニップ７６の位置に、位置させる。図１０におい
て、キャリア搬送機構が、（矢印Ｅで示されているよう
に）引き上げアッセンブリ２６を方向転換装置３０から
移動させ、引き上げアッセンブリ２６を、カセット開閉
アッセンブリ２２によって、開始位置に戻す。カム従動
ベアリング８０が、第２の表面１１７上に戻り、傾斜表
面１１６を下降し、そして第１の表面１１５上に位置す
る動作を行なうことにより、上部アッセンブリ６０を矢
印Ｆ方向に回動する。そして、第１のローラ５１が第２
のローラ５２に戻って隣接すると、第１のローラ５１
は、第１のローラ５１と第２のローラ５２との間の引き
込みニップ７６内に引き込みフィルム２５０を捕捉す
る。

【００２４】前述したように、センサー（不図示）が、
第１のローラ５１と第２のローラ５２との間のニップに
フィルム２５０があることを検知すると、そのフィルム
が存在するという情報をマイクロコンピュータ（不図
示）に送る。また、マイクロコンピュータは、第２のセ
ンサー（不図示）から、フィルム処理装置１０に連係し
ているプロセッサー４２の供給トレイ４０内に他のフィ
ルムがあるという情報も受ける。図１に見るように、マ
イクロコンピュータは、フィルム２５０を直接プロセッ
サー４２内に送ることができるか、あるいは、後から送
り出すために、フィルム処理装置１０と連係している収
納装置１２内に送るべきか、を判断し、ソレノイド２１
２により、方向転換アッセンブリ５５の移動を指示し、
それによって、露光フィルム２５０を状況に応じて好適
な経路に導く。

【００２５】図１１および１２において、フィルム２５
０は、第１の引出しニップ８６へ向けられ、したがっ
て、フィルムの搬送は、フィルム処理装置１０と連係さ
れている収納装置１２へ向けられる。方向転換部材１５
０の第１の位置は、方向転換セグメント１５４を、フィ
ルムが引き込みニップ７６から方向転換部材１５０の第
１の湾曲表面１８１に沿って第１の引出しニップ８６へ
向くように、位置させている。この第１の位置では、ソ
レノイド２１２は、駆動されて、ソレノイドのプランジ
ャ２１４を、矢印Ｇによって示されているように、最下
位置に移動させる。連結アッセンブリ１９０の第２のア
ーム１９５の第２の端部２０２は、回動ピン２０４周り
を下に回動され、スプリング１９６が延伸される。この
場合、第２のアームの第１の端部２０１と第１のアーム
１９４の第２の端部１９８は、回動ピン２０４に対して
上に移動される。第１のアーム１９４の第１の端部１９
７は、サブフレーム４８の第２の溝１６４内の方向転換
シャフト１５６を回動している。したがって、方向転換
シャフト１５６上の方向転換セグメント１５４は、図１
１の反時計回りに移動される。方向転換セグメント１５
４の第１の脚１７６および第２の脚１７７は、それぞ
れ、第２のローラ５２および第４のローラ５４のギャッ
プ６８内に位置され、方向転換セグメント１５４の第１
の湾曲表面１８１は、フィルム２５０の先行端に当接す
るように位置される。第２のローラ５２に連結されてい
るモータアッセンブリ１３５は、駆動されて、第２のロ
ーラ５２を矢印Ｈ方向に回転し、引き込みニップ７６に
あるフィルム２５０の先行端を、方向転換シャフト１５
６上の方向転換セグメント１５４の第１の湾曲表面１８
１へ向け、この第１の湾曲表面１８１に沿って移動さ
せ、第１のローラ５１と第３のローラ５３の第１の引出
しニップ８６内に導き、フィルム２５０を、方向転換装
置３０の外に搬送するように、第１のローラ５１に巻つ
ける。フィルム２５０は、垂直もしくはほぼ垂直に上動
されているので、フィルム２５０は、収納装置１２内の
一対のニップローラ４７に至るまで、方向転換装置３０
のニップローラ５１、５２によって動かされる。この配
列によって、図１１に明瞭に示されているように、フィ
ルム２５０の先行端と、フィルム２５０の先行端に直接
に隣接するフィルム２５０の側部に沿って可能な非常に
短い間隔（すなわち、フィルム２５０の厚みの数倍以
下）のみが、方向転換セグメント１５４に、接触する。
一度フィルムが第１の引き込みニップ８６内に捕捉され
ると、フィルム２５０はそれ自身を第１のローラ５１の
表面に沿って巻付ける。これにより、フィルム２５０が
シート方向転換装置３０中を搬送される場合のフィルム
の側部のかき傷が、解消もしくはほぼ除去される。図１
２に示すように、この場合では、フィルム２５０は、フ
ィルム２５０が収納装置１２内の入口ニップローラ４７
のニップ内に位置し、入口ローラ４７によって搬送され
るまで、第１のローラ５１と第３のローラ５３によって
駆動される。

【００２６】図１３において、フィルム２５０は、引き
込みニップ７６から第２の引出しニップ１２６へ向けら
れており、したがって、フィルムはプロセッサー４２へ
搬送されている。図１３に示されている方向転換アッセ
ンブリ５５の位置は、その第２の、または休止の位置で
あり、この位置には、方向転換アッセンブリ５５が、フ
ィルムがフィルム収納装置１２に向おうとしている時以
外、通常位置している。方向転換部材１５０のこの休止
位置は、フィルム２５０が引き込みニップ７６から第２
の湾曲表面１８２に沿って第２の引出しニップ１２６へ
向くように、方向転換セグメント１５４を位置させる。
この休止位置では、ソレノイド２１２のプランジャ２１
４が駆動されず、矢印Ｊで示されているように、その最
上位置にある。連結アッセンブリ１９０の第２のアーム
１９５に第２の端部２０２は、回動ピン１９６周りを上
方に回転される。第２のアーム１９５の第１の端部２０
１と第１のアーム１９４の第２の端部１９８とは、回動
ピン１９６周りを下方に回動される。第１のアーム１９
４の第１の端部は、サブフレーム４８の第２の溝１６４
内の方向転換シャフト１５６を回動している。方向転換
セグメント１５４の第１の脚１７６および第３の脚１７
８は、それぞれ、第１のローラ５１および第３のローラ
５３のギャップ６８内に位置され、方向転換セグメント
１５４の第２の湾曲表面１８２は、フィルムの先行端と
接触するように、位置される。第２のローラ５２に連結
されているモータアッセンブリ７５は、駆動されて、第
２のローラ５２を矢印Ｈの方向に回転し、引き込みニッ
プ７６に位置するフィルムの先行端を方向転換部材１５
０の方向転換セグメント１５４の第２の湾曲表面１８２
へ向け、この第２の湾曲表面１８２に沿って動かし、第
２のローラ５２と第４のローラ５４の第２の引出しニッ
プ１２６内に導き、フィルムを第２のローラ５２上に巻
付けて方向転換装置３０の外に搬送する。同様に、フィ
ルム２５０の先行端と、フィルム２５０の先行端に直接
に隣接するフィルム２５０の側部に沿って可能な非常に
短い間隔（すなわち、フィルム２５０の厚みの数倍以
下）のみが、方向転換セグメント１５４に、接触する。
一度、フィルムが第２の引出しニップ１２６内に捕捉さ
れると、それ自身を、フィルム２５０は第２のローラ５
２の表面に沿って巻付ける。これにより、フィルム２５
０がシート方向転換装置３０中を搬送される場合のフィ
ルムの側部のかき傷が、解消もしくはほぼ除去される。

【００２７】フィルムプロセッサー４２が方向転換装置
３０の下方にあるので、フィルム２５０は、その後、第
１のローラ５１と第２のローラ５２により、次に、第２
のローラ５２と第４のローラ５４により、移動され、フ
ィルムプロセッサー４２の供給トレイ４０に連係してい
るシュート内を自重により落下する。

【００２８】当業者であれば、以上の本発明の説明か
ら、さらに多くの変形を成すことが可能である。これら
の変形は、本発明の請求の範囲に記載された発明の範囲
の内に含まれるものである。

【００２９】

【発明の効果】本発明装置によれば、フィルム処理装置
において、露光フィルムを、カセットから中間フィルム
収納装置へ向う経路と、フィルムプロセッサーへ向う経
路との一つに、状況に応じて容易に、方向転換すること
ができ、フィルムまたはシートの自動処理作業の効率を
向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明にしたがってシートの向きを変える方向
転換装置の概略を含む自動フィルム処理装置の簡単化し
た概略断面構成図である。

【図２】上部アッセンブリと下部アッセンブリとを有す
る方向転換装置の斜視図である。

【図３】前記下部アッセンブリとカムとを有する前記方
向転換装置の右側部の斜視図である。

【図４】前記方向転換装置の下部アッセンブリの斜視図
である。

【図５】前記下部アッセンブリの方向転換アッセンブリ
に用いられている方向転換セグメントの断面図である。

【図６】前記方向転換装置の下部アッセンブリの分解斜
視図である。

【図７】真空- 駆動引き上げアッセンブリによって前記
方向転換装置への引き込み経路に沿ってシートを搬送す
る工程の概略説明図である。

【図８】前記引き込み経路に連係している第１のローラ
と第２のローラとに分ける工程の概略説明図である。

【図９】前記シートを前記第１および第２のローラ間に
置く工程の概略説明図である。

【図１０】前記シートを前記第１および第２のローラ間
の引き込みニップ内に捕捉し、前記真空- 駆動引き上げ
アッセンブリをその最初の位置に戻す工程の概略説明図
である。

【図１１】前記シートを前記引き込みニップから第１の
引出しニップへ搬送する工程の概略説明図である。

【図１２】前記シートを前記第１の引出しニップから収
納装置へ搬送する工程の概略説明図である。

【図１３】前記シートを前記引き込みニップから第２の
引出しニップへ方向転換させる工程の概略説明図であ
る。

【符号の説明】

１０ 自動日光下フィルム処理装置 １２ 中間フィルム収納装置 １４ 導入口 １６ 供給トレイ １８ ニップローラ ２０ ローラ ２２ カセット開閉アッセンブリ ２４ カセット２４ ２６ 真空- 駆動引き上げアッセンブリ ３０ シート方向転換装置 ３１ 供給スロット ３２ コンソール ３３ 第１のエンドレスベルト ３４ フィルム収納マガジン ３６ シュート ３７ ローラ ３８ ニップローラ ３９ 第２のエンドレスベルト ４０ 供給トレイ ４２ プロセッサー ４７ ローラ ４８ サブフレーム ４９ 左側部 ５０ 右側部 ５１ 第１のローラ ５２ 第２のローラ ５３ 第３のローラ ５４ 第４のローラ ５５ 方向転換アッセンブリ ６０ 上部アッセンブリ ６５ 下部アッセンブリ ６６ セグメント ６８ ギャップ ７０ シャフト ７２ ベアリング ７５ モータアッセンブリ ７８ ヨークアッセンブリ ８０ カム従動ベアリング ８６ 引出しニップ ８８、９０ ヨークハウジング部材 ９２ クロスバー ９４ ヨークシャフト ９５ ほぼ水平な脚 ９６ ほぼ垂直な脚 ９７ 切欠き部 ９８ 片持ちスプリング １０２ 末端 １０３ 上面 １０４ 第１の引出し口 １０５ 保護板 １０６ カラー １０７ 直立部 １０８ 第１の溝 １０９ 外側 １１０ カム １１２ ロッド １１３ プーリーまたはギア １１５ 第１の表面 １１６ 傾斜表面 １１７ 第２の表面 １２６ 第２の引出しニップ １３０ 切欠き部 １３２ スロット １３５ モータ １３７ 第１のプーリー １３８ 第２のプーリー １３９ シャフト７０の端部 １４０ 駆動ベルト １４２ アイドルクラッチ １５０ 方向転換部材 １５４ 方向転換セグメント １５６ 方向転換シャフト １５８ 第１の端部 １５９ 第２の端部 １６０ バー １６４ 第２の溝 １７１ 第１の側部 １７２ 第２の側部 １７３ 第３の側部 １７６ 第１の脚 １７７ 第２の脚 １７８ 第３の脚 １８１ 第１の湾曲表面 １８２ 第２の湾曲表面 １８３ キャビティ １９０ 連結アッセンブリ １９２ ソレノイドアッセンブリ １９４ 第１のアーム １９５ 第２のアーム １９６ スプリング １９７ 第１の端部 １９８ 第２の端部 １９９ ピン ２０１ 第１の端部 ２０２ 第２の端部 ２０３ スロット ２０４ 回動ピン ２１０ 支持ブラケット ２１２ ソレノイド ２１４ プランジャ ２１６ 第１の部材 ２１７ 第２の部材 ２１８ プラットフォーム ２１９ 隔離部材 ２２５ プランジャ２１４の部分 ２２６ 通路 ２２８ ロールピン ２３０ スリット ２３５ プラグ ２５０ 露光フィルム

Claims (10)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 先行端を有するシートを第１の位置もし
   くは第２の位置に方向転換させる装置であって、 第１のギャップにより分割されたセグメントを有する第
   １のローラと、 第２のギャップにより分割されたセグメントを有し、該
   セグメントが前記第１のローラのセグメントとともに引
   き込みニップを形成する第２のローラと、 第３のギャップにより分割されたセグメントを有し、該
   セグメントが前記第１のローラのセグメントとともに第
   １の引出しニップを形成する第３のローラと、 第４のギャップにより分割されたセグメントを有し、該
   セグメントが前記第２のローラのセグメントとともに第
   ２の引出しニップを形成する第３のローラと、および前
   記第１のギャップ、第２のギャップ、第３のギャップお
   よび第４のギャップの少なくとも一つの内部に位置可能
   で、前記シートの先行端を前記引き込みニップから第１
   の引出しニップまたは第２の引出しニップに向けるため
   の方向転換セグメントを有する方向転換アッセンブリ
   と、を有することを特徴とするシート方向転換装置。
2. 【請求項２】 前記方向転換セグメントが、第１および
   第２の湾曲表面を有し、前記第１の湾曲表面が前記先行
   端を前記第１の引出しニップへ向けるためのものであ
   り、前記第２の湾曲表面が前記先行端を第２の引出しニ
   ップに向けるためのものであることを特徴とする請求項
   １に記載の装置。
3. 【請求項３】 前記方向転換アッセンブリが、さらに、
   前記方向転換セグメントを、第１のギャップ、第２のギ
   ャップ、第３のギャップおよび第４のギャップの少なく
   とも一つの内部に位置決めさせるための手段を有するこ
   とを特徴とする請求項１に記載の装置。
4. 【請求項４】 前記位置決め手段が、 前記方向転換セグメントが連結されている方向転換シャ
   フトと、 前記方向転換アッセンブリが、第１の位置へ回転される
   と、前記先行端を前記第１の引出しニップへ向けること
   ができ、第２の位置へ回転されると、前記先行端を前記
   第２の引出しニップへ向けることができるように、前記
   方向転換シャフトを支承するための手段と、を有するこ
   とを特徴とする請求項３に記載の装置。
5. 【請求項５】 さらに、前記第２のローラを回転させる
   ための手段を有することを特徴とする請求項１に記載の
   装置。
6. 【請求項６】 さらに、 前記第２および第４のローラを回転可能に支持するため
   のサブフレームと、 前記サブフレームにより支承され、前記第１および第３
   のローラを回転可能に支持するためのヨークアッセンブ
   リと、 前記ヨークアッセンブリに連結されているカム従動部
   と、および前記ヨークアッセンブリを回転させて前記第
   １のローラを前記第２のローラから分離するために前記
   カム従動部に当接するカムと、を有することを特徴とす
   る請求項１に記載の装置。
7. 【請求項７】 さらに、前記セグメント化された部分を
   第１のギャップ、第２のギャップ、第３のギャップおよ
   び第４のギャップの少なくとも一つに位置決めするため
   の手段を有することを特徴とする請求項２に記載の装
   置。
8. 【請求項８】 前記位置決め手段が、 前記方向転換セグメントが連結されている方向転換シャ
   フトと、 前記方向転換アッセンブリが、第１の位置へ回転される
   と、前記先行端を前記第１の引出しニップへ向けること
   ができ、第２の位置へ回転されると、前記先行端を前記
   第２の引出しニップへ向けることができるように、前記
   方向転換シャフトを支承するための手段と、を有するこ
   とを特徴とする請求項７に記載の装置。
9. 【請求項９】 さらに、前記第２のローラを回転させる
   ための手段を有することを特徴とする請求項８に記載の
   装置。
10. 【請求項１０】 さらに、 前記第２および第４のローラを回転可能に支持するため
    のサブフレームと、 前記サブフレームにより支承され、前記第１および第３
    のローラを回転可能に支持するためのヨークアッセンブ
    リと、 前記ヨークアッセンブリに連結されているカム従動部
    と、および前記ヨークアッセンブリを回転させて前記第
    １のローラを前記第２のローラから分離するために前記
    カム従動部に当接するカムと、を有することを特徴とす
    る請求項９に記載の装置。