JP2513825B2 - シ―トフイルム装填装置 - Google Patents

シ―トフイルム装填装置

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JP2513825B2
JP2513825B2 JP3415489A JP3415489A JP2513825B2 JP 2513825 B2 JP2513825 B2 JP 2513825B2 JP 3415489 A JP3415489 A JP 3415489A JP 3415489 A JP3415489 A JP 3415489A JP 2513825 B2 JP2513825 B2 JP 2513825B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はマガジンからシートフイルムを取出してカセ
ツテ内へ装填するシートフイルム装填装置に関する。
〔従来の技術〕
X線フイルムを撮影用のカセツテ内へ装填するための
装置として吸着手段によってマガジンからシートフイル
ムを取出し、これをカセツテへ装填する装置が提案され
ている(特開昭62-249840号)。この装置は、X線シー
トフイルムが種別毎に区分けされて複数のマガジン内へ
それぞれ収容されており、吸着手段は選択されたマガジ
ン内のフイルム端部を吸着して持ち出し、これをカセツ
テ入口部に配置される送り込みローラ内へ挾持させるよ
うになっている。
この吸着手段は複数段のマガジンと各々対応した状態
でマガジン内のフイルムを取出すが、対応したマガジン
は吸着手段で吸着されるために待機位置からフイルム取
出位置へ水平移動させる必要がある。このため各マガジ
ンにはフイルム取出位置へ駆動するためのラツクとピニ
オンとの組合せによる駆動手段が各々用いられている。
従って複数段に配置されるマガジンの数が多くなると、
この駆動手段もこれと同数だけ設置する必要があり、部
品点数が多くなると共に制御及び保守管理が複雑にな
る。
〔発明が解決すべき課題〕
本発明は上記事実を考慮し、多数のマガジンが設けら
れる場合にもマガジンを待機位置からフイルム取出位置
へ移動させる駆動手段を多数設ける必要がないシートフ
イルム装填装置を得ることが目的である。
〔課題を解決するための手段及び作用〕
本出願に係る発明は、各々シートフイルムが収容され
上下に所定間隔で配置された複数のマガジンと、昇降し
てこれらのマガジンと各々対応してマガジン内のシート
フイルムを取出すフイルム取出手段と、この取出手段か
らフイルムを受取ってカセツテに送りこむ保持手段と、
各マガジンをフイルム取出手段と干渉しない待機位置か
らフイルム取出手段へ接近してフイルム取出しを可能と
するフイルム取出位置まで引出移動可能とする案内手段
と、係合部材及び係合受部材の一方がこのフイルム取出
手段へ他方が各マガジンへ各々設けられてマガジンが待
機位置にありかつ取出手段が昇降移動する方向には非係
合状態となり前記引出移動方向には係合状態となる引出
係合手段と、前記フイルム取出手段に設けられた係合部
材又は係合受部材を駆動してマガジンを待機位置からフ
イルム取出位置まで移動する駆動手段と、を有すること
を特徴としている。
このためこの発明では、フイルム取出手段が複数のマ
ガジンのいずれかと対応するため昇降移動する状態では
引出係合手段は係合部材と係合受部材とが係合状態とな
ることなく相対移動される。フイルム取出手段がいずれ
かのマガジンと対応すると、フイルム取出手段に設けら
れた駆動手段は引出係合手段をマガジンの待機位置から
フイルム取出位置へと移動させる。引出係合手段のフイ
ルム取出手段に設けられた係合部材又は係合受部材は対
応したマガジンに取付けられた引出係合手段と係合して
マガジンをフイルム取出し位置へと引出す。続いてフイ
ルム取出手段は引出されたマガジン内からシートフイル
ムを取出し、保持手段へと引き渡す。
特定のマガジンから連続してフイルムを取出す場合に
はマガジンをフイルム取出位置に停止させたままでよい
が、異なるマガジンからフイルムを取出す場合には、フ
イルム取出手段がフイルム取出し後にマガジンを再び待
機位置へと移動させた後、フイルム取出手段が昇降して
他のマガジンと対応する。この場合にも引出係合手段は
非係合状態となるので昇降動作が妨げられることはな
い。
また引出係合手段の係合部材又は係合受部材をマガジ
ンへ取付ける状態は、これらを直接マガジンへ取付ける
場合に限らず、マガジンを搭載する移動台等へ取付け、
間接的にマガジンへ取付けるようにしてもよい。
〔発明の実施例〕
第1図には本発明が適用されたシートフイルム装填装
置10が示されている。
このシートフイルム装填装置10では枠体11で骨組が形
成され、この枠体11へ固着された外板11Aで内部が遮光
構造となっている。枠体11の下部に複数のマガジン12が
設置され、これらのマガジン12内にそれぞれシートフイ
ルムFが収容されている。これらのシートフイルムFは
各マガジン12毎に異なる種別(サイズ、フイルム種類)
とされており、所望のシートフイルムFがフイルム取出
手段を構成する取出手段14及び保持手段16によってカセ
ツテ18内へと装填されるようになっている。
しかし、各マガジン12へ必ずしも種別の異なるフイル
ムを収容する場合に限らず、使用頻度の多いフイルムが
ある場合等には複数のマガジンへ同一種別のフイルムを
共に収容させてもよい。
このカセツテ18はシートフイルム装填装置10の上部に
設けられる装填口10A(通常は遮蔽されている)から手
動により内部へと装填されると(矢印A方向)カセツテ
駆動機構20の駆動力で引込まれて第1図の図示位置へと
配置されるようになっている。
このカセツテ18は第3図にも示される如く皿形状のカ
セツテ本体18Aの内部がシートフイルムFの収容部とさ
れており、蓋板18Bがこのカセツテ本体18Aの一端に軸支
されてカセツテ本体18A内を開閉可能としている。蓋板1
8Bの先端部から突出される爪22はカセツテ本体18Aの一
部に形成される窓18Cへ係合してカセツテ本体18Aの閉止
状態を維持するが、カセツテ駆動機構20がカセツテ18を
開蓋ピン24へ押圧することにより、この開蓋ピン24が爪
22をカセツテ本体18A内へ押し込み蓋板18Bは図示しない
弾性体の付勢力で第3図に示される如く開放状態となる
ように構成されている。
また第1図に示される如く装填されたカセツテ18のフ
イルム出入口付近には取出手段26が配置されており、図
示しない駆動源からの駆動力を受けて吸盤28がカセツテ
本体18A内の撮影済みシートフイルムFを取出し、搬送
ローラ32へと受渡すようになっている。これらの搬送ロ
ーラ32は図示しない駆動源からの駆動力を受け、撮影済
みシートフイルムFを現像装置34へと送り出すようにな
っている(矢印B方向)。
なお、カセツテ18はシートフイルム装填装置10内へ装
填され、蓋開ピン24によって蓋板18Bが開放されると、
図示しない蓋開閉機構(たとえば、実開昭63-141950号
及び実開昭63-141951号、明細書記載の手段)によって
蓋板18Bがさらに大きく開放され、撮影済みシートフイ
ルムFの取出後に新規なシートフイルムFが装填される
と蓋板18Bが閉止されて、装填口10Aから押し出されるよ
うになっていてもよい。
第2図にも示される如くマガジン12は深皿状に形成さ
れ、内部には多数枚の未露光シートフイルムFが積層状
態で収容されている。このマガジン12の上端面は固定蓋
板12Aで取出手段14の反対側の半分が閉止されており、
他の半分を取出開口12Bとしている。この取出開口12Bに
はスライド蓋12Cが対応しており、このスライド蓋12Cは
第2図に示される如く取出開口12Bを確実に閉止した状
態から蓋板12Aの下方へとスライドして入り込み、取出
開口12Bを開放した状態まで移動できるようになってい
る。
これらのマガジン12はそれぞれシートフイルム装填装
置10の枠体11へ多数段に設置される移動台36内へ収容さ
れている。これらの移動台36はマガジン12の周囲底部を
支持する枠状に形成されており、両側上端部から水平方
向に突出する折曲部36Aが形成され、この折曲部36Aは枠
体11へ軸心が水平に軸支されるローラ38上へと載置され
ている。これらのローラ38は折曲部36Aと共に案内手段
を構成している。各移動台36はマガジン12を搭載した状
態で第1図に実線で示される状態が待機位置とされ、こ
の状態から枠体11の扉11Bを開放して第1図左側に移動
して(矢印C方向)引出した状態がシートフイルムFの
補充位置となっている。また更にこのマガジン12は待機
状態から第1図右方へ移動され(矢印D方向)、取出開
口12Bが取出手段14の下方へ至った状態がフイルム取出
位置となっている。このシートフイルムFの待機状態で
マガジン12を所定位置に停止するために、折曲部36Aに
は切欠部36Bが形成されてこの切欠部36Bがローラ38に対
応すると移動台36の移動が停止されるようになってい
る。
第2図に示される如く取出手段14は互いに平行な一対
の昇降フレーム122が設けられている。これらの昇降フ
レーム122は複数本の連結ロツド124で互いに平行に固着
されており、外側に固着されるガイドブロツク126には
ガイド軸128が貫通している。また昇降フレーム122の片
側には同様なガイドブロツク127が固着されてねじ軸132
が螺合している。これらのガイド軸128、ねじ軸132は軸
心が垂直とされ、ガイド軸128の上下両端部は枠体11へ
固着され、ねじ軸132は枠体11へ軸支されると共に図示
しないモータの駆動力を受けて回転するようになってい
る。従ってモータ駆動力を受けて、ねじ軸132が回転す
ると、取出手段14は上昇又は下降されて各々へと対応で
きるようになっている。
これらの昇降フレーム122間にはアーム134の先端に吸
盤136が配置されており、このアーム134は軸138でアー
ム142の先端へ軸支されている。アーム142は軸144で昇
降フレーム122へ軸支されている。またこれらのアーム1
34、142の回転角を制御するためのモータ146、148がそ
れぞれアーム142、昇降フレーム122へ取付けられ、無端
ベルト152、154でその回転力をアーム134、142へ伝える
ようになっている。
これによって吸盤136はアーム134、142の回転で第1
図の状態から略垂直下方へと移動し、フイルム取出位置
にあるマガジン12内のシートフイルムFを吸着し、更に
上昇すると共に右方向へ移動して吸着したシートフイル
ムFの先端部を保持手段16へと送り出すようになってい
る。
昇降フレーム122の下部にはマガジン12の移動方向
(矢印C、D方向)に沿って長手方向とされる長孔54が
それぞれ貫通形成されている。これらの長孔54には引出
板56の両端部がローラ57を介して支持されている。これ
によって引出板56は長孔54の長手方向に沿って移動可能
となっている。
この引出板56には長手方向中間部から引出アーム58が
突出している。この引出アーム58は先端部の幅寸法が拡
大されたT字形となっており、移動台36の取出手段14に
面した前面へ設けられる受板62と対応している。この受
板62には引出アーム58を緊密に受入れる受開口64が貫通
形成されている。これらの引出アーム58及び受開口64は
一方が係合部、他方が係合受部を形成して引出係合手段
となっている。すなわち引出アーム58が取出手段14の昇
降動作によって待機状態のマガジン12と相対移動する場
合に各マガジン12の受開口64内を自由に通過することが
できるようになっているが、取出手段14がいずれかのマ
ガジン12と水平方向に対応した状態では係合状態となっ
て引出板56の矢印D方向の駆動力でマガジン12がフイル
ム取出位置まで引出されるようになっている。
この引出板56へ駆動力を与えるモータ66が昇降フレー
ム122へ取付けられており、このモータ66の出力軸には
プーリ67が固着されている。このプーリ67には無端タイ
ミングベルト68の一部が巻掛けられ、このタイミングベ
ルト68の他の一部がプーリ69へ巻掛けられている。この
プーリ69は回転軸72へ固着され、回転軸72へその回転力
を与えるようになっている。この回転軸72は昇降フレー
ム122へ軸支されており、リンク73の一端が固着されて
いる。このリンク73の先端にはリンク74の一端が軸支さ
れている。このリンク74の先端はローラ57へ軸支されて
おり、これによってモータ66の回転力でリンク73、74の
挟角が変更され、引出板56は長孔54に案内されて矢印C
方向又はD方向へと移動するようになっている。
移動台36がフイルム取出位置まで引出されると、その
途中でマガジン12のスライド蓋12Cから上方へ突出され
ているアーム12Dが昇降フレーム122の連結ロツド124へ
設置されるマグネツト吸着片76に当接して移動が阻止さ
れるので、移動台36と共に移動するマガジン12とスライ
ド蓋12Cとが相対移動して取出開口12Bが開放されるよう
になっている。またモータ66の逆回転によって移動台36
及びマガジン12が待機位置まで戻される場合には吸着片
76が磁力でスライド蓋12Cの移動を阻止しているのでス
ライド蓋12Cがマガジン12と相対移動して取出開口12Bが
閉止されるようになっている。
保持手段16は第2図に示される如く一対の昇降フレー
ム42が複数本の連結ロツド44で互いに平行に固着されて
おり、これらの昇降フレーム42の間にシートフイルムF
を保持するようになっている。
昇降フレーム42の外側に固着されるガイドブロツク46
には軸心が垂直とされて上下両端部が枠体11へ固着され
るガイド軸48が貫通している。他の一方の昇降フレーム
42には同様なガイドブロツク47にねじ軸52が螺合し、こ
のねじ軸52がガイド軸48と平行に配置されている。この
ため、ねじ軸52が図示しないモータ等の駆動力を受けて
回転すると昇降フレーム42は所定位置まで上下動して各
マガジン12及びカセツテ18へと対応できるようになって
いる。
昇降フレーム42間にはその下端部付近に上下に一対の
入口挾持ローラ82が互いに平行に軸支されている。これ
らの入口挾持ローラ82は吸盤136によってマガジン12か
ら取出されたシートフイルムFを受取り、矢印E方向に
送り込んで約半円状にシートフイルムFを湾曲して保持
させるためのものである。またこの半円状に保持される
シートフイルムFの中間部に対応して一対の中間部挾持
ローラ84及び一対の中間部挾持ローラ86が入口挾持ロー
ラ82と同様に軸支されている。更に半円状に保持される
シートフイルムFの先端部を挾持するための一対の出口
挾持ローラ88が設けられている。このため長寸法のシー
トフイルムFの保持状態ではシートフイルムFの後端部
が入口挾持ローラ82によって、中間部が中間部挾持ロー
ラ84、86によって、また先端部が出口挾持ローラ88によ
ってそれぞれ挾持されることになる。またシートフイル
ムFの寸法が短い場合にも先端部は必ず出口挾持ローラ
88で保持されるようになっている。
この出口挾持ローラ88は昇降フレーム42へ軸92で軸支
される傾動フレーム94の先端部付近へ軸支されている。
この傾動フレーム94の先端部にはピン96で第1スイング
リンク97が軸支されており、この第1スイングリンク97
の他端はピン98で第2スイングリンク99へ軸支されてい
る。この第2スイングリンク99は昇降フレーム42へ掛け
渡される回転軸100へ軸支されており、この回転軸100に
固着されたプーリ262へ無端ベルト104の一部が巻掛けら
れている。この無端ベルト104の他の一部は昇降フレー
ム42へ固着されるモータ106の出力軸へ固着されたプー
リ108へ巻掛けられている。
このためモータ106が回転すると第2スイングリンク9
9は回転軸100と共に回転し、第1スイングリンク97がこ
の回転力を受けて傾動フレーム94を第1図のように反時
計方向(矢印G方向)へと傾動させるようになってい
る。これによってシートフイルムFはその先端部が出口
挾持ローラ88に挾持された状態でカセツテ18の入口部上
方まで移動してシートフイルムFをカセツテ18へ挿入し
易くするようになっている。
第2図に示される如く昇降フレーム42の外側にはモー
タ112の駆動力を入口挾持ローラ82、中間部挾持ローラ8
4、86及び出口挾持ローラ88へ伝えるためのプーリ114と
無端タイミングベルト116が複数個用いられている。
次に本実施例の作用を説明する。
撮影済みのシートフイルムFを収容したカセツテ18が
装填口10Aからシートフイルム装填装置10内へ矢印A方
向に装填されると、カセツテ駆動機構20はカセツテ18を
開蓋ピン24へ押圧するので蓋板18Bは第1、3図に示さ
れる如く開放される。
次に取出手段26の吸盤28がこのカセツテ本体18A内の
シートフイルムFを吸着して持ち出し、搬送ローラ32へ
と受渡すので、この撮影済みのシートフイルムFは現像
装置34へと送られて現像が行われる。
次にこのカセツテ18に附設された図示しないフイルム
識別信号が図示しない検知手段によって検知され、該カ
セツテに装填されるべきシートフイルムFが選択され
る。取出手段14及び保持手段16は検知手段からの信号に
よって前記選択されたシートフイルムが収容されたマガ
ジン12へと移動する。この移動は昇降フレーム42を案内
しているねじ軸52、及び昇降フレーム122を案内してい
るねじ軸132が図示しないモータの駆動力を受けて回転
することによって昇降フレーム42及び昇降フレーム122
が上下動して行われる。
この移動時には引出板56の引出アーム58がマガジン12
の受板62へ形成された受開口64内を通るので、マガジン
12と取出手段14とは干渉することなく相対移動する。
取出手段14、保持手段16がこの特定のマガジン12の側
方に移動すると、モータ66が回転し、引出板56が矢印D
方向へと移動される。このためマガジン12の受開口64に
係合している引出アーム58は引出板56の移動力を移動台
36を介してマガジン12へと伝え、マガジン12がフイルム
取出位置まで移動される。このマガジン12の移動に伴
い、スライド蓋12Cのアーム12Dが吸着片76に当接するの
でスライド蓋12Cは蓋板12Aの下方へと入り込み取出開口
12Bが開放される。
ここで取出手段14はモータ146、148が回転され、吸盤
136がマガジン12内の最上層のシートフイルムFへと押
圧される。これと同時に吸盤136は図示しない負圧源の
負圧力が伝達され、これによってシートフイルムFの先
端部付近が吸着される。その後吸盤136はモータ146、14
8の回転によって上昇されて取出開口12Bから持ち上げら
れると共にシートフイルムFを入口挾持ローラ82間へと
挿入する。ここでモータ112が回転してシートフイルム
Fの先端部を矢印E方向に送り出すと共に吸盤136への
負圧供給が停止される。このためシートフイルムFは入
口挾持ローラ82から中間部挾持ローラ84、86を通って先
端部が中間部挾持ローラ86へと至り、先端が出口挾持ロ
ーラ88へ挾持された状態で円弧状に湾曲して保持され
る。これらのローラ間でシートフイルムFが円滑に移動
するために昇降フレーム42の内側にガイドプレート89
(第1図に想像線で図示)を設けるのが好ましい。
シートフイルムFが保持手段16内に収容されると、取
出手段14は吸盤136が再び基準位置へと戻り、モータ66
が逆転して引出アーム58が移動台36を矢印C方向へ押出
し、移動台36はマガジン12を待機位置へと復帰させる。
ここで保持手段16はねじ軸52の回転によって上昇し出
口挾持ローラ88がカセツテ18の出入口へと対応して保持
手段16の上昇が停止する。モータ106の回転によって傾
動フレーム94は第1図のように反時計方向(矢印G方
向)に回転し出口挾持ローラ88が開蓋ピン24の上方を通
ってカセツテ18の入口付近へと接近する。これによって
シートフイルムFの先端部は出口挾持ローラ88の回転で
確実にカセツテ18内へと収容される。このように傾動フ
レーム94が出口挾持ローラ88をカセツテ18の入口部まで
接近させるので、カセツテ18の蓋板18Bを開放するため
の開蓋ピン24がカセツテ18の前方に配置されている状態
であっても保持手段16からシートフイルムFを確実にカ
セツテ18内へと装填することができる。
このカセツテ18内へ装填されたシートフイルムFは保
持手段16内を通過する状態で表裏が逆転するのでマガジ
ン12内へ収容されている状態とは反転されている。すな
わち、カセツテ18内へはシートフイルムFの乳剤面を蓋
板18Bへ向けて装填する必要があるので、片面にのみ乳
剤面が設けられたフイルムではマガジン12内でこの乳剤
面が下方へ向けて収容されることになる。従って、取出
手段14の吸盤136は反乳剤面を吸着することにより敏感
なフイルムであっても吸着力による写真性能への影響が
無い。
なお傾動フレーム94が第1図反時計方向に回転してシ
ートフイルムFの先端部をカセツテ18へと接近させた場
合にも、シートフイルムFの中間部及び後端が入口挾持
ローラ82、中間部挾持ローラ84、86で挾持されて不必要
にシートフイルムFに張力が加わらないように、入口挾
持ローラ82、中間部挾持ローラ84、86とタイミングベル
ト116の巻掛プーリとの間にはワンウエイクラツチ156を
各々介在させてシートフイルム搬送方向へ高速回転が伝
わった場合は自由に回転させるのが好ましい。
カセツテ18へのシートフイルムFの装填が終了する
と、傾動フレーム94は再び垂直位置へと戻り、保持手段
16は次にフイルム取出しに備えるが同一のマガジン12か
ら続いてシートフイルムFを取出す場合には取出手段14
をこのマガジン12に対応させて停止しておけば、次回の
シートフイルムFの取出し動作を迅速に行うことができ
る。またマガジン12をフイルム取出位置に配置したまま
停止させておいてもよい。
保持手段16では下端部付近に配置される入口挾持ロー
ラ82からシートフイルムFを受入れるので、最下段のマ
ガジン12からシートフイルムFを取出す場合に保持手段
16が最下降位置まで移動しても、保持手段16が最下段の
マガジン12の下方へ大きく張出すことはなく、このため
シートフイルム装填装置10の全体高さを高くする必要が
ない。
次に第4図には本発明の第2実施例が示されている。
この実施例では、前記第1実施例の傾動フレーム94が省
略され、出口搬送ローラ88は昇降フレーム42へ直接軸支
されている。従って前記実施例における傾動フレーム94
を駆動するためのモータ106等も設けられていない。ま
た保持手段16は昇降フレーム42が軸162で外ブラケツト1
64へ軸支されており、この外ブラケツト164へガイドブ
ロツク46及びガイドブロツク47が固着され、ガイド軸4
8、ねじ軸52に案内され上下動するようになっている。
また軸162には外ブラケツト164との間にピン96、第1
スイングリンク97、ピン98、第2スイングリンク99及び
モータ106が介在され、このモータ106の駆動力で保持手
段16が軸162回りに回転し、前記実施例と同様に出口搬
送ローラ88に挟持されたシートフイルムFの先端をカセ
ツテ18へと近付けるようになっている。なお、この実施
例では出口搬送ローラ88と共に、中間部部挟持ローラ8
4、86及び入口挟持ローラ82も共に軸92回りに回転され
るので、前記実施例のようにワンウエイクラツチ156を
用いる必要がない。
なお、その他の構成は前記第1実施例と同様である。
なお上記実施例では保持手段16内へシートフイルムF
を半円状に湾曲して保持する構成を示したが、必ずしも
シートフイルムFの全域を湾曲状にする必要はなく、一
部に直線部があってもよい。さらに上記実施例では取出
手段14と保持手段16とを別個に上下動させる構成を示し
たが、これらは一体的に連結して上下動させてもよい。
上記実施例ではシートフイルム装填装置10がカセツテ
18からのシートフイルムFの取出手段と装填手段とを共
に備えた構成を示したが、本発明ではカセツテ18からの
シートフイルム取出手段を備えず、カセツテ18へのシー
トフイルムの装填手段のみを設けた構成であってもよ
い。
〔発明の効果〕
本発明は上記の構成としたので、マガジンを多数設け
る場合にも、このマガジンの駆動機構を各マガジンに対
応して多数設ける必要がない優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例が適用されたシートフイル
ム装填装置を示す縦断面図、第2図は本実施例の主要部
を示す分解斜視図、第3図はカセツテとこの蓋開放機構
である開蓋ピンとの対応関係を示す蓋開放状態の斜視
図、第4図は本発明の第2実施例に係る保持手段を示す
斜視図である。 F……シートフイルム、10……シートフイルム装填装
置、12……マガジン、14……取出手段、16……保持手
段、18……カセツテ、56……引出板、58……引出アー
ム、64……受開口、66……モータ。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−249833(JP,A) 特開 昭62−249840(JP,A) 特開 昭63−27307(JP,A) 特開 昭61−76302(JP,A) 特開 昭54−7741(JP,A) 特開 昭57−64928(JP,A) 特開 昭61−150907(JP,A) 特開 昭62−121106(JP,A) 特開 昭63−147707(JP,A) 特開 昭62−255330(JP,A) 実開 昭63−109944(JP,U) 実開 昭63−116128(JP,U) 実開 昭50−68378(JP,U) 実開 昭50−137781(JP,U) 実開 昭58−184407(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各々シートフイルムが収容され上下に所定
    間隔で配置された複数のマガジンと、昇降してこれらの
    マガジンと各々対応してマガジン内のシートフイルムを
    取出すフイルム取出手段と、この取出手段からフイルム
    を受取ってカセツテに送りこむ保持手段と、各マガジン
    をフイルム取出手段と干渉しない待機位置からフイルム
    取出手段へ接近してフイルム取出しを可能とするフイル
    ム取出位置まで引出移動可能とする案内手段と、係合部
    材及び係合受部材の一方がこのフイルム取出手段へ他方
    が各マガジンへ各々設けられてマガジンが待機位置にあ
    りかつ取出手段が昇降移動する方向には非係合状態とな
    り前記引出移動方向には係合状態となる引出係合手段
    と、前記フイルム取出手段に設けられた係合部材又は係
    合受部材を駆動してマガジンを待機位置からフイルム取
    出位置まで移動する駆動手段と、を有することを特徴と
    したシートフイルム装填装置。
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