JPH0558474A - 紙葉類収納箱 - Google Patents

紙葉類収納箱

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JPH0558474A
JPH0558474A JP21111691A JP21111691A JPH0558474A JP H0558474 A JPH0558474 A JP H0558474A JP 21111691 A JP21111691 A JP 21111691A JP 21111691 A JP21111691 A JP 21111691A JP H0558474 A JPH0558474 A JP H0558474A
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JP
Japan
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paper sheet
front plate
storage box
lid
sheet group
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JP21111691A
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English (en)
Inventor
Yoshio Fukutome
善雄 福留
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 収納される紙葉群の整列状態に影響されず、
紙葉の分離、繰り出しを可能とする。 【構成】 上側の前板8aを傾斜可能に形成して収納箱
2との間に彎曲板ばね76を設け、蓋71の開閉動作を
利用して、蓋71に設けたローラ75が彎曲板ばね76
を変形させることにより、上側の前板8aを傾斜あるい
は垂直に動かし、紙葉群Pの上端と上側の前板8aとの
間の接触状態を解消する。 【効果】 紙葉群上端と前板との接触がなくなって搬送
抵抗が減じ、紙葉の分離、繰り出しが安定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現金自動取引装置等の
紙葉類取扱い装置に係り、特に、収納した紙葉群から確
実に紙葉を一枚ずつ分離することのできる紙葉類収納箱
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の紙葉類収納箱においては、特開平
2−95626号公報に記載のように、紙葉類は補助ロ
ーラおよび繰り出しローラに傾斜させて当接するように
なっている。また、特開平2−79189号公報に記載
のように、紙葉類の整列状態を常に良好に保つため紙葉
類収納箱全体を傾斜させる構成となっている。一例とし
て図9に示すように、紙葉類収納箱200に紙葉群Pを
収納すると、前板8の上部に紙葉群Pの最前部の上端が
当接し、紙葉群Pの最前部の下端が突出部12と当接せ
ず、大きく隙間が生じるようにセットされる。この理由
は、紙葉群Pはそれ自身のふくらみや前板8と紙葉群P
の前最部の上端との摩擦抵抗及び紙葉群Pの下端面と底
板6との摩擦抵抗が大きいため、図示のように紙葉群P
をセットされると押板14の押圧力では紙葉群Pを押板
14と同様の傾きに修正できないためである。この状態
で、紙葉類収納箱200を紙葉類取扱い機構本体に装着
すると、紙葉群Pの最前部の下端が前板8に設けてある
突出部12からも大きく離れているため、図10に示す
ように、ピックアップローラ26が突出部12の近傍に
入り込んできても、ピックアップローラ26と紙葉群P
の最前部とが当接せず、ピックアップローラ26による
紙葉の繰り出しが不可能な事態となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の紙葉類収納箱に
あっては、多数枚の紙葉類をセットする際、紙葉類を補
助ローラや繰り出しローラに確実に当接させるため係員
が注意深く紙葉類を傾斜して整列させる努力を必要とし
ている。
【0004】また、開閉蓋に連動して傾斜し、紙葉類の
滑り落ちを防止する装置でも、紙葉類が補助ローラや繰
り出しローラに確実に当接できないセット条件を発生す
る等の問題点があった。
【0005】本発明の目的は、紙葉類をセットする際、
紙葉類が補助ローラや繰り出しローラと良好な当接状態
を得ることのできる紙葉類収納箱を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る紙葉類収納箱は、紙葉群を収納して紙
葉取扱い機構本体に着脱され、紙葉取扱い機構本体に備
えた分離機構と協働し紙葉を一枚ずつ分離するゲートロ
ーラと、ゲートローラの側の紙葉群の最前部と当接する
前板と、前板に紙葉群を押圧する移動自在の押板と、開
閉自在の蓋とを有する紙葉類収納箱において、前板の上
端を蓋の開閉動作と連動させて傾斜自在に形成し、前板
の上端は、蓋を開くとともに紙葉群の上端側に傾斜さ
れ、蓋を閉じるとともに紙葉群の上端から離間する方向
に傾斜される構成とする。
【0007】そして前板の上端は、紙葉群の押圧を開始
する押板のロック解除に連動して傾斜される構成でもよ
い。
【0008】また前板の上端は、紙葉取扱い機構本体へ
装着される動作と連動して傾斜される構成でもよい。
【0009】さらに前板の上端は、形状記憶合金の変形
に応じて傾斜され、形状記憶合金とバッテリーとを内蔵
した構成でもよい。
【0010】そして前板を、上側の前板と下側の前板と
により形成し、上側の前板の上端と収納箱との間に彎曲
板ばねを設け、上側の前板の下端と下側の前板の上端と
を傾斜自在に接続し、蓋の下面に彎曲板ばねと係合する
ローラを突設した構成でもよい。
【0011】また前板の下端を回動自在に支持し、前板
の上端と収納箱との間に彎曲板ばねを設け、蓋の下面に
彎曲板ばねと係合するローラを突設した構成でもよい。
【0012】さらに紙葉群を収納して紙葉取扱い機構本
体に着脱され、紙葉取扱い機構本体に備えた分離機構と
協働し紙葉を一枚ずつ分離するゲートローラと、ゲート
ローラの側の紙葉群の最前部と当接する前板と、前板に
紙葉群を押圧する移動自在の押板と、開閉自在の蓋を有
する紙葉類収納箱において、前板の上部と紙葉群の上部
との間に治具を着脱自在に設け、治具を、三角形状に形
成してその頂を下方に向けて装着し紙葉群を収納すると
ともに、蓋を閉じる前に離脱させる構成でもよい。
【0013】そして紙葉類取扱い装置においては、請求
項1〜7のいずれか1項記載の紙葉類収納箱を備えた構
成とするまた現金自動取引装置においては、請求項1〜
7のいずれか1項記載の紙葉類収納箱を備えた構成とす
る。
【0014】
【作用】本発明によれば、蓋を開けて多数枚の紙葉群を
収納箱に収納する際、上側の前板の上端が紙葉群の最前
部の上端に近接または当接するように傾斜し、下側の前
板の下部に設けた複数の突出部が紙葉群の下流と当接す
る。この状態で、蓋を閉じると蓋側に設けたローラが上
側の前板に設けた彎曲板ばねに当接して変形させるた
め、上側の前板は反分離機構側に傾斜していた状態から
分離機構側(ゲートローラ側)に移動して、最終的に下
側の前板と同一平面を形成し、ほぼ垂直となる。つま
り、収納箱にセットされる紙葉群が、前板との当接状態
において、紙葉群の上端が上側の前板の上端と当接し、
下側の前板と当接していない場合、紙葉群の上端が上側
及び下側の前板両者にほぼ均等に当接する場合、または
紙葉群の上端が上側の前板の上端と当接せず、下側の前
板とのみ当接する場合等のどんな条件下でも、押板の押
圧力と蓋を閉じた際の前板の傾斜位置の変更によって、
紙葉類収納箱を紙葉取扱い機構本体の分離機構と着脱す
る際に、下側の前板付近に進入してくる繰り出しローラ
と紙葉群の最前部との当接条件が、紙葉類を順次繰り出
しローラによって繰り出すための適切なものとなる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図1を参照しながら説明
する。
【0016】図1に示すように、収納箱2と、紙葉取扱
い機構本体に装着された際にその突起に係合しリンク機
構により上側に移動するシャッタ4と、支点70を介し
て開閉自在の蓋71とにより外箱が形成されており、内
側には紙葉群Pを収納するための底板6と、取付位置が
固定してある下側の前板8bと、下側の前板8bとピン
77を介して回動自在に下端を接続しかつ上端を彎曲板
ばね76を介して収納箱2と接合してある可動自在な上
側の前板8aと、前板8aの下端に設けられ紙葉群Pの
下端部と当接するなめらかな曲面形状の複数個の突出部
12と、紙葉群Pを前板8a及び8b側に押す押板14
と、軸16に案内された押板14によりばね力が付与さ
れるばね18と、紙葉搬送方向には回転しないが反対方
向に回転しワンウェイクラッチを有する分離抵抗部材と
してのゲートローラ10と、ゲートローラ10をシャッ
タ4の方向に付勢するばね20と、収納箱2から繰り出
され紙葉類を紙葉取扱い機構本体側に円滑に搬送させる
ガイド24と、蓋71とよりなり、蓋71には収納箱2
を持ち運ぶための取手72と内側には蓋71を閉じた際
に紙葉群Pの上端面を規制する押え板73と、蓋71を
閉じた際に収納箱2側の彎曲板ばね76と当接し、これ
を変形して降下させることにより上側の前板8aを押板
14側と反対側に移動させるローラ75と、これの支持
部74とを設けた構成である。
【0017】図2は、図1に示す蓋71が開いている状
態から、蓋71を閉じた状態を示してある。前述のよう
にローラ75と彎曲板ばね76との当接により、ほぼ垂
直となった上側の前板8aは、紙葉群Pの先頭部との当
接状態が解消される。
【0018】図3は、図2に示す状態において、上下の
前板8a,8bの可動状態と紙葉取扱い機構本体に装着
した状態を斜視図で示してある。
【0019】図4は、図3で示す紙葉類収納箱200を
紙葉類取扱い機構本体側に装着した状態を示してある。
紙葉類収納箱200を紙葉類取扱い機構本体側の分離機
構に装着することにより、まず、シャッタ4が図示しな
い開閉機構により上方に移動して開く。次の装着動作と
して、紙葉類取扱い機構本体側の分離機構の紙葉繰り出
し手段であるピックアップローラ26及び紙葉送り出し
手段であるフィードローラ22が、収納箱2内に入り込
み、フィードローラ22がゲートローラ10を矢印方向
に押し戻しながら対向対接して一定位置で係合を終了す
る。このとき紙葉群Pの下端は、突出部12によって、
紙葉群Pの上端は上側の前板8aの退避動作によって上
側の前板8aと当接せず、ピックアップローラ26と紙
葉群Pの最前部の当接状態は紙葉分離に適した状態に保
たれることになる。
【0020】また、突出部12の高さは、ピックアップ
ローラ26とフィードローラ22の外周を結ぶ接線から
前板までの寸法より小さく、紙葉の繰り出しの際、搬送
抵抗とならないようになっている。ピックアップローラ
26には紙葉を一定周期で繰り出すため、ローラ外周面
上の一部に高摩擦係数部材(例えばゴム等)を設けてあ
る。フィードローラ22は、ピックアップローラ26に
よって繰り出されてくる紙葉を、搬送方向に回転しない
分離抵抗部材である高摩擦係数部材のゲートローラ10
と協働し、紙葉を1枚に分離した後、ピンチローラ28
の挾持力によって、下流のプーリ30,32に巻きつけ
られたベルト34に受け渡すようになる。
【0021】図5には、本実施例による紙葉類収納箱を
装着した紙葉取扱い機構本体36を示してある。紙葉取
扱い機構本体36には、紙葉収納箱200(上、下)、
分離機構であるフィードローラ22、ピックアップロー
ラ26、分離機構駆動用モータSM1,SM2、紙葉搬送
用のベルト34、ベルト34を巻きつけてある複数のプ
ーリ38、分離部から1枚以上の紙葉繰り出しがあった
場合にこれを検知する2枚検知器40、ベルト34を駆
動するためのモータM、タイミングベルト42、搬送さ
れてくる紙葉を整然と集積する集積部44が設けてあ
る。モータSM1,SM2は、正逆両方向に回転可能であ
り、分離時に正回転、分離停止後紙葉がセンサS1,S2
を遮光している場合は、その紙葉を紙葉収納箱200側
に戻すために逆方向に回転する。2枚検知器40で、1
枚以上と検知した場合は、集積部44の紙葉群を矢印B
方向のように回動して、紙葉収納箱2の蓋に設けた開閉
自在な開口を経由して回収部46に収納する。S1
2,S3は枚数検知センサである。
【0022】図6には、前記紙葉取扱い機構本体36を
適用した現金自動取引装置60の外観構成を示してあ
る。装置60には、紙葉取扱い機構本体36の集積部4
4の紙葉群を受取る紙葉受取口48、案内表示部50、
操作ボタン52、カード出入口54、伝票受取口56、
取扱い可能な取引業務を表示する案内表示部58等が設
けてある。
【0023】図7には、図6に示す現金自動取引装置6
0の内部構成を示してある。図6で示した各構成部は、
各々制御部62に接続されており、この制御部62によ
って制御され、取引きが進むことになる。
【0024】この制御部62には、同線制御部64が接
続されており、この回線制御部64は通信回線66を介
して図示されていないが中央処理装置と交信する。
【0025】次に本実施例での動作を説明する。係員が
紙葉群Pを収納箱2に多数枚セットして図1に示すよう
な状態となる。蓋71が閉じていない状態では、紙葉群
Pは押板14によって前板に押し付けられる。このと
き、紙葉群Pの最前部の上端は傾斜している上側の前板
8aに当接して常に位置が決まり、また、紙葉群Pの最
前部の下端は、下側の前板8bのなめらかな突出部12
に当接し、突出部12によってゲートローラ10と底板
6の先端の曲げ形状部で形成される状態も常に同一条件
に保たれる。この状態から蓋71が閉じると、蓋71に
設けてあるローラ75が上側の前板8aに設けてある彎
曲板ばね76と当接してこれを押し下げるため、上側の
前板8aの傾斜を引き起すことになり、図2に示すよう
な上、下の前板が支点ピン77を介してほぼ垂直な状態
となる。この動作によって、紙葉群Pの最前部の上端部
と前板との当接状態が解消される。
【0026】この状態で紙葉収納箱200を、紙葉取扱
い機構本体36に装着しようとすると、図4に示すよう
に、まず、閉じていたシャッタ4が上方に移動し、ピッ
クアップローラ26及びフィードローラ22が干渉され
ないで紙葉収納箱200内に入り込む。フィードローラ
22とゲートローラ10とは、入り込む動作の途中から
対向接触することになるが、ゲートローラ10の移動を
ばね20でフィードローラ22側に押しつけているた
め、ゲートローラ10とフィードローラ22との対向接
圧力は、ゲートローラ10の摩耗に関係なく、常時所定
圧力に保たれる。この際、ピックアップローラ26も紙
葉群Pの最前部と対向接圧することになり、紙葉群Pを
わずかに後方に押し下げることになる。しかも、前述の
ように下側の前板8bの下端に設けたなめらかな形状の
複数個の突出部12が、紙葉群Pの最前部の下端をあら
かじめ、ピックアップローラ26及びフィードローラ2
2の入り込みの有無に影響されない位置に保つ役目をす
るとともに、紙葉群Pの最前部の上端部は、前述のよう
に上側の前板8aと当接していないので、ピックアップ
ローラ26の繰り出し抵抗力も発生せず、ピックアップ
ローラ26、フィードローラ22、ゲートローラ10、
底板6の先端曲げ部、上・下の前板8a,8b、なめら
かな形状の複数個の突出部12と紙葉群Pの位置関係
は、常に紙葉を一枚ずつ分離するのに最良の分離可能な
形状となる。このように紙葉取扱い機構本体36に紙葉
収納箱200が上下に装着されると、現金自動取引装置
60が取引待機状態となる。
【0027】利用客が、待機中の図6に示す現金自動取
引装置60に対して、カードを挿入後、案内表示部50
の指示に従って、操作ボタン52で暗証番号、支払い希
望金額を入力する。制御部62は、これらの指示に従っ
て、図5に示す紙葉取扱い機構本体36の上下の紙葉収
納箱2から、希望金額に応じた枚数を送り出す。
【0028】例えば、図4に示す下の紙葉収納箱200
からの紙葉の送り出しについて説明する。押板14によ
ってピックアップローラ26に当接している紙葉群Pか
ら、制御部62からの指示により、分離機構駆動用モー
タSM2が、所定枚数の繰り出しが終了するまで回転す
ることで、紙幣が1枚づつ搬送路に送り込まれ、集積部
44に堆積することになる。このとき、分離機構の繰り
出しに同時に2枚以上の搬送があった場合は、これを2
枚検知器40で検知し、分離機構の繰り出しが終了した
後、これらの利用客の希望金額と一致しない集積部44
の紙葉群は、集積部44を回転させ、上の紙葉収納箱2
の回収部46に全て収納する。
【0029】一方、分離機構の繰り出しが正確に実施さ
れた場合には、集積部44に堆積した紙葉群は、放出口
48に押し出されて、これを利用客が受取り、別の受取
口にあるカード明細票等の受取りも終了することで、取
引が完了することになる。また、正確な分離機構による
1枚分離動作は、次のようにして行なわれる。紙葉群P
と当接しているピックアップローラ26とフィードロー
ラ22は、図5に示すように、分離機構用のモータSM
1,SM2とタイミングベルト42とによって連結されて
おり、これらのモータの回転とともに、紙葉の繰り出し
が始まる。まず、ピックアップローラ26は、そのロー
ラの一部に設けてある高摩擦係数部材で紙葉を、フィー
ドローラ22とゲートローラ10で構成される圧接部に
送り込む。この圧接部では、送り込まれてくる紙葉を、
回転しているフィードローラ22の摩擦係数と、搬送方
向に回転しないで停止しかつ所定の圧接力でフィードロ
ーラ22と対向しているゲートローラ10の高摩擦係数
部材の摩擦係数との差によって、必ず1枚に分離する。
1枚ずつに分離された紙葉は、ピンチローラ28でさら
に下流の搬送路へと送り込まれ、集積部44に集積され
る。
【0030】分離機構によって1枚づつ送り出される紙
葉は、センサS1,S2,S3で検知されている。分離機
構による紙葉の繰り出しが終了した後、センサS1,S2
を紙葉が遮光している場合は、モータSM1,SM2は逆
方向に低速度でピックアップローラ26とフィードロー
ラ22を回転させて、紙葉を紙葉類収納箱200内に戻
すことになる。
【0031】紙葉類収納箱200を紙葉取扱い機構本体
36から離脱させる場合は、前述の装着時と逆に、ゲー
トローラ10がフィードローラ22側に少し移動し、シ
ャッタ4が閉じて、紙葉類収納箱200から紙葉が飛び
出すことなく、また、紙葉群Pの最前部の下端は、なめ
らかな形状の複数個の突出部12によって一定位置とな
ったまま動作を終了する。
【0032】図8には、本実施例とほぼ同様の効果が得
られる他の実施例として、1枚の前板8をその下端部を
支点77とする構成を示してある。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、紙葉群をセットしかつ
蓋を閉じると紙葉群の最前部が常に同一条件で繰り出し
易い状態になるため、セット時の紙葉群の整列状態に影
響されず良好な分離性能を得ることのできる紙葉類収納
箱を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】一実施例の動作を説明する図である。
【図3】図1に示す前板の動きを説明する斜視図であ
る。
【図4】一実施例を紙葉取扱い機構本体に装着した状態
を説明する図である。
【図5】一実施例を装着した紙葉取扱い機構本体の図で
ある。
【図6】一実施例を装着した現金自動取引装置の外観図
である。
【図7】現金自動取引装置の内部の構成図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図9】従来の技術を示す図である。
【図10】従来の技術の動作を説明する図である。
【符号の説明】
2 収納箱 8a 上側の前板 8b 下側の前板 10 ゲートローラ 12 突出部 14 押板 22 フィードローラ 26 ピックアップローラ 36 紙葉取扱い機構本体 71 蓋 75 ローラ 76 彎曲板ばね

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙葉群を収納して紙葉取扱い機構本体に
    着脱され、該紙葉取扱い機構本体に備えた分離機構と協
    働し紙葉を一枚ずつ分離するゲートローラと、該ゲート
    ローラの側の前記紙葉群の最前部と当接する前板と、該
    前板に前記紙葉群を押圧する移動自在の押板と、開閉自
    在の蓋とを有する紙葉類収納箱において、前記前板の上
    端を前記蓋の開閉動作と連動させて傾斜自在に形成し、
    前記前板の上端は、前記蓋を開くとともに前記紙葉群の
    上端側に傾斜され、前記蓋を閉じるとともに前記紙葉群
    の上端から離間する方向に傾斜されることを特徴とする
    紙葉類収納箱。
  2. 【請求項2】 前板の上端は、紙葉群の押圧を開始する
    押板のロック解除に連動して傾斜されることを特徴とす
    る請求項1記載の紙葉類収納箱。
  3. 【請求項3】 前板の上端は、紙葉取扱い機構本体へ装
    着される動作と連動して傾斜されることを特徴とする請
    求項1記載の紙葉類収納箱。
  4. 【請求項4】 前板の上端は、形状記憶合金の変形に応
    じて傾斜され、該形状記憶合金とバッテリーとを内蔵し
    たことを特徴とする請求項1記載の紙葉類収納箱。
  5. 【請求項5】 前板を、上側の前板と下側の前板とによ
    り形成し、前記上側の前板の上端と収納箱との間に彎曲
    板ばねを設け、前記上側の前板の下端と前記下側の前板
    の上端とを傾斜自在に接続し、蓋の下面に前記彎曲板ば
    ねと係合するローラを突設したことを特徴とする請求項
    1記載の紙葉類収納箱。
  6. 【請求項6】 前板の下端を回動自在に支持し、前記前
    板の上端と収納箱との間に彎曲板ばねを設け、蓋の下面
    に該彎曲板ばねと係合するローラを突設したことを特徴
    とする請求項1記載の紙葉類収納箱。
  7. 【請求項7】 紙葉群を収納して紙葉取扱い機構本体に
    着脱され、該紙葉取扱い機構本体に備えた分離機構と協
    働し紙葉を一枚ずつ分離するゲートローラと、該ゲート
    ローラの側の前記紙葉群の最前部と当接する前板と、該
    前板に前記紙葉群を押圧する移動自在の押板と、開閉自
    在の蓋を有する紙葉類収納箱において、前記前板の上部
    と前記紙葉群の上部との間に治具を着脱自在に設け、該
    治具を、三角形状に形成してその頂を下方に向けて装着
    し前記紙葉群を収納するとともに、前記蓋を閉じる前に
    離脱させることを特徴とする紙葉類収納箱。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項記載の紙葉
    類収納箱を備えたことを特徴とする紙葉類取扱い装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれか1項記載の紙葉
    類収納箱を備えたことを特徴とする現金自動取引装置。
JP21111691A 1991-08-22 1991-08-22 紙葉類収納箱 Pending JPH0558474A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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