JPH0525565U - カード発行装置 - Google Patents

カード発行装置

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JPH0525565U
JPH0525565U JP3584991U JP3584991U JPH0525565U JP H0525565 U JPH0525565 U JP H0525565U JP 3584991 U JP3584991 U JP 3584991U JP 3584991 U JP3584991 U JP 3584991U JP H0525565 U JPH0525565 U JP H0525565U
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JP
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card
cartridge
opening
issuing device
claw
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JP3584991U
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Inventor
不二雄 小高
和幸 島田
健司 斉藤
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株式会社コパル
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数枚分のカードを収容しているカートリッジ
を、カートリッジ実装部の開閉部を開いてから勢い良
く、あるいは無造作に挿入セットしても、カードのダブ
ルフィード等の支障発生を防止できるカード発行装置を
提供する。 【構成】複数枚のカードを収容したカートリッジ6を、
開閉部38を有したカートリッジ収容部68、69、7
0、71に対して交換自在にしたカード発行装置におい
て、カートリッジ6の開口穴を介して前記カードを外部
に送り出すための送り出し手段と、送り出されるカ−ド
を1枚のみ分離搬出する分離手段33、34と、分離手
段の近傍において配設される爪部5cを有するととも
に、開閉部38に連動して開閉部が開状態では爪部5c
により分離搬出を防止し、かつ開閉部が閉状態では爪部
が退避して分離搬出を行なわせる爪手段5、4、3、2
とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はカード発行装置に係り、例えば交換自在にされたカートリッジ内に複 数のプリペイドカードを収容しておき、1枚毎にカートリッジ外部に送り出して 次工程でのカードの処理発行を行なうカード発行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のテレフォンカードに代表されるプリペイドカードの普及に伴いプリペイ ドカードのカートリッジが種々提案されている。係るプリペイドカードのカート リッジにおいては、夫々額面等の種類の異なるプリペイドカードを金額別のカー トリッジ内に複数枚分収容しておき、プリペイドカードの発行の際等に額面等に 応じたカートリッジに交換して額面等に応じたプリペイドカードの発行処理を行 なうようにしていた。
【0003】 このように、特にプリペイドカードの発行の際に、額面等の種類に応じたカー トリッジに一々交換してからプリペイドカードの処理を行なうようにしていたの では操作が面倒となることから、額面等の種類に応じたカートリッジに一々交換 する必要の無いカード発行装置が提案される。
【0004】 このカード発行装置は種類の異なるプリペイドカードを複数のカートリッジ内 に予め収容しておき、これらを共通の開閉扉(カバー)で覆われたカード発行装 置に予めセットしておき、所定のプリペイドカードを自動的に選択して発行する ものである。
【0005】
【本考案が解決しようとする課題】
ところで、以上のカード発行装置において、複数枚分のプリペイドカードを収 容しているカートリッジを開閉扉を開いてからカートリッジ収容部に対して勢い 良く挿入すると、プリペイドカード自体の有する移動慣性力の作用によりプリペ イドカードを1枚毎に送り出す機構部分に対して1枚以上のプリペイドカードが 入り込む事態が発生することから、プリペイドカードの所謂ダブルフィードが起 こる問題点があった。
【0006】 したがって、本考案のカード発行装置は上述の問題点に鑑みてなされたもので あり、その目的は複数枚分のカードを収容しているカートリッジを、カートリッ ジ実装部の開閉部を開いてから勢い良く、あるいは無造作に挿入セットしても、 カードのダブルフィード等の支障発生を防止できるカード発行装置を提供するこ とにある。
【0007】 また、カードを1枚毎に分離搬送する動作途中で開閉部が開かれても、カ−ド に対して損傷を与えないカード発行装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決し、目的を達成するために本考案のカード発行装置は、以下 の構成を備える、即ち、複数枚のカードを収容したカートリッジを、開閉部を有 したカートリッジ収容部に対して交換自在にしたカード発行装置において、前記 カートリッジの開口穴を介して前記カードを外部に送り出すための送り出し手段 と、該送り出されるカ−ドを1枚のみ分離搬出する分離手段と、該分離手段の近 傍において配設される爪部を有するとともに、前記開閉部に連動して前記開閉部 が開状態では前記爪部により前記分離搬出を防止し、かつ前記開閉部が閉状態で は前記爪部が退避して、前記分離搬出を行なわせる爪手段と、を具備する。
【0009】 また、好ましくは、前記カートリッジ収容部は共通の開閉部を有し、かつ上下 方向に複数段分設ける。
【0010】 さらに、好ましくは、前記爪手段の爪部は前記カートリッジ収容部において、 回動支持され、かつ前記分離搬出を防止する側に移動付勢する付勢手段をさらに 設ける。
【0011】
【作用】
上述の構成により、カートリッジを開閉部を開いた状態で、カード発行装置の カートリッジ収容部に対して勢い良くあるいは無造作に挿入セットしても、爪手 段が分離搬出手段に対して分離搬出防止しているのでカードのダブルフィード等 の支障発生を防止するように働く。
【0012】 また、複数個のカートリッジを共通の開閉部を開いた状態で、カード発行装置 の複数のカートリッジ収容部に対して勢い良くあるいは無造作に挿入セットして も、爪手段が分離搬出手段に対して分離搬出防止しているのでカードのダブルフ ィード等の支障発生を防止するように働く。
【0013】 そして、カードを1枚毎に分離搬送する動作途中で開閉部を開いて爪手段を分 離搬出防止位置に連動移動させても、分離搬出を防止する側に移動付勢する付勢 手段により爪部が移動してカ−ドに対して損傷を与えないように働く。
【0014】
【実施例】
以下に、本考案のカード発行装置の好適な実施例について、図面を参照しなが ら説明する。
【0015】 図1は一実施例のカード発行装置の本体1をPOS装置55に接続して使用状 態とした外観斜視図である。本図において、カード発行装置の本体1は、図示の ようにPOS装置55の操作面外形形状に略合わせた外形形状を有しており、内 部に後述する各構成手段を内蔵している。
【0016】 このPOS装置55は周知の構成からなり、商品のバーコードの読み取り用の バーコードスキヤナーと、レシート発行用の伝票発行機と、金額入力用のテンキ ーと、項目入力用のタブレットと、現金金庫と、表示器(いづれも不図示)が配 設されており、プリペイドカードを用いない場合の取り扱いをPOS装置55の 単体で行なえるように構成している。
【0017】 一方、このPOS装置55に接続されてタブレットの底面を一部潜入して占有 面積を小さくして配設されるカード発行装置の本体1はプリペイドカードCの発 行、清算、無効化、残額表示を行なうものであり、図示のように操作者側に向か う全面にプリペイドカードCの挿入取り出しを両矢印A方向に行なうカード出入 口52と、プリペイドカードCの状態の表示を行なう操作側表示器53と顧客に 表示を行なう顧客側表示器54とが図示のように一体的に設けられている。
【0018】 このようにPOS装置55の右側面に設置される本体1は、後述の信号線42 を介してPOS装置55側の主制御部に接続されており、POS装置55側との 間で各信号のやり取りを実行して、プリペイドカードCを使用した処理を行なう ようにしている。
【0019】 また、本体1は単体での動作機能も有しており、プリペイドカードCの残高照 合等金銭の授受に無関係な単独機能を備えている。
【0020】 次に、図2は図1のカード発行装置の本体1を顧客側から見た外観斜視図であ るが、図1にさらに図2を参照して、本体1の顧客側表示器54の下方には本体 1に対してヒンジ44を介して横開きになるように回動支持されるとともに、鍵 37によりロックされる開閉扉38が設けられている。この開閉扉38には更に 透明板を着脱自在に保持するカード入れ46(図1)が設けられており、プリペ イドカードCのサンプルを展示できるようにしている。
【0021】 また、本体1の側面には側面蓋40が着脱自在にされて設けられており、後述 の搬送手段の搬送路の途中においてプリペイドカードCがジヤミング等した場合 には、この側面蓋40を外して搬送手段のトラブル発生場所に外部から直接アク セス可能にして正常状態に復帰できるようにしている。ちなみに、この開閉扉3 8開閉用の鍵37は責任者以外には直接操作できないようにして、金銭上のトラ ブル発生原因を除去できるようにしている。
【0022】 一方、図2に良く表されているカートリッジ6は不透明、半透明あるいは透明 樹脂材料等からなり、プリペイドカードCを50枚程度重ねて収納して内部が見 えるように構成するとともに、耳部6aを片側側面の下部に設けており、図示の ようにこの耳部に6aを下側して上下方向に重なって配設されるカートリッジ実 装部68、69、70、71に対して矢印B方向に収容されるようにしている。 このためにカートリッジ実装部68、69、70、71には耳部6aを挿通す る切欠部68a、69a、70a、71aが夫々設けられている。また、このカ ートリッジ6は封印がされており、途中での悪意の第3者によるカ−ド抜き取り 盗難防止を図るとともに、使用後は使い捨てしても良いようにプリペイドカード の収容と取り出しに必要な必要最低限の構成部品から構成されている。
【0023】 一方、このようにカートリッジ6の複数個分(図では4個分)を上下方向に多 段式に収容するようにして、本体1の設置占有面積を最小限にできるようにして いる。また、本体1の側面下からは上述のPOS装置5に接続される信号線42 が設けられている。
【0024】 次に、図3はカートリッジ6の平面図(a)、右側面図(b)を夫々示したも のであり、図3(a)においてカートリッジ6の耳部6aには内蔵されるカード 種類を表示する表示部6gと、カード種類他の情報を表す被検出部である第1検 出部6b、第2検出部6c、第3検出部6d、第4検出部6e及び第5検出部6 fが設けられており、これらの検出部に所定情報を予めバイナリ表示しておいて 、この表示に基づいて装置本体側がカートリッジ6の有無及び種別検出を行なう ようにしている。
【0025】 図3(b)は耳部6aを検出する様子を示しており、開口部6hを有している カートリッジ6を上述したカートリッジ実装部68、69、70、71のいずれ かに挿入した後の様子を示しており、耳部6aを挿入後において上下から挟むよ うにセンスするセンサ7a,7bがカートリッジ実装部に設けられている。セン サ7aは発光素子を5個分を上述の第1から第5検出部に合致する部位に配列し ており、センサ7bは受光素子5個分を発光素子に対向する位置に夫々設けてい る。
【0026】 以上のようにカートリッジ6を構成し、かつセンサを配設することで、カート リッジ6をカートリッジ実装部68、69、70、71の内何処に挿入しても良 くなり作業性が向上するとともに、使用頻度の多いカートリッジ6を複数個分使 用することもできる。また、検出部の内の1個分をカートリッジ6の有無検出用 に使用することで、カートリッジ実装部の何処にカートリッジ6が装着されてい ないかを検出表示させることもできる。
【0027】 次に、図4はカード発行装置の本体1の内部の概略構成図であり、本図におい て、各構成手段を説明すると、上述のカートリッジ6の4個分を上下方向に多段 式に収容するとともに共通の開閉扉38を設けたカートリッジ実装部68〜71 の底面部分には、図中の両矢印E方向に上下駆動されるとともにDCモータ16 により常時矢印方向に回転駆動されるピックアップローラ35が夫々設けられて いる。このピックアップローラ35がカートリッジ6内の一番底に載置されてい るプリペイドカードCの底面に当接することにより、プリペイドカードCを1枚 分のみ下流に送り出すセパレータ33とローラ34に挟まれた隙間部分に送り込 むようにしている。
【0028】 このセパレータ33の下方にはその外周面との間の距離がプリペイドカードC の厚さ分に略等しくされて、かつ自由回転支持されるローラ34が夫々設けられ ており、プリペイドカードCを1枚毎に図中の左方向下流に送り出すためのクリ アランスを保つようにしている。
【0029】 以上の構成において、複数枚分のプリペイドカードを収容しているカートリッ ジを開閉扉38部を開いてからカートリッジ実装部に対して勢い良く挿入すると 、プリペイドカードC自体の有する移動慣性力の作用によりプリペイドカードを 1枚毎に送り出すセパレータ33とローラ34の隙間部分に対して1枚以上のプ リペイドカードが入り込む事態が発生する。
【0030】 そこで、これらのセパレータ33の近傍には後述のように開閉扉38の開閉動 作に連動してセパレータ33とローラ34の隙間部分に対して移動される爪手段 であるストッパー5が設けられている。
【0031】 一方、セパレータ33の左近傍には矢印方向にステップモータ18により矢印 方向に回転駆動されるローラ32が夫々設けられており、追動するピンチローラ 29との間でプリペイドカードCを更に左方向に搬送するようにして、最後には 不図示の案内板に沿うようにして上方に搬送されるようにしている。
【0032】 最上位置に設けられるローラ30はこのように搬送されたプリペイドカードC を左斜め下に方向転換する一方、プリペイドカードCを正逆両方向に搬送するた めに設けられるものであり、図示のようにその外周面に対して当接して回動され るピンチローラ29を少なくとも2個設けている。
【0033】 したがつて、このローラ30は後述のプラテンローラ15とローラ25ととも に所定量分を正逆転駆動可能にするステッピングモータ18に夫々接続されてい る。
【0034】 このローラ30の左斜め下には矢印D方向に回動支持されるとともに、実線図 示の位置で固定される記録手段であるサーマルヘッド14が不図示のジンバル手 段により支持されており、プラテンローラ15の外周面に対して均一な圧力で作 用するようにする一方、サーマルヘッド14に印字記録信号を与えてプリペイド カードC上に塗布されている錫膜を溶解して下地のPET(ポリエチレンテレフ タレート)黒地を表すようにして符合印字をするようにしている。
【0035】 一方、このサーマルヘッド14のさらに斜め下には、プリペイドカードCをカ ードリーダ/ライタ12に送るとともに、カードリーダ/ライタ12から逆方向 に送られるプリペイドカードCを上述のサーマルヘッド14に送るローラ25と 、このローラ25の外周面に当接し回動されるピンチローラ29が設けられてい る。
【0036】 このカードリーダ/ライタ12は例えばプリペイドカード専用の構成であり、 プリペイドカードC上の磁気ストライプ上の記録再生を行なう第1磁気ヘッド2 2とプリペイドカードC上の磁気ストライプ上に埋め込み記録されているバーコ ードへの記録再生を行なう第2磁気ヘッド23と、プリペイドカードCへの穿孔 を行なう穿孔部24と、プリペイドカードCを破線の両矢印方向に搬送する搬送 部分とを一体形成している。
【0037】 このカードリーダ/ライタ12の左端部位にはカード出入口52が固定されて おり、プリペイドカードCを外部に出し入れするようにしている。
【0038】 さらに、このカードリーダ/ライタ12の下方には上述のDCモータ16、ス テッピングモータ18の駆動用電源とピックアップローラ35の上下駆動用の電 源とサーマルヘッド14の駆動用の電源と後述の制御手段用の電源を一体形成し た電源部20が設けられている。
【0039】 一方、図中において破線で示した4角形部分は図1における、側面蓋40の取 り付け部位を示しており、この部位を取り外すことで上述のローラ32に追動す るピンチローラ29と更に上述のサーマルヘッド14の部分に外部からアクセス できるようにしている。
【0040】 そして、図5は本体1のカード発行装置の最上段の要部を示した側面図である 。本図において、図4に基づいて既に説明済みの同一部分には図4と同様の符合 を付して説明を割愛して、相違部分に限定して説明すると、各ローラ32の外周 面には案内穴部の一部がローラ32の外周面に潜入してプリペイドカードCを案 内するようにした案内板36が二点鎖線図示の側板102に夫々固定されており 、カートリッジ6内のプリペイドカードCを右から上方に向けて案内するように してローラ30にプリペイドカードCを送り込むようにしている。
【0041】 このようにプリペイドカードCを右から上方に向けて搬送するためにはローラ 32に追動するピンチローラ29に対する付勢力が必要となり、このためにピン チローラ29には板バネ50の弾性力が夫々作用するようにしている。 一方、上記のセパレータ33の下部には外周面が高精度加工されたローラ34 が回動自在に支持されており、プリペイドカード1枚分の厚さより若干量大きい クリアランス部Kをセパレータ33の端部との間で形成することにより、プリペ イドカードを1枚毎に左方向に送り出すように構成されている。 また、矢印の反時計方向に常時回転されるピックアップローラ35は矢印E方 向に不図示のソレノイドの通電により移動されて最下位置のプリペイドカードの 裏面に当接してプリペイドカードCを送り、クリアランス部Kに送り出す。
【0042】 一方、押板120の上面に当接しているア−ム130は図示のようにカートリ ッジ6に潜入する状態で付勢端部130aが押板120の上面に作用するように している。この付勢端部130aはピックアップローラ35の作用点の距離より もセパレータ33に近い距離に位置するようにしており、ピックアップローラ3 5がプリペイドカードCに対して作用すると図示のように押し板120がわずか に前方に傾くようにして最大50枚が収容されているプリペイドカードCが減少 した際にもプリペイドカードCをクリアランス部Kに向かうようにしている。
【0043】 また、押圧アーム130は本体側面102に支持されている支持軸150回り に回動自在に支持される一方、この支持軸150に挿通状態にされて保持されて いるねじりコイルバネ140により付勢力を得るようにしている。
【0044】 以上の構成のクリアランス部Kには図中の一点鎖線と実線図示の位置に移動自 在にされているストツパー5が設けられており、一点鎖線図示の位置においてカ ードの搬送を行なうようにする一方、実線図示の位置ではクリアランス部K部に 潜入しておりプリペイドカードCの送り出しを防止規制している。
【0045】 次に、図6は図4のカード発行装置をH矢印方向から見た外観斜視図であり、 ストツパー5が開閉扉38の開閉に伴い移動する構成例を示している。上述のセ ンサ7a,7bを開口部68a、69a他の縁部に夫々対向して設けているフレ ーム側板103は開閉扉38に向かい合う様に直角曲げ加工された曲げ加工部1 03aを形成している。
【0046】 この曲げ加工部103aには鍵37の鍵部が潜入して施錠する施錠部103c が形成されるとともに、この施錠部下方には開閉扉38のブラケツト部38aに 対して当接押圧されてアーム3を矢印M1方向に回動させるピン2(一部破線図 示)を挿通案内する穴部103dが穿設されている。
【0047】 アーム3はフレーム側板103に対して垂設固定されているアームピン8回り に回動支持される一方、トーシヨンバネ9が設けられておりアーム3を矢印M2 方向とは逆方向に回動付勢している。また、ピン2には図示しない止め輪が設け られておりコイルバネ2pを介してアーム端部3hの穴部に対して挿通案内され て取付られており、開閉扉38が乱暴に閉められた場合にコイルバネ2pがその 衝撃の吸収しつつピン2が矢印M1方向に移動して、アーム3を矢印M2方向に 回動させるようにしている。
【0048】 板金等を加工形成してなるリンク4は、フレーム側板103と一体的に設けら れるとともに4箇所の開口部104bを穿設している開口板104により上下移 動自在支持(但し、支持部は不図示)されている。このリンク4は一部が立ち曲 げ加工されて形成されている穴部4aが設けられており、上記のアーム3の作用 端3aがこの穴部4aに潜入して、アーム3の回動動作をリンク4の上下移動動 作に変換する構成となっている。
【0049】 このリンク4にはさらに前述したストッパー5の作用端5aを若干のクリアラ ンス分を設けて潜入案内する穴部4bが4箇所穿設されており、リンク4の上下 移動動作をストッパー5の回動動作に変換するようにしている。
【0050】 ストッパー5は開口板104に固定されているストッパーピン11回りに回動 軸支されており、前述のクリアランス部K内に先端の爪部5cが位置してカード の入り込みを防止する位置と、クリアランス部Kから爪部5cが退避してカード の1枚毎の送り出しを可能にする位置に移動できるようになっている。
【0051】 このストッパー5にはさらにコイルバネ10が図示のように支持穴部104h と穴部5p間に張設されており、ストッパー5を常時クリアランス部K内に先端 の爪部5cが位置するように付勢している。
【0052】 以上の構成において、カートリッジ6をカートリッジ実装部68、69、70 、71のいずれかに装填するために開閉扉38を開くと、図6に図示のようにス トッパー5はクリアランス部K内に先端の爪部5cが位置している。次に、カー トリッジ6をカートリッジ実装部に対して多少乱暴に挿入しても、爪部5cによ ってプリペイドカードCがクリアランス部K内に入り込むことが防止される。
【0053】 カートリッジ6の装填後に、開閉扉38を閉めて施錠すると、ピン2が矢印M 1方向に当接移動される結果、アーム3は矢印M2方向に回動される。リンク4 は下方(図中の矢印M3)に移動されるので、ストッパー5は矢印M4方向に回 動されて爪部5cがクリアランス部から退避される。
【0054】 以上のようにしてカートリッジ6をカートリッジ実装部に対して多少乱暴に挿 入しても、プリペイドカードCの二重フィードが防止される。
【0055】 次に、図7は図6のカード発行装置であって、プリペイドカードCの搬送途中 で開閉扉38を開く直前の様子を示したものである。本図において、クリアラン ス部Kに一部が既に入り込んだ直後にカートリッジ6の交換作業が行なわれる場 合において、もし仮にコイルバネ10が設けられていないとすると、開閉扉38 を開くと上述したトーションバネ9の付勢力がリンク4を介してストッパー5に 直接的に作用する結果、爪部5cが大きなトーションバネ9の付勢力をもって直 接的にプリペイドカードC上に作用するのでプリペイドカードCに損傷を与えて しまう。
【0056】 しかしながら、上述のようにストッパー5はリンク4の穴部4bに対して十分 なクリアランス分を設ける一方、このクリアランス内でコイルバネ10による移 動ができるようにされているので、開閉扉38が開かれてもトーションバネ9の 付勢力はストッパー5には直接的には作用せず、図示のように爪部5cがコイル バネ10の小さな付勢力でプリペイドカードC上に作用するようにできるのでプ リペイドカードCに損傷を与えることがない。
【0057】 尚、上記の実施例はプリペイドカードに限定して述べたが、一般の薄板(カー ド)を用いる場合にも本考案は適用可能なことは勿論である。さらに、上述のア ームに代えて開閉扉の開閉動作に連動する種々のリンク機構他が実施可能なこと は言うまでもない。
【0058】
【考案の効果】
以上説明のように、本考案のカード発行装置によれば、複数枚分のカードを収 容しているカートリッジを、開閉部を開いて、カード発行装置のカートリッジ収 容部に対して勢い良く無造作に挿入しても、カードのダブルフィード等の支障発 生を防止できるカード発行装置を提供することができる。
【0059】 また、カードを1枚毎に分離搬送する動作途中で開閉部を開いても、カ−ドに 対して損傷を与えないカード発行装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カード発行装置を単体で構成してPOS装置に
接続して使用状態にした外観斜視図である。
【図2】図1のプリペイドカード搬送機構とPOS装置
を顧客側から見た外観斜視図である。
【図3】カートリッジ6の外観図である。
【図4】カード発行装置本体内部の概略構成図である。
【図5】カード発行装置の要部を示した側面図である。
【図6】図4のカード発行装置をH矢印方向から見た外
観斜視図である。
【図7】図6のカード発行装置であって、プリペイドカ
ードCの搬送途中で開閉扉38を開く直前の様子を示し
た図である。
【符号の説明】
1 本体 2 ピン 3 アーム 4 リンク 5 ストッパー 5c 爪部 6 カートリッジ 7 センサ 8 アームピン 9 トーションバネ 10 コイルバネ 11 ストッパーピン 33 ローラ 34 セパレータ 38 開閉扉 K クリアランス部 C プリペイドカード

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のカードを収容したカートリッジ
    を、開閉部を有したカートリッジ収容部に対して交換自
    在にしたカード発行装置において、 前記カートリッジの開口穴を介して前記カードを外部に
    送り出すための送り出し手段と、 該送り出されるカ−ドを1枚のみ分離搬出する分離手段
    と、 該分離手段の近傍において配設される爪部を有するとと
    もに、前記開閉部に連動して前記開閉部が開状態では前
    記爪部により前記分離搬出を防止し、かつ前記開閉部が
    閉状態では前記爪部が退避して前記分離搬出を行なわせ
    る爪手段と、を具備することを特徴とするカード発行装
    置。
  2. 【請求項2】 前記カートリッジ収容部は共通の開閉部
    を有し、かつ上下方向に複数段分設けることを特徴とす
    る請求項1のカード発行装置。
  3. 【請求項3】 前記爪手段の爪部は前記カートリッジ収
    容部において、回動支持され、かつ前記分離搬出を防止
    する側に移動付勢する付勢手段をさらに設けることを特
    徴とする請求項1または請求項2のいずれかのカード発
    行装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0358295A (ja) * 1989-07-27 1991-03-13 Nippon Kaade Center Kk 磁気カード発行装置

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