JPH0525484A - 冷凍機作動流体用組成物 - Google Patents

冷凍機作動流体用組成物

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JPH0525484A
JPH0525484A JP20488591A JP20488591A JPH0525484A JP H0525484 A JPH0525484 A JP H0525484A JP 20488591 A JP20488591 A JP 20488591A JP 20488591 A JP20488591 A JP 20488591A JP H0525484 A JPH0525484 A JP H0525484A
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敏也 萩原
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Abstract

(57)【要約】 【構成】(a)成分(第1ヒドロキシ基1〜6個を有す
る脂肪族多価アルコール)と(b)成分(炭素数2〜9
の直鎖又は分岐鎖の飽和脂肪族モノカルボン酸又はその
誘導体)とから得られるエステル、(a)成分,(b)
成分及び(c)成分(炭素数2〜10の直鎖又は分岐鎖
の飽和脂肪族ジカルボン酸又はその誘導体)とから得ら
れるエステル、及び(a)成分,(d)成分(炭素数1
〜10の直鎖又は分岐鎖の飽和脂肪族1価アルコール)
及び(e)成分(炭素数2〜10の多価カルボン酸又は
その誘導体)とから得られるエステルからなる群より選
ばれた一種以上のエステルからなり、その水酸基価が5
mgKOH/g 未満であるエステルを基油とする冷凍機油及び
ハイドロフルオロカーボンを含有する冷凍機作動流体用
組成物。 【効果】本発明の冷凍機作動流体用組成物は、PETフ
ィルムからのオリゴマーの溶出が少ないなど有機材料に
対する影響の少ない優れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷凍機作動流体用組成
物に関し、更に詳しくは、電気冷蔵庫用等の圧縮式冷凍
機の作動流体用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】最近、
オゾン層保護のため冷蔵庫やカークーラーに使用されて
いるジクロロジフルオロメタン(CFC12)が使用規
制され、将来的には使用禁止されようとしている。その
ため、このCFC12の代替品として、オゾン層を破壊
することのないハイドロフルオロカーボン(HFC)が
開発されている。
【0003】しかし、ハイドロフルオロカーボンはCF
C12に比べて極性が高いため、冷凍機油として従来よ
り一般に使用されているナフテン系鉱油やポリα−オレ
フィン、アルキルベンゼン等の潤滑油を用いると、これ
らの潤滑油とハイドロフルオロカーボンとの相溶性が悪
く、低温において二層分離を起こす。二層分離を起こす
と、オイル戻りが悪くなり、熱交換器としての凝縮器や
蒸発器の付近に厚い油膜が付着して伝熱を妨げ、また潤
滑不良や起動時の発泡の発生等の重要欠陥の原因とな
る。そのため、従来の冷凍機油はこれらの新しい冷媒雰
囲気下での冷凍機油として使用することができない。
【0004】また、潤滑性についてもCFC12におい
ては、それが一部分解して塩化水素を発生させ、この塩
化水素が摩擦面と反応して、塩化物皮膜を形成し潤滑性
を良好にするという効果があった。しかしながら、塩素
原子を含んでいないハイドロフルオロカーボンにはこの
ような効果が期待できないため、ハイドロフルオロカー
ボンと共に使用する冷凍機油には従来のものより一層優
れた潤滑性が求められる。
【0005】また、更にハイドロフルオロカーボンと共
に用いられる冷凍機油としては、ハイドロフルオロカー
ボン共存下での熱安定性の良いことが必要である。ま
た、この他、電気冷蔵庫の圧縮式冷凍機には、絶縁材や
エナメル線などのモータに用いられている有機材料が存
在するため、ハイドロフルオロカーボンと冷凍機油から
なる作動流体としては、これらの有機材料に悪影響を及
ぼさないことが必要であるし、電気絶縁性も良好である
ことが必要である。
【0006】ハイドロフルオロカーボン、例えば、1,
1,1,2−テトラフルオロエタン(HFC134a)
と共に用いることができる冷凍機油として、米国特許第
4755316号公報や、特開平1−198694号、
特開平1−256594号、特開平1−259093
号、特開平1−259094号、特開平1−25909
5号、特開平2−84491号、特開平2−10229
6号、特開平2−129294号、特開平2−1321
76号、特開平2−132177号、特開平2−132
178号、特開平2−132179号、特開平2−17
3195号、特開平2−180986号、特開平2−1
80987号、特開平2−182780号、特開平2−
242823号、特開平2−242888号、特開平2
−258896号、特開平−269195号、特開平2
−276880号、特開平2−276881号、特開平
2−272097号、特開平2−281098号、特開
平2−305893号、特開平3−14894号、特開
平3−28296号、特開平3−33192号、特開平
3−33193号公報等にポリエーテル化合物が開示さ
れている。
【0007】ポリエーテル化合物はナフテン系鉱油に比
べ極性が高いので、HFC134aとの低温での相溶性
は確かに良好である。しかしながら、米国特許第475
5316号公報に述べられているように、ポリエーテル
化合物は逆に温度が上昇すると二層分離を起こすという
問題がある。
【0008】また、ポリエーテル化合物にはこの外にも
いくつかの問題がある。一つは、電気絶縁性に劣るとい
うことである。これは、非常に大きな問題であり、電気
冷蔵庫用冷凍機には用いることができない。もう一つの
問題は吸湿性の大きいことである。ポリエーテル化合物
中の水分のために、HFC134aの共存下での熱安定
性を悪くしたり、有機材料であるPETフィルム等を加
水分解させたりする。
【0009】このような電気絶縁性、吸湿性等のポリエ
ーテル化合物の問題点を改善するためにエステル系化合
物が開発されている。例えば、1,1,1,2−テトラ
フルオロエタン(HFC134a)と共に用いることが
できる冷凍機油として、米国特許第4851144号公
報(特開平2−276894号)や特開平2−1586
93号公報に、ポリエーテル油とエステル油の混合油が
開示され、英国特許第2261541号公報、特開平3
−88892号公報、特開平3−128991号公報、
特開平3−128992号公報にエステル油が開示され
ている。
【0010】エステル系化合物はハイドロフルオロカー
ボンとの相溶性に優れ、ハイドロフルオロカーボン共存
下での熱安定性にも優れている。また、ポリエーテル化
合物に比べ、電気絶縁性が極めて優れており、また吸湿
性もかなり低い。
【0011】しかしながら、従来の作動流体であるCF
C12−鉱物油系に比べ、ハイドロフルオロカーボン−
エステル油系では、フロン、油とも極性が高くなり、水
を含みやすい。冷凍機にはモレキュラシーブによって水
を除去するドライヤーがつけられてはいるが、十分除去
できず残った水によりエステルが加水分解し、カルボン
酸を生成する。この生成したカルボン酸が金属を腐食
し、摩耗や銅メッキ発生を引き起こすことが危惧され
る。また、フロン、油とも極性が高くなったために、絶
縁材として用いられているPETフィルムからフロン−
油混合溶液中にオリゴマーが溶出し、PETフィルムの
劣化による絶縁性の低下やこの溶出したオリゴマーによ
るキャピラリーチューブの詰まりなどが危惧される。
【0012】このように、今までに開発されたハイドロ
フルオロカーボン−エステル油系は、従来のCFC12
−鉱油系に比べ、有機材料の劣化等を引き起こし、冷凍
機作動流体として満足できるものではない。従って、本
発明の目的は、有機材料に対する影響等に優れた冷凍機
の作動流体用組成物を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するために鋭意研究を重ねた結果、ある種のエス
テル化合物が、前記目的を達成し得ることを見い出し、
本発明を完成するに至った。即ち本発明は、 A)(a) 第1ヒドロキシ基1〜6個を有する脂肪族
多価アルコールと、(b) 炭素数2〜9の直鎖又は分
岐鎖の飽和脂肪族モノカルボン酸又はその誘導体 とから得られるエステル、 B)(a) 第1ヒドロキシ基1〜6個を有する脂肪族
多価アルコールと、(b) 炭素数2〜9の直鎖又は分
岐鎖の飽和脂肪族モノカルボン酸又はその誘導体と、
(c) 炭素数2〜10の直鎖又は分岐鎖の飽和脂肪族
ジカルボン酸又はその誘導体 とから得られるエステル、及び C)(a) 第1ヒドロキシ基1〜6個を有する脂肪族
多価アルコールと、(d) 炭素数1〜10の直鎖又は
分岐鎖の飽和脂肪族1価アルコールと、(e) 炭素数
2〜10の多価カルボン酸又はその誘導体 とから得られるエステル からなる群より選ばれた一種以上のエステルからなり、
その水酸基価が5mgKOH/g 未満であるエステルを基油と
する冷凍機油及びハイドロフルオロカーボンを含有する
冷凍機作動流体用組成物に関するものである。
【0014】本発明に用いるエステルの製造に用いられ
る(a)成分の脂肪族多価アルコールは、そのヒドロキ
シ基の内、1〜6個が第1ヒドロキシ基となったもので
あり、具体的にはネオペンチルグリコール、2−エチル
−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2−イソプ
ロピル−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2,
2−ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−n−ブ
チル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、トリメ
チロールエタン、トリメチロールプロパン、トリメチロ
ールノナン、ペンタエリスリトール及びジペンタエリス
リトール等のヒンダードアルコール、あるいはエチレン
グリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、1,3−プロパンジオ
ール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、2−メチル−1,2−プ
ロパンジオール、2−メチル−1,3−プロパンジオー
ル、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオ
ール、1,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジ
オール、1,2−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサン
ジオール、1,6−ヘキサンジオール、3,3−ジメチ
ル−1,2−ブタンジオール、1,7−ヘプタンジオー
ル、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、1,2−
オクタンジオール、1,8−オクタンジオール、2,
2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、1,
9−ノナンジオール、1,2−デカンジオール、1,1
0−デカンジオール、グリセリン、ジグリセリン、ポリ
グリセリン、1,2,4−ブタントリオール、1,2,
6−ヘキサントリオール、1,2,3,4−ブタンテト
ロール、ソルビトール及びマンニトール等の多価アルコ
ールが挙げられる。これらの脂肪族多価アルコールの炭
素数は2〜30、好ましくは2〜20、更に好ましくは
2〜10である。炭素数が30より多いと、粘度が高く
なり、ハイドロフルオロカーボン系冷媒との相溶性も悪
くなる。また、これらの脂肪族多価アルコールのヒドロ
キシ基数は2〜6個であり、好ましくは2〜3個であ
る。ヒドロキシ基が6個より多いと粘度が高くなりすぎ
る。また耐熱性の面から、ヒンダードアルコールが特に
優れている。
【0015】(b)成分の飽和脂肪族モノカルボン酸
は、炭素数は2〜9のものであり、好ましくは5〜9で
ある。これらのモノカルボン酸又はその誘導体の具体例
としては、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、バレ
リン酸、イソバレリン酸、ピバリン酸、2−メチル酪
酸、カプロン酸、2−メチルバレリン酸、3−メチルバ
レリン酸、4−メチルバレリン酸、2,2−ジメチル酪
酸、2−エチル酪酸、tert−ブチル酢酸、シクロペンタ
ンカルボン酸、エナント酸、2,2−ジメチルペンタン
酸、2−エチルペンタン酸、3−エチルペンタン酸、2
−メチルヘキサン酸、3−メチルヘキサン酸、4−メチ
ルヘキサン酸、5−メチルヘキサン酸、シクロヘキサン
カルボン酸、シクロペンチル酢酸、カプリル酸、2−エ
チルヘキサン酸、3,5−ジメチルヘキサン酸、2,2
−ジメチルヘキサン酸、2−メチルヘプタン酸、3−メ
チルヘプタン酸、4−メチルヘプタン酸、2−プロピル
ペンタン酸、3,4−ジメチルヘキサン酸、シクロヘキ
シル酢酸、3−シクロペンチルプロピオン酸、ペラルゴ
ン酸、2,2−ジメチルヘプタン酸、3,5,5−トリ
メチルヘキサン酸、2−メチルオクタン酸、2−エチル
ヘプタン酸、3−メチルオクタン酸、2−エチル−2,
3,3−トリメチル酪酸、2,2,4,4−テトラメチ
ルペンタン酸、2,2−ジイソプロピルプロピオン酸、
あるいはこれらのメチルエステル、エチルエステル、酸
無水物等が挙げられる。ハイドロフルオロカーボン系冷
媒との相溶性や耐加水分解性の点から直鎖飽和脂肪酸よ
りも分岐飽和脂肪酸の方が好ましい。炭素数が9より多
くなると、ハイドロフルオロカーボン系冷媒との相溶性
が悪くなる。また炭素数が2より小さいと金属に対する
腐食性が大きくなる可能性がある。また耐熱性の面から
不飽和結合を持つものは好ましくない。
【0016】(c)成分の飽和脂肪族ジカルボン酸は、
炭素数が2〜10のものであり、好ましくは3〜8であ
る。炭素数が10より多いとハイドロフルオロカーボン
系冷媒との相溶性が悪くなる。これらのジカルボン酸又
はその誘導体の具体例としては、シュウ酸、マロン酸、
メチルマロン酸、コハク酸、エチルマロン酸、ジメチル
マロン酸、メチルコハク酸、グルタル酸、アジピン酸、
2,2−ジメチルコハク酸、2,3−ジメチルコハク
酸、2−メチルグルタル酸、3−メチルグルタル酸、ブ
チルマロン酸、ジエチルマロン酸、2,2−ジメチルグ
ルタル酸、2,4−ジメチルグルタル酸、3,3−ジメ
チルグルタル酸、2−エチル−2−メチルコハク酸、3
−メチルアジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、2,2
−ジメチルアジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、あ
るいはこれらのメチルエステル、エチルエステル、酸無
水物等が挙げられる。
【0017】(d)成分の飽和脂肪族1価アルコール
は、炭素数が1〜10のものであり、好ましくは5〜9
である。炭素数が10より多いとハイドロフルオロカー
ボン系冷媒との相溶性が悪くなる。これらの1価アルコ
ールの具体例としては、メタノール、エタノール、1−
プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2
−ブタノール、2−メチル−1−プロパノール、2−メ
チル−2−プロパノール、1−ペンタノール、2−ペン
タノール、3−ペンタノール、2−メチル−1−ブタノ
ール、3−メチル−1−ブタノール、3−メチル−2−
ブタノール、2−メチル−2−ブタノール、2,2−ジ
メチル−1−プロパノール、シクロペンタノール、1−
ヘキサノール、2−ヘキサノール、3−ヘキサノール、
2−メチル−1−ペンタノール、2−メチル−2−ペン
タノール、2−メチル−3−ペンタノール、3−メチル
−1−ペンタノール、3−メチル−2−ペンタノール、
3−メチル−3−ペンタノール、4−メチル−1−ペン
タノール、4−メチル−2−ペンタノール、2,3−ジ
メチル−1−ブタノール、2,3−ジメチル−2−ブタ
ノール、3,3−ジメチル−1−ブタノール、3,3−
ジメチル−2−ブタノール、2−エチル−1−ブタノー
ル、2,2−ジメチルブタノール、シクロヘキサノ−
ル、シクロペンチルメタノール、メチルシクロペンタノ
ール、1−ヘプタノール、2−ヘプタノール、3−ヘプ
タノール、2−メチル−1−ヘキサノール、2−メチル
−2−ヘキサノール、2−メチル−3−ヘキサノール、
5−メチル−2−ヘキサノール、3−エチル−3−ペン
タノール、2,2−ジメチル−3−ペンタノール、2,
3−ジメチル−3−ペンタノール、2,4−ジメチル−
3−ペンタノール、4,4−ジメチル−2−ペンタノー
ル、3−メチル−1−ヘキサノール、4−メチル−1−
ヘキサノール、5−メチル−1−ヘキサノール、2−エ
チルペンタノール、シクロヘプタノール、シクロヘキシ
ルメタノール、メチルシクロヘキサノール、1−オクタ
ノール、2−オクタノール、3−オクタノール、4−メ
チル−3−ヘプタノール、6−メチル−2−ヘプタノー
ル、2−エチル−1−ヘキサノール、2−プロピル−1
−ペンタノール、2,4,4−トリメチル−1−ペンタ
ノール、3,5−ジメチル−1−ヘキサノール、2−メ
チル−1−ヘプタノール、2,2−ジメチル−1−ヘキ
サノール、シクロオクタノール、1−シクロヘキシルエ
タノール、2−シクロヘキシルエタノール、ジメチルシ
クロヘキサノール、エチルシクロヘキサノール、1−ノ
ナノール、2−ノナノール、3,5,5−トリメチル−
1−ヘキサノール、2,6−ジメチル−4−ヘプタノー
ル、3−エチル−2,2−ジメチル−3−ペンタノー
ル、3−シクロヘキシルプロパノール、5−メチルオク
タノール、1−デカノール、2−デカノール、4−デカ
ノール、3,7−ジメチル−1−オクタノール、2,
4,6−トリメチルヘプタノール、4−シクロヘキシル
ブタノール、ブチルシクロヘキサノール、3,3,5,
5−テトラメチルシクロヘキサノール等が挙げられる。
【0018】(e)成分の多価カルボン酸は、炭素数が
2〜10のものであり、好ましくは3〜9である。炭素
数が10より多いとハイドロフルオロカーボン系冷媒と
の相溶性が悪くなる。これらの多価カルボン酸又はその
誘導体の具体例としては、(c)成分の飽和脂肪族ジカ
ルボン酸や、1,2,3−トリカルボキシプロパン、β
−メチルトリカルボン酸、1,3,6−トリカルボキシ
ヘキサンなどの直鎖又は分岐鎖の飽和脂肪族多価カルボ
ン酸や、フタル酸、テレフタル酸、トリメリット酸、ピ
ロメリット酸等の芳香族多価カルボン酸、あるいはこれ
らのメチルエステル、エチルエステル、酸無水物等が挙
げられる。
【0019】本発明に用いられるエステルは、A)のエ
ステルは(a)および(b)成分を、B)のエステルは
(a)〜(c)成分を、C)のエステルは(a)、
(d)および(e)成分を反応させて得られるものであ
る。本発明に用いられるエステルは、これらのA)、
B)およびC)のエステルからなる群から選ばれた1種
以上のエステルからなるものであり、エステルA)、
B)、C)それぞれ単独であってもよく、また2種以上
混合したものであってもよい。このような単独または2
種以上のエステルを混合して得られる本発明に用いられ
るエステルの水酸基価は、5mgKOH/g 未満である。水酸
基価が5mgKOH/g 以上であると、PETフィルムからの
オリゴマー溶出量が多くなり、また、電気絶縁性も多少
低下するため、好ましくない。なお、本発明に用いられ
るエステルの水酸基価は、5mgKOH/g 未満であれば良い
ので、2種以上のエステルを混合する場合には、混合し
たエステルが5mgKOH/g 未満であればよく、混合する各
エステルのすべてが必ずしも5mgKOH/g 未満である必要
はない。本発明のエステルはハイドロフルオロカーボン
系冷媒との低温での相溶性は、一般に粘度が高くなるに
つれて悪くなる。従って、相溶性の面で好ましいエステ
ルは100℃における動粘度が1cst 以上100cst以
下であり、さらに好ましくは1cst 以上30cst 以下で
ある。またハイドロフルオロカーボン系冷媒との相溶性
という点から、本発明に用いられるエステルの鹸化価
は、A)のエステルでは、250mgKOH/g 以上が好まし
く、280mgKOH/g 以上がさらに好ましい。B)、C)
のエステルでは、330mgKOH/g 以上が好ましく、35
0mgKOH/g 以上がさらに好ましい。
【0020】本発明に用いられるエステルにおいては、
金属に対する腐食防止性や加水分解安定性という点か
ら、エステルの原料である(a)多価アルコール、
(b)脂肪族モノカルボン酸又はその誘導体、(c)脂
肪族ジカルボン酸又はその誘導体、(d)1価アルコー
ル、(e)多価カルボン酸又はその誘導体は、いずれか
が分岐構造であれば好ましく、アルコール部分、カルボ
ン酸部分のすべてが、分岐構造であれば特に好ましい。
【0021】また、本発明に用いるA)のエステルのう
ち、ネオペンチルグリコール、2−エチル−2−メチル
−1,3−プロパンジオール、2−イソプロピル−2−
メチル−1,3−プロパンジオール、2,2−ジエチル
−1,3−プロパンジオール、2−n−ブチル−2−エ
チル−1,3−プロパンジオール、トリメチロールエタ
ン、トリメチロールプロパン、トリメチロールノナン、
ペンタエリスリトール及びジペンタエリスリトール等の
ヒンダードアルコールと、炭素数7〜9の飽和分岐鎖脂
肪族モノカルボン酸、その中でも2−メチルヘキサン
酸、2−エチルヘキサン酸、3,5−ジメチルヘキサン
酸、3,5,5−トリメチルヘキサン酸よりなる群から
選ばれた少なくとも1種のカルボン酸より得られるエス
テルは、ハイドロフルオロカーボン系冷媒との相溶性、
耐加水分解性、熱安定性で優れている。また、この中で
もカルボン酸のうち、2−メチルヘキサン酸をカルボン
酸全量に対し70重量%以上含むカルボン酸と2価のヒ
ンダードアルコールとから得られるエステルや、炭素数
7〜9の飽和分岐鎖脂肪族モノカルボン酸をカルボン酸
全量に対し70重量%以上含むカルボン酸であって、該
飽和分岐鎖脂肪族モノカルボン酸として少なくとも2−
メチルヘキサン酸をカルボン酸全量に対して25重量%
以上含むカルボン酸と3価以上のヒンダードアルコール
とから得られるエステルは特に優れている。具体的に
は、ネオペンチルグリコールジ2−メチルヘキサネー
ト、トリメチロールプロパントリ2−メチルヘキサネー
ト、ペンタエリスリトールテトラ2−メチルヘキサネー
ト、ネオペンチルグリコールジ3,5,5−トリメチル
ヘキサネート、トリメチロールプロパントリ3,5,5
−トリメチルヘキサネート、ペンタエリスリトールテト
ラ3,5,5−トリメチルヘキサネート、2−メチルヘ
キサン酸/3,5,5−トリメチルヘキサン酸=約35
/65重量比の混合カルボン酸とトリメチロールプロパ
ンを反応させて得られるエステル、2−メチルヘキサン
酸/3,5−ジメチルヘキサン酸=約80/20重量比
の混合カルボン酸とペンタエリスリトールを反応させて
得られるエステル、2−メチルヘキサン酸/3,5,5
−トリメチルヘキサン酸=約90/10重量比の混合カ
ルボン酸とペンタエリスリトールを反応させて得られる
エステル、2−メチルヘキサン酸/2−エチルヘキサン
酸=約60/40(重量比)の混合カルボン酸とペンタ
エリスリトールを反応させて得られるエステル等が挙げ
られる。
【0022】また、本発明のB)のエステルの中で、
(a)成分のうち、第1ヒドロキシ基1〜2個を有する
脂肪族2価のアルコール(以下、(f)成分と略す)
と、(b)炭素数2〜9の直鎖又は分岐鎖の飽和脂肪族
モノカルボン酸又はその誘導体と、(c)成分のうち、
炭素数2〜8の直鎖又は分岐鎖の飽和脂肪族ジカルボン
酸又はその誘導体(以下、(g)成分と略す)とから得
られるエステル、あるいは本発明のC)のエステルの中
で(a)成分のうち、第1ヒドロキシ基1〜2個を有す
る脂肪族2価アルコール((f)成分)と、(d)成分
の飽和脂肪族1価アルコールと、(e)成分のうち、炭
素数2〜8の直鎖又は分岐鎖の飽和脂肪族ジカルボン酸
又はその誘導体((g)成分)とから得られるエステル
は、ハイドロフルオロカーボン系冷媒との低温での相溶
性、潤滑性に特に優れている。上記(f)成分の具体的
な例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオー
ル、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、2−メチル−1,2−プロパンジオール、2−メチ
ル−1,3−プロパンジオール、1,2−ペンタンジオ
ール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジ
オール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサン
ジオール、1,5−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサ
ンジオール、3,3−ジメチル−1,2−ブタンジオー
ル、1,7−ヘプタンジオール、2−エチル−1,3−
ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、1,8
−オクタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3
−ペンタンジオール、1,9−ノナンジオール、1,2
−デカンジオール、1,10−デカンジオール等の2価
アルコールや、下記式(I)で示されるヒンダードアル
コールが挙げられる。ヒンダードアルコールの具体的な
例としては、ネオペンチルグリコール、2−エチル−2
−メチル−1,3−プロパンジオール、2−イソプロピ
ル−2−メチル−1,3−プロパンジオール、2,2−
ジエチル−1,3−プロパンジオール、2−n−ブチル
−2−エチル−1,3−プロパンジオール等が挙げられ
る。これらの脂肪族2価アルコールの炭素数は2〜3
0、好ましくは2〜20、さらに好ましくは2〜10で
ある。耐熱性の面から、下記式(I)で示されるヒンダ
ードアルコールが特に優れている。
【0023】
【化1】
【0024】上記(g)成分の具体的な例としては、シ
ュウ酸、マロン酸、メチルマロン酸、コハク酸、エチル
マロン酸、ジメチルマロン酸、メチルコハク酸、グルタ
ル酸、アジピン酸、2,2−ジメチルコハク酸、2,3
−ジメチルコハク酸、2−メチルグルタル酸、3−メチ
ルグルタル酸、ブチルマロン酸、ジエチルマロン酸、
2,2−ジメチルグルタル酸、2,4−ジメチルグルタ
ル酸、3,3−ジメチルグルタル酸、2−エチル−2−
メチルコハク酸、3−メチルアジピン酸、ピメリン酸、
スベリン酸、2,2−ジメチルアジピン酸等が挙げられ
る。具体的には、2−メチルヘキサン酸/アジピン酸=
約70/30(重量比)の混合カルボン酸とネオペンチ
ルグリコールを反応させて得られるエステル、あるいは
2−メチルヘキサン酸/アジピン酸=約72/28(重
量比)の混合カルボン酸と2,2−ジエチル−1,3−
プロパンジオールを反応させて得られるエステル、ある
いは2−エチルヘキサン酸/グルタル酸=約57/43
(重量比)の混合カルボン酸とネオペンチルグリコール
を反応させて得られるエステル、あるいは2−メチルヘ
キサン酸/グルタル酸=約43/57(重量比)の混合
カルボン酸とネオペンチルグリコールを反応させて得ら
れるエステル等が挙げられる。
【0025】本発明に用いられるA)のエステルは、上
記に述べた(a)の多価アルコール1種以上と、上記に
述べた(b)のモノカルボン酸又はその低級アルキルエ
ステル、酸無水物等の1種以上とにより、通常のエステ
ル化反応やエステル交換反応によって得ることができ
る。
【0026】本発明に用いられるB)のエステルは、上
記に述べた(a)の多価アルコール1種以上と、上記に
述べた(b)のモルカルボン酸又はその低級アルキルエ
ステル、酸無水物等の1種以上と、上記に述べた(c)
のジカルボン酸又はその低級アルキルエステル、酸無水
物等の1種以上とにより、通常のエステル化反応やエス
テル交換反応によって得ることができる。この際、多価
アルコール1モルに対してジカルボン酸又はその誘導体
は、通常0.9モル以下を反応させる。0.9モルより
多く反応させると粘度が高くなるので好ましくない。
【0027】本発明に用いられるC)のエステルは、上
記に述べた(a)の多価アルコール1種以上と、上記に
述べた(d)の1価アルコール1種以上と、上記に述べ
た(e)の多価カルボン酸又はその低級アルキルエステ
ル、酸無水物等の1種以上とにより、通常のエステル化
反応やエステル交換反応によって得ることができる。こ
の際、多価カルボン酸またはその誘導体1モルに対して
多価アルコールは、通常1.5モル以下を反応させる。
1.5モルより多く反応させると粘度が高くなるので好
ましくない。
【0028】これらのエステルの酸価は低いほど好まし
く、通常0.1mgKOH/g以下、特に0.05mg
KOH/g以下が好ましい。酸価が0.1mgKOH/
gより大きいと金属に対する腐食性が大きくなる可能性
があるので好ましくない。本発明に用いられるエステル
は、ハイドロフルオロカーボンとの二相分離温度が低い
ことが望ましく、−10℃以下、好ましくは−30℃以
下、特に好ましくは−50℃以下であることが望まし
い。本発明に用いられるエステルを基油とする冷凍機油
は、ハイドロフルオロカーボンとの相溶性を損なわない
範囲で、鉱物油やポリα−オレフィン、アルキルベンゼ
ン、上記以外のエステルやポリエーテル、パーフルオロ
ポリエーテル、リン酸エステル等の合成油を混合しても
良い。
【0029】本発明の冷凍機油には、必要に応じて、組
成物中の水、あるいは生成したカルボン酸をトラップす
るためにエポキシ基を有する化合物を添加したり、カル
ボン酸が金属を腐食しないよう金属表面に保護するため
にベンゾトリアゾールおよび/またはベンゾトリアゾー
ル誘導体を添加したり、潤滑性を向上させるためにトリ
アリールフォスフェートおよび/またはトリアリールフ
ォスファイトを添加したり、熱安定性を向上させるため
に、ラジカルトラップ能を有するフェノール系化合物や
キレート能を有する金属不活性剤を添加することも有効
である。
【0030】本発明に用いられるエポキシ化合物は、脂
環式エポキシ化合物、特にエポキシシクロヘキシル基を
有する化合物および/またはエポキシシクロペンチル基
を有する化合物が好ましい。本発明に用いられるエポキ
シシクロヘキシル基を有する化合物、エポキシシクロペ
ンチル基を有する化合物は、炭素数5〜40、好ましく
は炭素数5〜25のものであり、具体的には1,2−エ
ポキシシクロヘキサン、1,2−エポキシシクロペンタ
ン、ビス(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)ア
ジペート、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロ
ヘキシルメチル)アジペート、3,4−エポキシシクロ
ヘキシルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカル
ボキシレート、エキソ−2,3−エポキシノルボナン、
2−(7−オキサビシクロ〔4.1.0〕ヘプト−3−
イル)−スピロ(1,3−ジオキサン−5,3’−
〔7〕オキサビシクロ〔4.1.0〕ヘプタン)、4−
エポキシエチル−1,2−エポキシシクロヘキサン、4
−(1’−メチルエポキシエチル)−1,2−エポキシ
−2−メチルシクロヘキサン等が挙げられ、特に限定さ
れるものではないが、好ましくは1,2−エポキシシク
ロヘキサン、1,2−エポキシシクロペンタン、ビス
(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペー
ト、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシ
ルメチル)アジペート、3,4−エポキシシクロヘキシ
ルメチル−3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシ
レート、2−(7−オキサビシクロ〔4.1.0〕ヘプ
ト−3−イル)−スピロ(1,3−ジオキサン−5,
3’−〔7〕オキサビシクロ〔4.1.0〕ヘプタン)
等である。本発明においては、これらのエポキシシクロ
ヘキシル基を有する化合物を単独または2種以上を併用
してもよく、またエポキシシクロペンチル基を有する化
合物の単独または2種以上を併用してもよい。さらにエ
ポキシシクロヘキシル基を有する化合物とエポキシシク
ロペンチル基を有する化合物を併用してもよい。その添
加量は、本発明に用いるエステル100重量部に対し、
通常0.05〜2.0重量部、好ましくは0.1〜1.
5重量部、さらに好ましくは0.1〜1.0重量部であ
る。
【0031】本発明に用いられるトリアリールフォスフ
ェートやトリアリールフォスファイトは、炭素数18〜
70のものであり、さらに好ましくは炭素数18〜50
のものである。具体的には、トリフェニルフォスフェー
ト、トリクレジルフォスフェート、トリキシレニルフォ
スフェート、クレジルジフェニルフォスフェート、キシ
レニルジフェニルフォスフェート、トリス(トリブロモ
フェニル)フォスフェート、トリス(ジブロモフェニ
ル)フォスフェート、トリス(2,4−ジ−t−ブチル
フェニル)フォスフェート、トリノニルフェニルフォス
フェート等のトリアリールフォスフェートや、トリフェ
ニルフォスファイト、トリクレジルフォスファイト、ト
リキシレニルフォスファイト、クレジルジフェニルフォ
スファイト、キシレニルジフェニルフォスファイト、ト
リス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイ
ト、トリノニルフェニルフォスファイト、トリス(トリ
ブロモフェニル)フォスファイト、トリス(ジブロモフ
ェニル)フォスファイト等のトリアリールフォスファイ
トが挙げられ、好ましくはトリフェニルフォスフェー
ト、トリクレジルフォスフェート、トリキシレニルフォ
スフェート、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)フォスフェート、トリフェニルフォスファイト、ト
リクレジルフォスファイト、トリキシレニルフォスファ
イト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォ
スファイト等である。トリアリールフォスフェートおよ
び/またはトリアリールフォスファイトの添加量は、本
発明に用いるエステル100重量部に対し通常0.1〜
5.0重量部であり、好ましくは0.5〜2.0重量部
である。
【0032】本発明に用いられるベンゾトリアゾールお
よび/またはベンゾトリアゾール誘導体の添加量は、本
発明に用いるエステル100重量部に対し、通常0.0
01〜0.1重量部であり、好ましくは0.003〜
0.03重量部である。また、本発明に用いられるベン
ゾトリアゾール、ベンゾトリアゾール誘導体は炭素数6
〜50のものであり、好ましくは6〜30のものであ
る。具体的には、ベンゾトリアゾール、5−メチル−1
H−ベンゾトリアゾール、1−ジオクチルアミノメチル
ベンゾトリアゾール、1−ジオクチルアミノメチル−5
−メチルベンゾトリアゾール、2−(5’−メチル−
2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
〔2’−ヒドロキシ−3’,5’−ビス(α,α−ジメ
チルベンジル)フェニル〕−2H−ベンゾトリアゾー
ル、2−(3’,5’−ジ−t−ブチル−2’−ヒドロ
キシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−t−
ブチル−5’−メチル−2’−ヒドロキシフェニル)−
5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ
−t−ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロ
ロベンゾトリアゾール、2−(3’,5’−ジ−t−ア
ミル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(5’−t−ブチル−2’−ヒドロキシフェニ
ル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−
(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾール、2−〔2’−ヒドロキシ−3’−
(3”,4”,5”,6”−テトラヒドロフタリミドメ
チル)−5’−メチルフェニル〕ベンゾトリアゾール等
が挙げられ、好ましくはベンゾトリアゾール、5−メチ
ル−1H−ベンゾトリアゾール等である。
【0033】本発明に用いられる金属不活性剤の添加量
は、本発明に用いるエステル100重量部に対し、通常
0.001〜2.0重量部であり、好ましくは0.00
3〜0.5重量部である。本発明に用いられる金属不活
性剤はキレート能を持つものが好ましく、炭素数が5〜
50のものであり、好ましくは5〜20である。具体的
には、N,N’−ジサリチリデン−1,2−ジアミノエ
タン、N,N’−ジサリチリデン−1,2−ジアミノプ
ロパン、N−サリチリデン−N’−ジメチル−1,2−
ジアミノエタン、N,N’−サリチリデンヒドラジン、
N,N’−ビス(α,5−ジメチルサリチリデン)−
1,2−ジアミノエタン、N,N’−ビス(α,5−ジ
メチルサリチリデン)−1,3−プロパンジアミン、
N,N’−ビス(α,5−ジメチルサリチリデン)−
1,6−ヘキサンジアミン、N,N’−ビス(α,5−
ジメチルサリチリデン)−1,10−デカンジアミン、
N,N’−ビス(α,5−ジメチルサリチリデン)エチ
レンテトラアミン、サリチルアルドキシム、2−ヒドロ
キシ−5−メチルアセトフェノオキシム、アセチルアセ
トン、アセト酢酸エチル、アセト酢酸2−エチルヘキシ
ル、マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、マロン酸2
−エチルヘキシル、アントラニル酸、ニトニロ三酢酸、
ジヒドロキシエチルグリシン、ヒドロキシエチルエチレ
ンジアミン三酢酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、エ
チレンジアミン、3−メルカプト−1,2−プロパンジ
オール、アリザリン、キニザリン、メルカプトベンゾチ
アゾール等が挙げられ、好ましくはN,N’−ジサリチ
リデン−1,2−ジアミノエタン、N,N’−ジサリチ
リデン−1,2−ジアミノプロパン、アセチルアセト
ン、アセト酢酸エステル、アリザリン、キニザリン等で
ある。
【0034】本発明に用いられるラジカルトラップ能を
有するフェノール系化合物の添加量は、本発明に用いる
エステルまたはポリエーテル系合成油あるいはその混合
油100重量部に対し、通常0.05〜2.0重量部で
あり、好ましくは0.05〜0.5重量部である。本発
明に用いられるフェノール系化合物は、炭素数が6〜1
00のものであり、好ましくは10〜80のものであ
る。具体的には、2,6−ジ−t−ブチルフェノール、
2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、4,
4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノー
ル)、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t
−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−
エチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチ
レンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、
4,4’−イソプロピリデンビスフェノール、2,4−
ジメチル−6−t−ブチルフェノール、テトラキス〔メ
チレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート〕メタン、1,1,3−ト
リス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフ
ェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6
−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)ベンゼン、2,2’−ジヒドロキシ−3,3’
−ジ(α−メチルシクロヘキシル)−5,5’−ジメチ
ル−ジフェニルメタン、2,2’−イソブチリデンビス
(4,6−ジメチルフェノール)、ビス〔3,3−ビス
−(4’−ヒドロキシ−3’−t−ブチルフェニル)ブ
チリックアシッドグリコールエステル、2,6−ビス
(2’−ヒドロキシ−3’−t−ブチル−5−メチルベ
ンジル)−4−メチルフェノール、1,1’−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,5−ジ−
t−アミルヒドロキノン、2,5−ジ−t−ブチルヒド
ロキノン、1,4−ジヒドロキシアントラキノン、3−
t−ブチル−4−ヒドロキシアニソール、2−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシアニソール、2,4−ジベンゾイル
レゾルシノール、4−t−ブチルカテコール、2,6−
ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、2−ヒドロキ
シ−4−メトキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキ
シベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メト
キシベンゾフェノン、2,4,5−トリヒドロキシベン
ゾフェノン、α−トコフェロール、ビス〔2−(2−ヒ
ドロキシ−5−メチル−3−t−ブチルベンジル)−4
−メチル−6−t−ブチルフェニル〕テレフタレート、
トリエチレングリコール−ビス〔3−(3−t−ブチル
−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト〕、1,6−ヘキサンジオール−ビス〔3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート〕、3,9−ビス〔2−(3−t−ブチル−4−
ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニロキシ〕
−1,1−ジメチルエチル〕−2,4,8,10−テト
ラオキサスピロ〔5,5〕ウンデカン等が挙げられ、好
ましくは、2,6−ジ−t−ブチルフェノール、2,6
−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、4,4’−
メチレンビス(2,6−ジ−t−ブチルフェノール)、
4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチ
ルフェノール)、2,2’−メチレンビス(4−エチル
−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレンビ
ス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,
4’−イソプロピリデンビスフェノール、2,4−ジメ
チル−6−t−ブチルフェノール、テトラキス〔メチレ
ン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート〕メタン、1,1,3−トリス
(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニ
ル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−ト
リス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジ
ル)ベンゼン、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフ
ェノール、2,6−ビス(2’−ヒドロキシ−3’−t
−ブチル−5’−メチルベンジル)−4−メチルフェノ
ール、ビス〔2−(2−ヒドロキシ−5−メチル−3−
t−ブチルベンジル)−4−メチル−6−t−ブチルフ
ェニル〕テレフタレート、トリエチレングリコール−ビ
ス〔3−(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート〕、1,6−ヘキサンジオ
ール−ビス〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)プロピオネート〕等である。
【0035】また、必要に応じて前記以外の通常使用さ
れる酸化防止剤、極圧剤、油性向上剤、消泡剤等の潤滑
油添加剤を添加することもできる。例えば、酸化防止剤
として使用可能なものは、p,p−ジオクチルフェニル
アミン、モノオクチルジフェニルアミン、フェノチアジ
ン、3,7−ジオクチルフェノチアジン、フェニル−1
−ナフチルアミン、フェニル−2−ナフチルアミン、ア
ルキルフェニル−1−ナフチルアミン、アルキルフェニ
ル−2−ナフチルアミン等のアミン系酸化防止剤や、ア
ルキルジサルファイド、チオジプロピオン酸エステル、
ベンゾチアゾール等の硫黄系酸化防止剤や、ジアルキル
ジチオリン酸亜鉛、ジアリールジチオリン酸亜鉛などが
挙げられる。
【0036】極圧剤、油性向上剤として使用可能なもの
は、例えばジアルキルジチオリン酸亜鉛、ジアリールジ
チオリン酸亜鉛などの亜鉛化合物や、チオジプロピオン
酸エステル、ジアルキルサルファイド、ジベンジルサル
ファイド、ジアルキルポリサルファイド、アルキルメル
カプタン、ジベンゾチオフェン、2,2’−ジチオビス
(ベンゾチアゾール)等の硫黄化合物、トリアルキルフ
ォスファイトやトリアルキルフォスフェート等のリン化
合物、塩素化パラフィン等の塩素化合物、モリブデンジ
チオカーバメイト、モリブデンジチオフォスフェート、
二硫化モリブデン等のモリブデン化合物、パーフルオロ
アルキルポリエーテルや、三弗化塩化エチレン重合物、
フッ化黒鉛等の弗素化合物、脂肪酸変性シリコーン等の
ケイ素化合物、グラファイト等である。
【0037】消泡剤として使用されるものは、ジメチル
ポリシロキサン等のシリコーン油やジエチルシリケート
等のオルガノシリケート類等である。また、有機錫化合
物、ホウ素化合物等のフロン冷媒を安定させる添加剤を
加えてもよい。
【0038】ハイドロフルオロカーボンと本発明に用い
るエステルまたはポリエーテル系合成油もしくはその混
合油に添加剤を加えた油との配合比率は、通常、ハイド
ロフルオロカーボン/油=5/1〜1/10(重量
比)、好ましくは2/1〜1/5(重量比)である。本
発明に用いられるハイドロフルオロカーボンとは、ジフ
ルオロメタン(HFC32)、1,1−ジフルオロエタ
ン(HFC152a)、1,1,1−トリフルオロエタ
ン(HFC143a)、1,1,1,2−テトラフルオ
ロエタン(HFC134a)、1,1,2,2−テトラ
フルオロエタン(HFC134)、ペンタフルオロエタ
ン(HFC125)等であり、特に1,1,1,2−テ
トラフルオロエタンが好ましい。
【0039】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例においては、表1および表2に示す成
分を原料とするエステルA〜Lを合成して用いた。水酸
基価の調整は、(b)あるいは(d)成分の仕込量を変
え、アルコールに対するカルボン酸の当量を減らすこと
により調整した。例えば、水酸基価が1.3mgKOH
/gであるエステルAの合成は下記のように行った。1
リットルの4つ口フラスコに攪拌機、温度計、窒素吹き
込み管、及び冷却器付きの脱水管を取り付けた。ネオペ
ンチルグリコール104g(1.0モル)と2−メチル
ヘキサン酸259.0g(1.99モル)を前記フラス
コに取り、窒素気流下240℃で10時間エステル化反
応を行い上記エステルを得た。また、水酸基価10.5
mgKOH/gのエステルAは、ネオペンチルグリコー
ル104g(1.0モル)と2−メチルヘキサン酸25
2.2g(1.94モル)を前記フラスコに取り、前記
と同様の方法で反応を行うことにより得た。以下、同様
にアルコールに対するカルボン酸の当量を調整し反応を
行い、水酸基価が5mgKOH/g未満及び水酸基価が
5mgKOH/g以上のエステルB〜Lをそれぞれ得
た。その水酸基価を表1に示す。また、それぞれのエス
テルの40℃および100℃における動粘度、ならびに
粘度指数(JIS K−2283)、流動点(JIS
K−2269)、1,1,1,2−テトラフルオロエタ
ンに対する試料濃度10vol%における低温および高
温での二相分離温度を表1および表2に示す。なお、動
粘度、粘度指数、流動点及び二相分離温度は水酸基価が
5mgKOH/g未満のエステルでの測定値である。エ
ステルA〜Lおよびこれらのエステルの混合により、表
3に示すような本発明に用いる油1〜11、並びに比較
品に用いる油1〜11を得た。本発明品に用いる油、比
較品に用いる油の水酸基価を表3に示す。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】実施例1 表3に示した本発明品に用いる油1〜11、および比較
品に用いる油1〜11とそれぞれ1,1,1,2−テト
ラフルオロエタン(HFC134a)との組成物である
本発明品1〜11、比較品1〜11についてPETフィ
ルムからのオリゴマー溶出量について調べた。オートク
レーブ中に十分乾燥させたPETフィルム(ルミラーH
10)20g、事前に100℃、1torrの条件で3
時間脱水乾燥した油100g、およびHFC134a1
00gを入れ、140℃で14日間試験した後、HFC
134aとPETフィルムを除去し、油に含まれるPE
Tオリゴマーをゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ーによって測定した。結果を表4に示す。表4から明ら
かなように、水酸基価が5mgKOH/g未満のエステ
ルは5mgKOH/g以上のエステルに比べ、PETオ
リゴマーの溶出量が少ない。
【0044】
【表4】
【0045】実施例2 本発明品1〜11の熱安定性を調べるために、シールド
チューブ試験を行った。即ち、ガラス管に油10g、H
FC134a5gを取り、触媒として鉄、銅、アルミニ
ウムを加え封管した。175℃で14日間試験した後、H
FC134aと油の組成物の外観と析出物の有無を調べ
た。結果を表5に示す。表5から明らかなように、本発
明品はいずれも外観は良好で析出物も無く、熱安定性は
良好であった。
【0046】
【表5】
【0047】
【発明の効果】本発明の冷凍機作動流体用組成物は、P
ETフィルムからのオリゴマーの溶出が少ないなど有機
材料に対する影響の少ない優れたものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】A)(a) 第1ヒドロキシ基1〜6個を
    有する脂肪族多価アルコールと、 (b) 炭素数2〜9の直鎖又は分岐鎖の飽和脂肪族モ
    ノカルボン酸又はその誘導体 とから得られるエステル、 B)(a) 第1ヒドロキシ基1〜6個を有する脂肪族
    多価アルコールと、 (b) 炭素数2〜9の直鎖又は分岐鎖の飽和脂肪族モ
    ノカルボン酸又はその誘導体と、 (c) 炭素数2〜10の直鎖又は分岐鎖の飽和脂肪族
    ジカルボン酸又はその誘導体 とから得られるエステル、及び C)(a) 第1ヒドロキシ基1〜6個を有する脂肪族
    多価アルコールと、 (d) 炭素数1〜10の直鎖又は分岐鎖の飽和脂肪族
    1価アルコールと、 (e) 炭素数2〜10の多価カルボン酸又はその誘導
    体 とから得られるエステル からなる群より選ばれた一種以上のエステルからなり、
    その水酸基価が5mgKOH/g 未満であるエステルを基油と
    する冷凍機油及びハイドロフルオロカーボンを含有する
    冷凍機作動流体用組成物。
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