JPH052517B2 - - Google Patents

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JPH052517B2
JPH052517B2 JP62094905A JP9490587A JPH052517B2 JP H052517 B2 JPH052517 B2 JP H052517B2 JP 62094905 A JP62094905 A JP 62094905A JP 9490587 A JP9490587 A JP 9490587A JP H052517 B2 JPH052517 B2 JP H052517B2
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JP
Japan
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tip
slider
sleeve
lead
core
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JP62094905A
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English (en)
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JPS63260493A (ja
Inventor
Shuhei Kageyama
Yoshihide Mitsuya
Yoichi Nakazato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kotobuki and Co Ltd
Original Assignee
Kotobuki and Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kotobuki and Co Ltd filed Critical Kotobuki and Co Ltd
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Priority to KR1019870010308A priority patent/KR900003505B1/ko
Priority to US07/171,881 priority patent/US4884910A/en
Priority to DE8888302789T priority patent/DE3870973D1/de
Priority to EP88302789A priority patent/EP0287237B1/en
Priority to ES198888302789T priority patent/ES2033427T3/es
Publication of JPS63260493A publication Critical patent/JPS63260493A/ja
Publication of JPH052517B2 publication Critical patent/JPH052517B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B43WRITING OR DRAWING IMPLEMENTS; BUREAU ACCESSORIES
    • B43KIMPLEMENTS FOR WRITING OR DRAWING
    • B43K21/00Propelling pencils
    • B43K21/02Writing-core feeding mechanisms
    • B43K21/16Writing-core feeding mechanisms with stepwise feed of writing-cores

Landscapes

  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、紙面等からのスライダーの筆記解
除によつて自動的に芯送りが行われ、かつ、不使
用時にはスライダーを後退位置でロツクし得るシ
ヤープペンシルに関する。
〔従来の技術〕
最近、筆圧が加わつた時に芯を掴持し、筆圧を
解除した時に筆記先端側へスライダーの弾発力と
スライダーの中に挿着された摩擦付与部によつ
て、芯自体がチヤツクから筆記先端側へ離去する
際に芯に対するチヤツクの掴持作用が解除され、
芯を送り出すいわゆる公知をワンウエイ式のチヤ
ツク装置を内蔵した後端ノツクも可能な自動チヤ
ープペンシルが提案されている。
しかし、いずれもその芯送出機構等の内部構造
は非常に複雑であり、組立作業の効率も悪く、し
かも部品点数も多く、使用時に芯がリードチヤツ
クにはさまつたりして、よく故障するという問題
点があつた。
そこで、本出願人は、上記シヤープペンシルの
独自構造として、過去に特願昭60−298641号のシ
ヤープペンシルを提供した。
このシヤープペンシルによれば、内部構造を比
較的簡略化して芯送出機構が3通り(自動筆記、
先端ノツク、後端ノツク)で行え、先端ノツクに
よる芯送出動作では、芯が突出していない場合は
もちろん、芯を送出するが、逆に、所定量以上、
芯が過大突出していた場合には、芯を送出させず
に、クツシヨンするだけの効果が得られた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、公知の自動シヤープペンシル並びに上
記先願のシヤープペンシルにあつては、やはり、
内部構造が複雑であり、組立作業の効率が悪く、
またスライダーが単独移動し、しかもその移動に
よつて芯が送出される構造になつているため、使
用後の携帯等に際して、例えばポケツトに差し込
んだとき、上記スライダーが艦りに後退移動して
芯だけが不用意に送出され、これによつて衣服が
汚れたり、芯が折損するなど、新たな問題点が生
じた。
〔発明の概要〕
この発明は、上記公知技術並びに先願の問題点
を更に解消するためになされたもので、上記先願
の効果に加え、使用後の携帯時等に芯が勝手に送
り出されないように、ロツク機構が加わつたばか
りでなく、先具内にスリーブ、芯送出機構、継手
等外筒を除くすべてのシヤープペンシルの部品を
ユニツトブロツク化している。その為に組立作
業、取扱い上の簡略化が計れるばかりか部品点数
の減少並びに一部品を多目的に使用し、部品の効
率化により実質的コストダウンを図つている。ま
た、突き出しバー等を設けることにより、芯を常
に何れかの部品で覆い、芯折れを防止し、空間部
分を少なくしているので、品質上も安定したシヤ
ープペンシルを得ることを目的としている。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
第1図はこの発明の第1実施例に係るシヤープ
ペンシルの断面図であり、外筒1の先端に着脱可
能に装着された先具2と、その先具2内に軸方向
に摺動可能に収納されたスライダー3と、上記先
具2内に軸方向に摺動可能に配置されたスリーブ
4と、このスリーブ4内に装着された芯送出機構
5と、上記スリーブ4の後方側内部を軸方向に摺
動可能なストツパ6と、このストツパ6内に嵌合
連結された継手7とを有する。
上記先具2は、第1図〜第3図、第5図示のよ
うに、外筒1との嵌合部21と、この嵌合部21
の後端に連設された後側筒部22とを有する。こ
の後側筒部22には、第1図〜第5図示のよう
に、一対の対称形状の摺動溝23と、この後側筒
部22の径方向の弾性変形を確実に行わせるスリ
ツト24とを有する。
上記一対の摺動溝23は、第1図〜第5図示の
ように、クランク状でかつ軸方向に沿つて対称形
状に形成され、後述するスリーブ突起41が摺動
するスリーブ突起摺動溝23aと、ストツパ突起
61が摺動するストツパ突起摺動溝23bと、上
記スリーブ突起摺動溝23aの後端に形成された
スリーブ後退規制段部23cとを有する。このス
リーブ後退規制段部23cは、後述する先端ノツ
クや過大筆圧緩衝動作によつて後退してきたスリ
ーブ突起41の後退移動を規制する機能を果た
す。
ここで、このスリーブ後退規制段部23cとス
トツパ突起41の後端とは、外力が作用していな
い状態(第1図参照)では、距離aが設けられて
いる。
また、ストツパ突起摺動溝23bの後端に形成
されたストツパ突起係止壁部23dは、ストツパ
突起61を係合し、後述するように、各々ブロツ
ク化された先具2、スリーブ4および継手7を1
つのユニツトブロツク化させる機能を果たす。
一方、この先具2の先側内壁には、第1図示の
ように環状のスライダ受部8が嵌着され、このス
ライダ受部8の後端内側にはスライダー3を係脱
可能に係合する環状のスライダストツパ81が内
方へ向け突設されている。
上記スライダー3は、第1図、第6図〜第8図
示のように、スライダ本体31と、このスライダ
本体31の先端側に挿入嵌合されたスライドパイ
プ32と、スライダ本体31の内部に装嵌され、
芯Sに所定の摩擦力(例えば13〜20g)を付与す
る方向性のない左右対称形状の摩擦付与部材33
とを有する。そして、上記スライダ本体31の後
方側は、上記スライダストツパ81に係脱可能に
直径方向に伸縮可能な複数(この実施例では4
個)の係合片34が分割形成され、この係合片3
4の各々には、上記スライダストツパ81に係脱
する係合突起35が外方へ向け突起されている。
尚、第1図においてスライダー3および後述す
る突き出しバー10の上半部分(第1図で図
示)は、筆記不使用等特段の外力を付与しない時
(以下、通常時という)の縦断面図を、他方、下
半部分(第1図で図示)は、後述するロツク時
の縦断面図を示す。
そして、上記先具2内には軸方向に摺動可能に
スリーブ4が配置されている。
このスリーブ4は、第1図、第9図、第10図
示のように、筒状を成し、前方側外周には上記先
具2のスリーブ突起摺動溝23a内を摺動する一
対のスリーブ突起41が突設され、他方、後方側
には、上述のストツパ突起61を所定の摩擦力を
付与しながら摺動を許容する摩擦摺動溝42が同
一形状で一対形成されている。
ここで、摩擦摺動溝42は、第9図、第10図
示のように、ストツパ突起61を案内する案内溝
42aと、この案内溝42aに連通した摺動溝4
2bとを有し、この摺動溝42bの中間部には、
摩擦段部43が形成されている。この摩擦段部4
3は、後述するように、ストツパ突起61に摩擦
力を付与し、スリーブ4全体をストツパ6と共に
所定量だけ、前進させ、芯Sを送出する機能を果
たす。
そして、このスリーブ4は、第1図示のよう
に、その前端部には胴リング9を介して突き出し
バー10が、内部には芯送出機構5が、また、後
端部には、継手7を係合し、軸方向に摺動可能な
ストツパ6がそれぞれ配置されている。
上記胴リング9は、スリーブ4の先端に嵌合さ
れていて、突き出しバー10を移動可能に内部
保持する機能と、後方段部91で、後述するボ
ール53の脱落防止する機能を果たす。ここでこ
の胴リング9の先端側は第1、第12図示のよう
に、突き出しバー10の内部収納を、確実に行う
ために、少なくとも1以上の軸方向に伸びたスリ
ツト(この実施例では4つ)92が形成されてい
る。93a,93bは突き出しバー10の凸部1
04を後述するように所定の係合力で移動可能に
係合する凹部である。
そして、上記胴リング9に保持された突き出し
バー10は、第1図、第13図示のように、その
中央内部に軸方向に伸びた筒部101と、この筒
部101内に形成された芯導通孔102と、後述
する第1の弾性体11の後端を係止する係止め部
103、上記胴リング9の凹部93a,93bに
移動可能に係合する凸部104とを有する。
ここで、胴リング9の前方側の凹部93aと凸
部104との係合力は、スライダー3の係合突起
35とスライダストツパ81との係合力(例えば
100g±30g)より大きく(例えば、300g±50
g)設定されている。これは、後述するように、
先端ノツクの際、スライダストツパ81とスライ
ダー3とのロツク解除をスライダー3の後端を突
き出しバー10の凸部先端部104aが当接押圧
して行うからである。尚、上述の通常時には、第
1図示のように、(イ)スライダー3の後端およびス
ライダ受部8の後端と突き出しバー10の凸部先
端部104aとの間には距離bが設けられてい
る。この距離bは、後述するように、後端ノツ
クおよび先端ノツクの芯送り量であり、また、
いわゆる自動筆記の可能範囲である。(ロ)スライダ
ー3の係合突起35と、スライダストツパ81と
が係合するための後退距離として、距離cが設け
られている。
さらに、この突き出しバー10とスライダー3
との間には、第1の弾性体(例えば弾発力10g〜
12g)11が設けられている。この第1の弾性体
11は、スライダー3の内部でかつ突き出しバー
10の筒部101に外方隣接されて、スライダー
3を前方付勢していると共に、突き出しバー1
0、その後方のスリーブ4等を後方へ付勢してい
る。
尚、突き出しバー10の筒部101は軸方向に
長く伸び、芯Sを出来る限り覆い、折芯を防止す
ると共にリードチヤツク51内に芯カス、折芯が
入らない様にし、しかも、第1の弾性体11の後
端を係止する。
次に、上記スリーブ4内に配置されている芯送
出機構5を説明する。
芯送出機構5は、2つに分割形成されたリード
チヤツク51と、このリードチヤツク51の頭部
のボール保持部52に保持されたボール53と、
上記スリーブ4の先端内部に必要に応じて嵌着さ
れ、かつ、上記ボール保持部52との間で上記ボ
ール53を嵌合保持する内面テーパ壁54aが設
けられた金属筒54と、スリーブ4の内壁段部4
4と上記リードチヤツク51の係止段部55との
間に弾着されたチヤツク締付用の第2の弾性体5
6とを有している。
上記リードチヤツク51は、鍛造またプレス、
焼結合金、ダイキヤスト成形等により形成された
金属成形品、あるいは射出成形、圧縮成形により
形成された合成樹脂等で形成されている。
そして、上記リードチヤツク51は、この実施
例において、第1図および第14図〜第17図示
のように、芯挿通孔57の軸線に沿つて2分割形
成され、それぞれが断面半球状に形成された一対
のチヤツク部材51a,51bからなり、上記ボ
ール保持部52と、後部の係止段部55と、この
係止段部55の後端から後方に延びて後端側が漸
次小径となる後部テーパ筒部58と、軸心部の上
記芯挿通孔57と、係合凹部59および係合凸部
510、開閉支点凸部511とを有する。
ここで、上記係合凹凸部59,510は、一方
のチヤツク部材51aの係合凸部510が他方の
チヤツク部材51bの係合凹部59に、かつ、他
方のチヤツク部材51bの係合凸部510が一方
のチヤツク部材51aの係合凹部59にそれぞれ
係合され、チヤツク部材51a,51b相互の軸
方向のズレを防止している。
また、チヤツク部材51a,51bの開閉支点
凸部511を相互に当接させ、チヤツク部材51
a,51bの開閉方向にテコ運動させる支点とし
て機能し、かつ、スムーズなテコ運動を行わせる
ために充分な隙間K(第1図参照)を形成するス
ペーサ機能を有している。
尚、上記芯挿通孔57の径方向における上記係
合凸部510の長さを、開閉支点凸部511の長
さ分だけ長くすることにより、これらの開閉支点
凸部511を省くことができ、それでいて、上記
隙間Kを形成するためのスペーサ機能が得られ
る。
そして、上記リードチヤツク51の頭部内壁に
おける芯挿通孔57の先端側には、小径段差状の
芯保持孔部512が設けられている。
この芯保持孔部512は、各チヤツク部材51
a,51bにおける半割芯挿通孔57の内周面中
心線方向に沿つて形成された半割孔からなり、そ
れらの断面形状は、例えば第17図〜20図示の
ように形成されている。
即ち、上記芯保持孔部512は、芯Sのチヤツ
ク側が漸次幅広く拡開する断面略U字状に形成さ
れている。
かかる芯保持孔部512の両側内面には、その
軸方向に沿つて所定の間隔で複数の歯部511が
一体形成されている。
これらの歯部511は、第18図〜第20図示
のように、先端側が漸次尖鋭となるテーパ状に形
成され、それぞれの先端面511aは幅狭の平坦
面になつている。
また、上記歯部511の各歯溝底部513も平
面状に形成されている。
そして、上記歯部511は、各チヤツク部材5
1a,51bの組合せ合体状態で芯S′の外周を四
点支持する芯支持部514を形成している。
このように上記歯部511で形成された芯支持
部514によつて、充分な芯喰着力が得られて適
切な芯保持が行え、しかも、芯カス等のゴミが逃
げる構成となつているため、芯カス等が全体に溜
まることもなく、たとえ、溜まりかかつたとして
も、芯の送出し等の芯移動により自然とその除去
が行われる。
従つて、長期間に亘る頻繁な筆記によつても、
その筆記時に芯滑りが生じないという優れた効果
が得られる。
第22図〜第24図には上記チヤツク部材51
a,51bの他の実施例を示す。
第22図の実施例では、歯部511を芯支持部
514近傍にのみ突設形成し、芯喰着面積を拡大
したものである。
第23図の実施例では、前実施例における芯保
持孔部512の歯部511を取り除き、その芯保
持孔部512の開放端部両側を芯支持部514と
している。
第24図の実施例では、第22図の芯保持孔部
512を断面V字状に形成している。
従つて、第22図〜第24図の芯保持孔部51
2の場合にあつても、上記第18図〜第21図示
の場合とほぼ同様の効果が得られる。
尚、上記各実施例の芯保持孔部512は、芯S
を上述のように四点支持し得るものであれば、そ
の他の断面形状であつてもよい。
一方、上記リードチヤツク51の頭部に保持さ
れたボール53は、第1図示のように、スリーブ
4の先端部に設けられた金属筒54の内面テーパ
壁54aとの間に嵌合保持されている。
この金属筒54によつて確実かつ耐久性ある安
定した転がり接触が行え、しかも、リードチヤツ
ク51の芯保持が確実に行え且つ耐久性が増す。
ここで、上記金属筒54は必ずしも必要でな
く、通常の使用においては、内面テーパ壁をスリ
ーブ4の先端内面にボール53に転がり接触する
形で形成し、金属筒54を省略してもよい。
尚、この実施例では、リードチヤツク51を2
つに分解形成したものを用いたものを示したが、
3つ以上に分割形成してもよく、また、逆に単体
形成であつてもよい。さらに、このリードチヤツ
ク51の軸方向のズレ等を防止するために、相互
の接触部に凹凸係合部やズレ止めのギザギザ等を
形成するとよい。また、リードチヤツク51の径
の一部はスリーブ4の内径に非常に近似し、か
つ、第2の弾性体56の後端は、リードチヤツク
51の係止段部55によつて確実に係着されてい
るので、リードチヤツク51の上下、左右のガタ
付、ズレは確実に防止される。また、リードチヤ
ツク51のボール保持部52は、単にボール53
を保持する孔であつてもよいが、ボール53が脱
落しないように収納保持してもよい。尚、ボール
53は、ボール保持部52内で回転自在となつて
いる。
また、上記第2の弾性体56は第1の弾性体1
1よりも弱い弾発力を有する。
そして、スリーブ4の後端側に設けられたスト
ツパ6は、第1図示のように、上下に一対のスト
ツパ突起61が突設され、上述のように、継手7
の先端に貫通係着している。このストツパ突起6
1は、第3の弾性体12の後退方向付勢力によ
つて先具2のストツパ突起係止壁23dに当接係
止され、後述するように、各々ブロツク化された
先具2、スリーブ4及び継手7を1つのユニツト
ブロツク化させる機能、後端ノツク時のスリー
ブ4の摺動溝42a、摩擦段部43と摺動係合
し、スリーブ4を所定量のみ前進させる機能、
その後の前進によるストツパ6、継手7、芯パイ
プ13のみの前進によつてリードチヤツク51の
後端部に押圧当接し、リードチヤツク5を開放さ
せる機能を果たす。
尚、上述の通常時には、第1図示のように、ス
トツパ6の先端とリードチヤツク51との当接部
分との間には距離dが設けられている。
このストツパ6が挿入係合された継手7は、リ
ードガイドとしての役割および芯パイプ13を着
脱自在に連結する役割を成し、芯Sを1本だけ導
通可能な内径に形成された芯送り孔71と、この
芯送り孔71の後端に連続形成され、この実施例
では芯パイプ13の先端に嵌合されたチヤツク開
閉機構14を着脱可能に挿入するチヤツク収納孔
72と、このチヤツク収納孔72の後端に接続し
て上記芯パイプ13の先端側が脱抜可能に嵌合さ
れる大径段差状の嵌合孔74と、この嵌合孔74
の内壁に突設され、芯パイプ13の連結を確実に
行う係合突起75とを有する。
上記芯パイプ13の先端には、上述のように、
チヤツク開閉機構14が装着されている。
このチヤツク式開閉機構14としては、本出願
人が既に出願した特願昭61−204692号等で詳述し
ている。
そして、上記継手7と先具2との間には、弾性
体受部15を介して、第3の弾性体12が弾着さ
れている。この第3の弾性体12は、先端ノツ
ク時のスリーブ4、芯送出機構5、突き出しバー
10の前進方向の戻し機能、後端ノツク時の継
手7、芯パイプ13の後退方向の戻し機能、筆
記時における過大筆圧緩衝機能を果たし、比較的
強い弾発力(例えば370g〜400g)を有する。
この第3の弾性体12の先端側を受けている上
記弾性体受部15は、その先端側で、先具2の後
端およびスリーブ4の後端に当接し、かかる当接
によつて、1個の第3の弾性体12で上記3つの
機能を果たすことを可能としている。
また、スリーブ4の後端への当接に際して、第
1図示のように、この弾性体受部15は内壁孔1
5aでスリーブ4の後端を挟圧しているので、ス
リーブ4の後端を直径方向に縮径し、スリツト2
4を有するスリーブ4の後端を極めて強固のもの
としている。
尚、ここで、第1の弾性体11の付勢力Aと、
摩擦付与部材33、芯Sへの摩擦力B、胴リング
9の凹部93aと突き出しバー10の凸部104
との係合力Cと、スライダー3とスライダストツ
パ81との係合力Dと、リードチヤツク51によ
る芯Sの喰着力Eとの力関係をまとめて整理す
る。
B>Aとなつている。これは、後述する先端
ノツクを行うに際して、この関係を満たさない
と、摩擦付与部材33と芯Sとの間で芯すべり
を生ずることとなる。
C>Dとなつている。これは、上述した様
に、スライダストツパ81に係合したスライダ
ー3のロツク解除を突き出しバー10の先端の
押圧で行うからである。
A>Eとなつている。これは、後述する先端
ノツクおよびいわゆる自動筆記を行う際、スラ
イダー3の前進によつて、リードチヤツク51
から芯Sを前方へ引き出す必要があるからであ
る。
次に、上述の距離a〜dの間には、d>a>c
>bの関係がある。
次に、この発明に係るシヤープペンシルの組立
について説明する。
まず、スリーブ4への芯送出機構5の組み込み
から行う。即ち、チヤツク部材51a,51b相
互を組合せ、その外周に第2の弾性体56を遊嵌
させる。一方、スリーブ4の先端内壁部には、予
め、金属筒54を圧入しておく。そして、上記第
2の弾性体56を遊嵌させたチヤツク部材51
a,51bをスリーブ4の後方から挿入する。次
に、チヤツク部材51a,51bを後方より押圧
し、第2の弾性体56を圧縮させ、ボール53を
チヤツク部材51a,51bのボール保持部52
内に挿入した後、押圧を解くことにより、ボール
53が確実にボール保持部52にセツトされる。
しかる後に、胴リング9をスリーブ4を先端に圧
入する。この際、胴リング9内には、予め第1の
弾性体11を係合させた突き出しバー10を収納
しておく。
この一連の組立作業によつて、スリーブ4と、
芯送出機構5と、胴リング9と、突き出しバー1
0と、第1の弾性体11とがブロツク化される。
一方、先具2内には、スライダ受部8とスライ
ダー3とを予め組み込みセツトして先具2をブロ
ツク化しておく。
また、継手7に第3の弾性体12および弾性体
受部15をセツトし、最後にストツパ6を係合
し、ブロツク化しておく。ここで、ストツパ6
は、第3の弾性体12の付勢力によつて、貫通係
着した継手7、および弾性体受部15を介して、
付勢力が作用している。
次に、外筒1を除いた部分、即ち、各々ブロツ
ク化された先具2、スリーブ4、継手7をユニツ
ト化する作業について説明する。このユニツト化
作業は、まず、ブロツク化した先具2の後端から
ブロツク化したスリーブ4を挿入する。この挿入
によつて、スリーブ4のスリーブ突起41は、第
1図示のように、先具2のスリーブ突起摺動溝2
3aに係合することになり、先具2の一対の摺動
溝23と、スリーブ4の一対の摩擦摺動溝42と
が定位置に位置する。
次に、ブロツク化された継手7を先具2および
スリーブ4の後端から挿入する。この挿入は、継
手7先端のストツパ6のストツパ突起61を先具
2の摺動溝23内およびスリーブ4の摩擦摺動溝
42内に係合するように行う。
ここで、ストツパ6は、上述のように、第3の
弾性体12によつて付勢されているので、第1図
示のように、ストツパ突起61の後側壁部61a
が、先具2の摺動溝23のストツパ突起係止壁部
23dに押圧係止されることとなる。これによつ
て、各々ブロツク化された先具2、スリーブ4お
よび継手7がユニツト化され、1つのユニツトブ
ロツクとして取り扱い可能となる。
そして、最後に、このユニツトブロツクを外筒
1の先端から挿入嵌合し、かつ外筒1の後端から
芯パイプ13を継手7に挿入装着すれば、シヤー
プペンシルの組立が完了する。
次に、この発明の芯送り動作について説明す
る。
この芯送り動作は次の3通りである。
(1) まず、第1の手段は、芯パイプ3の後端をノ
ツク動作することにより行う通常の手段であ
る。
即ち、第1図の状態において、芯パイプ13
の後端をノツクすると、継手7は第3の弾性体
12を圧縮させながら前進する。この際、継手
7の先端のストツパ6は、スリーブ4の摺動溝
42bの摩擦段部43の摩擦力によつて係止さ
れているので、継手7と一緒に、ブロツク化さ
れたスリーブ4全体、即ち、スリーブ4、芯送
出機構5、胴リング9および突き出しバー10
が前進し、これらは、胴リング9の先端が、ス
ライダ受部8の後端に当接するまで前進する。
即ち、これらは一体となつて、胴リング9の先
端とスライダ受部8との間の距離bだけ前進す
る。この距離bは芯送り量となる。そして、芯
パイプ13、継手7およびストツパ6はさらに
前方へ押圧され、ストツパ突起61がスリーブ
4の摩擦段部43を乗り越え、ストツパ6、継
手7、芯パイプ13のみが前進する。そして、
ストツパ6の先端がリードチヤツク51の後端
部を前進へ押圧して通常の芯送りを行う。
(2) 第2の手段としては、筆記を中断することに
よつて、自動的に芯送出動作が行える。
即ち、筆記は通常、第25図示のように芯S
がスライドパイプ32から所定量Xを突出して
いる状態で行われる。そして、筆記するに伴つ
て芯Sが順次摩耗していき、第26図示のよう
に、スライドパイプ32の先端と面一状態とな
る。この状態においても、スライダー3は、後
方に対して第1の弾性体11の付勢力に抗して
後退可能なのでさらに最大限、突き出しバー1
0の凸部先端部104aと当接する距離、即ち
第1図および第26図示の後退距離bまで可能
である。
ところで、筆記による芯Sの摩耗量が後退距
離bとなるには、非常に長い時間の筆記を要す
る。ちなみに、通常の成人の筆圧で、濃さ
HB、芯径0.5mmのシヤープペンシルで、上質紙
に漢字1字を筆記する場合の芯の摩耗量0.01mm
程度にすぎない。従つて、スライダー3が後退
距離b後退するまで連続的な筆記を行うことは
通常あり得ず、必ず、筆休みなど筆記を中断す
ると考えられている。そこで、例えば、第27
図示の状態で筆記を中断し、スライドパイプ3
2の先端を紙面から離脱させたとする。これに
よつて、スライダー3は、第1の弾性体11の
弾発力によつて、前進すると共に、芯Sも摩擦
付与部材20からの所定の摩擦力によつてスラ
イダー3と一緒に前進方向に引張られる。一
方、芯Sを喰着しているリードチヤツク51の
チヤツク締付力は、第1の弾性体11より弱い
第2の弾性体56によつて付与されているの
で、上述の芯Sの前進方向の引張力によつて、
圧縮され、リードチヤツク51全体の前進を許
容する。この前進に際して、リードチヤツク5
1の頭部は、ボール53が金属筒54の内面テ
ーパ壁54aをころがり接触し、前進するに従
つて、リードチヤツク51の芯喰着力は弱まつ
ていき、芯Sの送り出しが行われる。この一連
の動作によつて、第26図示の状態に再び復帰
し、自動的に芯送出動作が行われ、筆記が可能
となり、最大限、スライダー3の後退距離bま
での連続筆記が行える。
(3) 第3の手段は、スライダー3の先端を紙面へ
押し付ける先端ノツクによる芯送り出しであ
る。この先端ノツクには、次の2通りの場合が
あり、その作用が異なるので、場合を別けて説
明する。
(イ) 第1の先端ノツクは、第26図示のよう
に、スライドパイプ32先端から芯Sが突出
していない状態で行う場合であり先端ノツク
することにより常にスライドパイプ32から
距離bの長さ芯Sが突出した第25図(X=
b)の状態が得られる。
即ち、先端ノツクによつて、スライダー
3は、紙面からを押付け板力によつて後退す
ると共に、上記ブロツク化したスリーブ
(即ち、スリーブ4、芯送出機構5、胴リン
グ9、突き出しバー10)および弾性体受部
15も、第3の弾性体12の付勢力およびス
トツパ突起61とスリーブ4の摩擦段部43
との間に生じる摩擦力に抗して後退する。こ
れは、リードチヤツク51が芯Sを喰着した
状態で後退することによつて、ブロツク化さ
れたスリーブ全体、弾性体受部15が後退方
向外力を受けるからである。ここで、スライ
ダー3とブロツク化されたスリーブおよび弾
性体受部15との後退量は同一量であり、距
離a<dであるので第1図示のように、最大
限、スリーブ4の後退可能な距離a(スリー
ブ突起41がスリーブ後退規制段部23cに
よつて後退規制される距離。)である。
他方、スライダー3の後退に際し、距離
d,a,cの間には、d>a>cの関係が成
立しているので、上述の最大後退距離である
後退距離a後退する過程で、まず、スライダ
本体31の係合突起35がスライダ受部8の
スライダストツパ81を乗り越えた後、スラ
イダ本体31の後端が、第28図示のように
スライダ受部8の後端から突出することとな
る。
ここで、スライダ本体31の後端と突き出
しバー10の凸部先端部104aとの間は、
上述のように、スライダー3とブロツク化さ
れたスリーブ4とが一体的に後退するので、
第28図示のように距離bが保持されてい
る。
次に、スライダー3を押し付けていた紙面
から離脱させると、ブロツク化されたスリー
ブ4および弾性体受部15は、第3の弾性体
12の付勢力によつて、弾性体受部15の先
端が先具2の後端に当接するまで前進する。
この前進に際して、リードチヤツク51は、
芯Sを喰着状態で保持している。また、この
前進動作にあたり、第3の弾性体12の前方
付勢力は、上述のように第1の弾性体11の
後方付勢力プラスストツパ突起61と摩擦段
部43との間に生じる摩擦力より大きく設定
されているので、これらの反応外力に抗し
て、上記前進を行う。
他方、スライダー3は、第1の弾性体11
の前方付勢力によつて前進するが、第28図
示のように、スライダ受部8のスライダスト
ツパ81と係合したスライダ本体31の係合
突起35によつて、一時停止している。この
スライダー3が一時停止中でも、上述のよう
に、芯送出機構5は、芯Sを喰着した状態で
前進して来るので、突き出しバー10の凸部
先端部104aがスライダ本体31の後端に
当接し、上記一時停止係合を解除するまで芯
Sはスライダー3に対して前進することとな
る。この前進量は距離bに等しい。
従つて、この第1の先端ノツクによつて、
第25図(X=b)示の状態となり、芯Sは
スライドパイプ32先端よりbの長さ突出し
ている。
(ロ) 次に、第2の先端ノツクは、第25図示のよ
うにスライドパイプ32先端から芯Sが突出
している状態で行う場合である。
この場合、突出量Xと距離a−距離cとの
間にX≦距離a−距離cの関係がある場合に
は、常にスライドパイプ32からX+bの長
さ突出した芯Sが得られる。
いま、理解をし易くするために、一例とし
て具体的数値を代入して説明する。例えばb
=0.8mm、c=1.3mm、a=1.7mm、X=0.3mm
(<a−d=0.4mm)とする。この状態で先端
ノツクを行うと、まず、スライドパイプ32
先端から突出した量である後退距離Xまで
は、ブロツク化したスリーブ4および弾性体
受部15のみが芯Sと共に、第3の弾性体1
2の付勢力およびストツパ突起61と摩擦段
部43との摩擦力に抗して後退する。
その後は、第1の先端ノツクと同様にブロ
ツク化されたスリーブ4、弾性体受部15と
共にスライダー3が後退する。従つて、ブロ
ツク化したスリーブ4は、スライダー3に対
して後退量がX=0.3mm大きくなつている。
そこで、スライダー3の後退可能距離は、ス
リーブ後退規制段部23cにその後退量を規
制されたスリーブ4との関係から残りa−X
=1.7mm−0.3mm=1.4mmしか後退できない。そ
して、その後退過程で、スライダー3の係合
突起35がスライダ受部8のスライダストツ
パ81を乗り越える。
ここで、上述のように、ブロツク化したス
リーブ4はスライダー3より後退量がX=
0.3mm大きいので、突き出しバー10の凸部
先端部104aとスライダ本体31の後端と
の離隔距離は、b+Xとなる。
次にスライダー3を押し付けていた紙面か
ら離脱させると、上述の第1の先端ノツクと
同様にブロツク化されたスリーブ4は芯Sを
喰着した状態で前進してくる。
一方、スライダー3は係合突起35を係合
したスライダストツパ81によつて、一時停
止される。
そこで、以後は、第1の先端ノツクと全く
同様にスライダー3に対して芯Sの突出を行
う。即ち、スライダー3が一時停止中でも、
芯送出機構5は、芯Sを喰着した状態で前進
して来るので、突き出しバー10の凸部先端
部104aがスライダ本体31の後端に当接
し、上記一時停止係合を解除するまで芯Sは
スライダー3に対して前進することとなる。
この前進量は、上述のようにb+Xに等し
い。
従つて、この第2の先端ノツクによつて、
第25図示の状態に戻り、芯Sはスライドパ
イプ32の先端よりX+bの長さ突出したも
のが得られる。
他方、X>a−c=0.4mmの場合には、ス
ライダー3は、スリーブ後退規制段部23c
によつて後退規制されるスリーブ4によつ
て、スライダストツパ81に係合できるまで
後退できない。従つて、スライダー3がスラ
イダ受部8のスライダストツパ81に係合
し、一時停止する状態が起こり得ないので、
上述のような突出量の調整は行われない。つ
まり、何回先端ノツクを行つても、芯送りを
伴わない先端ノツクを繰り返しているにすぎ
ないので、常に変化のない突出量Xのままの
状態で芯Sが突出していることとなる。
以上のように3通りの芯送り動作が行える。そ
して、筆記中においては、芯Sを喰着している芯
送出機構5等のブロツク化されたスリーブ4、弾
性体受部15は、第3の弾性体12によつて前方
付勢されている。従つて、筆記中に芯Sに過大筆
圧が作用した場合、ブロツク化されたスリーブ
4、弾性体受部15が第3の弾性体12を圧縮
し、後退するので、このシヤープペンシルは、過
大筆圧緩衝機能を有する。
次に、この発明に係るシヤープペンシルのスラ
イダー3のロツク収納操作について、第1図、第
29図を参照して説明する。
スライダー3がロツクしていない状態から芯パ
イプ13の後端をノツクし(この場合、リードチ
ヤツク51は芯Sを開放している。従つて、ブロ
ツク化したスリーブ4は、上述の先端ノツクと異
なり後方へは移動していない。)、かつスライドパ
イプ32を紙面等へ押圧する。この動作によつ
て、スライダー3は、第1の弾性体11を圧縮し
ながら後退する。この後退過程でスライダー3の
後端が突き出しバー10を後方押圧する。ここ
で、スライダー3の紙面等への押圧力は、突き出
しバー10の凸部104と胴リング9の凹部93
aとの係合力より大きく、かつ第3の弾性体12
の前方付勢力は、突き出しバー10の凸部104
と胴リング9の凹部93aの係合力より大きいの
で、突き出しバー10のみが後方へ押圧移動さ
れ、第29図示のように、突き出しバー10の凸
部104は、胴リング9の凹部93bと係合す
る。
従つて、この突き出しバー10の後方への移動
によつて、スライダー3のロツク収納スペースが
確保され、スライダー3のロツク収納時、先具2
の先端から極めて小部分のスライドパイプ32が
突出しているにすぎず、効率的なスライダー3の
ロツク収納が行える。
次に、スライダー3のロツク解除と芯送り出し
操作について説明する。
上記ロツク解除と芯送り出しとは、後端ノツク
をするだけでよい。後端ノツクを行うと、スリー
ブ4と芯送出機構5とが共に前進し、突き出しバ
ー10の凸部先端部104aによりスライダー3
の後端が強い力で前方へ押圧され、スライダー3
の係合突起35とスライダストツパ81との係合
を解除すると共に、後端ノツクによる芯送りを行
う。その後、スライダー3は、第1の弾性体11
によつて、第25図の状態に戻り筆記可能とな
る。また、突き出しバー10も、リードチヤツク
51の先端により押圧前進され、第25図示のよ
うに、胴リング9の前方側の凹部93aに移動す
る。
第30図は、継手7と芯パイプ13とを一体形
成した他の実施例を示す。
また、図示していないが、第1の実施例におい
て、芯パイプ13の先端のチヤツク開閉機構14
を省略し、芯パイプ13の先端を直接、継手7に
着脱可能若しくは圧入してもよい。
第31図は、この発明の他の実施例を示した。
即ち、先具2を先具本体2Aと連結筒2Bの2部
品に分割合体して先具として形成したものであ
る。連結筒2Bは先端側に先具連結部21B1
外筒連結部21B2を有する。そして、この外筒
連結部21B2の後端には、後側筒部22Bが連
設されている。この後側筒部22Bは、第1図で
示した実施例の後側筒部22と同様の構造を有す
る。即ち、第1図〜第5図で示した一対の摺動溝
23と、スリツト24と有する。そして、一対の
摺動溝23は第1図〜第5図示のように、スリー
ブ突起摺動溝23aと、ストツパ突起摺動溝23
bと、スリーブ後退規制段部23cとを有する。
また、第1図で示したスライダー3のスライド
パイプ32より大径でかつ例えば挽物で形成され
たスライドパイプ32aがスライダ本体31の先
端に嵌合されている。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、先具、スリ
ーブ、継手、突き出しバー、スライダーが相互間
の係合構造となり、ブロツク化された構造に形成
されているので、外筒を除くシヤープペンシルの
主要部分をブロツク化することにより、組立作業
等の簡略化が図れ、部品点数の減少、部品の多目
的使用によつて部品効率の効率化も達成できる。
また芯を突き出しバー等の部品で常に覆つている
ので、芯折れ等を防止でき、品質の安定化も図れ
る。さらに3通りの芯送出動作が行え、しかもス
ライダーのロツク収納できる等の優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の縦断面図、第2
図は先具の平面図、第3図は第2図のA−A線断
面図、第4図は第2図の背面図、第5図は先具の
摺動溝の説明斜視図、第6図はスライダーの平面
図、第7図は第6図のB−B線断面図、第8図は
第6図の背面図、第9図はスリーブの平面図、第
10図は第9図のC−C線断面図、第11図は第
9図の背面図、第12図は胴リングの中央縦断面
図、第13図は突き出しバーの平面図、第14図
はリードチヤツクの縦断面図、第15図は第14
図の矢視図、第16図は第15図のD−D線断面
図、第17図は第15図のE−E線断面図、第1
8図は第14図のF−F線断面図、第19図は歯
部の拡大平面図、第20図、第21図は歯部の拡
大説明図、第22図〜第24図は他の実施例のリ
ードチヤツク頭部の縦断面図、第25図〜第29
図は芯送出動作、ロツク動作の説明図、第30図
は他の実施例の外筒部分縦断面図、第31図は他
の実施例の縦断面図を示す。 1は外筒、2は先具、3はスライダー、4はス
リーブ、5は芯送出機構、6はストツパ、10は
突き出しバー、11,12は弾性体、Sは芯。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外筒1の先端に着脱可能に嵌合された先具2
    と、この先具2内部に摺動可能に係合配置された
    スリーブ4と、このスリーブ4の内部に装着さ
    れ、芯Sの前進は許容するが、後退は阻止する芯
    繰出機構5と、この芯繰出機構5の後方側に配置
    され、軸方向に摺動可能な継手7と、この継手7
    の先端側に係合され、上記先具2および上記スリ
    ーブ4と移動可能に係合しているストツパ6と、
    上記先具2の内部で、かつ、上記スリーブ4の先
    端側に移動可能に取付けられ、上記芯Sを貫通覆
    装したロツク解除用の突き出しバー10と、上記
    先具2内に摺動可能に配置され、該先具2に対し
    て係脱可能なロツク用の係合部35を有すると共
    に、芯Sに所定の摩擦力を付与するスライダー3
    と、上記先具2内に位置し、上記スライダー3と
    係合し、所定時に該スライダー3を一時停止させ
    るスライダ受部8と、上記スライダー3と上記突
    き出しバー10との間に弾着され、上記芯繰出機
    構5の芯喰着力より強い付勢力を有する弾性体1
    1と、上記先具2および上記スリーブ4を前方へ
    付勢する弾性体12とを備えたシヤープペンシル
    において、上記先具2、上記スリーブ4、上記継
    手7、上記突き出しバー10、上記スライダー3
    が上記相互間の係合構造によつて、ブロツク化さ
    れていることを特徴とするシヤープペンシル。
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