JP6173760B2 - シャープペンシル - Google Patents
シャープペンシル Download PDFInfo
- Publication number
- JP6173760B2 JP6173760B2 JP2013091732A JP2013091732A JP6173760B2 JP 6173760 B2 JP6173760 B2 JP 6173760B2 JP 2013091732 A JP2013091732 A JP 2013091732A JP 2013091732 A JP2013091732 A JP 2013091732A JP 6173760 B2 JP6173760 B2 JP 6173760B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slide
- writing
- writing core
- tip
- sliding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Description
先端部に先端開口を有する軸筒と、
軸筒内に摺動可能に配置され、筆記芯の前進は許容するが後退は阻止する筆記芯送り出し手段と、
軸筒内における筆記芯送り出し手段よりも先端側の位置に配置され、軸筒の先端開口から一部が出没するように軸筒に対して摺動可能であり、その内部を挿通する筆記芯に対して摩擦力を付与するスライド手段と、
軸筒内に設けられ、スライド手段が所定量以上の後退をしたときにスライド手段に係止してその前進を規制するスライド前進規制手段と、
筆記芯送り出し手段を常時前方へと付勢する第1付勢手段と、
スライド手段を常時前方へと付勢する第2付勢手段と、
筆記芯送り出し手段とスライド手段との間に設けられて、筆記芯送り出し手段の後退時にスライド手段を後方へ移動可能である介在手段と、
を備え、
筆記芯がスライド手段から突出している状態で、筆記芯をノックする先端ノックがなされると、筆記芯を通じて筆記芯送り出し手段が後退し、介在手段を介して筆記芯送り出し手段がスライド手段を所定量に後退させて、スライド前進規制手段がスライド手段に係止してその前進を規制することが可能であり、この状態で、先端ノックのノック力を解除すると、第1付勢手段によって、筆記芯送り出し手段が前進して、スライド手段に対して筆記芯の送り出しをすることができることを特徴とする。
筆記芯収納手段20は、複数の筆記芯を収納可能とする収納筒22と、収納筒22の先端に一体に連結されて、筆記芯送り出し手段30内に配設されるストッパ24と、を備える。ストッパ24は、継手筒14の後摺動溝14dに摺動可能に嵌合する突起24aを有しており、これによって、筆記芯収納手段20は、軸筒10内において、軸筒10に対して摺動可能に且つ回転不能に配設される。
筆記芯送り出し手段30は、図5に示すように、送り出し機構32と、送り出し機構32の先端に連結されたスライド収納筒36と、スライド収納筒36内に設けられた突出し部材38と、送り出し筒320の後方に配設された尾栓筒40と、を備える。
スライド手段50は、図9に示すように、軸筒10の先筒16の先端開口16aから一部が出没可能となった先端スライド筒52と、先端スライド筒52の後端に固定される後端スライド筒54と、摩擦付与部材であるパッキン56と、を備える。
第1付勢手段60は、コイルバネとして構成され、筆記芯送り出し手段30の尾栓筒40と、筆記芯収納手段20の収納筒22との間に介挿されて、常時両者を離反する方向に付勢する。従って、筆記芯収納手段20は、そのストッパ24の突起24aが継手筒14の後摺動溝部14dの後端に当接する位置を最後方位置として後方に付勢された状態で軸筒10内に配置される。また、筆記芯送り出し手段30は、その尾栓筒40が継手筒14の後端に当接する位置を最前方位置として前方に付勢された状態で軸筒10内に配置される。
第2付勢手段62は、コイルバネとして構成され、筆記芯送り出し手段30の突出し部材38と、スライド手段50の後端スライド筒54との間に介挿されて、常時両者を離反する方向に付勢する。従って、スライド手段50は、その先端スライド筒52の段部52bが軸筒10の先筒16の内段部16bに当接する位置を最前方位置として前方に付勢された状態で軸筒10内に配置される。
スライド前進規制手段70としてのスライド受け部は、外筒12の内周面に嵌着されており、軸筒10に対して固定される。スライド受け部70には、その内径方向に突出する環状の係合突起70aが形成されており、係合突起70aは、スライド手段50の後端スライド筒54の係合突起54cと係合可能となっている。係合突起70aの形状は、後方に向かうに従って漸次高さが高くなる傾斜形状となっている一方で、その後端部は軸方向に対して直交する直壁形状となっている。このため、後端スライド筒54が後退して、係合突起54cと係合突起70aが係り合ったときに、後端スライド筒54の係合片54bが漸次内径方向に変位することで、係合突起54cが係合突起70aを通過することが可能である一方で、一旦、通過すると、係合突起70aが係合突起54cに係止するために、後端スライド筒54の前進は規制されるようになっている。
介在手段72は、筆記芯送り出し手段30とスライド手段50との間に設けられる。介在手段72は、具体的には図10に示すように、筆記芯が挿通可能となった管状の部材からなり、その後端部が筆記芯送り出し手段30の突出し部材38に固着され、その先端部がスライド手段50の後端スライド筒54の芯挿通孔54a内を摺動可能に挿通して、スライド手段50の作動空間58内に挿入されており、介在手段72の先端には外径方向に突出した干渉突起72aが形成される。干渉突起72aは、作動空間58内を移動することができるものの、後端スライド筒54の芯挿通孔54aを挿通することはできず、後端スライド筒54の先端面に前方から干渉可能となっている。
図11は、シャープペンシルの収納状態を表しており、この状態においては、スライド手段50が完全に軸筒10内に退没しており、スライド手段50の後端スライド筒54の後部が、筆記芯送り出し手段30のスライド収納筒36内に挿入されて、後端スライド筒54の凹部54dがスライド収納筒36の凸部36bに嵌合している。従って、筆記芯送り出し手段30とスライド手段50は一体的に連結されている。
筆記芯収納手段20のストッパ24の先端面と筆記芯送り出し手段30のチャック342の環状突起342bとの間のクリアランス:S2
筆記芯収納手段20のストッパ24の突起24aと筆記芯送り出し手段30の送り出し筒320のスリット320bの先端面との間のクリアランス:S3
筆記芯送り出し手段30の送り出し筒320の突起320aと軸筒10の継手筒14の前摺動溝14cの後端面との間のクリアランス:S4
筆記芯送り出し手段30のチャック342の先端面と突出し部材38の後端面との間のクリアランス:S5
スライド収納筒36の先端面とスライド前進規制手段70の係合突起70aの後端面との間のクリアランス:S6
ここで、S2<S3である。また、S3−S2>S5である。
図11に示す収納状態から筆記芯収納手段20の後端部をノックすると、軸筒10に対して筆記芯収納手段20が前進する。このとき、ストッパ24の突起24aと送り出し筒320のスリット320bの幅狭部320cとの摩擦力によって、筆記芯送り出し手段30が筆記芯収納手段20と一体的に前進し、且つ、筆記芯送り出し手段に一体的に連結されたスライド手段50も、一緒に前進する。
通常のシャープペンシルのように、図3に示す状態から、後端ノックを行い、第1付勢手段60の付勢力に抗して軸筒10に対して筆記芯収納手段20を前進させると、ストッパ24の突起24aと、送り出し筒320のスリット320bの幅狭部320cとの摩擦力によって、筆記芯送り出し手段30及び筆記芯が全体的に前進する。クリアランスS8分、前進すると、スライド収納筒36がスライド手段50の後端スライド筒54の後端面に当接し、スライド収納筒36と一体の送り出し筒320の前進が規制される。その後、筆記芯収納手段20だけが前進するようになり、クリアランスS2分移動すると、ストッパ24の先端面がチャック342の環状突起342bに当接するので、チャック342が送り出し筒320に対して前進されて、筆記芯への締付が解除され、ノック力が解除された後、筆記芯送り出し手段30は後退して元の状態に戻る。しかしながら、筆記芯は、スライド手段50のパッキン56の摩擦力により後退せずに、その位置でとどまる。この結果として、筆記芯送り出し手段30がスライド手段50に対して相対移動したクリアランスS8分、筆記芯の送り出しが行われる。
図3に示すように筆記芯がスライド手段50から突出した状態で筆記を行っているときに、筆記芯の送り出しを行いたい場合には、筆記芯を筆記面に対してノックすることで、先端ノックを行う。
図3に示す状態から筆記を続けていき、筆記芯が先端スライド筒52の先端と面一になり、筆記面に先端スライド筒52の先端が当たるようになると、先端スライド筒52は、図16に示すように、第2付勢手段62を圧縮させつつ、第2付勢手段62の付勢力に抗して後退することができる。この状態で筆記を中断するべく筆記面からシャープペンシルを離すと、第2付勢手段62の付勢力により、スライド手段50が前進されるが、このときに、第2付勢手段62の付勢力及びスライド手段50のパッキン56による摩擦力は、チャックスプリング348の付勢力よりも強いため、筆記芯が送り出し機構32から送り出される。
16a 先端開口
30 筆記芯送り出し手段
50 スライド手段
52 先端スライド筒(先端スライド部材)
54 後端スライド筒(後端スライド部材)
60 第1付勢手段
62 第2付勢手段
70 スライド前進規制手段
72 介在手段
72a 干渉突起
Claims (5)
- 先端部に先端開口を有する軸筒と、
軸筒内に摺動可能に配置され、筆記芯の前進は許容するが後退は阻止する筆記芯送り出し手段と、
軸筒内における筆記芯送り出し手段よりも先端側の位置に配置され、軸筒の先端開口から一部が出没するように軸筒に対して摺動可能であり、その内部を挿通する筆記芯に対して摩擦力を付与するスライド手段と、
軸筒内に設けられ、スライド手段が所定量以上の後退をしたときにスライド手段に係止してその前進を規制するスライド前進規制手段と、
筆記芯送り出し手段を常時前方へと付勢する第1付勢手段と、
スライド手段を常時前方へと付勢する第2付勢手段と、
筆記芯送り出し手段とスライド手段との間に設けられて、筆記芯送り出し手段の後退時にスライド手段を後方へ移動可能である介在手段と、
を備え、
筆記芯がスライド手段から突出している状態で、筆記芯をノックする先端ノックがなされると、筆記芯を通じて筆記芯送り出し手段が後退し、介在手段を介して筆記芯送り出し手段がスライド手段を所定量に後退させて、スライド前進規制手段がスライド手段に係止してその前進を規制することが可能であり、この状態で、先端ノックのノック力を解除すると、第1付勢手段によって、筆記芯送り出し手段が前進して、スライド手段に対して筆記芯の送り出しをすることができ、
前記介在手段は、筆記芯が挿通可能な管状に形成され、前記スライド手段の少なくとも一部を挿通することを特徴とするシャープペンシル。 - 先端部に先端開口を有する軸筒と、
軸筒内に摺動可能に配置され、筆記芯の前進は許容するが後退は阻止する筆記芯送り出し手段と、
軸筒内における筆記芯送り出し手段よりも先端側の位置に配置され、軸筒の先端開口から一部が出没するように軸筒に対して摺動可能であり、その内部を挿通する筆記芯に対して摩擦力を付与するスライド手段と、
軸筒内に設けられ、スライド手段が所定量以上の後退をしたときにスライド手段に係止してその前進を規制するスライド前進規制手段と、
筆記芯送り出し手段を常時前方へと付勢する第1付勢手段と、
スライド手段を常時前方へと付勢する第2付勢手段と、
筆記芯送り出し手段とスライド手段との間に設けられて、筆記芯送り出し手段の後退時にスライド手段を後方へ移動可能である介在手段と、
を備え、
筆記芯がスライド手段から突出している状態で、筆記芯をノックする先端ノックがなされると、筆記芯を通じて筆記芯送り出し手段が後退し、介在手段を介して筆記芯送り出し手段がスライド手段を所定量に後退させて、スライド前進規制手段がスライド手段に係止してその前進を規制することが可能であり、この状態で、先端ノックのノック力を解除すると、第1付勢手段によって、筆記芯送り出し手段が前進して、スライド手段に対して筆記芯の送り出しをすることができ、
前記スライド手段は、前記軸筒の先端開口から出没可能な先端スライド部材と、前記先端スライド部材の後端に固定された後端スライド部材と、を含み、前記介在手段の先端部は、後端スライド部材を挿通して前記先端スライド部材と前記後端スライド部材とに囲まれた空間内に位置することを特徴とするシャープペンシル。 - 前記介在手段は、前記筆記芯送り出し手段の後退時に前記スライド手段を後方へ牽引することを特徴とする請求項1または請求項2記載のシャープペンシル。
- 前記介在手段は、その後端部が前記筆記芯送り出し手段に固着され、その先端部が前記スライド手段に対して所定の範囲で摺動可能であることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のシャープペンシル。
- 前記介在手段の先端部には、前記スライド手段の所定位置に対して前方から干渉する干渉部が設けられることを特徴とする請求項4記載のシャープペンシル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013091732A JP6173760B2 (ja) | 2013-04-24 | 2013-04-24 | シャープペンシル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013091732A JP6173760B2 (ja) | 2013-04-24 | 2013-04-24 | シャープペンシル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014213509A JP2014213509A (ja) | 2014-11-17 |
JP6173760B2 true JP6173760B2 (ja) | 2017-08-02 |
Family
ID=51939746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013091732A Active JP6173760B2 (ja) | 2013-04-24 | 2013-04-24 | シャープペンシル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6173760B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7470767B1 (ja) | 2022-11-18 | 2024-04-18 | 三菱鉛筆株式会社 | ノック式筆記具 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6114460Y2 (ja) * | 1981-04-14 | 1986-05-06 | ||
JPH0445917Y2 (ja) * | 1985-10-29 | 1992-10-28 | ||
JPS63260493A (ja) * | 1987-04-17 | 1988-10-27 | 株式会社 寿 | シヤ−プペンシル |
-
2013
- 2013-04-24 JP JP2013091732A patent/JP6173760B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014213509A (ja) | 2014-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4705428B2 (ja) | 自動式シャープペンシル及びその組立方法 | |
KR102572065B1 (ko) | 샤프펜슬 유닛 및 그 샤프펜슬 유닛을 구비한 필기구 | |
JP4676830B2 (ja) | 筆記具 | |
JP6236365B2 (ja) | 鉛芯繰出し機構及びシャープペンシル | |
TW201529357A (zh) | 書寫工具 | |
JP6173760B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP2017007263A (ja) | 消しゴム付き筆記具 | |
JP6670136B2 (ja) | シャープペンシルユニット及び該シャープペンシルユニットを具備した出没式筆記具 | |
CN114714794B (zh) | 自动铅笔 | |
JP6080898B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP4643426B2 (ja) | 伸縮式筆記具 | |
JP5412144B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP6806794B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP7218849B2 (ja) | 芯折れ防止機構付き筆記具 | |
CN108698433B (zh) | 活心铅笔 | |
JP2017030247A (ja) | 複式筆記具 | |
JP5671913B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP6670137B2 (ja) | シャープペンシルユニット及び該シャープペンシルユニットを具備した出没式筆記具 | |
JP6356532B2 (ja) | 筆記具 | |
JP6716476B2 (ja) | シャープペンシルユニット及び該シャープペンシルユニットを具備した筆記具 | |
JP5216474B2 (ja) | 多芯筆記具 | |
JP6409388B2 (ja) | シャープペンシル | |
JP2017030246A (ja) | 複式筆記具 | |
TW201914839A (zh) | 自動鉛筆 | |
JP5022280B2 (ja) | 筆記具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20141203 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160408 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170412 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170418 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170605 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170704 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170705 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6173760 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |