JPH05248242A - 作業車のエンジン冷却部 - Google Patents

作業車のエンジン冷却部

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Publication number
JPH05248242A
JPH05248242A JP5110492A JP5110492A JPH05248242A JP H05248242 A JPH05248242 A JP H05248242A JP 5110492 A JP5110492 A JP 5110492A JP 5110492 A JP5110492 A JP 5110492A JP H05248242 A JPH05248242 A JP H05248242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
radiator
centrifugal fan
ejector
condition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5110492A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Ishida
榮一 石田
Seiichi Nakanishi
清一 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP5110492A priority Critical patent/JPH05248242A/ja
Publication of JPH05248242A publication Critical patent/JPH05248242A/ja
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン2とエンジン冷却用ラジエータ3と
の間に、ラジエータ3に冷却用空気を吸入するための
ファン4を、その回転円盤4aがラジエータ3に対向
する状態で設けた作業車において、エンジン2と遠心
ァン4との間からの排気を良くするための構成を、製作
コストを大幅に低減できるものにする。 【構成】 遠心ファン4の送風力により吸引力を発生す
るエゼクター8を、その吸入口がエンジン2と遠心ファ
ン4との間に臨む状態で設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタ等の作業車に
装備したエンジン冷却部に係り、特にはエンジンとエン
ジン冷却用ラジエータとの間に、ラジエータに冷却用空
気を吸入するためのラジアルフローファンを、その回転
円盤がラジエータに対向する状態で設けたエンジン冷却
部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記作業車のエンジン冷却部とし
ては、特開昭63−173724号公報に示されるよう
に、ラジアルフローファンの回転円盤の背面に多数の補
助羽根を付加して、その補助羽根でエンジンとラジアル
フローファンとの間から熱気を吸い出して回転円盤の回
転半径方向に吹き出すように構成して、エンジンとラジ
アルフローファンとの間からの排気を良くし、エンジン
冷却性能の向上を図ったものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、回転円盤にそ
の回転半径方向に送風するための多数の複雑な形状の補
助羽根を付加する改造はかなりコストが高くなり、経済
性の面から改良の余地があった。本発明の目的は、エン
ジンとラジアルフローファンとの間からの排気を良くす
るための構成を、製作コストを大幅に低減できるものに
改良する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、エ
ンジンとエンジン冷却用ラジエータとの間に、ラジエー
タに冷却用空気を吸入するためのラジアルフローファン
を、その回転円盤がラジエータに対向する状態で設けた
作業車において、ラジアルフローファンの送風力により
吸引力を発生するエゼクターを、その吸入口がエンジン
とラジアルフローファンとの間に臨む状態で設けたこと
にある。
【0005】
【作用】つまり、ラジアルフローファンの送風力を利用
したエゼクターの吸引力でラジアルフローファンとエン
ジンの間から熱気を強制的に排出でき、エンジン前部の
冷却性能を十分に向上できる。そして、構成的には、ラ
ジアルフローファンの回転円盤の背面近くに、吸入口と
なる開口を有する板体を、ラジアルフローファンの送風
力で開口に吸引力が作用する状態で付加するだけでよ
い。すなわち、単純な形状の板体を付加するだけでよい
から、前述の従来技術に比較して、改造に要する経費を
大幅に低減できるものとなる。
【0006】
【発明の効果】その結果、改造のコスト負担を十分に軽
減しながら、エンジン冷却性能において一段と優れた作
業車を提供できるようになった。
【0007】
【実施例】図1及び図2に示すように、農用トラクタの
前部に設けたボンネット1の内部に、水冷式エンジン2
をクランク軸が前後に向く状態で設けるとともに、エン
ジン冷却用ラジエータ3をエンジン2の前方に位置する
状態で設け、ラジエータ3に冷却用空気を吸入するため
のラジアルフローファン4を、その回転円盤4aがラジ
エータ3に対向する状態でエンジン2とラジエータ3の
間に設け、回転円盤4aのラジエータ3側の面に多数の
羽根4bを並設し、エンジン2とラジアルフローファン
4をファンベルト5で連動させ、ラジエータ3内の水を
強制空冷できるように構成してある。ラジエータ3とラ
ジアルフローファン4の間にシュラウド6を設けて、ラ
ジエータ3に対する冷却用空気吸入を効率良く行えるよ
うに構成し、そして、回転円盤4aの背面側に環状のシ
ュラウド7を、その外周縁部が回転円盤4aの周縁部の
外側に位置する状態で、内周縁部が回転円盤4aの周縁
部の内側に位置する状態で、かつ、回転円盤4aとの間
に吸入路が形成される状態で設けて、ラジアルフローフ
ァン4の送風力により吸引力を発生するエゼクター8
を、その吸入口がエンジン2とラジアルフローファン4
との間に臨む状態で形成し、ラジアルフローファン4と
エンジン2との間から熱気を強制的に排出して、エンジ
ン2前部の冷却性能を向上できるように構成してある。
【0008】図3に示すように、ラジアルフローファン
4の前後のシュラウド6,7と上下のシュラウド9,1
0によって、ラジアルフローファン4からの熱気をボン
ネット1の左右両側壁部に形成した排気口11に導く排
気路を形成し、ボンネット1内からの排気が効率良く行
われるように、かつ、排気が車体後部の運転者に及ばな
いように構成してある。
【0009】〔別実施例〕エゼクター8の吸入口を形成
するに、ラジアルフローファン4の背面側に設けたシュ
ラウド7に複数の小さな穴、あるいは、回転円盤4aよ
り少し大きい一個の開口を形成してもよい。ラジアルフ
ローファン4を形成するに、図4に示すように、回転円
盤4aを中央部分Xと前後の外側部分Y,Zとに三分割
構成して、ラジアルフローファン4によってラジエータ
3側からとエンジン2側からの両方から吸気できるよう
に構成してもよい。本発明はトラクタ以外の農機、建
機、土工機などの各種作業車に適用できる。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタ前部の一部切り欠き側面図
【図2】トラクタ前部の一部切り欠き平面図
【図3】排気部の斜視図
【図4】別実施例の要部図
【符号の説明】
2 エンジン 3 ラジエータ 4 ラジアルフローファン 4a 回転円盤 8 エゼクター
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年7月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 作業車のエンジン冷却部
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラクタ等の作業車に
装備したエンジン冷却部に係り、特にはエンジンとエン
ジン冷却用ラジエータとの間に、ラジエータに冷却用空
気を吸入するための遠心ファンを、その回転円盤がラジ
エータに対向する状態で設けたエンジン冷却部に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、上記作業車のエンジン冷却部とし
ては、特開昭63−173724号公報に示されるよう
に、遠心ファンの回転円盤の背面に多数の補助羽根を付
加して、その補助羽根でエンジンと遠心ファンとの間か
ら熱気を吸い出して回転円盤の回転半径方向に吹き出す
ように構成して、エンジンと遠心ファンとの間からの排
気を良くし、エンジン冷却性能の向上を図ったものが知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、回転円盤にそ
の回転半径方向に送風するための多数の複雑な形状の補
助羽根を付加する改造はかなりコストが高くなり、経済
性の面から改良の余地があった。本発明の目的は、エン
ジンと遠心ファンとの間からの排気を良くするための構
成を、製作コストを大幅に低減できるものに改良する点
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、エ
ンジンとエンジン冷却用ラジエータとの間に、ラジエー
タに冷却用空気を吸入するための遠心ファンを、その回
転円盤がラジエータに対向する状態で設けた作業車にお
いて、遠心ファンの送風力により吸引力を発生するエゼ
クターを、その吸入口がエンジンと遠心ファンとの間に
臨む状態で設けたことにある。
【0005】
【作用】つまり、遠心ファンの送風力を利用したエゼク
ターの吸引力で遠心ファンとエンジンの間から熱気を強
制的に排出でき、エンジン前部の冷却性能を十分に向上
できる。そして、構成的には、遠心ファンの回転円盤の
背面近くに、吸入口となる開口を有する板体を、遠心
ァンの送風力で開口に吸引力が作用する状態で付加する
だけでよい。すなわち、単純な形状の板体を付加するだ
けでよいから、前述の従来技術に比較して、改造に要す
る経費を大幅に低減できるものとなる。
【0006】
【発明の効果】その結果、改造のコスト負担を十分に軽
減しながら、エンジン冷却性能において一段と優れた作
業車を提供できるようになった。
【0007】
【実施例】図1及び図2に示すように、農用トラクタの
前部に設けたボンネット1の内部に、水冷式エンジン2
をクランク軸が前後に向く状態で設けるとともに、エン
ジン冷却用ラジエータ3をエンジン2の前方に位置する
状態で設け、ラジエータ3に冷却用空気を吸入するため
遠心ファン4を、その回転円盤4aがラジエータ3に
対向する状態でエンジン2とラジエータ3の間に設け、
回転円盤4aのラジエータ3側の面に多数の羽根4bを
並設し、エンジン2と遠心ファン4をファンベルト5で
連動させ、ラジエータ3内の水を強制空冷できるように
構成してある。ラジエータ3と遠心ファン4の間にシュ
ラウド6を設けて、ラジエータ3に対する冷却用空気吸
入を効率良く行えるように構成し、そして、回転円盤4
aの背面側に環状のシュラウド7を、その外周縁部が回
転円盤4aの周縁部の外側に位置する状態で、内周縁部
が回転円盤4aの周縁部の内側に位置する状態で、か
つ、回転円盤4aとの間に吸入路が形成される状態で設
けて、遠心ファン4の送風力により吸引力を発生するエ
ゼクター8を、その吸入口がエンジン2と遠心ファン4
との間に臨む状態で形成し、遠心ファン4とエンジン2
との間から熱気を強制的に排出して、エンジン2前部の
冷却性能を向上できるように構成してある。
【0008】図3に示すように、遠心ファン4の前後の
シュラウド6,7と上下のシュラウド9,10によっ
て、遠心ファン4からの熱気をボンネット1の左右両側
壁部に形成した排気口11に導く排気路を形成し、ボン
ネット1内からの排気が効率良く行われるように、か
つ、排気が車体後部の運転者に及ばないように構成して
ある。
【0009】〔別実施例〕エゼクター8の吸入口を形成
するに、遠心ファン4の背面側に設けたシュラウド7に
複数の小さな穴、あるいは、回転円盤4aより少し大き
い一個の開口を形成してもよい。遠心ファン4を形成す
るに、図4に示すように、回転円盤4aを中央部分Xと
前後の外側部分Y,Zとに三分割構成して、遠心ファン
4によってラジエータ3側からとエンジン2側からの両
方から吸気できるように構成してもよい。本発明はトラ
クタ以外の農機、建機、土工機などの各種作業車に適用
できる。
【0010】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】トラクタ前部の一部切り欠き側面図
【図2】トラクタ前部の一部切り欠き平面図
【図3】排気部の斜視図
【図4】別実施例の要部図
【符号の説明】 2 エンジン 3 ラジエータ 4 遠心ファン 4a 回転円盤 8 エゼクター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン(2)とエンジン冷却用ラジエ
    ータ(3)との間に、前記ラジエータ(3)に冷却用空
    気を吸入するためのラジアルフローファン(4)を、そ
    の回転円盤(4a)が前記ラジエータ(3)に対向する
    状態で設けた作業車において、前記ラジアルフローファ
    ン(4)の送風力により吸引力を発生するエゼクター
    (8)を、その吸入口が前記エンジン(2)と前記ラジ
    アルフローファン(4)との間に臨む状態で設けてある
    作業車のエンジン冷却部。
JP5110492A 1992-03-10 1992-03-10 作業車のエンジン冷却部 Pending JPH05248242A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5110492A JPH05248242A (ja) 1992-03-10 1992-03-10 作業車のエンジン冷却部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5110492A JPH05248242A (ja) 1992-03-10 1992-03-10 作業車のエンジン冷却部

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05248242A true JPH05248242A (ja) 1993-09-24

Family

ID=12877505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5110492A Pending JPH05248242A (ja) 1992-03-10 1992-03-10 作業車のエンジン冷却部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05248242A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5839397A (en) * 1995-10-19 1998-11-24 Hitachi Construction Machinery Co. Ltd. Engine cooling system and construction machine
EP1582715A1 (en) * 2004-04-02 2005-10-05 Deere & Company Vehicle Cooling Package

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5839397A (en) * 1995-10-19 1998-11-24 Hitachi Construction Machinery Co. Ltd. Engine cooling system and construction machine
EP1582715A1 (en) * 2004-04-02 2005-10-05 Deere & Company Vehicle Cooling Package

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