JPH0524727U - 建物のパネル取付構造 - Google Patents

建物のパネル取付構造

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JPH0524727U
JPH0524727U JP1895691U JP1895691U JPH0524727U JP H0524727 U JPH0524727 U JP H0524727U JP 1895691 U JP1895691 U JP 1895691U JP 1895691 U JP1895691 U JP 1895691U JP H0524727 U JPH0524727 U JP H0524727U
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JP
Japan
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panel
holding member
fitted
eye
mounting structure
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Application number
JP1895691U
Other languages
English (en)
Inventor
安 村瀬
Original Assignee
株式会社日本アルミ
日本アルミニウム建材株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 パネル13の屋内14側に臨む表面15の上
部16および下部17に取付け部材20,21をそれぞ
れ固着し、パネル13の下部17は無目材10上に支持
ブロック24を介して支持し、取付け部材20,21に
保持部材11を嵌め込み、無目材10に保持部材11を
固定する。 【効果】 パネルから屋外側に露出して横方向の部材を
設ける必要がなくなり、外観上、上下に境界線のない状
態でパネルを取付けることができ、美観の向上が図られ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建物の外壁に使用するガラスパネルを無目材に取付け、外観が鏡面 状で壁面を平滑にできる建物のパネル取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は、典型的な先行技術の正面図である。従来から、建物において、ガラス パネル1を取付けるために、鉛直方向(図5の上下方向)に間隔をあけて相互に 平行に配置される横枠材2と、水平方向(図5の左右方向)に間隔をあけて相互 に平行に配置される竪枠材3とによって、前記パネル1の周縁部を挟んだ状態で 、保持するように構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような先行技術では、横枠材2と竪枠材3とによってパネル1を挟持する ために、構造上、横枠材2および竪枠材3はパネル1から外部に露出しており、 したがって外観上、格子状の模様が形成されてしまい、外観を自由に変化させる ことができず、意匠性が制限されるという問題を有する。
【0004】 したがって本考案の目的は、構造上の強度を低下させることなしにパネルを保 持し、美観の向上を図ることができるようにした建物のパネル取付構造を提供す ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、パネルの上部および下部の屋内側に臨む表面に、前記パネルの幅方 向長さにほぼ等しい長さを有する略U字状の取付け部材を構造用シール材によっ てそれぞれ固着し、 前記パネルの下部を、無目材の屋外側に突出する板状の外向き突部上に支持ブ ロックを介して支持し、 前記取付け部材にパネルの幅方向長さにほぼ等しい長さを有する保持部材を嵌 め込んで、その保持部材を前記無目材に屋内側から固定することを特徴とする建 物のパネル取付構造である。
【0006】
【作用】
本考案に従えば、パネルの上部および下部の屋内側に臨む表面に取付け部材が 構造用シール材を用いて予めそれぞれ固着される。前記取付け部材が固着された パネルの下部は、無目材上に支持ブロックを介して支持され、取付け部材に保持 部材を嵌め込んでその保持部材を無目材に屋内側から固定し、その後、保持部材 にカバー体を嵌着して、パネルが無目材に取付けられる。前記パネルの上部およ び下部には、屋内側に臨む表面で取付け部材が固着されているので、そのパネル を保持するためにパネルから屋外側へ突出する部材を設ける必要がなくなり、外 見上、上下に境界線のない外観を得ることができる。
【0007】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例の鉛直断面図である。建物の上下に間隔をあけてほ ぼ水平に延びる一対の無目材10には、大略的にL字状のパネル13の幅方向( 図1の紙面に垂直方向)長さにほぼ等しい長さを有する長手保持部材11がビス 12によって固定される。また前記一対の無目材10間に配置されるガラスなど から成るパネル13の屋内14側に臨む表面15には、そのパネル13の上部1 6および下部17近傍にいわゆるストラクチュアルシーリングと呼ばれる構造用 シール材18,19によって、前記保持部材11とほぼ等しい長さを有する大略 的にU字状の取付け部材20,21が工場などにおいて相互に対向して固着され る。パネル13の下部17は、前記無目材10の屋外22側に突出する板状の外 向き突部23上に支持された支持ブロック24上に載置されており、これによっ てパネル13が上下一対の無目材10の外向き突部23間のほぼ上下方向中央位 置に位置決めされる。
【0008】 図2は、パネル13の上部16付近を拡大して示す断面図である。前記パネル 13の上部16の上方に臨む端面には、いわゆるウェザーシールと呼ばれるシー ル材25が充填される。このシール材25は、前記シール材18,19に比べて 接着強度が弱く、パネル13を支持する程度の強度は有していない。これに対し て前記シール材18,19は、たとえばシリコンシール材が用いられ、パネル1 3の自重および地震時の水平方向および鉛直方向の荷重に対して十分耐え得る強 度を有する。
【0009】 前記取付け部材20は、保持部材11の上方に突出する嵌合片27が嵌り込む 嵌合溝28を有し、嵌合片27が嵌合溝28に嵌り込んだ状態において、嵌合片 27の遊端部は嵌合溝28の上面29から間隔tをあけて離間している。このよ うな隙間tを利用して、パネル13をやり送りで嵌め込むことができる。また前 記保持部材11には、前記ビス12が挿通する長孔30が図2の左右方向に長く 延びて形成されており、このビス12を緩めた状態において保持部材11を水平 方向に変位させることができ、これによってパネル13の角度を調整することが できる。保持部材11には、前記ビス12および長孔30を覆ってカバー体31 が嵌着される。
【0010】 図3は、図1の切断面線III−IIIから見た水平断面図である。ほぼ鉛直 方向に平行に延びる方立33には押縁35がビス止めされ、押縁35にはビス3 6によって飾り方立37が取付けられる。パネル13の縦方向両端辺は、ウェザ ーシール材40によってそれぞれ挟着されている。
【0011】 このようにして取付けられたパネル13を外部22側から視認すると、飾り方 立37が鉛直方向に平行な線となって見え、外見上無目材10の外向き突部23 はほとんど目立たない。このようにして縦方向の線だけを強調して外観上の意匠 性の自由度を大きくすることができる。
【0012】 本考案の他の実施例として、図4に示されるように、パネル13の下部17に 取付けられる取付け部材21を下方に臨んで嵌合溝28が開口するように設ける ようにしてもよく、この場合にはパネル13を上から下へ移動させることによっ て一度に各取付け部材20,21の嵌合溝28内に嵌合片27を嵌合させること ができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案によれば、パネルの上部および下部の屋内側に臨む表面において予め取 付け部材を固着し、この取付け部材に保持部材を嵌め込んでパネルを無目材に取 付けるようにしたので、そのパネルの屋外側への変位を阻止するための構成が不 必要となり、これによってパネルから屋外側に臨んで露出する部材を可及的に少 なくして、外見上、上下に境界線のない状態でパネルを支持することができ、美 観を向上することができる。
【0014】 またパネルの幅方向長さにほぼ等しい長さを有する取付け部材にほぼ同一長さ の保持部材を嵌め込むようにしたので、パネルの位置決め調整をいわゆるピース ものを用いる場合などに比べて容易に行うことができ、一般に高所で行われるパ メルの取付け作業を容易かつ迅速に行うことができるようになる。さらにパネル の左右は通常のシール材にて挟持され、立方材の溝に嵌合されているだけなので 、地震時におけるパネルの幅方向の変位を許容することができ、そのパネルにむ やみに大きな外力が作用しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の鉛直断面図である。
【図2】パネル13の上部16近傍を拡大して示す鉛直
断面図である。
【図3】図1の切断面線III−IIIから見た水平断
面図である。
【図4】本考案の他の実施例の鉛直断面図である。
【図5】典型的な先行技術の正面図である。
【符号の説明】
10 無目材 11 保持部材 13 パネル 14 屋内 15 表面 16 上部 17 下部 18,19 シール材 20,21 取付け部材 22 屋外

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルの上部および下部の屋内側に臨む
    表面に、前記パネルの幅方向長さにほぼ等しい長さを有
    する略U字状の取付け部材を構造用シール材によってそ
    れぞれ固着し、 前記パネルの下部を、無目材の屋外側に突出する板状の
    外向き突部上に支持ブロックを介して支持し、 前記取付け部材にパネルの幅方向長さにほぼ等しい長さ
    を有する保持部材を嵌め込んで、その保持部材を前記無
    目材に屋内側から固定することを特徴とする建物のパネ
    ル取付構造。
JP1895691U 1991-03-27 1991-03-27 建物のパネル取付構造 Pending JPH0524727U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60212547A (ja) * 1984-01-20 1985-10-24 ピ−ピ−ジ− インダストリ−ズ,インコ−ポレ−テツド ビルデング用カ−テンウオ−ル
JPS61173917A (ja) * 1985-01-30 1986-08-05 Idemitsu Petrochem Co Ltd 熱可塑性樹脂二軸延伸フィルムの製造方法および製造装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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