JPH0524538Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0524538Y2
JPH0524538Y2 JP1985001798U JP179885U JPH0524538Y2 JP H0524538 Y2 JPH0524538 Y2 JP H0524538Y2 JP 1985001798 U JP1985001798 U JP 1985001798U JP 179885 U JP179885 U JP 179885U JP H0524538 Y2 JPH0524538 Y2 JP H0524538Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
parts
layer
forming substance
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1985001798U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61118765U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985001798U priority Critical patent/JPH0524538Y2/ja
Publication of JPS61118765U publication Critical patent/JPS61118765U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0524538Y2 publication Critical patent/JPH0524538Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、直接加熱手段と赤外線エネルギーを
ヒートモードに変換して得られた熱を利用して発
色画像を形成させる記録体に関し、更に詳しくは
二種類の加熱手段を利用して二色の発色画像を形
成させる二色記録体に関する。
<従来の技術> 従来、発色剤と該発色剤と反応して該発色剤を
発色させる呈色剤を加熱により接触反応を起こさ
せ発色画像を得る感熱記録体が広く利用されてい
る。この様な感熱記録体を利用して、多色記録へ
の要請に対応して多数の多色感熱記録方式が提案
されいる。その代表的な例として、発色温度の異
なる発色剤と呈色剤を含む層を複数積層した多色
感熱記録体があるが、高温発色層も発色させなけ
ればならず、又、熱拡散により加熱部の囲りも発
色させてしまうので、両者の混色、色のにじみが
起こり鮮明な発色画像が得られない問題がある。
<考案が解決しようとする問題点> 本考案は上記の諸問題に鑑みてなされたもの
で、その目的はサーマルヘツド等の熱源と赤外線
の光源を利用して色調が互いに混色することもな
い二色記録画像が得られる二色記録体を提供する
ことにある。
<問題点を解決するための手段> 上記の目的を達成するために、鋭意検討した結
果、本考案は支持体上に常温で無色または淡色の
発色性物質と赤外線吸収剤とを含有する層、該発
色性物質と熱時反応して発色させる呈色剤を含有
する層、及び該呈色剤と反応して前記発色性物質
と異なる色に発色する他の発色性物質を含有する
層を順次積層した二色記録体を完成するにいたつ
たものである。
本考案においては呈色剤を含有する層を相異な
る色に発色する発色性物質を含有する上下の層で
はさみ、その下側層に赤外線吸収剤を共存させる
ことにより、発色性物質を含有する上側層をサー
マルヘツド等による加熱エネルギーで、他方の下
側層を赤外線エネルギーを利用して加熱発色させ
る異なつたエネルギー源を利用すると共に、該呈
色剤含有層に熱拡散防止層の役割を行わせしめる
ところに特徴を有するものである。このような構
成にすることにより混色のない発色画像が得られ
る。
本考案を図により更に詳しく説明する。図には
支持体1に発色性物質2aと赤外線吸収剤3とを
含有する層4a、該発色性物質と熱時反応して発
色させる呈色剤5を含有する層6、及び呈色剤5
と反応して発色性物質2aとは異なる色に発色す
る発色性物質2bを含有する層4bを積層して成
る本考案の二色記録体の断面模型を示す。この記
録体にサーマルヘツド等による加熱7で層4bを
融解して呈色剤5と反応させて発色9aをさせる
一方、赤外線8で層4aを加熱融解して呈色剤5
と反応させて前記9aとは異なる色の発色9bを
行わしめる。
本考案における常温で無色または淡色の発色性
物質と呈色剤の組合せは特に限定されるものでは
なく、両者が熱時接触して発色反応を起こすよう
な組合せなしではいずれも使用可能であり、例え
は通常の感熱記録紙に使用される通称3Mタイプ
と呼ばれる有機酸金属塩と還元剤との組合せ、
NCRタイプと呼ばれるロイコ染料と酸性物質と
の組合せ、更にはジアゾニウム塩とカツプラーと
の組合せ等が使用出来る。これらのなかで、
NCRタイプのものが記録品質の面で優れている。
このNCRタイプの材料成分として、ロイコ材料
として具体的には、 3,6−ジエトキシフルオラン、3−ジメチルア
ミノ−6−メトキシフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−7−クロロフルオラン、3′,6′−ビス(ジ
エチルアミノ)スピロ(フタラン−1,9′−キサ
ンチン)、1,1−ビス(p−アミノフエニル)−
フタラン、N−フエニルロイコオーラミン、ベン
ゾイルロイコメチレンブルー、クリスタルバイオ
レツトラクトン、3−インドリノ−3−p−ジメ
チルアミノフエニル−6−ジメチルアミノフタリ
ド、3−ジエチルアミノ−5−メチル−7−t−
ブチルフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メ
チル−7−アニリノフルオラン、3−ジエチルア
ミノ−6−メチル−7p−ブチルアニリノフルオ
ラン、3−ジエチルアミノ−7−ジベンジルアミ
ノフルオラン、3−シクロヘキシルアミノ−6−
クロロフルオラン、3−ジエチルアミノ−6−メ
チル−7−キシリジノフルオラン、3−ピロリジ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
ピロリジノ−7−シクロヘキシルアミノフルオラ
ン、3−ピペリジノ−6−メチル−7−トルイジ
ノフルオラン、3−ピロリジノ−6−メチル−7
−(p−トルイジノ)フルオラン、3−ピペリジ
ノ−6−メチル−7−アニリノフルオラン、3−
N−メチルシクロヘキシルアミノ−6−メチル−
7−アニリノフルオラン、3−ジエチルアミノ−
7−(m−トリフルオロメチルアニリノ)フルオ
ラン、3−N,N−エチルイソアミルアミノ−6
−メチル−7−アリニノフルオランなどがある
が、これ等に限定されるものではない。
又、上記ロイコ染料と熱時反応して発色させる
酸性物質として、例えば 4−フエニルフエノール、4−t−ブチルフエノ
ール、4−ヒドロキシアセトフエノン、α−ナフ
トール、β−ナフトール、2,2′−ジヒドロキシ
ジフエニル、2,2′−メチレンビス(4−クロロ
フエノール)、2,2′−メチレンビス(4−メチ
ル−6−t−ブチルフエノール)、メチル−4−
ヒドロキシベンゾエート、4,4′−イソプロピリ
デンビス(2−メチルフエノール)、4,4′−エ
チレンビス(2−メチルフエノール)、1,1′−
ビス(4−ヒドロキシフエニル)−シクロヘキサ
ン、4,4′−イソプロピリデンジフエノール、
4,4′−シクロヘキシリデンビス(2−イソプロ
ピルフエノール)、ノボラツク型フエノール樹脂、
3,5−ジ−α−メチルベンジルサルチル酸、4
−ヒドロキシ安息香酸エステル類などがあるが、
これらに限定されるものではない。
更に本考案に適した赤外線吸収剤の具体例とし
て、1,1′−ジエチル−6,6′−ジクロロ−4,
4′−キノトリカ−ボシアニンアイオダイド、1,
1′−ジエチル−4,4′−キノカ−ボシアニンアイ
オダイド、ビス(1−チオ−2−ナフトレート)
ニツケル−テトラブチルアンモニウム、フルフリ
ルアセテート、2−エチルヘキシルジフエニルフ
オスフエイト、トリフエニルフオスフエイト等の
有機化合物、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、炭
酸バリウム、炭酸亜鉛、硝酸カルシウム、リン酸
亜鉛、珪酸マグネシウム、珪酸亜鉛などの硫酸
塩、炭酸塩、硝酸塩、リン酸塩、珪酸塩等、更に
窒化ホウ素などの窒化合物、シリカ鉱物族、輝石
族、雲母族、水酸化マグネシウムなどの金属水酸
化物、酸化アルミニウムなどの金属酸化物などの
無機化合物が挙げられるが、これらに限られるも
のではない。
本考案において上記した基本成分の他に、必要
に応じて無機及び有機顔料、例えば、 水酸化アルミニウム、重質及び軽質炭酸カルシウ
ム、酸化チタン、硫酸バリウム、シリカゲル、活
性白土、タルク、クレー、サチンホワイト、カオ
リナイト、焼成カオリナイト、ケイソウ土、合成
カオリナイト、ポリオレフイン粒子、ポリスチレ
ン粒子、尿素−ホルマリン樹脂粒子等を、 又増感剤として、例えば、 ステアリン酸アマイド、パルミチン酸アマイド、
オレイン酸アマイド、ラウリン酸アマイド、エチ
レンビスステアロアマイド、メチレンビスステア
ロアマイド、メチロールステアロアマイド、パラ
フインワツクス、更には高級アルコール、高級樹
脂酸を添加しても良い。
更に、本考案においてはベンゾフエノン系、ベ
ンゾトリアゾール系、サルチル酸系の紫外線吸収
剤、ヒンダードフエノール、ヒンダードアミン化
合物等の酸化防止剤、遷移金属キレート化合物の
エネルギークエンチヤー等を添加して画像安定性
を向上させることも可能である。
本考案の前記諸成分を用いて支持体、例えば
紙、合成紙、樹脂フイルム、又はこれらの複合体
等の上に本考案の二色記録層を形成するための結
着剤、又、該二色記録体上に被膜層形成成膜剤と
して、水溶性又は非水溶性樹脂結着剤類が使える
が、水溶性樹脂類の方が好ましく使え、例えば、 カゼイン、ゼラチン、スチレン−無水マレイン酸
樹脂、ポリビニルアルコール、変性ポリビニルア
ルコール、ポリビニルピロリドン、でん粉、変性
でん粉、イソブチレン−無水マレイン酸樹脂、ジ
イソブチレン−無水マレイン酸樹脂、ポリアクリ
ルアマイド、変性ポリアクリルアマイド、メチル
ビニルエーテル、マレイン酸共重合体、カルボキ
シメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセル
ロース、ポリスチレン、アクリル酸エステル、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体等が単独又は混合
して使用される。更に必要に応じて硬化剤を添加
して、これらの結着剤を硬化させ耐水性、耐薬品
性を向上させても良い。
本考案の二色記録体において、発色性物質含有
層、呈色剤含有層の形成方法においては特に限定
されるものではなく、従来からの技術、例えばエ
アーナイフコーター、ブレードコーター、バーコ
ーター、ロールコーター、印刷等で支持体に塗
布、乾燥して行うことが出来る。又、これらの層
の塗布層又は厚みについて特に限定されるもので
はない。
本考案の記録用赤外線エネルギーとしては、波
長可変型炭酸ガスレーザー、一酸化炭素ガスレー
ザー、YAGレーザー、半導体レーザー等の赤外
赤外レーザーから適宜にレーザー光を選択して使
用することが出来る。
<実施例> 以下、本考案を実施例により更に詳細に説明す
るが、本考案の要旨をこえない限り以下の実施例
に制約されるものではない。以下、部は重量部を
表わし、PVA液は10%ポリビニルアルコール水
溶液を表わす。下記の処方からなる混合物を各々
ボールミルで1日粉砕、分散して以下に示す各液
を調製した。
A−1液 3−N−メチルシクロヘキシルアミノ 6−メチル−7−アニリノフルオラン 40部 PVA液 40部 水 20部 A−2液 3−ジエチルアミノ−7−クロロフルオラン
40部 PVA液 40部 水 20部 B 液 ベンジル−4−ヒドロキシベンゾエート 40部 PVA液 40部 水 20部 C 液 ステアリン酸アマイド 40部 PVA液 40部 水 20部 D 液 硫酸バリウム 40部 PVA液 40部 水 20部 E 液 珪酸亜鉛 40部 PVA液 40部 水 20部 実施例 1 A−2液25部、E液75部、C液33部、PVA液
120部を混合した塗料を上質紙に乾燥塗布量3
g/m2となるように塗布、乾燥した後、B液133
部とPVA液120部との混合塗料を乾燥布量6g/
m2となるように塗布、乾燥後、更にA−1液25
部、C液33部、PVA液58部を混合した塗料を乾
燥塗布量3g/m2となるように塗布、乾燥して二
色記録体を得た。
フアクシミリ用感熱プリンターで黒発色画像を
得た後、出力0.8Wの炭酸ガスレーザーで10.6μm
の赤外線を走査速度1.5m/sで照射記録して赤
色発色像を得た。この黒発色部と赤発色部とには
全く混色は認められなかつた。
実施例 2 実施例1におけるE液をD液に変えた以外は全
く実施例1と同じ方法で二色記録体を得た。
前記と同様にして感熱プリンターで黒発色画像
を得た後、同じ炭酸ガスレーザーの波長を9.6μm
に設定して同条件で照射記録して赤発色画像を得
た。この黒と赤発色部には全く混色は認められな
かつた。
<考案の効果> 本考案の二色記録体は、発色性物質と赤外線吸
収剤とを同一層に存在せしめた層、該発色性物質
と熱時反応して発色させる呈色剤を含有する層、
及び該呈色剤と反応して前記発色性物質と異なる
色に発色する発色性物質を含有する層を順次積層
した構成にすることにより、サーマルヘツド等の
加熱手段と赤外線エネルギーを使用して混色のな
い二色記録を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る二色記録体の断面構造と記
録の説明を示す図である。 1……支持体、2a,2b……各々異なる色に
発色する発色性物質、3……赤外線吸収剤、4
a,4b……発色性物質含有層、5……発色性物
質2a,2bの呈色剤、6……呈色剤含有層、7
……加熱、8……赤外線、9a,9b……各々異
なつた発色部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 支持体上に常温で無色または淡色の発色性物質
    と赤外線吸収剤とを含有する層、該発色性物質と
    熱時反応して発色させる呈色剤を含有する層、及
    び該呈色剤と反応して前記発色性物質と異なる色
    に発色する他の発色性物質を含有する層を順次積
    層したことを特徴とする二色記録体。
JP1985001798U 1985-01-12 1985-01-12 Expired - Lifetime JPH0524538Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985001798U JPH0524538Y2 (ja) 1985-01-12 1985-01-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985001798U JPH0524538Y2 (ja) 1985-01-12 1985-01-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61118765U JPS61118765U (ja) 1986-07-26
JPH0524538Y2 true JPH0524538Y2 (ja) 1993-06-22

Family

ID=30474871

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985001798U Expired - Lifetime JPH0524538Y2 (ja) 1985-01-12 1985-01-12

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0524538Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6821489B2 (ja) * 2017-03-30 2021-01-27 トッパン・フォームズ株式会社 多色レーザマーキングシートの製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55133991A (en) * 1979-04-05 1980-10-18 Ricoh Co Ltd Two-color developing thermosensitive recording paper
JPS5989192A (ja) * 1982-11-13 1984-05-23 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 多色記録体

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5129812Y2 (ja) * 1972-10-27 1976-07-27

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55133991A (en) * 1979-04-05 1980-10-18 Ricoh Co Ltd Two-color developing thermosensitive recording paper
JPS5989192A (ja) * 1982-11-13 1984-05-23 Kanzaki Paper Mfg Co Ltd 多色記録体

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61118765U (ja) 1986-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0145439B2 (ja)
JPH0524538Y2 (ja)
DE3329070C2 (ja)
JP2903250B2 (ja) 感熱記録材料
JPS61205182A (ja) 多色記録体
JPS60112487A (ja) 感熱記録シ−ト
JPS6347881Y2 (ja)
JPS5856890A (ja) 赤外レ−ザ−用感熱記録体
JPS621571A (ja) 感熱記録体
JPH0446238B2 (ja)
JP2511552B2 (ja) 感熱記録材料
JPS60234881A (ja) 二色感熱記録材料の印字方法
JPH0379195B2 (ja)
JPH0252636B2 (ja)
JPH0448110B2 (ja)
JPH079763A (ja) 可逆性感熱記録材料
JPH0550755A (ja) 感熱記録体
JPH02178083A (ja) 感熱記録体
JPH02239978A (ja) 感熱記録体
JPH09290570A (ja) 赤外レーザー用感熱記録材料
JPH02239979A (ja) 感熱記録体
JPH01272487A (ja) 多色感熱記録体
JPH04156380A (ja) 感熱記録材料
JPH08142515A (ja) 感熱記録材料
JPS60225784A (ja) 感熱記録材料