JPH05245376A - 一酸化炭素の変換のための酸化銅−酸化アルミニウム−酸化マグネシウム触媒 - Google Patents

一酸化炭素の変換のための酸化銅−酸化アルミニウム−酸化マグネシウム触媒

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JPH05245376A
JPH05245376A JP4342616A JP34261692A JPH05245376A JP H05245376 A JPH05245376 A JP H05245376A JP 4342616 A JP4342616 A JP 4342616A JP 34261692 A JP34261692 A JP 34261692A JP H05245376 A JPH05245376 A JP H05245376A
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carbon monoxide
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JP4342616A
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Michael Schneider
シュナイダー ミヒャエル
Karl Kochloefl
コッホレーフル カール
Gerhard Maletz
マレッツ ゲルハルト
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Sued Chemie AG
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    • B01J23/70Catalysts comprising metals or metal oxides or hydroxides, not provided for in group B01J21/00 of the iron group metals or copper
    • B01J23/72Copper
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
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    • C01B3/02Production of hydrogen or of gaseous mixtures containing a substantial proportion of hydrogen
    • C01B3/06Production of hydrogen or of gaseous mixtures containing a substantial proportion of hydrogen by reaction of inorganic compounds containing electro-positively bound hydrogen, e.g. water, acids, bases, ammonia, with inorganic reducing agents
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    • C10K3/00Modifying the chemical composition of combustible gases containing carbon monoxide to produce an improved fuel, e.g. one of different calorific value, which may be free from carbon monoxide
    • C10K3/02Modifying the chemical composition of combustible gases containing carbon monoxide to produce an improved fuel, e.g. one of different calorific value, which may be free from carbon monoxide by catalytic treatment
    • C10K3/04Modifying the chemical composition of combustible gases containing carbon monoxide to produce an improved fuel, e.g. one of different calorific value, which may be free from carbon monoxide by catalytic treatment reducing the carbon monoxide content, e.g. water-gas shift [WGS]
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一方では人間または環境に対し有害である成
分を含有せず、他方では入手しうる変換触媒よりもずっ
と高い熱安定性を有するCO変換法のための触媒を見出
すことである。 【構成】 還元活性化の前に式 Cu0.04-6AlMg0.1-10x [式中、x は式単位当りの電気的中性を維持するのに要
する酸素原子の個数を示す]に対応する化学組成を有
し、さらに反射高さの比として測定しd=0.244n
mにおけるスピネルCuAl2 4 およびMgAl2
4 とd=0.232nmにおける酸化銅とのx線回折ラ
イン間の強度比が約0.05〜約0.5である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は一酸化炭素の変換に有用
な触媒に向けられる。
【0002】
【従来の技術】合成ガスは工業化学の最も重要な供給原
料の1種である。これは、たとえばメタノールもしくは
オキシアルデヒドのような基礎的化学物質の合成、並び
に純粋水素の製造に使用される。
【0003】炭化水素の水蒸気リホーミングにより製造
される合成ガスは一般に、CO/H2 比に関しさらに使
用する要件を満たさない。したがって、CO含有量を水
蒸気での変換により減少させることが工業的慣例であ
る。
【0004】水蒸気による一酸化炭素の変換: はより低温度により促進され、反応は僅か発熱性であ
る。
【0005】より低温度はより完全な一酸化炭素変換を
促進するが、より高温度は高圧水蒸気を発生するのに充
分な温度レベルにおける反応熱の回収を可能にする。操
作の最大効率および経済性のため、多くのプラントは多
量の一酸化炭素変換および熱回収のための高温反応ユニ
ットを備えると共に、最終的な一酸化炭素変換のための
低温反応ユニットをも備える。
【0006】クロム促進の鉄触媒は一般に第1段階にて
約350℃より高い温度で使用されて、CO含有量を約
3〜4%まで低下させる[たとえばD.S.ニューソ
ム、キャタリスト・レビュー、第21巻(1980)、
第275頁参照]。文献[たとえばH.トプソーおよび
M.ブーダルト、ジャーナル・キャタリスト、第31巻
(1973)、第346頁参照]から知られるように、
酸化クロム促進剤は2種の機能を兼備する。これは第1
に触媒活性を増大するよう作用し、第2に熱安定化剤と
して作用する。すなわち、これはマグネタイト(すなわ
ち触媒の活性型)の熱安定性を増大させると共に、工業
用途の条件下で不当な急速な失活を防止する。
【0007】残念ながら特に六価型でクロムを使用する
場合、過少評価しえない出費が触媒の生産および後の取
扱いに際し作業安全性を確保するために必要となり、さ
らに相当な努力にも拘らず健康上の危害を完全に排除す
ることができない。さらに、使用済み触媒は最終的に人
間および環境に対し危害をもたらし、毒性廃棄物の規定
に関する許可を以て廃棄せねばならない。
【0008】特に純粋水素を製造する際、合成ガスのC
O含有量をさらに低下させる必要がある。この目的で、
生成物はずっと低い温度(したがってより好適な平衡)
における第2の変換段階に供給される。この変換段階の
標準的触媒はCu−Zn酸化物に基づいている。この種
の触媒は実際には環境上有害な成分を含まないが、約2
50℃未満の温度にその使用が実質的に制限されるよう
な極端に低い熱安定性を有するという主たる欠点を伴
う。
【0009】EP−B 0296734号公報は、酸化
銅と亜鉛および/またはマグネシウム化合物とに基づき
必要に応じ酸化アルミニウムと他の酸化物とを添加した
一酸化炭素の変換用触媒を記載している。触媒を製造す
るには、予備段階を最高200℃の温度まで加熱する。
このような条件下では、活性成分の熱安定化をもたらす
スピネル形成が生じない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、一方
では人間または環境に対し有害である成分を含有せず、
他方では入手しうる変換触媒よりもずっと高い熱安定性
を有するCO変換法のための触媒を見出すことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、一酸化炭素の
変換に有用な酸化銅−酸化アルミニウム−酸化マグネシ
ウム触媒に向けられる。
【0012】本発明の触媒は還元活性化の前に式 Cu0.04-6AlMg0.1-10x [式中、x は式単位当りの電気的中性を維持するのに要
する酸素原子の個数を示す]に対応する化学組成を有
し、反射高さの比として規定しd=0.244nmにお
けるスピネルCuAl2 4 およびMgAl2 4 とd
=0.232nmにおける酸化銅とのx線回折ライン間
の強度比が約0.05〜約0.5の範囲であることを特
徴とする。
【0013】本発明の触媒は、好ましくは一酸化炭素と
水とを150〜450℃の範囲の温度にて二酸化炭素と
水素まで変換する方法に使用される。
【0014】本発明の触媒は、触媒用途につき諸成分の
充分激しい配合を補償する任意の公知方法により作成す
ることができる。たとえば対応の酸化物、すなわち酸化
銅と酸化アルミニウムと酸化マグネシウムとを一緒に微
分散型で磨砕することができる。しかしながら、酸化物
まで変換しうる中間段階の熱処理により酸化物型を得る
のが好ましい。この種の熱処理は少なくとも約450
℃、好ましくは約550〜約650℃の温度で行なわれ
る。中間段階は、各触媒成分の同時的もしくは順次の沈
着により得られる。次いで、これら中間段階を熱処理に
より酸化物型まで変換し、次いで還元する。熱処理に際
し、スピネルCuAl2 4 およびMgAl2 4 が酸
化物から部分的に形成される。得られる結果が示すとこ
ろでは、未変換の酸化銅とスピネルとの間の均衡比が充
分な熱安定性に重要であると思われる。
【0015】沈着反応は、適する中間段階をその塩の溶
液から不溶性沈着物として酸化物への熱変換のため分離
する好適製造法である。全ての可溶性塩、たとえばハロ
ゲン化物、硫酸塩もしくは硝酸塩が原料として適してい
る。アルカリ炭酸塩および(重)炭酸アンモニウムが沈
澱剤として使用するのに好適である。触媒中間段階は好
ましくは酸化物への変換前に水酸化物型、ヒドロキシ炭
酸塩型もしくは炭酸塩型である。
【0016】特に好適な具体例はたとえばアンモニアに
よる水酸化マグネシウム沈殿物の別途の沈澱を含み、次
いでこれを銅およびアルミニウム含有の中間段階と混合
し、次いで熱処理すると共に還元する。
【0017】熱処理または焼成は静的条件下(たとえば
トレーファーネス)或いは動的条件下(たとえばロータ
リーキルン)で行なうことができる。温度および滞留時
間は個々の場合につき決定される。焼成パラメータを選
択する基準は、d=0.244nmにおけるスピネルC
uAl2 4 およびMgAl2 4 とd=0.232n
mにおける酸化銅とのx線回折ライン間の強度比であ
り、これは約0.05〜約0.5の範囲である。最小焼
成温度は450℃である。
【0018】本発明による触媒の化学組成は、還元活性
化の前に式 Cu0.04-6AlMg0.1-10x [式中、x は式単位当りの電気的中性を維持するのに要
する酸素原子の個数を示す]に対応する。好適化学組成
は、式 Cu0.1-2 AlMg0.3-3 x に対応する。
【0019】酸化物触媒のBET表面積は少なくとも約
50m2 /g、好ましくは少なくとも約80m2 /gで
ある。BET表面積は、DIN66 132に記載され
た単一ポイント法にしたがうN2 吸着によって測定され
る。
【0020】Hgポロシメトリーにより測定される酸化
物触媒の比気孔容積は少なくとも約0.3cm3 /g、
好ましくは少なくとも約0.4cm3 /gである。
【0021】比気孔容積はJ.バン.ブラケル等、パウ
ダー・テクノロジー、第29巻(1981)、第1頁に
記載された水銀浸透法にしたがって測定される。この方
法においては、水銀を触媒成形体中に約2000バール
の圧力にて圧入し、その間に水銀の容積減少を圧力の関
数としてプロットする。曲線が得られ、そこから気孔分
布も決定することができる。この水銀浸透法によれば、
>7.5nmの直径を有する気孔の容積および分布のみ
を決定することができる。
【0022】公知方法を用いて本発明の触媒塊を形成す
ることができる。好適な形成方法はペレット化および押
出であって、無機もしくは有機助剤を潤滑剤として使用
し或いは押出の際に可塑性を向上させることが推奨され
る。この形成は焼成の前および後のいずれでも行なうこ
とができる。
【0023】本発明の触媒は好ましくは成形体として
(特に球体、ペレット、リングまたは押出製品として)
得られ、押出製品は殆ど密実または中空物品として形成
されて、高い幾何学的表面を得ると同時に低い流動抵抗
も達成される。蜂巣が特に好適な形状である。
【0024】本発明の触媒は、好ましくは一酸化炭素と
水とを約150〜約450℃の温度範囲、好ましくは約
250〜約400℃の温度範囲にて二酸化炭素および水
素まで変換する工程に使用される。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明で用いる触媒の製
造および使用につき説明する。
【0026】実施例1 3750gのAl(NO3 3 ・9H2 Oと1812g
のCu(NO3 2 ・3H2 Oとを10リットルの全容
積まで脱塩水に溶解し、この溶液を50℃まで加熱した
(溶液I)。次いで1.5Mのソーダ溶液を作成し、5
0℃まで加熱した(溶液II)。両溶液を混合に際しホ
ースポンプで恒温沈澱容器に供給した。溶液Iの計量速
度は167ml/minである。溶液IIは、沈澱容器
におけるpHが6±0.2に保たれるよう計量した。温
度は50℃に設定した。沈殿物を濾過し、ナトリウム含
有量が600℃での灼熱損失を参照して500ppmと
なるまで洗浄した。
【0027】1280gのMg(NO3 2 ・6H2
を10リットルの全容積まで溶解した。含有されたマグ
ネシウムを濃アンモニアの添加によりほぼ定量的に沈澱
させた。これをそれぞれ10リットルのH2 Oにより2
回洗浄した。
【0028】2種のフィルタケーキを激しくエイリッヒ
ミキサーで混合し、次いで混合物を120℃にて1晩乾
燥すると共に次のように焼成した:これを2℃/min
にて600℃まで加熱し、この温度に4時間保った。焼
成した触媒塊を1mmのメッシュ幅にて篩分−粒状化
し、次いで80Nの平均横方向破砕強度にて2%合成グ
ラファイトの添加と共に円筒状ペレット(直径4.5m
m、高さ4.5mm)まで圧縮した。銅含有量は39.
5%であり、BET表面積は119m2 /gでありか
つ、気孔容積は0.60cm3 /gとなった。d=0.
244nmにおけるスピネルCuAl2 4 およびMg
Al2 4 とd=0.232nmにおける酸化銅とのx
線回折ライン間の強度比は0.25であった。
【0029】比較例A 実施例1に記載したように製造を行なったが、焼成を8
00℃で行なった。
【0030】x線回折パターンは0.63のd=0.2
44nmにおけるスピネルCuAl2 4 およびMgA
2 4 の反射とd=0.232nmにおける酸化銅と
の反射間強度比(反射高さの比として測定)を示した。
したがって、この触媒は本発明の範囲内でない。BET
表面積は40m2 /gであり、気孔容積は0.34cm
3 /gであった。
【0031】比較例B 実施例1に記載したように製造を行なったが、焼成を4
00℃で行なった。スピネルは観察されなかった。
【0032】比較例C 3670gのAl(NO3 3 ・9H2 Oと2416g
のCu(NO3 2 ・3H2 Oとを10リットルの全容
積まで溶解し、50℃およびpH6±0.2における
1.5Mのソーダ溶液による沈澱を実施例1に記載した
ように行なった。フィルタケーキを洗浄し、実施例1と
は異なり水酸化マグネシウム中間段階を含ませずに乾燥
して600℃で焼成した。焼成した触媒塊を同様に実施
例1に記載したようにペレット化した。銅含有量は52
%であり、BET表面積は63m2/gであり、気孔容
積は0.63cm3 /gであった。触媒はマグネシウム
を含有しないので、この場合も本発明による実施例でな
い。
【0033】水蒸気による一酸化炭素の変換に関する各
触媒の効果を、水蒸気/ガスの容量比0.5にて水蒸気
を導入した後に12%COと10%CO2 と78%H2
とよりなるガス混合物を供給することにより示した。水
素と水蒸気との混合物を反応温度で通過させることによ
り、触媒を予め活性型まで変換させた。反応器を等温条
件下で操作し、触媒の1層(5ml)および同じペレッ
ト寸法を有する不活性材料(α−Al2 3 )の1層を
交互に配置した。
【0034】ガス混合物におけるCO濃度を、触媒充填
物の通過前および通過後にガスクロマトグラフィーによ
り分析した。次の関係を評価に用いた: Xex=CE −CA /CE ETA−CO=Xex/Xth [式中:Xexは実験的に決定されたCO変換率であり、
thは対応反応温度における平衡変換率であり、CE
COの出口濃度であり、CA は容量補正された初期CO
濃度であり、ETA−COは対応温度における平衡変換
率に基準化されたCO変換率である]。
【0035】次の反応条件に設定した: 全圧力 20バール 温度 270℃/310℃ 空間速度 20,000L/L・h この第1試験サイクルが終了した後、反応器の温度を4
00℃まで上昇させ、触媒をこの温度で15時間にわた
り熟成させた。次いで、第1サイクルに対応する条件下
で第2測定サイクルを行なった。
【0036】表Iは試験結果を要約する。
【0037】 表I:試験結果 第1サイクル 第2サイクル 触媒 T(℃) ETA−CO ETA−CO 実施例1 270 0.86 0.86 310 0.95 0.94 比較例A 270 0.81 0.74 310 0.91 0.86 比較例B 270 0.89 0.83 310 0.95 0.91 比較例C 270 0.87 0.78 310 0.95 0.86 実施例1による本発明の触媒のみが高い初期活性と高い
熱安定性とを兼備することは明かである。この触媒はマ
グネシウム促進され、450℃より高い温度で焼成さ
れ、d=0.244nmにおけるスピネルCuAl2
4 およびMgAl2 4 とd=0.232nmにおける
酸化銅とのx線回折ライン間の強度比が0.25である
ことを示した。ETA−CO値は熟成後に殆ど不変化で
あった。
【0038】比較例Aによる触媒はd=0.244nm
におけるスピネルCuAl2 4 およびMgAl2 4
とd=0.232nmにおける酸化銅とのx線回折ライ
ン間の0.63の強度比を有し、したがって本発明の範
囲内でない。実施例1の触媒と同じ組成を有したが、そ
の活性は第2サイクルにて明瞭に減少した。
【0039】比較例Bによる触媒は本発明の触媒(実施
例1)と同じ化学組成を有したが、より低い温度(すな
わち400℃)にて焼成した。この低温度における焼成
は長時間の操作につき安定性を得るには充分でないこと
が明かである。この触媒の活性は高反応温度にて本発明
の触媒と同等であり、より低い反応温度ではこれに勝っ
ている。しかしながら熱熟成の後、その活性は相当に減
少した。
【0040】比較例Cによる触媒の場合、上記x線回折
ラインの強度比は本発明による範囲内となるが、この触
媒はマグネシウム促進されず、したがって本発明による
ものでない。活性成分(銅)の含有量は実施例1による
本発明の触媒の含有量よりもずっと高いが、その初期活
性は本発明による触媒よりも高くなく、さらに比較例A
およびBの比較触媒と丁度同じように顕著に失活した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルハルト マレッツ ドイツ連邦共和国、8206 ブリュークミー ル、マリエンブルグシュトラーセ 34番

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 還元活性化の前に式 Cu0.04-6AlMg0.1-10x [式中、x は式単位当りの電気的中性を維持するのに要
    する酸素原子の個数を示す]に対応する化学組成からな
    り、反射高さの比として規定しd=0.244nmにお
    けるスピネルCuAl2 4 およびMgAl2 4 とd
    =0.232nmにおける酸化銅とのx線回折ライン間
    の強度比が約0.05〜約0.5の範囲であることを特
    徴とする一酸化炭素変換触媒。
  2. 【請求項2】 還元活性化の前における触媒の化学組成
    が式 Cu0.1-2 AlMg0.3-3 x に対応する請求項1に記載の触媒。
  3. 【請求項3】 BET表面積が少なくとも約50m2
    gである請求項1に記載の触媒。
  4. 【請求項4】 BET表面積が少なくとも約80m2
    gである請求項3に記載の触媒。
  5. 【請求項5】 Hgポロシメトリーにより測定した気孔
    容積が少なくとも約0.3cm3 /gである請求項1に
    記載の触媒。
  6. 【請求項6】 気孔容積が少なくとも約0.4cm3
    gである請求項5に記載の触媒。
  7. 【請求項7】 酸化型まで変換しうる中間段階を熱処理
    および次いで還元により同時的または順次に沈着させて
    得られる請求項1に記載の触媒。
  8. 【請求項8】 中間段階が水酸化物、ヒドロキシ炭酸塩
    または炭酸塩の形態である請求項7に記載の触媒。
  9. 【請求項9】 水酸化マグネウムを別途に沈着させ、次
    いで銅とアルミニウムとを含有する中間段階と混合する
    ことにより得られる請求項7に記載の触媒。
  10. 【請求項10】 成形体の形態である請求項1に記載の
    触媒。
  11. 【請求項11】 球体、ペレットもしくはリングの形態
    である請求項10に記載の触媒。
  12. 【請求項12】 密実もしくは中空の押出物品の形態で
    ある請求項10に記載の触媒。
  13. 【請求項13】 一酸化炭素および水を二酸化炭素およ
    び水素まで約150〜約450℃の範囲の温度にて請求
    項1に記載の触媒を用いて変換させる方法。
  14. 【請求項14】 温度が約250〜約400℃の範囲で
    ある請求項13に記載の方法。
JP4342616A 1991-12-23 1992-12-22 一酸化炭素の変換のための酸化銅−酸化アルミニウム−酸化マグネシウム触媒 Pending JPH05245376A (ja)

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DE4142900A DE4142900A1 (de) 1991-12-23 1991-12-23 Verwendung von kupferoxid-aluminiumoxid-magnesiumoxid-katalysatoren zur konvertierung von kohlenmonoxid

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JP4342616A Pending JPH05245376A (ja) 1991-12-23 1992-12-22 一酸化炭素の変換のための酸化銅−酸化アルミニウム−酸化マグネシウム触媒

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EP (1) EP0548481A1 (ja)
JP (1) JPH05245376A (ja)
DE (1) DE4142900A1 (ja)

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