JPH0524478Y2 - - Google Patents

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JPH0524478Y2
JPH0524478Y2 JP11322786U JP11322786U JPH0524478Y2 JP H0524478 Y2 JPH0524478 Y2 JP H0524478Y2 JP 11322786 U JP11322786 U JP 11322786U JP 11322786 U JP11322786 U JP 11322786U JP H0524478 Y2 JPH0524478 Y2 JP H0524478Y2
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workpiece
die
punch
punching
finish
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JP11322786U
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は樹脂及び樹脂をマトリツクスとする繊
維強化の複合材よりなる板材等の穴あけ加工装置
に関し、特に振動エネルギーを利用し、振動エネ
ルギーを熱エネルギーに変換するようダイ又はパ
ンチに振動を加え、そして発生した熱で被加工物
を熱軟化させ穴明け、切断等の加工を行う振動仕
上抜き機に関する。
(従来の技術) かかる振動仕上抜き機は、例えば特開昭57−
102310号および実開昭58−102098号、同58−
102099号公報などで知られているが何れも被加工
物を挟持した上下ダイ及び上下パンチのうち、上
下パンチを同期させて、パンチとダイとの境界面
のせん断振動エネルギーを熱エネルギーに変換さ
せ、被加工物が熱軟化させ穴明け、切断等のせん
断加工を無理なくできるようにされている。しか
しながらかかる従来の装置では、被加工物が二層
になつていて一層が軟かい材質、例えばゴム、銅
箔、布、軟質プラスチツク材料等で形成され、繰
返しのせん断エネルギーを吸収する場合は、振動
仕上抜き機による加工はできなかつた。また被加
工物が三層で上下に軟かい材質で形成されている
場合でも軟かい材質がパンチで押しつぶされて打
ち抜きが不可能か、又は打ち抜いても加工面の精
度が悪く、後工程での面仕上げを必要とした。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は、かかる従来製品の欠点を解消
した、被加工物が二層以上の多層からなり、上及
び/又は下の層が振動仕上抜き加工の繰返しのせ
ん断エネルギーを吸収する場合においても、振動
仕上抜き加工を容易かつ後工程での面仕上げを必
要としないような振動仕上抜き機を提供すること
にある。
(問題点を解決するための手段) このため本考案は、実用新案登録請求の範囲記
載の振動仕上抜き機を提供することによつて上述
した従来技術の課題を解決した。
(実施例) 次に本考案の実施例につき、図面を参照して説
明すると、第1図において、樹脂及び樹脂をマト
リツクスとする繊維強化の複合材よりなる被加工
物9の両側に一対のダイ4,5及びダイ4,5と
組合わされた一対のパンチ2,3が配置されてお
り、下ダイ5は図示しない本体に固定された側断
面がC字形のダイ支持部材下部に固定され、上ダ
イ4は前記ダイ支持部材上部に設けられた貫通孔
に摺動可能に支持されており、本体に往復動可能
かつ押圧可能に支持された図示しないダイシリン
ダ延長部に連結されて往復動しかつ上ダイ4が、
下ダイ5との間に間挿された被加工物9を押圧し
クランプできるようにされている。実施例では上
下パンチ2,3はそれぞれ図示しない加振ロツド
に支持されて加振と打抜き送りとが同期して加え
られるようにされている。なお代替的に、上下パ
ンチ2,3が被加工物9をクランプし、上下ダイ
4,5に加振及び打抜き送りが加えられてもよ
い。
被加工物9は、比較的硬質の硬質部7と可撓性
を有するゴム、銅箔、布等の可撓性部6とを有
し、可撓性のある表面は繰返しのせん断エネルギ
ーを吸収する。実施例では硬質部7はフエノール
樹脂であり、これに可撓性部6としてゴムを張り
つけた二層の板材で被加工物9が形成される。本
考案では第1図に示すように、被加工物の可撓性
部6のパンチ3のみに、被加工物のせん断線に沿
つてエツジ8が形成されている。エツジ8を形成
する刃先部断面は第3図で示すように、θとして
5乃至60度が好ましい。
作動においては第4図に示すように、下ダイ5
は図示しないダイ支持部材下部に固定され不動で
ある。まず始動時点t1で上ダイ4が下げられて時
間t2で被加工物9を下ダイ5との間でクランプし
(第1図の状態)、次に上パンチ2が下降すると同
時に下パンチ3が上昇し、被加工物9の下部の可
撓性部6であるゴムを切る(時間t3、第2図の状
態)。そして第2図の状態のまま時間t4まで硬質
部7であるフエノール樹脂を上下パンチ2,3に
加えられる加振エネルギーによつて振動させ、さ
らに打抜き送りが時間t5まで加えられてせん断が
完了し、次に上ダイ4を上昇させ(時間t6)、上
下パンチ2,3がパンチクランプを解除して、上
下パンチの始動位置である第1図の位置まで戻さ
れ、被加工物9が取出され、新しい被加工物が取
り付けられる(時間t7)。
実施例では可撓性部6のゴム層が繰返しの加振
エネルギーを吸収しても、下パンチ3のエツジ8
で吸収する層をまず切断しそれから硬質部7であ
る他の層を振動仕上抜きするので、仕上りのよい
せん断面が得られる。
実施例では、可撓性部6に接する側の下パンチ
にエツジをつけているが代替的に、下ダイにエツ
ジをつけても、又可撓性部6が被加工物9の上側
にあるときは上パンチ又は上ダイにエツジをつけ
ても、ほぼ同様の効果を上げることができる。さ
らに被加工物の両側面に加振エネルギーを吸収す
る層を有する多層の被加工物を加工する場合は、
上下パンチ(又は上下ダイ)一対にそれぞれエツ
ジをつけるとよい。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によると被加工物
が多層で、上下の層が繰返しの加振エネルギーを
吸収する場合であつても、パンチ又はダイの少く
とも一個に被加工物のせん断線に沿つて設けたエ
ツジによつて前記吸収する層をまず切断し、それ
から他の層を振動仕上抜きするので仕上りのよい
せん断面が得られる振動仕上抜き機を提示するも
のとなつた。このため従来かかる被加工物の加工
が不可能であつたか、又は後工程で面仕上げを必
要としていたのが、一工程できわめて良好なせん
断面を得ることができる装置となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例振動仕上抜
き機のダイ及びパンチの部分を示す概略断面図
で、それぞれ別の加工段階位置を示す。第3図は
第1図に示すエツジの部分を拡大した部分断面
図、第4図は第1図及び第2図に示すダイ及びパ
ンチの作動サイクルダイヤグラムを示す。 2,3……パンチ、4,5……ダイ、8……エ
ツジ、9……被加工物。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 樹脂及び樹脂をマトリツクスとする繊維強化の
    複合材よりなる被加工物の両側に配置されたパン
    チと組み合わすことができる一対のダイを含み、
    前記パンチ又はダイの何れかの一対に加振と打抜
    き送りとを加える振動仕上抜き機において、前記
    被加工物の一側面に振動仕上抜き加工の繰り返し
    のせん断エネルギーを吸収する層状の可撓性部の
    を有するとき、前記可撓性部に接する側の前記パ
    ンチ又はダイの何れかに被加工物のせん断線に沿
    つたエツジを設けたことを特徴とする振動仕上抜
    き機。
JP11322786U 1986-07-23 1986-07-23 Expired - Lifetime JPH0524478Y2 (ja)

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JPH0219498U (ja) * 1988-07-26 1990-02-08
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