JPH05243255A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH05243255A
JPH05243255A JP4329192A JP4329192A JPH05243255A JP H05243255 A JPH05243255 A JP H05243255A JP 4329192 A JP4329192 A JP 4329192A JP 4329192 A JP4329192 A JP 4329192A JP H05243255 A JPH05243255 A JP H05243255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
back gate
bipolar transistor
base region
gate electrode
current amplification
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP4329192A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Tsuchiya
正人 土屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バイポーラトランジスタに関し,電流増幅率
を可変できるようにする。 【構成】 SiO2 膜13上に成長したSOI層14中
にn型エミッタ領域15,p型ベース領域16,および
n型コレクタ領域17を形成した,ラテラル・バイポー
ラトランジスタ構造をしており,p型ベース領域16下
のSiO2 膜13の下面にAlから成るバックゲート電
極12が設けられている。さらに,バックゲート電極1
2の下面には,熱伝導性の良好なAlN基板11が設け
られている。コレクタバイアスVC ,ベースバイアスV
B ,およびバックゲートバイアスV BGを印加し,バック
ゲート電極12に印加するバックゲートバイアスVBG
0Vから徐々に高くしていくと,p型ベース領域16と
SiO2 膜13との界面に生じた空乏層18の厚みが増
大していき,それに伴って電流増幅率が増大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,半導体装置,特にバイ
ポーラトランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は,従来例を示す図であり,従来の
SOI( Silicon On Insulator )構造のラテラル・バイ
ポーラトランジスタを示している。
【0003】図中,31はシリコン基板,32はSiO
2 膜,33はSOI層,34はn型エミッタ領域,35
はp型ベース領域,36はn型コレクタ領域である。従
来のSOI構造ラテラル・バイポーラトランジスタは,
支持基板としてのシリコン基板31上に形成されたSi
2 膜32中の島状のSOI層に,n型エミッタ領域3
4,p型ベース領域35,およびn型コレクタ領域36
が形成された構造をしている。
【0004】この構造のラテラル・バイポーラトランジ
スタは,通常,図3に示すように,ベース・バイアスV
B およびコレクタ・バイアスVC を印加して使用する
が,シリコン基板31に正の基板バイアスVSUB を印加
すると,電流増幅率が増大することが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように,従来
のSOI構造ラテラル・バイポーラトランジスタにおい
て,シリコン基板31に正の基板バイアスVSUB を印加
すると,電流増幅率が増大することが知られているが,
電流増幅率を可変できるバイポーラトランジスタは,存
在しなかった。
【0006】また,従来のSOI構造ラテラル・バイポ
ーラトランジスタでは,基板バイアスVSUB をシリコン
基板31の全体に印加しなければならないので,シリコ
ン基板31上に形成されたSiO2 膜32中に複数個の
島状のSOI層を形成し,各島状のSOI層に,個別に
ラテラル・バイポーラトランジスタを形成した場合,個
々のラテラル・バイポーラトランジスタの電流増幅率を
制御することはできない。
【0007】すなわち,従来のSOI構造ラテラル・バ
イポーラトランジスタでは,集積化した場合,各ラテラ
ル・バイポーラトランジスタの電流増幅率を個別に制御
することはできない。
【0008】本発明は,電流増幅率を可変できるバイポ
ーラトランジスタ,および集積化した場合にも個々のバ
イポーラトランジスタの電流増幅率を個別に可変できる
半導体集積回路装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,本発明に係る半導体装置は,次のように構成す
る。
【0010】(1)絶縁膜上に成長した半導体層中にエ
ミッタ領域,ベース領域,およびコレクタ領域を形成し
たラテラル・バイポーラトランジスタであって,ベース
領域下の絶縁膜の下面に設けられた導電層から成るバッ
クゲート電極と,該バックゲート電極の下面に設けられ
た熱伝導性の良好な絶縁基板とを含むように構成する。
【0011】(2)絶縁膜上に成長した複数個の島状の
半導体層中に,個々にエミッタ領域,ベース領域,およ
びコレクタ領域を形成したラテラル・バイポーラトラン
ジスタを含む半導体集積回路装置であって,各ラテラル
・バイポーラトランジスタのベース領域下の絶縁膜の下
面に,独立にバイアスされる,導電層から成るバックゲ
ート電極が設けられているように構成する。
【0012】
【作用】本発明では,SOI構造のラテラル・バイポー
ラトランジスタのベース領域下の絶縁膜の下面に導電層
から成るバックゲート電極を設けている。NPNトラン
ジスタの場合,このバックゲート電極に正の電圧を印加
すると,P型ベース領域と絶縁膜との界面に空乏層が形
成される。
【0013】P型ベース領域中に形成された空乏層は,
実効ベース幅を狭めるように働く。したがって,ベース
領域下の絶縁膜の下面に設けられたバックゲート電極に
印加する正の電圧を高めると電流増幅率が増大し,低め
ると電流増幅率が減少することとなるので,電流増幅率
を可変できるようになる。
【0014】本発明では,ベース領域下の絶縁膜の下面
に設けられたバックゲート電極の下面に,熱伝導性の良
好な絶縁基板を設けている。これにより,耐電圧が向上
するので,バックゲート電極に高電圧を印加することが
可能になり,電流増幅率の可変範囲を広くとることがで
きるようになる。
【0015】SOI基板でBiCMOSデバイスを形成
する場合,MOSFETとバイポーラトランジスタとで
は,都合の良いSOI層の厚さが異なるため,従来,良
好なものが得られていなかったが,本発明によれば,バ
イポーラトランジスタのベース層の厚さを空乏層で制御
することができるから,MOSFETに都合の良い厚さ
のSOI層にバイポーラトランジスタを形成し,バック
ゲート電極に印加する電圧を加減して必要とされる電流
増幅率を得るようにすればよいので,SOI基板を用い
た良好なBiCMOSデバイスの形成が可能になる。
【0016】さらに,絶縁膜上に成長した複数個の島状
の半導体層中に,個々にラテラル・バイポーラトランジ
スタを形成し,各ラテラル・バイポーラトランジスタの
ベース領域下の絶縁膜の下面に,独立にバイアスされ
る,導電層から成るバックゲート電極を設け,このバッ
クゲート電極に個別にバックゲート・バイアスを印加す
ることにより,個々のラテラル・バイポーラトランジス
タの電流増幅率を個別に可変できることになる。
【0017】その結果,種々の電流増幅率を持ったラテ
ラル・バイポーラトランジスタを1チップ上に集積化す
ることが可能になる。
【0018】
【実施例】図1は,本発明の一実施例を示す図である。
図中,11はAlN基板,12はAlから成るバックゲ
ート電極,13はSiO2 膜,14はSOI層,15は
n型エミッタ領域,16はp型ベース領域,17はn型
コレクタ領域,18は空乏層である。
【0019】以下,図1に示すトランジスタの製造方法
を工程順に説明する。 厚さ300〜600μmのAlN基板11の表面
に,スパッタ法によりAlを堆積する。バックゲート電
極12と成る部分のAlの厚さは2000〜3000Å
になるようにする。
【0020】 全面に,CVD法によりSiO2 膜1
3を約3μmの厚さに堆積する。 全面に,CVD法によりポリシリコンを約1μmの
厚さに堆積した後,レーザビーム再結晶化法などにより
単結晶化してSOI層14を形成する。SOI層14の
厚さは,約0.5μmである。
【0021】 SOI層14に不純物を選択的にドー
プして,n型エミッタ領域15,p型ベース領域16,
およびn型コレクタ領域17を形成する。以上の各工程
を経て,本発明に係るトランジスタが完成する。
【0022】完成したトランジスタに,図1に示すよう
に,コレクタ・バイアスVC ,ベース・バイアスVB
およびバックゲート・バイアスVBGを印加する。バック
ゲート電極12に印加するバックゲート・バイアスVBG
を0Vから徐々に高くしていくと,p型ベース領域16
とSiO2 膜13との界面に生じた空乏層18の厚みが
増大していき,それに伴って電流増幅率が増大する。電
流増幅率が変化する範囲は,数10のオーダーから数1
00のオーダーである。
【0023】また,基板にAlN基板11を用いている
ので放熱性に優れ,数100Vのオーダーの耐電圧が得
られる。本実施例では,NPNトランジスタについて述
べたが,同様の方法によりPNPトランジスタを製造す
ることができる。PNPトランジスタでは,バックゲー
ト電極に,負のバックゲートバイアスを印加する。
【0024】図2は,本発明の他の実施例を示す図であ
る。図中,21はAlN基板,22はアルミニウムから
成るバックゲート電極,23はSiO2 膜,24はSO
I層,25はn型エミッタ領域,26はp型ベース領
域,27はn型コレクタ領域である。
【0025】本実施例のSOI構造ラテラル・バイポー
ラトランジスタは,AlN基板21上に形成されたSi
2 膜23中に形成された島状のSOI層24中に,n
型エミッタ領域25,p型ベース領域26,およびn型
コレクタ領域27が形成されている。
【0026】アルミニウムから成るバックゲート電極2
2は,ベース領域26下のSiO2膜23の下面に形成
されており,SiO2 膜23の表面に引き出されてい
る。この結果,バックゲート電極22に個別にバックゲ
ート・バイアスVBGを印加することが可能になる。
【0027】したがって,この構造のSOI構造ラテラ
ル・バイポーラトランジスタは,個々のラテラル・バイ
ポーラトランジスタの電流増幅率を個別に制御すること
ができるので,集積化して半導体集積回路装置とするこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば,電流増幅率を可変でき
るバイポーラトランジスタを実現することが可能になる
と共に,電流増幅率の異なるバイポーラトランジスタを
多数個集積化した半導体集積回路装置を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す図である。
【図3】従来例を示す図である。
【符号の説明】
11 AlN基板 12 Alから成るバックゲート電極 13 SiO2 膜 14 SOI層 15 n型エミッタ領域 16 p型ベース領域 17 n型コレクタ領域 18 空乏層 VC コレクタバイアス VB ベースバイアス VBG バックゲートバイアス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁膜上に成長した半導体層中にエミッ
    タ領域,ベース領域,およびコレクタ領域を形成したラ
    テラル・バイポーラトランジスタであって,ベース領域
    下の絶縁膜の下面に設けられた導電層から成るバックゲ
    ート電極と,該バックゲート電極の下面に設けられた熱
    伝導性の良好な絶縁基板とを含むことを特徴とする半導
    体装置。
  2. 【請求項2】 絶縁膜上に成長した複数個の島状の半導
    体層中に,個々にエミッタ領域,ベース領域,およびコ
    レクタ領域を形成したラテラル・バイポーラトランジス
    タを含む半導体集積回路装置であって,各ラテラル・バ
    イポーラトランジスタのベース領域下の絶縁膜の下面
    に,独立にバイアスされる,導電層から成るバックゲー
    ト電極が設けられていることを特徴とする半導体装置。
JP4329192A 1992-02-28 1992-02-28 半導体装置 Withdrawn JPH05243255A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7375410B2 (en) * 2004-02-25 2008-05-20 International Business Machines Corporation Ultra-thin SOI vertical bipolar transistors with an inversion collector on thin-buried oxide (BOX) for low substrate-bias operation and methods thereof
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Effective date: 19990518