JPH05238686A - フォークリフトの制御装置 - Google Patents

フォークリフトの制御装置

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JPH05238686A
JPH05238686A JP3928192A JP3928192A JPH05238686A JP H05238686 A JPH05238686 A JP H05238686A JP 3928192 A JP3928192 A JP 3928192A JP 3928192 A JP3928192 A JP 3928192A JP H05238686 A JPH05238686 A JP H05238686A
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hydraulic pressure
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closing
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Satoshi Matsuda
諭 松田
Toshiyuki Midorikawa
利幸 緑川
Tsuruji Kitabayashi
鶴治 北林
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
MHI Sagami High Tech Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フォークリフトのロールクランプ等のクラン
プシリンダの油洩れによるクランプ時の油圧低下を、オ
ペレータの感に頼らずに補充できるようにすること。 【構成】 クランプ開閉用作業機レバー10cが中立ま
たは不感帯にあり、且つリフトシリンダ1の油圧管路1
7aに設けた油圧センサ18aの信号S3aにより荷物が
有ると判定した場合、クランプシリンダ9の油圧管路1
7cに設けた油圧センサ18cの信号S3cにより油圧低
下を検知する都度、作業機レバー10cの閉じ側での全
開に相当する制御量で電磁比例制御弁12cを作動させ
て油圧を補充し、荷物のすべり落ちを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロールクランプ、ベー
ルクランプ、サイドクランプ、ロードスタビライザ等の
クランプ用アタッチメントを有するフォークリフトに適
用して有用な制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フォークリフトは、荷を上下させるマス
トを備え、場所間の移動ができる産業車両である。
【0003】フォークリフトには、荷物の形状、種類等
に応じて、各荷物の荷役作業が効率良くできるように、
あるいは安全確保、省力化のために、フォークの代りに
装着される各種のアタッチメントが用意されている。こ
のアタッチメントの一種のクランプ機構として、円筒状
の製品、例えばロール紙を挾持して昇降、運搬する際に
有用なロールクランプがある。
【0004】図10はロールクランプを装着したフォー
クリフトの前部、すなわち昇降部分を抽出して概念的に
示す説明図である。同図に示すように、昇降用油圧シリ
ンダ(以下リフトシリンダ)1はアウターマスト2に固
定され、ピストンロッド1aの伸縮に伴ないアウターマ
スト2がガイドとしてインナーマスト3を昇降するよう
になっている。このときアウターマスト2は車体(図示
せず)に固定してある。
【0005】ロールクランプ4は開閉用油圧シリンダ
(以下、クランプシリンダ)(図示せず)のピストンロ
ッドの伸縮に伴ない、基端部を回動可能に支持した2個
のクランプ片で円筒状製品である荷物、例えばロール紙
40を横方向から挾持するとともに、この挾持状態を解
除するように構成してある。このロールクランプ4が装
着されるブラケット5はチェーン6に懸架してある。チ
ェーン6は、インナーマスト3に回動可能に支承したチ
ェーンホイール7に懸架するとともに、一端をブラケッ
ト5に、他端をアウターマスト2に夫々固定してある。
【0006】かくして、昇降部であるブラケット5及び
これに装着されたロールクランプ4は、インナーマスト
3の上昇に伴ない上昇するばかりでなく、固定部(アウ
ターマスト2)に対しチェーンホイール7が上昇するこ
とによりインナーマスト3に対する相対位置が上昇す
る。すなわち、昇降部の地表面41に対する上昇量は、
インナーマスト3の上昇分にチェーン6の長さで規定さ
れる昇降部のインナーマスト3に対する相対上昇分を加
えた値となる。
【0007】昇降部の下降に関しては移動方向が逆にな
るだけで上昇時と同様の関係が成立する。
【0008】ロールクランプ4のクランプシリンダの油
圧系には、クランプ力が不足して荷物がずり落ちるのを
防止するため、オーバロードリリーフバルブとチェック
バルブ(共に図示せず)を設け、チェックバルブにより
クランプシリンダ内の圧油が逃げないようにして、クラ
ンプ力を一定に保持しようとしている。
【0009】しかし、クランプシリンダ及びチェックバ
ルブには僅かながらも油洩れがあるため、現実にはクラ
ンプシリンダの油圧を一定に保持するのは不可能であ
る。そこで実際には、荷物をクランプして持上げて移動
する走行途中で、オペレータが感によって時々、クラン
プ開閉用作業機レバー(図示せず)を「閉」方向に操作
し、低下した油圧を補充するようにしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、オペレータ
の感に頼ることなく、油洩れによるクランプシリンダの
油圧低下を補充することを可能にしたフォークリフトの
制御装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1の発明に係るフォークリフトの制御装置の構成は、
開閉用作業機レバーの操作に応じた開閉用油圧シリンダ
のピストンロッドの伸縮に伴ない荷物をその外周面から
挾持するとともにこの挾持を解除するロールクランプ等
のアタッチメントを有し、さらに昇降用作業機レバーの
操作に応じた昇降用油圧シリンダのピストンロッドの伸
縮に伴ないチェーンに懸架したブラケットを昇降し、こ
のブラケットに装着したアタッチメントに挾持した荷物
を昇降するようになっているフォークリフトの制御装置
であって、前記昇降用油圧シリンダの圧油の圧力を検出
する第1の油圧検出手段と、前記開閉用油圧シリンダの
圧油の圧力を検出する第2の油圧検出手段と、前記開閉
用作業機レバーが開側作動域及び閉側作動域いずれにも
なく、且つ、第1の油圧検出手段の検出値が所定の荷重
相当の設定値以上である場合に、第2の油圧検出手段の
検出値が所定のクランプ力を保持する油圧の設定値以上
となるように開閉用油圧シリンダの油路に配設した電磁
弁を制御するコントローラとを有することを特徴とする
ものである。
【0012】上記目的を達成する請求項2の発明に係る
フォークリフトの制御装置の構成は、開閉用作業機レバ
ーの操作に応じた開閉用油圧シリンダのピストンロッド
の伸縮に伴ない荷物をその外周面から挾持するとともに
この挾持を解除するロールクランプ等のアタッチメント
を有し、さらに昇降用作業機レバーの操作に応じた昇降
用油圧シリンダのピストンロッドの伸縮に伴ないチェー
ンに懸架したブラケットを昇降し、このブラケットに装
着したアタッチメントに挾持した荷物を昇降するように
なっているフォークリフトの制御装置であって、前記昇
降用油圧シリンダの圧油の圧力を検出する第1の油圧検
出手段と、前記昇降用油圧シリンダの圧油の圧力を検出
する第2の油圧検出手段と、警報手段と、前記開閉用作
業機レバーが開側作動域及び閉側作動域いずれにもな
く、且つ、第1の油圧検出手段の検出値が所定の荷重相
当の設定値以上である場合に、第2の油圧検出手段の検
出値が所定のクランプ力を保持する油圧の設定値以下の
ときに前記警報手段を作動させるコントローラとを有す
ることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明では、アタッチメントが荷物を
クランプして持上げている場合に、油洩れによりクラン
プ力が低下すると、自動的に油圧を補充して所定のクラ
ンプ力を保持する。従って、オペレータは走行中に、ク
ランプ力を増加するための感に頼ったレバー操作を全く
行う必要がない。
【0014】請求項2の発明では、アタッチメントが荷
物をクランプして持上げている場合に、油洩れによりク
ランプ力が低下すると、ランプやブザー等による警報が
出る。従って、オペレータは感にたよることなく、警報
が出る都度、クランプ力を増加するためのレバー操作を
行えば良い。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき詳細に説
明する。なお、図10と同一部分には同一番号を付す。
【0016】図8は本実施例を適用するフォークリフト
の一例を示す斜視図である。同図に示すように、このフ
ォークリフトはアタッチメントとして円筒状製品を挾持
するロールクランプ4を有するものである。リフトシリ
ンダ1は、左右一対のアウターマスト2に固定され、ピ
ストンロッド1aの伸縮に伴ないアウターマスト2をガ
イドとして左右一対のインナーマスト3を昇降するよう
になっている。このとき、アウターマスト2は車体7の
前方でこの車体7に固定してある。この結果、インナー
マスト3の昇降に伴ないチェーン6(図10参照)に懸
架してあるブラケット5及び荷物を挾持するロールクラ
ンプ4からなる昇降部が昇降する。
【0017】チルトシリンダ8は、アウターマスト2及
びインナーマスト3とともに昇降部を前方(反車体7
側)及び後方(車体7側)に傾動するためのものであ
る。すなわち、荷降ろしの場合には前方に傾動するとと
もに、荷上げ及び荷物の運搬時には後方に傾動し、夫々
の作業性を良好に保つとともに安全性も確保するように
なっている。
【0018】クランプシリンダ9はそのピストンロッド
9aの伸縮により、基端部のヒンジ部4a,4bを回動
中心として回動するロールクランプ4の2個のクランプ
片4c,4dを回動してこのロールクランプ4を開閉す
るものである。
【0019】昇降用作業機レバー10a、チルト用作業
機レバー10b、クランプ開閉用作業機レバー10c
は、これらをオペレータが操作することによりコントロ
ーラ11及び電磁比例制御弁(図9中、12a,12
b,12c参照)を介してリフトシリンダ1、チルトシ
リンダ8及びクランプシリンダ9の動作を制御するもの
であり、緊急停止を行なうための安全スイッチ13とと
もにジョイステックボックス14に収納してある。他の
作業機レバー10e,10dは各種のアタッチメントを
取付けた場合に対処するべく予備的に設けたものであ
る。シートスイッチ15は運転席16にオペレータが坐
ったとき動作するスイッチでその出力信号はコントロー
ラ11に送出する。
【0020】図9は上記フォークリフトの制御装置の一
例の全体を示すブロック線図である。同図中、図8と同
一部分には同一番号を付し重複する説明は省略する。
【0021】図9に示すように、作業機レバー10a,
10b,10cは、ポテンショメータで形成してあり、
電流値が操作量に比例するレバー操作信号S1a,S1b,
S1cをコントローラ11に送出する。コントローラ11
は、各レバー操作信号に基づき電磁比例制御弁12a,
12b,12cのスプールの開度を調整する流量制御信
号S2a,S2b,S2cを送出する。電磁比例制御弁12
a,12b,12cは流量制御信号の大きさに比例して
そのスプールが移動することにより、油圧管路17a,
17b,17cを流れる圧油の流量を制御してリフトシ
リンダ1、チルトシリンダ8及びクランプシリンダ9の
動作速度を作業機レバー10a〜10cの操作量に対応
するように制御する。
【0022】油圧センサ18a,18b,18cは油圧
管路17a,17b,17cに配設してあり、各油圧管
路の圧油の圧力を表わす油圧信号S3a,S3b,S3cを送
出する。コントローラ11は各油圧信号を処理してリフ
トシリンダ1、チルトシリンダ8及びクランプシリンダ
9に作用する負荷荷重を演算する。
【0023】さらに、コントローラ11は、警告灯19
とともにコンソールボックス20に納めてあるスタータ
スイッチ21の投入によりバッテリ22から電力を供給
されて動作するとともに、安全スイッチ13を操作した
とき及びシートスイッチ15が動作していないときには
流量制御信号の電流値を零として電流比例制御弁12a
〜12cのスプールを閉じるよう制御する。
【0024】なお、図9中23は油圧ポンプ、24は作
動油源である。また、電磁比例制御弁、油圧管路、油圧
センサ、油圧ポンプ等の油圧系は作業機レバー10a〜
10eの数に対応する数だけ設けてある。本実施例は、
昇降、チルト及びクランプ動作を行なわせるべく、少な
くとも昇降、チルト及びクランプ用の3個の作業機レバ
ー10a〜10cを有しているので、3系統の油圧系を
設けている。
【0025】〔実施例1〕図1は請求項1の発明の実施
例の主要部、すなわちロールクランプ4の制御系を抽出
した制御装置を示すブロック線図である。同図中、図8
及び図9と同一部分には同一番号を付し重複する説明は
省略する。
【0026】図1に示すように、クランプ開閉用作業機
レバー10cが送出するレバー操作信号S1cは制御量抽
出手段26及び中立・不感帯検出手段29に供給され
る。制御量抽出手段26は操作量/制御量対応テーブル
27を参照してレバー操作信号S1cに対応する制御量を
表わす流量制御信号S2cを送出する。すなわち、操作量
/制御量対応テーブル27には作業機レバー10cの操
作量に対応する電磁比例制御弁12cのスプールの移動
量が一対一に対応して記憶してある。流量制御信号S2
は信号選択手段25及び制御量出力手段28を介して電
磁比例制御弁12cに供給するようになっている。
【0027】操作量/制御量対応テーブル27の内容
は、例えば図3に示すように操作量(レバー開度)のう
ち中立位置の前後に出力値ゼロの不感帯を設け、不感帯
を越えてからロールクランプの開き作動域、閉じ作動域
となるように制御量を設定してある。
【0028】信号選択手段25は、中立・不感帯検出手
段29、荷物有無判定手段30及び油圧低下判定手段3
1からの各信号S5 〜S7 に基づき、作業機レバー10
cが中立または不感帯にあり、即ち開き作動域及び閉じ
作動域のいずれにもなく、且つ荷物がロールクランプ4
に挟持されて持上げられており、更に、クランプ力が所
定の値未満である場合に、例えば作業機レバー10cが
閉じ作動域で全開になった時に相当する制御量をメモリ
ー32から読出し、その信号S4 を流量制御信号S2cの
代りに制御量出力手段28を介して電磁比例制御弁12
cに与える。
【0029】中立・不感帯検出手段29は、レバー操作
信号S1cから作業機レバー10cが中立または不感帯に
位置するか否かを検出し、中立または不感帯に位置する
ときその検出信号S5 を信号選択手段25に与える。
【0030】荷物有無判定手段30は、リフトシリンダ
1の油圧管路17aに配設した油圧センサ(第1の油圧
検出手段)18aからの油圧信号S3aを設定値信号A
(図示せず)と比較し、S3a>Aのときに「荷物有り」
即ちロールクランプ4に荷物が挾持されて持上げられて
いると判定し、その判定信号S6 を信号選択手段25に
与える。ここで、設定値信号Aは所定の設定荷重にロー
ルクランプ4の自重を加えた重さに相当する油圧を表わ
している。従って、S3a>Aのとき荷物が有ると判定で
きる。
【0031】油圧低下判定手段31は、クランプシリン
ダ9の油圧管路17cに配設した油圧センサ(第2の油
圧検出手段)18cからのクランプ状態の油圧信号S3
を設定値信号B(図示せず)と比較し、S3c<Bのとき
に、「クランプ力が所定値未満」と判定し、その判定信
号S7 を信号選択手段25に与える。ここで、油圧信号
S3cは荷物を実際にクランプして保持しているクランプ
シリンダ9の油圧、即ち保持圧を表わしており、設定値
信号Bは荷物がすべり落ちないための所定のクランプ力
に相当する設定油圧を表わしている。
【0032】上述した第1実施例の制御装置によれば、
フォークリフトが荷物を挾持して持上げ、走行している
場合など、クランプ開閉用作業機レバー10cが中立ま
たは不感帯にあり、且つ油圧センサ18aの検出信号S3
aが設定荷重相当値以上の場合に、リフトシリンダ9の
油圧が洩れて油圧センサ18cの検出信号S3cが設定油
圧未満になったとき、電磁比例制御弁12cが設定油圧
になるまで作動し、低下した油圧を自動的に補充して必
要なクランプ力を保持する。従って、オペレータの感に
頼ったレバー操作が不要となる。なお、上記以外の条件
下では、レバー操作に応じて電磁比例制御弁12cが作
動し、ロールクランプ4の閉じ、開き、位置保持が行わ
れる。
【0033】上記一連の動作をフローチャートで表わす
と、図2に示す通りとなる。
【0034】〔実施例2〕図4は請求項2の発明の実施
例の主要部、すなわちロールクランプ4の制御系を抽出
した制御装置を示すブロック線図である。同図中、図
1、図8及び図9と同一部分には同一番号を付してあ
る。
【0035】図4に示すように、クランプ開閉用作業機
レバー10cが送出するレバー操作信号S1cは制御量抽
出手段26に供給される。制御量抽出手段26は操作量
/制御量対応テーブル27を参照してレバー操作信号S1
cに対応する制御量を表わす流量制御信号S2cを送出す
る。すなわち、操作量/制御量対応テーブル27には作
業機レバー10cの操作量に対応する電磁比例制御弁1
2cのスプールの移動量が一対一に対応して記憶してあ
る。流量制御信号S2cは制御量出力手段28を介して電
磁比例制御弁12cに供給するようになっている。
【0036】操作量/制御量対応テーブル27の内容
は、例えば図3に示すように操作量(レバー開度)のう
ち中立位置の前後に出力値ゼロの不感帯を設け、不感帯
を越えてからロールクランプの開き作動域、閉じ作動域
となるように制御量を設定してある。
【0037】コントローラ11には、警報ランプ34の
駆動とその要否判定をするための警報判定駆動手段33
を備えている。
【0038】警報判定駆動手段33は、中立・不感帯検
出手段29、荷物有無判定手段30及び油圧低下判定手
段31からの各信号S5 〜S7 に基づき、作業機レバー
10cが中立または不感帯にあり、即ち開き作動域及び
閉じ作動域のいずれにもなく、且つ荷物がロールクラン
プ4に挾持されて持上げられており、更に、クランプ力
が所定の値未満である場合に、警報ランプ34を点灯さ
せる。
【0039】中立・不感帯検出手段29は、レバー操作
信号S1cから作業機レバー10cが中立または不感帯に
位置するか否かを検出し、中立または不感帯に位置する
ときその検出信号S5 を警報判定駆動手段33に与え
る。
【0040】荷物有無判定手段30は、リフトシリンダ
1の油圧管路17aに配設した油圧センサ(第1の油圧
検出手段)18aからの油圧信号S3aを設定値信号A
(図示せず)と比較し、S3a>Aのときに「荷物有り」
即ちロールクランプ4に荷物が挾持されて持上げられて
いると判定し、その判定信号S6 を警報判定駆動手段3
3に与える。ここで、設定値信号Aは所定の設定荷重に
ロールクランプ4の自重を加えた重さに相当する油圧を
表わしている。従って、S3a>Aのとき荷物が有ると判
定できる。
【0041】油圧低下判定手段31は、クランプシリン
ダ9の油圧管路17cに配設した油圧センサ(第2の油
圧検出手段)18cからのクランプ状態の油圧信号S3
を設定値信号B(図示せず)と比較し、S3c<Bのとき
に、「クランプ力が所定値未満」と判定し、その判定信
号S7 を警報判定駆動手段33に与える。ここで、油圧
信号S3cは荷物を実際にクランプして保持しているクラ
ンプシリンダ9の油圧、即ち保持圧を表わしており、設
定値信号Bは荷物がすべり落ちないための所定のクラン
プ力に相当する設定油圧を表わしている。
【0042】上述した第2実施例の制御装置によれば、
フォークリフトが荷物を挾持して持上げ、走行している
場合など、クランプ開閉用作業機レバー10cが中立ま
たは不感帯にあり、且つ油圧センサ18aの検出信号S3
aが設定荷重相当値以上の場合に、リフトシリンダ9の
油圧が洩れて油圧センサ18cの検出信号S3cが設定油
圧未満になったとき、警報判定駆動手段33の信号S8
で警報ランプ34が点灯し、オペレータに油圧低下を知
らせる。従って、オペレータは感に頼ることなく、警報
ランプ34が点灯したときに、作業機レバー10cを閉
じ側に操作すれば良く、安定したレバー操作ができる。
【0043】上記一連の動作をフローチャートで表わす
と、図5に示す通りとなる。
【0044】上記各実施例の制御装置のハードウェア構
成例を図6に示す。この構成例では、マイクロコンピュ
ータのソフトウェア処理を用いてコントローラ11の機
能を実現している。
【0045】更に、図7に油圧系統の一例を示す。図
中、35はチェック弁、36はジャンクションブロッ
ク、37はホースリール、38はメインリリーフ弁、3
9はパイロットリリーフ弁であり、リフトシリンダ9と
チェック弁35との間に、保持圧検出用である油圧セン
サ18cを配設してある。なお、本発明を適用すればチ
ェック弁35は必ずしも必要でない。
【0046】なお、上記各実施例ではアタッチメントと
してロールクランプ4を用いた場合を説明したが、荷物
を挾持することにより荷役を行なうアタッチメント(例
えばベールクランプ、サイドクランプ、ロードスタビラ
イザ)であればアタッチメントの種類に特別の制限はな
い。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、オペレータの感に頼る
ことなく、ロールクランプ等のシリンダの油洩れによる
油圧低下を補充することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る制御装置の主要部で
あるロールクランプに係る制御系を抽出して示すブロッ
ク線図である。
【図2】図1に示す実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図3】操作量/制御量対応テーブルの一例を示す図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例に係る制御装置の主要部で
あるロールクランプに係る制御系を抽出して示すブロッ
ク線図である。
【図5】図4に示す実施例の動作を示すフローチャート
である。
【図6】ハードウェア構成例を示す図である。
【図7】油圧系統例を示す図である。
【図8】本発明の実施例を適用するフォークリフトを示
す斜視図である。
【図9】本発明の実施例に係る制御装置の全体を示すブ
ロック線図である。
【図10】ロールクランプを備えたフォークリフトの昇
降部分を概念的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 リフトシリンダ 1a ピストンロッド 4 ロールクランプ 5 ブラケット 6 チェーン 9 クランプシリンダ 9a ピストンロッド 10a 昇降用作業機レバー 10c クランプ開閉用作業機レバー 11 コントローラ 12a,12c 電磁比例制御弁 17a,17c 油圧管路 18a 油圧センサ(第1の油圧検出手段) 18c 油圧センサ(第2の油圧検出手段) 34 警報ランプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 諭 神奈川県相模原市田名3000番地 三菱重工 業株式会社相模原製作所内 (72)発明者 緑川 利幸 神奈川県相模原市田名3000番地 エム・エ イチ・アイさがみハイテック株式会社内 (72)発明者 北林 鶴治 神奈川県相模原市田名3000番地 エム・エ イチ・アイさがみハイテック株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉用作業機レバーの操作に応じた開閉
    用油圧シリンダのピストンロッドの伸縮に伴ない荷物を
    その外周面から挾持するとともにこの挾持を解除するロ
    ールクランプ等のアタッチメントを有し、さらに昇降用
    作業機レバーの操作に応じた昇降用油圧シリンダのピス
    トンロッドの伸縮に伴ないチェーンに懸架したブラケッ
    トを昇降し、このブラケットに装着したアタッチメント
    に挾持した荷物を昇降するようになっているフォークリ
    フトの制御装置であって、 前記昇降用油圧シリンダの圧油の圧力を検出する第1の
    油圧検出手段と、 前記開閉用油圧シリンダの圧油の圧力を検出する第2の
    油圧検出手段と、 前記開閉用作業機レバーが開側作動域及び閉側作動域い
    ずれにもなく、且つ、第1の油圧検出手段の検出値が所
    定の荷重相当の設定値以上である場合に、第2の油圧検
    出手段の検出値が所定のクランプ力を保持する油圧の設
    定値以上となるように開閉用油圧シリンダの油路に配設
    した電磁弁を制御するコントローラとを有することを特
    徴とするフォークリフトの制御装置。
  2. 【請求項2】 開閉用作業機レバーの操作に応じた開閉
    用油圧シリンダのピストンロッドの伸縮に伴ない荷物を
    その外周面から挟持するとともにこの挟持を解除するロ
    ールクランプ等のアタッチメントを有し、さらに昇降用
    作業機レバーの操作に応じた昇降用油圧シリンダのピス
    トンロッドの伸縮に伴ないチェーンに懸架したブラケッ
    トを昇降し、このブラケットに装着したアタッチメント
    に挾持した荷物を昇降するようになっているフォークリ
    フトの制御装置であって、 前記昇降用油圧シリンダの圧油の圧力を検出する第1の
    油圧検出手段と、 前記開閉用油圧シリンダの圧油の圧力を検出する第2の
    油圧検出手段と、 警報手段と、 前記開閉用作業機レバーが開側作動域及び閉側作動域い
    ずれにもなく、且つ、第1の油圧検出手段の検出値が所
    定の荷重相当の設定値以上である場合に、第2の油圧検
    出手段の検出値が所定のクランプ力を保持する油圧の設
    定値以下のときに前記警報手段を作動させるコントロー
    ラとを有することを特徴とするフォークリフトの制御装
    置。
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