JP2013166605A - 油圧システムおよび該油圧システムを備えたフォークリフト - Google Patents

油圧システムおよび該油圧システムを備えたフォークリフト Download PDF

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Abstract

【課題】初期段階における作動油のリークを発見することができる油圧システムおよび該油圧システムを備えたフォークリフトを提供する。
【解決手段】第1油圧シリンダ5および第2油圧シリンダ6A、6Bと、第2油圧シリンダ6A、6Bを介して第1油圧シリンダ5に作動油を供給する油圧装置10Aとを備え、油圧装置10Aは、第1油圧シリンダ5のピストン摺動量を検出する第1検出手段15と、第2油圧シリンダ6Bのピストン動作を検出する第2検出手段16と、第2検出手段16でピストン動作が検出されたときに、第1検出手段15で検出されたピストン摺動量が最大ピストン摺動量に達しているか否かに基づいて、第1油圧シリンダ5のボトム室5dからロッド室5eへの作動油のリークの有無を判定するリーク判定手段17と、リーク判定手段17でリークがあると判定された場合に警告を発する警告手段18と、を有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のマストに案内されたフォークを段階的に昇降させる油圧システムおよび該油圧システムを備えたフォークリフトに関する。
図5(A)に示すように、従来から、フォークリフト等の車体前部に取り付けられたアウタマスト3、ミドルマスト20およびインナマスト4からなる3段式のマストに設けられた油圧システム1Cが知られている(例えば、特許文献1参照)。
かかる油圧システム1Cでは、フォーク8付きのリフトブラケット7を昇降させるための内部ドレン型の第1油圧シリンダ5がインナマスト4に設けられており、インナマスト4およびミドルマスト20を昇降させるための左右一対の第2油圧シリンダ6A、6Bがアウタマスト3に設けられている。
図6に示すように、第1油圧シリンダ5は、シリンダチューブ5aと、該シリンダチューブ5a内を上下に摺動するピストン5bと、該ピストン5b上面に延設されたロッド5cとを有している。また、第1油圧シリンダ5には、シリンダチューブ5a内のピストン5b下方にボトム室5dが形成され、ピストン5b上方にロッド室5eが形成され、ロッド5c内部に内部室5fが形成されている。
ロッド室5eには、クッション油5gが入れられている。該クッション油5gは、ピストン5bが上方に摺動しきる直前(ストロークエンド直前)に、ピストン5b上面とシリンダチューブ5aの上端とで挟まれることにより圧縮されて、ロッド室5eから内部室5fに所定の流速で流入し始める。これにより、ピストン5bの摺動速度が下がるので、ピストン5b上面がシリンダチューブ5aの上端にあたるときに生じる衝撃を和らげることができる。
第2油圧シリンダ6A、6Bは、第1油圧シリンダ5と同様に、シリンダチューブ6a、ピストン6b、ロッド6c、ボトム室6dおよびロッド室6eを有している。第2油圧シリンダ6Aのロッド6cには、作動油を通流させる流路6hが形成されている。
第1油圧シリンダ5および第2油圧シリンダ6A、6Bは、第1配管19aおよび第2配管19bを介して相互に接続されている。具体的には、第1油圧シリンダ5のボトム室5dが、第1配管19aを介して第2油圧シリンダ6Aのロッド6cに接続されており、第2油圧シリンダ6Aのボトム室6dが、第2配管19bを介して第2油圧シリンダ6Bのボトム室6dおよび油圧装置10Cに接続されている。
油圧装置10Cは、第1油圧シリンダ5および第2油圧シリンダ6A、6Bの各ボトム室5d、6dに作動油を供給するためのものであり、作動油の流れを制御するコントロールバルブ11と、作動油が貯留された作動油タンク12と、該作動油タンク12の作動油を吸引して吐出する油圧ポンプ13と、該油圧ポンプ13を駆動する油圧モータ14とを有している。
この油圧システム1Cでは、第1油圧シリンダ5のピストン5bを上方に摺動させるために必要な動作圧力が、第2油圧シリンダ6A、6Bのピストン6bを上方に摺動させるために必要な動作圧力よりも低くなるように設定されている。
具体的には、シリンダチューブ5aの内径をシリンダチューブ6aの内径よりも大きくして、ピストン5bの受圧面積をピストン6bの受圧面積よりも大きくしている。
これにより、油圧システム1Cでは、油圧装置10Cから作動油が供給されると、第1油圧シリンダ5のロッド5cが先に伸長して(図5(B)参照)、ロッド5cが伸長しきった(ピストン5bがストロークエンドまで摺動した)後に、第2油圧シリンダ6A、6Bのロッド6cが伸長する(図5(C)参照)といった所定の順序動作を確保することができる。
特開平11−228094号公報
ところで、第1油圧シリンダ5におけるピストン5bの摺動面には、ゴム製のシール部材(不図示)が設けられているが、シリンダチューブ5aとの摩擦により該シール部材が損傷してしまうと、ボトム室5dに供給された作動油が、摺動面を伝ってロッド室5eにリークしてしまう(図7参照)。作動油がリークしてロッド室5eに溜まると、ピストン5bがストロークエンドまで摺動できなくなり、ストロークの途中でロッド6cが伸長し始めるといった順序動作不良が発生する。
従来の油圧システム1Cでは、ユーザが目視により順序動作不良を確認することで作動油のリークを発見していたため、順序動作不良がピストン5bのストロークエンド直前で発生するような初期段階のリークを発見することはできなかった。このため、従来の油圧システム1Cでは、リークした作動油の量が増えて順序動作が大きく崩れ、インナマスト4が天井にぶつかる等の不慮の事故を招くおそれがあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その課題とするところは、初期段階における作動油のリークを発見することができる油圧システムおよび該油圧システムを備えたフォークリフトを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る油圧システムは、シリンダチューブと、シリンダチューブ内を上下に摺動するピストンと、ピストンの上面に延設されたロッドとを有し、シリンダチューブ内のピストン下方にボトム室が形成され、ピストン上方にロッド室が形成された第1油圧シリンダおよび第2油圧シリンダと、第2油圧シリンダを介して第1油圧シリンダのボトム室に作動油を供給する油圧装置とを備え、第1油圧シリンダの動作圧力が第2油圧シリンダの動作圧力よりも低い油圧システムであって、油圧装置は、第1油圧シリンダのピストン摺動量を検出する第1検出手段と、第2油圧シリンダのピストン動作を検出する第2検出手段と、第1油圧シリンダの最大ピストン摺動量が予め記憶されており、第2検出手段でピストン動作が検出されたときに、第1検出手段で検出されたピストン摺動量が最大ピストン摺動量に達しているか否かに基づいて、第1油圧シリンダのボトム室からロッド室への作動油のリークの有無を判定するリーク判定手段と、リーク判定手段でリークがあると判定された場合に警告を発する警告手段と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、第1検出手段および第2検出手段により第1油圧シリンダのピストン摺動量および第2油圧シリンダのピストン動作を検出することで、順序動作不良の発生を確実に検出することができる。そして、この構成によれば、順序動作不良の発生が検出されると、リーク判定手段によりリークがあると判定され、警告手段により警告が発せられるので、初期段階における作動油のリークを発見することができる。
上記油圧システムは、例えば、第1油圧シリンダが設けられ、かつ第2油圧シリンダにより昇降される第1マストと、第2油圧シリンダが設けられた第2マストとを含む複数のマストをさらに備えた場合、第2検出手段は、複数のマストのうち第2マストを除く一のマストの昇降動作を検出することで、第2油圧シリンダのピストン動作を検出することが好ましい。
上記油圧システムの警告手段は、例えば、リーク判定手段でリークがあると判定された場合に警告のメッセージを表示するディスプレイや、リーク判定手段でリークがあると判定された場合に発光状態が変化する発光灯とすることができる。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るフォークリフトは、上記いずれかの油圧システムを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、初期段階における作動油のリークを発見することができる油圧システムおよび該油圧システムを備えたフォークリフトを提供することができる。
本発明の第1実施形態に係る油圧システムの概略構成図である。 本発明の第1実施形態に係る油圧システムを備えたフォークリフトの側面図である。 本発明の第1実施形態に係る油圧システムの概略側面図であって、(A)は作動油のリークがない場合の図、(B)は作動油のリークがある場合の図である。 本発明の第2実施形態に係る油圧システムの概略側面図であって、(A)は作動油のリークがない場合の図、(B)は作動油のリークがある場合の図である。 (A)→(B)→(C)の順に行われる、従来の油圧システムの順序動作を示す概略側面図である。 従来の油圧システムの概略構成図である。 作動油がリークした状態を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る油圧システムおよび該油圧システムを備えたフォークリフトの好ましい実施形態について説明する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態に係る油圧システムについて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る油圧システム1Aは、第1油圧シリンダ5と、左右一対の第2油圧シリンダ6A、6Bと、第1油圧シリンダ5および第2油圧シリンダ6A、6Bに作動油を供給する油圧装置10Aとを備えている。
第1油圧シリンダ5は、内部ドレン型の油圧シリンダであり、シリンダチューブ5aと、該シリンダチューブ5a内を上下に摺動するピストン5bと、該ピストン5b上面に延設されたロッド5cとを有している。また、第1油圧シリンダ5には、シリンダチューブ5a内のピストン5b下方にボトム室5dが形成され、ピストン5b上方に位置するシリンダチューブ5aとロッド5cとの間にロッド室5eが形成され、ロッド5c内部に内部室5fが形成されている。ロッド室5eには、クッション油5gが入れられている。
第2油圧シリンダ6A、6Bは、第1油圧シリンダ5と同様に、シリンダチューブ6a、ピストン6b、ロッド6c、ボトム室6dおよびロッド室6eを有している。第2油圧シリンダ6Aのロッド6cには、作動油を通流させる流路6hが形成されている。
第2油圧シリンダ6A、6Bは、動作圧力が第1油圧シリンダ5よりも高くなるように、シリンダチューブ6aの内径がシリンダチューブ5aの内径よりも小さく、ピストン6bの受圧面積がピストン5bの受圧面積よりも小さくなっている。
第1油圧シリンダ5および第2油圧シリンダ6A、6Bは、第1配管19aおよび第2配管19bを介して相互に接続されている。具体的には、第1油圧シリンダ5のボトム室5dが、第1配管19aを介して第2油圧シリンダ6Aのロッド6cに接続されており、第2油圧シリンダ6Aのボトム室6dが、第2配管19bを介して第2油圧シリンダ6Bのボトム室6dおよび油圧装置10Aに接続されている。
油圧装置10Aは、作動油の流れを制御するコントロールバルブ11と、作動油が貯留された作動油タンク12と、該作動油タンク12の作動油を吸引して吐出する油圧ポンプ13と、該油圧ポンプ13を駆動する油圧モータ14とに加えて、さらに、第1検出手段15、第2検出手段16、リーク判定手段17および警告手段18を有している。
第1検出手段15は、第1油圧シリンダ5におけるピストン5bの摺動量(ピストン摺動量)を検出するためのエンコーダであり、シリンダチューブ5a上端のロッド5c近傍に設けられている。第1検出手段15は、ロッド5cの伸長量を検出することで、ピストン5bの摺動量を検出している。ロッド5cの伸長量は、ロッド5cが最も縮んだ状態(ピストン5bの摺動量がゼロの状態)を基準値としたときの、該基準値からの変化量である。第1検出手段15で検出されたピストン5bの摺動量は、リーク判定手段17に出力される。
第2検出手段16は、第2油圧シリンダ6Bにおけるピストン6bの摺動動作(ピストン動作)の有無を検出するためのセンサであり、第2油圧シリンダ6Bのシリンダチューブ6a上端のロッド6c近傍に設けられている。第2検出手段16は、ロッド6cの伸長動作の有無を検出することで、ピストン6bの摺動動作の有無を検出している。第2検出手段16で検出されたピストン6bの摺動動作の有無は、リーク判定手段17に出力される。
リーク判定手段17は、第1検出手段15および第2検出手段16の検出結果(順序動作不良の発生の有無)に基づいて、第1油圧シリンダ5のボトム室5dからロッド室5eへの作動油のリークの有無を判定するためのものであり、第1油圧シリンダ5の最大ピストン摺動量(ピストン5bのストロークエンドにおける摺動量)が予め記憶されたメモリを有している。
リーク判定手段17は、第2検出手段16でピストン6bの摺動動作が検出されたときに、第1検出手段15で検出されたピストン5bの摺動量が最大ピストン摺動量に達していなければ(順序動作不良が発生していれば)、リークがあると判定し、第1検出手段15で検出されたピストン5bの摺動量が最大ピストン摺動量に達していれば(順序動作不良が発生していなければ)、リークがないと判定する。
警告手段18は、リーク判定手段17でリークがあると判定された場合に、警告のメッセージを表示するディスプレイである。これにより、ユーザはリークが発生したことを視覚的に認識することができる。
図2に、油圧システム1Aを備えたフォークリフト100の側面図を示す。
同図に示すように、フォークリフト100は、車体101の前部に取り付けられたアウタマスト3(本発明の「第2マスト」に相当)と、アウタマスト3の内側に設けられたインナマスト4(本発明の「第1マスト」に相当)とからなる2段式のマストを備えている。
図3(A)に示すように、インナマスト4には、フォーク8付きのリフトブラケット7を昇降させるために第1油圧シリンダ5が設けられており、アウタマスト3には、インナマスト4を昇降させるために左右一対の第2油圧シリンダ6A、6Bが設けられている。
かかる2段式のマストを備えたフォークリフト100では、第1油圧シリンダ5においてボトム室5dからロッド室5eへの作動油のリークが発生していない場合、第2検出手段16でピストン6bの摺動動作が検出されたときにロッド5cは伸長しきっているので、第1検出手段15で検出されるピストン5bの摺動量は最大ピストン摺動量になる(図3(A)参照)。この場合、リーク判定手段17でリークがないと判定される。
一方、作動油のリークが発生している場合、第2検出手段16でピストン6bの摺動動作が検出されたときにロッド5cは伸長しきっていないので、第1検出手段15で検出されるピストン5bの摺動量は最大ピストン摺動量未満になる(図3(B)参照)。この場合、リーク判定手段17でリークがあると判定され、警告手段18で警告のメッセージが表示される。
結局、本実施形態に係る油圧システム1Aを備えたフォークリフト100では、第1検出手段15によりピストン5bの摺動量を検出し、第2検出手段16によりピストン6bの摺動動作を検出することで、順序動作不良の発生を確実に検出することができる。
そして、本実施形態に係る油圧システム1Aを備えたフォークリフト100では、順序動作不良の発生が検出されると、リーク判定手段17によりリークがあると判定され、警告手段18により警告のメッセージが表示されるので、初期段階における作動油のリークを発見することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る油圧システムについて説明する。
図4(A)に示すように、本実施形態に係る油圧システム1Bは、第2検出手段16として、ロッド6cの伸長動作を直接検出するためのセンサに替えて、アウタマスト3に対するインナマスト4の昇降動作(上昇量)を検出するためのエンコーダを備えた点において、第1実施形態に係る油圧システム1Aと相違している。
第2検出手段16であるエンコーダは、アウタマスト3とインナマスト4とに挟まれるようにインナマスト4下部に設けられており、アウタマスト3に対するインナマスト4の昇降動作を検出することで、ピストン6bの摺動動作を検出している。
本実施形態に係る油圧システム1Bでは、作動油のリークが発生していない場合、第2検出手段16でインナマスト4の昇降動作が検出されたときにロッド5cは伸長しきっているので、第1検出手段15で検出されるピストン5bの摺動量は最大ピストン摺動量になる(図4(A)参照)。この場合、リーク判定手段17でリークがないと判定される。
一方、作動油のリークが発生している場合、第2検出手段16でインナマスト4の昇降動作が検出されたときにロッド5cは伸長しきっていないので、第1検出手段15で検出されるピストン5bの摺動量は最大ピストン摺動量未満になる(図4(B)参照)。この場合、リーク判定手段17でリークがあると判定され、警告手段18で警告のメッセージが表示される。
結局、本実施形態に係る油圧システム1Bでは、第1検出手段15によりピストン5bの摺動量を検出し、第2検出手段16によりインナマスト4の昇降動作(ピストン6bの摺動動作)を検出することで、順序動作不良の発生を確実に検出することができる。
そして、本実施形態に係る油圧システム1Bでは、順序動作不良の発生が検出されるとリーク判定手段17によりリークがあると判定され、警告手段18により警告のメッセージが表示されるので、初期段階における作動油のリークを発見することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記構成に限定されるものではなく、種々の変形例が考えられる。
上記各実施形態では、警告手段18として、リーク判定手段17でリークがあると判定された場合に警告のメッセージを表示するディスプレイを用いているが、これに替えて任意の警告手段を用いることができ、例えば、リーク判定手段17でリークがあると判定された場合に発光状態が変化する発光灯を用いることができる。
また、上記各実施形態では、第1検出手段15としてエンコーダを用いているが、ピストン5bの摺動量を検出できるものであれば、任意の検出手段を用いることができる。例えば、ピストン5bの摺動量が最大ピストン摺動量に達したかどうかを検出するセンサを用いてもよい。
さらに、第1検出手段15や第2検出手段16を設ける位置は、任意に変更することができる。
また、上記第1実施形態では、油圧システム1Aを設けたフォークリフトとして、アウタマスト3およびインナマスト4からなる2段式のマストを備えたフォークリフト100を例に挙げて説明したが、図5に示すような3段式のマストを備えたフォークリフトに油圧システム1Aを設けてもよい。
なお、3段式のマストを備えたフォークリフトに油圧システム1Bを設ける場合、第2検出手段16であるエンコーダは、アウタマスト3に対するミドルマスト20の昇降動作からピストン6bの摺動動作(ロッド6cの伸長動作)を検出することができるように、アウタマスト3とミドルマスト20との間に設けることが好ましい。
1A、1B、1C 油圧システム
3 アウタマスト
4 インナマスト
5 第1油圧シリンダ
5a、6a シリンダチューブ
5b、6b ピストン
5c、6c ロッド
5d、6d ボトム室
5e、6e ロッド室
5f 内部室
5g クッション油
6A、6B 第2油圧シリンダ
6h 流路
7 リフトブラケット
8 フォーク
10A、10C 油圧装置
11 コントロールバルブ
12 作動油タンク
13 油圧ポンプ
14 油圧モータ
15 第1検出手段
16 第2検出手段
17 リーク判定手段
18 警告手段
19a 第1配管
19b 第2配管
20 ミドルマスト

Claims (5)

  1. シリンダチューブと、前記シリンダチューブ内を上下に摺動するピストンと、前記ピストンの上面に延設されたロッドとを有し、前記シリンダチューブ内の前記ピストン下方にボトム室が形成され、前記ピストン上方にロッド室が形成された第1油圧シリンダおよび第2油圧シリンダと、
    前記第2油圧シリンダを介して前記第1油圧シリンダのボトム室に作動油を供給する油圧装置とを備え、
    前記第1油圧シリンダの動作圧力が前記第2油圧シリンダの動作圧力よりも低い油圧システムであって、
    前記油圧装置は、
    前記第1油圧シリンダのピストン摺動量を検出する第1検出手段と、
    前記第2油圧シリンダのピストン動作を検出する第2検出手段と、
    前記第1油圧シリンダの最大ピストン摺動量が予め記憶されており、前記第2検出手段で前記ピストン動作が検出されたときに、前記第1検出手段で検出されたピストン摺動量が前記最大ピストン摺動量に達しているか否かに基づいて、前記第1油圧シリンダのボトム室からロッド室への前記作動油のリークの有無を判定するリーク判定手段と、
    前記リーク判定手段でリークがあると判定された場合に警告を発する警告手段と、
    を有することを特徴とする油圧システム。
  2. 前記第1油圧シリンダが設けられ、かつ前記第2油圧シリンダにより昇降される第1マストと、前記第2油圧シリンダが設けられた第2マストとを含む複数のマストをさらに備え、
    前記第2検出手段は、前記複数のマストのうち前記第2マストを除く一のマストの昇降動作を検出することで、前記第2油圧シリンダのピストン動作を検出することを特徴とする請求項1に記載の油圧システム。
  3. 前記警告手段は、前記リーク判定手段でリークがあると判定された場合に、警告のメッセージを表示するディスプレイであることを特徴とする請求項1または2に記載の油圧システム。
  4. 前記警告手段は、前記リーク判定手段でリークがあると判定された場合に、発光状態が変化する発光灯であることを特徴とする請求項1または2に記載の油圧システム。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の油圧システムを備えたことを特徴とするフォークリフト。
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